ベジータ「今日はここまでにするか」(44)

ベジータ「もうそろそろ俺は限界だ・・・ハァ・・・ハァ・・・」


悟空「そ、そうだな・・・・オラももう疲れたぞ・・・」


ブルマ「全く・・・・あんたたち働きもせず修行ばっかりできるわね・・・」


悟空「やべぇ、もう晩飯の時間じゃねぇか!
   おらハローワーク行ってることになってんだ!!
   早くけぇらねぇと!!」シュンッ

ベジータ「ふん、瞬間移動なんぞ使いおって・・・」


ブルマ「あら、孫君来るとき筋斗雲乗ってきてなかった?」


ベジータ「ああ、あそこの雲か・・・」


ブルマ「まぁ、孫君いっぱい持ってるし
    カリン様とこ行けば沢山あるしね。」

ブルマ「・・・・・・・・・」ピョンッ

ドカッ!!

ブルマ「いったーっい!! やっぱりあたしは乗れないのね・・・」


ベジータ「ハッハッハ!! 雲にも乗れないのか!!」


ブルマ「あら、筋斗雲って純粋な人しか乗れないのよ!」


ベジータ「ふん、こんなもの簡単だ!!」ピョンッ

ドカッ


ベジータ「な・・・・なに・・・」


ブルマ「言ったでしょ! 私やアンタじゃ乗れないの!」


ベジータ「そんなバカな・・・トランクス!! ちょっと乗ってみろ!!」


トランクス「いいよぉ!!」ピョン


トランクス「わぁー! 気持ちいいや!!」ピューーーーン

ベジータ「・・・・・・クソッタレ・・・・」プルプル


ブルマ「ま、乗りたかったら今から純粋な人格を目指すことね」


ベジータ「このベジータ様にできないことはない! 
     今から特訓する!!」

ブルマ「だ・か・ら! 特訓だけじゃどうにもなんないんだって・・・」

1か月後


ベジータ「・・・ハァ・・・ハァ・・」


ベジータ「1000倍重力で特訓しても、かすりもしない・・・」


ベジータ「どうなってやがる・・・・」


ブルマ「ちょっとー!! 孫君来てるわよー!!」


ベジータ「カカロット!」

悟空「よう、いい店見つけたんだけど一緒に行かねぇか?」


ベジータ「悪いが今日はそういう気分じゃないんだ」


悟空「そうか、じゃぁオラ一人で行ってくるかな」


ベジータ「ところで貴様・・・その・・・・雲・・・」


悟空「ああ、筋斗雲のことか?」


ベジータ「その雲に乗ってる間、何を考えてやがる!!」

悟空「考えるって・・・そうだな・・・」


悟空「難しいな・・・・あんまりそういうのは考えたことねぇぞ」


ベジータ(なるほど・・・無心って訳だな・・)


悟空「おめぇ・・・ひょっとして乗れねぇのか?」


ベジータ「・・・・・・」コクッ


悟空「ひゃぁ~!!!おめぇ筋斗雲も乗れねぇのかwww」

ベジータ「う、うるさい!!」


悟空「悟飯なんて、生まれてすぐに乗ってたぞw」


ベジータ「な・・・・」


悟空「ま、行かねんならオラ行ってくるぞ」


悟空「そうそう、筋斗雲で行くとこれがまた
   女受けがいんだよ!!」

ベジータ「な・・・・なに・・・・」

悟空「じゃあな!! おめぇも頑張って筋斗雲マスターしてくれよ!!」ブシューーーーン


ベジータ「・・・・・・・・・・・クソッタレ・・・・・」

ブルマ「あんたさぁ、特訓じゃどうにもなんないんだから、
    ボランティアとかして心を清めたほうがいんじゃないの?」


ベジータ「な、なんで俺がそんなことを」


ブルマ「筋斗雲は清らかな心を持った人じゃないと乗れないのよ・・・」


ブルマ「あんたは元が極悪人だから、それぐらいやらないと
    多分乗れないんじゃないの?」


ベジータ「ボランティアか・・・・」

1か月後

ベジータ「ふぅ、だいぶここも片付いたぞ!!」


作業員「ベジータさん、次あっちのブロックのゴミ拾い行きますんで!!」


ベジータ「あ、はい! 分かりました!!」

ベジータ「フッフッフ・・・・これだけ地域に貢献すれば・・・・」


男「ふんふん♪」ポイッ


ベジータ「貴様ぁ!!! 今ポイ捨てしたろぉぉっぉぉ!!!」


男「ひぃぃぃぃぃごめんなさい!!!」

筋斗雲「・・・・・・・・・」プカプカ


ベジータ「・・・・・・・・・」ツンツン


ベジータ「・・・・・・・・・・ゴクリ」


ベジータ「・・・・・・・・・フゥゥゥ」


ベジータ「ハァァァァァァァッァァァァッァ!!!!」シュインシュインシュイン!!!!

ピョンッ!!

ドスンッ!!!


ベジータ「な・・・・・・」


筋斗雲「・・・・・・・・・w」プカプカ


ベジータ「クソッタレェェェェェェェェェェェ!!!!!」


ブルマ「あんた・・・・空飛べんのにまだ乗りたがってるわけ?」


ベジータ「う、うるさい!!」


ブルマ「そういえばさ、あんたナメック星で暴れなかった?」

ベジータ「そういえば・・・・何人か・・・殺った・・」


ブルマ「あちゃぁ~、それは乗れないわよ」


ベジータ「あ、あとナッパも・・・・」


ブルマ「じゃぁさ、ドラゴンボールで生き返らせて謝れば?」


ベジータ「な、なにぃ?」

ブルマ「そうじゃないと、筋斗雲なんて一生乗れないと思うんだけど」


ベジータ「た、確かに・・・・」


ベジータ「仕方ない・・・・・ドラゴンボール集めてくる・・・」

ベジータ「よし・・・・そろったぞ・・・・」


ブルマ「それじゃぁ・・・・呼ぶわよ・・・・」


ブルマ「出でよ神龍!!! そして願いを叶えたまえ!!!!」


ゴオオオオオォォォォォォl!!!!!


神龍「さぁ願いを言え・・・どんな願いもふたつだけ叶えてやろう・・・・」


ベジータ「・・・・・・・・・・・」


ブルマ「さ、ベジータ言うのよ!!」

ベジータ「・・・・・・・・」ゴクッ


ベジータ「この俺を・・・・筋斗雲に乗れるようにしてくれ!!!!!」


ブルマ「えぇぇぇぇ!!! ま、確かに・・・・」


神龍「それはできぬ・・・・私の力を超えている・・・・」


ベジータ「な・・・・・」


神龍「さぁ・・・・早く・・・・願いを言え・・・・」

ベジータ「仕方ない・・・・」


ベジータ「この俺が殺したナメック星人達と、ナッパを生き返らせてくれ!!」


神龍「容易い願いだ・・・・どれ・・・・」


神龍「その者たちは生き返った・・・次の願いを言え・・・・」


ベジータ「いや、一つでいい。」


神龍「そっか。じゃぁな・・・・・」ゴオォォォォォォォォ

ナメック星人「ここは・・・・・」


ナッパ「あれ・・・俺は確かベジータに・・・・」


ベジータ「・・・・・・・・・・」


ナメック星人「あ、あいつは・・・・」


ナッパ「ベジータァァァァァl!!! 」

ベジータ「す・・・・す・・・・」


ベジータ「すまなかった!!!」


ナメック星人「な、何を今更!!!」


ベジータ「き、気の済むまで殴ってくれ・・・・」


ナッパ「な・・・・」


ベジータ「むしろ・・・・殺せ・・・・殺してくれ・・・」


ナメック星人「そ、そんなこと急に言われても・・・・」

ナッパ「お前・・・本当にベジータか?」


ベジータ「あの時は・・・・すまなかった・・・・」ドゲザァ


ナメック星人「まぁ生き返らせたのもあいつらしいし・・・・」


ナメック星人「我々は、ナメック性に帰れればそれでいい。」


こうしてナメック星人たちは悟空の瞬間移動でナメック性に、

ナッパはカプセルコーポレーションに雇われることとなった。

筋斗雲「・・・・・・・・・・・」プカプカ


ベジータ「はああああぁぁぁぁ!!!!」シュインシュインシュイン


ベジータ「これが・・・・今の俺の・・・・フルパワーだ・・・」シュインシィン


ベジータ「とうぅっ!!!」ピョンッ


ドスンッ!!!

筋斗雲「・・・・・・・w」プカプカ


ベジータ「ダメか・・・・・」


ナッパ「見てくれよベジータ!! やっと超サイヤ人になれたぜ!!  
    髭が金色になっちまったぜ!!!」シュインシィンシュイン


ベジータ「・・・・・・・・・」


ナッパ「どうしたんだ? 落ち込んで・・・?」


ベジータ「実はな・・・・・」

ナッパ「へぇ・・・・この雲がねぇ・・・・」ツンツン


ナッパ「ベジータがそこまで改心して乗れねぇってことは・・・」


ナッパ「俺なんか到底乗れねぇよな・・・っと!!!」ピョン


フワァッ 

ピタッ


ベジータ「な・・・・なにぃ!!!!!!」

ナッパ「あれ・・・・乗れちまったぜ!!!」ピュイーーーーン


ベジータ「な・・なぜだ・・・・」


ナッパ「いっけぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!」ピュイーーーン


ナッパ「こいつはいいぜ!!! 自分のスピードで気を使わずに
    飛ぶから全然疲れねぇや!!!」ピュイーーーン


ベジータ「クソッタレ・・・・・」

ベジータ(ひょっとして・・・・馬鹿しか乗れないのか・・・・?)


ベジータ(いや・・・悟飯は確か頭はいいからな・・・・)


ベジータ(しかし・・・・ナッパがなんで・・・・・)


ナッパ「ヒャッハァァァァァァl!!!」ピュイーーーーン


ベジータ「もういい・・・・もういいよ・・・・」

3日後

ブルマ「あれから家に戻ってきてないけど・・・」


ナッパ「すんません、調子に乗って筋斗雲ではしゃぎすぎて・・・」


ブルマ「いいのよ、どうせ家に居ても修行してるだけだし。」


ブルマ「そのうち帰ってくるわ」


ナッパ「だといんですが・・・・」


トランクス「ナッパさん!!! 超サイヤ人3に変身して見せて!!!」


ナッパ「いいぜぇぇぇ・・・・・ハァァァァァァ!!!」ブオンブオンブオン


トランクス「す、すげぇぇぇl!!! いきなり毛が生えたぁぁぁ!!!」

ベジータ「俺は・・・・サイヤ人の・・・・王子・・・」テクテク


ベジータ「筋斗雲・・・・筋斗雲・・・」テクテク


ベジータ「・・・・・・・・クソッタレ・・・・」テクテク


ベジータ「・・・・・・ん?」


猫「にゃーん」

男「ふんふん♪」ブウゥゥゥン


猫「ニャ?」ピョン


男「あぶねぇぇぇぇぇぇl!!」キキィィィィ


ドゴォォォォォォン


シュゥゥゥゥゥゥゥゥ

男「ち・・・轢いちまったか・・・・ん?」


男「く・・・・車が・・・・止まってる・・・」


ベジータ「貴様・・・・どこを見て運転してやがる!!!」


男「て、てめぇのネコか? この野郎!!」


ベジータ「ふん!!」バゴォッォォォ


男「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁ」

猫「にゃーーん。にゃーーん」


ベジータ「無事でよかった・・・・」


猫「にゃーん」スリスリ ゴロゴロ


ベジータ「うちに連れて帰るか。沢山動物いるしな・・・」ブシューン

ブルマ「あら、帰ってきたの。その猫は?」


ベジータ「さっき拾った。あとは任せたぞ」


ブルマ「珍しいこともあるわね・・・あ、そうそう、
    筋斗雲なら庭に置いてるわよ」


ベジータ「ふん」

筋斗雲「・・・・・・・・・・・」プカプカ


ベジータ「結局この雲には乗れなかったか・・・・」ドスッ


ナッパ「べ、ベジータ!!!それ・・・・」


ベジータ「ん?」


ナッパ「筋斗雲に座ってる・・・」


ベジータ「!?」


ナッパ「乗れるようになったんじゃ・・・?」


ベジータ「・・・・・・・・・」ピタッ


ベジータ「・・・・・・・・・・」ピュイーーーーーン

ベジータ「や、やったぞ!!!!」ピュイーーーーーン


ベジータ「なぜかわからんが・・・・乗れたぞ!!!!」ピュイーーーン


ベジータ「ハーーーハッハッハッハ!!!!」ピュイーーン


ナッパ「嬉しそうだなw」


ベジータ「このベジータ様に不可能はないぞっぉぉ!!!!」ピュイーーーン

悟空「どうだぁ?筋斗雲の上の駅弁ファックは?」パンパン


ベジータ「最高だ・・・・この開放感がたまらん・・・」パンパン


女の子A「こ、この高さ・・・イッちゃう・・・・」


女の子B「ああぁぁぁぁ・・・・降ろしてぇぇぇぇ」


ベジータ「よぉし・・・そろそろフィニッシュと行くかぁ!!!しっかり捕まっとけぇ!!」パンパン


悟空「よぉし・・・オラも・・・・行くぞおぉぉぉぉ!!!」パンパンパン


カリン「・・・・・・・・・・・・・」


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