もううざい

幼「……誰？」

許嫁「はい、私は今日から男の許嫁になりました許嫁です！」

幼「ねぇ、どゆこと？」ｸﾞｲｸﾞｲ

男「いや、初耳だし、あと耳引っ張るな痛い」

許嫁「どなたか知りませんが私の旦那様に暴力するのはやめてください」

幼「……これ、暴力なの？」

男「見方によっては」

>>4





















お前がな

男「あー、とにかく上がりなよ」

幼「え、ちょっと、本気？」

男「まぁ、許嫁？らしいし」

幼「……ぅー」

男「え、なんで唸るの」

幼「べっつに」

男「と、とりあえず、どうぞ」

許嫁「はい！」

あ、なんか前スレあったんだ、すまんかった

なんで400から這い上がってくるんだよ

男「とりあえずお茶でも飲みますか？」

許嫁「あ、私が淹れますよ」

許嫁「あなたはそこで座っててくださいね」

男「あ、あなた……」ﾄﾞｷﾄﾞｷｯ

幼「……むっ」

許嫁「ふんふんふふふーん」ｺﾎﾟｺﾎﾟ

男「なんか斬新だ」

幼「いきなり家に自称許嫁がやってくる状況が斬新でない男ン家って何？」

男「それもそうだな、てかなんでそんな不機嫌なんだよ……あ、もしかして中断しっぱの3Gが気になるか」

幼「もう電源切って充電してる」

男「あー……そうか」

許嫁「お待たせっ」

幼「さっきまで丁寧語だったのに」

許嫁「丁寧語を使う夫婦なんていませんよ」

男「確かに」

幼「納得するな」

許嫁「はい、あなたどうぞ」

男「あ、ぅ……どうも」

許嫁「幼さんもどうぞ」

幼「…………」

男「お、うまい」ｽﾞｽﾞｰｯ

幼「」ｲﾗｲﾗ

許嫁「おいしい？よかったっ」

幼「ねぇ」

許嫁「はい？なんですか？」

幼「なんで許嫁がいきなり男のとこに来るの」

許嫁「なんでと言われても……」

幼「こんなのおかしい」ｲﾗｲﾗ

男「まぁ、ちょっと落ち着け、幼」

幼「なんでそんなに冷静なのさ」

男「いや、かなり緊張、というかドキドキしてる」

幼「……っ」

男「まぁ、でも俺も聞きたいことは山ほどある」

幼「どんどん聞け、口が筋肉痛になるぐらい聞け」

男「許嫁さん、は、初対面のはずだ、何故いきなり俺んちに来たの？」

許嫁「許嫁だからです」

男「いつから？」

許嫁「今日からです」

男「だれが決めたの？」

許嫁「私ですっ」

幼「だめだ、話にならん」

男「お前がいうな」

幼「言いたくもなるわっ！」

男「うぉうっ、あぶね、茶が」

幼「だってさだってさ、こんなのただの電波じゃん！」

男「こら、人に指差してそういうこというんじゃありませんっ」

幼「否定はしないんだ」

男「あ……」

許嫁「……私、変、ですか？」

幼「はい」

男「ぅおいっ！」

幼「許嫁とは婚約した相手、フィアンセのことを差す」

男「うん、携帯の辞書を使ったな」

幼「うるさいっ」ﾎﾟｶｯ

男「いたっ」

幼「で、あなたは許嫁を主張しているが、男は婚約なんて誰ともしていない」

男「なんで幼が言い切れるんだよ」

幼「素人ＤＴの男に許嫁なんかできるわけがない」

男「ぐっ……いやまて素人じゃないぞ」

幼「ＡＶとエロゲの知識で胸張るな」

男「」ｸﾞｻｯ

幼「つまり、あなたは男の許嫁ではない」

許嫁「……」

幼「どうだ」

男「なに偉そうに無い乳張ってしてやったぜ！みたいな顔してるんだ」

幼「そろそろ本気で蹴るぞ」

男「うるせぇ、言いたい放題言いやがって」

幼「事実じゃん」

男「お前の貧乳もな」

幼「貧乳とＤＴを比べるな」

許嫁「許嫁です」

男「え？」

幼「あぁっ？」

男「さっきからなんでそんな喧嘩腰なんだよ」

幼「うるさい、この鈍感にぶちん素人ＤＴ」

男「くそぅ！」

許嫁「ちゃんと婚約してます、私」

幼「せっかく夫婦漫才で出番減らしてあげてるんだからさ、そのまま影のようにいなくなればいいのに」

男「おい、いくらなんでも言い過ぎだ」

許嫁「私はずっとここにいますよ」

幼「……っ」

許嫁「だって許嫁ですから」

幼「何よ何よっ」

許嫁「男は私の旦那様です」

幼「男は私の幼馴染みなの」

許嫁「それに何の問題も無いじゃないですか」

幼「……ぅ」

許嫁「ね？あなた？」

男「ぅ、う……うーん……」

男「じゃあ一つ聞いてもいいか？」

許嫁「うん、なに？」

男「俺が婚約した証拠って、ある？」

許嫁「……」

幼「ほれみろ」

許嫁「…………あります」

幼「え」

男「あるの？」

許嫁「でも今はないの」

幼「意味わかんない」

許嫁「無くしちゃったから」

幼「じゃあないんじゃん」

許嫁「でもきっと戻るよ」

男「それはいつ？」

許嫁「……そのうち？」

幼「今すぐだせないならそれは嘘だ」

許嫁「嘘じゃないです」

幼「嘘だ」

許嫁「違います」

男「あー、もうわかったわかった」

男「とにかく、今日は二人とも帰るんだ」

幼「え、あたしも？なんで」

男「もう遅い」

幼「こんなんいつもじゃん」

男「とにかく、もう遅いから、また明日改めよう」

許嫁「あなたがそう言うなら、今日は帰ることにします」

男「あと、証拠見つかるまであなたって呼び方禁止で」

許嫁「っ……わかりました、じゃあ普通にします」

許嫁「じゃあ今日はこの辺で、また明日」

幼「やっと帰ったか」

男「おまえも帰るんだ」

幼「なんでさ」

男「だから遅いからだ」

幼「隣じゃん」

男「隣でもだ」

幼「……夜まで付き合ってあげるよっ」ﾎﾞｿｯ

男「いらんわっ」

幼「どーせ誰も帰ってこないじゃん」

男「それとこれとは別、てか少しは危機感をだな」

幼「何を今さら」

男「まぁ確かに今さらだが」

幼「もういい、今日は泊まるから」

男「なんでそうなる」

幼「うちも誰もいない」

男「いやでもだな」

幼「食事、電気、水道、ガスの節約」

男「うちにたかるなよ……」

幼「うちよりカネモ」

男「いやそうかもしれんけど」

幼「筆下ろし、したげるよっ」ﾎﾞｿｯ

男「よ、余計なお世話だ！」ﾄﾞｷﾄﾞｷｯ

幼「つまらん」

男「とかいいながら顔は楽しそうだが」

幼「とりあえずお風呂借りるから」

男「あ、こらっ……まったく」

男「晩飯作るか……」

幼「期待してます」

男「風呂はやっ、そしてタオル一枚！」

幼「考えたら服持ってきてなかった……下着もね」

男「えっ……いやいやいやっ」

幼「服貸して」

男「サイズ合わんだろ、元の着てとりにかえれよ、てかもう帰れよ」

幼「無理、洗濯機かけた」

男「ひとんちのを次から次へと」

幼「大丈夫、パンツわけたりとかしてないから、纏めて洗濯したから節水は万全」

男「自分ちで気を遣え」

幼「というわけで、服貸して、料理代わるからとってきて」

男「まぁ服はいいけど下着は」

幼「男のパンツでいいよ」

男「よくないだろ！」

幼「どうせボクサーだろ」

男「まぁ、ボクサーだけど」

幼「体育ん時はあたしもボクサー履くし、構わん構わん」

男「俺が構うわっ……新品あったからとってきてやるよ」

幼「え、くれんの？」

男「男もん欲しいの！？」

幼「節約節約」

男「無茶苦茶だろ……はぁ、フライパンよろしく」

幼「よろ」

男「……考えたらブラはどうすんだ」

幼「なんだそれ嫌みか」

男「いや、貧乳でも男の前でノーブラって……」

幼「男にみられたぐらいで乳首たたないから大丈夫だ、安心しろ」

男「なんか酷い……」

幼「しかし大きいな」ﾀﾞﾎﾞﾀﾞﾎﾞ

男「だからサイズが合わないと」

幼「男の匂いがする」ｸﾝｸﾝ

男「やめれ、脱がすぞ」

幼「そうか、男もとうとう貧乳にも欲情しだしたか」

男「ちゃうわ！もういい、ほら、飯にするぞ」

幼「待ってました」

男「いただきます」

幼「いただきます……うまい、明日から主夫として雇ってやろう」

男「ほう、金はあるのか？ないくせに」

幼「……か、体で……払い、ます……」ﾓｼﾞﾓｼﾞ

男「」ﾊﾟｸﾊﾟｸ

幼「無視すんな」

男「リアクションに困るんだよ」

幼「じゃあ早速、って連れ込んだらＤＴ卒業できるじゃん」

男「なんでＤＴ卒業を幼でせにゃならんのか」

幼「むかぁっ、選べる立場じゃないだろ」ﾎﾟｶｯ

男「痛い」

幼「あのさ」

男「ん？」

幼「あの自称許嫁はどうするの？」

男「どう、ってなぁ……」

幼「今日来たとき、すごい荷物背負った、間違いここに住む気だ」

男「まぁ部屋はあるからなぁ……」

幼「受け入れんの！？」

男「親父と相談はする、でもなぁ、うーん」

幼「初対面の電波ちゃんを許嫁として迎えちゃうとかマジキチ」

男「そうなんだけど、なんかほっとけないというか……ぶっちゃけ話が進まないじゃん？」

幼「進ませる気ないくせに」

男「まぁ、眠いのは眠い」

幼「今夜は寝かせないよっ」ﾎﾞｿｯ

男「いちいち耳元でやるのやめなさい、くすぐったい」

幼「ふーっ」

男「こらっ！」

幼「……結婚するの？」

男「許嫁って証拠がでてきたらわからんかもな」

幼「……いやだ」

男「なんでさ」

幼「入り浸れなくなる」

男「入り浸んな」

幼「あたしの唯一の安らぎを奪うのか」

男「普通自分の部屋じゃね？」

幼「わかったよ」

幼「もう男には期待しない」

男「？」

幼「こっちから攻めるから覚悟しとけ」

男「え……ちょ、えぇぇぇ…？」

幼「まずはその唇いただいた！！」

男「のわー」

幼「へへ…男ぉ……」

妄想でないSSとは何なのか

逃げたか

ほ？