1 :  ◆foQczOBlAI saga 2020年06月10日 (水) 23:52:43 ID: T17vK0t10

ピピピ……ピピピ……。

極めて電子的なアラームで目が覚める。いや、目は覚めているが意識は完全に覚醒はしていない。

いつもより朝が早いのもある。今日はＰと出かける予定があるから...

1 :  ◆foQczOBlAI saga 2020年05月14日 (木) 23:44:53 ID: g6AUxLRB0

あぁ、あっちいな。まだ五月だぞ。このまま夏に突入したら今年こそは脳が茹って死んでしまうかもしれない。

戻ったらまずパピコ食べよう、まだストックは十分にあったはず。贅沢に二本食いだ。
...

1 :  ◆foQczOBlAI saga 2020年01月19日 (日) 22:27:16 ID: BRDggD7b0

煙草はチェのレッドが一番旨い。彼がいつも言っていた。

事務所に一番近いコンビニ、ではなく少しだけ離れたコンビニに来た。今はそれが都合がよかった。それに、ここのコンビニ来たのには理由...

1 :  ◆foQczOBlAI sage 2019年06月10日 (月) 23:20:00 ID: H019NCNX0

「P、私は死ぬ前に海が見に行きたい」


事務所に来た俺の担当アイドル、池袋晶葉の開口一発目の言葉だった。

……またなにかに影響されたな。もう、ほんとこの子は影響されやすい...

1 :  ◆foQczOBlAI saga 2019年04月30日 (火) 23:39:21 ID: E1TQkRPL0

アイドルになり始めたときの私と今の私を比べてみると、それはそれは枕に顔をうずめたくなるものであった。

というのも自分への自信のなさからロボに頼り切ってしまっていたと感じる。

1 :  ◆foQczOBlAI saga 2019年03月31日 (日) 23:45:33 ID: wwyKhzBr0

眠れない。

その日はなぜか眠ることが出来なかった。

積み重なった小さな悩み、それが不安となって私の睡眠を妨害する。

布団を頭までかぶって瞼を閉じると不安はビジョンとな...

1 :  ◆foQczOBlAI saga 2019年03月14日 (木) 22:46:29 ID: cQ0XYiOG0

昨日はこがたんの誕生日、アンティーカのみんなでこがたんを祝った。

今日はこがたんと三峰の二人きりの誕生日会、二十歳になったからお酒とか買って飲もうって会！


「結華ー、お酒...

1 :  ◆foQczOBlAI saga 2019年02月28日 (木) 22:55:38 ID: xvL9+FVe0

晶葉「最近めっきり暖かくなったな」

頼子「日も長くなっているのを感じるね……」

晶葉「……平和だな」

頼子「……平和だね」

晶葉「いや、平和なのはいいことだ...

1 :  ◆foQczOBlAI saga 2019年01月31日 (木) 23:20:14 ID: hqZCAdX10

頼子（天才ロボ少女、池袋晶葉。私の同僚であり、大切な友達です）

頼子（トレードマークは知的な眼鏡、大きなリボンとツインテール、そして白衣）

頼子「晶葉ちゃん……、どうして白...

1 :  ◆foQczOBlAI sage saga 2019年01月16日 (水) 23:55:21 ID: 9gFlr2370

「結華のお誕生日会を開くばい」


きっかけはこがたんの一言だった。

なんだかんだで仲のいい私達「アンティーカ」は何の異議もなく集まる流れとなった。

...

1 :  ◆foQczOBlAI sage saga 2018年11月05日 (月) 23:59:01 ID: sPWKFtJo0

常になにかしらの隠し事を抱えているのが美貌の秘訣だなんて、私と同じ17歳のアイドルは言っていた。

ならば私は絶世の美女だ。

1 :  ◆foQczOBlAI 2018年08月29日 (水) 01:45:18 ID: tTZ11COq0

その日の目覚めはあまりいいものではなかったです。


というのも、大きな音によって無理矢理起こされたからです。


私の睡眠を妨害したバンバンバンと連続した爆発...

1 :  ◆foQczOBlAI saga 2018年07月09日 (月) 14:49:24 ID: 9GZaroLJ0

暑い、すごく暑い、とにかく暑い。

今日の暑さは私から思考力を奪い去っていきました。

短すぎる梅雨を終え、まさに季節は夏へと変貌しています。

いや、思えば梅雨が始...

1 :  ◆foQczOBlAI saga 2018年06月10日 (日) 01:19:58 ID: iSezCjGx0

正直な話、私は誕生日というものが好きではない。

誰がどれだけ祝ってくれたか、一種の友達検定のようなものだと認識してしまっている。

おおよそ華々しい青春とはかけ離...

1 :  ◆foQczOBlAI saga 2018年04月14日 (土) 22:53:47 ID: CukocDRT0

秋雲にはまりました！

・百合注意

・地の文あり

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1523714027

1 :  ◆foQczOBlAI sage saga 2018年03月16日 (金) 00:08:47 ID: ATGtnjHo0

それは遠い昔の記憶を呼び覚ます行為だった。

ゆさゆさと心地よい揺さぶりをかけられながら「起きて、起きてください」と繰り返される。

小学校のころ、母親に起...

1 :  ◆foQczOBlAI sage saga 2018年02月07日 (水) 02:48:57 ID: iM/gBa7S0

いつもと違うことはプロデューサーの元気が心なしか少ないことだけだった。

そんな彼を見て私は飲みに誘った。自分が飲みたかったという下心もあったが純粋に彼が弱みを見せていることが...

1 :  ◆foQczOBlAI saga 2017年08月16日 (水) 00:45:13 ID: ssbv78bn0

E-2で初風がやっと来てくれました！

一応『提督「妙高は空を見る」』、『提督「妙高との新婚生活」』と世界観を共有しています。

妙高とケッコンしていることだけわかっていれば大...

1 :  ◆foQczOBlAI saga 2017年12月15日 (金) 01:30:55 ID: x1T0rpkl0

知らず知らずの内に、と言うべきだろうか。

いい人なのはわかってる、私のために尽力してくれて、表でも裏でも私を支えてくれる大切な人。

だけど、ほんの少しだけだけど、不義理...

1 :  ◆foQczOBlAI saga 2017年06月10日 (土) 23:42:31 ID: ErRy9XPN0

私は激怒した。必ず、かの邪知暴虐のPの誤解を取り除かなければならぬと決意した。

ニヤニヤという形容詞がこの上なく似合う笑みを浮かべながらPがこちらを見てくる。くっ、そんな目で私...

1 :  ◆foQczOBlAI sage 2017年06月02日 (金) 02:42:54 ID: 3O4b/sAF0

モバＰ「晶葉、今度のライブで歌いたい曲とかある？」

晶葉「なんでもいいのか？」

モバＰ「なんでもってわけじゃないが」

晶葉「前から歌いたい曲があったんだ！...

1 :  ◆foQczOBlAI saga 2017年04月10日 (月) 02:49:41 ID: Psu0PX7V0

晶葉「さあ今週もこの時間がやってきたぞ！シンデレラ実験室！」

菜々「助手のナナでーす」

頼子「アシスタントの頼子です……」

菜々「いつも思うのですが助手とア...

1 :  ◆foQczOBlAI saga 2016年09月05日 (月) 22:55:26 ID: sZJm0y/w0

提督（俺は妙高にケッコンを申し込んだ。妙高はそれを受け入れてくれた。その日から俺たちは夫婦になった）

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1473083726

1 :  ◆foQczOBlAI saga 2016年12月13日 (火) 00:41:21 ID: RvoE8ANv0

・デレステコミュのネタバレを含みます。

・晶葉を一年以上待ち続けました。

・晶葉登場おめでとう。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1481557279

1 :  ◆foQczOBlAI saga 2016年11月22日 (火) 22:44:34 ID: HXqt/hb30

それは何気ない一日の出来事だった。


「晶葉、腕時計あげようか」

「急にどうした」

「いや、昨日家でさ、スケルトンの腕時計発見したんだ。昔使っていたやつ。そ...

1 :  ◆foQczOBlAI saga 2016年09月28日 (水) 01:11:38 ID: Tn5Y5VCw0

きっかけは10分早く起きたこと。

たまたま10分早く目が覚めて、そのまま10分早く家を出たら見慣れた猫背のスーツ姿が見えるじゃないか。

だから私は後ろから話しかけたんだ。
...

1 :  ◆foQczOBlAI saga 2016年08月30日 (火) 22:09:49 ID: Sp+nS1sP0

八月も終わりかけたある日。八月が終わるということはすなわち夏休みが終わってしまうということである。

はい、長いようで短い夏休みもついに終わってしまうんです。学校も嫌いじゃない...

1 :  ◆foQczOBlAI saga 2016年07月11日 (月) 00:38:52 ID: Z4FRw3Ym0

提督(うちの鎮守府の妙高はよく空を見上げている。

なんでもまだ艦だったときの記憶がそうさせているみたいだ。

昔こそ空を睨んでいたが今はそんなことはなく、ただの癖になってい...

1 :  ◆foQczOBlAI saga 2016年08月14日 (日) 00:05:44 ID: NG8B+i4M0

暑い、俺はそう呟いた。

暑い暑い、思えば思うほど暑くなる気がする。

暑い暑い暑い、しかし思考をとめることはできない。

暑い暑い暑い暑い、俺は俺に言いかけせ...

1 :  ◆foQczOBlAI saga 2016年06月21日 (火) 23:34:54 ID: cfO3vjX50

ある日の喫茶店。お洒落な店内にはお洒落な曲が流れてます。

そんな中で一息つく私はちょっと大人な気分です。注文したものはココアなんですけれど。

ココアだっていいじゃないです...