由比ヶ浜「え?違うの?」 (137)

奉仕部部室

比企谷「・・・」

雪ノ下「・・・」ペラッ

比企谷「・・・」

比企谷「なぁ雪ノ下・・・俺と」

雪ノ下「ごめんなさいそれは無理」

比企谷「やっぱそうなるんだ!まぁわかってたようん」

雪ノ下「何度も言ってくるなんて比企谷くんもしかしてM?」

比企谷「ちげーよ・・・」

比企谷「・・・はぁ・・・」

雪ノ下「気持ち悪いため息つかないでもらえるかしら」

雪ノ下「空気が汚れるのだけれど」

比企谷「はいはい・・・悪かったよ」

由比ヶ浜「やっはろー!」ガラガラ

比企谷「・・・」

雪ノ下「・・・」

由比ヶ浜「・・・や、やっはろー!」

雪ノ下「こんにちは由比ヶ浜さん」

由比ヶ浜「ゆきのん・・・!」

比企谷「いいから早く座るなりしろ」

由比ヶ浜「挨拶くらいしようよヒッキー!」

比企谷「・・・また今度な」





比企谷「・・・由比ヶ浜でも・・・まぁ・・・」ボソッ

由比ヶ浜「なにヒッキー?呼んだ?」

雪ノ下「由比ヶ浜さん気をつけて、その男が小声でぼそぼそ喋った時には身を守ったほうがいいわ」

由比ヶ浜「え、そうなの?」

比企谷「・・・なぁ由比ヶ浜、俺と・・・その・・・友達になってくれないか?」

由比ヶ浜「え、もう私達って友達じゃないの?」

やはり俺の童貞チンポは右まがっている

雪ノ下「・・・」

由比ヶ浜「え?違うの?」

雪ノ下「由比ヶ浜さん勘違いしてはいけないわ、私と由比ヶ浜さんは・・・その・・・友達だけど、比企谷くんは違うはずよ」

由比ヶ浜「いや・・・でも・・・」

比企谷「俺は由比ヶ浜に訊いてるんだ」

比企谷「・・・で、どうなんだよ」

由比ヶ浜「だから、私はもう友達だと思ってるよ?」

比企谷「そ、そうか・・・」

雪ノ下「由比ヶ浜さん・・・何か脅されているの?」

>>9
早いねさすが

由比ヶ浜「別にそういうワケじゃないけど・・・、それでヒッキーなんで突然?」

比企谷「いや・・・その・・・実はだな、ちょっとどうしても 普 通 の 友達と行かなきゃならない場所ができてしまってだな・・・」

比企谷「それで・・・まぁ一緒に行ってくれる人いないかなー・・・みたいな」

由比ヶ浜「そ、そうなんだ・・・」

由比ヶ浜「私は全然いいよ?今日金曜日だし明日にでも行く?」

比企谷「そうだな、そうしてくれると助かる」

由比ヶ浜「でもどこに行くの?」

比企谷「実は電車で行ける近場にスポーツができる集合施設ができたらしいんだ」

比企谷「いや、まぁ戸塚から聞いたんだけど」

比企谷「それで戸塚がすごい行きたそうにしてたから今度一緒に行く?って訊いたら食いついてきてさ」

比企谷「んで約束したから戸塚の前で恥をかかないためにも下見に行きたいなってわけだ」

由比ヶ浜「やっぱヒッキー彩ちゃんがらみのことは行動力あるね・・・」

比企谷「当たり前だ」

比企谷「それでさすがにそこで1人で壁打ちってわけにもいかないだろ?だから友達をだな」

由比ヶ浜「なるほどね」

由比ヶ浜「わかったよ、まぁ理由がなんとも言えないけど・・・それでも一緒に行くよ!」

比企谷「そうか、まぁ・・・ありがとな」

雪ノ下「由比ヶ浜さん、本当に大丈夫かしら」

雪ノ下「この男はどこに連れて行くかわかったもんじゃないわ」

雪ノ下「やめておいたほうがいいんじゃない?」

由比ヶ浜「大丈夫だよゆきのん」

由比ヶ浜「彩ちゃん絡みのヒッキーならなおさらだしね」

比企谷「そういうわけで明日は現地に9:00には着きたい」

比企谷「だから駅に8:00な」

比企谷「それじゃあ由比ヶ浜明日はよろしく、俺は早く帰って寝る」スタスタ

雪ノ下「ちょ、ちょっと待ちなさい」

比企谷「なんだ雪ノ下」

雪ノ下「いくらテニスしに行くと言っても男女でいくのはいかがなものかしら、そもそもあなたの動機が不純であってそれに由比ヶ浜さんを巻き込んでいるという自覚を持つべきだわ」

雪ノ下「それにそういうのは・・・そう、自分の妹と兄妹で行くとかのほうが妥当じゃないかしら?」

比企谷「雪ノ下・・・いろいろ事情があるんだ、それができたらはじめからそうしてる」

比企谷「とにかく由比ヶ浜、明日は頼むぞ、じゃあ」ガラガラ

由比ヶ浜「ちょ、ちょっと待ってよヒッキー!もうちょっと詳しく話してよー!!」ダッ

ピシャン

雪ノ下「あっ・・・!」

雪ノ下「・・・・・・」

翌朝

小町「お兄ちゃん・・・!どうしたのこんな朝早くから!!」

比企谷「いろいろあんだよ・・・」

小町「しかもあのお兄ちゃんが運動着みたいなの着てるなんて!!」

比企谷「いろいろあんの」

小町「なんか今朝の兄は小町的にポイントちょっと高いね」

ピンポーン

小町「ん・・・?だれだろこんな休みの朝から」

ガチャ

由比ヶ浜「や、やっはろー・・・」

小町「結衣さん!?どうしたんですか?」

由比ヶ浜「え!?えっと・・・その・・・」

小町「あっ・・・、わかりました!!お兄ちゃーん!結衣さん来たよー!!」

比企谷「由比ヶ浜・・・?駅じゃなかったか?」

由比ヶ浜「えと・・・その・・・ヒッキーが寝坊しないために来てあげたの!!」

比企谷「お前は俺の母親か」

比企谷「それにまだ7:30だぞ、いくらなんでも早すぎねーか?」

由比ヶ浜「いいじゃん別に!」

比企谷「まぁいいけど」

小町「ほらお兄ちゃん!早く行った行った!」

比企谷「あ、こら!そういうのは八幡的にポイント低いんだぞ・・・っ!」

小町「はいはいわかったわかった」

小町「それじゃー結衣さん、よろしくおねがいしますねー!」

由比ヶ浜「うん!行ってきます!」



比企谷「おい由比ヶ浜、俺朝飯食べてないんだけど」

由比ヶ浜「そういうと思ってサンドイッチ作ってきましたー!」

比企谷「・・・えー・・・・・」

由比ヶ浜「だ、大丈夫だってちゃんと味見したし!」

比企谷「・・・じゃあいただきます」

由比ヶ浜「どうぞ・・・!」

比企谷「・・・うん・・・まぁ普通においしい」

由比ヶ浜「ホント!?良かった・・・」

比企谷「一時期の飯に比べたら数倍マシだな」

由比ヶ浜「あ、あれはたまたまっていうか・・・!むぅー!ヒッキーのバカ!」

比企谷「事実じゃねえか!・・・って電車来たな」

由比ヶ浜「そのテニス場・・・?って遠いの?」

比企谷「電車がほとんどで約1時間かな、まぁそれなりに遠いな」

由比ヶ浜「そっかー・・・」

比企谷「あとさ、テニス終わってからでいいんだけどちょっと買い物に付き合ってもらえるか?」

由比ヶ浜「いいけど・・・なに買うの?」

比企谷「ほら、小町へのお土産っていうか日頃の感謝の気持ちっていうか・・・まぁそういう系だ」

比企谷「由比ヶ浜の方がわかると思ってな」

由比ヶ浜「そういうことなら任せてよ!」

由比ヶ浜「私も何か買ってあげようかなー・・・」

比企谷「・・・その・・・いろいろ悪いな」

由比ヶ浜「いいっていいって!気にしないでヒッキー!」

電車





由比ヶ浜「だいぶ遠くに来たねー・・・って」

由比ヶ浜「ヒッキー寝てるじゃん!」

由比ヶ浜「寝顔はホントにかっこいいよね・・・あ、いや普段がかっこ悪いとかそういうわけでもないんだけど」

由比ヶ浜「死んだ魚の目だもんねヒッキーは」

由比ヶ浜「まぁそれも含めてヒッキーのことを・・・その・・・好きなのは私だけでいいかな・・・うん」

由比ヶ浜「なんか恥ずかしいよ!いくら寝てるとはいえ本人の前でこういうこと言うのって・・・」

到着駅

(ちょっと手前)

由比ヶ浜(結局ずっとヒッキーの寝顔見てるだけだった)

由比ヶ浜(なんていうか普段と違うヒッキーも新鮮だよね)

ツギハー・・・・・・

由比ヶ浜(もう着くのかな、確かこの駅ってヒッキー言ってたよね)

由比ヶ浜(起こしてあげなきゃ)

由比ヶ浜「ねぇヒッキー?もう着くよ、起きてってば」ユサユサ

駅~スポーツ系のあれ

比企谷「屈 辱 だ」

由比ヶ浜「え?何が?」

比企谷「不覚にも思い切り寝入ってしまったがためにまさか由比ヶ浜に起こされることになるとは」

比企谷「あのアホの子代表由比ヶ浜に」

由比ヶ浜「し、失礼だよヒッキー!」

由比ヶ浜「起こしてあげたのにそんな態度はないんじゃないの!」

由比ヶ浜「というかヒッキーだってぼっち代表キモい人代表嫌われ者代表じゃん!」

比企谷「ん?それが何か?」

由比ヶ浜「むぅー!!」

ワイワイ




???「・・・」

テニスコート

比企谷「ほらラケットだ」

由比ヶ浜「あ、借りてきてくれたんだ、ありがとう」

比企谷「一応テニスウェアもレンタルできるみたいだけどいらないだろ?」

由比ヶ浜「うん、運動するってわかってたし動きやすい格好で来たから大丈夫だよ」

比企谷「だよな、さすがの由比ヶ浜といえどそれをわかっててくれて何よりだ」

由比ヶ浜「ヒッキーあんまり私をバカにしてるとあとで痛い目見るからね?」

比企谷「・・・正直言って俺はお前に負けない自身があるから安心して欲しい」

パンツ脱いでいい?

由比ヶ浜「あー!またそういうこと言う!」

由比ヶ浜「いいよそれじゃあ負けたほうが勝った方の言うこと何でも聞くってルールで勝負ね!」

比企谷「いいだろう受けて立ってやるよ・・・」

比企谷「これで勝てば戸塚とのテニスに向けても気合が入るというもの・・・フヒッ」

由比ヶ浜「・・・ヒッキー・・・キモい」

由比ヶ浜「と、とにかく絶対だからね!?」

比企谷「ああいいだろうやってやるよ」

比企谷「2ゲーム先取したほうの勝ちでいいな?」

由比ヶ浜「う、うん!いいよ!」

>>36
履いてた方がいいと思う
多分無いと思う

1ゲーム目

比企谷「サーブは俺からか・・・」





戸塚「八幡絶対勝ってね!!応援してるよ!!!」





比企谷「よっしゃあああ絶対勝ってやるぞおらああああ」

由比ヶ浜「ヒッキー怖いっ!?」

比企谷「行くぞ・・・!」スパーン

由比ヶ浜「はやっ!?」スカッ

比企谷「ありがとう戸塚!」

由比ヶ浜「むぅー!ヒッキー私女の子なんだから手加減してよ!」

比企谷「え?なんだって?」

由比ヶ浜「~~~~~っ!!!こうなったら絶対勝ってやるんだから!」





1ゲーム目  比企谷 勝ち

比企谷「まぁこんなもんかな」

由比ヶ浜「で、でもヒッキーギリギリだったじゃん!」

比企谷「でも由比ヶ浜デュースには持ち込めてなかったじゃん」

由比ヶ浜「~~っ!次いくよ!!」

2ゲーム目

由比ヶ浜「私からサーブだよね・・・」

由比ヶ浜「私だってそんなに運動神経悪いわけじゃないし勝てるよねきっと!」

由比ヶ浜「勝ってヒッキーに・・・」

比企谷「ほら早くしろよービビってんのかー?」ニヤニヤ

由比ヶ浜「び、ビビってない!」スパーン

比企谷「・・・・・・っ!」パーン

由比ヶ浜「んっ!」パーン

比企谷「くっ!」

由比ヶ浜「やった・・・!」





2ゲーム目 由比ヶ浜 勝ち

由比ヶ浜「やったやった!ヒッキーに勝った!」

比企谷「まだ1ゲームあるからな」

このガハマさんはスカート?

3ゲーム目

比企谷(俺からか・・・とはいえもう結構疲れてるんだよな・・・)

比企谷(ああ小町!お兄ちゃんに力を!戸塚!俺に笑顔を!!)

比企谷「絶対勝ってやるからな由比ヶ浜・・・ッ!」スパーン





3ゲーム目 由比ヶ浜 勝ち

比企谷(いや体力切れとかどうしようもなくね?)

比企谷(別に完全に負けたわけじゃないと思うんだよねだって序盤すごい俺頑張ってたし)

由比ヶ浜「ヒッキー?」ニコニコ

由比ヶ浜「どんなこと聞いてもらおうかなー」ワクワク

比企谷「あーその由比ヶ浜、やっぱ無しって」

由比ヶ浜「やだ」

比企谷「じゃあ昼飯おごってやるから」

>>48
ジャージとかそんな感じのイメージでお願いしたいです

由比ヶ浜「いーやーでーす」

比企谷「・・・くっそ・・・わかったよやるよ・・・現実的なことで頼むぞ」

由比ヶ浜「うんっ!じゃあ今日帰るときに言うね!」

比企谷「!そうか、うん!いい考えだそれは!」

由比ヶ浜「言っとくけど、帰るまでに忘れたりとかしないから」

比企谷「なんだよ・・・忘れろよ・・・由比ヶ浜なんだから・・・」

由比ヶ浜「私そんなにバカじゃないよ!?」

由比ヶ浜(それに私のお願いは・・・)

比企谷「じゃあそろそろ昼飯食うか」

由比ヶ浜「え?あ、うん!」

最寄り駅の駅ビル的なところ

由比ヶ浜「そういえばヒッキー買い物あるんだったよね?」

比企谷「小町にな、・・・あいつどんなの喜ぶかな」

由比ヶ浜「そうだねー・・・あ、この前メールで服欲しいって言ってた!」

比企谷「・・・いくら俺でも小町のサイズとか知らねーんだけど」

由比ヶ浜「あ、当たり前じゃん!知ってたらダメだよ!!」

比企谷「お前が言ったんじゃん・・・、で、他には?」

由比ヶ浜「そうだねー・・・、アクセサリーとか欲しいって言ってたかな」

比企谷「・・・まぁ定番だな」

比企谷「おすすめとかそういうの教えてくれよ」

由比ヶ浜「うん、任せて!」





由比ヶ浜「このお店なんか良さそうだね」

由比ヶ浜「あー!ほらほらこれなんて可愛くて似合いそうだよ!」

比企谷「そうか、うん、そうだな、じゃあそれにする」

由比ヶ浜「え、そんな簡単でいいの?」

比企谷「由比ヶ浜が似合うって言ったし、俺も似合うと思ったからだよ」

由比ヶ浜「そっか・・・」ジーッ

比企谷「・・・」

由比ヶ浜「・・・」ジーッ

比企谷「由比ヶ浜、もういいか?」

由比ヶ浜「え?あ、うん!外で待ってるね」

比企谷「・・・」

アリガトウゴザイマシター

由比ヶ浜「ヒッキー!」

比企谷「悪い、またせたか?」

由比ヶ浜「大丈夫だよ」

比企谷「・・・」ガサゴソ

由比ヶ浜「なにしてるの?」

比企谷「・・・」ガサゴソ

由比ヶ浜「ねぇ

比企谷「あー!別のも買ってしまったどうしよーでも返しに行くのも嫌だしなー由比ヶ浜もらってくれないかーもらってくれるかーありがとなー!!」

由比ヶ浜「なにこれ・・・?って、さっき私が見てたネックレス!」

比企谷「いやー間違えて買っちゃってさー良かったらもらってくれよ由比ヶ浜」スタスタ

由比ヶ浜「え?ちょ、ヒッキーもしかして・・・!って待ってってばー!!」ダッ

由比ヶ浜(ヒッキー嬉しいよ・・・!ありがとう!!)








???「コレクダサイ・・・」

帰りの電車待ち

由比ヶ浜「えへへ・・・」

比企谷「なんだ由比ヶ浜ついに頭おかしくなったのか?」

由比ヶ浜「違うよ!・・・ほら見てヒッキーこのネックレス・・・可愛いでしょ?」

比企谷「・・・知らね」

由比ヶ浜「えへへ・・・」

比企谷「・・・今日はありがとな、いろいろ付き合ってもらっちゃって」

比企谷「由比ヶ浜が友達になってくれて本当に良かった」

比企谷「久しぶりに外でて楽しいって思ったよ」

由比ヶ浜「友達・・・か」ボソッ

由比ヶ浜「ううん!全然気にしないで、私も楽しかったしヒッキーといろんな事できてホントに良かったよ」

ハクセンノウチガワマデ-

比企谷「ま、次は戸塚と楽しくするために来るんですけどね・・・フヒヒ」

由比ヶ浜「もうヒッキー・・・」

比企谷「・・・電車乗るぞ」





比企谷「・・・」

由比ヶ浜「・・・」

由比ヶ浜(ヒッキー何考えてるのかな・・・ずっと外見てるし)

由比ヶ浜(そうやって考えたら私 昨日今日とヒッキーのことしか考えてないじゃん!!)

由比ヶ浜(やっぱ・・・好き・・・だよね・・・)

由比ヶ浜(着いて電車降りたら・・・ちゃんと伝えよう)

さきさきの出番はないのかー

ピピッ

比企谷「さーて改札も抜けたしこのへんで解散ってことで

由比ヶ浜「ヒッキー私わすれてないよ?」ニッコリ

比企谷「ちっ・・・、いいよどこで話す?」

由比ヶ浜「そこの公園で話すよ」





公園

由比ヶ浜「まず、今日の勝者権限は『ちゃんとヒッキーがこれから話すことを聞いてくれる』ってことに使います」

比企谷「そんなんでいいのか?」

由比ヶ浜「うん、いいの」

由比ヶ浜「正々堂々としたいし・・・」ボソッ

>>67
ごめん
次書く機会あったらさきさきも

比企谷「んで?話ってなんなんすか?」

由比ヶ浜「うん・・・その・・・ね、ヒッキーは私のこと友達って思ってくれてると思うけど私はもうそれじゃ満足できないの」

由比ヶ浜「私は・・・ヒッキーのことが好きなの!だからもう友達のままは嫌!」

由比ヶ浜「もし、ヒッキーも私のこと好きって思ってくれてるなら・・・お願い」

比企谷「・・・あーあ」

由比ヶ浜「・・・!」ブワッ

比企谷「ようやく出来た友達ももう無くなっちゃうのかー・・・」

由比ヶ浜「え・・・っ・・・!」

比企谷「由比ヶ浜、俺もお前のこと好きだよ、というか好きじゃねー奴とこんな遠出しないだろっていうか・・・」

比企谷「ようやく出来た友達は恋人に昇華ってことで・・・」

比企谷「由比ヶ浜、俺と付き合ってください」

由比ヶ浜「紛らわしいよヒッキー・・・っ!」

由比ヶ浜「私もヒ、比企谷くんのことが好きです!」

比企谷「・・・俺なんかを好きになってくれてありがとう」

由比ヶ浜「俺なんかなんて謙遜しないで?ヒッキーは十分にすごいよ」

由比ヶ浜「学校のみんなはわからなくても私だけはヒッキーのことわかってるよ」

由比ヶ浜「ヒッキーはすごいし、かっこいいもん」

比企谷「単なる自己犠牲野郎だけどな」

由比ヶ浜「それでもいいの!」

由比ヶ浜「・・・ねぇヒッキー、キス・・・しようよ」

比企谷「・・・やっぱお前ビッ

由比ヶ浜「ビッチ言うなし!!」

由比ヶ浜「その・・・いい空気じゃん?だから・・・」

比企谷「・・・わかったよ」

由比ヶ浜「ヒッキー・・・!・・・・・・んっ」

チュッ




???「っ!!!」ダッ

比企谷「あー、まーそのなんだ、薄っぺらい言葉かもしれないけどさ」

比企谷「今まではぼっちだったけど、これからはふたりぼっちも悪く無いかなー・・・みたいな」

由比ヶ浜「うんっ・・・!そうだよ・・・!ずっと一緒にいよう・・・っ?」グスッ

比企谷「なんで泣いてんだよお前は」

由比ヶ浜「嬉しいの・・・!ようやく・・・は、八幡と恋人になれて!」

比企谷「っ!じゃあしょうがねえな・・・」

由比ヶ浜「しょうがないの・・・っ」

比企谷「しょうがないから今夜は泣き止むまで待っててやるよ・・・・・・ゆ、結衣」

由比ヶ浜「・・・えへへ」




おわり

トイレ行ってきます


>>95
「0」でふつうのルート ←がはま派
「1」であなざールート ←ゆきのん派(ただし若干キャラ崩壊あり)

>>95
了解

では>>84の続き的な感じで

翌日

ピンポーン

小町「はーい・・・って結衣さんじゃないですか!」

由比ヶ浜「や、やっはろー!」

小町「いやー、ドラマチックな告白の翌日に彼氏の家に来るなんて嫁度高いですよー?」

由比ヶ浜「だからあれは・・・まぁ、うん・・・えへへ」

小町「うわーデレデレだよこの人ー」

小町「でも肝心のお兄ちゃんはまだ寝てますよ、あの人は専業主夫志望のくせに主夫度低いですからねー」

由比ヶ浜「まだ寝てるって、もう11時だよ!?」

小町「全然普通ですよ、休みの日この時間にお兄ちゃんが起きてること自体珍しいです」

由比ヶ浜「じゃあ昨日は相当珍しかったんだ・・・」

小町「あ、でも結衣さん、昨日の夜あれから電話やメールしたんでしょ?」

由比ヶ浜「それがしてないんだよね・・・」

小町「え、送らなかったんですか?」

由比ヶ浜「それが送ったんだけど返ってこなくて・・・」

小町「そういえば昨日お兄ちゃんは帰ってきて私にプレゼントだーとかいってアクセサリーくれたあとお風呂入ってすぐ寝ちゃったような気が・・・」

由比ヶ浜「ヒッキー・・・!」

小町「これはお兄ちゃんダメでしょ!!」

小町「行きましょう結衣さん、お兄ちゃんの部屋へ!」

戸塚ルートはないの?

ヒッキーの部屋

バーン!!

小町・由比ヶ浜「お兄ちゃん(ヒッキー)!!」

比企谷「ん・・・なんだ2人揃って・・・?」

由比ヶ浜「ヒッキー昨日あれから携帯見た!?」

比企谷「・・・いや、見てないけど」

小町「あぁぁ、今のお兄ちゃんは小町的にもポイント最低です・・・」

比企谷「え?何かあったのか??」

由比ヶ浜「今すぐ見て!!」

比企谷「えっと・・・うわなにこれ」

着信35件 未読メール87通

比企谷「いやー由比ヶ浜さん、さすがにこれは・・・ね?」

>>104
すいません
ないです

由比ヶ浜「嬉しくて帰ってからもヒッキーと電話とかメールしたかったの!」

由比ヶ浜「それがいつまで経っても出ないから不安になって・・・それで今日来たんだよ!?」

比企谷「あーそれは・・・俺が悪かった、ごめん」

小町「お兄ちゃん、誠意が足りないよ誠意が」

比企谷「うるせ」

由比ヶ浜「とにかく今私は怒ってるから」

比企谷「じゃあ・・・はぁ、小町も連れてカラオケ行こうぜ、な?」

由比ヶ浜「え、カラオケ!?いくいく!!」

小町「お兄ちゃん今溜息ついたよね聞こえたよ小町」

カラオケ

由比ヶ浜「ヒッキーとカラオケ・・・!!」

小町「すいませんもしかして結衣さん的に小町邪魔ですかね」

由比ヶ浜「そ、そんなことないよ!!一緒に歌おうー!!イエーイ!!」

比企谷「あーお兄ちゃん的には小町の美声が聞きたいなー」

小町「ふふん、いいですよ、思う存分聞かせてあげましょう!!」

由比ヶ浜「あ、ヒッキー!私のも聞かせてあげるから!」

比企谷「あーはいはい、楽しみにしてるよ」





比企谷「・・・一応聞くけど延長はいらないな?」

小町「いらない・・・のどいたい・・・」

由比ヶ浜「もう歌いたくない・・・」

比企谷「今日俺1曲も歌ってねえけどな、まぁいいや出るか」

17時くらい

比企谷「じゃあ小町、まだ明るい今のうちに先に家に帰っててくれないか?」

小町「お兄ちゃん・・・!了解です、小町は邪魔にならないうちに帰りますよー」

小町「結衣さん、お兄ちゃんをよろしくお願いしますね!」

由比ヶ浜「任せて!」

比企谷「気をつけて帰れよー」

小町「わかったー!」タッタッタッ

比企谷「さて、と」

比企谷「どこか2人で行きたい所あるか?」

由比ヶ浜「ヒッキー変わったよね・・・、すごい空気が読めるようになったっていうか」

比企谷「もともとぼっちは空気を読むの得意なんだよ」

由比ヶ浜「そうだねー・・・、どこってわけじゃないけど街を一緒に歩いて回りたいかな」

比企谷「そうか、じゃあ行くか」

由比ヶ浜「あ、まってヒッキー、やっぱ空気読めてないね」

比企谷「・・・なんで?」

由比ヶ浜「そこは『結衣、行くぞ』って言って手を引っ張るところだよ!」

比企谷「本気で言ってる?」

由比ヶ浜「ごめんヒッキーに期待できることじゃなかった・・・」

比企谷「わかってるならいいんだよ、うん」



由比ヶ浜「そういえば・・・知り合いに会いそうだよねこの辺りだと」

比企谷「・・・会うのが嫌か?」

由比ヶ浜「そういうわけじゃないけどなんか恥ずかしいっていうか・・・」

比企谷「堂々としてりゃいいんだよ堂々と」

由比ヶ浜「えーでもそれ難しくない?」

比企谷「だって俺ぼっちだし」

由比ヶ浜「ヒッキーはいいかもだけど私は違うの!」

比企谷「まぁどうしてもってときは言ってくれよ」

由比ヶ浜「うん・・・でも多分大丈夫」

比企谷「・・・自己矛盾か?」

由比ヶ浜「違うし!女の子はこういうもんなの!」

由比ヶ浜「もし知り合いに会っても堂々と比企谷八幡の彼女って言うから!」

比企谷「そ、そっか、うん」

比企谷「俺ももし知り合いにあったら由比ヶ浜結衣の彼氏って言うよ、もし知り合いに会ったらだけどな」

由比ヶ浜「堂々と行こう!ねっ?」

比企谷「そうだな」

由比ヶ浜「ねぇヒ、は、八幡、そろそろご飯食べない?

比企谷「ご飯は同意するけど急にどうしたんだ」

由比ヶ浜「だって今のうちに私が彼女ってことがみんなに伝わるように普段から名前で呼ぶ練習しとかなきゃって思って!」

比企谷「そうか・・・そうだよな」

由比ヶ浜「うん、だからさ・・・」

比企谷「なぁゆ、結衣、俺が彼氏でも本当に大丈夫か?」

由比ヶ浜「どういう意味・・・?」

比企谷「前に花火大会行った時、その・・・結衣に向けられた視線くらい気づいただろ?」

由比ヶ浜「八幡と一緒にいるってことを伝えた時のこと?」

比企谷「そう、相模とかからの目だよ」

比企谷「もし結衣がもっといろんなやつからあんな感じに見られるんだったら俺はきっと耐えられない」

比企谷「俺はぼっちだ、どんなように思われたっていい」

比企谷「でももし俺が原因で結衣が苦しむなら・・・」

由比ヶ浜「アハハ・・・そんなことどうでもいいじゃん!」

由比ヶ浜「私は自分の彼氏を誇ってるよ?」

由比ヶ浜「どんな風に思われていようが私は本当の八幡を知ってるもん」

由比ヶ浜「だから人からの視線なんて気にならない」

由比ヶ浜「安心して・・・ね?」

比企谷「そっか・・・そうだよな」

由比ヶ浜「お互いの気持ちをそんなことで邪魔されるなんて嫌だよ・・・」

比企谷「とにかく堂々としてるに限るかな」

由比ヶ浜「そうだよ八幡、もっと普段から堂々としなきゃ!」

比企谷「ぼっちが普段から堂々としたらぼっちじゃなくなっちまうじゃねーか・・・」

比企谷「・・・でもまぁ、改めてよろしく頼むよ、結衣」

由比ヶ浜「こちらこそよろしくね・・・!」

比企谷「・・・じゃあ夕飯食べに行きますか、結衣!」

由比ヶ浜「うんっ!」




おわり

ごめん後半眠くなった

SS書くの初めてだったんでいろいろおかしかったらごめんなさい


こんな時間まで支援してくれた皆さん、ありがとうございました

ゆきのんルートもみてみたい

>>128
この流れでゆきのん√いくとお察しの通りヤンデレゆきのんになります
流れは考えてあるんでまた近いうちに書けたらと思っています

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