京太郎「照さん、付き合ってください!」照「オシンドローム」 (670)



皆様、おはようございます。

あ、でも昼に見てる人もいるかもしれないしやっぱりこんにちは。

いや、夜に見てる方もいるから、こんばんは。


今 タコスを求めて全力疾走している俺は須賀京太郎、清澄高校に通うごく一般的な男子高校生。

この頃の趣味は段ボールの中に入っていた梱包剤の空気をひたすら抜く事と診断メーカーを見る事。

強いて違うところをあげるとすれば部活の部長に顎で使われてるってとこかナ





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今日の放課後の事だった


雑用が終わって一息ついた時、俺は毎日結果が変わるタイプの診断メーカーを見て見る事にしている。

今日も、部長からの雑用を終えた俺は、少し椅子に腰をかけてオニューのスマホをポケットから取り出しサイトを開く。


「貴方の恋する相手の苗字」

「貴方の結婚相手の名前」

「貴方の5分後」


んだこのラインナップ?

恋する相手とか結婚相手とかって…

と、内心診断メーカーに文句を言いつつ画面をスクロールする



魔物度診断にアラフォー度診断…

やっぱりろくなのがねぇ。まあいいや、「貴方の5分後」って言うのをやってみるか

えーと、名前は須賀京太郎…っと

お、でたでた。何が出るかなー


「須賀京太郎さんに起こる5分後の未来お教えします。ズバリ!【恋におちる】でしょう!?( ・?・)?」


……はい?

皆様、誠に勝手ながらこの度俺は5分後に恋におちる事になりました。




いやいやいやいや、

恋って何だよ、こんな時に恋におちるわけねーだろ

これだったら「鯉が落ちてくる」とかの方がよっぽどリアリティあるって


第一今部室にいるのは幼馴染たる宮永咲ただ一人。

和と優希は用事、染谷先輩は家の手伝い、部長は生徒会があるから他の人間が来る事は無い

…と言う事はこいつと恋におちるのか?



ないないないない。



まあ、咲は俺のタイプに近い所はあるけれど何と言うべきなのか、そういう感情は一切湧いてこない。

いや、小さい頃から一緒だったからとか、ポンコツだからとかあるが、一番はおもちが足りない。

これは揺るぎない事実であり、不動の現実である。

……せめてもうちょっと…年上とかだったら良かったのにな…

まあ、こういうのはジョークとして楽しむもんだし。十分暇潰しにはなったな

さて、部長から頼まれていた仕事も終わったことだし俺は帰るかな


京太郎「咲、俺先帰るから鍵よろしくな」

咲「……」


聞いてねぇし



京太郎「鍵ここ置いとくぞー」

咲「……」


本に集中している所為なのかガン無視ですよ

これだから近頃の若者は…


京太郎「さーて、帰ろうか」


仕方が無いので鍵は置いて部室から出る

すると、部室の外から物音が聞こえた。多分、旧校舎で走り込みをしている陸上部の連中だろう


京太郎「あれ?扉が開かない…」


おかしい、さっきまではきちんと開いたのに何故か開かない

まるで反対側から押さえられているように部室の扉は強固に閉ざされていた


京太郎「壊れたのか…?だとしたらまた仕事が……」




京太郎「このまま開かないのは困るし…開けるだけ開けとくか」


両手で取っ手を掴んで掴んだ手に力をいれて全力で引っ張る

すると、扉が少しづつ開いて来た

それにしても、この引っ張られる感じ、どうやら向こう側で誰かが押さえているらしい

陸上部の奴らのイタズラか?


京太郎「とにかく開かないと!」


さらに手に力を入れて、扉を引っ張る




すると、引く力が急激に弱くなり扉が一気に開いた

その所為で体のバランスを崩した俺の腕を扉の外にいる誰かが掴んでぐいっと扉の外に引き込む


京太郎「え…うわっ!」


突然の事に驚きながら、俺は体制を崩して廊下へと前転の様な形で飛び出る

直後、廊下に出ると共に頭を激しく床に強打

薄れゆく意識の中で俺が見たのは



赤い髪のタイプど真ん中の女性でした



注意

・このスレは咲-saki-の二次創作になります

・キャラ崩壊が激しいです

・京照になる予定

ちょっとお風呂行って来ます
戻ってきたら少し書いて寝ます


再開します。



京太郎「……ん…、ここは?」

照「気が付いた?」もぐもぐ


目が覚めると、そこにはさっきのべっぴんさんがいました


京太郎「あの…」

照「何?」もぐもぐ

京太郎「膝枕しながらお菓子食べるのやめてください、ポッキーの食いカスが目に入って地味に痛いです」

照「分かった」



そうそう、膝枕してる時に物を食べちゃ…

京太郎「って!膝枕!?」

照「?」

京太郎「いやいやいや!膝枕って!」

照「本ではよくこうする」

京太郎「いや、でもだからって実際やるのは……と言うか貴方誰ですか!?見た所制服も違うし!」

照「あはは」

京太郎「笑った!?」

照「おもしろい」

京太郎「何が!?」

こんばんみ

昨日は寝落ちして睡魔せん
鳥をつけます



コホン、と咳払いを一つ

京太郎「と、とにかくですね。まずは何で扉を押さえていたか教えて頂けますか?」

照「?」


そんな事知らないと言わんばかりに小首を傾げられた

畜生、可愛い。

女は生まれながらに魔性とか父さんが言っていたが本当らしい

っと、こんな事考えてる場合じゃ無いんだ


京太郎「こ、小首を傾げて誤魔化そうったってそうはいきませんよ!」

照「何が?」

京太郎「だから、何で扉を押さえていたんですか?」

照「?」

京太郎「小首!ダメ絶対!!」



照「扉と言われても、私は部室の扉を押さえていた事なんて知らない」

照「別に私は久しぶりに長野に帰ってきたから一目妹を見たいなんて思ったわけじゃない」

照「よって私は京ちゃんの言った事に答えられない」

京太郎「……あの、隠す気あります?」

照「何が?」


どうしよう

一目惚れしたべっぴんさん、ポンコツだった…



しかも、今確かに俺の事を京ちゃんって呼んだよな

いや、こんなストライクゾーンど真ん中の人にそんな風に呼んで貰えるのは嬉しい事には違い無いけど

それに妹って、シスコンかよこの人…


ん、妹?


京太郎「……あの、一応聞きますけど。さっき妹って言いましたよね?」

照「え?」


自覚無し。

今部室にいるのは本に夢中の自称文学少女の幼馴染のみ

という事は……


京太郎「……もしかして、照さんですか?」

照「ぎくっ」


いや、その反応でバレバレですよ照さん



あ…ありのまま 今 起こった事を話すぜ!

『俺は診断メーカーに5分後に恋におちると言われたら本当に恋におちたんだ』

な… 何を言ってるのか わからねーと思うが

おれも何が起きたのかわからなかった…

頭がどうにかなりそうだった…

しかもそれは、正月とかしか顔を合わせた事の無い 幼馴染の姉 だったんだ

催眠術だとか超スピードだとかそんなチャチなもんじゃあ 断じてねえ

もっと恐ろしいものの片鱗を味わったぜ…


京太郎「って、何で照さんがここに!?」

照「咲が心配だから見に来た」

京太郎「見に来た!?東京からはるばる!?」

照「何でそんなオーバーリアクションなの?」

京太郎「いや、普通そんな事聞いたら驚きますよ!」

照「ふーん」

京太郎「いや、ふーんじゃなくてですね」





照「まあいいや、とにかく私は咲を見守らなきゃいけないから」

京太郎「見守るって…」

照「うん、これで」


そう言って彼女は横に手を伸ばして何かを取った


照「この双眼鏡で」


そう言って、彼女は ふふん と得意そうに双眼鏡を顔に押し付けて来た

膝枕されてる所為で双眼鏡の出っ張ってる所が鼻にジャストミートしてすごく痛いです

と言うか双眼鏡って…


京太郎「……あの、つかぬ事をお聞きしますが」

照「何?」

京太郎「それって…咲の事をストーカーしてるんじゃ……」

照「そんな事するわけ無い、私は姉だから」

京太郎「…そ、そうですよね」

照「そう、姉だから咲を写真に収めるのも仕方が無い」

京太郎「おい」



京太郎「照さん知ってますか、そう言う事をするのは盗撮って言って。立派な犯罪なんですよ」

照「へー」

京太郎「へー、じゃない!」

照「うるさい」

京太郎「あ、すいません。ちょっと声が大きかったですね……って、違う!」

京太郎「何で照さんが長野にいるんですか!?夏休みでも無いのに!」

照「実は、これには深い事情があって…」

京太郎「事情?」



照「あれは、昨日の部活中の事だった」

ーー

ーーーー

女子A「あー、暇だー」

女子B「うーん、今度の日曜はどこ行こうかなぁ…川釣りか海釣りか……」

女子C「ずずー」

女子A「そう言えばテルーって妹いるんでしょ?」

照「私に妹はいない」キリッ

女子A「そう言うのいいからさー、ていうか何でそんな妹の事嫌ってるの?」

照「……?」

女子A「いや、小首傾げないでよ…」

照「何で嫌ってたんだっけ?」

女子A「わかんないの?」





照「最初は確か、お父さんとお母さんのどっちに付くかだったような気がする」

照「でも、話してる内に二人とも話が噛み合わなくてイライラして……」

照「その内二人でお互いの嫌いな所を言い始めて」

照「そしたらすごい口論になって…」

照「気付いたら、生まれて始めて咲と取っ組み合いの喧嘩をしてた」

女子A「ふーん」

照「その次の日に、急にお母さんが家から出て行くって言い出して」

照「そのまま、ごめんねの一言も言えずに喧嘩別れになったんだ」

女子A「ふーん」

照「……よく考えたら、そんなに怒るような事じゃ無かったかもしれない」



女子A「じゃあさ、謝っちゃえば?」

照「え?」

女子A「ごめんねって一言言うか言わないかでも随分違うよ」

照「……うん」

女子A「私なんかこの前謝らなかった所為であの妖怪弓女に…」

女子D「…………誰が妖怪弓女だって?」

女子A「スミレ、何で!?今日は委員会のはずじゃ…」

女子D「もう、とっくに終わった」

女子A「あ、アハハハー」

女子D「さて、大星。覚悟は出来ているのだろうな」

女子A「スミレ…怒るとシワが増えるよ……」

女子D「この期に及んでまだ無駄口が叩けるとは…これは教育しなくてはな」

女子A「ひっ…!」

女子D「全くしょうがないよな…下級生の面倒は私が見なくてはいけないからな」

女子A「テルー、助け…」

女子D「シャープシュート(物理)!」


照「謝る…明日行こう」


ーーーー

ーー



照「と言う事があって」

京太郎「それって…電話で済んだんじゃ……」

照「でも、咲の電話番号知らないし…」

京太郎「お父さんの方にかければ咲とは話せると思いますけど」

照「あ」

京太郎「何、あーその手が有ったみたいな顔してるんですか…」

照「よし、やろう」

京太郎「え…わざわざ長野まで来たのに!?」

照「えーと、携帯、携帯……」

京太郎「……」


何だろう、このガッカリ感は

さっきまでのドキドキは何処に行ったんだ…


照「……京ちゃん」

京太郎「繋がりました?」

照「京ちゃん、これどうやってやるの?」

京太郎「そっからかい!?」



京太郎「えーと、まずですね…03 なので0って書いてあるボタンと3って書いてあるボタンを……」

照「ボタンが無い…」

京太郎「あぁ、スマホですか…携帯使えないのに」

照「う…うるさい、携帯くらい使える」


そう言うと彼女は頬をふぐの様に膨らませた

なんかドキッとした、と言うか今気づいたけどさっきからドキドキしっぱなしだった


照「京ちゃん顔赤い、かぜ?」

京太郎「いや…別にそう言う訳じゃ……」





京太郎「じゃあまずロックを解除して…」

照「……任務了解」

京太郎「何ちょっとカッコ良く言って見てるんですか」

照「開いたよ」

京太郎「どれどれ…」

照「あ…!」


俺が画面を見ようとして覗き込ん瞬間

照さんは何かに気付いた様な顔をした後さっと画面を隠す


照「見ちゃダメ」

京太郎「何でですか」

照「恥ずかしい」

京太郎「あー、もしかしてホーム画面を恥ずかしい画像とかにしてるんですか?」

照「ふん」


ぷいっとそっぽを向かれた、どうやら機嫌を損ねてしまったらしい

一目惚れした相手にこう言う事をやられると結構くる物があるな…



照「で、どうするの?」

京太郎「えーとまずはですね、03なので…電話の0と3の所を……」

照「うん」

京太郎「それから…」


俺が指示を出して、照さんが番号を打つ

一生懸命に画面をタッチしている姿を見ると、失礼かもしれないのだが可愛いと思ってしまう

うぅ…やばい、照さんの姿を見てると好きすぎて何処ぞの変態みたいにニヤニヤしてしまいそうだ

後ここにおもちさえあればなぁ…

そんな事を考えながら俺は照さんを膝から見上げる

皆さんお忘れの方もいるかもしれないので言っておこう、まだ膝枕は続いている

つまり、まだ俺はこの膝枕を堪能できると言うわけだァ!!


……何一人で盛り上がってるんだろう、俺。





照「出来たよ」

京太郎「そうですか……」

照「どうしたの?京ちゃん元気が無い」

京太郎「ちょっと死にたくなっていただけです、気にせんといて下さい」

照「ふふふ、京ちゃんは見てて飽きないね。突然驚いたり、赤くなったり」

京太郎「え……」

照「京ちゃんの顔ならずっと見てられるかもしれない」

京太郎「え、えぇぇっ!?」


突然何言ってるんだこの人は!?

あ、でも嬉しい…って、いやいやいや。照さんは別にそう言う意味で言ったわけじゃ無いだろ

でもまあずっと顔見て貰えるのは嬉しいかな…


照「ふふふ、冗談」

京太郎「え…あ、冗談ですか!何だびっくりさせないで下さいよ!!」


そうだよな、そんな事あるはず無いもんな

……少し残念だけど


照「やっぱりおもしろい」

京太郎「って、からかってたのかよ!?」

照「うん」

京太郎「人で遊ばないで下さい!」

照「はーい」



お風呂はいってきます

帰ってきたら5レスくらい書いて寝ます

今気付いたんだけど携帯って070とかだよね…

脳内変換よろ



照「……」


照さんが電話を耳に当てた

どうやら打ち終わったようだ


照「!」

京太郎「繋がったんですか?」

照「うん、どうしよう」

京太郎「はい?」

照「何話すか全然考えてなかった……」

京太郎「それなのにかけたんですか!?」


勇気があると言うか…何と言うか……


照「あ、えと…もしもし咲?」


『おかけになった電話は電波の届かない所にあるか、電源が入っていない為かかりません』


照「え…」



京太郎「……あ、そう言えばあいつ。あんまり携帯使わないからよく電源が入って無いんですよ」

照「それを…」

京太郎「?」

照「それを先に言って!」


照さんから、今までからは考えられない大きな声が発せられた

それだけ緊張していたという事なのだろう


照「あ、その……大きな声出してごめんね」

京太郎「別に気にしてないのでいいです。それに今のは俺が先に言わなかったのが悪いんですし」

照「……うん」



京太郎「ところで、話は変わりますけど」

照「うん」

京太郎「いつまでこうしてるつもり何ですか?」

照「膝枕?」

京太郎「そうですよ、して貰っている側としてはとても嬉しいんですけど…流石に恥ずかしいので」

照「うん、じゃあやめる」

京太郎「はい」

照「……」

京太郎「……」

照「……京ちゃん、膝枕ってどうやってやめるの」

京太郎「とりあえず俺がどくので足を崩して下さい」

照「京ちゃん、足がビリビリする」

京太郎「すいません、長い間膝枕させてたから…」

照「ちょっと楽しい」

京太郎「おい」



京太郎「ひざのうえがおちつくってなんなんだろうねあれ」

照「何か言った?」

京太郎「何でも無いです」

照「ふーん」

京太郎「と言うか今気付きましたけど…ここ俺の部屋だったんですか」

照「うん」

京太郎「うん、じゃないですよ!どうやって入ったんですか!?」

照「顔パスで?」

京太郎「何で疑問系!?」

照「京ちゃん、とっても大きかった」

京太郎「何で少し顔を赤らめながら言ってるんですか」

照「何と無く」





京太郎「で、照さんはこれからどうするんですか?」

照「とりあえず咲と仲直りする」

京太郎「なら…」

照「いい、これは私と咲の問題だから。京ちゃんは手を出さないで」

京太郎「は、はい…」

照「じゃあ、私はこれで」

京太郎「え……あ、はい」


そう言うと、照さんは足早に部屋から出て行った

先との仲直り、上手く行くのだろうか?


……


まあ、照さんも気にするなって言ってたし。俺が口を挟むような事でも無いか


バタン


照「……」

京太郎「あれ、どうしたんですか照さん」

照「……帰りの切符無くしたちゃった」

京太郎「えぇぇぇ!?」

後半眠くて正直何を書いてるのかよく分からなくなってきました

ではおやすみなさい

スレタイがすげえ気になるんですけど

>>82
第1流行語大賞の金賞ですよ

ああいやおしんはギリギリで見れた世代なんでそのワード自体は分かるんだが
なんで照のセリフがオシンドロームなのかなと

>>87

なるほど、まあそのうちスレタイ回収はする予定です
昨日スレ更新しようと思ってたのに出来なかった…

すいません

こんばんみ

なんか小ネタが書きたくなったけど話に一区切り付けてからにします



京太郎「切符を無くしたって…それ大事じゃないですか!」

照「大丈夫、大丈夫、なんとかなる」

京太郎「なりませんよ! というかなるわけないでしょ!!」

照「す、菫に言えば……」

京太郎「どうやって?」

照「で、電話で」

京太郎「番号は分かるんですか?」

照「う、うん」

照「え、えーと ここをこうして…」

やばい、すごい心配だ



照「こうして…」


ぴたり、と彼女の携帯を操作する手が止まる

その顔は青ざめていて、この世の終わりを感じさせるほど絶望しきった顔だった


京太郎「どうしました?」

照「ポッキーが……無い!」

京太郎「ポッキーならさっき俺の部屋に置いありましたよ」

照「取ってくる」


ととと、と足早に階段を降りる

すると、しばらくしてまた ととと という音を立てて部屋に戻ってきた

軽く走っていたからだろうか、額には汗が浮かんでおり

妙にそそるものがあった、というかありまくった

すると、彼女がゆっくりと口を開いた


照「京ちゃんのお部屋はどこ?」

京太郎「あの…照さん」

照「なぁに、京ちゃん」

京太郎「冗談ですよね?」

照「?」

京太郎「コ・クービ!」


やべ、この前ターンA見てたから御大将みたいな突っ込みをしてしまった





京太郎「ここが俺の部屋です」

照「へー」

京太郎「気付かなかったんですか?」

照「べ、別に、私には分かってた」

京太郎「じゃあなんで一回下に降りたんですか?」

照「ちょ、ちょっとね…」


目がめまぐるしい速度で泳いでいる

なんというか、ばればれである


京太郎「はぁ…で、連絡は付いたんですか?」

照「それが…」

京太郎「?」

照「さ、30分だけ時間をちょうだい」

京太郎「なんでですか?」

照「ロックマチガエチャッテ」

京太郎「………はぁ」



照「やはりポッキーは最強」もぐもぐ

京太郎「食べながら喋っちゃいけません」

照「やはりポッキーは志向のおかし。手も汚れないし、異論は認めない」

京太郎「手が汚れないなら、トッポの方が良くないですか?」

照「ぅ……」

京太郎「ポッキーは持つところ以外はしかチョコでコーティングされてませんけど」

京太郎「その点トッポってすごいですよね、最後までチョコたっぷりですし」

照「でも、ポッキーにはいくつもの種類がある」

京太郎「トッポにだって6つの種類がありますよ!」

照「ぐぬぬ」

京太郎「ぐぬぬ」

照「む、そろそろ30分経つ」

京太郎「トッポはおいしいのに…」



照「あ、もしもし菫」

「なんだ照か、切るぞ」

照「待って、まじめな話だから」

「この前みたいにお菓子の話を始めたら即切るからな」

照「うん、実は…」


どうやら繋がったようだ

これで一件落着、照さんと別れるのはさびしいがこれで照さんは安心して帰れるだろう

今日中には東京にもどって…


「あー、それならそっちの人にやってもらえばいいだろう」

照「うん、確かにそうだね」

「まあ、あれだ明日は運良く土曜だし、妹さんとの仲直りということなら私もとやかく言うまい」

「ゆっくりして仲直りしてこい」

照「うん、じゃ」


……あれ?



京太郎「照さん…今のって……」

照「電車の時間を聞くなら地元の人に聞く方が良いだろうだって」

京太郎「いや、もう少し後のですね…」

照「いや、だからこっちに泊まってけって…」

京太郎「あの…つかぬ事をお聞きしますが」

京太郎「どこの泊まるんですか?」

照「それは…その……」

照「あの、……」


すごくあせった態度を取った後に

照さんは俯いて黙ってしまった




京太郎「いや、まさかと思うが泊まる場所がないなんてことは…」

照「だ、大丈夫、私はお姉ちゃんだから野宿くらいは…」

京太郎「もうすぐ夏とはいえ、まだ外は寒いですよ」

照「う……ぅう……」

京太郎「それに照さんみたいなかわいい人が夜遅くに外を出歩いてたら襲われちゃうかもしれませんし」

照「……」


照さんの顔がもっと暗くなる

今の俺の心の中はすごく申し訳ない気持ちでいっぱいだ

でも、このお泊まりイベントを逃すわけには…行かないんだ!


京太郎「その、もし良かったらですけど…家に泊まってくなんてことは……」

京太郎「あ、嫌だったら断ってもらって…」

照「いいの?」









京太郎「え、えぇ、一応大丈夫だと思います」

照「京ちゃん…」

京太郎「はい?」


照「大好き!」


京太郎「はぁい!?」


やべっ、びっくりしすぎて声が裏返ちまった

いや、お泊まりしていただけるのはとてもとてもうれしいのだが

こんなことを言われるとは思わなかった

いやはや、今のMP3で取っとけばよかった


照「どうしたの?京ちゃん、顔が真っ赤」

京太郎「な、ななんなななななんんでもないいです!心配しないで下さい」

照「変な京ちゃん」

京太郎「じゃ、じゃあ俺母さんにこのこと言ってくるので…言ってきます」

照「言ってらっしゃい」



はぁ…と肺の中の息を吸って

口を服の袖にぴったり当てて…せーの


京太郎「惚れてまうやろォォー!!!!」


あ、まちがえた。

元々惚れてるんだって、恋にもうおちたんだよ!

現在進行形だよingなんだよ!

って何をやってんだ俺は、好きだって言われてテンション高くなってんのか?

なってんだよバカ野郎!心臓がバクバク言って死にそうだコノ野郎!


京太郎「とにかく、あせるな須賀京太郎。なんだか知らんがナイスな展開じゃないかこれは」

京太郎「初恋は実らないって聞くけど下手すればこの2日間でぐっと距離を詰められる」

京太郎「逃す手は…無い!」


そう言うと、須賀少年はわずかな希望を胸に抱き

居間へと駆け出す。


俺の初恋はここからだ!!


繋がらなかったのは父親の家電の方なのかな
ちなみに03は東京の市外局番で、長野は026とかだったはず。知らんけど

>>110
ポンコツ様の方の携帯にかけたみたいですよ

小ネタ書くって言ったけどネタが思い付かないのでネタ下さい



以下の出来事はあくまで小ネタの一環であり
本編とは一斉関係ありません



時は進み、照さんから好きだといわれてから10分

誰かが家に来た


優希「こんにちわー」

京太郎「え……アイエエエ!?ユウキ!?ユウキナンデ!?」

優希「いや、今日の分のタコスを貰ってないって気付いてな」

京太郎「ああ、ならいいんだ、あははのはー」

優希「……京太郎、どうかしたのか?今日のお前、なんか変だじょ」

京太郎「イ、イヤーナンデモナイヨー」

優希「いや、お前絶対なにか隠し事してるだろ」

京太郎「ぎくっ」

優希「京太郎って割りとすぐ顔に出るよな…」

京太郎「マジで!?」



っち、ここでばれるのは非常にマズイ

もし優希にバレて、お泊まり会が無しなんてことになったら俺は一生このことを恨み続けることになる

そうだ!この前確かハギヨシさんにうまい嘘の付き方を教えてもらったんだ!アレを試そう


優希「もしかして…誰か来てるのか?」

京太郎「いや、誰もいないよ」

優希「本当か?」

京太郎「本当、本当、マジで本当」

優希「……なんとなく怪しいじょ」

京太郎「本当になんでもないから」

優希「まあいいじぇ…とにかく、さっさとタコスを寄こせ!」

京太郎「はいはい、分かった分かった」


ふう、さすがハギヨシさん。

とりあえず本当って言っておけば須賀君の場合は大丈夫って言うのは本当だった



京太郎「さて…じゃあ俺はタコス作ってくるから」

優希「おう」

京太郎「あ、あと玄関にぼーと突っ立っててると世間体悪いからリビングに来い。出来立てのタコスを家で食わしてやる」

優希「本当か!?」

京太郎「お、おう…」

優希「嘘じゃないよな!?男に二言は無いよな!?」

京太郎「ああ…」

優希「ふふふ…京太郎と……ふふふ…」


なんだこいつ…

いつもと違ってやけにがっついてきたな

ま、いいかこれで一難去った。

照さんは俺の部屋に居る……大丈夫だ、計画に抜かりは無い…



一難去ってまた一難、ぶっちゃけありえない!


優希「京太郎!これはどういうことだじょ!?」

照「……」もぐもぐ


なんで照さんがリビングにいるんや…

しかも俺が買いだめしといたトッポを我が物顔で食ってるし…

優希はめちゃくちゃ機嫌悪そうにしてるし…

まあいい、とりあえず照さんになんでリビングに居るのか聞こう


京太郎「て、照さん!何してるんですか!?」

照「ん、らいん」もぐもぐ

京太郎「いや、そういうことじゃなくてですね…」





照「あえて言うなら…そこにお菓子があるから、かな?」キリッ

京太郎「やだ素敵……じゃなくてですね」

優希「で、京太郎。この人は誰何だじょ?見たところ知り合いっぽいが……まさか恋人…」

京太郎「違う!違う!!この人は宮永照さんって言って、咲のお姉さん!!」

優希「ふーん、そうなのか…って、咲ちゃんのお姉さん!?」

照「いかにも、私が咲の姉。宮永照だ」


ふん!という感じで胸を張る照さん

さっきとは違ってキリッとした表情だが、口に咥えているトッポが全てを駄目にしている


優希「こ、これが…王者の威圧……っ!」


え、なんだこいつ?

照さんのどこが王者なんだ?

どっちかって言うとお菓子大臣だろ



京太郎「ほい、タコスできたぞ。優希は席に着け」

優希「はーい、だじぇ」

京太郎「あ、ちょっと待て、お前手を洗ったか?」

優希「あ」

照「あ」

京太郎「……照さんも手を洗ってないんですか?」

照「うん」


もう何だよこの人…

いや、手がかかるのはどっかのポンコツのおかげで馴れてるからいいんだけどさ

こんなんじゃ照さん結婚できんないんじゃないか…

あ、でもそしたら俺が結婚できるかもしれない!

って、一人で何考えてるんだ俺は……



京太郎「全く、これから家に泊まるんですから…風邪とか病気にかからないように気をつけてくださいよ」

照「分かった」


そういって、彼女はトッポの2箱目に手を伸ばした

全く、この人はどんだけお菓子が好きなんだよ。

後でクッキーでも焼いてみよう


優希「……京太郎、今泊まるって聞こえたのは私の聞き間違えか?」

京太郎「あ、やべ…」

優希「どういうことか説明してもらうじょ!!」


優希居るの忘れてた、こりゃやべーや


10分後


京太郎「……ということがあってだな」

優希「なるほどな、分かったじょ」

京太郎「だからこれはな、やましいことを思ったわけじゃないんだ。仮に思ったとしても、変態というなの紳士なんだ俺は」

優希「たまに京太郎は何言ってるのかちょっとわからないじぇ…」

京太郎「分かっていただけたか?」

優希「ああ、だがこのことを聞き流すわけにはいかないからな、部内のみんなにメールで…」

京太郎「わわわ、待って!それだけは勘弁して!」

優希「なら、私も止めてもらおうか」

京太郎「え?」

優希「本当に二人に不純異性交遊が無かったかどうか私がじきじきに確認してやるじょ!」

京太郎「(っく…本当は照さんと二人きりが良かったが……部内にばらされるわけには…)

優希「さあ、どうする?」

京太郎「(…調子に乗りやがって、優希覚えてろよ………)」

京太郎「(でも、今回はこのお泊まり会のため……致し方ない)」

京太郎「…分かった、いいぜ」

優希「やったー!!」

京太郎「ちくせう…ちくせう……」ポタポタ





その時須賀京太郎の目からは血の涙が流れていたらしい


おしまい

おまけ


京太郎「ところで照さんは誰とラインしてたんですか?」

照「うーんと、淡って友達」

京太郎「へぇー、こっちに着てること教えたんですか?」

照「うん、もうすぐ着くって」

京太郎「………へ?」


つづく?



そして、ちょっとだけ本編やるでー


東京レイブンズを見てたら春虎さんが一瞬京ちゃんに見えた
そして夏目さんがクロチャーに見えてしまった



親から許可は取れた

以外にもあっさりと母親はOKしてくれた

後、今日の夜は出かけるらしい


「京太郎が女の子連れてきてるのに家に居るなんてヤボしないわよ」


といって母さんはウインクしてたけど

あの人絶対勘違いしてるよな

だから、机の上に意味有りげにゴムがおいてあるのも気のせい何だよな

そうだよな、うそなんだよな、な!

おねがいだから嘘だといってくれよバーニィ!



京太郎「さて、許可は取れました」

照「うん」

京太郎「だがしかし、親が今日はいません」

照「うん」

京太郎「これが何を意味しているか分かりますか?」

照「テレビ見放題!」

京太郎「違います、晩御飯は自炊しなければいけないということです」

照「別に私はお菓子でもいい、というかお菓子がいい」

京太郎「そんなこと言ってると糖尿病になって2度と甘いもの食べられなくなりますよ」

照「それは困る」

京太郎「なので晩御飯のリクエストを聞きます、何でも良いです」



照「はい」

京太郎「なんですか」

照「ケーキがいいです」

京太郎「同じことは2度言いたくないんですけど」

照「じゃあ、カレー」

京太郎「お、無難ですね」

照「2日目のカレーのおいしさは異常」

京太郎「確かに、同感です」

照「後、ケーキ」

京太郎「どんだけケーキ食べたいんですか!?」

うn?タコスは今のところはあくまでおまけ編の登場人物なのか

>>136 おまけはおまけ、本編は本編です。
    じゃないとスレタイ回収は出来そうにないので


京太郎「じゃあカレーを作ります、他にリクエストはありますか?」

照「ケーキ…」

京太郎「……」

照「ケーキ食べたい」

照「柔らかいスポンジに…白い生クリーム、最後にいちご……」

京太郎「わがまま言う人は嫌いです」

照「なら、私が買う」

京太郎「はい?」

照「自腹を切ってケーキを買って一人で食べる、今月お小遣い厳しいけどケーキ一個くらいなら…」



京太郎「はぁ…分かりました」

照「え?」

京太郎「ケーキは俺が買ってきます。照さんはお客さんですし、そのくらいのことはさせてください」

照「いいの?」

京太郎「俺だって男です。女の子の頼みの一つや二つ、叶えて見せます」

照「本当?」

京太郎「えぇ、男に2言はありません」

京太郎「たかがケーキごとき、5個でも6個でも買ってあげますよ!」

照「本当に!?」

京太郎「はい」

照「じゃあ、早く買いに行こう。早くしないと売り切れちゃう」

京太郎「ちょっと待ってください、冷蔵庫の中身を確認してきます」

照「分かった」



眠いので今日はおしまいです。
小ネタの方で出していただいた案は有効活用させていただきます



こんばんみ

なんか今日は忙しいです
なのでちょっとしか進みません



照「行く準備はできた、早く、早く」

京太郎「待ってくださいよ、俺だって着替えたり財布出したり色々あるんですよ」


今気付いたけど俺は今だ制服のままだ

このままで歩いたら制服にしわが付いてしまう

なので着替える

……というか、照さんは着替えとかどうするんだろう?

出かけるのにまさか制服ってことはありえまい

…ありえないよな?

…ありえそうだ


京太郎「ちょっと照さんに聞きますけど、着替えとか持ってきてますか?」

照「持ってきてるよ?」



京太郎「えぇ…持ってきてたんですか!?」

照「うん、何かおかしい?」

京太郎「いや、別におかしくは無いですけど」

照「もしかして疑ってる?」

京太郎「いえいえ、全然そんなことはありません」

照「む…なら見せてあげる、私がちゃんと重い思いをして持ってきた荷物を」


そう言うと照さんはおおきな鞄を取り出した

修学旅行とかで使うボストンバックのような物だ

取っ手についているお菓子のストラップがかわいらしい


照「ほらね」

京太郎「え、えぇ…」



ごめん、人が来たので今日はおわり

短くてすいません。明日はがんばります


こんばんみ

昨日は途中で止めてすいませんでした!
許してください何でもしますから!!



京太郎「あの…つかぬことを聞きますけど、着替えはきちんと持ってきてますよね?」

照「いくら京ちゃんでもその発言は私を馬鹿にしすぎ」

京太郎「すいません」

照「気にしてない」

京太郎「で、中身ですが……」

照「女の子の鞄の中身が知りたいなんて…京ちゃんのえっち」

京太郎「いや、そう言う訳じゃなくて!!」

照「慌ててる京ちゃん面白い」

京太郎「だから、人で遊ばないでください!」

照「?」

京太郎「小首傾げたってもうだまされませんよ!」



照「っち……」

京太郎「あ、今舌打ちした!舌打ちしましたよね!?」

照「していない、私は正常」

京太郎「…本当ですか?」

照「全く、京ちゃんはこれだから困る」

京太郎「それは照さんだけには言われたくありません」

照「む、また酷いことを言った」

照「今度は許さない、謝罪を要求する」

照「後さっきまで膝枕をして疲れたのでそのお返しも」

京太郎「は、はい、すいません」


なんだ? 照さんのキレが突然よくなったような

どういうことだ? さっきと同じ人には見えない…


照「それと、早くケーキ」


なんだ、ケーキの為か

それなら納得……





するわけねぇーだろ!!

どっかのゲームでもケーキは嘘って言ってたし…

まあそれより今は着替えだ、場合に寄っては……その、…下着とかも買わなきゃいけないし…

俺のバカ、何考えてるんだよ!照さんとはまだそういう関係じゃないだろうが!!

とにかく今は、着替えの確認を…


京太郎「で、着替えの方はどうなんですか?」

照「……大丈夫」

京太郎「まさかと思いますが…下着だけとかパジャマだけしか持って来てないとか……」

照「……」

京太郎「……ないですよね、すいません。また失礼なことを…」

照「ごめんなさい…」

京太郎「はい?」



京太郎「まさか……とは思いますけど、実は着替えないとか言いませんよね? ね?」

照「着替えを持ってきたといったな、アレは嘘だ」

京太郎「な、なんだって!? それは本当かい?」


そうか、照さんがさっきと違って冷静だったのはこれを隠そうとしてたからか

なるほドーナッツ、それなら当たり前田のクラッカーだ


照「うん、実は制服とパジャマと下着しか持っていない」

京太郎「なるほど……って、えぇぇ!?」

京太郎「制服しか持ってないって…実質パジャマしか着替えがないってことじゃないですか」

照「大丈夫、私はパジャマでも行ける」

京太郎「駄目です、そんなの俺が許しません」


パジャマを見れるのはうれしいけれども

クラスメートとかに見つかると恥ずかしいのと、他の男に照さんのパジャマ姿が見られるのがなんか尺なので


照「でも、制服で言っちゃ駄目なんでしょ?」

京太郎「仕方がないので、特別に許可します」


途中寝落ちごめんなさい

今日はもう寝ます、おやすみなさい。
このごろ更新が少ないのは台風って奴の所為なんだ!

こんにちはなのかこんばんはなのか分からないのでこんばんちわ

何故救助された人は必ずと言うほどお風呂に入りたいと言うのか?
それともこれはお風呂ネタを早くかけと暗に示しているのか



照「本当に!?」

京太郎「えぇ、ただし…服が無いのは困るので今回は少し遠出してイオンに行きます」


イオンと言うのは世に言うジャスコ的な店だ

中には沢山の店が入っており、服や食品を買ったり、映画を見たりできる

家からは結構遠くて、歩いて行くと20分近くかかるのであまり沢山は買えない

服を買うと提案したのは、照さんの私服が見たいと言う本音は心の奥にしまっておこう



京太郎「そこに、コージーコーナーがありますからケーキはそこで買いましょう」

照「コージーコーナーと言えばシュークリーム、異論は多少認める」

京太郎「確かに美味しいですよね、シュークリーム」

照「うん、生クリームが沢山入っている所が好き」

京太郎「それにあそこの魚は新鮮で美味しいんですよ、頼めば魚を捌いてくれますし」

照「ふ~ん」

京太郎「あんまり興味なさそうですね…」



照「突然お魚の話をしたからびっくりした」

京太郎「さいですか」

照「後、私はお魚が嫌いだから」

京太郎「魚のどこが嫌いなんですか?」

照「お魚は骨があるのとわさびがつけてあるから嫌い」

京太郎「まあ、確かに小骨には少しイライラしますね」

照「わさびは……つーんと来る…」

京太郎「鼻に来ますよね、アレ」




数分後、一応私服に着替えた


京太郎「さてと、じゃあ行きますか…照さんの準備はいいですか?」

照「うん、大丈夫。お菓子は持った」

京太郎「結構遠くまで行くから、離れないで下さいよ」

照「京ちゃんこそ、私とはぐれないでね」

京太郎「はい、分かりました」


そして、俺達は家から出てイオンに向かう

出会ったその日に初デートとは、これはいつも麻雀でビリの俺に神様がくれたプレゼントだったのか?

そうだとしたら、こんなに嬉しい事は無い。

神様、ありがとうございます。


そんな事を思いながら俺と照さんは二人並んで夜道を歩く

なんだか今日の俺は最高にツイていた



………



「なんだか今日はツイてないなぁ…」

「期待してた本は昼ドラ顔負けのどろどろ展開だったし、京ちゃんは途中で帰っちゃうし…」

「はぁ…少し夜風にでも当たろう」

「外に誰かいる……あ、京ちゃんだ」

「隣に誰か…もう一人いる? あれは……」

「お姉…ちゃん……? なんで長野に?」

「それより、なんで京ちゃんはお姉ちゃんと一緒にいるの……?」

「…………確かめた方が…良いよね」



………

一回区切りがついたのでおしまい

ご飯食べて寝て来ます。
小ネタを書くとしたら起きてからになります

すいません、時間指定を忘れていました
21時にまた来ます。

では

修羅場嫌い

見てない間にこんなにレスがつくとはたまげたなぁ

なお本編は鬱になる可能性は限りなく0に近いです
おまけは知らん


ところで、おまけと本編どっちやりますか?



以下の出来事はあくまで小ネタの一環であり
本編とは一斉関係ありません



前回までのあらすじ


須賀家に現れた謎の美女宮永照!

彼女に一目惚れした京太郎は彼女を家に泊めることを決意する!!

だがしかし!そこに現れるのはタコススレイヤー カタオカユウキ!!


優希「ドーモ、キョウタロウ=サン、ユウキデス」

京太郎「え……アイエエエ!?ユウキ!?ユウキナンデ!?」


京太郎は、現れたユウキの前になす術もなく膝をつき

血の涙をその目から流すのだった…



照「うん、もうすぐ着くって」

京太郎「はい?」


今、確かに照さんはもうすぐ着くって言ったよな

……もうすぐ着く?


京太郎「まさかとは思いますけど……その淡って友達を呼んだわけじゃありませんよね?」

照「ううん、違うよ」

照「修羅場なうって打ったら、何それ面白そうって話になって、こっちに来ることになった」

京太郎「……ちょっと待って下さい」

照「?」



京太郎「照さんがラインをしていたのはさっき…つまりは5~10分前」

照「うん」

京太郎「だが、彼女はもうすぐ着くと言った…」

照「うん」

京太郎「この計算だと東京~長野間を約10分足らずで移動したってことになります」

照「うん」

京太郎「今の日本に長野~東京間を10分足らずで移動できる手段はない…仮に有ったとしても……用意するのには時間がかかる、つまり…そんな事はありえないんですよ!」

照「うん、わかんなかったからもう一回」

京太郎「だからですね……」



「ふっふっふ…流石としか言いようのない完璧な推理だ」


京太郎「誰だ!?」

照「?」


「だが、貴様の推理は残念ながら不正解だ……何故なら」



淡「私は貴様がテルーの膝枕から起きる前からずっと照明のところでスタンばっていたからね!!」



京太郎「なん……!」

照「……だと?」



淡「どう、驚いた?」

京太郎「いや……驚いたとか言う前になんでそこにいるんですか貴女は?」

淡「忘れてしまったのかMyブラザー!」

京太郎「ブラザーって……なんでこんなハイテンションなんだこの人」

淡「私は高い所が凄く苦手だから高いところに登ると怖くておかしいテンションになるんだ!」

京太郎「………で?」

淡「おろして」

京太郎「降りれないのかよ!?」



淡「実を言うと肩車くらいの高さでも怖いです」

京太郎「急に敬語になったな…」

淡「だからおろして下さい、死んでしまいます」

京太郎「この程度で死ぬの!?」

淡「……」こくん

京太郎(顔真っ青にして頷いた、相当ヤバそうだなこれは…)


照「タコスおいしい」

優希「あ、それは私のタコスだじょ!」



京太郎「はい、どうぞ」

淡「ふー、怖かった…やっぱり高いところはこわいね」

京太郎「ところでなんであんな所に?」

淡「いや、始めは照明の所から華麗に飛び降りて登場するはずだったんだ」

京太郎「あぁ」

淡「そしたら予想以上に高くて足がすくんじゃって…」

京太郎「おい……そのくらい見れば分かるだろ」



照「おいしかった」

優希「いくらチャンピオンでもその行為は許せないじぇ……なら私はお菓子をいただくじょ!」



淡「いやー、初心に帰れって言うし。やって見れば大丈夫かなー?って」

京太郎「いや、無理だろ」

淡「高校100年生だしさ、この程度ならいけちゃうんじゃないかなー?って」

京太郎「高校100年生って115歳かよ……ヨボヨボだな」

淡「うっさい、あんまり姉を甘く見てると痛い目に合うよ」



優希「このポッキーはいただいたじょー」

照「かえせー」



京太郎「そのさっきから言ってる姉とかMyブラザーってなんだよ、口癖か?」

淡「オー、Myブラザーそんな事も知らなかったのかそりゃあかわいそうだ!」

京太郎「なんかそのノリにはついて行けない」

淡「実はさぁ、あたし達腹違いの兄弟らしいんだよね」

京太郎「………はい!?」



照「つかまえた、ポッキーは返してもらう」

優希「これが……チャンピオンの実力なの、か…」



京太郎「腹違い?」

淡「そう、腹違い」

京太郎「嘘でしょ?」

淡「いやー、ホントホント」

京太郎「え、マジで?」

淡「マジマジ」



照「さあ、おとなしくポッキーを私に渡すんだ」

優希「まだだ、まだ終わらんよ!」



京太郎「で、それを言いに長野まで?」

淡「いや、本当の用事は違うんだけどさ」

京太郎「違う?」

淡「あー、あのさ」

淡「私家出したから匿って!」

京太郎「……はい?」



優希「いけ、ファング!」ぽい

照「あ! ポッキーが隣の家の二階に」



京太郎「あー、ちょっと待ってくれ混乱してきた」

淡「?」

京太郎「まず俺とお前は腹違いの姉弟…」

淡「そう」

京太郎「で、お前は家出してほぼ他人の人に頼って匿って貰いに来た」

淡「そう」

京太郎「……明らかにおかしいよな」

淡「どこが?」



優希「ど、どどどどどどどどどうしよう!?」

照「わ、わたし知らない」





京太郎「いや、まずなんでウチなんだよ……他に行く当て無いのか?」

淡「……実は、私には頼るアテが無くて」

淡「ほら、私こういう性格だからさ…友達もあんまり出来なくて……その…」

淡「そんな時、ふとこの話を思い出して……」

淡「あの……ごめん、すぐ出てくから………」


京太郎「待てよ」


淡「え?」

京太郎「あのさ…その、外は寒いだろ?」

淡「ま、まあまあ…」

京太郎「そ、そんな中にいたら風引いちまうし」

京太郎「第一野宿は身体に悪いだろ、だから…仕方なく泊めてやる」

淡い「ホント!?」

京太郎「あぁ、本当だ…なんか姉弟らしいし、ほっとくのもかわいそうだから」

淡「ありがと!キョータロー!!」


ぎゅう


京太郎「!?」



淡「いやー、助かったよ!これでしばらくは安泰だね」

京太郎「お、お前……突然抱きついて…」

淡「姉弟なんだからハグくらいしたってイイでしょ?」

京太郎「いや、高校生なんだし…少しは……」

淡「それとも何? もしかしてお姉ちゃんに興奮してるの?」

京太郎「そ、そんなわけあるか!」

淡「ならキスしよう、興奮しないんでしょ?」

京太郎「するわけないだろ!」

淡「ならはい、んー」

京太郎「わ、分かったよ……んー」

……

淡「ホントにキスすると思ったの? アハハ!」

京太郎「くっそ……調子くるうなぁ……」



おしまい


おまけ


咲「あれ、なにか窓から入ってきた」

咲「ポッキー……しかも恋のイチゴって書いてある…」

咲「飛んで来たのは……明らかに京ちゃんの家からだよね………はっ!?」

咲「こ、これはもしかして京ちゃんからのプロポーズ!?」

咲「わ、わわわわわ!ど、どうしよう!?」

咲「い、行くしかないよね…」


つづく?



何故か深夜テンションが発動してしまいました、すいません。


そしておやすみなさい
結局本編はあんまり進んで無い…


もうおまけが本編だか本編がおまけだか分からんねこりゃ、もう準本編でもいいよね

まだ気力があれば24時頃にまた来ます。
本編と準本編どっちがええか書いといて下さい

>>238
あわあわやシロがタイムリープしそうだな


なんか宮永ホーンが割れてデストロイモードになるってわけの分からない発想が生まれた

>>240
ここの京ちゃんがタイムリープしたらタイムリープするたびに照さんがデレて咲さんがツンツンします


本編を進めます
例によって深夜テンションです。




京太郎「もうすぐ夏とはいえ、夜はまだ寒いですね」

照「……東京は暖かいのに…温かくて甘いものが食べたい」ぶるぶる

京太郎「……」


照さん寒そうだな…

気の利いたやつならここで上着の一枚でもかけてあげるんだけど

あいにく俺は上着なんて持ってきてないからなぁ


京太郎「あの…」

照「なに?」

京太郎「寒いなら…手、繋ぎますか?」

照「うん」


照さんは二つ返事で了承してくれた

顔には出さないが凄く嬉しい






照さんは最初に俺の手の中に滑り込ませるようにゆっくりと手を握ってくる

その後、手を少しだけ強く握るようにきゅっと力をいれてくる

手は柔らかくて、少し力をいれれば壊れてしまいそうなくらい繊細だった

………感想を述べただけなのに、変態みたいな発言になってしまった


照「ん、あったかい、京ちゃんの手」

京太郎「そ、そうですか」

照「どうしたの? 京ちゃんそっぽ向いて」

京太郎「なんでもないです」



なんと言うか、顔に火照りを感じる

というか今日の俺なんかおかしいな

直顔が赤くなるし、気持ち悪い妄想ばっかりしてるし

それもこれもあの携帯占いのせいだ……でもまあ照さんと会えたし、それでチャラかな?

そうだ、もう一回我に帰って考えてみると俺今好きな人と手を…


照「……もしかして京ちゃん、照れてる?」

京太郎「照れてないです!」

照「照れてるでしょ」

京太郎「てーれーてなーいーでーす!」





照「じゃあこっち向いて、私を見て」

京太郎「……分かりました」


このままただただ照さんに顔が赤いと馬鹿にされるのは嫌だ

仕方が無いので、照さんの方を向いて顔を見せる


照「……ほら、やっぱり顔が赤い」

京太郎「……赤くないです」

照「赤い」

京太郎「赤くないです」

照「赤いよ、だって私も赤いもん」

京太郎「はい?」


そう言われて、照さんの方を見る

すると、照さんの顔は真っ赤になっていた



照「京ちゃんさ、覚えてる?」

京太郎「…何をですか?」

照「昔、咲と京ちゃんと皆で手を繋いで神社にお参りに行ったでしょ」

京太郎「……行きましたっけ?」

照「そっか、やっぱり京ちゃんは覚えて無いんだね」

京太郎「?」

照「ううん、なんでも無い。こっちの話」



そう言うと、照さんは空いている方の手でポケットを探った

しばらくすると、ポッキーをポケットから取り出して口に運んだ


照「やっぱりポッキーはおいしい」

京太郎「照さんはいつもポッキーですね」

照「うん、ポッキーは途中までしかチョコが無いから」


そう言うと、照さんはイタズラ成功させた子供の様な顔をした

ニヤリとしたその笑顔はなんだか懐かしい


照「ポッキーは、最後まで甘くは無いからね」



250まで行ったので終わりです

照さんは糖分が切れると頭が回るタイプの人です

後言い忘れてた事が一つ


魔王様お誕生日おめでとうございます


では、おやすみなさいませ

本編(照のみ?咲が追っかけてきそうなのはどれ?)なのか、
おまけ(タコスと淡が出てくる奴)なのかわかるようにしてね

>>261
>>203で前置きして>>226で区切ってるじゃん、眼科行けよ

おかし大明神

咲さんの誕生日だから皆仲良くしようぜ!

>>261
>>263の方が言っている通り、始まる前と終わりには一言いれてあります。分かりにくくてスマソ


今日は予定を急遽変更して咲さんの短編でも書こうかと思っていましたが無しで

22時くらいに更新に来ます


こんばんみ

一応聞きますが、咲さん短編と本編どっちがいいですか?






ここから始まるお話は短編の一つであり
本編とはなんら関係ありません。






私こと、宮永咲には幼馴染が何人かいる

彼ら彼女らのほぼ全員は、私の幼稚園からの同級生である

しかし、その中には含まれない場合もある

須賀京太郎。

彼とは中学生からの同級生、という風に周りに言っているが実は違う

彼と私は、生まれた時から、幼馴染である



彼と私の関係を説明するには、私の親の話から始めなくてはならない


私は双子である、私の上には二つほど離れた姉がいる

そのため、私の親は子育てには慣れており私の子育てには姉ほど苦労しなかったそうだ

そして、彼。

彼は一人っ子であり、当然彼の親は子育など始めての体験だった


なので、私の親は彼の親に子育ての手ほどきをした

これが、私と彼が出会った経緯である



そして、彼と私は親に連れられてよく合う機会があった

彼は明るくて、何事にも好奇心大勢だった

平日にはよく家に遊びに来て、休日には彼の家に遊びに行った

次第に彼と私は中が良くなり、いつしか互いが下の名前で呼ぶような中になっていた

こうして、私達は幼馴染になった





そんな私達は、気付くと高校生になっていた

彼はその性格からか沢山の友達が出来た

いや、性格だけではない。

彼は勉強はそれほどでは無いものの、スポーツ万能であり容姿もそれなりに良かった

彼の周りにはいつしか自然に人が集まるようになっていた



あれ? こんなこと言いたかったわけじゃないんだけどなぁ…

前置きが長くなってしまったのでもう全部これから言おうと思ってた私と彼の思いでとか、私がなんで麻雀部に入部したかとか、色んな事は割愛させていただきます


私こと、宮永咲は幼馴染である須賀京太郎が好きです

なんで好きになったのかそういうのは得には覚えていません

あえて言うなら、彼が私の頭を撫でてくれたのがきっかけです



随分と前のことでした


京太郎「咲ー、買い物行かないか?」


彼は家に来ていて

親が仕事でいない私にご飯を作ってくれるということでした


咲「うん、今行くよ」

京太郎「急がなくていいぞ、お前は急ぐとよく転ぶからな」

咲「うぅ……からかわないでよぉ」

京太郎「本当の事だろ」

咲「ひ、否定出来ない」



咲「京ちゃん、着替えたよ」

京太郎「……咲」

咲「何?」

京太郎「前後逆だ」

咲「え、嘘!?」

京太郎「はぁー、お前は本当に世話が焼けるな」

咲「う、うるさいなぁ!」



咲「京ちゃん、着替えられたよ!」

京太郎「おう、今度はちゃんと着れたな」


そう言うと、彼は私の頭を撫でました

小さい頃は私より背が小さくて私の方がよく頭を撫でていましたが

今の私は京ちゃんに身長を大きく抜かされ、今や頭を撫でられる側です




彼の手は大きくて、とても暖かかったです


咲「もう、子供扱いしないでよ!」

京太郎「へへ、だったらそのちんちくりんな体型を直しやがれ!」


そう言って、彼は私に笑いかけました

その顔に、私は不覚にもときめいてしまったのです

昔はもっとあどけなくて頼り無い男の子でしたが

今やがっしりとしていて頼り甲斐のある男性なんだなと思いました


京太郎「どうした、咲。 大丈夫か?」

咲「ううん、なんでもない」



咲「私はそんなにちょろくは無いと思ってたんだけどなぁ…」

京太郎「なんか言ったか?」

咲「言ったよ、でも教えてあげない」


そう言って、私は彼の腕に抱きつきました


京太郎「なんだよ突然」

咲「なんでもなーい」


彼はまるで意識していないようですが

私は心臓が口から飛び出すかと思いました


なんで、私はこんなにドキドキしているのにちゃんは全然気にしてないのかな…

私に胸が無いからかな?だって和ちゃんがこんな事をしたらきっと、京ちゃんは凄い動揺するよね…

うぅ、悔しい

こうなったら絶対、京ちゃんをドキドキさせてやるんだから



咲「私を惚れさせた事、後悔させてあげる」


覚悟しててよね、京ちゃん!




おわり

おまけ

咲「京ちゃんをドキドキさせてやる!」

咲「お化け屋敷に入って抱きついたりしたら確実にドキドキするよね!」


~お化け屋敷~

咲「ごごどごぉ~ぎょうぢゃぁん」

お化け「ほら、お嬢ちゃん大丈夫だから…」


咲「ごわがっだ…」えぐえぐ

京太郎「お前がいなくて俺は始終ドキドキしてたよ」

咲「ぞのドキドキじゃない…」


おわり


やはり京咲は難しい

まあ何はともあれお誕生日おめでとうございます咲さん




おやすみなさい



明日から本編ガンガン進めたいと思います
横道にそれてばかりでごめんなさい


大勢→旺盛の間違えだよね
好奇心が大勢いても仕方ないし

>>302
指摘ありがとうございます。今見返すと酷い誤字脱字が沢山ありますね
京ちゃんの京が抜けてただのちゃんになってたり…



こんばんま

こづれ狼と聞いて迷子にならないように乳母車に咲さんを乗せた京ちゃんが思いつきました、とってもシュール



京太郎「それにしても凄いですよね」

照「え?」


俺がそう言うと照さんが呆気にとられた様な顔をした

それを見て、俺は言葉を続ける


京太郎「だって、最後までチョコたっぷりですもん」


へへっ、と照さんに笑いかけてみる

そうすると照さんのニヤリとした顔がむすっとした顔に変わった


照「むー」


照さんが不満そうな目でこちらを見る


照「一番凄いのはポッキー」

京太郎「はいはい、分かりました」





照「何か適当にあしらわれた様な気がする」

京太郎「はは、気の所為気の所為」

照「むー」


彼女はそのフレーズが気に入ったのかもう一度口から不満の声を垂らした

その後、照さんは先程の顔からさらに頬を膨らませる

ぷくーと膨らんだその頬を何と無く突ついてみる







照「なぁに?」

京太郎「なんでもないです」


しまった、うっかりやってしまった

無意味なスキンシップは女性に嫌われる原因だと昔聞いた事がある

これは……照さんに嫌われてしまうかもしれない…


照「京ちゃん…どうしたの?」

京太郎「いや、あのですね……なんと言いますか…」

照「むー」

京太郎「むー、じゃないです!」



照「そう言えば…手の時といい、今といい……京ちゃん大胆」

京太郎「いや、なんか…すいません」

照「むー」


またまた照さんが頬を膨らませた

気に入っているとは言え、一体何回やれば気が済むのだろうか


照「……飽きた」

京太郎「飽きたんかい!?」


そんな事をしているうちにイオンに着いた

歩いて20分近くかかるはずなのに妙に早く感じたのは照さんがいる所為だろうか

いや、所為じゃなくておかげと言うべきだろうか






すいません、何か本編を書く筆が進まないのでここら辺で終わりです。ごめんなさい




こんばんみ


訂正です。

京太郎「それにしても凄いですよね」

京太郎「それにしてもトッポって凄いですよね」

以上に脳内変換お願いします



照「わぁぁ…」


イオンに着くと照さんは目を輝かせた


照「おかしがいっぱいある!」

京太郎「おかしコーナー見たわけでもないのに何で分かるんですか!?」

照「おかし…」

京太郎「ちょっ! どこに行くんですか照さん!?」





照「?」

京太郎「小首を傾げないでください!」

照「突然慌てて、やっぱり京ちゃんの反応は面白い」

京太郎「この会話何度目ですか!?」

照「とにかく、おかし」

京太郎「お菓子じゃないです、先に服を選ばないと」

照「お~か~し~が~に~げ~る~!」

京太郎「お菓子は逃げません、さっさと行きますよ」

照「うぅ…」



京太郎「で、服を選びに来たわけですが」

照「……」むすー

京太郎「いい加減機嫌直して下さいよ、照さん」

照「食べ物の恨みは大きい」

京太郎「だから謝っているじゃないですか」

照「誠意が見えない」

京太郎「じゃあ何すれば許してくれるんですか?」

照「膝枕」

京太郎「……膝枕ですか」



京太郎「膝枕をすれば… 服を選んでくれるんですね?」

照「うん」


いや、全く意図が読めない

照さんに膝枕できるのは嬉しいけどなんでそんなに俺が膝枕する事を望むんだ?

分からない、分からない…


照「どうしたの?」

京太郎「あの、失礼ですが理由を聞いても?」

照「膝枕したから、おかえし」

京太郎「やっぱりそうですよね…」



京太郎「分かりました…やります」

照「本当に?」

京太郎「ただし、服を選んでからです。そしたらやります」

照「やったー!」


そう言うと、照さんは小さくこぶしをぐっと握った

俺には気付かれてないと思っているのかも知れないが明らかにバレバレですよ、照さん。

なんでこんなに照さんは喜んでいるのだろうか

まさかと思うけど俺に膝枕して貰えるのが嬉しいとか言うわけでもないのだろう





照「じゃあ選んでくる」


とことことこ、とゆっくりとした足取りで照さんは服を選びに向かった

なんだろうあの姿を見るとほっこりする

さて、俺も待ってる間暇だし…少し服でも見て……










「京ちゃん、ちょっといいかな?」








京太郎「え?」


誰かに後ろから話しかけられた

ちょうど、照さんと入れ違いになる様に


咲「あはは…こんばんは」


声がした方にくるりと身体をを反転させ、振り返る

目の前に現れたのは見覚えがある女性

見た目は照さんと見間違えそうなほどそっくりなその女性に俺は見覚えがあった

宮永咲。

我が幼馴染であり、愛しの照さんの妹でもある彼女


京太郎「あのさ、とりあえず一言いいか?」

咲「う、うん…いいけど」

京太郎「お前どうやってここに来た!?」

咲「突っこむとこソコ!?」





京太郎「いや、まさかあのポンコツが自力でここまで来れるとは思わなくて」

咲「酷い、京ちゃんの中の私の評価どうなってるの!?」

京太郎「Zランクマイナス」

咲「なんでアルファベット階級!? というか私の評価低すぎるよ!」

京太郎「え……私の評価低すぎ…」

咲「そっちじゃない!」



京太郎「いやー、お前って咲も歩けば棒に当たるってことわざができるくらいのやばい奴じゃん」

咲「出来てないよ! というかそのことわざの意味は私を表現するには間違ってるよ!」

京太郎「方向音痴だって自覚してたのか」

咲「おかげ様でね」




咲「というか、私はこんな会話をしに京ちゃんをつけてた訳じゃないんだよ!」

京太郎「……つけてた?」

京太郎「ちょっと署まで来てもらおうか…」

咲「なんなのさっきからの京ちゃんのこのノリは…?」

京太郎「ほら、地元の幼馴染も泣いてるぜ…お前がやったんだろ?」

咲「なんの話し!? というか京ちゃん自由すぎ!」

京太郎「ほら、カツ丼やるからさ…」

咲「それポケットに入ってたレシートじゃん!」



ちょっとお風呂行って来ます

今日中にスレタイ回収したい



京太郎「いや、悪かったって」

咲「ふん」

京太郎「ちょっと調子に乗ってたよ」

咲「許してあげない」

京太郎「悪かったって……お姫様」

咲「ほら、またそうやってふざけるんだから」



京太郎「で、話ってなんだ?」

咲「あ……そうだったそうだった」


そう言うと、咲の顔がいつもと違う真剣な顔つきになってこちらをじっと見つめて来た

なんぜか恥ずかしい、なんでだろうか


咲「なんで、お姉ちゃんと一緒にいたの?」

京太郎「お姉ちゃん?」

咲「知らないとは言わせないよ、お姉ちゃん……つまりは宮永照と一緒にいたでしょ?」



京太郎「ナ、ナンノコトカナー」

咲「その明らかなカタコト…分からないとでも思ったの?」

京太郎「シンジテ、キョウウソツカナイ」

咲「証拠は揃ってるんだ!」

京太郎「なん……だと?」

咲「さっきからのそのわざとらしいリアクションやめて!」




京太郎「いや……マジで知らないぜ俺」


ここはとりあえず、しらばっくれておいた方が良いだろう

照さんは咲と仲直りがしたいって言ってたし……今は咲にバレない方が楽だ


咲「でも私見たよ!」

京太郎「気の所為だろ」

咲「絶対見た!」

京太郎「気の所為だ」



咲「見た!」

京太郎「気の所為!」

咲「見た!!」

京太郎「気の所為!!」

咲「見た!!!」

照「おかし大明神」

京太郎「気の所為!!!」


咲・京太郎「誰だ今の」



照「考えたら私はお母さんに適当に見繕ってもらってそれを着ている系女子だった」

京太郎「なんですかその造語!?」

咲「ほら、やっぱりお姉ちゃんいるじゃん!」

京太郎「違うんだ咲、これには理由があって……」

咲「もう、京ちゃんの嘘つき」

照「そーだそーだ」

京太郎「そーだそーだって……照さんの所為で俺はこんな事言われてるんですよ…」

照「そーだそーだ」

京太郎「……また気に入ったんですか?」

照「うん」



咲「とにかく、なんでお姉ちゃんがここにいるの?」

照「……」


照さんが凄く気まずそうな顔をしている

……こういう時こそ、俺がやるべきなんじゃないのか?

おせっかいかもしれないけど、二人の間を取り持って円満な解決に導くべきだ

よし、やる。やってやる!


京太郎「……実はな咲、照さんは謝りに来たんだ」

咲「え?」

京太郎「咲と喧嘩してた事を気にしてて…それで照さんは悪いと思ったそうだ」

咲「うん…」



咲「ふーん、じゃあ……お姉ちゃんは私と仲直りしたいんだ」

京太郎「まあ、そう言う事になるな」

咲「……そっか、お姉ちゃんも仲直りしたいって思ってたんだ」

照「う、うん」


……

あれ? これってもしかして、俺が思ったよりこの二人中悪くないんじゃないか?



照「咲、ごめんね」

咲「ううん、もう気にしてないからいいよ」

咲「それより、私もごめんなさい…あんな事で向きになって……」


どうやら、仲直りは終わったようだ

よし、これで何か円満解決だ、俺なんにもしてないけど

とにかく終わり終わり

いやー、良かった良かった。本当に良かったよ

こんなに早く仲直りが終わるとは正直思わなかった

さて、これで照さんは残り二日楽しくすごせるな




京太郎「ところで、気になったんですけど……」

照「なぁに?」

京太郎「喧嘩の一番の理由って何だったんですか?」

咲「それはね……」




京太郎「はぁ!? ポッキーとプリッツのどっちが美味しいかで喧嘩したのか!」

咲「うん…」

照「そーだそーだ」



京太郎「あんたら馬鹿か…たかがお菓子だぞ……」

咲「だってプリッツの方が美味しいのにお姉ちゃんがポッキーの方が美味しいとか言うから…」

照「む、今の発言は間違ってる。一番美味しいのはポッキー」

咲「プリッツ!」

照「ポッキー!」


京太郎「はぁ…泣けるぜ」


一応ここで本編は一区切りとし、終わりとなります(照さんと咲さんが仲直りしたので)

なので次からはただの京ちゃんと照さんたまに咲さんのいちゃいちゃだけとなります。

ちなみに好きなお菓子については結構意味があったりします。

やるのが決まらないので唐突な安価

本編

準本編

小ネタ

下2


意味ってアナルにプリッツを挿入するとポッキーになるaaのことかな?

>>362
あんたのそのぶっ飛んだ発想にびっくりしたよ!

人生への考え方みたいなものですね


京太郎、トッポ(中心にチョコ)

最後までチョコたっぷりなだけに
死ぬまで充実した、楽しい人生が送りたい


照、ポッキー(周りにチョコ)

甘さは最後まで続かない。甘いところを食べてしまえば後に残るのは味気ない棒のみ
だからこそ、ポッキーは思考のおかし


咲、プリッツ(チョコ無し)

チョコが無い、薄味なおかし
大きな幸福は無くていいから、毎日を過ごしたい。胸無し


みたいなことを、無駄にすごい考えてました

小ネタ

ネタ下さい
下2



淡さんね…

淡さんで小ネタを書けばいいのか、淡さんを本編に出すのか(淡さん登場は確定です)どうすればええんや



くどい様ですが、ここから始まる(ry


淡ちゃんは幼馴染なようです


京太郎「おーい、淡。起きろ」

淡「ねてます」

京太郎「寝てる奴が寝てます言うな」

淡「む、むにゃむにゃ…あと8光年」

京太郎「あほ、それは距離だ。というかそんな寝言寝てる奴は言わねーよ」

淡「ちっ、ばれたか!」

京太郎「おはよう淡、朝飯できてるから。さっさと降りて来いよ」

淡「今日の朝ご飯何?」

京太郎「鮭」

淡「鮭……鮭かぁ…」

京太郎「不満か?」





淡「いやぁ…相変わらずツンデレだなぁと思って」

京太郎「何がだよ?」

淡「毎日幼馴染の家まで起こしに来て、ついでに起こしてくれるとか…今時ゲームの中のキャラくらいしかしないよそんな事」

京太郎「べ、別に…俺は淡の事なんて」

淡「ほら、恥ずかしがらないで……お姉さんに言ってごらん」

京太郎「……す、好きだけどさ」

淡「私も好きだよキョータロー!」がばっ

京太郎「ばか、抱きついたら制服にシワがつくだろ!」

淡「気にしない気にしない」


おわり



家が隣の幼馴染とか言う都市伝説

次の小ネタ
下2



亦野さんも出す…と、収集つくかなこれ……

いい加減小ネタの題材が欲しいです
下2

キスをしたら子供ができるらしい


照「京ちゃん、赤ちゃんはキスをするとできるんだよね?」

京太郎「はぁ~」ぼけー

照「京ちゃん大丈夫?」

京太郎「大丈夫です、なんとかなりますから」ぼけー

照「なら話を続けるね」

京太郎「キスするんですか?」ぼけー

照「うん、そうすると子供ができる。これは揺るぎない事実」

京太郎「なるほど」ぼけー

照「昨日咲にこの事を言ったら笑われた」

京太郎「それはひどいですね」ぼけー

照「なので、今ここでキスをして確かめる」

京太郎「はぃ!?」







京太郎「だ、駄目ですよ!女の子がそんな簡単にキスを…」

照「んっ」

京太郎「……っ!」

京太郎(今、確かに唇に柔らかい感覚が!これは…昔食べたわらび餅に似てる…でももっとやわらかくて……ていうか今俺は照さんとキスをしているのか?)

京太郎(あっ、すごいドキドキする!心臓ばっくんばっくん言ってるし…やばい、なんでこんなに気持ちがいいんだろう……あぁ…駄目だ、頭の中が真っ白になって)

京太郎(駄目だ駄目だ駄目だ、照さんの事しか考えられない……何か全部ひっくるめて馬鹿か俺は!)

京太郎(というかファーストキス…そうだファーストキスだよ! ファーストキスを照さんと…///)

照「…ふふっ、京ちゃんの初めてもらった」

京太郎「あ……あぁ、あ…」

照「顔赤いよ? 京ちゃん大丈夫?」

京太郎「だ、大丈夫です !」

照「なら、せきにん!」

京太郎「はい?」

照「せきにんとってね」

京太郎「はい、喜んで!」


おわり



ハロウィンネタ書けばいいんじゃないかなって思ったらすぐ眠気が来ました

と言うわけで今日最後
下2

もちくらべとは何だったのか


照「京ちゃん、おもちってなに」

京太郎「蒸したお米を杵と臼でついて作った主にお正月に食べる食べ物ですね」

照「甘い?」

京太郎「はい、物によってですけど。あんこを乗せたりきな粉をまぶしたりして食べるんですよ」

淡「おもちと聞いて」

京太郎「お前はどっから出て来た!?」

淡「照あるところに京太郎あり、京太郎あるところに淡あり…」

京太郎「いや、カッコつけなくていいから!」


照「うまー」

京太郎「喜んでくれて良かったです」

淡「うまー」

京太郎「それ食ったらさっさと帰れ」

淡「何なのこの扱いの違い!」

京太郎「当たり前だろ、この穀潰しが…正月の間ひたすらウチでぐうたらしやがって」

照「京ちゃんおかわり」

京太郎「はいただいま」

淡「キョータロー、私も」

京太郎「ちっ……仕方ねぇな」



淡「くっ……この正月の間にキョータローとの距離を詰めるはずだったのに」

照「そんな簡単に京ちゃんは渡せない」

淡「テルーのガードがまさかここまで硬いとは…」

照「ふふん」

京太郎「すごい攻防戦繰り広げてたみたいに言ってるけど、二人ともぐうたらしてただろ…」



おわり


小ネタの難しさは以上。

もう寝ますおやすみなさい
明日の更新は10時くらいになりそうです



今日は更新できそうにありません

スレタイ回収するとか言っといて全然してない…


こんばんみ

お風呂入ってから更新をしようと思いますが眠気がやばいです
今日の更新は期待しないでください








京太郎「照さん、付き合ってください!」照「オシンドローム」 Over Times  ~スレタイ回収編~








皆様、おはようございます。

あ、挨拶はおはようございますで統一することにしました。

どこかの業界ではこの挨拶で統一してるらしいですし。


その昔 タコスを求めて全力疾走していた俺は須賀京太郎、清澄高校に通うごく一般的な男子高校生。

診断メーカーのふざけた回答を見た直後、恋に落ちました。





咲と合流した直後のことでした


仲直りをした直後に血で血を洗う喧嘩をしようとした幼馴染共を落ち着かせて

俺達は照さんの着替えを買いに洋服売り場に訪れていた


咲「ここはね、フードコートのうどんがおいしんだよ」

照「うどん……」

咲「コシがあって、お汁もちょうど良いくらいのうすさで…」

照「美味しそうだね」

咲「うん、おいしいよ」


仲直りした二人はニコニコしながらここのフードコートについて話している

先ほど話していたのは、フードコートの一角に位置するうどん屋チェーン店のことだろう




京太郎「で、服選ぶって言ってたのになんで照さんは咲と話しこんでるんですか?」

照「それは、さっき言った通り」

京太郎「さっき言ったって…お母さんに適当に見繕ってもらってそれを着ている系女子ですか?」

照「うん、というか京ちゃん良くそんな長い言葉を一回聞いただけで覚えられたね」

咲「むっ…」


あれ、気のせいかな?

今、照さんが京ちゃんと言った時に

咲の顔が一瞬不機嫌そうなむっとした顔になったけど

一応聞いてみるか…


京太郎「咲、どうかしたのか?」



咲「なんでもない」


明らかに機嫌の悪い顔のまま咲は答えた

……絶対嘘だろ、こいつなに言ってんだよ


京太郎「そうか、ならいいんだけどさ…」


そう言って、咲との会話を終えようとすると

彼女は俺に近づいてきて、俺だけに聞こえるように耳元でぼそぼそとしゃべり始めた


咲「……京ちゃんさぁ、お姉ちゃんに対して明らかにでれでれしてるよね」

京太郎「そ、そうか?」

咲「そうだよ、絶対そう」





そんなに顔に出てしまっていたのだろうか?

だとしたら恥ずかしいな……死にたい

まあでも、俺が照さんに惚れてるなんてことはいくら文学少女の咲でも気付くはずは無い

いや、文学少女は関係ないか…


京太郎「で、なんなんだよ」

咲「もしかしてだけどさ…」

京太郎「ん?」

咲「京ちゃん、お姉ちゃんに惚れたの?」

京太郎「はい!?」



前言撤回。

関係ありました、オオアリでした!

畜生、どうしてばれたんだ…!?

普段ポンコツなのになんで今日ばかりはカンがいいんだこいつは!?


京太郎「そそそそそそそ、そんなわけななななないだろうが」

咲「京ちゃん、その反応でばればれだよ」

京太郎「う、うるせぇ、何で分かったんだ?」

咲「はぁ……そっか、やっぱりそうなんだね」


そう言うと咲はがっくりと肩を落とし、俺のそばから離れていった

何故かすごく残念そうな顔をしていたがどうしてだろう?

あんな顔、読みたかった本が買えなかったり借りられなかった時しかしないのに…






咲「あ、そう言えば京ちゃん」

京太郎「なんだよ?」

咲「なんらって言葉の意味は少しって意味もあるんだって」

京太郎「……? 何の話だ?」

咲「なんでもなーい」



照「私、いるのに無視されてる…」




今日は更新終わりです

寒くなってきたから体とか壊さないように気をつけるんやでー



なんか辛いと思ったら風邪だった…
人の事言えないや

少しだけ投下


照「ねぇ、京ちゃん」

京太郎「はい、なんですか?」

照「咲となんの話してたの?」

京太郎「あ、えーと」


う、やばい…

今ここで好きな事がばれたら…

…あれ、ばれても特に影響が無いような気がする



仮にバレたとしても照さんは東京にいるわけだし、咲にバレてるならバラされるのも時間の問題かもしれない

そう考えると言っても言わなくても結果変わらなくないか?

なんかもういいや、当たって砕けろだ。

率直に言っておこう、告白じゃないし大丈夫だろう


京太郎「照さんの事が好きだって話ですよ」

照「…え?」

照「え、えええぇぇ…///」





すいません、頭が全然働かないので今日はおやすみします

ごめんなさい

こんばんみ

体調が昨日よりはマシになったのでスレ再開です
参考程度に聞きますがこのままくっつけちゃっていいの?

このままくっついてもいいけど、もう少しポンコルテルーもみてみたいジレンマ

>>445
付き合ったからと言ってぽんこつが治るとは限りません

じゃあくっつける方向で書きます



照「そ、それは…likeってこと?」


照さんは、いつものどこか抜けた様子ではなく

真剣な目付きでこちらを見てきた

ここで嘘をつく意味は無いので、素直に答える


京太郎「いいえ、loveの方ですよ」

照「う……やっぱりそうなの?」

京太郎「はい」



照「……」

京太郎「……」


静寂。

照さんは俺が言葉を肯定した直後に硬直してしまって、ピクリとも動かない

ただ、口に加えたポッキーのみがゆっくりと照さんの口へ消えていく


照「……」


彼女がまぶたを閉じた

というか今気付いたけど、これって俺が照さんに告白した感じになってるのか?

……そう思ったら、緊張してきた


京太郎「……」


照さんの口がゆっくりと開いた

答えはyesかno。さて、どちらの言葉が放たれるのだろうか?


照「…zzz」

京太郎「ちょっ! 寝ないで下さい!」






京太郎「なんで寝てるんですか!?」

照「昨日夜寝るのが遅くて…」

京太郎「今大切なシーンですよ! 頑張って起きて下さい!」

照「分かった……お姉ちゃん頑張る」

京太郎「はい、頑張って下さい」


照「で……何の話だっけ?」

京太郎「おい!」



京太郎「俺が告白みたいな事を言って、その返事をするところです!」

照「ああ、そうだった…」

京太郎「じゃあ、はい! 返事をお願いします!」


気を取り直してテイク2


照「私は……京ちゃんの事が…」

京太郎「……」

照「眠い…」

京太郎「頑張って下さい!」




照「……う」

京太郎「yesかnoか…それだけでいいので」

照「なんか…もう駄目みたい……ごめんね京ちゃん、咲、お姉ちゃんもう起きていられない」

京太郎「……あー、もう……仕方ないなぁ」




京太郎「仕方が無いので休憩所で仮眠を取りましょう」

照「うん……」

京太郎「本当に辛そうですね…おぶりましょうか?」

照「お願い」


照さんを後ろにおぶって休憩所を目指す

すると背中になにやら柔らかい感覚を感じた

ぺったんこの人は壁みたいな物かと思ってたけれど、感触はあるのか…いい事を知った



休憩所についた

照さんを背中から下ろしベンチに座らせる

彼女はよほど疲れていたらしく、座らせる直ぐに眠ってしまった

その姿を見て、小さい子みたいだなと思った

……小さい頃か

小さい頃、照さんと咲がまだ一緒に長野に住んでいた頃の事



そんな事を考えながら、俺はポケットからスマホを取り出す

そして、例の診断メーカーのサイトを開く


もう一度、もう一度だけ占ってみよう

5分後に何が起こるか

願掛け的な意味で調べてみようと思う



名前は須賀京太郎

必須の須に年賀状の賀、それに京都の京って書いて最後に太郎ってつける

この名前は書きやすいし、覚えやすいから結構気に入ってる


さて、結果は?


「須賀京太郎さんに起こる5分後の未来お教えします。ズバリ!【過去の事を思い出す】でしょう!?( ・?・)?」



え…いや、なんで過去の事を思い出すなんだよ

降られるとか失恋するとか他にあっただろ他にさ!

というかこれならだいたい当たんじゃねーか、朝とかの事思い出しても過去になるわけだし

あー、もういいよ。こんなのに期待したい俺がバカだった

はぁ……





あー、なんか今のでどっと疲れたー

照さん寝てるし俺も寝よう、少しくらいなら平気だろ


そう思い、俺は照さんの横に座る


まぁ、寝てるんだし……横に座ってもいいよな?


京太郎「失礼します」



……

なんでだろう、隣に座っただけなのに酷く緊張する

照さんの髪の匂いとか漂ってきて色々とやばい

心の底から色々な衝動が湧き上がってくる

「髪を触ってみたい」

「もっと近くで嗅ぎたい」

「頭撫でたい」

ダメだ、自重しろ。須賀京太郎、相手が寝てるからってやっていい事といけない事があるんだ

特になんだ真ん中!変態かお前は!?





もういい、とにかく寝よう

変な気を起こさない内に寝よう

さっさと寝よう、今寝よう、すぐ寝よう

ベンチで寝ると寝心地悪いけどそんな事は気にしない



そして、俺はゆっくりとまぶたを閉じる

暗闇が目の前に広がった



一旦ここでおわりです

今日はいつもに比べて質が悪かったかもしれませんがご勘弁下さい

次回から過去回です、やっとスレタイ回収できそう…


咲ちゃんどこに行ったの…

>>462
咲さんは迷子になりました



こんばんみ

リーガルハイを見ていて、ひねくれ京ちゃんと和っちさんでおんなじような事したら面白そうだなと思った(KONAMI)


一区切りついたし、このまま本編を続けるか、おまけを久しぶりにやるか、小ネタどれか選んで下さい

下2で


小ネタ

題材をお願いします


下2

ちょっと入り用で席外します、すいません

8時から始めます

その頃咲さんは…


咲「はぁ……そっか…京ちゃんはお姉ちゃんが好きなんだね…」

咲「なんでお姉ちゃんなんだろう…はぁ……」

咲「…………もしかして…胸の大きさとか?」

咲「はっ…もしかしてお姉ちゃん、京ちゃんを誘惑したんじゃ……」


ーー

ーーーー

照「ほら、京ちゃん触ってみて」

京太郎「え……いや、そんなの悪いですよ」

照「もしかして、咲のこと気にしてるの?」

京太郎「そんなこと…」

照「じゃあ、触って……」

京太郎「は、はい///」

ーーーー

ーー


咲「まさか…こんなやり取りが!?」

※ありません



咲「そっか…」

咲「京ちゃんはお姉ちゃんに騙されてただけなんだね…」

咲「……だったら、私が助けなきゃ」

咲「騙されてる京ちゃんを助けられるのは私だけなんだ…私だけが京ちゃんを救えるんだ…」

咲「あはははは! そうか! そうだったんだ!」

咲「………取り返さなきゃ…京ちゃんを………!」

咲「そうと分かったら…まずは、京ちゃんに………」

咲「ってあれ…ここドコ!?」



おわり



ヤンデレ化とかしないよ、ポンコツだからね

題材、下2

きのこたけのこ戦争


照「やはり、たけのこの山は神」

京太郎「たけのこの里です、間違えないでください」

照「器が小さい男は嫌われるよ」

京太郎「知りませんよそんなこと」

咲「ちょっと待って!」

京太郎「待たない」

咲「えぇぇ!? 酷い!」

京太郎「酷くねぇよ…というか何処から出てきた、咲」

咲「普通に玄関から入ってきたけど」

京太郎「照さん、また鍵閉め忘れたんですか?」

照「ぎくっ…」



咲「まあ、とにかく」

咲「たけのこの里がおいしいなんてお姉ちゃんおかしいよ!」

照「?」

咲「一番おいしいのは…きのこの山だよ!」

照「うん、きのこの山も美味しいよね」

咲「え………あ、うん」

京太郎「戦争を未然に防いだ…だと?」



最後におわりってつけるの忘れてました


真のお菓子好きなら、きのこだろうとたけのこだろうとそんな壁はぶち破ってくれると信じてます

そろそろ寝るので次で最後になります

下2

ごめんね、頭クラクラするのでおやすみ

明日本編書く前に小ネタは書くから今日は寝かせて

おやすみなさい



ぐっといぶにんぐ

小ネタからですね

義妹だからと京太郎をお兄ちゃん呼びする咲ちゃん



咲「お兄ちゃん」

京太郎「え!? 咲……今なんて」

咲「いやさ、よく考えたら妹ポジションってすごくおいしいポジションでしょ? ほら、ラノベとかで、何もしてないのに最初から主人公と同棲したりしてるしさ」

京太郎「いや、家族が一緒に住むのは当たり前のことだろ?」

咲「ちっちっちっち…これだから京ちゃんは分かってないよね」

京太郎「は? 何が?」

咲「いままで、兄妹だからこそ感じ得なかった愛」

咲「しかし、妹の体の発育によって兄が妹が意識! その意識を感じた妹は兄のことが気になり始めて…」

咲「いつの間にか二人は両思いに…いくつもの障害を乗り越えながらその愛を確かなものへと変えていく!」

咲「そして明かされる新事実! 妹義妹説!」

咲「義妹と分かり、二人分かつ兄妹などという壁はベルリンの壁のように打ち砕かれ」

咲「やがて二人は結ばれる運命に……」

京太郎「こら、冷静になれ」ぽか

咲「あう」

京太郎「何だこの妄想は…ネットに書いてある2字創作のほうがまだできが良いぞ」

咲「うぅ……」

京太郎「で、お前は結局何が言いたかったの?」

咲「……」



咲「……京ちゃんがお姉ちゃんに取られて悔しかった」

京太郎「取られるも何も俺はお前のじゃないからな」

咲「お姉ちゃんは姉の属性を使って京ちゃんを誘惑した」

京太郎「誘惑はされてないな、こっちが一方的に惚れただけだ」

咲「なので私は考えました、足りない頭で一生懸命に」

咲「そして、一つの考えに至りました」

咲「それは…ぽんこつ、料理下手、貧乳、などなどのマイナススキルをプラススキルに覆すまさに志向の属性……それは」

京太郎「ごくり」


咲「ドジッ娘妹属性ッッ~~!!」


京太郎「はい?」

咲「ふふふ…驚いて声も出ないようだね、まあ仕方ないよね…なんせこの属性は最強と歌われる属性だからね!」

咲「手がかかるかわいい妹が年だけ無駄にとった姉に負けるわけがないよ!」

咲「さらには! 世の中で比べても、年下の方が活躍している人数は多い!! これはゆるぎない事実だよ!」

咲「つまりッ! 妹は姉より強しッッ!!!」

咲「ンッン~名言だねこれは」

京太郎「……あのさ」

咲「なぁに? 京ちゃん」

京太郎「そろそろ照さんにご飯上げないといけないから帰るから。ほっとくとあの人、お菓子が切れて餓死しちゃうし」

咲「なんで!?」

京太郎「あ、後もう一つ」

京太郎「深夜のテンションで何か考えるのは止めといた方がいいぞ…後々思い出して死にたくなるから」

咲「え………///」

京太郎「なぜそこで赤くなる!?」

咲「お、お兄ちゃんが私のことを心配してくれてる///」




京太郎「そりゃ一応…まあ、な」

咲「それって、そういうことでいいの?」

京太郎「おもむろに婚姻届を取り出すな! 俺達まだ高校生だぞ!」

咲「安心して、実印なら貰ってるよ!」

京太郎「そういう問題じゃねぇ!」

咲「さあ! さあ!」

京太郎「誰か助けてくれぇ!!」



おわり

おまけ


咲「実はできちゃってましたー」

京太郎「なん……だと?」

咲「いやー、寝てるところをちょっと……ね?」

京太郎「お前本当に咲か…? 咲がそんなこと思いつくわけ…」

照「ばれてはしかたない」

京太郎「照さん!?」

咲「ふはははー、じつはおねえちゃんときょうはんかんけいだったんだー」

京太郎「ということは……その、照さんも…」

照「うん///」

京太郎「せ、責任…とらせてください」

照「うん///」


咲「……こ、この扱いの差は何なの?」


本当の本当に終わり



頭はまあまあ回るようになってきましたが誤字が目立ちますね

今日はここら辺で終わりっす。
小ネタは書くまで時間かかってごめんなさい、明日から本編書きます。

ここが終わったら部長で書きたいなーなんて思ってます


咲「それは…ぽんこつ、料理下手、貧乳、などなどのマイナススキルをプラススキルに覆すまさに志向の属性……それは」

訂正

咲「…ぽんこつ、料理下手、貧乳、などなどのマイナススキルをプラススキルに覆すまさに至高の属性……それは」


ですね



こんばんみ


京ちゃんの金髪設定は以外とオイシイなと思った今日この頃



ーー

ーーーー

「お……、…ょ……う……」


夢…か? 誰かに呼ばれてる

漫画とかでよく見る感じの夢だな

過去回想とかそんな感じか?


「お…て、きょ…た…うく…」


この声…咲? いや、照さんか?

頭が痛い……ぼーっとする


「起きて、京…郎君」


目も霞んで……痛い! なんか目に入ってきてる!

目にゴミが…お菓子の……食べカスが…

痛い痛い痛い痛い痛い!

手が動かないから目もこすれないし…畜生、最悪だぁ!!


ーーーー

ーー



京太郎「はっ……夢か、夢で良かった」


というかなんだあの夢……

お菓子のカスが目にはいる夢とか…どんな悪夢だよ…


照「おはよう京ちゃん」


起きると、照さんの声が聞こえてきた

どうやら俺より先に起きていたようだ


京太郎「おはようございます照さん」

照「京ちゃんどうしたの? 汗びっしょりかいてるよ」

京太郎「いや、ちょっと悪夢を見てまして」



照「そう」


照さんは俺の言葉を聞くと、小さな声で返事をした

そして、彼女は俺を抱きしめた


京太郎「!?」

照「昔は、京ちゃんや咲が泣くと私が落ち着かせてたから」

京太郎「だ、だだだからって…! そ、そそそそそそんな急に!!」





照「ふふふ…京ちゃん慌て過ぎ」

京太郎「そんなこと言ったって! この年の男子は好きな人に抱きつかれたら慌てるもんですよ!?」

照「そうなの?」

京太郎「そうです! そうに決まってます!」

照「そっか……そうなんだ」


そういうと、照さんはまたふふふと笑った。俺の耳元で

今だに抱きつかれたままで、心臓がバクバク言ってるっていうのにこんな事をするなんて照さんは俺を殺すきなのだろうか?



照「最初は、咲の様子を見にくるだけのつもりだったんだ」

照「だから、咲の様子が見れるように望遠鏡とかカメラとか買って咲だけを監視してたんだ」


照さんが言った事

それは長野に来てからやった事の説明だった


京太郎「……なんでそれを抱きつきながら言うんですか?」

照「京ちゃんは抱きつかれるの嫌?」

京太郎「いや……それはいいんですけど…」

照「なら文句言うな」


ぎゅっと、抱きしめる力が少し強くなる

なんだろう、こう抱きしめられてるとなんだか安心する



照「咲は、部活に入ってた…それも麻雀部」

照「咲は麻雀が嫌いなのになんで麻雀部なんて入ったのかなって最初は不思議でしょうが無かったんだ」

照「咲は嫌いな麻雀をやるより、読書を選ぶと思ってたからね」

照「そして、部活中の咲を見てたら。京ちゃんを見つけた」

照「最初は京ちゃんだって気づかなかった…だって京ちゃんカッコ良くなってたから」

京太郎「うぅ……///」

照「京ちゃん褒められるのに弱いね、相変わらず」

京太郎「う、うるさい……です」





照「思ったんだけど、なんで京ちゃん私に敬語使ってるの?」

京太郎「え………いや、照さんは年上ですし…」

照「昔みたいにタメ口でいいよ、堅苦しいし」

京太郎「でも、ですね……」


急いで言い訳を用意する

タメ口で話すのが恥ずかしいからなんて言えないしな


照「京ちゃん」


あたふたしていると、照さんは俺を抱きしめるのを一旦やめて

元の体制に戻ると俺の顔をじっと見た


照「直せ」

京太郎「はいっ!」






勢い良く返事をした後、ふぅと息を吐く

心臓の動きを整えるのと、昔の調子を取り戻すために


京太郎「酷いよ、命令するなんて」

照「ずるくない、姉の特権」


照がむっとする

こうやって照さんを呼び捨てにするのも懐かしい


京太郎「俺が照に命令されたら断れないの分かって言っただろ、ズルだ」

照「命令を聞いた京ちゃんが悪い」

京太郎「……まあ、惚れた弱みだ許す」

照「なら、ご褒美に抱きしめてやろう」

京太郎「なんのご褒美だよ……たく」

照「でも抱きしめられる準備はするんだね」







照「で、どこまで言った?」

京太郎「俺がカッコ良いとかなんとか」

照「ナルシスト?」

京太郎「照が言ってくれたんだろ」

照「京ちゃん嬉しそう」

京太郎「あぁ、嬉しいよ」

そう言うと、照の顔が少し赤くなった

薄紅色ってやつだ、さくらんぼみたいで可愛い


照「で、話の続きだけど」

照「私、宮永照。僭越ながらその金髪チャラ男子に一目惚れしてしまいまして」

京太郎「え……」

照「うん、タイプど真ん中。ひとめぼれでどまんなか、おまけにはえぬき」

京太郎「それはお米の名前だ!」



照「で、咲と一緒にその子の事を見てたんだ」

照「その子は可哀想な子だった、麻雀もロクに練習して貰えずに毎回毎回買い出しや部室の掃除、卓の整理から牌の手入れまで」

京太郎「いや、そんな酷い環境じゃないよ…少なくても一回は卓に着かせて貰ってるし」

照「あんなの、人のすることじゃない!」

京太郎「遠回しに俺の事、人間じゃないって言ってる!?」



京太郎「………」

照「どうしたの? 京ちゃん」

京太郎「いや、なんか今の話聞いてて引っかかる所があるなと思ってさ」

照「何が?」

京太郎「いや……観察してたって、こっちに来たのは今日が始めてじゃないのか?」

照「い、いや……ソンナコトナイヨー」

京太郎「だって咲をずっと監視してたって言ってたし」

照「ぎくっ」

京太郎「さらには咲が部活に入ってて、しかもそれが麻雀部なんて情報…一日二日でわかることじゃ無いんじゃないか?」

照「ぎくっ」

京太郎「ところでそのぎくって言うのなんなの?」

照「決まり文句」

京太郎「決まり文句なのかよ……」



京太郎「……」

照「そこに気付くとは…やはり天才か…」

京太郎「いや、普通にちょっと考えれば分かるだろ」

照「うん、その通り。実は私、一カ月前くらいから土日にちょくちょく見に来てたんだ」

京太郎「通りでおかしいと思ったよ……あの照が一人で長野に来れるなんておかしいと思った」

京太郎「さらにあの電話の対応、加えて着替えを制服だったとはいえ忘れないなんてありえないと思ってたんだ」

照「……それは流石に私を舐めすぎ」

京太郎「で、本当の所は?」

照「最初は手ぶらで行こうとして怒られた」

京太郎「やっぱりね…」




お風呂入って来ます

今日こそスレタイ回収したい



こんばんみ

昨日は寝落ちしてしまってすいません

更新しようと思ったところ、いきなり通信が切れたorz

パソコンの調子がすごい悪いので今日はお休みをいただきます
明日までには必ず直しますので、どうかご容赦ください



今晩み

気付いたら500レス突破、ありがとうございます。
今日はゆっくりめのペースで更新です



照「というかいい加減察して欲しい、私はそろそろ恥ずかしさで限界」

京太郎「何を!?」

照「………京ちゃんって鈍いよね」

京太郎「鈍いも何も、何のことがかまったく分からないんですけど」

照「はぁ……」

京太郎「溜息をついた!?」

照「京ちゃんってバカだよね」

京太郎「今度は馬鹿にされた…」




照「というか京ちゃん、また敬語になってる」

京太郎「すいません、つい癖で」

照「むー」


例のふてくされた顔をしながら

照さんはしかめっ面を浮かべた


照「京ちゃんはずるい、約束破るし」

京太郎「すいません」

照「というわけではい」

京太郎「いや…はいって言われましても」

照「私もここまで告白したんだから京ちゃんも告白して」


告白?

照さんの事が好きだって事はさっき言ったはずだけど



照「こういう事はムードが整ってから言うべき」

京太郎「そうか」

照「つまり、私はムードを整えたというわけ」

京太郎「ふーん、成る程ね」

照「と言うわけで告白お願い」

京太郎「え……」

京太郎「えぇ///」


京太郎「は、恥かしい///」

照「そういうのいいから、早く」





京太郎「というか照、さっきから言ってる事おかしかったりしてるよ」

照「う、うるさい、私だって緊張してるんだ」

照「それに京ちゃんだってさっきからちょくちょく敬語に戻ったりおかしいよ」

京太郎「そ、それは……照を見つめてるとその…見惚れちゃって」

照「……」


そう言うと照の顔が赤くなった

というかさっきから敬語になったりタメ口になったり…

相当緊張してるんだな俺



京太郎「じゃあ、言うよ」

京太郎「俺は……照を始めて見たとき、その姿に目を奪われた。さっきも行ったけど見惚れてたんだ」

京太郎「そして、気づいたら好きになってた」

京太郎「一目惚れとか薄っぺらい理由だけど惚れちゃったんだ、好きなんだよ!」

照「鋤?」

京太郎「そっちの鋤じゃない!」

照「えへへ…ファジィ」

京太郎「それ意味違うし…」




京太郎「俺は、宮永照が好きだ愛してる」


恥ずかしいけどそんな事は気にしない

あって直ぐに告白はフられるフラグとか聞いた事あるけど知るもんか


京太郎「赤い髪が好きだ、年上な所が好きだ、その姿が好きだ、お菓子が好きな所も好きだ、ちょっとポンコツな所も大好きだ!」


そう、俺は彼女が好きだ

昔の彼女しか知らない俺だけど、相手を知らないならこれから知ればいい

その…好きな食べ物とか、服装とか、下着とか

…最後のはセクハラになっちまうな、辞めよう





京太郎「どうだ…俺の気持ち伝わりった?」

照「28点」

京太郎「低っ! なんで!?」

照「まあそんな事はどうでもいい、それより昔の約束覚えてる?」

京太郎「昔の約束?」

照「うん、それを思い出せれば京ちゃんと私の関係はペレストロイカされる必要は無い」

京太郎「ペレストロイカって…また難しい言葉を……」

ダメだ、自分で何を書いてるのか分からなくなってきた
もうここのとこだけ書き直したい…

今夜はおしまいです
昨日は突然落ちてごめんなさい

乙です
まさかの時間の更新で驚いた

>>547
帯状疱疹にかかってひと騒ぎあったんだ
めちゃ痛いっす

足ならともかく腹部にできてそのまま放置してると健康な成人男性だろうと最悪死ぬから注意しなさる>帯状疱疹



こんばんみ

>>552
心配かけてごめんね
でも大丈夫、もうすぐ身体一周するから



照「ほら、あれはその昔……まだマルサの女が流行っていた頃」

京太郎「古い! 照何年生まれだよ!?」

照「1984年」

京太郎「これまた古い! それじゃ今29歳だ!」

照「それは困る、アラフォーになっちゃう…」

京太郎「アラサーだよ!?」


照「まだ思い出さない……じゃあヒント」

京太郎「ヒント?」

照「大きくなったら結婚しよう」

京太郎「え、ヒント!? それヒントじゃなくて答えじゃ…」

照「……違う、超違う、究極違う」

京太郎「何その間は…というか誤魔化し方下手過ぎ」

照「ご、誤魔化してなんかない」

京太郎「本当かな…」



京太郎「……じゃあなんだよ」

照「まだ分からない?」

京太郎「分からねぇよ…というか本当に何の話なんだ?」

照「京ちゃんは分衆されるべき」

京太郎「どういう事?」

照「一家に一台京太郎!」

京太郎「どういう事!?」



照「思い出せないの?」

京太郎「……」

照「どう?」

京太郎「分かんない!」テーレッテレー

京太郎「でも、俺は照の事が好きだ。世界で一番愛してる、この気持ちに嘘偽りは無いし変わる事も無い」


京太郎「だから!」



京太郎「照……いや、照さん!」

京太郎「付き合ってください!!」


照「オシンドローム」


京太郎「何で!?」



おわり



と言うわけでスレタイ回収できたのでおわりとします
スレタイに期待してた人ごめんなさい、正直最後のが書きたかっただけです

お詫びに今までみたいに毎日とは言いませんがちょくちょく続きを書いていきます
お目汚し失礼しました


ではまた

こんばんみ
お久しぶりです

お、どうした?

>>568
おまけをとちゅうでぽいーしてることに気付いた
本編の続き的なものを書きに来た


1 ほんぺん(いちゃこらてきななにか)

2 おまけ


好きな方を選べ

えらそうにごめんなー
じゃあ本編すすめる



おわり




京太郎「おい、ちょっと待て!!」

照「なに、京ちゃん」

京太郎「俺はこんな終わり認めないぜ、照と付き合うまで…俺は諦めない!!」

照「ふーん」

京太郎「ふーんって、酷っ!」



照「いや、でもおわりはおわりだよ」

京太郎「…どうしても嫌って訳か、なら!」


そういうと、俺は照るさんを抱き寄せて

彼女の頭をゆっくりとひざに置く


照「?」

京太郎「言うことを聞かない照さんなんか、膝枕しちゃいます」

照「は、恥ずかしい…」


照さんは顔を赤くすると

ぷいっと横を向いてしまった


京太郎「照れてるんですか?」

照「て、照れてなんかない」



照「それより」

照「きょ、京ちゃん言葉遣い直ってる」

京太郎「知りませんよ、照さんが付き合ってくれるって言ってくれるまで俺は膝枕するだけです」

照「京ちゃんの膝枕に需要はないよ」

京太郎「そうですか……なら止め…」


そう言って俺は照さんの体を起こそうとする

だが、照さんは動かなかった


照「私の需要がないとは言ってない」

京太郎「そうですか」

照「にやにやしないで」



照「第一私は服を買いに来たはず…それにおかし」

京太郎「あれ、ケーキはいいんですか?」

照「よくない、大至急買いにいくべき」


照さんが膝の上でばたばたと小さく暴れる

だが、逃げようとする様子はない


京太郎「でも俺と付き合わないと膝枕は止めませんよ」

照「そんなに京ちゃんは私と付き合いたいの?」

京太郎「はい」

照「そ、そう…」

京太郎「照さん、顔赤くなってますよ」

照「うるさい」



京太郎「というか」

京太郎「さっきの何なんですか、オシンドロームってやつ」

照「あ、あれはその…」

照「照れ隠しって言うかその…」

照「ねえ京ちゃん、昔の約束覚えてる?」


照さんが突然起き上がってこちらに顔を近づけてきた

女の子特有のなんともいえないいい香りが俺の周りに広がって

なんというかその、恥ずかしいのかな…

顔が厚く感じたので、一応照さんの方から顔をそらす


京太郎「か、顔が近いです…」

照「さっきのお返し」


にこっと照さんが笑った



京太郎「それより、昔の約束って?」

照「……」

照「あれは、12年も前のことだった」


ーー

ーーー

ーーーー

ーーーーー

照「こ、これは宮永ホーンの共振?京ちゃんへの恋心が集中し過ぎてオーバーロードしているのか」
照「なのに恐怖は感じない。寧ろ暖かくて、安心を感じるとは…」

何なんだこの流れは…
18時くらいに更新にきます



こんばんみ

ちょい早いけど更新



「うん、京ちゃん大好き!」

ぎゅう

「てる、くるしいよ~」


「好き好き好き好き好き好き好き…」

ーーーーー

ーーーー

ーーー

ーー



照「思い出した?」

京太郎「……」

照「なんで黙ってるの…むぅ…」


ちょっと待ってくれ

何だ今の…結婚って……

それよりさっきの照さんが言ってた事だ…

何なんだよさっきの漫画とかでよく見るヤンデレが言いそうなセリフは

今目の前で可愛らしく頬を膨らませてる彼女とギャップがあり過ぎる



京太郎「えと…今言った事は照さんは昔、本当に言ったんですか?」


とりあえず確認を取って見る

万が一って事もあるし…


照「ううん、覚え間違えな訳は無いよ」

照「だって記念すべき京ちゃんと私が結婚を誓い合った日だもん」


照さんがニッコリと笑った


照「東京に連れて行かれた時、京ちゃんと離れ離れになってとっても寂しかったんだよ、私」

照「寂しくて寂しくてどうにかなっちゃうかと思ったんだ」



照「でも、これからはずっと一緒だね」


そう言うと照さんは俺の体に抱きついた

強すぎて痛いくらいの力で


照「これで、京ちゃんは私のもの」

咲「ちょっと待った!」

京太郎「咲!?」

咲「京ちゃん、騙されちゃ駄目!」

京太郎「騙される…? 何で?」



短いけど更新終わり

咲さん復活おめ



お久しぶりです

今日外食したら隣にカップルが座ってて死にたくなりました



咲「よく考えて京ちゃん、お姉ちゃんは今まで何回嘘を付いてきたと思う?」

京太郎「えと…、5回くらいかな?」

咲「つまり、そう言う事!」

京太郎「は?」

咲「はぁ…だから!」


咲「お姉ちゃんは嘘をついてるの!」


京太郎「え!?」

照「え!?」



咲「何でお姉ちゃんまで驚いてるの?」

照「う、妹の視線が怖い」

照「京ちゃん助けて」


照さんが後ろから回り込んで抱きついて来た

背中に柔らかい感触を感じる

知ってるか、貧乳にもお餅はあるんだぜ…

って、これは前にも言ったかな?


京太郎「え、あ……はい///」

照「ふふふ…」

ぎゅう

京太郎「力込めないで下さい!」

照「だって怖いから…」

京太郎「そ、それなら///」

咲「ぐぬぬ…!」



咲「きょ、京ちゃんどいて! そいつ殺せない!!」

京太郎「こ、[ピーーー]って…そんな物騒な……」

咲「物騒じゃないよ! 私と京ちゃんの結婚の約束を……お姉ちゃん…いや、この女はッ!!」

照「姉に勝る妹など存在しない」どやっ

京太郎「可愛い、じゃなくて何人の背中でドヤ顔してるんですか」

京太郎「というか結婚の約束って…」


咲「あれはまだ、京ちゃんと私が3歳だった頃の話なんだけど…」


そう言って咲は話始めた



京太郎「ふーんなるほどね」

京太郎「つまり」

京太郎「子供の頃照さんに好きになった女の子とは結婚しなくちゃいけないと教わった俺は」

京太郎「好きの意味がよく分からなかったから誤解して、会った女の人全員に結婚しようって言ってたと」

京太郎「そう言うわけだな?」

咲「うん」

照「うん」

京太郎「ごめん、ちょっと死んでくる」

咲「待って! なんで自[ピーーー]るの!?」

京太郎「そんな事知って死にたくならない奴がいるなら出してみろってんでい!」




京太郎「結婚の約束をした…しかも、老若問わず女の人に言ってたんだろ?」

照「うん」

照「駄菓子屋のお婆ちゃんとか近所の○○さんとか」

京太郎「そんなの知って今まで通り生きてられる自身が無い!」

咲「大丈夫、私は気にしないよ!」

照「私も」

京太郎「そっちの問題じゃなくてこっちの問題なんだよぉ!」



京太郎「第一…」

照「……もう、私限界」


照さんが後ろから力をいれて俺を押し倒してきた

まあ、俺はうつ伏せの状態になってるから正確な押し倒しとは言えないけど

ていうか正確な押し倒しってなんだよ…


照「ウダウダ言ってないでよ京ちゃん、結婚したって言ったなら責任取れば問題ない」


ずい、と後ろから照さんが顔を近づけてくる

耳に息が当たってくすぐったい


京太郎「責任って言われてもね…」



京太郎「せ、責任って言われても……」


責任って…

その、照さんと結婚して

式とか開いて俺は白いタキシードなんか着ちゃって

その横に白いウェディングドレスを着た照さんが横に立っていて

彼女をその……お姫様抱っこなんかして…

お前とあなたで呼び合う仲になっちゃったりして

それで、新婚旅行はグアムとかに行って

そこで初夜を二人で……


京太郎「……/// 」

照「京ちゃんなんで赤くなってるの?」

京太郎「な、なんでも無いです!」

咲「……」



咲「ねぇ、京ちゃん…私も結婚の約束したよね?」

京太郎「でも、子供の口約束だし…」

照「幼馴染は報われない運命」

咲「そ、それならお姉ちゃんだって同じでしょ!」

照「年上の幼馴染とは言っていない」

咲「そんなの屁理屈だよ!」



照「現に京ちゃんは私が好き」

咲「そんな……嘘だッ!!」

照「本当」

咲「………本当なの? 京ちゃん」

京太郎「え、あぁ…うん……」

咲「……きょ」

京太郎「きょ?」

咲「京ちゃんバカぁぁぁぁ!!」


咲はそっぽを向いて走って行ってしまった

あんなに急いで走ったら転ぶぞあいつ


咲「うわぁ…!」


ほらな、やっぱり


京太郎「大丈夫か、咲?」

咲「ほ、ほっといてよ!」



照「ふふふ…これで京ちゃんと二人きり」

京太郎「あの、そろそろケーキ買いに行かないと……あと食材も」

照「そうだった、おかし…」


そう言って照さんはすくっと立ち上がった


照「おかし…」


ゆっくりとエスカレーターの方へと向かう彼女


京太郎「そっちは逆です照さん!」

照「あ、そうですか」

京太郎「なんで敬語!?」

一旦休憩です

結婚とか書いたから昔どこかで咲ちゃん成田離婚ネタ書いたの思い出した
なんかただいちゃいちゃが書きたくなって来たのですがどうすればいいんや

まあ、これを書くと多分もう二度と本編やおまけには触れなくなりますが

今回のいちゃいちゃキャラ

1 宮永さん(姉)

2 部長さん

3 宮永さん(妹)

↓2

本編やおまけに触れなくなるってのがよくわからんが3

>>644
言葉が足りませんでした
しばらく本編やおまけの更新が止まるって事ですぜ


みんな照さん好きやね
そんじゃ照さんで書きます

お題ください
↓2

雑用感謝とゆず湯なおk

プロットなしの即興だから時間かかります




雑用感謝の日




土曜は結構やる事がある

部室内の備品の整備とか

牌譜の整理とか

部室の掃除とか

彼女の相手とか

色んな事があってかなり疲れる



京太郎「ただいま」

照「おかえり、京ちゃん。そしておつかれ」

京太郎「あいかわらずこたつむりなんですね照さんは」

照「寒いの嫌い」

京太郎「そうですか」



照「それよりおなかすいた、お鍋作って」

京太郎「働いて帰ってきた彼氏への一言がそれですか…」

照「京ちゃんの料理は美味しいから好き」

京太郎「褒めても何も出ませんよー」

照「美味しいお鍋が出てくるはず」

京太郎「はいはい、作って来ます」

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