モバマスP「トゥインキー!」 (21)

◆不定期◆

◆実際一回分少ない◆

◆アイドルマスターシンデレラガールズ、通称モバマス作品◆

◆2段落後開始な◆


トゥインキー…トゥインキー:Twinkieはホステス社によって開発され、カンザスシティを本拠とする

インターステート・ベーカリーズの子会社のコンチネンタル・ベーキング社によって製造されている。

クリーム状のフィリングの入った金色のスポンジケーキである。

トゥィンキーズの寸法は長さ10cm×幅2.5cmで、通常は2個入りパッケージまたは10個入りの箱で売られている。

ラテンアメリカでは、「サブマリーノ」("Submarino"、「潜水艦」)という商品名で売られている。

アメリカ合衆国では、トゥインキーは究極のジャンクフードと広く見なされる。

トゥインキー1個当たり約145キロカロリー(607キロジュール)を含んでいる。

毎年5億個のトゥインキーが製造されている。

出展:Wikipedia

Wikipediaについての参考動画:ttp://www.youtube.com/watch?v=emFZa6ghijk

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1364825258

春先の出来事だったように思われる、いや正しくはまだ少々寒い4月入りたての事だったと思う。

事務所の鍵を開けて入り込んだ佐久間まゆは鼻につく甘ったるくて、脂っこい匂いに気がついた。

バレンタインデーはとっくに過ぎたし、ホワイトデーだって過ぎたはず、だけどこの甘ったるい匂いは何処から来てるのだろうか。

事務所の奥に進んでいくと、甘ったるい匂いが一層強くなった。

どうやら応接間に何か、お菓子があるように思われた。

まゆ(……誰か居るのかしら?)

此処でふと、人が先に来ていることにやっと思い至った。

何時もは誰よりも早く事務所に来ていたので、誰かが来ているとは思い至らなかったのだ。

まゆ「おはようござ…あら……?誰もいない?」

部屋の中には誰も居ず、応接間の机の上には半透明のお菓子の袋のようなものが散らばっていた。

まゆ(……?プロデューサーさんが食べて帰ったのかしら……?)

袋をつまみあげると、Hostessと書かれたロゴが目に入る。

そしてその袋からは、濃く甘い匂いが残っている。

まゆ(女の子は確かに甘いのが好きとは言いますけど、まゆはプロデューサーさんみたいにあんなには食べれませんねぇ…)

慕うプロデューサーのある日の食生活に思いを馳せる、朝は近くのスーパーでドクペを500mlと、バームクーヘンを食べながら仕事をこなし。

昼には、カツ丼とサラダという名の微塵切りキャベツパック、カップラーメンも食べたあとに事務所でチンした250gのレトルトご飯を流しこみ。

おやつとして、4個パックのプリンと、ハイクラウンのチョコを牛乳で流し、仕事中に砂糖とコーヒーとミルク1対2対2を2杯。

夜はまた100円の千切りキャベツパックと、唐翌揚げとラーメンとご飯に、更にデザートでバターチョコ。

心から慕っては要るのは確かだが、正直あの食生活を見ていると胸焼けしそうになる。

しかし驚くべきなのは、それだけ食べて維持されるあの体型だろう。

身長180、体重100kg、BMIで言うならお[ピザ]だが、彼の肉体を御照覧あれ。

腕はポパイさながらはち切れん程に太く、胸板は厚く軽く及川さんを超え、足はまるでローマ建築の柱の如くガッチリとしている。

豪傑の人であり、我らがモバマス事務所の誇るプロデューサーだ。

まゆ(ですがそこだけが、彼の魅力では無いんですがねぇ…?)

ガチャリ。

まゆが振り向くと、応接間のドアを大きな肉壁が塞いでいた。

今しがた、まゆの脳内で胸焼けしそうな食生活をしていた、筋肉[ピザ]その人である。

立て乙 そしてsagaり忘れてますぜ

が、彼の目は虚ろで、口元には甘ったるい臭いを放つクリームが付着している。

まゆ「お、おはよう御座います、プロデューサーさん……?」

謎の威圧感がまゆの語気を苛む。

プロデューサーは、今まゆに気がついたとばかりに顔を向けると、ぽけぇとした顔を数秒続けた後。

酷く顔が歪んだように思われた、がそれが歪な笑みである事に気がつくのに、時間はさほど必要なかった。

P「……ヒヒ、ヒ……ヒッハハハッ、ハーッハッハッハッハァ!トゥインキー!」

まゆ「え?」

まるで気グルのように笑い出すと、まゆをズンズンと部屋の隅に追い込むように例の笑顔で近づいてくる。

まゆ「プ、プロデューサーさん…?ト、トゥインキー……って何ですか……?」

P「ヒーッヒヘヘヘハハヒヒ……トゥインキー!」

次の瞬間遂に部屋の隅に追い込まれ、気グルの顔がまゆの至近距離まで近づく。

口の中からは甘ったるい匂いが吹きこぼれ、不快感を催す。

突然起こった出来事に脳の処理が追いつかず、何も声が出ない。

するとプロデューサーは胸元から半透明の包みに包まれた、黄色いパンケーキのようなものを取り出すと。

P「ンンンンンンヤァァミィィィ」

包みを無造作に開けて放り投げると、目の前でグッチャグッチャと音を立てて貪り始めた。

「さげ」じゃなくて「さが」なんだからね!

いれないとデブとか殺すとか死ねとかドラえもん、とか魔力とか、全角大文字「w」とかいろんな文字がまともに打てないぜ

目はあらぬ方向を向いており、口の端からは涎とケーキの……恐らくトゥインキーの混ざりものがこぼれ落ちる。

ああ、遂に連日ブラック企業さながらの勤務時間と、明らかに体に悪い食べ物が彼を苛み壊してしまったのだろうか。

目の前で咀嚼するプロデューサーを見つつ、そら寒い空想に軽い自己逃避をしつつあったが、目の前の彼はそれを許さなかった。

P「ン"ン"ン"ン"ン"!」

まゆ「んんんん!?」

胸元からもう一つのトゥインキーを取り出すと、驚くべきスピードでまゆの口に押し付け始めたのだ。

口元を引き締め何とかトゥインキーを口に入れまいと拒絶するが。

胸元で程よく温まったトゥインキーの至近距離で嗅ぐおぞましい程の、甘ったるい匂いで思わずえづきそうになり、目尻を涙が溢れる。

そこまでは何とか持ちこたえたものの、プロデューサーがまゆの口を片手でこじ開けることまでは想定しておらず。

安々と、グチャグチャに潰れたトゥインキーの口内への侵入を許してしまう。

何とか舌で吐き出そうとするものの、舌がトゥインキーに触れた瞬間背筋をゾクゾク悪寒が走るほどの甘さに頭がグワングワンと揺れた気さえして、思わず飲み込んでしまう。

そのまま2割ほどの温まったトゥインキーが口に入り、顔を潰れたトゥインキーが汚す。

まゆ「げっほ、げっほ……うぉえぇぇっ」

吐き気と少しの酸欠で視界が揺れ、目の前の彼は例の表情でトゥインキーを咀嚼しながら爆笑していた。

P「ヒヒヘェヘッヘヘヘ!」

プロデューサーがもう一つのトゥインキーをまゆの口に押しこみ、顔中をトゥインキー塗れにした後、まゆは気絶した。

まゆ「……ハッ!?」

P「……」

ふと気がつくと、応接間のソファーで目を覚ました。

目の前ではPがトゥインキーをもう一つ咀嚼していたが、表情は至って穏やかで落ち着いている。

P「……エイプリルフール!」

佐久間まゆは激怒した。

◆逸脱した人間は、更に逸脱した人間には近寄らない◆

◆だが、狂人の真似をすれば実際狂人◆

◆何であれまゆはカワイイ、わかるね?◆

◆実際このSSは、アイドルのカワイイマーケティングをダイレクトに行うのが目的◆

◆今日はここまで、別にニンジャとか、青少年のなんかがアブナイものとか出ないので安心してほちい◆


漂うニンジャ的アトモスフィアに、まさかの忍殺×モバマスかと思った

トゥインキー食ってみたいけど国内じゃ売ってないんだよねえ。

◆トゥインキーはAmazon.ukとかAmazon.comを使えば買える、がオススメしない◆

◆あいプロ、東郷さんカワイイヤッター!◆

◆2段落後開始な◆


春先の番組撮影会は、まずまずの好評を得ることに成功した。

早苗さんのジュリ扇(多くはバブル期の物を指す)や、薫の幼子、あずきのヒロイン役。

そして、メイン立役者東郷あい、今回は珍しくガーリッシュな主人公役を勤めた。

あい「フフフ、誉めても何もでませんよ」

志乃「それじゃあ、このお菓子を今回の功労者をねぎらって・・・」

そういって志乃さんは、甘い匂いを放つタルトを手持ちの箱から取り出した。

あい「?志乃さん、それは・・・」

志乃「バナナタルトよ、三村ちゃんに作ってもらったのだけど」

時間は昼下がり、おやつ時だろうか。

あい「では紅茶でも用意して、おやつとして二人で頂こうか」

志乃「あら嬉しい、あ、後紅茶にはブランデーもいれて貰えるかしら」

そう言って志乃さんはにっこり笑った。

東郷あいは少し苦笑いすると二人分の紅茶を用意し、片方はストレート、もう片方にはブランデーを混ぜてトレイに乗せてテーブルに運んだ。

志乃「そういえば、早苗ちゃんから聞いたわよ、アルコールの話」

思わず苦笑いしてしまう、春先の撮影会の打ち上げの途中、早苗さんによってアルコールで潰されてしまったのだ。

あい「あの時は私も疲れてしまってね、思った以上に酔いが回ってしまったようだ」

志乃「ふふっ、私も見たかったなぁ…ってね」

バナナのタルトを皿に切り分け、皿に取り分けつつ、あの場に居たのが早苗さんだけで本当に良かったと思った。

志乃「それじゃあ頂こうかしら」

あい「頂きます」

そう言ってバナナのタルトを一口、口に運ぶ、流石は三村かな子と言うべきか、口の中でバナナの濃厚な味わいを醸し出し、甘過ぎない下のクッキー生地が味を際立たせる。

紅茶を一口口に含み、甘さをリセットする、美味しい……

志乃「やっぱり、かな子ちゃんのトルテは美味しいわね」

あい「ん…ああ、何だかとても食べやすい……」

何だか反応が鈍い……何故だろうか……

志乃「あら?大丈夫?」

あい「少し……疲れが…溜まってた……のか…?」

何だか少しふらふらする気がする、マズイな此処は紅茶を一気飲みして……

志乃「あっ」

あい「ゴクッ、ゴクッ……ぷはぁ……?」

志乃「それ私の……」

あい「あ……れれ…ゆ、揺れ……うーん」

志乃「あらあら、まあ良いわ、こっちよこっち」

そう言って志乃さんが、私の手を引いて事務所の奥に引っ張っていくのに、ぼやけた思考で付いていく。

あい「ん……」

志乃「あと一ついい忘れたけど、私一人では呑まないのよ」

部屋のドアの前で、そんな言葉が聞こえた気がした。

P「……」

仕事から戻ると事務所に漂う、アルコールの臭い。

アイドル事務所とは、基本的には一番関連のない臭いの筈だが・・・

P「だが、この事務所は違う、そもそも未成年でなければアイドルの飲酒は別段問題視されていないのが現在の世の中なのだ」

そもそも、アイドルが成人しているという時点でかなりの疑問符がつきまとうが、今はそんなことは重要じゃない。

P「先に東郷さんが事務所に来ているはずなんだが……」

東郷さんが酒に飲まれる人だということを、春先の撮影会で早苗さんに酔い潰されて以来、何時も何となく酒の席に東郷さんが居ないことに合点がいった。

東郷さんは頼まれたり、場の勢いに載せられると断り切れない所がある。

P「あの人、見栄っ張りだからなぁ……」

人間のパーソナリティ、所謂性格は恒常性を基本的には保っているが、社会的地位の変動、所謂進学や、生活環境に合わせて変化する事がある。

P「東郷さんの場合、女性に好まれる顔立ちだから……その地位を保つために好まれようと、無意識の内に頑張っちゃうんだよなぁ」

事務所の奥の部屋、所謂午後に未成年が帰ると酒飲み場と化す最奥の部屋の手前。

部屋の向こうからは黄色い悲鳴と、甲高い笑い声が響いている。

P「あー……コレ手遅れかも」

ドアを開けると、ピンクリボンを頭に飾りふりっふりのゴシックロリータを身につけてソファーに寝てる、東郷さんの姿と。

志乃「あら、プロデューサーさん一緒に飲まない?」

楓「ふふふ……そばのソファーに猫が寝る……」

早苗「やん、女子の部屋に入っちゃダメじゃなーい、プロデューサーくーん」

P「出たなアル中3姉妹」

志乃「だってPさん付き合い悪いんだもの、偶にはイケメンとも呑みたくなるわよ」

楓「まあまあ、Pさんアルコールどうぞ」

P「あ、ドーモドーモって早苗さん、この人達止めてくださいよ」

早苗「えー?私一般人だしぃ?」

心の中で妖怪ロリババアと毒づきながら、受け取ったショットガングラスを一口くちに運び咽る。

P「ゲボッ、ゲホッ、ショットガンじゃねぇか!」

楓「んーハードボイルド!」

志乃「あははははは!Pさんカッコイー」

早苗「まあまあおつまみどうぞ」

相変わらず、この妖怪スルメイカロリババアは何処にスルメを入れているやら…と思いつつ、スルメを一切れ口に運び寝ている東郷あいを背中に負ぶりながら、談笑を背に事務所を後にする事にする。

志乃「あら?Pさんお持ち帰り?」

楓「あいちゃんをお持ちかあいり?」

早苗「楓さん、苦しい!」

P「ハァ、飲み終わったら後始末して帰ってくださいね、鍵は何時もの場所に置いておきますんで」

後ろでブーイングが飛び交うが特に気にせず、スタスタと背中に少し重みを感じながら歩く。

P(やっぱり軽いな……)

最近の女の子は随分細長い子が増えた、と担当アイドルを見た時の体の細さに、食生活の変化を感じつつ夜道を歩く。

勿論背中のアイドルはピンクのふりっふりのゴシックロリータだし、東郷あいはすぅすぅと寝息を立てて気づきはしない。

あい「おい!おいPくん!」

翌朝東郷さんを女子寮に送り届け、そのまま近くの仮眠室で眠り朝になって体を揺さぶる手とハスキー声で目を覚ます。

P「……ナンスか……」

あい「今着ている服は……まあいい、この画像は何だ!?」

そこには、Pにおぶられふりっふりのゴシックロリータを着込んで寝ている写真が、文字通り三文新聞によって書き立てられていた。

P「タイトルは、東郷あい雌の目覚めか、あちゃー他の人に見られちゃったか」

あい「Pくんまさか君……」

P「そりゃ冤罪だ、真犯人は楓さん、志乃さん、早苗さんよ」

あい「……恐らく、昨日食べたタルトにキツイ酒が使われたらしくってな」

P「知ってた」

あい「…出来れば、普通の服に着替えて帰りたかったのだが」

何となく苦々しい顔のあいを尻目に、スマホを使いネットワークでのファンサイトでの評判を少し調べてみると……

P「いや、ファン層には前回の桜まつりでのお酒に酔って寝てる所を取られた下地から、そういう手合いも増えたみたいだぞ」

あい「う、うん?……それはそれで複雑だな……」

P「いいじゃないか、可愛かったし」

それでも何となく苦々しいような、嬉しいような複雑な顔のあいを見つつ、ネットで情報を漁っていると、腐女子界でも一悶着起こしていることに気が付き、荒木に情報収集を頼むか頭を悩ませる。

P「なああいさんや、今度の撮影会真と撮らないか?」

あい「ん?随分急な話だね」

P「いや、思っただけさ」

あい「まあ私は構わないが、そういう方向性で行くのかい?」

P「今回はそう行こうと思ってる」

あい「(今回は…?)構わないが…」

P「分かった、今度組んでおくぞ」

そう言いつつ、スマホから菊地真のピンクロリータの宣材と東郷あいを遠目に見比べる。

P「よし、行けるな」

あい「そうだな……確かに、この組み合わせは世間的にも話題になるかもしれないしね」

P「ああ、俺が保証する」

3日後、東郷あいは愕然とした。

P「似合うじゃないか、ピンロリ」

ピンクの前時代的な女性貴族衣装の成れの果てを着込んで、顔を微妙に赤くした東郷あいを見つつ、そうつぶやいた。

あい「Pくん?確かに真くんとの合同撮影と聞いたが、その、何だ、この服は何だい?」

P「うん?だってキャピピーンってやつだろ?」

あい「キャピ…やっぱり私には今一Pくんの真意を測りかねるよ」

P「うーん……行けると思うんだけどなぁ、両手を軽く握ってキャピピーってやってみ?」

あい「キャ、キャピピー?」

口元に手を運び、中々キマッたポーズを取る東郷あい。

参考【http://i.imgur.com/xpap9ou.jpg

P「うーん、カワイイ」

手持ちのスマートフォンで画像を保存した瞬間、必死にスマホを奪おうとする東郷さんを片手でいなしつつ社内クラウドに共有保存する、きっと今頃ちひろさんも大喜びだろう。

◆楽しいあいプロでしたね…◆

◆早苗さん、スルメ以外呉れなかったよ……ヤンナルネ◆

◆けど現実でアルコールに弱い人に無理やり酒飲ませちゃダメ、わかるね?◆

◆薫ちゃんも歳相応に可愛かったね……けど、あずきちゃんは婚活大作戦かと思うくらいグイグイ来てたカワイイ◆

◆早苗さんのファン層は、バブル上がりとかのオッサン層何だろうか…いや、アレはアレで好きだけど◆

◆今日はここまで◆

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