梓「律先輩、女性の胸は12歳前後が最も成長するんですよ」(224)

律「はっ?」

梓「知ってましたか?」

律「いや、初めて知ったけど…それがなに?」

梓「この意味、分かりませんか?」

律「う、うん」

梓「つまり私達の胸が今後見違えるような成長を遂げる可能性は
  限りなく低いという事です!」

律「うわぁ…!やめろ梓!!そんなはっきりと…」

梓「辛いですか律先輩、辛いですよね。私も同じ気持ちです」

律「どうしてそんな切ない事言うんだよぉ」

梓「現実に目を背けてはいけません。残酷ですが…」

律「私だって気にしてるんだぞ!もうこの話題はやめよう
  お互い寂しい気持ちになるだk」

梓「そうはいきません」

律「なに?」

梓「律先輩、巨乳に…巨乳になりたくありませんか?」

律「そそりゃあ…」

梓「なりたいですよね」

律「なりたいです」

梓「そう言ってもらえると思ってましたよ、流石律先輩です」

律「どうしてそんな切ない事言うんだよぉ」

梓「現実に目を背けてはいけません。残酷ですが…」

律「私だって気にしてるんだぞ!もうこの話題はやめよう
  お互い寂しい気持ちになるだk」

梓「そうはいきません」

律「なに?」

梓「律先輩、巨乳に…巨乳になりたくありませんか?」

律「そそりゃあ…」

梓「なりたいですよね」

律「なりたいです」

梓「そう言ってもらえると思ってましたよ、流石律先輩です」

律「でもそう簡単には…」

梓「そうなんです、簡単ではありませんが…
私は胸が大きくなるかもしれない方法を知ってるんです」

律「本当か梓!」

梓「ええ本当です、知りたいですか?」

律「知りたいです」

梓「今日ムギ先輩来られないんですよね?」

律「あぁ、澪も唯も用事があるって言ってた」

梓「すみません、私喉渇いてしまって…」

律「…ガタッ」

律「…」コポコポ

梓「すみません、何か無理やりさせてしまったみたいで」

律「それで梓、その方法って」

梓「これは私が最近得た情報なんですが…」

律「うんうん」

梓「胸を大きくするにはエストロゲンが大きく影響してくるそうです」

律「エストリゲン?」

梓「エストロゲンです。女性ホルモンの一種です。聞いた事ありませんか?」

律「ないなぁ」

梓「律先輩、生理の時胸張りませんか?」

律「あぁ張るかも、ちょっと痛くなる」

梓「少しはマシになりますよね」

律「……」

律「やっぱりなんか哀しくなってきた」

梓「それがエストロゲンです、生理の時に多く分泌されるみたいですが
  なんでもそれが乳腺を発達させてくれるらしいです」

律「おおっ!そうなのか!」

梓「そうなんです、だからその女性ホルモンもといエストロゲンを
体の中で大量に分泌させる事こそ胸を大きくさせる点では重要なのです!」

律「詳しいな梓。いったいそんな情報どこから」

梓「これです」

律「雑誌?」

梓「ネットで買いました。とても勉強になりましたよ」

律「必死だな梓…」

梓「なにか言いましたか?」

律「いいえ」

梓「しかし律先輩!問題はここからなんです」

律「どうして?」

梓「肝心のエストロゲンを多く分泌させるにはどうすればいいと思いますか?」

律「えーと、食べる……とか?」

梓「なかなか鋭いですね律先輩」

律「なんか褒められた」

梓「でも甘いですっ!これを見て下さい」

律「ん?これって…えっ」

梓「エストロゲンを含むサプリメント一覧です」

律「高っっっ!!」

梓「そうなんです、これらは高校生の私達にしてみればとても手が届かない代物なんです」

律「じゃあどうしよもないじゃんかー…」

梓「まだ諦めるのは早いですよ」

律「まさか他にも方法が…?」

梓「はい、あります」

律「やった!」

梓「しかし……この方法は…」

律「もったいぶってないで教えてくれ梓!」

梓「恋…です」

律「ん?」

梓「恋愛をする事です」

律「……」

律「梓彼氏いたっけ?」

梓「いません」

律「好きな人とかいる?」

梓「いません」

律「恋愛?」

梓「はい」

律「女子高なのに?」

梓「えぇ」

律「無理でしょそれ」

梓「ちなみに律先輩は恋愛できそうなんですか」

律「……」

梓「分かりました」

律「何がだよ」

梓「お互い難しそうですね」

律「結局諦めろって事か…はぁ…」

梓「律先輩、偽装恋愛って知ってますか?」

律「はい?偽装?」

梓「ちょっとこれ見てもらえますか」

律「梓、お前怪しげな雑誌に影響されすぎだぞ」

梓「怪しくなんかないです!ここに書いてあるのは本当の事です!」

律「えーと…」

律「『私は幼い頃からずっと貧乳に悩まされ続けて―――』」

梓「重要なのはもっと先です」

律「『男性経験が皆無の私は思いきって巨乳の友達A子ちゃんに頼みこんでおっぱいを揉ませてもらいました。するとその日からみるみるうちに私の胸が成長を続け―――』」

梓「それです!それ」

律「……」

梓「身近な女性を男性とみたてて偽装恋愛をし、大きい胸を頭の中でイメージするんです。自分が将来的になりたい胸を身近に感じる事でよりエストロゲンが分泌された事例です」

律「落ち着け梓、こんなの嘘に決まってるだろ?」

梓「もう私達にはこれしか残されてませんよ!」

律「つまり梓の話をまとめると…」

律「胸を大きくするにはエストロゲンを分泌させる事。それには澪を恋愛相手に見立てて澪の胸を揉む事。そうすれば性的興奮も重なって女性ホルモンが多く分泌されて私の胸は大きくなると…」

梓「別に澪先輩だとは言ってないんですけどね」

律「うーん…」

梓「どうかしましたか?」

律「本当にこんな事で胸が大きくなるのか?怪しいな…」

梓「じゃあ諦めるんですか?一生貧しい胸のままでいいんですか?」

律「うっ…」

梓「やってもみないで諦めるんですか?律先輩は」

律「そうは言ってないけど…」

梓「お願いします、一人だと不安なんです」

律「えっ?」

梓「だって唯先輩の胸を揉むなんて……今の私には勇気が無さ過ぎて…」

律「あっ、唯の胸揉むつもりなんだ」

梓「律先輩となら…同じ境遇の人となら頑張れる気がするんです!」

律「どういう意味だそれ」

梓「お願いします!お願いします!!」

律「……」

梓「……」

律「はぁ分かったよ梓」

梓「律先輩!」

律「試してみるか…怪しいけど」

梓「一緒に…大きな胸を目指しましょうね!」

律「うん」

………

律「とは言ってみたものの…どうすればいいんだ?」

梓「そうですね、とりあえず正攻法でどうでしょうか」

律「正攻法というと?」

梓「雑誌の女の子の様に頼み込んでみるんです、揉ませてくださいと」

律「梓…お前それが澪に通用すると思ってるのか?」

梓「大丈夫ですよ!律先輩と澪先輩なら大丈夫です。幼馴染ですし」

律「その自信はどこからくるんだ」

梓「とにかくこれくらい乗り越えられなくちゃ胸は大きくなれないという事です」

律「そういう事なの?」

梓「そうです、さぁ律先輩。澪先輩が来ましたよ!覚悟決めて下さい」

律「えっもうそんないきなり!?」

梓「はい、今しかありませんよ」

律「突然すぎるって…!まだ心の準備が……」

梓「律先輩……なんかもじもじしてて可愛いですね」

律「はぁ?!」

梓「まるでこれから好きな男子にラブレターを渡す女子みたいです
  いい傾向ですね、多分今律先輩のエストロゲンはものすごく分泌されてますよ!」

律「ふざけたこと言うな!こんな状況で…!」///

梓「さぁ律先輩!勇気を出して、私がついてます」

律「梓…」ガシ

梓「さぁ」ガシ

律「澪」

澪「律、今日は早いじゃないか」

律「そうか?いやー部長だからな私は」

澪「今さら何を言ってるんだ、まったく」

律「まぁ澪座って」

澪「だーめ、今日は練習するの」

律「いいからいいから、ちょっと待ってて」コポコポ

律「……」

律「はい」スッ

澪「……」

律「どうした?」

澪「珍しいな、律が淹れてくれるなんて」

律「私だってたまにはな」

澪「さぼりたいだけだろー」ズズ

律「おいしい?」

澪「うん、おいしいよ」

律「そっ、良かった」

梓「(良い感じです律先輩!今日は友達じゃないですよ!澪先輩は律先輩が思いを寄せる人!
  そう思って下さいね!)」

律「ねぇ澪」

澪「ん、なに?」

律「澪はさぁ、優しいよね」

澪「はぁ?なんだよ突然」

律「だって勉強教えてくれるし軽音部でも私の代わりにリーダーシップとったりしてくれるし
  さりげなく周りのみんなを気遣ってくれるし…」

澪「分かった、また私になにかお願いがあるんだろ?」

律「(バレてる?!さすが私の幼馴染…!どうすればいいんだよ…どう…)」

澪「図星だな」

律「そ、そうだよ」

澪「なに、課題ができてないのか?」

律「(こ…これは……もう前に進むしかない…!)」

梓「(律先輩、大丈夫です!澪先輩ならきっと…)」

澪「で?聞けることなら聞いてあげるけど」

律「(落ち着けー、落ち着け…)」

律「澪はさ、胸大きいじゃん?」

澪「……え?」

律「私達長い付き合いだけど思えば胸を触りあったりした事ないよな」

澪「う、うん…」

律「触らせて」

澪「ん?」

律「澪の胸触らせてよ」

澪「……」

澪「えっなんで?」

律「いやちょっと触ってみたいなーって」

澪「……」

律「ははっ」

梓「(これは…この空気は……苦しいです!)」

澪「そんな事できるわけないだろ」

律「(ですよねー…)」タラタラ

澪「いや…別に今さら律をどうこう思ったりしないけどさ…
  これだけは教えて欲しい」

律「なんでしょうか…?」

澪「律ってそういう趣味が…あるのか?」

律「ないです!ない!!ごめんな澪!」

澪「えっ?ちょっと律?」

律「私はこれで…!」タッタッタ

澪「おい律ぅ!」

澪「……」

澪「ちょっと言い過ぎたかな…」

………

律「はぁはぁ…」

梓「やっぱりダメでしたか」

律「梓…お前私で試したな?」

梓「そ、そんな事ありませんよ!」

律「どうしてくれる…完全にそっちの人に思われちゃったじゃないか」

梓「なんというか…ドンマイです」

律「人事だと思って」

梓「で、でもこれでこの作戦はうまくいかない事が分かりましたね!」

律「まだ続けるのか?!」

梓「当たり前です、律先輩の心の傷は無駄にはしませんよ」

律「そっとしておいてくれ……」ズキズキ

梓「で、私なりに次の作戦を練ってみたんですけど…」

律「できれば聞きたくない」

梓「まぁそう言わず…」

梓「なぜ失敗したのか考え直してみたんですけど、相手の意識があるからいけないんです」

律「というと?」

梓「眠っているうちに唯先輩もとい澪先輩の胸を
有無を言わさず揉ませてもらうというのはどうでしょうか?」

律「それ作戦っていうのか?」

梓「感じ方は人それぞれですが…私にはこれしか…」

律「少々強引な気がすんだけど?」

梓「バレなければいいんです、バレなければ」

律「そういう考え方よくないぞ?」

梓「では一生貧乳のまま生きていきますか?」

律「うっ…」

梓「女性である価値をあまり感じる事のできない道を
  この先も歩んでいきますか?」

律「……」

梓「……」

律「やろう梓」

梓「その意気です!」

………

梓「という訳で軽音部、ダブルお泊りを企画しました」

律「ここしかないな、ここしか」

梓「その通りです律先輩、澪先輩の家には律先輩が泊り
  唯先輩の家には私が泊る事になってます」

律「ムギは?」

梓「フィンランドに行きました」

律「……」

梓「このチャンスを逃せば私達の希望は絶望的になります」

律「あぁそうだな」

梓「健闘を祈ります」

律「梓もな」

………

唯「平沢家へようこそ!」

梓「お邪魔します」

憂「梓ちゃんが泊まりにきてくれて嬉しいなぁ」

唯「だよねー、きっと今日は楽しい夜になるよ!」

梓「(もちろん私もそのつもりですよ、唯先輩…)」

梓「あの、ご両親は今日も?」

唯「うん、今は多分マレーシア辺りじゃないかな?」

梓「そうなんですか(これは都合がいいよ、追い風が吹いてる!)」

唯「今日は憂が夕ご飯豪華にしてくれるんだって」

梓「それは楽しみですね」

憂「ふふ、あまり期待しないでね?」

梓「(勝負は唯先輩が寝静まった頃…
  唯先輩…私は今日その胸を揉ませてもらいますからね)」

唯「どうしたのあずにゃん、何かついてるかな?」

梓「い、いえ…」

唯「?」

梓「凄いね憂、本当においしかった」

憂「えぇ、そうかなぁ?」

唯「うん、いつもにも増しておいしかったよ」

憂「ふふ、喜んでくれて良かった♪」

憂「お風呂の準備もできてるんだ、梓ちゃん先入る?」

梓「あっえっと…(いつのまに…?家事の天才だよこの子!)」

唯「あっ、うい~、今日揉み洗いっこの日だよ!」

憂「も、もうお姉ちゃん…!」///

梓「……」

梓「……」

梓「(揉み洗いっこ……)」

梓「(揉み洗いっこってなんですか?!)」

唯「ふふ、あずにゃん。鳩が水鉄砲くらったような顔してるね?」

憂「豆鉄砲だよ、お姉ちゃん」

梓「あ、ええ…できれば解説を…」

唯「よろしい!平沢家には揉み洗いっこの曜日が決まっているのです!」

憂「わ、私達姉妹だけだよお姉ちゃん!」///

唯「一緒にお風呂に入ってお互いの体を揉み洗いっこするんだよ~
  憂に体を洗ってもらうと気持ちいいんだよ?あずにゃん驚いた?」

憂「お、お姉ちゃん…!」///

梓「……」

梓「(これは…)」

梓「(まさかこんなに早くチャンスが巡ってこようとは……!)」

梓「(どうやら深夜まで待つ必要性はなくなったみたい)」

唯「でも今日はあずにゃんが来てくれてるし、どうしよっか?」

梓「やりましょう」

唯「えっ?」

梓「揉み洗いっこ」

唯「あ、あずにゃん?」

梓「是非やりましょう」

唯「そ、そっか!…あずにゃんがやりたいって言うなら…」

憂「……」

憂「ダメだよお姉ちゃん、せっかく来てくれたのに梓ちゃんにそんな事させちゃ…」

梓「!」

梓「憂?大丈夫だよ…私は別に……」

憂「梓ちゃんだってゆっくり入りたい筈だよ」

唯「そっかそれもそうだよねー、よく考えてみればあずにゃんはお客さんだもん
  無理やり平沢家のルールを押しつけるのはよくないよねっ」

梓「ちがっ…違うんです…!嫌じゃないです」

憂「梓ちゃん、気を使わなくてもいいんだよ?」

梓「入りたいんです、入らないとダメなんです!」

憂「ダメ!そんなの絶対だめ!」

唯「むーん、二人ともこう言ってるけど…困ったなぁ」

唯「そうだ!」

唯「じゃんけんしよう?」

梓「(なんでそうなるんですか?!)」

唯「同じ手の二人が一緒にお風呂入るっていうのはどうかな?」

憂「(今日はやめるって選択肢はないんだねお姉ちゃん…
  そんなに揉み洗いっこしたいんだ…そんなお姉ちゃんも可愛い!)」

梓「それでいいです(仕方ありません、これも胸を大きくする為の試練と割り切って…)」

憂「うん、私も大丈夫」

唯「じゃあ恨みっこなしだよー?じゃーんけーん…ポン!」

唯「グー」

憂「チョキ」

梓「チョキ」

唯「あぁ、いいなぁ二人とも…!」

憂「……」

梓「……」

梓「(誰ひとり得してない…)」

唯「先に入ってきていいからねー」

憂「じゃ、じゃあ入ろっか?梓ちゃん」

梓「うん、そうだね…」

唯「二人ともごゆっくりー」

憂「……」

梓「……」

憂「(問題ないよ…梓ちゃんとお姉ちゃんのツーショットを阻止できただけで私は…私は…)」

梓「(問題ないよ…当初の予定が少し狂っただけ…唯先輩との勝負は深夜と決めてたんだもん…
それに憂の胸も揉めるとあらば私のエストロゲンはより一層…!)」

憂「あっ、梓ちゃんの着替えはちゃんと用意してあるからね」

梓「流石憂、助かる…って、えっ?」

憂「梓ちゃんどうかした?」

梓「ううん…!なんでもない」

梓「(やっぱり似てるよこの姉妹!不覚にもドキリとしちゃったよ…
  でもこれは憂だもんね、唯先輩の妹の憂…私の同級生の憂……」

憂「梓ちゃん、先入ってるね?」

梓「う、うん…うわっ!」

梓「(憂の胸……)」ジー

憂「ちょ、ちょっと梓ちゃん」///

梓「あっ、ごめんね憂……ごめん」

梓「(じっと見入ってしまった……なんだろうこの気持ち…なんだか…)」

梓「(すっごくイライラしてきた…!私と同い年なのにこの差はなに…?
  こんな不公平許せないよ…!こんなに私は苦労してるのに…!)」プルプル

憂「変な梓ちゃん…」

梓「あはは…はは……」

梓「……」

梓「(やめよう…嫉妬するのは…)」

梓「(はぁ…憂の前で裸になんかなりたくないな…)」

梓「(さっきので埋まる事のない私との差を見せつけられた気がするよ…)」

憂「あっ梓ちゃん遅かったね」

梓「うん、ごめんね」

憂「梓ちゃんは初めてだよね?うちのお風呂は二人でも入れるんだ」

梓「うん、広くて羨ましいなぁ」

梓「…」チャプン

憂「湯加減どうかな?」

梓「ちょうどいい感じ」

憂「よかったぁ」

梓「……」

梓「(いつまでもいじけてる訳にはいかない
  偽装恋愛は期待できないかもしれないけど…)」

梓「(憂と揉み洗いっこすれば性的興奮が伴って、私の胸は劇的成長を遂げられるかもしれない)」

梓「(憂は友達だもん。協力してもらっても罰は当たらないよね)」

梓「ねぇ憂」

憂「んー?」

梓「揉み洗いっこってさ、いつもどうやってるの?」

憂「ちょ、ちょっと梓ちゃん…!本当にやるつもりなの?」

梓「えっ、だって唯先輩といつもやってるんじゃないの?」

憂「お姉ちゃんとは昔からやってるからなんとも思わないけど…
  流石に梓ちゃんが相手だと、少しだけ気が引けちゃうっていうか…」

梓「私は別にかまわないよ?憂さえよければ」

憂「そ…そう?……でもなぁ…」

憂「(別に梓ちゃんの体には興味がないっていうか…そんな事言えないし…)」

梓「それにしても相変わらず唯先輩と仲が良いんだね
姉妹で一緒にお風呂入ってるなんて初めて聞いたよ」

憂「!」

憂「(待って、これは逆にチャンスかもしれない…
  ここでお姉ちゃんとの仲の良さを見せつければ
  梓ちゃんもお姉ちゃんから手を引いてくれるかもしれない)」

梓「憂?聞いてた?」

憂「う、うん!そうなんだぁ
お姉ちゃんには恥ずかしいから言わないでって言っておいたんだけど…」

梓「うっかり喋っちゃったんだ?唯先輩らしいなぁ」

憂「……」

憂「ねぇ梓ちゃん……しよっか…?」

梓「へっ?いいの…?」

憂「うん、恥ずかしいけど…せっかくだから……ね?」

梓「なんかごめんね、わがまま言って」

憂「そんな事ないよ」

梓「(まさか合法的に憂の胸を揉める事になるとは思わなかったよ
  なにはともあれこれで大きな胸に一歩全身だね)」

憂「(普段お姉ちゃんとやってる程度じゃ意味がない気がする…
  梓ちゃんには私とお姉ちゃんの仲の良さを深く理解してもらう為に、
今回は少しだけ見栄を張っちゃおう)」

……

憂「じゃあ梓ちゃん、バスチェアに座って」

梓「よいしょっと…てへへ、なんか……緊張する」

憂「えぇ?梓ちゃんが緊張するなら私も緊張しちゃうよ~」

梓「(私は憂の胸揉むだけでいいんだけどなぁ…
  『揉み洗いっこ』だから仕方ないんだけど…)」

憂「じゃあ背中から洗ってあげるね」

梓「うん、お願い」

憂「……」ゴシゴシ

梓「あはは…人にやってもらうのってお母さん以来かも」

憂「そうなんだ、たまにはいいかもしれないよ」

梓「うん、そうだね。唯先輩が言ってた通り気持ちいいかも」

憂「(お姉ちゃんとする揉み洗いっこって実はこの程度だったりするんだけど…
  今日は特別だからね、梓ちゃんごめんね…)」

梓「?」

憂「じゃあ前も洗うね、そのままの体勢でいいから」スッ

梓「(えっ?えっ…?)」

憂「……」

梓「(後ろから憂の手が直接……!?)」

憂「~♪」ニュルニュル

梓「あっ、あの憂?」

憂「どうしたの?梓ちゃん」

梓「スポンジは…使わないんだ?」

憂「えっ、そうだよ?だから揉み洗いっこなんだよ?」

梓「そ…そうなんだ」

憂「や、やっぱり…やめた方がいいかな?」

梓「ううん…大丈夫だよ」

梓「(憂は恥ずかしくないのかな…?私の番になったら私が憂に同じ事するんだよね…
  なんか平静を保ってできるかどうか不安になってきたよ…)」

憂「そっか♪良かった」スルスル…

梓「(うわっ…憂の手が私の胸に…!)」

憂「~♪」スリスリ

梓「きゃッ…!」ビクッ

憂「ご、ごめん梓ちゃん…もう少し優しくした方がいいかな?」

梓「(なんて声…恥ずかしい……)」

梓「うっ…ううん!…平気だから!」

憂「多分慣れると思うんだけど…」

憂「(スベスベだなー梓ちゃんの肌羨ましい…ちょっと意地悪しちゃおっかな)」クリクリ

梓「?!(憂の手が……私の乳首と擦れて……)」

梓「ッッッ…!ぁ…」

憂「(反応しちゃう体を必死に隠してる梓ちゃん…可愛いかも…)」ゾクゾク

梓「はっ……ぁ…」ビクビク…

梓「(うぅ…恥ずかしすぎる…!重点的にそこばっかり擦ってきて…絶対わざとだ…
  それ以上に私の控えめな胸を好き勝手触られるのは屈辱だよ…!」

憂「ごめん梓ちゃん、洗いにくいからちょっと近づくね?」

むに

梓「?!」

梓「(えっ…?えっ……?)」

梓「(背中から感じるこの柔らかい感触はいったい…?)」

梓「(まさか…そんな筈は……いやっ…でも…)」

梓「(憂ならやりかねない…憂なら…)」

梓「(胸ってこの距離で背中に密着するものなの…?!
  胸ってこんなに重みがあって…存在感を主張するものなの?!)」

梓「(ありえない…ありえないよ…なんでこの位置から…そんなのって…)」

梓「………」

梓「(憂…憂は優しくて気配りが良くて大好きだけど)」

梓「(憂の胸の事に関しては私はやっぱり許せないよ…)」

梓「……(第一私と同い年なのに憂は)」プルプル

憂「梓ちゃん、少しお股開いてもらっていいかな?」

梓「(そうお股だって…お股……お股?!?!)」

憂「このままじゃ洗いにくいよぉ」

梓「えっ…?し、下もするの…?!」

憂「そうだよ、勿論」

梓「ちょっと待って憂…!唯先輩といつもこんな事してるの…?」

憂「いつもじゃないけど…一緒に入る時はそうだよ」

梓「(そ…それは流石に……この展開はまずいよ…)」

憂「(嘘だけどねー…)」

梓「(流石に高校生にもなってこんな事はしないでしょ…
  まさか憂が嘘ついてる…?でもだとしたらなんでそんな嘘を…ま、まさか…!)」

憂「(流石にやりすぎちゃった感があるかも…)」

梓「(憂って私の事好きなんじゃ…だからあんな事やこんな事を…)」

憂「(梓ちゃんが嫌って言えばそれはそれで…)

梓「(だめだよ…!私には唯先輩という心に決めた人が…!
  これはもう胸を大きくするとかそんな事言ってる場合じゃないかも…
憂には悪いけどこの場は退散させてもらうしか…)」

梓「ごめん憂!」

憂「へっ?」ビクッ

梓「ちょっとのぼせちゃったみたいで…」

憂「だ、大丈夫?」

梓「お先に上がるね」ガララ

憂「う、うん…」

梓「(ごめんね憂…ごめん……)」シクシク

憂「(まぁとりあえず成功かな…?これでお姉ちゃんと私の事分かってくれればいいんだけど…)」

………

梓「はぁ…」

梓「なんか一気に気分が落ち込んできたよ…」

梓「私ってばなんて罪な女の子なんだろう…」

梓「律先輩はうまくいってるのかな?ちょっと電話してみよう」

梓「……」trrrrr…

梓「出ない、タイミング悪いのかな?」

唯「あれ?あずにゃん早いね」

梓「あっ、えっと…そうでしたか?」

唯「憂は一緒じゃないの?」

梓「あっ、もももう少しで上がってくると思いますよ」

唯「?」

梓「あはは…」

唯「まぁお風呂上がりにこれでも食べるといいさっ」

梓「アイス…ありがとうございます」

唯「今日3人で食べれる様に買ってきたんだぁ、新発売だよ?」

梓「どうも…いただきます」ペロペロ

唯「おいしいでしょー?」

梓「はいっ!」

唯「えへへ♪」

梓「(あぁ唯先輩…なんて可愛い笑顔……やっぱり唯先輩は私にとっての天使です!)」

………

唯「ふわぁ」

梓「あっ、もうこんな時間なんですね」

唯「なんだか眠くなってきちゃったよ」

憂「じゃあそろそろ自分の部屋に戻ろっか?」

唯「うん、そうだね」

梓「(やっと…やっとこの時間に辿りつけたよ…!
  唯先輩と二人っきりになれる時間が…!)」

憂「じゃあ梓ちゃんのお布団、私の部屋に用意しておくからね」

梓「えっ?」

梓「(そ…そんな…!)」

憂「(すんなりとお姉ちゃんの部屋で眠れると思った?甘いよ梓ちゃん…)」

唯「えー、ずるいよういー、私もあずにゃんと一緒に寝たいー」

梓「(ナ、ナイスです唯先輩!…私も唯先輩と一緒に)」

憂「ごめんねお姉ちゃん、でも…梓ちゃんからしたらお姉ちゃんは先輩だから…
  私と一緒の部屋の方が気兼ねなくて良いんじゃないかと思ったんだけど…」

唯「へっ?そうなのあずにゃん?私の部屋だと落ち着かない?」

梓「いえ、どっちかって言うと私は」

憂「私の部屋の方がいいよね?」

梓「えっ、えっとね?憂…その…」

憂「ねー?」ニコニコ

梓「(笑顔が怖い…怖すぎる……まさか憂)」

梓「(私と二人っきりになったらお風呂での続きを始めるつもりなんじゃ…)」

憂「(お姉ちゃんと一緒に寝れるのは私だけなんだから…)」

梓「(そんなのダメ!私の体は唯先輩のものなんだから…!
  憂には悪いけどここは引く訳には…)」

憂「あっ、私お布団押入れから出さなくちゃ、少ししたら私の部屋に来てね梓ちゃん」

梓「(決定?!勝手に話が進んでる?!)」

梓「(どうしよう…どう……私…憂に襲われちゃうかも…)」ブルブル

唯「ねぇあずにゃん」

梓「はいっ?」

唯「憂とけんかでもした?」

梓「えっ、し…してないですよ?どうしてですか?」

唯「だってほら」ぎゅ

梓「?!」

梓「(えっ、唯先輩がぎゅって…)」

唯「あずにゃんずっと震えてるんだもん」

梓「(唯先輩…ちゃんと私の事見ててくれてたんだ……
  ぽわーっとしてる様に見えたけど…ちゃんと私の事………)」

唯「心配しちゃうよぉ」

梓「唯先輩…私…わたし…」

唯「言ってごらん?」

梓「はい…私…唯先輩と一緒に寝たいです……」

唯「うん分かったよ、憂には私から言っておくからあずにゃんは私の部屋に入っててね」

梓「はい…唯先輩………ありがとうございます…グス」

唯「お礼なんていらないよ?あずにゃんは泣き虫さんだなぁ」

梓「うぅ…グス」

梓「(なんて頼れる人なんだろう…唯先輩……大好きです)」

………

唯「おまたせあずにゃん」

梓「あの…憂怒ってましたか?」

唯「ううん平気だよ?少し残念そうな顔してたけど」

梓「すみませんでした」

唯「あっ!」

梓「どうかしました?」

唯「あずにゃんのお布団持ってくるの忘れたよ!」

梓「あっ…あぁ…」

唯「まぁでも今日は少し寒いし、一緒のお布団でもいいよね?」

梓「唯先輩と…一緒のお布団ですか?!」

唯「あずにゃんをぎゅーってしながら寝てみたいと思ってたんだぁ、ダメかな?」

梓「いえ、私は一向に構いません」

唯「(あれ?いつものあずにゃんなら絶対嫌って言うと思ったのに…)」

梓「どうかしましたか?」

唯「う、ううん…じゃあ…」

唯「おいで?あずにゃん」

梓「はい、失礼します…」

唯「わぁ、世界で一つしかないあずにゃん枕だぁ」ぎゅー

梓「はぅ…!」

唯「良い匂いする」クンクン

梓「(あぁ…もう……ドキドキが止まらないよ…)」

唯「やっぱりあずにゃんはやわらかくて気持ちいなー」むにむに

梓「うぅ…唯先輩……唯先輩ぃ…」

唯「ふふっ、今日はいっぱいぎゅーってさせてくれるんだね?
  寝る前のあずにゃんは普段より大人しいんだなぁ」

梓「(あぁ…こんなに唯先輩と密着できるなんて…気失っちゃいそう…)」

唯「いいこいいこ♪」ぎゅぅぅ

梓「あっ…」

梓「(唯先輩の…唯先輩の胸が私の目の前に……)」

梓「(もう…我慢できない……唯先輩……唯せんぱぁい…!)」

むにむに!

唯「わわっ!」

梓「むぅ…」ムニムニ

唯「ふふ、もう……あずにゃんは甘えんぼさんだなぁ」

梓「(唯先輩の胸……柔らかいよぉ…
唯先輩の匂い…どうにかなっちゃいそうだよぉ…)」

梓「(来て良かった…もう女性ホルモン分泌してるのが自分でも分かるよ…!
  このまま朝まで…唯先輩の胸の中で…)」

唯「そろそろいいかな?」

梓「はい?」

唯「うーいー?おいでー」

憂「お姉ちゃん、梓ちゃん、ごめんね?」

梓「えっ?」

唯「いいよ、ほらちょっと狭いかもしれないけど…」

梓「えっ、これは…いったい…?」

唯「仲直りだよあずにゃん」

梓「仲直り…ですか?」

唯「うん、今日は3人で仲良く川の字で寝よう?」

憂「梓ちゃん、さっきはごめんね?」

梓「(えっ…えええええぇぇぇ?!?!)」

唯「きっとあったかあったかで眠れるよ?」

憂「梓ちゃん、もう少しつめてもらえるかな?」

梓「あっ…う、うん……」

梓「………」

梓「(これからだったのに…!!これからだったのにぃぃぃぃぃ!!)」

………

~遡る事およそ3時間前~

律「ありがとう澪、いい湯だったよ」

澪「そうか、最後になっちゃってごめんな」

律「いいよぉ、私が勝手に泊りにきてるだけなんだし」

澪「もう少し早めに企画してくれれば、もっと豪勢な晩御飯作れたんだけど…」

律「そんな事ないって、おいしかったよ?澪と一緒に料理するのも楽しかったし」

澪「そうか?」

律「(う~…緊張するなぁ……)」

律「(このあと澪と少しお喋りして雑誌とか読んで…そしたらついに就寝時間ですよ)」

澪「………」

律「(寝ている澪の胸を揉まないといけないんだよな…)」

澪「(部屋の鍵を施錠して…)」ガチャリ

律「(本当に大丈夫なのかよ梓…澪って警戒心強いんだぞ?!)」

澪「(窓のカーテンを閉めて…)」シャッ

律「(なんか私が体に触れただけで目を覚ましかねないんだけど…)」

澪「(律の両手をベッドに括りつけて…)」ガチャン

律「(そうも言ってられないよな…とりあえず今は澪に疑われない様に気さくに話しかけとくとするか…)」

澪「(準備オーケーだ…)」

律「なぁ澪!最近のさわちゃんなんだけどさっ………んっ?」

澪「………」

律「なに…この手枷…?」ジャラ

澪「律…」

律「えっ?」

澪「もう逃げられないゾ☆」

律「………」

律「(ええええぇぇぇええ?!?!)」

律「(なに…?!なんなのこの展開…!)」

澪「なぁ律、少し聞きたい事があるんだけど」

律「近い…!顔が近いよ澪?!」

澪「偽りなく答えてほしい」

律「なに?答えられる事なら」

澪「最近梓と仲良くしすぎじゃないか?」

律「えっ?そそそそうかな?」

澪「そうだよ、いつも二人一緒にこそこそしてる」

律「気のせいだろ?言うほど一緒じゃないよ」

澪「目を逸らすなよ律、なにか疾しい事でもあるんじゃないか?」

律「うぅ…」

澪「話して?じゃなきゃ絶交するからな」

律「(なんだこれ…尋常じゃない雰囲気だぞ…なんか澪怒ってるし…
  ここは正直に話すべきだな…これ以上澪を刺激しない方が…)」

澪「いつも梓となに話してるんだ?」

律「む…む…」

澪「む?」

律「…胸の話しだよ」

澪「胸の話し?なんだそれ」

律「梓と一緒に胸が大きくなれたらいいなって話してたのっ!」

澪「はぁ…」

律「な、なんだよ?」

澪「だから私に胸がどうとか話を振ってきたんだな?」

律「そうだよー!悪いかっ?」

澪「でもなんで私の胸を触りたいっていう結論に至ったんだ?
  律の胸が大きくなる事に関してそれは無関係だろ?」

律「梓が……梓が偽装恋愛をしてその相手の胸を揉めば大きくなるかもって…
  なんか女性ホルモンとか性的興奮がどうとか」

澪「それで今回のお泊りって訳か…」

律「うっ…」

澪「道理でおかしいと思ったんだ、唐突すぎるからな」

律「(名探偵か?こいつ?!)

澪「バカだな律は…」

律「う、うるさい!澪には私の気持ちなんて…!」

澪「素直に私に相談すれば胸くらい触らせてあげるのに…」

律「へっ?…だ、だってこの前私が相談した時にはできる訳ないって…」

澪「梓がいる前でそんな事できる訳ないだろ」

律「気付いてたのか?」

澪「隠れてるつもりだったのか?」

律「(秋山澪…恐ろしい子…!)」

澪「偽装恋愛って言ったよな?」

律「う、うん…」

澪「まぁきっかけはそれでもいいか…」

律「えっ?それってどういう…?」

澪「律は私のものだからな、今夜は私といい事しよう」

律「(なにぃぃ?!?!)」

律「ねぇ澪!みお!」

澪「なんだ?」

律「私用事思い出した!今日はこれで帰ろうと思う!」

澪「……」

律「だからこれ外してよ!…ね?」

澪「用事…用事ってなに?」

律「大事な用事だよ!すぐに帰らないと!」

澪「まさか梓じゃないよな?」

律「(嫉妬?!…これはまたやっかいな…)」

澪「梓と二人で会うつもりなんだろ?」

律「そんな訳ないじゃん!」

澪「じゃあ証拠は?」

律「証拠?!ないよそんなの!」

澪「やっぱり梓か…律ってさ…最近私がメール送っても返信遅いよな?」

律「無関係だよそんなの!梓とはなんにも関係ないから!」

澪「どうせ二人で長話でもしてるんだろ?分かってるから」

律「そんな訳ないだろ澪!私を信用しろ!」

澪「……」

律「お願いだ澪…みおぉ…」ウルウル…

澪「律…」

ヴーヴー!

律「(ん?私のケータイが…)」

澪「…」

澪「……律」

律「へっ?」

澪「なんだこれは…?」プルプル…

着信 ☆中野梓☆

律「(梓ぁ…!!お前タイミングってもんを……!!)」

澪「梓なんかに…梓なんかに律は渡さないからな…」スッ…

律「(へっ?手が……?
  うわぁぁぁぁああ!!襲われるぅぅぅ!!)」

律「落ち着け澪…!誤解だ!」

澪「うるさい口だな、お母さんに聞こえちゃうだろ?」

律「ん?!むぅ…」

澪「んっ…むむ」

律「(わぁぁぁ?!キスしてる!!澪と…女が初キスとか!)」

澪「はぁ…ん…」

律「(舌が…?!嘘?!…そんな事まで…)」

澪「ちゅぷ…んん」

律「(吸われてる…澪の舌ってこんなに温かいんだ…)」

澪「ぷはっ、律…」

律「はぁ…はぁ…」

澪「しちゃったね…初キス…」ポッ

律「うぅ…」

澪「今日は記念日になるな、ちゃんと覚えておかなくちゃ…」

律「なぁ澪…やっぱり私達…」

澪「……」ススス…

律「って澪…なんで脱ぐの?」

澪「触りたいんだろ?私の胸…」

律「えっと…そういう話だったけど……やっぱり…」

澪「さ、流石にちょっと恥ずかしい…けど…」

律「うわっ…」

澪「どう…かな?……私の胸…」

律「(でかいっ!思わず声あげちゃったよ
  私と同じ胸とは思えない…なにこの迫力……女として完全に負けた気がする…)」

澪「こんな事してあげるの…律だけなんだからなっ」

律「(乳首が…乳首が近づいて……わあぁぁ!!)」

むに…

澪「触るだけじゃなくて…味わっていいよ……」

むにむに…

律「(や…柔らかい……そしてこの重み…
  息苦しいけど…なんか幸せかも…)」

澪「ほらっ、舐めて…いいんだぞ…?」

律「んっ…ちろ…」

澪「ん…」

律「ちゅ…ちゅぅ…」

澪「はっ…ぁぁ…」ビクン

律「(すっごい…澪の先っぽ固くなってる…なんかやらしいかも…)」

律「ぺろっ…」

澪「はっ…ん……りつ…脱がす…ね?」

律「えっ、だ、ダメ…!」

澪「今度は私の番、下脱がすから」

律「私はやんなくていいよ!やめて!」

澪「ふふ…興奮して胸を大きくしたいんじゃないのか?」

律「もういいから!それだけは…!」ジャラジャラ

澪「抵抗してもだめ、私に律の一番大事なところ見せて?」スッ…

律「や、やぁ…!」

澪「……」

澪「すごいよ律…たまらないよ……」

律「み、見るなぁ!見るなー…!」

澪「分かってるよ律、私に舐めて欲しいんだよね?」

律「そ、そんなわけ…」

澪「嘘ついてもだーめ、だって律のあそこ私に早く来て欲しいって言ってるよ?」

律「うぅ…ダメ…だめぇ……」

澪「素直じゃないんだから…ぺろ…」

律「ぁぅ…!」

澪「ちゅ……ぺろぺろ…」

律「ひっ…!やっ……やぁ…だ…」

澪「すごい…これが律の味……ちゅぅぅ!」

律「きゃあ…!」

澪「律もこういう事されると女の子っぽくなるんだね」

律「うっ……うぅ…もういいでしょ…離して…」

澪「だめだよ律、もっと可愛い律が見たいんだもん…やめてあげない」

律「そ…そんなぁ…」

澪「もっと強めにしちゃおっと…れろれろ…」

律「ひぃん…!んっ…!」

澪「ぢゅぅぅ…!はぁはぁ…」

律「くぅ…!はっ…はげし……すぎるよぉ……!あぁ…!」

澪「ぷはぁ…これからもっとすごい事するんだぞ?耐えられるのか?」

律「はぁ…はぁ……も、もう…やめて…みお」

澪「本心じゃないのは知ってるよ律…えっちな液こんなにいっぱい出てきたよ?」

律「み、見せないでぇ…やだぁ……!」

澪「私の口でもっと襲って欲しいんだよね…?」

律「ちがう…そんなこと……ない」

澪「じゃあもっとしてあげるからっ!」ガバッ!

律「いやぁぁぁ…!!」

澪「………」

律「へっ?…なんで……」

澪「ふふ、そんなにえっちな声出しちゃってさ…さっきみたいに舐められると思ったんだ?」

律「んぅ…くっ…」

澪「だからあんなに体をビクンてさせちゃったんだ?もう…可愛いなぁ律は」

律「くぅ……」///

澪「律が期待しちゃうのも仕方ないよね、だってあんなに気持ちよさそうだったんだもん」

律「気持ちよくなんか…ないし……」

澪「体はそう言ってないよ?自分じゃえっちな液止められないんでしょ?」サワサワ…

律「あっ…!んぅ…」ビク

澪「こんなに敏感になっちゃってさ、律が素直になってくれるならさっきの続きしてあげる」クチュクチュ…

律「やぁぁ……あっ…」

澪「どうして欲しいの?自分で言わないと分からないぞ」グチュグチュ…

律「あっ…あ……!…み、みおに……」

澪「うん?」

律「みおに…もっと……めちゃくちゃにしてほしいです……」

澪「ふーん、えっちな律……でもそんな律……大好きだよ」

律「私も好き…澪…大好き…おそって…ください……私をみおのものにしてください…!」

澪「分かったよ律…私も律のものだからな」

ヂュゥゥゥゥ…!!レロレロ…!

律「ひぁぁぁああ…?!き、きもちい…よぉ……あぁ!!」

澪「律……りつぅ……!」

………

~後日~

律「……」ゲッソリ

梓「な、なんだか一夜にしてやつれましたね律先輩…」

律「…そうか?どうだったんだ梓」

梓「まぁ失敗とは言えませんけど…成功とも……」

律「そうか、頑張ったんだな梓」

梓「えぇまぁ…律先輩の方はどうだったんですか?」

律「聞くんじゃない…」

梓「えっ…でも」

律「………」

梓「わ、分かりました…でも一つだけ言わせてください」

律「なんだ?」

梓「女の子の胸を揉む事で自分の胸が大きくなる…どうやらこれは都市伝説のようです」

律「なんだと?!」

梓「なにやらちまたで噂になっていただけの様で…科学的には一切根拠がないそうで…」

律「だから言ったじゃないか梓ぁ!私達の苦労はどうなる?!」

梓「ま、まぁでも夢を見れただけでも…残念ですが……」

律「やっぱり世の中そう甘いもんじゃないな…」

梓「ですね…胸の大きな女の子…私達には一生縁のない世界かもしれません」

紬「あら、そうかしら?」

律「ムギ?!」

梓「ムギ先輩いつのまに!」

紬「話は聞かせてもらったわ」

律「フィンランドに行ってたんじゃ…」

紬「帰ってきましたー♪」

梓「それよりムギ先輩、聞き捨てなりません。どういう事ですか?」

紬「りっちゃんや梓ちゃんにも胸が大きくなる可能性はあると思うの」

梓「ありません…!ネットで悪質なデマが流されていただけなんですよ…!
この雑誌の内容もそれに流されたにすぎません!そんな都合のいい話はないんですよ!」バンバン!

紬「そんな事ないわよ、だってその雑誌の女の子って私の事なの」

梓「はい?」

律「またまた…」

紬「本当よ?現在琴吹グループで研究が進められているわ」

梓「そ、そんな筈…でもこの女の子…言われてみればムギ先輩に似てる様な…」

律「ちょっと待てムギ…じゃあムギは誰かの胸を揉ませてもらってたんだよな?」

紬「えぇ、勿論」

梓「それって誰なんですか?!」

紬「ヒ・ミ・ツ♪」

律「……」

梓「……」

紬「ふふ♪」

律「梓!」

梓「律先輩!」

律梓「希望が見えてきたっ!!」

   ∧∧
  (*・ω・)  終わり…みんなありがとう
  _| ⊃/(___
/ └-(____/

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