八幡「ストーカーに襲われて以来雪ノ下が俺から離れない」 (152)

八幡「幼児退行したみたいだ」

八幡「雪ノ下がストーカーに野郎に襲われた時、俺は雪ノ下の近くにいた」

八幡「というのも、ストーカー野郎を牽制するために、一緒に帰っていたからだ」

八幡「しかし、ストーカー野郎は俺が雪ノ下と偶然離れた一瞬の隙をつき」

八幡「また、俺が一緒に帰ったことが逆にやつの神経を逆撫でした結果となり」

八幡「凶行に至ったという」

八幡「雪ノ下の悲鳴を聞き付け、その場に向かった俺がストーカーを撃退」

八幡「なんてかっこいい真似はできなかったので、ストーカーを捕まえたのは俺が呼んだ警察だったが」

八幡「とにかくストーカーが捕まる寸前、怯える雪ノ下の近くにいたのは俺だった」

八幡「結果。心に傷を負った雪ノ下は俺から離れようとしなくなった」

八幡「雪ノ下の親も、俺が離れるとパニックを起こす雪ノ下を見かねて、今は俺が一緒にいることを認めた」

八幡「そして、俺自身、雪ノ下からはぐれた一瞬を後悔していた」


由比ヶ浜「やっはろー」

八幡「おう」

雪ノ下「こんにちは、由比ヶ浜さん」

由比ヶ浜「ゆきのん、今日も学校来たんだね。えらいえらい」ナデナデ

雪ノ下「ありがとうございます」


八幡「雪ノ下が人が大勢いると怯えるので、今は保健室登校、というか部室登校をしている」

八幡「もちろん俺も雪ノ下から離れられないから、同じくだ」

八幡「まあ、もともと教室ではボッチだったし、雪ノ下の面倒をみていればずっと自習していればいいこの環境はむしろ居心地がいい」

由比ヶ浜「今日は何してたの?」

雪ノ下「本を読んでいました」

由比ヶ浜「へー。どれどれ。うわ、難しそう……」

雪ノ下「そうですね。分からない文字はは>>20に教えて貰って」

ヒッキーの呼び方
1、お兄さん
2、比企谷さん
3、八幡
4、その他

3

近かったから、>>28

2

雪ノ下「そうですね。分からない文字は、比企谷さんに教えてもらって」

由比ヶ浜「ええ、ヒッキーすごい」

八幡「お前がおバカさんすぎるんだよ。せいぜい中学レベルの漢字しか使ってないぞこれ」

雪ノ下「比企谷さんは、なんでも教えてくれて、すごいと思います」

由比ヶ浜「な、なんでも?」

八幡「お前、今失礼な想像しただろ。これだからビッチは」

由比ヶ浜「ビッチいうなし!」

雪ノ下「ビッチ……なんですか、それは」

由比ヶ浜「あ、ゆ、ゆきのんは知らなくてもいいことだよ!」

由比ヶ浜「ヒッキー、まさか今みたいに変なことゆきのんに教えてないよね!?」

ゆきのんをどんな口調にすれば……

八幡「してない」

由比ヶ浜「ゆきのん、あんまりヒッキーの言うこと真に受けちゃダメだよ?」

由比ヶ浜「変な理屈とか言うし」

雪ノ下「……比企谷さんは変なこと言いません」

雪ノ下「由比ヶ浜さん、比企谷さんのことを、悪く言うのはやめていただけないでしょうか」

由比ヶ浜「あ、ご、ごめんねー。えへへ、別にこれは、仲がいいからこそっていうか」

雪ノ下「親しき仲にも、礼儀ありというと思いますよ」

由比ヶ浜「そうですね……ごめんなさい」

八幡(あの雪ノ下が俺を庇っているのは奇妙としかいいようのない光景だな)

八幡(しかも相手は由比ヶ浜だ。前だったなら、絶対にありえなかっただろう)

雪ノ下「比企谷さん」

八幡「なんだ」

雪ノ下「比企谷さんも、由比ヶ浜さんのことをバカとかすぐ言いすぎです」

雪ノ下「女の子にそういうことを言うのは、よくないと思うのですが」

八幡「ああ、うん。分かった。気を付ける」

由比ヶ浜「えへへ、二人ともゆきのんに怒られちゃったね」


八幡「雪ノ下の精神は、だいたい小学校高学年くらいまで退行しているらしい」

八幡「育ちがいいせいか、あんまり子供に戻っていると思う人間は少ないようだが」

八幡「俺に向けられる純真な眼差しは、正直心が痛い」

雪ノ下「……」モジッ

雪ノ下「……」パタンッ

雪ノ下「あの、比企谷さん……」コソッ

八幡「ああ、わかった。由比ヶ浜、ちょっと行ってくるわ」

由比ヶ浜「あ、ああ。うん」

由比ヶ浜「……」


雪ノ下「じゃあ、待っていてください」

八幡「はいはい」

雪ノ下「絶対、どこかへ行ってはダメですよ」

八幡「ああ」

八幡「……」

八幡(……教師用のトイレの前で待つとか、羞恥プレイすぎる。なれてきた自分が怖い)

八幡(……俺がしている時は、雪ノ下がいじらしく待っているわけだが)

八幡(あいつはなんとも思わんのかね)

平塚「よう比企谷。トイレの前で腐った目でなにか考え込んでいるとか、そうしてるとほんと怪しいな君は」

八幡「ほっといてください。仕方ないでしょ」

平塚「雪ノ下の付き添いか。じゃあ、出直したほうがいいな」


八幡「密室で俺以外と二人きりになると、雪ノ下はパニックになるためだ」


八幡「そうしてください」

平塚「……ちなみに、こう見えて結構ぎりぎりでな……君が一緒に中にくれば雪ノ下も問題ないと思うが」

八幡「そんな変態プレイは、彼氏とでもしてくd」

八幡(やべ)

平塚「ふふふ、そういうことを言うか」

平塚「そうだな。新しく年下の彼氏を作って、性癖を新たに開発するという方法もあると思うが。どうだ」

八幡「どうだじゃないっすよ。犠牲者ですよそれは」

平塚「では君をその犠牲を食い止める英雄にしてy」

雪ノ下「やめてください!!」

平塚「ゆ、雪ノ下……」

雪ノ下「先生。比企谷さんに、変なことをしようとしないでいただけますか」

平塚「いや、これは変なことじゃなくてな」

雪ノ下「生徒をいじめようだなんて、よくそれで教師になれましたね」

平塚「く、仕方ない……比企谷、雪ノ下の面倒はちゃんとみるんだぞ」

八幡「へーい」

雪ノ下「大丈夫?比企谷さん」

八幡(雪ノ下つえー)

あなあきのん……

八幡「ああ、大丈夫だ」

雪ノ下「では教室に戻りましょう」


由比ヶ浜「おかえりー」

雪ノ下「ただいま戻りました」

由比ヶ浜「……ゆきのん。この前も言ったけど、もっと普通にしゃべってくれていいよ?」

雪ノ下「普通、と言われましても」

由比ヶ浜「そういう敬語とか、別に使わなくていいのに」

雪ノ下「年上の方なんですから、そういうわけには」

八幡「俺もそう思うが」

雪ノ下「>>69

1、じゃあ(いつもの口調に)
2、ダメです(このまま)

2

うむ、でもなんか記憶喪失の様に見えるな

雪ノ下「ダメです。特に……比企谷さんは」

八幡「……」

由比ヶ浜「今のゆきのんのヒッキー対する信頼ってぱないよねー」

雪ノ下「当然です。比企谷さんは、私を助けてくれたのですから」キラキラ

八幡「……」

由比ヶ浜「ヒッキー、なに目線反らしてんの」

八幡「いや、ちょっと直視したら焼け焦げそうで」

>>72
記憶が混乱しているということで

処女膜の方も答えろください

八幡「帰るか」

雪ノ下「はい」

八幡(俺に素直に返事してくれるとか、マジ天使)

由比ヶ浜「じゃ、また明日ねー」

八幡「じゃあな」

雪ノ下「さようなら、由比ヶ浜さん」

雪ノ下「……今日はどこかに寄っていきますか?」

八幡「いや、真っ直ぐ帰る」

由比ヶ浜「……」

由比ヶ浜(なんか、こうして見てると、二人の距離が近すぎて……)

由比ヶ浜(はぁ、ゆきのんが大変なのに、変なこと考えちゃってダメだなああたし)

???「我の出番はまだか?」

八幡「再三のことだが、今の雪ノ下の俺に対する依存度はやばい」

八幡「どこかに歩いていく時は」


雪ノ下「……」ギュッ


八幡「必ず手を繋いでくる」

八幡「おかげですっかり俺と雪ノ下の遠慮ない噂は、校内に轟いている」

八幡「また、雪ノ下は俺の顔を何度となく見てきては、俺の行動を先読みする」

八幡「精神年齢が退行しても、本当に雪ノ下の頭の良さはずば抜けていると、俺は驚愕した」

八幡「ただいま」

小町「あ、おかえりー」

雪ノ下「小町さん、ただいま戻りました」

小町「雪乃さ、ちゃんもおかえりー」ギュッ

雪ノ下「小町さん、あの、恥ずかしいです」

小町「いいのいいの、これはスキンシップだもん」

雪ノ下「……」

八幡「そろそろいいだろ」

雪ノ下「あ、小町さん、じゃあまたあとで」

小町「はいはーい。小町、今日も雪乃ちゃんのために、腕によりをかけて夕飯作るね」

雪ノ下「はい、ありがとうございます」

県議会議員()程度でリムジンとか専属運転手とかいるしな

家庭環境は想像できんwwwww

平塚「ばんざーいぬがせてぬがせて」

>>127
八幡「あ、先生脇毛生えてる」

本気出していい?

――リビング

小町「いただきまーす」

雪乃「いただきます」

八幡「いただきます」

雪乃「あ、あの比企谷さん……」

八幡「……ほら、あーん」

雪乃「ありがとうございます」パクッ

黙ってますまだかな

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2015年06月12日 (金) 16:20:57   ID: _7a4o95F

黙ってますまだかな

2 :  SS好きの774さん   2015年07月24日 (金) 23:16:59   ID: Zp0-BG7s

続きは?

3 :  SS好きの774さん   2017年11月09日 (木) 22:21:01   ID: d9IBdnXB

ここまできたらもうないか

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