一夏「鈴を見つけたら腹パンしてしまう病気?」(152)

シャル「それでさー、もうおかしくって」

一夏「ははっ、そうだな」

シャル「あっ、鈴だよ」

鈴「やっほー一夏、おはよう!」

一夏「ン?」スタスタ

鈴「?」

一夏「オラァ!!」バキッ

鈴「ぶべらっ!」

シャル「!!」

鈴「なっ…いっいちk」

一夏「セイッ!」ボグッ

鈴「はがないッ!!」ドチャァ

シャル「ちょ、ちょっと一夏!?何して…」

一夏「早く行こうぜ、間に合わなくなっちまう」

シャル「えっ…う、うん!」

鈴「がはっ…げほっ…ちょ、ちょっと待ちなさ…一体なんなのよ!?」ヨロヨロ

ガヤガヤ

セシリア「おはようございます一夏さん」

ラウラ「遅いぞ嫁よ、もうすぐ授業が始まっちゃうぞ」

一夏「ああ、ちょっとあってな…ってかなんで遅れたんだっけな」



シャル(さっきの一夏はなんだったんだろう…あんまり気にしない方がいいのかな…)

千冬「よーし生徒は速やかに席に着け、これより授業を始める!」

―2組―

鈴(まだ全身が痛い……)ズキッ

鈴(ふぅ…朝から酷い目に遭ったわ…)ボロボロ

鈴(今朝の一夏の行動…あたし何か怒らせるようなことしたかしら…?)

鈴(それにしてもいきなり殴るなんてやり過ぎよ!)

鈴(一夏の馬鹿!絶対許さないんだから!!)

鈴(この後じっくり問い詰めてやるわ!!)

シャル「はぁ~やっと授業終わったよ。早速お昼にしようね」

一夏「そうするか」

セシリア「一夏さん!屋上に行かれるんでしたらご一緒に!」

一夏「ああ、いいぜ」

ラウラ「私もいくぞ」

一夏「だったら早く行こう、運動したせいか今日は腹がペコペコなんだ」

「ちょっと待ちなさい!!!」

鈴「一夏!あんたねぇ…!ハァハァ」

シャル「あっ鈴!もう身体は大丈夫なの?」

セシリア「あら、鈴さん。そんなに慌ててどうなされましたの?身体って…?」

ラウラ「嫁がどうかしたのか?これから一緒に―」

一夏「」ピクッ

シャル「あっ…」

鈴「げっ…!」

一夏「」ダダダッ クンッ

セシリア「?」

ラウラ「…!」

鈴「ちょっ…」

ダンッ!!

鈴「うぐぅッ!!」ドシャッ

セシリア「きゃあっ!」

ラウラ「なっ…!」

シャル「ああぁ~、やっぱり…」

一夏「おおら!おら!おら!おらおらおらおら!!!」ドガドガドガドガ

鈴「あらゃばばばばばばばっばッッ!!」ドドドビチャビチャメキョボグリ

鈴「ぐえぇっほっ!!がはっ…きひぃ…」ヒクヒク

一夏「…」ッタ

三人(唖然)

         ,      /〃ハヾ  / ∧∨〃、ヾ} l| :}ミ;l\
        /〃// / 〃l lヽ∨,〈ヾ、メ〈 }} ;l リ ハ l`!ヽ.

          //' /,'  ,' 〃 l l川/,ヘ丶\;;ヽ/:'/〃∧ l ト、:l !
         〃,'/ ;  ,l ,'' ,l| レ'/A、.`、\;;ヽ∨〃/,仆|│l }. |、
         i' ,'' l| ,l ' l. !| l∠ニ_‐\ヽ;\,//,イ| l | l ト/ λ!   、
.        l ;  :|| ,'i:/ l| |:|: |``'^‐`ヾ∨`゙//|斗,l ! | ,タ /l.| l  三__|__
       l ' l |」,' l' lハ |'Ν    ̄´ /` ,|l_=ミ|! ly' ,〈 :|| |  口 |
        |l .l H|i: l | ゙、| l        _.::: ,!: l厂`刈/ /!} :l|    ‐┬‐
        |! :l |)!| ! |  ヽ      '´ ’/'_,.   ノイ.〃/|!    │田│
        l|l |l 「゙|l |`{             ..   _   |}/,ハ l     ̄ ̄  
       |!l |l、| !l :|.      ‘ー-‐==ニ=:、__j:)  l'|/|l リ    、 マ
ヽ ̄ニ‐、__.」乢!L!lヱL」__           ー、 `'''´   从「 /     了 用 
 \ `ヽ\      /l |       / ̄´     //        '"`ー‐
.  ,、  l  ゙、    / ' |、      {        /l/         ,
   '}  l  ゙,    /   |:::\      }     ,.イ/          レ |  
   l  l   l  ,.イ   l:::::::::\__   `'-‐::"// |′          ノ
   l   !   K ヽ,、 \「`''''''''"´:::::::;;:" //          
.    l   l   ト、\( _.... ヽ  .:.::::::::;;″ /'       _    
\   |  l|  八、ヽi´    | .:.:::::::::::::i' .:/'"´ ̄ ̄ ̄ ,.へ\

一夏「ふぅ~疲れた。さあ行こうぜ」

セシリア「あっあのっ一夏さん!」

一夏「ん、なんだ?セシリア」

セシリア「何があったか存じませんがあれは酷いのでは…」

ラウラ「嫁よ、端から見ていてあれはやり過ぎだと思うぞ」

シャル(やっぱりそう思うよね)

一夏「えっ?なんのことだ?」

セシリア「何って…今、鈴さんを…」

一夏「鈴?鈴ならそこに…」

鈴「」ピクピク

一夏「あれ、なんで寝転がっているんだ?」

ラウラ「…とぼけているのか?」

一夏「…なんだ?何があったんだ?」

シャル「もしかして覚えてないの?」

~~~~

シャル「とにかく、こういうことがあったんだよ」

ラウラ「本当だったのか…」

一夏「なんということだ…」

鈴「げほっ…本当に覚えてないの?」ヒリヒリ

ラウラ(よく平気だな…)

一夏「全く記憶にないな」シュン

鈴「いっいいのよ別に!一夏の意志じゃなかったんなら…」ズキズキ

セシリア「そうですわ!本来一夏さんがそんなことする人だとは思えませんし」

一夏「だよな、覚えてないんじゃ仕方ないしな!気を取り直してメシだメシ!」

鈴(えっ…なんか淡白すぎない?)

セシリア「今日も一夏さんのために弁当を作ってきましたのよ!」

一夏「ははっサンキュー…(ああヤバイ!胃腸薬切らしてるの忘れてた!)」

シャル「ラウラ、そのおかずこれと交換しようよ」

ラウラ「うむ」モグモグ

鈴「一夏っ!あたしも酢豚作ってきたんだけど!!」

一夏「正直毎日弁当に酢豚はないわ(おおっ!うまそうだ!)」

鈴「」ピクリ

一夏「あっしまった」アセアセ

鈴「なによっ!アンタが食べたいって言ってたから作ってきてあげたんじゃない!」<部分展開> ブンッ

一夏「う、うわあああぁぁ」キュインッ ガッ

鈴「なっ!受け止めて…っ」

ラウラ「は、速いぞ…!」

シャル「うわっ弁当が吹き飛ぶっ!?」

一夏「うおおおおおおおおおおッ!!!」バグンッ!!

鈴「ンブィ!!」メキョォ

一夏「まだまだぁ!!」ドゴォ

鈴「ブッハァァアァァァァ」ドチャッビチャビチャ

一夏「トドメダァァァァァ」キィィィィンバグンッ!!!!

鈴「あぐッ…!!」ズザザッドシャッ

鈴「カハッ…ヒクッヒクッ…」

セシリア「り、鈴さん!大丈夫ですの!?しっかりしてください!!」ユサユサ

ラウラ「おい!あんまり揺さぶるな!こっこれはまずいぞ、早く医務室へ!」

シャル「うっうんっ!ラウラはそっちの髪持って!」

一夏「はっ」ハッ

一夏「なっ…!またやっちまった」

シャル「よいしょっよいしょっ…鈴大丈夫?」

鈴「」ピクッピクッ

ラウラ「痙攣している…揺らさずに、それでも急いで運ぶんだ」

一夏「ああなんてこった」

シャル「一夏も様子がおかしいし早く病院にいった方がいいと思うよ。ここは僕達でなんとかするから…」

一夏「ああ…すまない…」

その後一夏は精神科の診察を受けることになり、診断はストレスによる外因性の人格障害ということになった

―その夜―

一夏「シャル、鈴はあれからどうなったんだ?」

シャル「ずっと医務室で治療を続けてるみたい。今は面会謝絶中みたいだから明日お見舞いに行こうね」

一夏「くそっ…俺の所為で鈴があんな目に!」ガンガン

シャル「病気なんだから仕方ないよ…。だから一夏もあんまり自分を責めないで…ね?」

一夏「ああ…」

一夏「しかし鈴が居ないと…」

シャル「?どうしたの?一夏」

一夏「殴り足りないな!」

ヒュンッ!

シャル「う、うわぁぁ!!」サッ

ドガシャーン

一夏「…」スタッ

シャル「い、一夏!?まさか僕まで…!?」オロオロ

一夏「ハッ…、す、すまん!鈴と間違えて…」

シャル「言い訳もおかしいよ…でもなんとか無傷だし平気だよ」

シャル(ああぁやばいよ…一夏がどんどん重症になっていく…)

一夏「…とにかく明日、鈴と二人で話をしてみるよ」

シャル「それがいいよ、でも今日は一夏もそろそろ休んだらどう?」

一夏「そうするぜ、ありがとうなシャル」

シャル「ううん、それじゃおやすみ一夏」

ちょっと飯とか風呂とか休憩

―次の朝―

チュンチュン

一夏「んん…あぁ…もう朝か…」フワァアァ

ゴソゴソ

一夏「ん?なんかベッドの中でゴソゴソと…」

ラウラ「んぅ…zzz…」スヤスヤ

一夏「まっまた俺の隣で…!」

ラウラ「う~ん、すぅすぅ…」

一夏「しかし、こんなラウラの寝顔を見ていると」

一夏「そういえばラウラの体型って…鈴に似てるな……」

一夏「よし、まずは拘束だ!」バッ

ガバッ

ラウラ「ん…嫁よ…重た…」

一夏「うおおおおおおおぉぉぉ!!」バシッバシッ

ラウラ「!?ぅぁあ!なんだ!?何をする!?」

一夏「ハンッ!動けないだろ…覚悟するんだな、鈴」ギリッ

ラウラ「ちょっと待てっ わ、わたしはっ鈴じゃなっ…」モガモガ

一夏「問答無用だ!」ドカッ メキメキ

ラウラ「んんっ、んぐぅぅーー!!」バタバタ

一夏「いかな軍人といえど四肢を拘束されては抵抗できまい!おらおら!(あれ、鈴って軍人だったっけw)」ボコボコ

ラウラ「ぁぐっ…痛いっ!一夏…やめろぉ!」ジタバタ

一夏「おらっおらっ!このっこのっ!!(くそ、拘束して殴りにくいな…)」バシバシ

ラウラ「うぅっ…やめてくれ一夏ぁっ…」ポロポロ

一夏「泣け!喚け!…ん…?」


一夏「はっ!…ラウラ!おい大丈夫か!?」

ラウラ「い、一夏…正気に戻ったのか…?」ウルウル

一夏「ああ、すまなかった!」

ラウラ「いや、いいんだ…一夏の所為じゃない」ゴシゴシ

一夏「ラウラまで殴るなんて…、一体どうしちまったんだ俺は」ガク

―――

ラウラ「恐らくだが…鈴を殴れないことによる要求不満で症状がエスカレートしたのかもしれん…」

一夏「(なんだそれ面倒臭いな) だとしたら今の俺は開放状態というわけか…」

一夏「そうだ!俺は早く医務室に行かないと!」

ラウラ「そうか、それなら私のことは気にせず早くいってやれ」

一夏「ああすまん、それじゃあな!ラウラ!」バタンッ

ラウラ(あのまま行っても大丈夫だろうか…)

<廊下をはしるな>

一夏「鈴…無事だと良いが…!」ダダダダ

箒「あ、一夏!」

一夏「くっ箒…!目の数と付き合いのステータスが鈴に似てる!」ダダダ

箒「あれからどうなっt」

一夏「モップッ!」バキィ!

箒「ブハァッ!!」ドタッ

一夏「急がないとっ」ダッダッ

―医務室―

ガチャッ

一夏「鈴!!大丈夫か!?」

鈴「……!!」

一夏「おい鈴―」

鈴「ぁ…ひ…ひぃっ!…来ないで…!」ビクッ

一夏「大丈夫、俺だ!一夏だ、安心しろ!」ユサユサ カクンカクン

鈴「いやぁぁ!!一夏怖い…!!ひぐっ…えぐっ」ビクビク

一夏「気を確かにしろっ鈴!俺は正気に戻った!」パンパン

鈴「ぁぅ…ぁ…一夏…ね、正気なのね……驚いたわ…」グスッ

一夏「鈴!すまん!」ドゲザ

鈴「ちょっ、ちょっと土下座なんかしないでよ!頭上げなさい!」

一夏「ああ…、でも本当に悪かったな」

鈴「まったくよ…全身ズタボロで手足もロクに動かせないわ…」ズキズキ

一夏「なんとお詫びしてよいか」

鈴「じゃ、じゃあ……任…取りなさいよね…」ボソッ

一夏「え、なんだって?」

鈴「だからぁ!せ、責任取りなさいっつってんのよ…!//」

一夏「は?」

鈴「え?」

一夏「責任だあ!?」

一夏「ふざけんなよオラッ!」バキィ

鈴「ぐぶっっ!!」ドシャッ

一夏「ふんっ!」シェッ

ドグッ!!

鈴「がっ……!!」ゲポッ

一夏「ハイッハイッ!リズムに合わせて♪」ドカッバキッボゴッ

鈴「がっ…!ぐっ…!げぇっ!」メリッボタボタ

一夏「これがとどめだ!!」ドガッ

鈴「う゛っ、ごほぉー!!」ビチャビチャ

一夏「……」タッ

鈴「ぃ…ちか…な、んで……」ポロポロ

一夏「ククッ、ハハハハッ!!」ハハハ

鈴「…ねぇっ!…いちk」

一夏「うるせぇ!!」ドゴォ

鈴「がはっ…ウッ、ロゴェェェェ」ビタビタ

一夏「ぬんっおりゃぁっー!はああああぁ!!」ドガドガボキボキバキバキ

鈴「げぼぉっ…ぐぼっ…!がはっ!!」ドチャッビチャビチャ…

一夏「ウッ!!」ドゴッ

鈴「…」ビチャッ

一夏「ふう…スッキリした」

鈴「」ピクッピクッ

一夏「おい、鈴」ペチペチ

鈴「」

一夏「あ、あれ?鈴?」バチンバチン ユッサユッサ

鈴「」

一夏「う…動かない……」ガーン

一夏「ま、まさか死ぬなんて…冗談だろ?」アワアワ

一夏「お、おい!どうすんだよッ!この歳で殺人なんて…!」アワワワワワ

一夏「とっとりあえずどうしよう…?」

>>132
1、止めを刺す
2、埋める

(中国産だから)爆破

一夏「とりあえず埋めよう…!」

一夏「埋めるなら校舎の裏の辺りがいい。あそこなら木が生い茂っていて地面も柔らかそうだ」

一夏「ん?」

鈴「…ぁ…い…ちか……」

一夏「まだ生きてる…が、事切れるのも時間の問題だな」

一夏「せめて爆破して楽に死なせてやろう…持ち運びも楽だしな」ゴソゴソ

一夏「ほら、これを口に含め」

鈴「」モガモガ

一夏「じゃあな、鈴。今まで楽しかったぜ」カチッ ボッ…

鈴「…!」

ドガァァァン!! ッビチャビチャ!

一夏「遺体をゴミ袋に詰めて…う、おえっぷ」オエッ

一夏「今なら朝早いし人も少ない……急いで鈴を運び出そう」

―校舎裏―

ザックザック

一夏「…」ザックザック カキン

一夏「…」ジャリッザックザック

一夏「後は埋めるだけか…」ドサッ

一夏「ははっ…どうしてこんなことになっちまったんだろうな…」ザクッザック

一夏「……本当は、全部覚えていたんだ…」ザックザック

一夏「だが、凄まじい罪悪感と背徳の中で湧き上がる興奮にいつしか惹き込まれる俺がいた…」ザクッザクッ

一夏「もう終わりだ。じゃあな、鈴」ザッザッ

こうして鈴はIS学園から姿をくらまし学園中を騒がせた
結局鈴は単独での脱走、行方不明者ということになり、事態が公になることも無かった
数々の不幸を呼んだこの騒動…真の被害者は一夏自身だったのかもしれない…

それはあったかもしれないストーリー
BAD END

既出だったらすまん、反省はしてない
ちなみに鈴は嫌いじゃないですよ

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