面接官「何故あなたはニートになりたいと思ったのですか?」 (15)

男「糞上司糞上司糞上司がああああ」

「エリート街道つってどこまで昇っても鬱陶しい上司は絶えない」

「社会的地位も収入もそれなりにあるがストレスばっか溜め込んで体によくないな・・・」

「家に帰ったら帰ったで嫁は俺を邪魔者扱いするし」

「俺、本当にこのままでいいのか・・・ん?」


ニート募集。あなたもニートになって自由に生きてみませんか?


「ニートか・・・一時は社会のゴミなんて言われてたが今や試験に合格しなけりゃなれないんだったな・・・」

「自由・・・」ゴクッ

「受けてみるか」

男「ここが面接会場か・・・随分人がたくさんいるなぁ」

「ちっ、みんな目が死んでやがる。この分じゃ受かるのは俺くらいだな」

「どいつもこいつも仕事じゃ使えなさそうなやつだ。俺は熱意が違うぜ」キリッ

声「次の方どうぞ」

男「俺か・・・会社の面接官だってやったことのある俺に死角はない」

コンコン

「ん?」

「・・・・失礼します!」

シーン

(あれ・・・入っていいのか・・?)

ガチャ

「ぱ・・・・パソコンが1台・・・・」

「なになに・・面接はSkypeで行います?なんだこれは!」

男「なるほど・・・ニートになればパソコンスキルは必須・・・Skypeくらい使えて当然ということか」

「ライブミーティングの方が慣れてるがSkypeも似たようなもんだろ」

面接官「えー、男さん・・・現職は・・・一部上場企業の幹部??死ねwwwwww」

男(え・・・何故こんなこと言われなきゃいけないんだ・・・)

(はっ・・・ニートは社会から後ろ指刺されるからこういうのに以下ってはいけないというテストというわけか)

男「はい、現職はとてもやりがいのある職種で且つ自分の最も得意である語学を生かせる環境であります。」

「しかしながらニートと言う職種は・・・」

面接官「あーーいいですそういうの、てか男って実名晒してるの?」

男「はい、本名です!」

(なんだこの質問・・・)

面接官「そういうのやめた方がいいよ。まあいいや、好きなアニメは?」

男「はい、アニメは休日などに息子とジブリ作品等を観賞しております。」

面接官「ジブリね・・・うん、いいよ別に、いいと思うよ・・・・もっとなんていうか作品名でこれとかいえないの?ジブリ以外で」

男(しまった・・・ジブリは作品名じゃないもんな・・・しかもジブリだめなの?適当だと思うが)

男「はい、息子とワンピースというアニメを観賞することがあります。」

面接官「息子はどうでもいいです。ワンピ厨?じゃないよねアニメの話はいいや。貯金ある?」

男(じゃあ聞くなよ・・・なんだこの質問、息子だして何がだめなんだ・・・)

男「はい、将来都内でマンションを購入するために定期預金をしています。」

面接官「ニートには必要ないので定期は解約して貯金は○○にすべて振り込んでください。」

男「いえ・・・そうすると来月からの家賃も払えないので全額は・・・」

面接官「実家に帰ってください」

男「結婚しているのでそういうわけには・・」

(やばい・・・返答が口ごもってしまう・・・)

面接官「別れてください・・・すぐに!」

男「・・・」

面接官「ニートになりたくないんですか?」

男「はい!すぐ対応します!」

面接官「ではいてら。2時間以内ね」

男「2時間以内に離婚は難しいです。」

面接官「包丁でもなんでもつきつけてハンコ押させればいいじゃないですか」

男「そういうわけには・・・」

面接官「じゃあ今回はなかったということで・・・ニートに既婚者はいらないんで」

男「いってきます!」

男「戻りました!」ハァハァ

面接官「ksk」

男「え?」

面接官「あ、ごめんね、糞安価がstつけないもんだから」

男(・・・・?)

面接官「じゃあいま独り身でお金もなく実家に帰るしかない状況ですか?」

男「いえ、まだ今月の給料が来月入るので何とか生きていけます」

面接官「では借りれるだけお金を借りて先ほどの口座に振り込んでください」

男「そうすると生きていくのが困難になります!」

面接「いてら」

男「はい!」

男「戻りました!」

面接官「仕事は辞職しましたか?」

男「はい、してきました!」

面接官「よろしい、じゃあ明日からニートやってください、では」

男「え、でもどうしていいかわからないです・・・」

面接官「それでいいんです。実家に帰って今日のことを後悔してください」

「そうすれば自然とニートとして完成していきます。」

男「そんな・・・」

面接官「今はわからなくてもいいです。さみしくなったらここのIDにメッセください」

男「・・・・・そんな」

面接官「ちなみにこのIDはパンヤのIDなんでそっち経由でおねがいします。では」カチャ

男(だまされたのか・・・俺は・・・・終わった)

~1年後~

男「あー腹減ったわ・・」ドンッドンッ

母「入るわよ・・」ガチャッ

男「おい、入ってくんなって言っ・・・え・・・」

警察「午前6時40分、男をiPhoneアプリ写真袋を使用した児ポ法違反およびにちゃんねる掲示板にて週刊少年ジャンプの内容を写真撮影し不正アップロードを行った容疑で逮捕します。」

母「男・・・信じてたのに・・・」

警察「その他を調査するためパソコンと携帯端末を押収させて頂きます。」

男「待って・・・それだけは・・・」

END

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