凛「覚悟はいい?私はできてる。」 {JOJO} (349)

初投稿、オリジナルスタンド、4番煎じ
読み切りの密漁海岸面白かったです荒木先生
3部のアニメ化おめでとうございます!

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1382115409


ガチャ

凛「ただいま。…ちひろさん、この石何?」

ちひろ「お帰り凛ちゃん。ああ、それはプロデューサーさんのお土産ですよ。
    なぜか心惹かれたとか言ってましたね」

凛「ふーん…てゆうか、プロデューサー帰ってきてたんだ」

ちひろ「はい、ロケから事務所に一旦寄って、体調が崩れた子を送りに行ってるわ」

ちひろ「あら、こんな時間!ちょっと書類を提出しに行くから、凛ちゃんお留守番お願いしていい?」

凛「いいよ、いってらっしゃい」 バタン



ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

凛「……(何だろうこの石、気味悪いけど気になる…)」

凛「(隕石みたい……チョットくらい触ってもいいかな?)」 ソー

凛「ふーん…プロデューサー、なんでこんなのを買ったのかな…」

凛「………」



ザクッ

ブシュウウゥゥゥゥゥゥゥ!!


凛「……えっ?」

凛「何イィィィィィィ!?」

凛「血がッ!そんな……切るような尖った部分なんてないのに………!?」

凛「早く止血しないとッ!!」


ガチャ

ちひろ「忘れ物しちゃったわ、探さないと~」

凛「ちひろさんッ!?よかった!タオル無いッ!?」

ちひろ「どうしたの?そんなあわてて…」

凛「どうしたって!?そんなの……」

凛「ハッ!?」

ピタァ

シーン

凛「あれ?血が… どこにもない……!?」

ちひろ「どうしたの?怪我でもしたの?」

凛「ううん、なんでも……無かったみたい……(確かに血が出たはずなのに…)」

ちひろ「そう?…レッスン終わって疲れてるのよきっと。
    熱が出た子もいるみたいだし、凛ちゃんも早く帰って体調整えた方がいいですよ」

凛「うん…そうだね。プロデューサーも来ないみたいだし、今日は帰るよ。ちひろさんまたね」


ちひろ「お疲れ様凛ちゃん!気をつけてね!」


―――――夜 凛の部屋

凛「何だったんだろうあの石……傷もなかったし……」

凛「なんか怖いな…明日プロデューサーに問い詰めようかな」

凛「だるい……明日は収録だし、早く寝よう」

ガタッ

凛「っとと、ふらつく…頭も痛いし…」

凛「……風邪でも…ハァハァ…ひいたかな……マズい、立ってられない…」

凛「…暑い……加蓮に…ゼー……メール…しないと……」

凛「あぁ……無理だ……ハァハァ…せめてベットに……ゼー…うぅ……」


バタッ


凛「…………ゼー……ハァ……ハァ……」



ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド


―――――翌日 事務所

ガチャ

凛「おはようございます」

凛「(……朝起きたら体調が直ってた………昨日から奇妙なことばっかり)」

ちひろ「おはよう凛ちゃん!良く眠れた?」

凛「うん、ばっちりだよ。大丈夫」

凛「(……あの石はまだある…)」



加蓮「おはよ~凛~」

奈緒「おっす。確か収録午後からだろ?」

加蓮「愛しのプロデューサーに早く会いたかったのかな?」

凛「そんなんじゃないし……奈緒は何読んでるの?マンガ?」

奈緒「ああ、『ピンクダークの少年』。Pさんから借りてな」

凛「……なんか絵柄が気持ち悪い…やめとく」

奈緒「ひでぇな…」

加蓮「ちょっとその絵は受け付けないよねぇ。雑誌読む?」

凛「うん、ありがと」

奈緒「面白いのにナァ……」



凛「……(昨日のアレは何だったんだろう……)」 ペラ

凛「(夜に熱も出たはずなのに今朝は何ともなかったし、)」 ペラ

凛「(もしかして体調崩れたのもあの石の所為なのかな?)」 ペラ

凛「(後でプロデューサーに聞かなきゃ)」 ペラ

凛「(プロデューサー遅いな…………喉乾いてきた)」 ペラ


コト

凛「ん…お茶ありがと加蓮」

加蓮「へ?私じゃないよ?」

凛「あれ?じゃあ奈緒?」

奈緒「あたしでもないぞ~ 自分で置いといたんじゃないのか?」

凛「あれ?そうだっけ…」

ティン!

凛「……!プロデューサー来た」

加蓮「えっ?ほんと?」

奈緒「Pさんおっす……ってまだ来てないじゃn」

ガチャッ

モバP(以下P表記)「おはようございます!」

ちひろ「おはようございますプロデューサーさん!朝から営業お疲れ様です」 コト

P「どうもちひろさん。これは新しいスタドリですか?」

ちひろ「いいえ、知り合いからもらったスパークドリンクです。よかったらどうぞ!」

P「ありがとうございます!…おっ!結構おいしいですねェ~」

 Pサンオハヨーゴザイマス! オッナニコレー スパーク?
ニナニモクレヤガレデス タンサンダゾ ニョワー メメタァ
ワイワイガヤガヤ


加蓮「……ほんとに来たね」

奈緒「どうしてわかったんだ?」

凛「あれ?何でだろう……」

奈緒「やっぱり愛の力ってか?ハハッ」

凛「奈緒まで加蓮みたいなこと言わないでよ…」

加蓮「奈緒真似しないでよ~」

奈緒「なんでアタシに矛先が向くんだよッ!」

ギャーギャー

P「おはようトライアドの諸君!今日のスケジュールはわかってるか?」

加蓮「おはよう!私と奈緒がダンスレッスンで凛がこの後収録でしょ?」

奈緒「やっぱ凛はニュージェネで早くデビューしてるからなァー。あたしたちも負けてられないぜ!」

P「実力も知名度も2人はもうNGに負けてないぞ!近いうちにシングル出す予定だからそのつもりでな」

加蓮「さっすがPさんやり手だねっ!」

凛「楽しみだね…。そろそろ行く準備した方がいい?」

P「ああ、そうしてくれ。それと俺のメガネケース知らないか?どこにやっちまったんだが……」

奈緒「どれがPさんのかわかんないし、春菜とかに借りたら?」 ヨビマシタカ?メガネイリマスカ?>

凛「…後ろの書類棚の引き出しとか見た?」 ティン!

P「見てないけど…」 ガラッ

P「おっ!あったよ、ありがとう凛!」

加蓮「今日は冴えてるね~凛。エスパーにでもなったの?」

奈緒「それじゃあユッコが可哀相だなァ」

P「それじゃ凛はそろそろ行くぞ。車出してくるよ」 

凛「わかった。(…今のも何で私わかったんだろう……?)」

―――――――――車内

ブロロォォーーーー

凛「今日は765プロの四条さんと共演だっけ?」

P「ああ。凛もついにあの765さんと肩を並べられるようになったかァ~感慨深いなァ」

凛「何を感傷に浸ってるのさ…」

P「いやぁ、社長と一から始めた事務所の最初のアイドルがお前らニュージェネだからさ、」

P「ここまで来れたことが泣けるくらい嬉しいんだよ」

凛「……ここがゴールじゃないよ。まだまだ上があるんだから、ちゃんと私たちを見ていてよね。プロデューサー」

P「ああ、もちろんだよ!今日も頼むぞ!」



凛「……そういえば、あの事務所に持ってきた石は何なの?」

P「ああ、あれか。ロケ先の土産屋で卯月が見つけてさ」

P「なんでも大昔にグリーンランドに落ちた隕石と同じものとか店主が言ってたな」

P「胡散臭いけど気になったから、田舎のばあちゃんに漬物石にでもと買ってみたんだが」

P「安かったし卯月も気に入ったらしいから、帰省するまでは事務所に置いとこうかなーって」

凛「ふーん…」

P「なんだ?凛もあれ気に入ったのか?」

凛「いや、何かあの石変じゃない?」

P「変?」

凛「うん…何か気味悪いっていうか……」

P「そうか、じゃあ今日戻ったら家に持って帰るよ」

凛「(これで奇妙なことも無くなるのかな……)」

―――――――――――スタジオ


P「それじゃあ凛、後で迎えに来るからな」

凛「わかった。また後でねプロデューサー」

 コツコツコツ…

貴音「ごきげんよう、渋谷凛。本日は宜しくお願い致します」

凛「こんにちは四条さん。こちらこそよろしくお願いします」

貴音「共に良き収録にしましょう」

凛「(やっぱり緊張するな……楓さんとはまた違った神秘的な雰囲気)」

凛「(でもなんか、今日はそれとは別に……『凄み』を感じるッ!!)」

貴音「……今日は話題のらぁめん屋特集だと聞きました………。本番が待ち遠しいですねッ!!!」

凛「……そうですね(それでか……)」

<四条さーん、ちょっとお願いしまーす

貴音「畏まりました。それでは渋谷凛、またあとで」

凛「はい。またあとで」 コツコツ…


スタスタ…

凛「今日のスタジオは仕掛けが凝っているな……」

凛「……ラーメンの特集にどうやって使うんだろうコレ」


 バキンッ!

凛「えっ?何?」

<どーした!?              ギィーーーーー
<セットがッ!倒れるぞォ―――――!!!   バキバキバキッ

凛「(え、嘘でしょッ!?こっちに向かって倒れてくるッ!?)」 バキッメキッ

凛「(……避け…られない…!)」 ギギギギギギ


ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ



ドグワシャアァアアァァァ!!




<オイッ!!だれか下敷きになったぞォーーーッ!!
<早く助け出せェーーー!


貴音「何が起こったのです!?」 タッタッタッタッ

貴音「渋谷凛、無事ですか!?………こっ、これは…!」



ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド

???「………………………………」

凛「……生き…てる……私…?」

凛「ハッ!」

 バアァァ~~――――ンッ!!!

その時ッ!凛の傍らには黒いシルエットが立っていた!!
犬耳の様な頭飾りと蒼い幾何学模様を持つその影はッ!!
まるで凛を庇うように前に位置取り、倒れてきたセットを殴り飛ばしたのだッ!!!


凛「何…これ…?アンタは……!」

???「………………………………」 シュンッ!!

凛「私の体に…入っていったの……?」


<渋谷さんは無事だァーー!
<大道具何やってんだァ!早くSPWプロに連絡回せ!!
<責任者をを呼べェェェーーーーーッ

コツコツ

貴音「………渋谷凛、あなたは………」


貴音「『スタンド使い』なのですね………!」


凛「スタ……ン…ド……?」

書きだめはここまで
後日ちょくちょく書いていきます

ASBのBGMでお気に入りは『GO!GO!ZEPPELI』と『そいつの名はディアボロ』です
格ゲーは苦手です

凛「これは…この力はスタンドって言うの……?」

貴音「おや?無自覚でしたか?それともたった今覚醒したのか……」

貴音「説明したいところですが、騒ぎですので場所を変えましょう」


貴音「ディレクター殿、渋谷凛は無傷でしたが動揺しているようなので、私の控室に連れていきますね」

貴音「状況がひと段落しましたらお伝えください」

D「わかったよ貴音ちゃん!凛ちゃんのフォロ-頼んだよ!」

D「今日は本当にゴメンよ凛ちゃん……控室でゆっくりしていてくれ」

凛「わかりました、ありがとうございます……」


―――――――――――控室

カチャン

貴音「さて、あなたは何も知らないようなので一から説明しますが、」

貴音「あなたが目覚めたその力は傍らに立つ(stand by me)様に発現することから」


貴音「『スタンド』、と呼ばれます。」

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 キング・クリムゾンッ!!『結果』だけだ!この世には≪説明した≫という『結果』だけが残る!




凛「ありがとう四条さん。何が私の周りで起こっていたのか、ようやくわかったよ」

貴音「それは何よりです。……あなたには言う必要はないと思いますが…」

凛「何?」

貴音「くれぐれも、スタンドを悪用してはいけませんよ」

貴音「先ほど言った通り、スタンドはスタンド使いにしか見えなくて、スタンドでしか倒せません」

貴音「過去スタンドを犯罪につかっていた悪人も少なくないのです……」

凛「もちろんわかっているよ。……その悪人たちはどうなったの?」

貴音「喜ばしいことに、何時の時代にも『黄金の精神』を引き継ぐ者はいます」

貴音「彼らの正しき『白』の行いにより悪は倒され、今日も私たちは平和を謳歌できるのです」

貴音「……渋谷凛、あなたの中にも『黄金の精神』は宿っていますよ」

凛「黄金の精神……ね……」


ティン!

凛「……うちのプロデューサーが来たみたい」

貴音「なるほど、それがあなたのスタンド能力ですか……」

凛「最後に一つ質問いい?」

貴音「何でしょうか?」

凛「何でここまで知っているかは置いておいて、どうして私に教えてくれたの?」

貴音「ふふっ。それは」



   貴音「『とっぷしぃくれっと』ですよ、凛。」

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

この後、すぐプロデューサーが来て、撮影が延期になったことを教えてくれた。
周りが引くぐらいに、私を心配してくれた。…ちょっと嬉しいかな
機材の幾つかも壊れたらしく、収録は後日別のスタジオで取り直すらしい

四条さんは『私のことはどうか秘密にして下さい』と言って帰って行った
これだけ知っているのだから、彼女も『スタンド使い』なのだろう
……どんなスタンドを持っていたのかな?


私はいったん事務所に寄って、今日は帰宅することになった。明日も休みになった。
プロデューサーが言うには、何人かの子が急に発熱して早退したため、
スケジュールを見直したり食中毒やインフルエンザなど病気が原因かどうか、調べないといけないらしい。
忙しくて予定を組み直せなくてゴメンと謝られた。
別にプロデューサーが悪いわけじゃないのに。


四条さんはスタンドが使えるようになったのは、何か原因があるかもしれないと言っていた。
急な発熱。私も昨日体験した、これはスタンド発現と何か関係あるのかな?
一番怪しいのはあの『石』だ。あれに触れて確かに出血したはず
恐らくあの『石』がスタンド発現の原因だろう……
もしかしたら、私みたいにスタンドが発現する子がいるかもしれない。

   『スタンド使いとスタンド使いは引かれ合う』

ならば、スタンド使いになった子が私と会うのも時間の問題だ。(て言うか同じ事務所だし)
…………問題は、その誰かがスタンドを悪用しないか、だね

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

ーーーーーー翌日 事務所

凛「おはようございます」

凛「(休みだけど来ちゃった。理由は勿論あの『石』を回収するため)」

「(『石』に小さい子が触れてしまって、スタンドで好き放題やらないようにしないと)」

「(その前にあの発熱に耐えられない子もいるだろう。その場合は命に関わるし………)」

凛「………プロデューサーもちひろさんも居ないなんて無用心だね。忙しいのかな?」

凛「まあいいや、早く石を回収しよう……あれ!?」

凛「『石』が……無い…! プロデューサーがもう持って帰ったのかな?」

ニャー… ニャー…

凛「ん?猫の鳴き声……奥に誰か居るのかな?」

ガチャッ

凛「!!」

藍子「にゃお??ん♪にゃーー…」ニャー

智絵里「ふにゃあ…」ゴロゴロ

凛「なッ!!何をやってるの!? 藍子!?智絵里!?」

藍子「にゃあ♪」スリスリ

智絵里「にゃ?…」グテーン

凛「(カワイイ…)……じゃなくて、どういうことッ!?」

???「………凛ちゃん一人かぁ……『三人目』だから大丈夫かにゃあ?」

凛「ッ!!誰ッ!?(上から声!?)」

ドドドドドドドドドドドドドドド

凛「た……棚の上に………ッ!!」

凛「みく!!」

みく「にゃあ」 バァァ??ーーン!!

携帯だと変換が変になる…スタンド攻撃ッ!?




凛「3人目…?それより、この状況は何なの?」

みく「ああ、2人にはちょっと猫の気持ちになってもらってるんだにゃあ」

凛「なって…もらっているって……これはみくがやったの!?」

みく「うん!昨日身に付けたこの力、『シャルウィ・プリーズ』をつかってにゃあッ!!」フォン!!

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴコゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

ニャー!!

凛「猫のスタンドッ!!みく、あんたスタンド使いになったの!?」

みく「ふーん、この力はスタンドっていうのかにゃあ。
それに藍子チャンと智絵里チャンは見えてなかったけど、凛チャンは見えるようだにゃあ」

凛「(スタンドのことを知らなかった!?みくも私と同じ状況だったのかな?……それより)」

  「どうして2人にスタンドを使っているのッ!?」

みく「今言った通り、猫になってもらってるにゃ。
……最近みくのファンを辞める人が多かったり、
余所でも猫アイドルが出てきてみくの存在意義が薄くなってるにゃあ……」

みく「そんな時にこのスタンドを手に入れたにゃあ!!
この力があればこの2人のように、みんにゃみくの従順な猫しもべになるにゃあ!!
もうみくのファンは辞めさせないにゃあぁぁァァァーーーーッ!!!!」

凛「何下らないこと言ってるの?(猫下僕?)」

みく「下らにゃいとは何にゃ!?みくの野望をバカにしないでにゃ!!」 フシャー!!

凛「超能力に目覚めて調子に乗ってるだけだよ。後で後悔する前にやめなよ。」

みく「……そういえば凛チャンは犬を飼ってたにゃあ………犬派!?敵にゃ!!」

凛「? 何言ってるか分かんないけど、とりあえず2人を開放して……」

みく「ならば凛チャンにも猫派になってもらうにゃあ!!藍子チャン!智絵里チャン!」

藍子「ニャ!」
智絵里「ふにゃ!?」

みく「凛チャンを押さえつけるにゃあ!!!」

藍子「ニャアアーーーォ!!!」 グォン!!
智絵里「フシャーーッ!!」  ドヒュン!!

凛「ナニィィィ!?」ノシッ・・・

ドターン!!

凛「ぐっ!!2人とも放してッ!!」

みく「無駄にゃあ。2人ともみくの支配下にゃあ……そして…」

みく「この猫耳をつけてェェーーーー!!凛チャンもそうなるのにゃァァーーーーーー!!!」

スタンド名:『シャルウィ・プリーズ』
本体:前川 みく
タイプ:近距離憑依型・猫型

破壊力:D スピード:A 射程距離:C(10m) 能力射程(能力が続く範囲):C(10m程度)
持続力:A 精密動作性:D 成長性:B

能力:物質を介して生き物を操るみくのスタンド。 姿はみく位の大きさで尾が三つ又の猫。
猫耳やアクセサリーなどの物質に取り憑き、それに触れている生き物を徐々に『シャルウィ・プリーズ』とシンクロさせる。
完全にシンクロした者は意識を失い、みくに従順な猫になる。また猫の様な身体能力を得て、俊敏性や柔軟性が上がる。
尻尾の数の三匹まで分身できる。分身すると共鳴速度や身体能力は落ちる。
みくに(猫耳を介して)憑依することで、能力を100%発揮する。

A:超スゴイ B:スゴイ C:人間並 D:ニガテ E:超ニガテ

←To Be Continued...

みく「これを付けるにゃァァァ――――!!」ドヒュウゥゥーン!!

凛「!! (猫耳!発動条件は猫耳なの!?)」

凛「(よく見たら、2人も猫耳を着けているッ!)」

凛「(ならば!逆に猫耳を取ればスタンドの効果が切れるはずッ!!)」

凛「出て!私のスタンド!」ヴォンッ!!

みく「にゃにッ!?」

凛「猫耳もらったァ!!」ガシッ ガシッ

藍子「ニャ!?」
智絵里「フニャ!?」

凛「そして!このままッ!みくを狙う!!」ブン!

みく「うわっ!危にゃい!!」クネッ

スカッ

ダン ダン タッ

凛「距離を取ったか…だけど、2人はこれで元に戻る…!」

みく「凛チャンも、やっぱりスタンド使いだったのかにゃ……」

凛「これで一対一だよ、みく!馬鹿なことはもう止めて…」ジリッ・・・


ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

みく「……フフフ………」

凛「! なっ……何がおかしいの!?」

みく「フフフ、1対1ィ?元に戻る?…両脇の2人を見てみにゃよ……」

凛「ッ!?」


ガシッ!

藍子「…ニャアァ!!」   グググ・・・
智絵里「……フシャーッ!!」 グググッ・・・

 
ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド

凛「な、何で!? 何で猫耳を取ったのに解けないの!!?」

みく「フフ、凛チャンは良い勘してたにゃ………。
スタンドを出された時は正直ビビったし、フフッ、猫耳を取ったのも悪くないにゃ……」


「で・も、」


みく「ニャハハハハハハハアァァァ~~――――――!!
   残念ッ!猫耳ではないんだにゃあ!!
   弱点を目立たせておくわけ無いにゃ!!
   猫耳に気付かれることも計算済みにゃ!!」ニャー

凛「(して…やられた…!)」

みく「それに凛チャン、見た感じまだスタンドを使うのに慣れてないみたいだにゃ~…」

凛「くっ…(バレてる!)」

みく「『シャルウィ・プリーズ』でパワーアップしてる二人を振り払えないみたいだし、
   押さえつけられたその状態じゃスタンドで素早くなったみくを捉えられないにゃ!」ビシィ!


凛「(悔しいけどその通りだ…3対1だと部が悪い、早く二人を解放しないと……)」

「(みくは『猫耳ではない』と言った。それは猫耳以外にスタンドの本体があるってことだ……)」

  「(みくが油断している今のうちに、2人の体から本体を見つけないと…!)

  「(昨日プロデューサーのメガネケースは探せたはず、あの時の感覚を思い出せば…)」


みく「ヌフフ、みくの『シャルウィ・プリーズ』はどんどん成長しているにゃ!」ニャー

  「そのうちもっと分身出来るようになったら、この世はみくの思いのままにゃあ♪」


  「厄介な凛チャンを引き込んだら、次はPチャンの番にゃ!!」


凛「は?」 ピク!



みく「最近忙しくて構ってくれないPチャンも、この力できっとみくにメロメロになるにゃ!」

  「そうなったらPチャンはみくの専属プロデューサーにして、
   猫カップルコンビで天下を取るにゃ♪楽しみだにゃ~~♪」ニャーン!


ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ


凛「………」ピキピキ


みく「その前に、凛チャンはジャマにゃ!お邪魔虫にゃ!」ダッ

ピョーン!

みく「凛チャンも、みくの従順な『ファン』になるにゃァァーーーッ!!」ドォォーー!




凛「」プッツン



ヴォンッ!!

???「オラァ!!」 ドカッ!


みく「ウグッ!?」 ヒュー…

ボッゴォーーーン!!

みく「グハァッ!……にゃん……だと…!?」グッ・・・



ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド

凛「……『ネバーセイ・ネバー』、これが私の、『スタンド』の名前……」

 「急に何かが起こり始めている……けど、私はこの名前に誓うよ……」

 「どんな困難が来ようとも、立ち向かうことを………『決して諦めない』と、ね……!」ドォーーン!!

 「そして、」

みく「ヒッ!」 ビクン

凛「道を踏み外しかかっている友人は……叩きのめしてでも引き戻すッ!!」ドン!

みく「2人とも、何をやってるにゃ!早く凛チャンを押さえつけるにゃ!」フシャー

凛「『無駄』だよ、みく。2人に付けてた『猫のストラップは既に取っている』……」ヒョイ

みく「ハッ!?」


藍子「………zzz……」スヤァ・・・
智絵里「……zz…Pさん……」スヤァ・・・


みく「そんにゃ……あれをすぐに見つけることはできないはずにゃのに……」

凛「……人が大事に扱ったものには、その人の魂が宿るって言うよね……」

 「そしてもちろん、人の魂は一人一人が違っている……」

 「私の『ネバーセイ・ネバー』は!『魂の匂い』を嗅ぎ分けて、その匂いをどこまでも『追跡する』ッ!!」

 「私は2人の体から、みくの『魂の匂い』のするものを嗅ぎ当て、本体を見つけ出したッ!!」バァーーン!!


みく「そんにゃ………相性最悪じゃにゃいか……」ガタガタ

凛「終わりだよ、みく。」テクテク

みく「ひぃぃ……」ガタガタ


みく「……なんてにゃ!まだみくは全力を出してないニャ!」ヒュン!

凛「何!?」

みく「『シャルウィ・プリーズ』は分身してたにゃ!
本当の実力は全部合体してみくに憑依することで発揮されるにゃあァァァ――――!!!」シュン!

凛「は、早い!目で追えない……!」シュン! ヒョイ!

みく「にゃはははは!ついてこれないにゃ?みくが早すぎて!」フッ! ザッ!

みく「さっきの一撃は痛かったにゃあ!凛チャンにも味あわせてやるにゃあ!!」 シュッ!

バチィ!!

凛「ぐっ…」ビリビリ

みく「2人が目覚めたり、他の人が帰ってくる前にケリをつけるにゃあ!」ヒュン!

ドコッ!!
ゲシッ!!

みく「これで最後にゃ!くらえェェ――!猫キックゥゥ――――!!!」ゴォォォ!

凛「!」




バキッ!

みく「!?」ボコォ・・・

みく「ぐぅ…な…何で……?みくのスピードに……ついてこれるんだにゃあ!?」


凛「……さっき言ったでしょ?『ネバーセイ・ネバー』は匂いを『追跡』する。」

 「さっき殴った時、私の魂の匂いをみくに『マーク』したッ!」

みく「ハッ!?」バッ

ハナコ ←殴られた腹部

みく「にゃんだってェェェ!?」

凛「いくら早くても『マーク』した私の魂ならば、確実に狙える…」

 「あとはみくが大振りになった瞬間に合わせるだけ…そして」

 「これで『マーク』は2つになった!あと何個増えるかな…?」



ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ



みく「あ、ああぁぁ……」ガクガクガクガク

凛「少し頭、冷やそうか……」

凛「『ネバーセイ・ネバー』!!!!!!」ヴォン!!!

みく「ひィーっ」


NSN『オォラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラァ!!』

ドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴ!


みく「ニャッダーバァアァァァァアアアアア!!」 ドヒューー・・・

みく「ぐにゃ」ベタン

凛「…ふー、やれやれだね」ドンッ!

←To Be Continued...


スタンド名:『ネバーセイ・ネバー』
本体:渋谷 凛
タイプ:近距離パワー型・人型

破壊力:C スピード:B 射程距離:D(5m) 能力射程:B(50m程度)
持続力:B 精密動作性:A 成長性:A  女子力:B(かわいいよりキレイ系)

能力:すらっとした女性的な黒いシルエットに犬耳の様な頭飾り、蒼い模様をもつ渋谷凛のスタンド。
生き物の『魂の匂い』を嗅ぎ分けて、それを感知、追跡することができる。
また、人物が良く使う物質にはその人物の『魂』が宿るため、
匂いで感知し誰のものか判別することも可能。
本体と馴染みの深い人物(例:P、北条加蓮、神谷奈緒等)ほど匂いを判別しやすく、覚えることも可能。
逆にあまり知らない人物の匂いは判別しにくい。
応用として、自分の『魂』を何かに『マーク』することで、能力範囲内ならば正確に感知、追跡することが可能である。


A:超スゴイ B:スゴイ C:人間並 D:ニガテ E:超ニガテ


読んでくださってありがとうございます。

凛「…冷静になると、少しやり過ぎたかも。……みくゴメン」

みく「」チーン

凛「……とりあえず、誰か帰って来る前に二人を仮眠室に寝かせて、みくを介抱しよう…」イソイソ・・・

―――――――――――数分後

みく「………ハッ!?」ガバッ

凛「あっ、気が付いたね」

みく「ひぃぃ凛チャン!?ゴメンナサイゴメンナサイモウユルシテ……」ブルブル

凛「もう怒ってないよ、みく。それに私もやり過ぎたよ、ゴメンね」

みく「……それはお互い様にゃ、さっきはみくもおかしかったにゃ。
結果的には止めてもらって良かったにゃ」

凛「(確かに、あの時のみくは何かおかしかった……
いつも以上に人の話を聞かなくて、なんと言うか、『ハイ』に成ってたし……)」

凛「………ねえ、みく。みくもあの『石』に触れてスタンド使いになったの?」

みく「『石』にゃ?……ああ、あのPチャンの持ってきた『石』かにゃ?一昨日レッスン前に、確かに触ったにゃ」

凛「! その時手から血が出たり、後で熱が出たりした?」

みく「何でわかるにゃ?その通りにゃ!そしたら次の日にはもうスタンドが使えていたにゃ」

凛「(……やっぱり原因はあの『石』だったか……)」

みく「にゃるほど、あの『石』のせいで、みくはスタンド使いになったのかにゃあ……」




みく「………ところで2人は、藍子チャンと智絵里チャンはどこにゃ?」

凛「2人は仮眠室に寝かせたよ。2人とも無傷でぐっすり寝てる」


みく「そっか、よかったにゃ。……凛チャンにもだけど、2人には本当に悪いことしたにゃ」シュン・・・

凛「みく…」


みく「……今考えると、自分でも何であんなことをしてしまったのか分からないんだ……。
智絵里チャンも藍子チャンも大事な友達なのに、スタンド攻撃に利用するなんて……」

みく「………ただ、」

凛「?」

みく「本当に、言い訳をする訳じゃあないんだけど、
あの時私は本気で、強い力を自分の好きに使う事は『普通』だと思っていたの。

まるで当然の様に、『歯磨き粉を付け過ぎて歯を磨くとオエッてなること』くらい、
普通で当り前な事だと思ってしまった……。自分が倫理観の欠けた事をしてるのに気付かずに……」

凛「……(どういうこと?みくの暴走はあの『石』が原因なの?)」

みく「私は、どんなことが有っても友達に酷いことなんてしないと決めていたけど、
実際に力を手に入れたら、こんな簡単に自分を曲げてしまうなんて……」ジワァ


みく「……酷いよね。こんな私じゃ、皆ファンを辞めていって当然だよね…………
アイドル失格だよ………」ポロポロ

凛「そんなこと無い!!」バンッ!


みく「え…?」

凛「みくが暴走したのはみくのせいじゃない!!きっと他に原因が有るはずだよッ!!
私はみくの優しい所を沢山知ってる!!小さい子達を猫カフェに連れていってあげたり、
猫アレルギーで猫とふれあえない留美さんの為に猫の写真を撮ってきてあげたり!!」

凛「私はみくの良いところを知っているッ!!」

みく「!」

凛「間違えてしまったのならちゃんと反省すれば良い!
二人にはケガが全く無いのだから、あとでしっかり謝れば何も問題ないよ!!」

凛「だから、アイドル失格とか、そんな悲しいこと言わないでよ、みく…?」

みく「凛…チャン……」ポロポロ


凛「……それと、さっきみくが言ってたことで『2つ』、訂正するところがあるよ」

みく「?」ポロポロ

凛「私は確かに犬が好きだけど、猫も大好き。別に、猫派の敵じゃあないよ」

凛「……それと、みくのファンになれって言われたけど、今更なれないよ。……だって、」


「初めてライブバトルしたときから、私はずっとみくのファンだもの!」


みく「ううゥ、凛…チャン……凛チャァぁぁ~~―――ンッ!うわあぁぁぁ―――ん………」

ダキッ

凛「ほらほら、もう泣かないの……」ヨシヨシ


――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

………そう、きっと暴走には『石』の他に原因がある。

『石』が原因だったら、私もスタンドで好き勝手に暴れているはずだからね

もし暴走の原因に『黒幕』がいたとしたら、事務所の人間で、きっと何か目的があるはず

そして、『黒幕』は必ず次の行動に出るだろう、みくが正気に戻ったことを分かるだろうから。

プロデューサーの話だと、一昨日から体調を崩しているアイドルは何人かいる

その中には必ず、私たちみたくスタンド使いになった子がいる。『黒幕』はその中の誰かだ!

『スタンド使いは引かれ合う』、星のような引力によって。ならばいずれぶつかる時は来るのだろう。

たとえ『黒幕』が誰であると、事務所をバラバラにするようなことは、私が許さないッ!

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

凛「落ち着いた?」

みく「うん、ありがとにゃ!もう大丈夫、猫アイドル前川みく復活にゃ!」ニャー!


凛「あのさみく、聞きたいことがあるんだけど、スタンドに目覚めてから人前で使ったりしなかった?」

みく「にゃ?ええっと…たしか……そうにゃ使ったにゃ!最初にスタンドが発現した時にゃ!」

  「レッスン中に熱で倒れて、事務所で目が覚めたときにスタンドが出てきたんだにゃ」

  「初めは何が何だか分からなかったにゃ。皆スタンドが見えないから、みくがおかしくなっちゃったかと思ったにゃ」


凛「(きっとその時、みくがスタンド使いだと知ったんだ)」

凛「その時誰が見ていたか覚えてる?」

みく「あまり覚えてないにゃ。けど、スタンドに気付いたような素振りの子はいなかったと思うにゃ」

凛「そう……その後どうしたの?」

みく「Pチャンが来て、安心したらいつの間にか寝てにゃ。車で送られて気が付いたら自分の部屋にゃ」

みく「そう言えば………眠っているときに、誰かに耳元で何か……囁かれた気が…する…かも…、にゃ」ウーン・・・

凛「そう……分かった、ありがと」

凛「(少なくとも、その『誰か』はみくより早くスタンド使いになっていて、昨日の時点でスタンドについて理解していた、ってことか……)」


ティン!

ガチャ

<只今戻りました。 ただいま~
<あー、疲れた~☆ うぅ…水ぅ…
<お注射痛かったにぃ……
<わ、私は、血が少なくて、採血できないって、い、言われたよ…
<もっと食べなきゃ小梅ちゃん!!!お 米 食 べ よ !!!!!!
<何で茜ちゃんはまだそんなに元気なの……?

ガヤガヤ

凛「(プロデューサーが帰って来たから話は後でね。あと、スタンドについては皆に秘密で)」コソコソ

みく「(わかったにゃ)」コソコソ


<プロデューサーさん、お茶ですっ!
<うおっ、卯月居たのか
<卯月、アタシにもお茶お願い☆
<卯月ちゃん、私にも!!
<杏には飴頂戴……

ガチャ

凛「お帰り皆。プロデューサー、事務所空けちゃ駄目だよ」

<ただいま~ あー!凛ちゃんだにぃ♪

P「凛は今日休みなのに来てたのか。いやぁゴメン、ドタバタしてて気が回らなかったんだ」

凛「アイドルだけで留守番させるなんて……ちひろさんは?」

P「運転手が足らなくてさ、アイドルの送り迎えを頼んでるよ。事務員の業務じゃないとか、特別手当てだせとか、散々言われちゃったよ」

凛「そりゃアシにされたらね。何でこんな忙しくなってるの?」

P「症状が出たアイドルを皆検査するため病院に行かせたんだ。その間俺は仕事をキャンセルしたり予定を延期してもらう交渉に行ったんだよ。」

凛「(そんな大事になってるのか……) 」

P「とにかく人手が足りなくてさ、家が事務所に近かったり女子寮住みは今連れて帰ってきたところ。」

P「凛は元気そうだが、近いうちに病院に検査して貰うから、そのつもりでな」

凛「わかったよ」

凛「………!」ティン!

凛「そう言えば、あの『石』はプロデューサーが持って帰ったの?」

P「えっ?事務所に無いのか?」

凛「プロデューサーじゃあないの!?」

P「誰かが勝手に持っていったのか。皆に確認を……、まぁ今はそんなことはどうでもいいか」

P「ともかく。凛も体調が悪くなったら、仕事とか関係なくすぐ俺に言うんだぞ!」

凛「うん、わかった」


バッ

未央「私たちが帰ってきたのに、なーにを二人で話してるのかな~、しぶりん!!」ヒシッ

凛「未央、何でもないよ」

P「そうだぞ、お前らが体調崩して大変だったと話してただけだ」

未央「あー、酷~いプロデューサー!熱出て凄い辛かったのに、その言い方は無いよォーッ!」プンプン

凛「(未央、熱出たの!?まさか……)」

P「スマン、言い方悪かったな。ただ凛も体調気を付けろと言ったのさ」

未央「もォー、まったくプロデューサーは……?しぶりんどったの?」

凛「ん、何でも無いよ。ちょっと考え事してただけ」

P「んじゃ、俺はまだ仕事あるけど、今日検査したやつは慣れない事して疲れてるから、だべってないですぐ女子寮に帰れよー」テクテク

「「「はーい!」」」


未央「聞いてよしぶりん!あそこの病院の先生、注射すんの下手くそでさ~」ペチャクチャ

凛「うん…(未央にスタンドのこと、聞くべきなのかな…)」

凛「(それよりも、何か大事なこと忘れてる気が……)」ウーン・・・


ガチャ

<みく!どうしたんだそのケガ!?


凛「あ」

未央「?」


――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――某所

???「Pさぁん……、早く貴方に会いたい……うふふ」

???「Pさんはまゆを、この力を、褒めてくれますかぁ……?」

まゆ「まゆの……『エヴリデイドリーム』を……!」

←To Be Continued...

―――――――――――――――――翌日

ガチャ

凛「おはようございます」

ちひろ「あら凛ちゃん、おはようございます!今日もオフなのに来たのね」

凛「皆忙しそうなのに、遊ぶ気になれないから…」

ちひろ「あらあら、いつも真面目ねぇ。でも、明日から凛ちゃんも忙しくなりますよ?」

凛「明日?」

ちひろ「ええ、急で悪いんだけど、明日凛ちゃんも病院で検査受けてほしいの。
そのあとはオフでいいけど、明後日から検査結果が出るまでは、事務所で出来る取材や写真とかの仕事から再開するって、プロデューサーさんが言ってましたよ」

凛「わかった。プロデューサーは?」

ちひろ「まだ調整の為走り回って営業してますね…スケジュールが変わってるから何処にいるかはわからないけど、13時には事務所に一度寄るそうですよ」

凛「そう……」

ちひろ「まあ、事務所には他にもオフなのに来てる子もいるので、ゆっくりしてて下さいね」


スタスタ・・・

凛「(……やっぱり『石』は無い、か………)」

<みくちゃんのケガ、やっぱり痛そうだね……


凛「!」スッ…


藍子「私たちが寝てる時にこんなことになってたなんて……」

智絵里「わ、私たちが寝てたせいで、凛ちゃんだけで手当てしたんだよね……ごめんね?」

みく「智絵里チャンが気にすること無いにゃ、みくが勝手に転んだだけだし…」

藍子「でも、そんなケガするくらいに勢いよく階段から落ちたのなら、音で起きたはずなんだけど……みくちゃん、私たちはいつの間にそんな熟睡しちゃっていたの?」

智絵里「あ、それは私も、気になってました……。いつ、寝ちゃったのかな……?」

みく「み、みくも覚えてないにゃ、にゃは、にゃはははは……」アセアセ


凛「(そのケガの原因、私です……)」

―――――――――――――――――――――――――――――――――――

昨日みくが見つかったあと、何とか階段から落ちてケガをしたことにした。

跡が残るケガにはならなかったけど、まだ痛みは残ってるみたい。

………あの時はプッツンきてたからやり過ぎちゃったな

―――――――――――――――――――――――――――――――――――

凛「(他は誰も居ないか…)」スタスタ

ちひろ「あれ?凛ちゃん帰るの?」

凛「ううん、ボーカルレッスン場を見に行ってくる」

ちひろ「そう、行ってらっしゃい……あッ、そうだ!待って凛ちゃん!」ティン!

「向こうに着いたら、まゆちゃんが来てないか見てくれる?」

凛「えっ、まゆがどうかしたの?」

ちひろ「ええっと、まゆちゃん今日はダンスレッスンが有るのに行ってないみたいなの。事務所にも寄ってないから確認できなくて……」

凛「わかった、皆にも聞いてみるね。行ってきます」ガチャ

ちひろ「お願いしますね、凛ちゃん!」

バタン

―――――――――――――――レッスン場

美嘉「え、まゆ?アタシ達は別に見てないよ☆」キラッ☆

凛「そう、ありがとう」

響子「でも、珍しいですねっ!しっかりしてるまゆちゃんがサボりだなんて……」

美嘉「ホント、連絡もしないなんてねー★」

凛「(確かにおかしい、まゆが大好きなプロデューサーに迷惑かける様なことするなんて…)」


ガチャ

奈緒「うぃーっす……あれ、凛も来てたのか」

幸子「おはようございます!凛さんも今日レッスン入ってましたか?」

凛「おはよう。私は皆の様子を見に来ただけだよ、幸子。」


美嘉「そうだ、2人はまゆちゃんが何処居るか知ってる?凛が探してるんだって☆」

凛「正確にはちひろさんが、だけどね」

奈緒「えっ、まゆ……?」タラリ

幸子「ま、まゆさんなら、さっき会いましたけど……」ビクビク

凛「何処で?」

幸子「えっと、スタジオを出てすぐ外のところでです……」

奈緒「ウン、『Pさんはいませんかぁ……?』って」

響子「まゆちゃんはPさんを探してたのっ?」

幸子「ええ、そうみたいでしたけど……」

奈緒「なんか、いつもと調子が違ってたっつーか、妙な圧力があってちょっと怖かったな……」


凛「!」


幸子「いくらカワイイボクでも、あそこまでの『凄み』は出せないですよ……」ビクビク

奈緒「そうだな、何度も本当に居ないのか、何処にいるのか聞かれて怖かったよ……」ブルッ

幸子「わからないって言ったら、また何処かに行きましたが」


凛「(まゆも、みくの時と同じ状態に……)」


響子「Pさんはまゆちゃんを何か怒らす様なことしちゃったのかな?」

奈緒「いや、怒ってる様には見えなかったな」ウーン

幸子「どちらかと言うと『ハイ』になってる様でしたよ?」

美嘉「ふ~ん、レッスンサボってまで、何か用事があったのかな☆」

ティン!

凛「ねぇ、何でまゆはスタジオにプロデューサーがいると思ったのかな?」

奈緒「ああ、それは、れg
幸子「それはカワイイボクのレギュラー番組があるからですよッ!!」ドヤァ

奈緒「…」イラッ

凛「レギュラー?」

幸子「はい!毎月この日にはその番組の会議があって、プロデューサーもカワイイボクと一緒に話し合っているんですよ!」フフン

  「今日は予定が変わってプロデューサー無しでやりましふぁがひふぁいふぇす何するんですか!奈緒さんいふぁふぁふぁ」グニィ~ーー

奈緒「うっせ幸子、カワイイんなら我慢しろよ幸子」ムニュウ~ー

幸子「意味わふぁんないふぇすよッ!」フニィ~ プンプン

奈緒「大体、レギュラーなのはアタシもだろォが!このちんちくりんッ!」

幸子「ナッ!?……ふふん、あんなかわいいパンツ穿いてる奈緒さんにそんなこと言われても、全然悔しくないですよ!」ドヤァ

奈緒「うぐッ!?//// こ、この幸子がァァァッ!」カァー///

ギャーギャー

美嘉「2人は仲がいいねっ★」

響子「えへへ、そうだねっ!」

凛「……」


凛「(まゆも何者かの影響を受けて暴走しているの……?)」

凛「(今はプロデューサーを求めて彷徨っているけど、もし追い付いたのなら……)」

凛「(プロデューサーが危ないッ!!?)」

凛「………」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

美嘉「凛?どーかした?」

凛「! ン……何でも無いよ」フリフリ

美嘉「そう?困ったことあったら言ってよ★」ニカッ☆

凛「ん、ありがと美嘉」


凛「(そうだ、落ち着け、私。皆に知られたら本末転倒だ……)」

凛「(プロデューサーの予定が変わったから、まゆはまだ追い付いていない)」

凛「(まゆがプロデューサーに接触する前に追い付けば問題は起こらない)」

凛「(まゆは普段のスケジュールを元にプロデューサーを追いかけている。なら……)」


凛「ねえ奈緒、いつものプロデューサーのスケジュールなら次は何処行くかわかる?」

奈緒「ア?……ああ、いつもこの後ならPさんはかな子のラジオ収録に付いていってるナァ。だけど今日はいないと思うぞ……」グリグリ

幸子「痛たたたた、放して下さい奈緒さん痛だだだだだスイマセンスイマセンッ!!!」バタバタ

凛「わかった、またね」スタスタ

響子「凛ちゃんお疲れ~」フリフリ

美嘉「バイバイッ☆」フリフリ

バタン

<ほら、そろそろレッスン再開しますよ~
<ハーイ!


凛「かな子か……収録中じゃなければ……」ポパピプペ

とうぉるるるるるるるるるるる、とぉるるるるるるるるるるる

Pi!

凛「もしもし、かな子?」

留美『残念ながら違うわ、和久井よ』

凛「留美さん!?なんで留美さんがかな子の電話に?」

留美『Pさんが今日は来れないから代わりに様子を見るように頼まれたのよ。』

留美『かな子ちゃんは今収録中だから代われないけど、急ぎの用件なら聞くわよ?』

凛「ええっと、そっちにまゆが来ていませんか?」

留美『ええ、来たわよちょっと前に。正確には来ていた、だけど』

凛「えッ………?」

留美『Pさんを探していたみたいだから、13時に事務所によるみたいって伝えたわ。』

凛「!?」

留美『それを聞いたら嬉しそうに事務所に帰って行ったわよ。でも、いつもと様子がちょっと違っていた気がしたけれど』

凛「………」

ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド

留美『ちょっと、凛ちゃん聞いてる?』

凛「……あ、はい。聞きたかったのはそれだけなので、留美さんありがとうございます…。」

留美『そう?それならいいけど……じゃあまだ忙しいから切るわね』

Pi!

ダッ タッタッタッ

凛「(マズイ、まゆにプロデューサーの居場所がバレた……!)」タッタッ

凛「(事務所はちひろさん以外にも人がいる、そんなところでスタンドで暴れられたら、もう調整できるような範囲ではなくなるッ!)」タッタッ

凛「(なんとかまゆに追い付かないと……13時まであと1時間もない!)」タッタッ

ティン!

凛「! みく!」

みく「んにゃあ?凛チャンもう帰ってきたにゃあ?」アレ?

凛「みくはどうしてここに?」

みく「藍子チャンと智絵里チャンを見送ってくるついでに買い物行ってたにゃ。」

みく「それよりどうしたにゃ凛ちゃん、ただ事じゃない焦り方にゃ?」

凛「時間がないから手短に言うと、『まゆがスタンドに目覚めたかもしれない』、」ドォーン!

みく「!」

凛「そして『まゆは今プロデューサーを追いかけて暴走している』……!」バァーン!

みく「これはヤバイにゃ」


タッタッ

凛「みく!出た時に事務所に人はッ?」タッタッ

みく「ちひろさんだけにゃ!他のみんなは13時まで戻ってこないにゃ!」タッタッ

凛「そう、ならまゆをちひろさんから遠ざけて話をしないと……」タッタッ

みく「でもまゆチャンもあの時のみくみたいに暴走しているなら、話が通じないんじゃ……」タッタッ

凛「その時こそ、同じように、拳で分かってもらうよ……!」ゴオォォォ!

みく「(アイドルの言っていいセリフじゃないにゃあ……)」ブルブル・・・

凛「! 事務所が見えたッ!」ダッ


ガッ

みく「!鍵かかってるにゃ!」

凛「どいてッ!スタンドで内側からカギを開けるッ!!」ズォッ!!

カチャン バーーン!

凛「まゆッ!!」ダッ

みく「(開け方荒っぽいにゃ……でも蹴破らなくてよかった)」ホッ


???「どうしたんですかぁ凛ちゃん?そんな大声出してぇ……」 スッ・・・

凛「!…………まゆ」

まゆ「うふふふふふ❤」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

←To Be Continued...

まゆ「うふふふふふ」ユラァ・・・

凛「……どうして今日レッスンさぼったの?連絡も入れずに……」

まゆ「ごめんなさいねぇ凛ちゃん……ちょっとPさんに、急いで伝えたいことがあったのよぉ……」ウフフ・・・

凛「せめて、ちひろさんには伝えなきゃダメだよ」

まゆ「さっきちひろさんにちゃんと謝りましたよ、ちゃぁんと、ねぇ……ウフフ…」ニコォ・・・

凛「(思ってたよりも落ち着いている……話が通じるかもしれない)」


凛「ところで、ちひろさんは何処に行ったの?まゆだけ?」

まゆ「はぁい、ちょっと出掛けると言って、出ていきましたよぉ?」

凛「(おかしい…ちひろさんの『匂い』はまだ事務所内にある……)」


みく「(まゆチャンは凛チャンに任せよう……とりあえず買った物をロッカーへ……)」コソコソ

まゆ「ハッ!?みくちゃん!ダメッ!!」ハッ!?

凛「!」ティン!


ガチャッ


ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ



みく「ろ、ロッカーの中に、」ガクガク

みく「簀巻きにされたちひろさんがァァァァァッ!?」

ちひろ「」ズアァァァ~ン!!


凛「まゆ!?これはどういうことなの!?」

まゆ「ハァ……、鍵を閉めていたのに入ってきたり、ロッカーを開けたり、余計なことばかりしますねぇ……」ハァ・・・

みく「気絶してるのかにゃッ!?とりあえずこのリボンをほどかないとッ……!」ガシッ

凛「まゆ!!答えてッ!!」バンッ!

まゆ「・・・・・・無駄に叫ばないで下さいよぉ凛ちゃァん、『無駄』なことはまゆ、嫌いですよぉ……?」

みく「凛チャン!!このリボン素手で触れない!スタンドニャァァ!!」スカッ

凛「何だって!?」



ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド


まゆ「『無駄』な物は嫌いです………Pさんとまゆの間に『無駄』な物は何もいらなぁい………」

まゆ「邪魔をする凛ちゃんも、余計なことをするみくちゃんも、うるさいちひろさんも、ねぇ……?」ユラァ…

凛「まゆ………!」メラメラ


凛「まゆッ!!ちひろさんに何をしたの!?答えて!!」

まゆ「凛ちゃんはせっかちねぇ……Pさんが来るときに居ると邪魔だったから、絞め落としただけよぉ?この、」ズアァァッ!!

まゆ「『エヴリデイドリーム』を使って、ねぇ……!」シュルルルル…

シュルルルルル・・・・ シュルルルルル・・・・・・・・


凛「へ、部屋中に……赤いリボンが……」

みく「張り巡らされているッ!!これ全部がまゆチャンのスタンドだって!?なんて規模にゃッ!!」

まゆ「『エヴリデイドリーム』は、まゆとPさんを結ぶ運命の赤いリボン………糸や紐なんて貧弱なものじゃあなぁい……!」ユラァ…

まゆ「……『何時も夢見ていた』Pさんと添い遂げる未来。これはそれを叶える為の力………神様がまゆだけに与えてくれた力なのよぉ………!」ニコォ…

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ


みく「ヒッ!?」ガタガタブルブル

凛「(暴走具合が前回の比じゃあない!みくが恐怖しているッ!!)」ジリッ…

まゆ「凛ちゃん達にはリボンが見えるみたいだしぃ、厄介ねぇ……」シュルルッ!

みく「ニャッ!?」ヒュッ…

凛「足にリボンがッ!?」キュッ…

まゆ「ちひろさん同様、冬のナマズみたいに大人しく寝て貰うわぁ……大丈夫、Pさんが来るまでだからぁ」ヒュンッ ヒュンッ

凛「(沢山来る!このままじゃあマズイッ!!)『ネバーセイ・ネバー』!!」 ザンッ!!

NSN『オラァ!!』ブンッ

まゆ「きゃっ!」シュッ ビシィッ

ガツッ!!

凛「(リボンの檻!?防がれた……しかしッ!)」

凛「足のリボンが消えたッ!みく、回避!!」シュバッ

みく「ニャ!?ハッ!」ゴロン


まゆ「……ハァ…ハァ…驚いたわぁ……そして、危なかった……ハァ…」ツー…

凛「……ハァ……ハァ……」ジリ……

みく「…ハァ…ハァ……」シュタッ!

まゆ「凛ちゃんもまゆと同じような力を持っているなんて……ハァ……その様子だとみくちゃんも持ってそうですねェ?」

まゆ「みくちゃんがさっき叫んでた、『スタンド』って呼ぶのかしらぁ?」

凛「……さぁ?どうだろうね……?」


凛「(マズイ、ここはもうまゆの空間だ……リボンの結界の中での戦闘は圧倒的に不利ッ!)」

凛「(それにプロデューサー達が帰ってくるまで時間がない、早くケリを付けないとッ!!)」

凛「みく、2対1でさっさと終わらせないとマズイ……手を貸して…!」コソ……

みく「む、無理にゃ……昨日のケガの所為で体が『シャルウィ・プリーズ』を支えきれないにゃ……回避で精一杯にゃ……ゴメンにゃ……」コソ……

凛「そ、そんな……(ここで昨日のツケが回ってくるなんて……)」アセアセ


まゆ「2人で何をコソコソ話しているのかしらぁ?その間に縛っちゃうわよぉ?」シュッ!

みく「ふぉ、来たにゃ凛チャン!マトリックス式回避ッ!!」グゥーン

凛「ヤバ、ふっ!」ピョーン

まゆ「うふふ、逃げても無駄ですよぉ……もうこの部屋から逃れられないわぁ…」ヒュッ シュルルル

凛「(幸いリボンのスピードは遅いけど、床はもうほとんどリボンで満ちている……降りるときが勝負だ!)」

凛「(さっき防がれた時、手ごたえは確かに有った!次は本気のラッシュで檻をブチ破るッ!!)」シュッ タッ

まゆ「く、早い……捕えられない……」シュッ

スカッ


みく「なッ!?凛チャンが壁と天井で三角飛びをしながらっ、まゆチャンに飛び込んでいくゥッ!!」

みく「凛チャンはもう決めるつもりにゃァァァ~~―――ッ!!」バァーン!

凛「悪いけどまゆッ!再起不能になってもらうッ!」ズァッ!

まゆ「くッ!?防御!!」シュルシュルシュル ガチッ!


凛「ウオオオォォォォォォッ!」

NSN『オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラァ!!』

ドカドカドカドカドカドカドカドカドカドカドカドカドカドカドカドカドカドカドカドカドカドカドカドカドカドカドカドカドカドカドカドカドカドカドカドカドカドカドカドカ


みく「やったにゃァ!凛チャンのオラオラのラッシュが決まったにゃァァァァ!!」

まゆ「……うふふ」ニコォ…… グワングワン・・・・

凛「!!(おかしい、手ごたえはあるのにリボンの壁が破れないッ!?)」ドカドカドカドカドカドカドカドカドカドカドカドカドカドカ

みく「にゃに!?あ、あれは…!?」


みく「り、リボンが波打っているゥゥゥゥゥ!?流動的に衝撃を逃がしているッッッ!!」

みく「あれじゃあ凛チャンのパンチは全部受け流されて、壁を破るどころかまゆチャンにダメージすら与えられないイイィィィィィ!!!」


まゆ「ふふ、隙アリよぉ……捕まえたァ……」シュッ

凛「! しまった!?」キュッ

ブン!

ドグシャァ!!

凛「がはッ…!」

みく「い、勢いを利用して、凛チャンを後ろの本棚に投げたッ!?凛チャンッ!」


まゆ「よそ見していて良いのかしらぁ?」シュルル・・・

みく「ハッ!?リボンが足に!」キュッ

まゆ「フッ!」クイッ

みく「うへっ!」ズテン

まゆ「先にみくちゃんを絞め落としちゃいましょうかぁ……」ヒタヒタヒタ・・・・・・

みく「ひ、ひぃぃぃ!!」ブルブル

ドサ・・・ カタッ

凛「ぐ……み、みく…!」ボロッ

凛「ネ、『ネバーセイ・ネバー』アァァァァァ!」シュン!

NSN『オラァ!』グイッ


まゆ「きゃっ!?」ガクン

みく「り、凛チャン!(ボロボロなのに!)」

NSN『ウオオオオオォォォォ!』ブォンッ!!

まゆ「な、なんですってぇ!?」ヒューー…

みく「すごいッ!リボンを引っ張ってまゆチャンごと引き寄せたニャア!!」


凛「オラァ!!」ヒュッ

ドゴォッ!

まゆ「うぐッ!」ガクッ

みく「やったにゃあ!幸子ちゃんも真青になるくらいに見事な腹パンニャアッ!!」

凛「う、ううぅ……」ググ…

みく「あれ!?凛ちゃん、どうしたにゃ……?」


まゆ 「フッ!」ドカッ

凛「ウグッ…」

クルン ガッ スタッ・・・

みく「膝蹴りから背中を飛び越えて着地ッ!?そんな!反撃が早すぎるゥゥゥ―――――ッ!」

まゆ「これはさっきのお返しよぉッ!!」ドコォ

凛「がっ……」ズサァ…

みく「凛チャン!! 」ガシッ

凛「あ、ありがと…みく…」

みく「どういうことにゃァァァァ――――ッ!?まゆチャンにはお腹に一撃入ったはずにゃ!?」


まゆ「うふふ、近距離での対策は練ってあるんですよぉ……」シュルルル ガチッ

まゆ「リボンの胴当てです……まゆのリボンは引き伸ばすと鉄のように硬くなります……何重にも巻き付ければ刃も通りませんよぉ……チョットきついけど、ね」ギチ… ギチ… シュルルル


凛「……ハァ……ハァ…(マズイ、左腕を痛めた……)」ダラン・・・

みく「そ、そうか!凛チャンは硬いリボンの鎧を殴ってしまったのか!それでまゆチャンは直ぐ反撃出来たのにゃ……!」アセッ…

みく「あ……圧倒的な防御力にゃ……みく達の力じゃ、まゆチャンには届かないのかニャ……?」


凛「…………」

……カサッ…


まゆ「!」ピクン

まゆ「………凛ちゃん、その手に何を握っているのかしらぁ……?」

みく「えっ?」キョトン

凛「……………」パッ


ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ


みく「じ、辞書のページ???」ニャ?

まゆ「(何をする気なの……?)」

凛「………私のスタンド『ネバーセイ・ネバー』の能力は、『匂いを追跡する』こと。」バァ~――ン

まゆ「!!」

みく「凛チャン!?何を言ってるニャ!?」フニャッ!?

凛「ただ、近距離しか動けないから、感知出来ても追跡は、自分で動かないといけない………これだけじゃあ、広範囲を制するまゆには届かない」


凛「だから、考えたんだ………………………更なる応用をッ!」


まゆ「なっ、」ジリッ

みく「にゃんだってェェェェェーーーーーッ!?どうしてまゆチャンに言うにゃあ!?」バンッ!

まゆ「(みくちゃんの言う通り、凛ちゃんは何が目的なのぉ…!?)」


凛「『ネバーセイ・ネバー』の一部を物質に宿らせることで、『物質自体が匂いを追跡する』」ズズ・・・

まゆ「(時間稼ぎ?…………いやっ違うッ!これはっ…)」


凛「さて、まゆ。この辞書の切れ端、何処から取ったと思う……?」


まゆ「ハッ!?(注意を本命から逸らす為ッ!?)う、後ろの本だn」

     ガツンッ!!

ドサッ バタッ・・・・・・

まゆ「」

みく「まゆチャンの頭の上に、ちょうど辞書の束が落ちてきたにゃあ!?うわっ、痛そう………」

凛「フー、上手く誘導出来た……『ネバーセイ・ネバー』を宿らせた辞書は、この切れ端に残っている持ち主の匂いを『追跡』し、落ちてきた。」

凛「位置が入れ替わった時に、ちょうど本棚の下に立ってくれて助かった……」

凛「まったく、やれやれだよ」ドォォ~――ン!!

シアーハートアタックみたいな感じか

匂い、という表現だと誤解を招くな
魂の痕跡とかそんな感じ

スタンド名:『エヴリデイドリーム』
本体:佐久間 まゆ
タイプ:遠距離操作型・群隊型(リボン形)

破壊力:D スピード:D 射程距離:B(50m) 能力射程:C
持続力:A 精密動作性:B 成長性:B  女子力:B(女の子らしい真っ赤なリボン)

能力:プロデューサーと添い結ばれる願望を象徴した佐久間まゆのスタンド。
まゆの背後から放射状に展開される何十本もの赤いリボンを自由に動かし操る。
リボンに触れたものに『結びつく』能力を持つ。
その結び目はまゆの意思以外では決して解けず、解除するには力づくでリボンを千切らないといけない。
リボン自体は伸縮性を持ち、引き延ばすと鉄並みの硬度を持つ。
このためリボン自体を破壊するのは困難である。
また群隊型のスタンドゆえ、1,2本千切るくらいではまゆ自身へのダメージは少ない。

A:超スゴイ B:スゴイ C:人間並 D:ニガテ E:超ニガテ

追記
まゆはリボンの性質を生かし、伸縮によって衝撃を逃がしたり、体に硬く巻きつけることで鎧にしたりしている。
また、リボンを引き延ばしたまま壁や天井に結び付けて配置することで、硬いリボンによる『檻』や『壁』を作っている




>>65 どちらかと言うと、『クレイジー・Dによって直され吉良吉影のもとへ飛んでいく左手』の方が近い感じです。

>>66 ご指摘ありがとうございます。『魂の痕跡』と書いて『匂い』と読むような感じです。
凛自体は嗅覚の様な感覚で感じ取っているってことで、今後も『匂い』で書いていこうと思っています。
また『匂い』表示に拘るのは、今後それに関した展開があるからです。

レスありがとうございます。読んでいる人がいてくれてうれしいです。
この戦いはもうちょっと続きますが、このあと番外編も入れて5試合ほどの戦闘のプロットはできています。
長くなりそうですが、よろしくお願い申し上げます

ASBのバオーは素晴らしいですね!BGMも良いし、GHHがカッコいいッ!!

凛「(この新しい使い方……上手く使えば黒幕を追跡出来る!)」

みく「凛チャン!気を付けるにゃッ!まゆチャンのスタンドはまだ消えて無いィィィィッ!!」

凜「ハッ!?」バッ

まゆ「う、うぅぅ………」フラフラ


ツゥ―――――………

まゆ「あっ……」 サァーーーーー

みく「頭から血が……」


ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ


まゆ「…………よ、……よくも……」プルプル

凜「…………!」ジリ…

まゆ「まゆの体に……Pさんのものであるこの体にィ……ッ!傷を付けましたねェェェェェッ!?」

みく「や、ヤバイにゃッ!いつも冷静なまゆチャンが激昂しているッ!?」ヒィィィィィッ

シュルルルルルルル

凛「!(リボンが部屋中に、まるでジャングルジムのように展開されたッ!ここまでリボンが増えるとは…)」

凛「(ここまですごいとは!……精神力がすごすぎるッ!ドス黒い執念の精神力が……)」


まゆ「Pさんのモノなのにぃ――――――――――ッ!」シュバァ~―――

凛「来るッ!けど…」フッ シュッ

みく「にゃっ!ほっ」フワッ クネッ

凛「このスピードなら、避けるのは容易い…!」バッ スタッ


ブンブンブンブン……

凛「? 何の音……ハッ!」

みく「じ、辞書をリボンに結んで振り回しているゥゥゥッ!」

まゆ「この辞書を返してあげるわァッ!その澄ました顔にねェェェェェェ!!」ブォッッ

凛「(避けなきゃ……ハッ!?)」アセッ

凛「(ダメだッ!後ろにはみくがいる!みくの周りはリボンだらけで退路がないッ!たたき落とさないとッ!!)」

NSN『オラァッ!!』バコッ

シュルルルルルルルル ギチッ

凛「なっ!辞書に結んであったリボンが『ネバーセイ・ネバー』にッ!?」ギチ ギチ

まゆ「ほらァッ!」クイッ

凛「う、か…壁にぶつかるッ…」ヒュー・・・

ドコッ

凛「ガハッ…(は、早く逃げなければ…距離を取って……)」ズォ・・・

みく「ハッ!?だめにゃ凛チャン!!そっちにはリボンの檻が……!!」

凛「えッ!あっ……!」ヒュー

ガッ シュルルルルルル ギシッ ガシッ ギチギチ

凛「ぜ、全身にリボンが……!?う、動けない…………」ギチギチ

まゆ「捕まえたァ……」ドコッ

凛「うッ……」

まゆ「ちょっとだけPさんと出会うのが早かっただけのくせにいつも正妻面してぇぇぇ!!許さないィィィィィィッ!」ドカッ

まゆ「Pさんの一番はこのまゆよォッ!依然変わりなくッ!」ドカッ

凛「や、やめて……まゆ…」ゲシッ

まゆ「このリボンで首を絞め落としてあげるわァァァァァァァァ!!」シュルルル グィィィ

凛「……か………………は……」ググ・・・・・


みく「まずいにゃ!今のまゆチャンは怒りで我を忘れている!このままじゃ凛チャンが死んじゃうッ!」

みく「急がなきゃッ!!『シャルウィ・プリーズ』100%ォォォォ!」ズァァ ニャオォォ――ン!

みく『100%憑依の状態ならばッ!リボンに触れずまゆチャンに辿り着けるッ!!!』

シュン バッ ヒュ スルッ

みく「たぁッ!」ドカッ

まゆ「うげッ」ズサァ・・・

シュルルルルル・・・・・

凛「……けほっ……みく……助かったよ、ありがとう……」

まゆ「みくちゃんッ!あなたごとき薄っぺらな猫キャラが、まゆとPさんの深遠なる愛の砦に踏み込んで来るんじゃあないッ!」

みく「えっ…ひどくない……?いやマジで」

みく「うっ…(反動が……)」ズキン ズキン

凛「みく!?大丈夫!?」

みく「今はね。でも、もうスタンドをみくには使えないにゃ……これ以上動けない……」

凛「でもどうするッ!?時間も体力ももうないのに、リボンが張り巡らされてまゆには近づけない……!」ギリ・・・


まゆ「何を話しているかしらァァァァァ?みくちゃァァァん、凛ちゃァァァァん……」ズゴゴゴゴゴゴゴゴゴ


みく「……凛チャン……策ならあるにゃ……」

凛「え、本当!?」

みく「にゃ。ただ、それには酷い痛みを伴う『覚悟』が必要ニャ!……凛チャンはどう?」

凛「当り前でしょ!!みくも、覚悟はいい?私はできてる。」

みく「ベネ(良し)。みくはもう『覚悟できている』にゃ…それじゃあいくよ?」スッ

カポッ


その時ッ!みくはッ!自らが付けていた猫耳を凛に被せたッ!!!


みく「『シャルウィ・プリーズ』ッ!全力で凛チャンに憑依ニャァァァァァァァ!!!」ズォォォォ!

まゆ「な、何を……」

みく「………『シャルウィ・プリーズ』は人に取り憑き、その人を猫にする……」

みく「……猫化した人は強化される……パワーも、スピードも、本能もッ!!」

まゆ「凛ちゃんのスタンドが……猫の像を纏って変化していく……!」アセッ


ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド


凛「…………………………」

みく「猫要素と犬要素が両方備わり、最強に見える……にゃあ!!」ドォォォ―――ン!

まゆ「フンッ!いくら強化しても所詮ボロボロの体!すぐにまたリボンで絞めてあげますよォォォ!!」ドォォォォ

みく「(100%の憑依はみくともシンクロする……今凛チャンはみくの痛みも感じているはずにゃ……)」

みく「(そしてみくも凛チャンがこれから負う傷がフィードバックで戻ってくる……つまりやられたらどっちも無事じゃあ済まないッ!!)」

みく「長くは持たないにゃあ凛チャン!!一気に決めるしかないィィィィィィィッ!!」

まゆ「すぐに終わらせてあげるわァァァァァ!!」シュルルルルル ヒュッ シュバァァァァ―――ッ


凛(猫)『………………………………………』


――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

迫りくるリボンの中ッ!激しい痛みの中ッ!!
凛は『シャルウィ・プリーズ』で強化された嗅覚と本能である『匂い』を感じ取っていたッッ!!!
それは『殺意の匂い』ッ!!『シャルウィ・プリーズ』によって進化した『ネバーセイ・ネバー』の嗅覚は今、
『魂の匂い』の変化から感情を感じ取ったのだッ!

そして強化された本能により、凛はまた別にあることに気付いた!
「まゆの魂は、まゆのこの『殺意の匂い』はッ!!何者かによって歪められている」と!!

今のまゆの『匂い』からは、いつもの様なプロデューサーへの一途で温かい愛情は感じられないッ!
ただただ無遠慮に歪められた、プロデューサーへの依存と独占欲、そこから来る暗い殺意だ!
そのにおいが大嫌いだった。

凛は思った。
「この『匂い』を消してやるッ!」

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

凛(猫)『ニャルニャルニャル、ニャオォォォォォォォ~~――――――ム!!』ドヒュン!

まゆ「はっ、早い……!」

みく「行くニャァァァァァ、凛チャァァァァァァァァ―――――――ンッ!!」

凛(猫)『ウニャァァ―――!!』シュッ スカッ ピョン

まゆ「(すごいスピードで迫ってくるッ!まゆが部屋中に張り巡らせたリボンの間を……!!)」

凛(猫)『ニャルニャルニャルニャルニャルッ!』シュゴッ タタタタ

まゆ「(リボンに触れもしないッ……もうこんな近くまで!)」

凛(猫)『ニャオォォォォォォォ~~――――――ム!!』ゴォォォ―――

みく「そのまま行くニャァァァァ――――――――――!」

まゆ「い、いけないッ!『リボンの壁』ッ!!」シュルルルル ガチガチガチンッ!

ガギャアァァッ


みく「そんにゃ……あとちょっとなのに……ウッ」ズキン

まゆ「危なかった……このまま捕まえてあげるわぁ……」

まゆ「ハッ!?」ピクン


ズ・・・ズズ ガギィン ガッ グググ・・・・・・


まゆ「む、無理やり……壁をこじ開けている……!」バキンッ! バキッ!


ガッシィィ――ン!


まゆ「え、『エヴリデイドリーム』!緩んで凛ちゃんを今すぐ拘束してェェェェッ!」シュルルルル・・・・

凛(猫)『ニャオォォォ~―――ム………』ズオォ!!


NSN(猫)『オラッ!』


まゆ「うぶぅ!!」ズメシャア シュルルルル


NSN(猫)『オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラッ!』

ズドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド

グワングワングワン・・・・・・


グワシャアッ ブワアァ

ガチッ


まゆ「……ハァ…………ハァ…幾つか流し損ねたけどぉ……ハァ……」ボロッ

まゆ「……手足を捕まえたわぁ………これで終わりよォ………」ハァ・・・ゼー・・・

みく「まだにゃ!凛チャン!」

凛(猫)『ウオォォォォ!!ニャオラァ!』ブンッ


ドカッ


まゆ「な……頭突きですって……!?……」ドサッ

みく「やったにゃァァァァぁぁぁぁあああ……」ズキン

みく「ぐへっ」ドサッ ←頭突きのフィードバック



凛「……ハァ…………ハァ…まゆを止められたのは良いけど……」

凛「……もうすぐプロデューサー帰って来るのに、どうしよう………コレ」


まゆ「」チーン

みく「」チーン

ちひろ「………Zzz……う~ん……スタ…ドリ…」スヤァ


←To Be Continued...

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

???『…………チカラ…ヲ…………テニ………ヨウ……ナ…』

???『……スキニ………ヲ…ツカエバイイ………モウ……』

???『プロデューサーハオマエノモノダ』
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


まゆ「ハッ!?」ガバッ

まゆ「(い……今のは……夢!?)」

???「よく眠れた、まゆ?」



まゆ「! ………凛、ちゃん……」

凛「……おはよう」



まゆ「ここは……」

凛「仮眠室だよ。まゆが倒れた後みくも倒れちゃうし、ちひろさんも寝てるし・・・・・・3人も運ぶのは大変だったよ」

まゆ「………」

凛「変な素振りはやめてよ。この距離なら、私のスタンドの方が、早い」

まゆ「……もう、そんなことはしませんよぉ……」フゥ…

凛「(……正気に戻った様みたい、『匂い』も落ち着いているし………)」

まゆ「………まゆ…は、負けたのねぇ……」


まゆ「………あのあとどうなったの?」

凛「……3人を運んだ後、直ぐにプロデューサー達が帰ってきたよ」

まゆ「Pさんっ!?」バッ

まゆ「ッ痛……」ズキッ

凛「まだ動いちゃダメだよ、それにプロデューサーは今は居ないよ」

凛「本棚が壊れてるのを見て、何があったか聞かれてさ」

凛「下敷きになってみくがまた怪我したっていったら、みくを担ぎ込んですぐ病院に向かったよ」


まゆ「……Pさん……まゆをおいて行ってしまったのねぇ……」

まゆ「………そうよねぇ……今のまゆにはPさんに逢う資格なんて無いもの……」シュン…

凛「まゆ……」

まゆ「凛ちゃん……本当にごめんなさい、酷いことをしてしまって……。」

まゆ「みくちゃんにも酷いことを言ってしまったわぁ……」ジワァ・・・

まゆ「そしてPさんにも迷惑をかけて………会わせる顔が無い……アイドルを続けてなんか………」


凛「……今回のこと、反省した?」

まゆ「ええ……」

凛「…………まゆ、こっち向いて」

まゆ「……なぁに?」グス


パッシイァ


まゆ「ッ………!」ジンジン

凛「今のビンタは、仲直りの『握手』の代わりだよ。これで、この件は手打ち……」

凛「反省したならいつまでもしょげてないで。またやり直せばいいじゃない」

まゆ「凛…ちゃん……」ジワァ…


凛「……まゆ、お願いがある」

まゆ「……?」フキフキ


凛「プロデューサーを影から守ってほしい」 ザン!


まゆ「!」

凛「今回まゆが暴走したのには恐らく理由があって、黒幕がいる」

凛「事務所でも近々また何か起こるかもしれない」

凛「私は黒幕をつきとめて止めさせようとしてる。けど、いつプロデューサーに危害が加わるかわからない……」

凛「だから、皆に、もちろんプロデューサーにも知られないように彼を守ってあげて欲しいの」

まゆ「分かったわぁッ!凛ちゃん!」

凛「『力』を貸してくれる?」 スッ

まゆ「もちろんよぉ……まゆの全てはPさんのものだもの……だから、」


まゆ「この『スタンド』はPさんを守るためにあるッッ!!」 ガシッ


凛「よろしくね、まゆ!」


―――――――――――――――――――――――その後

渋谷凛 ― 幸いケガはプロデューサーにばれなかったが酷く、身体中に湿布を貼り付けた為ハナコから何日か避けられた

佐久間まゆ ― 凛の仲間に。この一件後、プロデューサーへのスト―キングがいつもより酷くなった

前川みく ― 本棚を壊してケガをしたことになり、叱られた後1週間強制自宅安静に。

千川ちひろ ― 仕事をサボって昼寝していたと一部のアイドルにチクられたため残業することに

―――――――――――――――――――――――――――某所

シュゥゥゥ……

???「……………」

ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド

未央「これは……わ、私……!?」

追記

スタンド名:『ネバーセイ・ネバー』
本体:渋谷 凛
タイプ:近距離パワー型・人型

破壊力:B スピード:B 射程距離:C(10m) 能力射程:B(70m程度)
持続力:B 精密動作性:A 成長性:C  女子力:B

進化事項:VSまゆ戦において、新たな能力を開花した。
物質にスタンドを宿らせることで、その物質自体が自身に残っている『魂の痕跡(ニオイ)』を追跡する。
もの自体が宙を飛んで追跡するため、感知範囲自体が広くなった。
また、みくのスタンド『シャルウィ・プリーズ』により、生き物の『魂の匂い』から感情を読み取れるようになった。
『シャルウィ・プリーズ』憑依中は相手の細かい感情の機微も感じられるが、普段は親しい相手の大まかな感情(楽しい、悲しい、怒りなど)しか分からない。


A:超スゴイ B:スゴイ C:人間並 D:ニガテ E:超ニガテ



今日は以上です。
ジョジョニウムの塗装をなんとかしてください集英社さん

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
翌日 事務所前

キャッキャ ウフフ

かな子「あ、未央ちゃん!おはよう♪」

未央「おー。おはよーかな子ちゃん、法子ちゃん」

法子「ねえ未央ちゃん!これから能書きがやたらに長いメニューのデザート屋さん行かないっ?」

かな子「能書きがやたらに長いメニューのデザート屋さん行かない?」

法子「宮城県杜王町の東方さんが愛情たっぷりの放し飼いニワトリのフンを使った有機栽培で育てた完熟さくらんぼをふんだんに使った星空の下での初キスの味チェリーパイ(580円) そして幸せが訪れる……とかァ~~」

かな子「北海道石狩市の木下さんの牧場の太陽をいっぱいに浴びた牧草をたっぷり食べて育ったジャージー牛のミルクで作った甘くてほろ苦い青春のひとかけらクレーム・ブリュレ(580円) そして幸せが訪れる……とかァ~~」


法子かな子未央「『そして幸せが訪れる』アハハハハハハ」 カシャッ


法子「……とかのトコぉ~~~」

かな子「ねぇ行こうよォ―――――」

未央「う~~ん」

法子「行こう――――ッ」


未央「でも……やめとく……今日はそんな気分じゃないし、事務所に用事あるから…」

かな子「そぉ じゃあまたねェ―――ッ 未央ちゃん!」ノシ

法子「またねェ――っ未央ちゃん!メールするねェ――っ」ノシ

未央「ばいばーい……」フリフリ・・・


未央「………」


――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

私は本田未央、15歳。元気いっぱいの高校一年生で、トップアイドル目指して頑張ってまーっす!
………ってカンジでアイドルやってたんだけど、最近事務所で変なことが起こってるんだよねェ――……
な~んか皆同じ時期に熱が出るし、その割には病院での検査結果は健康そのものだしィ~~ッ
ケガをする子がいたり、情緒が不安定になってる子もいるし……

事務所の中に少しヘンな雰囲気があって、それもちょっと気になるんダケド、
今悩んでることはそれよりも私の価値観を、常識をブチ破る様なことなんだ……


簡潔に言うと、『超能力者になった』みたい


……この前(3日前?)、レッスン中に熱が出た日の夜から、体からなんか透明な像が出てきた。
びっくりしたけど、すぐに直観でこれは『私自身』だって理解できたんだよねぇ……
自分の意思でその人影を使ってモノを動かすことができたし、次の日の朝に家族の前で見せたけど、誰も気づかなかった。

まあ害はなさそうだし、今のところはあまり出さないようにしているけど……
この『力』は何なんだろうと、自分の性に合わないけれどずっと考えているんだ

とりあえずこの人型の『私自身』を区別するために名前を付けようと思う。
スラリとした山吹色(サンライトイエロー)の女性的な体にオレンジ色の星模様
そして両肩と顔に大きな星の飾りが付いているから、こいつを『ミツボシ』と今後呼ぶことにするかな?

――――――――――――――――――――――――――――――――――――

ひとつ・・・ごくつまらない訂正があって参りました……
第1章と第2章のタイトルをつけるのを忘れていました……スイませェん……

>>2から>>44までを 「第1章 黄金猫体験『シャルウィ・プリーズ』?」
>>51から>>79までを 「第2章 深紅の絆『エヴリデイドリーム』」

でお願いします……

本当にスイませェん……

未央「(沈んでちゃダメダメ、私! 悩んでても仕方ないッ!)」パンッ

未央「よしッ!!」グッ


ガチャ

未央「おっはよ~ございまァ~っす!!」ビシッ

ちひろ「あら、おはようございます、未央ちゃん♪」


ガヤガヤ ザワザワ


未央「あれ? 何か今日は久しぶりに人が多いねぇ~! 何かあるの?」

ちひろ「近々、他の事務所との共同新企画があるから、それの説明に集まって貰ったんですよ」

未央「へぇ~~、何やるのォー?」

ちひろ「『ドキッ!?アイドルだらけの修学旅行!! 中学生の部』だそうですよ。」

ちひろ「『皆のスケジュールを調整することになったから、折角だし何かやろう!』とプロデューサーさんが企画したんです!」

未央「さっすが私たちのプロデューサー! やり手だねっ♪(ネーミングセンスは古いけど……)」


未央「(確かによく見ると皆中学生組だね……)」


<修学旅行かぁ……楽しみだなぁ!!
<し、修学旅行……と…言えば……肝試し……!
<フ、フフーン、ボクのカワイさなら幽霊だってへっちゃらですよっ!
<き…肝試しとか……(ピキーン) MURYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYY!!
<うぉッ!? 乃々のやつ、いきなりどうしたんじゃ!?
<ああ、この前のプロフェスの後遺症で、たまにハイテンションモードになるらしいが……
<フヒヒ……友達も私とおそろい……ヒャッハァァァァァァァ!
<フフッ、枕投げの時間が楽しみね……アーッハッハッハガッ…ゲホォッ!
<モチロンゲーム持ってっていいよね? ね? 皆でスマブラやろうよ!
<よお~っし☆Pくんと一緒にカブトムシいっぱいとるぞーッ!


未央「(スゴい濃い面子……)」







モバマスの他のキャラで中学生なのって誰がいますか?
よろしければ教えてください!

Pの皆さん(あと楓さん)ありがとうございますッ!!
出てきた中学生組は参考にさせていただいて、今後登場するかもしれないです。
再開します。



未央「いいなぁ~私も行きたーいっ!」

ちひろ「プロデューサーさんが来たら言ってみたらどうですか?」


ガチャ

P「只今戻りましたー!」


ザワザワ ワイワイ ガヤガヤ


未央「!」

ちひろ「ほら、噂をすれば……」


ダダダダッ ガシッ


未央「プッロデュ~サ~♪ 私も修学旅行行きたいよォォ~! 美嘉ねーやしぶりんと木刀買って写真撮りたいよォォ~~!」ギュッ

P「うおォ! 何だ未央、いきなり!?」ドキッ

未央「ねえねえ、高校生の部はやらないのォー?」

P「ああ、今回の企画のことか。今のところは考えてないナァ」

未央「ええぇぇ―――!?」ガーン

P「そんな大袈裟な………いつか近いうちにやるからそれまで我慢してくれ」

未央「ホント!? やったァー~~ン! 約束だからねっ!」ピョンピョン

P「はいはい……(カワイイ)」



P「あ! そうだ、これ。この前の検査の結果な。異常ナシ、健康だってさ」

未央「はーい! ありがとっ♪ (あんなに熱で辛かったのに、何とも無かったのかぁ……)」

P「皆特に病気じゃあなかったな。(菜々と瑞樹さんは胃腸が荒れてたらしいケド…)」

P「結局原因は分からなかったが皆大丈夫そうだし、不思議なこともあるんだなぁ」

未央「………(そういえば、この『力』は熱が出た後に使えるようになったけど…)」

未央「(他の熱が出た子はどうなんだろう……)」

P「ところで未央、お前今日はオフだろ? この後なんか用事あるのか?」

未央「え?えーっとぉ……(考え疲れたから気分転換をしに来ただけだし……)」

未央「(そうだ)!」ティン

未央「ちょろ~っとレッスン場で自主練でもしようかなぁ~って」

未央「(やっぱ体動かすのが一番だよねっ!)」

P「ならちょうどよかった。レッスン場に顔出すなら茜に診断結果を持っていってくれないか? まだ居残りで自主練習しているハズだからさ」

未央「茜ちゃん! そういえば一緒に検査受けたっけ!」

P「まあ勿論結果は異常ナシ何だがな。頼むよ、未央」

未央「ヌフフ、頼まれちゃったらしょうがないねっ! 分かったよ!」



未央「んじゃ行ってくるよ!」スタスタ・・・

P「おう」

P「…………」


P「未央っ!」


未央「ん? 何っ?」クルッ


P「悩んでることがあるなら何時でも話を聞くぞ!」


未央「! (やっぱりプロデューサーは気付いてくれてたかぁ……嬉しいなぁ…!)」フフッ

未央「ありがとっ! またね、プロデューサー♪」キラッ☆

P「気をつけてな~!」フリフリ


スタスタスタ


P「さて………おーい中学生組~こっち注目!」パンパン


<プロデューサーさん~!
<P! 待ってたぞ!!
<フヒヒ……親友キタァ……
<フフーン、可愛いボクを待たせるなんて…

ガヤガヤ ワイワイ

P「ほらほら雑談やめろ~ 今からアイドル修学旅行の説明をするぞ~」ペラ・・・


「「「「「「わーいッ!」」」」」」


P「まず今回はSBRプロとの共同企画で……」ペラペラ




未央「…………(いいなぁ)」

未央「……よしッ! 行ってきますッ!」ガチャ

ちひろ「行ってらっしゃ~~い」フリフリ

  バタン

※本来未央の茜への呼び方はあだ名で『日野っち』か『茜ちん』ですが、これはふざけたりじゃれてたりしてる時の呼び方だと個人的に解釈しているので、このスレでは呼び方を『茜ちゃん』と表記させていただきます。

再開します。



――――――――――――――――――――ダンスレッスン場

ガチャ

茜「!」

未央「茜ちゃ~ん!! おっはろ~♪」ビシッ

茜「未央ちゃんっ! おはよーございますッッ!!」ビシッ

茜未央「YHAAAH!!」パシッ!

ピシ ガシ グッ グッ



茜「未央ちゃんも自主練に来たんですかっ?」

未央「うんっ! 考えが纏まらなくてモヤモヤしてるから、体を動かしてスッキリしようかなァ~~ってね♪」

未央「茜ちゃんは今日レッスンあったんでしょ? それなのに自主練もするなんてスゴいねェ~えらいねェ~!」

茜「スゴいだなんて、ただ体力が残ってただけだよっ!! 」

茜「それに……今事務所の皆さんがてんやわんやしていて大変ですから、少しでもスキルアップして支えたいと思って……!!」

未央「茜ちゃんはそこまで思って………やっぱりスゴいねっ♪」

茜「アハハ! ありがとうございます!!」



ガチャ

トレーナー「あら、茜ちゃんだけじゃなくて未央ちゃんもいたんですか」

茜「トレーナーさん!!」

未央「ここ使っていいですか?」

トレ「良いですよ。練習が終わったらそこの内線で連絡してね」

茜「分かりましたッ!!」

未央「はーい♪」

トレ「それじゃ私は下に居ますね。練習頑張ってね!」


バタン


未央「それじゃあやろっか?」

茜「はい!!」グッ

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

――――――――――――――――1時間後


未央「ハァ……ハァ……ちょっと休憩取ろっか?」

茜「…ゼー…ハァ……フゥ、そうですねっ! 休みましょう!」


~~~少女休憩中~~~


未央「ゴクッゴクッ……プハー、おいし~♪」

茜「結構汗かきましたね!! 体を冷やさない様にしないとっ!!」ハァ…ハァ…

未央「そうだね、風邪ひいたりしたら大変………あっ!」ティン!

未央「そうだ、忘れるところだった……」 ゴソゴソ

茜「?」 キョトン

未央「はい、これ! この前の診断結果だよっ」

茜「あっ、そういえば! ありがとうございます!!」

未央「異常ナシだってさ~。そういえばプロデューサーが言ってたけど、皆平気だったみたいだよ?」

茜「それは良かったです!! やっぱり健康が一番ですからねッ!!」





未央「でもホント、何が原因だったんだろうねぇ? 熱が出たの……」

茜「? 皆さん熱が出てたんですか?」ハテ

未央「え? 茜ちゃんも熱が出たから診察を受けたんじゃ無いの!?」

茜「私は熱出てませんよ!! あれは大量に出血したからです!」フンス

未央「えっ!? 出血!?」

茜「はい!事務所に置いてあった『石』に触ったら出血したので……それを見たちひろさんが急いで病院に連絡したんです!!」


未央「『石』……? 出血…?(あれ?)」

茜「出血は気が付いたら止まってたし、見てみたら傷痕も無かったんですけど……」

茜「大事をとって病院に行ったらプロデューサーがいて、他の子も検査受けていたので一緒に受けたんです」

未央「そうだったんだ……」

茜「未央ちゃんも熱が出たんですか?」

未央「うん、アレは辛かったよォ~! 茜ちゃんは熱出なくて良かったねェ~……」




未央「(言われて思い出したけど、確かに熱が出る前、私も『石を触って出血した』……!)」

未央「(そしてその後に『発熱した』。恐らく検査を受けた他の皆も同じハズ……)」

未央「(でも、茜ちゃんは出血後に発熱『しなかった』……。何故?)」

茜「それにしても、暑いですね……まだまだ汗が出てきますよ………」ハァ…ハァ…

未央「そう? 結構時間経ったし、クーラーも効いてるけど……」ン~?

茜「あれ……そうですか……?」ゼー……ハァ……

未央「………ちょっと待って、茜ちゃん何だが変だよ? ……おでこ触るよ?」

茜「あ、はい……」 ハァ…ゼー…


ドジュウゥゥ


未央「熱ッ!? もしかしてッ……!」

未央「茜ちゃんは今『発熱してる』のッ!?」

茜「うぅぅ……」フラ…

未央「マズイッ!茜ちゃん寝ててっ!今人呼ぶから!!」 ガシ ダッ

茜「ハァ……ゼー……ハァ………」ダラダラ・・・


ガチャリ ポパピプペ

とぉるるるるるるるるるる………


未央「クソッ!トレーナーさん出ないじゃん!!」

未央「(あの発熱は相当辛かったハズ! 練習後で体力が尽きた体じゃあ危険だッ……!)」


とぉるるるるるるるるるる………


未央「あーもう出ないィィ!!」 ガチャ

未央「もう直接呼び出すか……いや、その前に救急車を……ハッ!?」バッ

茜「………」ムクッ フラッ

未央「茜ちゃん!! 寝てなきゃダメだよっ! ………あれ…?」

茜「…………」 シュウゥゥゥゥゥゥゥゥゥ……

未央「な、何あれ……!? せ……せ、背中に……!」


ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ


未央「茜ちゃんの背中にジェットエンジンがぁッ!?」


フラフラ…

茜「…………」 シュウゥゥゥゥ

ゴォ――……

未央「ど、どういう事なの……これは……」タラァ~

ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド

茜「FSHUUuuuuuuuuuuu――………」ゴォォォォ―――

キイィィィィィィィイン

未央「わ、訳が分からない……どうすればいいの…?」アタフタ


スゥゥ ピタッ


未央「な……何あの構えは……? 何かで見た格好だけど、こっちを向いてるの?」

ゴォォォォォォォォォオ!!

未央「! ジェットの回転が速くなってる!?」


茜「3……」ビキッ!


未央「茜ちゃん! 聞こえてる!? 止めてっ!」


茜「2………」ビキビキッ!!


ゴォォォォ―――――


未央「カウントダウンッ!? 何をする気なのッ!? あッ!!」


茜「…………1ィッ!!」ミシッ!


グワッ カッ!!


未央「思い出したッ!! あの構えは……」


茜「TRAAAAAAAAYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYY!!」ドンッ

ズオォォォォッ!!!!

未央「ラグビーのタックルの構えだッ!! マズイッ!?『ミツボシ』ィ!!」 シュンッ!

バチッ


ドォォォォ――――ン!!

パラ… パラ……



未央「…ケホッ、こ……攻撃してきた!?」

未央「何て威力なの!? 踏み込んだ床は凹んで、ぶつかったコンクリートの壁にヒビが入ってる…!」

未央「咄嗟にガードして避けたのに、かすっただけでこの威力…!」ビリビリ



茜「………」タラ~

ゴォォォォォォォ…

未央「あかねちゃん、頭から血が出てるのに……」

未央「エンジンはまだ回ってる…! やめて茜ちゃん!!」

茜「FUOOOOOOOOooooooooooo……!」

未央「止まる気配が無い……どうすれば…」

ガチャ


トレ「今の音は何!?」

未央「あ、トレーナーさんッ!!」

茜「…………」

トレ「内線出れなくてゴメンね、かけ直しても出なかったからこっちに直接来たけど……わっ!?」

トレ「どうしたの茜ちゃん!? 頭血だらけじゃない!! 壁に少しめり込んでるし!?」 タッタッタッ

未央「(背中のジェットエンジンに気づいてない……見えないの?)」


ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

茜「……WOOOOOOOOOO!」ギラン


未央「いけないッ! トレーナーさん!! 茜ちゃんに近づいちゃダメェッ!!」

トレ「え?」

茜「BOMBERRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRR!!」ドッ


 ドカッ   グッパオンッ!!


トレ「へグッ!?」 ドヒュ~

未央「トレーナーさァァんッ!?」


ドゴンッ

トレ「」


未央「トレーナーさァァんッ!! 大丈夫ッ!?」バッ ササッ

未央「気を失ってるけど……良かった、ケガは酷くない………」


トレ「」


ガタンッ

茜「FUOOOOOOOOOOOOOOOOOO……」パキパキパキ……

未央「ハッ! 茜ちゃんがミサイルみたいな装甲に包まれていく……!」



茜「ATUIHEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEAT!!!!」 ドバァァ~~ン!!


未央「茜ちゃん! お願い、目を覚ましてッ!」

茜「URYYAAAHHHH―――!」


未央「(ダメだっ…今の茜ちゃんには何も聞こえていない……)」

未央「(何故か分からないけど、熱が出てから茜ちゃんはあのジェットエンジンのせいで暴走して襲ってくる……!)」


ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド


未央「私しかいないッ! 私が茜ちゃんを止めないとッ!!」ギリッ!

茜「WOOOOOOOOOOOOOOOO……」ギィィィィィィィィイン


←To Be Continued...

おまけ

スタンド名:『パッション・ガール・エース』
本体:日野 茜
タイプ:近距離パワー型・ミサイル型

破壊力:A スピード:A 射程距離:E(自分の周りのみ) 能力射程:C(10m)
持続力:C 精密動作性:E 成長性:D  女子力:D

能力:ミサイル型の装甲に飛行機のジェットエンジンを生やした装備型のスタンド。
触れた物の活動を強制的に『全力全開』にする能力を持つ。
冷房に触れば気温は急冷され、乗り物に触れれば限界を超えたスピードで動ける。
ただし、能力発動中の対象物は徐々に温度が上がっていく(スタンドも熱くなる)。

また背中に生える『ジェットエンジン』から加速度を得られるため、
ジェットの向きを変えれば数秒だけ宙に浮いたり飛んだりできる。


A:超スゴイ B:スゴイ C:人間並 D:ニガテ E:超ニガテ



追記:茜は疲れた体と初めて発動したスタンドのエネルギーにより暴走している。
茜の『人と正面からぶつかって向き合う信条』と『ラグビー好き』のため、
現在は熱い人間から優先的に(物理的に)ぶつかろうとしている。
スタンドの暴走のため茜に意識は無い。




次の更新はおそらく来年になってからだと思います。
読んで頂きありがとうございます。
僕はクラリスさんを取りに最後まで走ろうと思います。
グリマスの方はこのみ姉さんを取れれば十分です。(前回育ちゃんを取ったし…)

それでは皆さん、来年もよいお年を。
そしてよいジョジョラー&プロデューサーライフを!

再開します。初めてトリップ付けるけど、出来てるかな?



―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

未央「やるしかないッ!! 私がッ!!」グッ

茜「HEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEATォ!!!!」ゴォ――



未央「(エンジン全開だと単純な力では敵わないッ! 止まっている今のうちに叩く……!!)」 ダッ


未央「『ミツボシ』ッ!!」ザンッ


茜「!」 キィィィィィィィィイイイイイイイイン

茜「TRAAAAAYYYYYYYYYYYYYYYYYYY!!」 ダッ


未央「(エンジンが温まる前に向かって来たッ!!)」

未央「このまま行くしかないッ!! うおおぉーー!!」



ミツボシ『ドララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララァッ!!』

茜「FIRRRRRRRRRRRREEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEE!!!」ギィィィィィィィィィイイイイイイイイン


ドガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガ



ズザザザザザザザザザザザァ


未央「かっ、硬いッ!! 装甲で防がれてダメージが通らないッ・・・!?」アセッ


未央「(装甲で自分がケガしなくなったから全力でぶつかれるんだッ!)」

未央「だけど・・・」


 ズサァァァァ   ズズズ・・・・・・


未央「勢いは落ちてきたようだねェ~~~~~ッ!!」

ミツボシ『ドラァッ!!』ブンッ


ドッ ガッキィィンッ


未央「うっ」 茜「がっ」


ズサァァァァ… ドザァァァ・・・



未央「ハァ…ハァ… 距離を取れた…」


未央「『ミツボシ』のラッシュで茜ちゃんのタックルを止められることはできたけど、」 ハァ ハァ

未央「あの厄介な『装甲』で、攻撃が余り効いていないッ……!」

未央「(どうやって止める…そもそも私に止められるの……?)」



ググ・・・ タンッ

茜「HAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA……」ギィィィィィィィィイン


未央「くっ…! 決め手が無くてもやるしか無いよねッ…!」 ギュッ



茜「TRAAAAAYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYY!!!」ダッ

未央「!? は、早いッッ!!」

未央「(さっきよりエンジンが温まるのが早くなってるッ!?)」

未央「マズイ! こっちが体勢を直していないよッ! 『ミツボシ』ィ!!」


ガシッ ズザァァァ――

ドジュウ~


未央「! 熱ッ! そ、装甲が熱くなってる!!」バッ


ドヒュ~


未央「お、思わぬ熱さに受け流してしまったけど、結果オーライだねッ」

未央「このまま壁にぶつかった所を追撃しよう…」 クルッ


未央「!」


茜「KUAAAAAAAAAAAAAAAAA!!」ダンッ

ガッ ミキミキ… ドンッ


未央「壁を蹴って方向転換したッ!?」

未央「(ヤバいッ!? ぶつか…)」




 ドグシャアァ




未央「ぶはッ…」
 
 クルクルクル・・・・・

    ドッカァ~ン



未央「カハッ……!!」

未央「(このダメージは……マズイ…! い、息が……)」グ…ググ…


茜「SHUUUUUU・・・・・ KOOOOOOOO…………」 プシュゥゥゥ・・・・・


未央「(く、クールダウンしているのかな…… 追撃が始まる前に体を動かさないと……)」ググ…



未央「ハッ!?」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……


    バァ~ン
  ☆ ☆ ☆ ☆



未央「(な、何? この星のマークは…)」

未央「(これも茜ちゃんの『能力』か何かなの!?)」

未央「(部屋も茜ちゃんの熱で超暑いし、早く息を整えなきゃいけないのにッ…もう訳分かんないよ!)」



茜「FIRRRRRRRRRRRREEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEE!!」ダッ


未央「(! もう来たッ!? やられる……!)」



ゴォォォォオオオオオオオ スカッ

ドカァーン




未央「・・・・・・えっ?」



パラパラ…


未央「(な、何もしてないのに外した? どういうこと!?)」ググッ


茜「UUUUUUUUUUUUUUUUU、U?」キョロキョロ



未央「(そう言えばあの装甲は体の前面に分厚くついてるけど、前が見えている訳では無いの…?)」

未央「(なら何で私を判断しているのかな…? 何で今判別出来ないんだろう?)」



パァンッ


未央「うわぁ!! 何!?」

未央「あ……この星が弾けたのか……(あれ?)」

未央「(この星のマーク、何か見たことがある……)」

未央「(これは……『ミツボシ』の体の模様の星と同じだ……まさか!)」


ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド


未央「この『星』はッ!! 私の能力なの!?」 バァ~~~ン

 ゴォ~~……


未央「う……さ、寒い… さっきまであんなに暑かったのに…」ブルッ

未央「エアコンは冷房付いてたけど、何でこんなに急に……エッ!?」



ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ


未央「エアコンにジェットエンジンが付いてる!?」


エアコン「ゴォーー」 バチッ バチッ




未央「よく見たら茜ちゃんがエアコンのリモコンを踏み潰してる… あれでエアコンに干渉しているの!?」

茜「FUUOOOOOO……」



未央「(ハッ! そういえばさっき、茜ちゃんはトレーナーさんが来たとき私より先に突撃した)」

未央「(トレーナーさんは内線と破壊音を聞いて急いで走り上がってきたから息が乱れていたし、当然体は温まっていたハズ)」

未央「(そして、茜ちゃんは部屋が暑いと私が音を立てたり声を出しているのに攻撃を外し、今は能力を使ってまで部屋を冷やそうとしている……つまり)」



 未央「茜ちゃんは温度の高さで周りを把握しているんだッ!!」 バァ~~~ン



茜「UREEEEEYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYY!!」ギラン ギィィィィィィィィイン


未央「でもそれがどうしたって言うんだよォ~~~~~~~! 私のただ弾ける『星』だけじゃあどうにもならないよォ~――――ッ!!」ダッ



茜「BOMBEEEEERRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRR!!」ダッ

未央「うわぁっ!」ゴロッ


ビュッ

ギギギギ ミチミチ・・・・・ ダンッ



未央「駄目だ、全力で避けても急ターン後の追撃が避けられないッ!!」


ダッ ドォーン


未央「くっ、来る! 」


ゴォォォォォオオオオオオオオオオオオオ




パァン!!


未央「わっ!?」 茜「!?」 スカッ

ドシャァァア



未央「は……外れた?………… いや、違う……!」

未央「私が、星をはじけさせて『外した』んだ……ラッシュしたとき側面に付いてた『星』を使って……!!」



未央「(高速で動く物体は、真横からの力に弱く、簡単に逸れてしまうって前に聞いたことがある……)」



未央「この『星』は……音だけじゃないッ!! 『衝撃波』も放てるんだねッ!!」

未央「なら、話しは違って来るよッ!!」グッ


ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド




カラン ゴトッ


茜「WRYYYYYYYYY…… 」ブンブン

茜「!」



ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド


未央「ここからは………私の番だよ、茜ちゃんッ!!」



茜「KUUAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA!!」

未央「(と、言ったけど、)」クルッ

茜「WRYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYY!!!」ギィィィィィィィィイン


未央「まずは準備のために…………」ダッ

未央「逃げるんだよォォォ~――――ッ!!」ザッザッザッザッ



茜「TRAAAAAAAAAAAAAAAYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYY!!」ドンッ


未央「うわ――っ! やっぱり追ってくるゥゥゥゥン~~~ッ!……でも」

未央「(攻撃のパターンが見えてきたよ…! 茜ちゃんの突進は床を踏み抜くほどの強い『踏み込み』で推進力を得ている……)」ダダダダダ パシッ

未央「(ヨシッ!準備できた!) なら!」



茜「UUUUUUUUUUUUWOOOOOOOOOOOOOOOOOOOO!!」ダンッ ギュム

パァンッ

茜「!?」ズルッ ドシャ


未央「床に『星の地雷』を撒いて踏み込みを阻害すればタックルは『できない』……!!」 クルッ ダッ

ミツボシ『ドララララララララウラアァッ!!』

ドゴドゴドゴドゴドゴ

パァン パパパパパパパ


茜「GUAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA!」


未央「そして! 殴るときに拳で炸裂させる衝撃波はッ!! 装甲を伝わって内部の茜ちゃんに響くッ!!」



茜「AKIRAMENNAYO!!」 ドカッ


未央「ぐっ……(それでも決定打にならないよね……)」 ズサァァ

未央「それも、想定内だよ…!」



茜「FUUUUUUUUUUUUUOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOO!!」ギィィィィィィィィイン!! バチバチバチッ


未央「! (エンジンが全開だっ! 来る!!)」バッ


茜「TRAAAAAAAAAAAAAAAYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYY!!」ミシッ ドカンッ


未央「(ここが正念場だっ!!)」タンッ


 ズオォォ バチッ

未央「ハッ(一撃目は避けたッ! けど!)」


    ダッ ミシミシッ ドカァン


未央「(追撃ッ!! 空中じゃあ動けないッ……)」


茜「BOMBEEEEERRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRR!!!!」

ゴォォォォォオオオオオオ








未央「なァ~んて、ね!」



ドッパアァアン!


茜「!」





未央「ぐっ…」 バチッ


ヒュ~…… ドシャアァ



未央「ッ~~~」ヒクヒク


未央「いったァ~――ッ!! やっぱ自分に星付けて衝撃波で回避すんのは分かってたけど痛いィィ……」


未央「でもこの痛み、茜ちゃんにも味わってもらうよッ!」 バッ


未央「茜ちゃんの着地地点は特大星の地雷原だからねッ!!」


ギュム

茜「!」






   ドッパァアァ~~―――ンッ!!



  シュゥゥ――……




未央「…ハァ…ハァ……やったかな…?」

  バッ ゴロン


未央「!」
 

茜「HUUUUUUUUUUUUUUUUUUUUUUUUUUUUUUUUUU……………」ハァ ハァ



未央「そ、そんな、まだ動けるの!?」




茜「HUSHUUUUUUUUUUUUUUU…………」 プシュゥゥゥ



未央「クールダウンか……ホント、タフだね茜ちゃん………こっちはもう万策尽きたのに……」 ハァ ハァ



茜「・・・・・・・・・・WRYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYィ!!!」 ・・・・ギュォォォォオオオオオオオオオオオ







未央「でも残念! 私の勝ちだね」


ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ


未央「気付かないかな?ちょうど最後の策は発動している最中なんだよ……?」


茜「WRYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYY!!!」ギィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィイン



未央「気付いてないか。私の星は『弾ける』のであって『爆発する』訳じゃあないから、『熱は発生しない』もんねぇ」

未央「その破裂時の衝撃波は『星』の大きさに比例して大きくなり、時には重い物も吹き飛ばせるんだよ……」


茜「WRYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYY」ギィィィィィィィィイン!!

バチバチバチッ 
  ビキビキ



  ……ヒュ~~~~~


未央「そう、茜ちゃんの後頭部に迫っている、そのCDプレイヤーとか」


  ガツンッ!!


茜「あがっ…」 バタッ


未央「ベネ(良し)」





未央「……茜ちゃんの装甲は体の『前面』を覆っているけど『全面』じゃあない……」ハァ ハァ

未央「後ろからぶつけるから、CDプレイヤーへの注意を逸らすために……走り回って星をしかけたり正面からぶつかったけど……」

未央「上手く後頭部に当たる場所へ誘導できて良かったよ……ハァ~~疲れたァ~――……」 ドサッ

未央「ったく、こんだけボロボロになってるのに……」ジトォ~


茜「スゥー……」zzz


未央「こんなに気持ち良さそうに寝ちゃってまあ……でも」フフッ

未央「この様子なら茜ちゃんは大丈夫かな? 熱も無いし」 ナデナデ

未央「(……頭にコブ出来てる……ま、いっか)」


未央「まあ、暴走したこととか、まあ色々話すのは茜ちゃんが起きた後にして……」フゥ…

キョロキョロ

ゴチャアァ~~

トレ「」


未央「これ、誤魔化すのはグレートにヘビーな仕事になるねェ……」 ハァ~~~


←To Be Continued...

おまけ



スタンド名:『ミツボシ』
本体:本田 未央
タイプ:近距離パワー型・人型


破壊力:B スピード:B 射程距離:D(5m) 能力射程:B(50m)
持続力:C 精密動作性:C 成長性:B  女子力:B(天真爛漫な明るさ)

能力:本田未央のスタンド。
山吹色(サンライトイエロー)の女性的でグラマラスな体にオレンジ色の星模様を持ち、
両肩と顔に大きな星の飾りが付いている(顔のはグレンラガンのシモンの星型サングラスのような感じ)。

『星』を物質につけることができる。この星の大きさは自由に変えられる。
星は衝撃を受けた時や任意のタイミングで『はじける』。
その時、衝撃波・音・光を放つ(熱は発生しない)。
この3要素は自由に調整することができる。
威力もある程度は調整できるが、大体は『星』の大きさに比例する。
ただし、破裂の仕方のタイプと成分は付けた時にしか変えられず、付けた後は変更できない(ただし解除は任意でいつでもできる)。
また『星』によるダメージは本体とスタンドにもくらう。


A:超スゴイ B:スゴイ C:人間並 D:ニガテ E:超ニガテ









SSで戦闘書くとよくわかんなくなりますねェ~~~~
無理やりな展開が多い……

支援ありがとうございます
今年もせこせこ書いていきます。

次書くのはいつか未定ですが、なるべく早く書くようにします。
モンハン4面白いっすねェ~~~~ 自分は笛と虫使ってます

乙。
50mは星の任意起爆のコントロール範囲なんじゃね
トラップとして使おうとするとちょっと短め?

>>122 その通りです。射程距離はスタンドの行動範囲、能力射程は能力の認識&操作限界領域だと思って書いています。
これは凛のスタンドも同じで、『におい』の感知範囲が能力射程です。
ちなみに未央の能力の『星』操作はキラークイーンの『爆弾』と同じような感じです。

再開します。

第4章 事務所で交流しよう!



――――――――――――――――数時間前 同日 事務所


ザワザワザワ


P「ほらほら雑談やめろ~ 今からアイドル修学旅行の説明をするぞ~」ペラ…


「「「「「「わーいッ!」」」」」」


<よしっ 行ってきますッ!

ガチャ
バタン


P「まず今回はSBRプロとの共同企画で、色んなプロダクションの中学生アイドルが参加する」


光「SBRプロってことは…蘭子たちも参加するのかっ!?」

P「お、そうだよ。SBRプロからは神崎蘭子、首藤葵、ナターリア、氏家むつみ、白菊ほたる、それに栗原ネネ、上田鈴帆、柳瀬美由紀、棟方愛海、成宮由愛、関裕美、矢口美羽、喜多日菜子、望月聖、そして二宮飛鳥が参加する。」


幸子「なんだ、所属してる中学生全員じゃあないですかっ!!」

昌葉「何だか凄い絵になりそうだな……」

P「まあ向こうの面子は個性が強いからなぁ」


ちひろ「(こっちも大概ですけどねー)」カタカタ


P「それだけじゃあないぞ 今回は新進気鋭のプロダクションだけじゃあなく、大手のプロダクションも参加するぞッ!!」

P「具体的に言うと876プロやジョニーズ、961プロ、ハロハロプロ、765プロからも参加者がいるからな!!」

紗南「うわあ! スッゴい豪華だねッ!! やよいちゃんや亜美真美ちゃんも一緒にゲーム出来るんだっ♪」

P「765さんも新人が入って中学生が増えたらしいし、961さんところは元々大人数だからな~ あとあくまで収録だぞコラ」


巴「本当に学年単位の人数になりそうじゃな……」

麗奈「フフフ……暴れ甲斐が有りそうね……」

P「まあ100人位になるかもな これは他事務所のアイドル同士で交流を深めるという目的も有るから、外の事務所の子とも仲良くするんだぞ?」


輝子「う……な、中々…難しくこと言うね……親友…」シュン…

小梅「しょーちゃん……わ、私も! 人と話すの……ニガテだけど、頑張ろう…?」

輝子「……うん///」

P「(良い子たちや………)」 ジーン


P「ところで法子はどうした? アイツも参加するから伝えといたハズ何だが……」

莉嘉「あ! 何か愛梨ちゃんに新しいケーキ屋さんを教えてもらったら我慢できなくなって、かな子ちゃんと行ってくるって★」

乃々「うぅ~…もりくぼもエスケープしたいです……ってかします……」ソロソロ…

P「逃げても必ず参加させるぞ森久保ォ!! 」ガシッ

乃々「……むーりぃ~……」 ダラン…

P「法子のやつは、後で説教だな…」

ちひろ「ドーナツ禁止はやめてあげてくださいねー。この前も大変だったんですから」

P「それはあいつの反省次第ですね」




チッ チッ カチッ

ボーンボーンボーン



P「お、そろそろか時間か」


ブゥーーーーーン ガパッ


ちひろ「あ、外に着いたようですね、時間通りです!」

P「流石SBRプロだ。それではちひろさん、会議室の準備をお願いします」

ちひろ「わかりました」スッ



幸子「誰が来たんですか?」

P「ああ、まだ話の途中だったな。まだ企画の具体的な内容の説明をしてなかったが、それは今から来る人がしてくれるらしい」

P「SBRプロは今回企画の全面的なプロデュースをしているから、よく話を聞いておくよーに」


昌葉「今の言い方だとSBRプロの人が来るようだか、もしかして…」


コツコツ…


P「ああ、おそらくお前の想像通りだ。SBRプロの社長兼ゼネラルプロデューサー、そして企画のプロモーターの……」





P「スティーブン・スティール氏だ」




昌葉やのーて晶葉やで

ガチャ


スティール「やぁ諸君、おはよう!」

ウェカピポ「…………」スッ…



「「「「「「おはようございます!」」」」」」



P「おはようございますスティールさん、SPWプロへようこそいらっしゃいました!」

スティール「やぁP君、久しぶりだね!」


ガシッ


P「今日はご足労戴きありがとうございます」

スティール「いやいや、今日は私からお邪魔すると言ったのだから、こちらこそ礼を言うよ」


P「ウェカピポさんもお久し振りです!」

ウェカピポ「ああ……」



幸子「ちょっとPさんどいてください! スティールさんおはようございます!!」

小梅「あ……遊びに来て、くれたんだ……」

スティール「おやおや、久しぶりだねお嬢さん方、元気にしてたかね?」

美玲「ああ! ウチらは元気にしてたぞっ! おっさんも元気そうだな!!」

光「そうだ! スティールのおっちゃん、この前のプレゼントありがとう!! パワーレンジャー面白かったよっ!」

輝子「……貰ったオロシャヒカリダケ、沢山増やしたよ……フヒヒ…」

スティール「おお、そうかそうか! 喜んで貰えた様でよかったよ」

麗奈「それにしてもアンタ、相変わらず変な髪型ねェ――」

幸子「そういえばルーシーちゃんは今日は一緒じゃあ無いんですね」

スティール「ああ、今日は一緒じゃあないんだ。ルーシーには事務所の電話番をしてもらっているよ。」

スティール「だけど代わりにあの子達が来たがっていたから連れてきたんだ。 そろそろ来るだろう」


コツコツ・・・・
ガチャ


蘭子「皆の者、闇に飲まれよッ!!(お疲れ様です!)」バッ!!

飛鳥「やあ、久しぶりだね諸君」フッ・・・

聖「……また来れて…嬉しいです………」キラキラ・・・


巴「おお、蘭子と飛鳥に聖まで来てくれたんか!」

紗南「楽しくなってきたねっ!! そうだ、せっかくだし皆でゲームやらない? マリカしよ!!」

>>126 ご指摘ありがとうございます。なんか違うと思ってたのはそれか……


ザワザワザワ ガヤガヤガヤ


P「おーい、静かにー。 スティールさん達は着いたばっかりだぞ」パンパン


シーン


P「まったく、話の途中だったのに……」

スティール「ハハハ、スマンねP君。 何の話をしていたのかな?」

P「今度の企画のことですよ、アイドル修学旅行の。まだ参加者しか話していないんですけどね」

スティール「ああ、そういえば今日はその説明もするんだったね。なら、今のうちに話しておこうか」

P「そんな! 来て戴いたばかりで休憩もしていないでしょうに」

スティール「ハハハ、私達の会議の後まで待たせたら彼女らは疲れてしまうよ。すぐ終わる」

P「すみません、ありがとうございます……」


スティール「さて、諸君! アイドル修学旅行の件について詳しく話そうと思うが、蘭子君達は一度聞いただろうが復習と思って聞いてくれ! まずは……」

ペラペラ・・・・



ガチャ


まゆ「おはようございますぅ~…… あらぁ?」

まゆ「Pさんが来ているのは分かっていましたが、SBRプロの人も来ていたんですねぇ……」


ちひろ「おはようまゆちゃん。そうよ、新しい企画のことで会議があるから、その為に来て戴いたんですよ」

まゆ「SBRプロって事は……穂乃香ちゃんは来ていますかぁ…?」

ちひろ「いえ、今日は来ていない様ですけど……何か綾瀬さんに用事でもあったの?」

まゆ「いえ、この前トレーニングについて相談したことで直接聞きたい事が合ったのですけど、明後日会う約束もしているから大丈夫ですよぉ……」

ちひろ「へぇ……まゆちゃんは頑張り屋さんですね!」

まゆ「いえ・・・・・・自分の力不足をこの前実感したばかりですからぁ…」ボソッ・・・

ちひろ「?」

まゆ「……………」

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

穂乃香『え? リボンの使い方を教えて欲しい?』

まゆ「はい、穂乃香ちゃんは前にバレエをやっていたようですから、ちょっと教えて欲しくて……」

穂乃香『……まゆちゃん、一つ言っておくと、リボンを競技でよく使うのは『バレエ』じゃあなくて主に『新体操』の方ですよ?』

まゆ「あっ……///」 カァー…///

穂乃香『フフッ、まゆちゃんは意外とうっかりさんですね』クスッ

まゆ「わ、笑わないで下さいよぉ~…///」 プンプン

穂乃香『フフフ、ごめんなさい。 でも、簡単になら教えてあげられない事も無いですよ? 昔ちょこっとだけ、やってましたし』

穂乃香『この間講師の人に教えて戴いた事もリボンに応用出来そうですから。』

まゆ「本当ですかぁ! 是非ともお願いします、穂乃香ちゃん!」

穂乃香『良いですよ。 けど、どうして急に『リボン』の使い方なんて学ぼうとしているんですか?』

まゆ「………まゆには必要なんですよぉ、更なる力が……その為にはリボンについて、もっとよく知らないといけないんです……」

穂乃香『?(アイドルとしてのステップアップの為かな?)』

穂乃香『まあ、わかりました! では明後日のお昼頃はどうですか?』

まゆ「はい、大丈夫ですよぉ。 」

穂乃香『それでは明後日の12時に、うちの事務所近くののレッスン場に来てください』

まゆ「わかりましたぁ。 ありがとうございます、穂乃香ちゃん!では」

ガチャ

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

まゆ「…………(昨日の戦いの後の凛ちゃんの話だと)」

まゆ「(まゆは何者かに『暴走させられた』そうですが………まゆは正気に戻っても『いつ』『誰に』スタンド攻撃されたのか分かりません……)」

まゆ「(ただ、正気に戻る直前に見た、あの『夢』………)」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

???『プロデューサー ハ オマエ ノ モノ ダ』

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド

まゆ「(……あれが恐らく……『黒幕』ッ!!)」


まゆ「(……凛ちゃんに負けて自分の力不足と、このままではPさんを守れない事に気付きましたぁ……)」

まゆ「(まゆにはもっと力が必要です……その為には『技術』を身に付けなくては……!)」

まゆ「(もっとリボンを上手く、効果的に使えるように……『成長』しなければ……!)」

スティール「~~…… と言う訳だが、何か質問はあるかね?」


シーン


スティール「よろしいっ! では説明はこれにて終わりだ。 長々と悪かったね」

P「配った企画書と台本はしっかり確認しておくように。 」

スティール「最後に、私の事務所はアイデンティティーに『開拓の精神』がある。いつでも遊びに来てくれたまえッ!」



「「「「「「はーい!」」」」」」


P「よし、解散!」


ガヤガヤ ワイワイ


P「説明ありがとうございました! お疲れでしょうし、会議室で休憩を入れながら続きを話しましょう。 美味しい和菓子があるんですよ」

スティール「ハハハ、それはイイが食べ過ぎに気をつけないとなぁ! またルーシーに色々言われてしまうのでねぇ……」

ウェカピポ「・・・・・・・・・・」 スッ・・・・


ガチャ

バタン

スタスタ


晶葉「やあ、まゆさん。 今日は事務所に何か用事でも?」

まゆ「こんにちはぁ昌葉ちゃん♪ まゆはPさんに会いに来たんですけど、今日はSBRプロの方がいらして忙しいみたいねぇ……」

晶葉「ああ。 しかし……本当に何故彼のような大物がこんな所まで来ているのか……」フム・・・

まゆ「へぇ、そんな凄い人なんですかぁ?」


晶葉「スティーブン・スティール。『世界人力横断レース』や『全宇宙最強格闘技トーナメント』『ロッキー山脈雪男生け捕り作戦』『実録!幽霊屋敷で新婚カップルの生活報告』『深海20000マイルでのUMA探索』など、様々な企画を立ち上げてきた超有名プロモーターだ。」ペラペラ・・・

晶葉「ポロモーターになる以前にはサーカスの花形スターやヘビー級ボクサー、借金取りもやっていたらしい。今では何故か日本で芸能事務所を開き、自ら社長と総合プロデュースまでしている。」

晶葉「稀代の変人にして成功者、かのスティーブン・スティールが……」


まゆ「へぇ……」←あまり興味ナシ

ちひろ「そういえば今日もリムジンで来ましたし、SPのウェカピポさんもついていますしねぇ」ヨッコイショ


晶葉「ちひろさんは何か知っているのかい?」

ちひろ「さあ…昔、社長とプロデューサーさんのお知り合いだと聞きましたが、他はさっぱりですね」 ガタゴト


ちひろ「よし! それでは私も会議のお手伝いをしますので会議室に入りますね」

ちひろ「まゆちゃん、あの子達が騒ぎ過ぎないように見ておいてくれませんか? 今日は他に大人がいませんし、会議室は防音されていて何かあっても分からないので」

まゆ「わかりましたぁ」

ちひろ「ありがとうございます! ちゃんと後でプロデューサーさんに伝えておきますね~」


ガチャ
バタン


晶葉「私も研究室に戻ろうかな。 助手の用件も終わったことだし」

まゆ「またね昌葉ちゃん。 修学旅行頑張って下さいねぇ」

晶葉「ああ、ありがとう………(しかし)」

晶葉「(あの個性の強い面子に監視役がまゆさん……何も起こらないといいが……)」スタスタ…



←To Be Continued...

今回はここまで。
口調とかは意識して変えているのもありますが、違和感があったら教えてください


スティール氏はロリコンPの鑑だと思う

待ってたぞ

>>134 ありがとうございます!!
>>131でプロモーターがポロモーターになってる…

再開します。







まゆ「さて、皆さんの様子はぁ……」チラッ


―――――――――――――――………………


蘭子「愛されし逃亡者よ!! 汝が我に捧げし蝕愛の魔導書は、魔王が魂を揺さぶったぞ! (乃々ちゃん!あの貸してくれた少女漫画とってもおもしろかったよ!)」

乃々「よ、喜んで貰えて良かったですけど……」


美玲「………」ペラ・・・ ペラ・・・


蘭子「魔道に惑わされし人々は知識の泉を襲い、残るは寂寥たる荒野のみ……(最新刊は人気でどこも売り切れていたんですよ……)」

乃々「最近人気ですからね、『私のカレは木星人』……」


美玲「!」ピクッ

美玲「(『わたジュピ』の最新刊だってッ!?)」ガタッ


蘭子「汝は如何なる“シナリオ”に業の果てを見たか?(乃々ちゃんは何の話が好きですか?)」

乃々「え? えっと……その……」

蘭子「如何せん?(なになに?)」


美玲「……………(き、聞こえない…)」チラッ チラッ


乃々「………と、冬馬君の告白回が………////」ボソボソ…


蘭子「な、汝は羅刹の如き暴君を根源に求めるのかッ!?(乃々ちゃんは冬馬君みたいな俺様タイプが好きなんですかっ!?)」ドキドキッ

乃々「べ、別にタイプとか……そうゆうのとは違うんですけど………///」

蘭子「も、もしや……! 汝が偶像たるは、魔法使いによる束縛を望むから…? キャーーー/// (もしかして、嫌々言いながらもアイドル続けてるのはPさんに振り回して欲しいからじゃ……キャーーー///)」

乃々「ちょ…!? ち、違うんですけど! 違うんですけど!」カァ――ッ////


美玲「うぅぅ……」

美玲「(ウチも話に混ざりたいけど、一匹狼タイプとか言っておきながらあんな乙女なマンガのファンだなんて言えない…)」


蘭子「キャ―――ッ///」ドキドキ

乃々「違うんですけど! 違うんですけどォ!///」ペチペチ


―――――――――――――――………………


紗南「へぇ~ 聖ちゃんのこの十字架型(クロス)の髪飾り素敵だね!」

巴「聖にゃあやはりこういうモンが似合うのう」

聖「ありがとう………クラリスさんがくれたんだ……本当に教会で祝福されたものだって」

輝子「フフ、ホンモノなんだね……」

巴「ご利益が有りそうじゃ」

紗南「可愛くて、RPGのアイテムみたい!」

巴「紗南はいっつもゲームんことばっかじゃのう……」ハァ・・・

紗南「だってなんか付けたら光魔法とか使えそうじゃんっ!!」


小梅「……? あ、あれ…?」

キラ・・・・ キラキラ・・・・・

輝子「ど、どうしたの、うめちゃん……?」

小梅「『あの子』が……『あの子』が、き…強制的に、『成仏』させられている……!?」


紗南「ねえねえ、付けてみたけど似合う? どう?」

巴「あまり紗南の雰囲気にゃあ合わんのう。ウチにもクロスは合わんゆうて思うけん」

聖「………多分、小梅ちゃんなら似合う、かも……」

巴「お! そうじゃな、小梅! ちょいとこれ付けてみぃや!」スッ

小梅「えっ?」

輝子「あっ…… ちょ、待った方が……」


ペカー

「「「「!?」」」」


小梅「………」キラキラキラ・・・

巴「だ、大丈夫か、小梅……?」

小梅「大丈夫だよ、巴ちゃん。なんか晴れやかな気持ち……」キラキラ・・・

紗南「もはや誰これ」

聖「浄化……された…?」

輝子「フヒヒ、十字架ってす、すごいね……」

―――――――――――――――………………

飛鳥「君はこの前深海に潜ったんだって?」

幸子「はい、日本海溝で新種の魚を見つけるっていう企画ですね。サメを見つけた時は心臓が止まるかと思いましたよ……」ゲンナリ

光「幸子は本当に見つけたんだもんなっ!! 凄いガッツだ!!」グッ

幸子「! フ、フフーン♪ まあ、カワイイボクだから出来た仕事でしょうねッ!」フフーン

飛鳥「ふぅん。でも、本物の深海を体験できるだなんて滅多に出来ることではないよ」

飛鳥「ボクもテレビや絵画などで見たり本から想像することは出来るけど、所詮『偽物』だからね…」フッ・・・

光「(あ、これが前にPが言ってた『原作厨』ってやつかな?)」

幸子「なるほど、本物の体験ですか…別に望んだわけではないですが……」

飛鳥「僕はちょっとキミがうらやましいけどね」


光「なら、飛鳥も本物を体験してみたらどうだ? 幸子チャレンジに出てさ」


飛鳥「えっ?」

幸子「あっいいですね! 丁度次の『幸子チャレンジ』の調査員枠が一人空いていますし!」ティン

飛鳥「えっ?」

光「次はどこ行くんだ?」

幸子「次回のチャレンジは『熱帯ジャングルでアナコンダを捕まえよう!』ですね」

飛鳥「あ、アナコンダ……」サァ―…


幸子「いやぁ良かったです、丁度ボクと一緒に出てくれる人を探してたんですよ」

幸子「旅は道連れと言いますし……」ジリ…

飛鳥「い、いやぁ、お誘いは嬉しいけれど、今回は遠慮するよ」ジリ…

幸子「なに言ってるんですか! 折角『本物』のアナコンダに会えるチャンスですよ? 」サッ

飛鳥「それは楽しそうだがそろそろ仕事も増えて来るし、長期ロケは行けないかもしれないからね」ササッ

幸子「あっ!ならスティールさんに聞いて来ますよ! ついでにボクのPさんに飛鳥さんを推薦してきますねッ!」ダッ

飛鳥「!! まあ待ちなって! そんなに早急に決めなくてもいいんじゃあないかな?」ダッ

ガシッ

幸子「いや、何事も早い方が良いじゃあないですか。早くPさんに… 」グッ

飛鳥「まあまあ、まずは落ち着いて、ね?」ググッ

幸子「いやいや、飛鳥さんも一緒に…」グググッ

飛鳥「まあまあまあまあ…」ググググッ…

幸子「いやいやいやいや…」ググググッ…

光「(ロケ楽しそうだなぁ… 熱帯…アマゾン…大切断…)」ワクワク

―――――――――――――――………………


まゆ「皆仲が良いみたいですし、これなら大丈夫そうねぇ……」

まゆ「(そうだ! Pさん達にお茶を汲みにいきましょう!)」

まゆ「(ちひろさんも中で一緒に会議していますし……Pさんに誉められるっ♪)」

まゆ「ふふふっ♪」パタパタ……



……スッ

麗奈「フフフ、今なら大人は居ないし、頃合いね……」

麗奈「修学旅行前の準備運動として、まずはSBRプロの奴らから恐怖のドン底につき落としてやるわっ!!」ジャキ

麗奈「この改良版4連バズーカの出番ね………フフフフフ…!」




美玲「(よ、よしっ! 勇気だしてウチも話に入るゾッ!)」

美玲「あ、あのさ……」


トントン


美玲「ん?」クルッ

麗奈「ハァ~イ♪」ニコッ


カチッ


ドカーンッ!!!!


美玲「ビャッ!?」バタッ



「「「「「!?」」」」」



麗奈「アーッハッハッハァ!!! 修学旅行の前に、このレイナサマが一番だってことをアンタ達の体に叩き込んであげるわッ!!」

ウワー
レイナダー



美玲「」チーン

蘭子「嗚呼!憐れなる姿かな、獣爪の申し子よ! (ああ! 美玲ちゃんがやられちゃった!)」

乃々「(ピキーン)MURYYYYYYYYYYYYYYYYYYYィ!!」ダダダダッ

蘭子「えっ!? ちょ、乃々ちゃん早っ!?(疾きこと風の如し!?)」



巴「何やっとんのじゃあのバカは!? 早く逃げるぞ聖、小梅、輝子!!」ダッ

紗南「ちょっと、あたしはっ!?」ダッ

聖「うん…!(ちょっと楽しい…♪)」←髪留めを返してもらった

小梅「あっ…!」ドテッ

輝子「う、うめちゃん!」アワワワワ


麗奈「そこねッ!!」カチッ

小梅「わっ…!」 ビクッ


ザンッ
 ズァア!


巴『レイナァァァッ!!』ギロッ!

麗奈「ひっ!?」ビクッ クイッ

麗奈「あ」


ヒュ~…

幸子飛鳥「「へ?」」



ドカーンッ!!


幸子飛鳥「「フギャアッ!!」」 バタッ

光「2人がやられたっ! この人でなしッ!!」ザッ!

麗奈「! …来たわね」


スゥゥ…

巴「? ……なんで外したんか?」

小梅「(今…何かが巴ちゃんに取りつい憑いたような……?)」

巴「まあいい、早ぅ行くぞ」

聖「………小梅ちゃん、大丈夫?」

小梅「う、うん……行こう」

麗奈「やっぱり邪魔すんのねっ、光!!」

光「やめるんだ麗奈ッ!! もう皆避難したぞ!!」


まゆ「(Pさんがプレゼントしてくれたお気に入りのカップ……これでPさんとの思い出話ができますねぇ……♪)」 カチャ


麗奈「フンッ! アタシの恐ろしさをSBRのやつらに知らしめる目的は果たしたわッ!! 次はアンタの番よ!」

光「どうせ後で怒られて片付けするんだぞ、コレっ!」

麗奈「わかってるわようるさいわね……アンタも一発食らいなさいッ!!」ジャキ

カチッ

ヒュ~…

光「! 危ないッ!!」サッ 

スカッ

ヒュ~…


まゆ「え」
麗奈「あ」
光「なっ」








    ドカーンッ!!





ガッ
バチャツ

ガッシャァアン









まゆ「…………」ポタ… ポタ…










麗奈「は、はわわわ……」ブルブル

光「(し、しまった……私が避けたせいでまゆさんに当たってしまった……!)」

光「(おぼんがひっくり返ってお茶を頭からひっかぶっているし、いつも大事にしていたカップも割れてる……。)」

光「(怒らない訳がないッ……!!)」



まゆ「………光ちゃん?」


光「は、はいッ!!」ビクッ

まゆ「悪を懲らしめるのは正義の味方の仕事だけど、『今回』だけはまゆに譲ってくれないかしらぁ……?」ニコッ


麗奈「はわわわわわわ……」ブルブル


光「(どうする!? まゆさんに任せたら恐らく麗奈は只では済まないッ! 故意ではない事故だってことを訴えるか…?)」











まゆ「 ひ か る ち ゃ ん ? 」











光「ひっ」ゾクッ

光「…はい、どうぞ………」

まゆ「ウフフ、ありがとう♪」ニッコリ


光「(ゴメン麗奈……私には勇気が足りなかった……!)」グッ

まゆ「ウフフフフフ…」グルン

麗奈「ひっ!?」ビクン

まゆ「そこから動いちゃダメよぉ?」ヒタ… ヒタ…


麗奈「う、うわあぁぁぁぁぁ!!」 ジャキッ


光「!? (バカレイナ! それは今一番やっちゃいけない行動だぞっ!)」

美玲「」ズリズリ ←引き摺られてる


麗奈「(今まゆのやつに捕まったらマズイッ!!)」

麗奈「(それなら大人組みに説教された方がマシよッ! 何としてでも生き延びるわッ!!)」

麗奈「くらえぇぇぇぇぇぇぇ!!」カチャ

ドシュ―…


ドカーンッ!!


麗奈「やったわッ!」


グワングワン… ガシィィ
フワァァァァア


レイナンジョウ「「 ! ? 」」


麗奈「ふぇっ!? なんで!? 」

光「(今何が起こった? 爆風がまゆさんを避けた!?)」


まゆ「『エヴリデイドリーム』………まゆにはそんな攻撃、効きませんよぉ?」




まゆ「それに……今ので事故じゃあないって自ら『証明』しましたねぇ」

麗奈「ひいぃぃぃ!!」ブルブル

カチッ カチカチカチッ

麗奈「うっそぉ……弾切れェ!?」サァ―…


光「(もうダメ見てられないッ!!)」

美玲「」ズリズリ ←引き摺られてる
飛鳥「」ズリズリ ←引き摺られてる
幸子「」ズリズリ ゴチン ←引き摺られてる

ガチャ


麗奈「あ…ま、待ってひか……」


ガシッ


まゆ「どこに行くのかしらァ?」

麗奈「ひあっ!? は、離しなさいよォ!!」ガクガク


光「(ごめん、麗奈……)」ポロポロ…

バタン

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ



まゆ「捕まえましたよぉ、レ・イ・ナ・ちゃぁぁ~~ん……」

麗奈「う、動けない……!」


まゆ「昔っから悪い子へのお仕置きは……『お尻ペンペンの刑』……よねぇ?」ハァ~…

麗奈「ま、まさか…!?」


パシン!


麗奈「~~~~~ッッ!?」ジ~ン



まゆ「いい…? これはまゆへプレゼントしたカップが壊されて、(きっと)悲しんでるPさんのぶんよ……」

まゆ「お尻が痛いかもしれないけれど、それはPさんに叱って頂いたと思いなさぁい………」


バッ

まゆ「そしてこれもPさんのぶんよッ!」


バシッ!


麗奈「うぐッ~~!?」ゴロンゴロン ドタッ

麗奈「(に、逃げなきゃ…!)」ダッ



シュルルルル キュッ



麗奈「うぇッ!?」ドテッ



まゆ「『エヴリデイドリーム』…………逃げようたって『無駄』よぉ……足はもう『結んである』もの……」 ヒタヒタ…







まゆ「そして次のもPさんのぶんよ。」

「その次の次も。」

「その次の次の次も。」

「その次の次の次の次の……」



ワナワナ……



まゆ「次の! 次も!」




ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド




麗奈「う、うわあぁぁぁぁぁッ!?」





まゆ「Pさんのぶんよおお――――――――ッ これも!これも!これも!これも!これも!これも!これも!これも!これも!これも!」


スパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパ


麗奈「ヒギィィィィィィィィィイ!! ご、ゴメン、ごめんなさいごめんなさいすみませんでした調子に乗りましたごめんなさいだからやめてぇ!」



パパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパ

バッヂィィイィィン





まゆ「…………」




まゆ「フ―――――――― スッとしたわぁ」スッキリ




まゆ「いたずらするのも良いけど、程々にして下さいねぇ……今度からは気を付けるんですよぉ?」ニコッ

麗奈「は…ハイ……」グスッ


まゆ「さて、割れたカップは拾いましたし、まゆは着替えて来ますねぇ」スタスタ

ガシャ バタン








ガチャ
ソロォ~…


光「……終わったかな……麗奈?」キョロキョロ



麗奈「ひ……光……」プルプル…

光「麗奈……!」



麗奈「なんか……急に涙が出て来て……」 ツ――…


「おもいっきりさ… アンタのところで泣きたいんだけれど……」


「そんな時間… 泣いてる余裕なんてないかもしれない……」

バタッ



光「レイナァァ―――――ッ!!」ダキッ






ガチャ

ちひろ「さっきからドタバタうるさいですよ…ッて何これ!?」


←To Be Continued...

今回は以上です。ジョジョ成分が少なくてごめんなさい
キャラ同士の会話は難しいですね、不自然なところがあるかもしれません。指摘して頂けると助かります。


今回の戦闘シーンはこのSSを考えたときに一番最初に思いついた場面です。
僕の一番好きなジョジョ戦闘シーンがスポーツマックス戦だからですが……


レイナサマは犠牲になったのだ……
レイナサマPの方、ごめんなさい。
決してメダルガチャで[ロワイヤルスタイル]が4枚も出たのにはすみんが取れなかった恨みとかじゃあないです。

あと個人的にはナンジョルノのSRがまた出てほしいです。


雑談が多くなってすみません
次回の再開は未定ですが書きだめは少しありますのでなるべく早くしたいと思います。


映画見てからグリマスやると、志保と可奈の成長が今回のイベントで見られて嬉しくなりました。
気になった方はぜひミリオンライブもやってみてください。映画では出せなかった個性的な魅力がそこにありますので。
俺はジュリアPです

やっぱ一人ラウンジ重課金兵には勝てないって、はっきりわかんだね
再開します。


第5章 恐怖の偶像





凛「そう、わかった。ありがと光。菜々さんもありがとうございます」

菜々「いえいえ、何も知らなくてごめんなさいっ あと『菜々』でいいんですよ凛ちゃん!」

光「アタシたちも皆に聞いておこうか?」

凛「いや、気持ちはありがたいけどそこまで大事にしたくないし、私から皆に聞きたいから大丈夫だよ」

光「そうか、でも助けが欲しい時は遠慮なく頼んでくれ凛さん!」

菜々「そうですよ! 困った時はナナにお任せですっ♪」

凛「ありがと、2人とも」



スタスタ…

凛「…………」

凛「(またハズレ……か…)」

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

まゆが仲間になってから5日経った………

あれからスタンドがらみの事件は何も起こってない。
私が気付いていないだけかもしれないけれど……

黒幕は今何をしているのだろう。
力を貯めているのか、裏で何か画策しているのか、またはもう目的を諦めたのか…

ただ、いずれにしても放っては置けない


とりあえず、一番の原因である『石』の行方を優先して探す事にした。

今は『石』の影響を受けて体調を崩した、
恐らく『スタンド使い』である可能性が高い人から『石』について尋ね始めている

これは黒幕側の人間をあぶり出す布石でもある。
『石』に関する私達の行動に反応して、いずれ向こうから接触して来るハズ。
そこを叩く!


――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――



凛「(これで8人目成果無し、か……)」

凛「(みくとまゆには『NSN』を使うから一人でやるとは言ったけど……)」

凛「(これは結構時間が掛かるかもね……今日は事務所にいる人も多いし)」

凛「(『感情』も強くないと嗅ぎ分けられないし、元の人数が多いから時間がかかりそうだな…)」



―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

そう、私のスタンド『ネバーセイ・ネバー』は、先のまゆとの戦いで成長して、
『魂の匂いから感情を読み取れる』様になった。
(まだ感度はあまり高くないケド……)

これを利用して、質問時に強い『敵意の匂い』を出す人がいれば当たりを付けられると思ったんだけど……

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――


凛「(そう上手くはいかないか……)」


アハハ
ナニソレー


凛「(まあ、それでも続けるしかないけどね)」フゥ・・・


スタスタ

凛「ちょっといい?仁奈ちゃん、美優さん」

美優「どうしたの、凛ちゃん…?」

仁奈「なんでも仁奈に聞くでごぜーますよ!」


――――――――…………


ガチャ

幸子「それでボクは奈緒さんにこう言ったんですよ、『ボクのカワイさの前にはまるで無意味ですねっ!!』、と!!」ドヤァ

輝子「さ、さっちゃんは、奈緒さんとなかよしだね……フフ」

小梅「うん…… あ、あれ?」


<コレクライノ「イシ」ヲミタコトナイ?
<イシ、デゴゼーマスカ?



幸子「ん? どうしたんですかうめちゃん?」

小梅「り、凛さんが……皆に何か、聞き回ってるみたい……」

輝子「フヒヒ……し、親友が持ってきた、変な『石』の行方を、探っている、み…みたいだけど………」

小梅「い、『石』……?」トクン

幸子「ボクも聞かれましたね! あの様子だとまだ見つけてないみたいですけど」

小梅「あの『石』を……凛さんが……探って………」ブツブツ…



┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨


ティン

凛「!」

凛「(こ、これは…!)」バッ




輝子「? うめちゃん……ど、どうしたの?」

ハッ

小梅「う、ううん………何でも…ない、よ……」

幸子「そういえばボクの話の途中でしたね! そしたら奈緒さん、何てボクに言ったと思いますかっ!?」

ペチャクチャ…




凛「………」

仁奈「どーしたんでごぜーますか、凛お姉さん?」

凛「ン、何でもないよ、仁奈ちゃん」

ちひろ「凛ちゃーん! そろそろ収録の時間ですよー! 車で向かってくださーい」

凛「…! (そんな…) ……分かりました」


ガチャ


仁奈「凛お姉さん! 行ってらっしゃいませ♪」

美優「気を付けてね……」

凛「はい、行ってきます」


バタン



小梅「……………」



――――――――…………

凛「(さっき感じたのは、一瞬だけだったけど、確実に私に向けた『敵意の匂い』だった……)」

凛「(つまり、今事務所にいる子の中に、黒幕側のスタンド使いがいる……!)」

凛「(早く収録を終わらせて戻ってこよう………)」

―――――――――――――――――――――テレビ局


オツカレサマデシタ―


千早「お疲れ様です、渋谷さん。 市原さんによろしくね」コツコツ…

凛「はい、お疲れ様でした、如月さん(なんで仁奈ちゃん?)」


凛「……ふぅ」

凛「(収録も終わったし、早く事務所に帰ろうかな。 急げばまだ事務所内にいるハズだし…)」


スタスタ…


スッ

凛「!」

O「おつかれェ~――ン、凛ちゃァ~ん!」

凛「お、お疲れ様でした、Oさん……」


凛「(こ、コイツは確か、収録が一緒だった若手ロックバンドのO……!)」


O「キョーの収録マジ良かったヨォ~! 凛ちゃん目立ってたしィ~!」

凛「あ、ありがとうございます……」

O「そんでェ今からヒマ? オレと飯行かね?」



凛「(そういえば女癖が酷いって噂だった…… 収録中はあまり絡んで来なかったのに)」



凛「お誘いは嬉しいですけど、これから別の収録がありまして……」

O「そんなんサボっちゃおーよォ、いい店知ってるんだオレェ」

凛「いや、仕事に穴は開けられませんし……」


O「ダイジョーブだって! エンペラーレコードって知ってるっしょ? あれ、オヤジの会社」

凛「!」

O「だからウチがチョッと口を挟めば誰も文句なんか言えないのヨ~! ウヒヒヒヒヒヒ!!」

O「凛ちゃんとこの事務所に圧力掛けてサボりを黙認してもらおうゼェ~――?」



凛「(このゲス…ッ! 好き放題出来るのは親の七光りのお陰か…)」

凛「(エンペラーレコードは芸能界でかなり大きな力を持ってるし、こんなことで目を付けられると事務所に迷惑が掛かる…ッ)」

凛「(でもこんなふざけた野郎がTVに出るだなんて、スタンドでぶん殴ってやりたい……)」



O「なあオイ、オレが行こうって言ってんのヨ、わかってんの?」イライラ

凛「……えっと……」


プッツン


O「直ぐに返事しろよ渋谷! オレが声掛けてやってるんだぞォ!」ブンッ

凛「え、キャッ!」




スッ


ガシッ



┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨





「………それ以上…は………」



O「な、なんだテメェ!?」グググ…


凛「………えぇっ!?」





P「凛には近づかないでいただきたい………」 ドジャアァ~ン




凛「プロデューサー!?」


O「っ! テメッ放せよッ!!」バッ

P「失礼、君が凛に手を挙げている様に見えたのでな」

凛「ううっ……」ヒシッ


O「この野郎ゥ~~、オレは今凛ちゃんと話してたンだよ! そこをどけッ!!」

P「それは出来ない。 凛は今大事な時期なんだ、スキャンダルに繋がる様な事は控えて欲しい………」

O「スキャンダルゥ~ッ? そんなもんどうにでもできンだよォ! オメェ~オレが誰だか分かってンのかァ!?」ダン!


凛「ぷ、プロデューサー……」オロオロ

P「………君こそ、私達SPWプロダクションの事を知っているのか?」

O「あン? 只のちっちぇえ芸能事務所だろうが!?」



P「………本当に、『わからない』のか? あの『SPW財団』を?」

O「あァ!?(SPW………ハッ!?)」



O「(SPW財団って言えばアメリカだけじゃあなく、世界中に影響力を持っている企業じゃねェ~かッ!?)」タラァ~ッ


P「………」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ


O「(コイツのこの凄味…ッ、まさか名前の通りSPWプロはSPW財団の直営なのか……!?)」



P「SPWプロとしても、SPW財団としても、エンペラーレコードとは末永く良好な関係を続けたいと思っている………」

P「今後とも宜しく頼むよ……それでは失礼する」

スタスタスタ…


凛「お、お疲れ様でしたっ」ペコッ

O「お、おい!」

タッタッタッ…

――――――――――――――――――――…………

タッタッタッ

凛「ちょ、待ってよプロデューサー!」ガシッ

P「凛………」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ



P「よかったァ~――、間に合ってェ!」ハァァァァ・・・

凛「(よかった、いつものプロデューサーだ…)」ホッ



凛「あの、どうしてプロデューサーがここにいんの?」

P「ああ、次の仕事まで時間が空いていたからチョッと様子を見に来たんだよ、そしたらあの現場を見てな」

P「あのOの噂は聞いていたんだ、新人アイドルが何人か餌食になったとか。」

P「SBRプロの子も声掛けられたそうだし…… 良いタイミングに間に合って、ホント良かった……!」

凛「そうだったんだ……(アリガト、プロデューサー…)」



凛「所で、さっき言ってたうちの事務所の話は…」

P「え、あれ? ウチはSPW財団とは関係ないよ」

凛「ええぇッ!?」


P「うちの事務所の名前は確かにSPW財団から頂いているけど、経営は全く関係無いし」

P「そもそもあそこは人々の生活と福利厚生の為に動く財団であって、医学,薬学,考古学等も専門にしているけど」

P「流石に芸能界には直接的な影響力なんて持ってない(ハズだ)ぞ? 東京の目黒にも支部があるそうだがな」

凛「じ、じゃあ、さっきのは『ブラフ』、だった……の…?」

P「まあ嘘は言ってないしなァ~、向こうは勝手に勘違いしているかもしれんが」


凛「だ、大丈夫なの? もしバレたりしたら…」

P「お前が心配する事じゃあないよ、後は俺に任せておけ」

ポンポン

凛「………もう////」



P「もう今日の仕事は終わりだろ? まだ時間はあるし、家まで送っていくよ」

凛「……あっ、送ってくれるなら事務所にしてくれない?ちょっと用事があるんだ」

P「わかった、いいぞ。 それじゃあ早く帰ろうか」

スタスタ…



凛「(さっきのプロデューサー、まるで別人の様だった……久しぶりに見たな……)」

凛「(あの雰囲気は、顔合わせの時以来だな……)」

回想 ――――――――――――――――――――――――――――――――― NG初顔合わせの日


卯月『私は皆さんを笑顔に出来る、暖かいトップアイドルに成りたいですっ! そしてファンの皆さんと一緒にステージを盛り上げたいです!!』

未央『私は元気いっぱいでキラキラ輝くトップアイドルかなァ~! 沈んだ気持ちの人にも元気を与えられるようなッ!』

凛『私は、2人みたいなイメージは湧かないけど………誰も見たことの無いステージへ、ファンの人も皆連れていきたいな………遥かな高みへ……ね』


P『それがお前たちの『夢』、か……』

P『素晴らしい! 3人とも夢という『ビジョン』がハッキリと見えている。トップアイドルへの道が、な』

P『これから過酷な道が続くだろう……でも、今の『夢』を忘れないでいてくれ!』

NG『『『ハイッ!』』』


未央『あ、ハイハーイ、しつもーん!』ブンブン

P『なんだ、未央?』

未央『プロデューサーの『夢』も教えて下さーいっ! 私達だけ言って自分は言わないなんてズルいよォ~!』

卯月『そうですねっ! プロデューサーさんの夢も知りたいですっ!』

P『えっ? お、俺の夢か?』

凛『いいじゃん、教えてよ。 私も知りたいし』

P『う~んそうか、なら教えるけど、あまり他の人には誰にも言わないでくれよ?』

未央『分かってるって!』

P『………』


ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ


未央『(あれ?)』

卯月『(なんか…プロデューサーさんの……)』

凛『(雰囲気が変わった……?)』


P『………私の『夢』は、このプロダクションを『天国』にする事だ』


凛『天…国……?』

P『勿論、文字通り死者の魂が召される天の国という意味ではなく、そこにいる人々が心から安らぎを得られる場所のことだ』

P『所属するアイドルだけでなく、回りのスタッフも充実した満足な仕事が出来て、ファンはアイドルのパフォーマンスで感動を得る……』

P『そこには確かな『幸福』があるッ!! 心を満たす『幸せ』があるッ!! 私は、それを皆で分かち合える『天国』を創りたいんだ……』


未央『ヘェ~、それがプロデューサーの『夢』なんだ……』

卯月『素敵ですね、天国ですか…』

凛『皆が幸せ、か……叶えるのは大変だね』

P『そうだな、私一人では叶えられないだろう………』


P『だが、君らと一緒なら、共にトップアイドルを目指すなら、より多くの人々に慶びと感動を与えられるだろう……』

未央『もっちろん! 私達も手を貸すよっ!』

卯月『プロデューサーさんの『夢』も一緒に叶えましょう♪ 島村卯月、がんばりますっ!』

凛『手は抜かないよ。プロデューサーこそ、ちゃんと付いてきてよね』

P『ああ、約束しよう。必ず君たちを『トップアイドル』にしてみせよう』

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

ブロロロロロロロ…


凛「…………」

P「そろそろ事務所前に着くぞ、凛?」

凛「えっ? ああ、もう着くんだ……」

P「俺はこのまま次の仕事に行くから、前で下ろすぞ?」

凛「ン、分かった。」


キィーッ

ガチャ バタン

P「ンじゃまたな~凛~」

凛「うん、お疲れ(………ねえ、プロデューサー?)」

凛「(きっと、『天国』はきっと創れるよ………だって、)」

凛「(私は、私たちは毎日がこんなにも充実して『幸せ』なんだから……)」

―――――――――――――――――――――――事務所


ガチャ


凛「ただいま……」


ちひろ「あら、お帰りなさい凛ちゃん、早かったですね」

凛「プロデューサーが送ってくれたんだ。ちひろさん、今事務所には誰がいるかな?」

ちひろ「え~っと、確か奥の部屋には幸子ちゃん達がいて、三階には菜々さんや留美さん達がいたと思いますが、後はわからないですね~」

ちひろ「あっあと、智絵理ちゃんが物置部屋で探し物をしていたと思いますよ」

凛「ありがとうございます(幸子と菜々さんにはもう聞いたし、智絵理に聞いてみるか……)」



スタスタ…


小梅「!……来た」ティン


幸子「そして僕はカワイく飛鳥さんに勝ったんですよっ! 流石僕ですね!!」フフーン

輝子「あ、あれ? さ、さっちゃんはあの時……アスカと一緒に……れ、レイナのバズーカを、食らったんじゃ……?」


小梅「…………」ズオォォォ…


ズズズ………

―――――――――――――――――――――物置部屋

ガチャ

凛「智絵理、いる?」

智絵理「あ……凛ちゃん、お、お帰りなさい……」

凛「ただいま。ちょっと聞きたいことがあるんだけど、今いい?」


智絵理「いいよ……丁度見つけたところだっただから……」

凛「1週間くらい前に事務所に置いてあった、プロデューサーの『石』の行方を探しているんだけど、どこにあるか知ってる?」

智絵理「えぇと、『石』って……Pさんの机に置いてあった……あの不気味な石のこと? ……ゴメンね、良く知らないです……」

凛「そう……ありがとう」

凛「(『敵意の匂い』はしない……智絵理じゃあ無い、か…)」

智絵理「……あの石に触ったら、なんか手が切れちゃって……それから、怖くなって触らないようにしたんです……」

凛「(やっぱり……そして熱が出て病院に行ったのか……)」



ズズズ……

凛「!」ティン


フッ


智絵理「きゃ! て、停電…?」

凛「(おかしい、この部屋に『匂い』が増えている……)」

凛「(これ、『スタンド攻撃』かな……? 智絵理もいるし、警戒しないと)」ザンッ


ズズズ………



ジジジ… チカッ


凛「あ、点いた」


智絵理「……えっ!? 」




ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

NSN『?』 ギラッ




智絵理「ひッ」ビクン








キャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァッ!!











凛「ちょ、どうしたの智絵理!?」…キーン


智絵理「ヒッ…り、凛ちゃん……う、後ろッ、後ろに………へ、ヘンな人がっ!?」ブルブル


凛「(もしかして智絵理、スタンドが見えるの!? まさか自覚のない『スタンド使い』!?)」

智絵理「ヒアッ……こ、来ないで……」ビクビク

凛「(! また叫ばれるとヤバい…!)」


NSN『当て身』 ドスッ


智絵理「あう…」フラッ…

凛「おっと…」ガシッ


凛「(思わず気絶させちゃった……後で誤解を解かないと……)」




ギィィィィ…


未央「し、しぶりん……!」ワナワナ…

凛「えっ、み、未央ッ!?(何でここに!? さっきの叫び声のせいか!?)」


未央「……ち、智絵理ちゃんに、な、何押してるのォ―――――ッ!?」ダンッ


凛「ち、違うッ!違うよ未央ッ!!(わ、私が智絵理を襲ったって勘違いしてる!?)」


未央「じゃあ何でその『力』で智絵理ちゃんを掴んでるのッ!?なんで殴ったの!?」

凛「ッ!?(見られてた!? それより未央もスタンドが『見えている』ッ!?)」


未央「もういいッ!! 力ずくにでも正気にしてあげるッ!! 私がッ!!」ダッ

未央「『ミツボシ』ィィィッ!!!」ザンッ



ミツボシ『うおおおおおぉぉぉぉぉッ!!』ゴォォォォ




凛「す、スタンド…ッ!! やるしかないの!? 『ネバーセイネバー』ッ!!」ズァッ


NSN『はあああぁぁぁぁぁぁぁッ!!!』ゴォォォ


シュゥゥゥゥゥ……


バキッ!!



←To Be Continued...

今回は以上です。感想を書いていただけたら幸いです。
次回の更新は未定です。


一昨日の吹雪はマジにスタンド攻撃かと思いました。
傘を『開いた』ため攻撃されているのかと……

ちょっとだけ再開


――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨


バキッ

バァンッ!!


凛「なにッ! こ、このパワーはッ!? 『ネバーセイネバー』の腕のガードをはじき飛ばすとはッ!」

未央「ボディからアゴにかけてガラあきになった様だねェ――――ッ!」


ミツボシ『ドラァッ!!』ブンッ

凛「!」


ググッ

スカッ



未央「えっ嘘ッ!?」


凛「(私の服に『マーク』を付けて、全力で後方の智絵理を追跡させたッ! 服が私ごと後ろに引っ張られる緊急回避ッ!)」



NSN『オラァ!』ブンッ

ミツボシ『くっ!』ガッ


タッ タッ ズサァ


未央「まだだよッ!! (星のブースター!)」ダンッ


パァン

グィイ~ン

凛「加速したッ!?」



未央「突っ切ってブチのめす!『ミツボシ』ィィィッ!!」

凛「本気でやらなきゃやられるッ 『ネバーセイネバー』ッ!!」



ミツボシ『ドララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララアァッ!』ズドドドドド


NSN『オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラァッ!』ズドドドドド


ズガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガ…………





ドバァ―――z_______ン





ズサァァァァ…



凛「ぐっ…(パワーで少し押し負けた…)」

未央「うう…(スピードは向こうの方がちょっと早い…)」



凛未央「「(でも!負けるわけにはいかないッ!!)」」



凛「(未央のスタンドに『マーク』したッ! 智絵理を『強制追跡』させて体勢を崩した所を叩くッ!!)」

未央「(凛のアレに『星』を付けたよッ! 発破して隙を見せた所を狙うッ!!)」


ダッ


凛未央「「うおぉぉぉッ!!」」ブンッ


















「はぁい、そこまでですよぉ……」













未央凛「「!!」」


シュッ

ズァッ ガシッ ガシッ


未央「なっ!?」

凛「ええっ!?」



シュルルルルルル… ガチッ




未央「り、リボン!? 体が…ッ」ギチギチ







「これでもう動けませんねェ…ウフフ」ヒタヒタヒタ・・・・・







未央「な、なんなんだぁあああーーーーッ!!」


凛「あ、アンタはッ………!?」






凛「佐久間まゆ!!」




まゆ「Yes , I am !」チッチッチッ



バァ―――z_______ン



凛「(ちょっと待って、今まゆは何をした…? 私達2人の本気の攻撃を受け止めたの!?)」

凛「(まゆのスタンドは『リボン』だったハズ…… でも今の攻撃を防いだ影は…)」




まゆ「誰かの叫び声が聞こえたから、急いで駆け付けたのだけど………間に合ってよかったわぁ」



凛「(まさか……こんな短期間で『成長』してるとはッ……! ホント、敵だと恐ろしいけど、味方だとこんなにも頼もしいんだね…!)」グッ


未央「くっ!(気が逸れているうちに『星』でリボンを破るッ!)」


パァン ス―――…


未央「しょ、衝撃波がッ!?『星』が効かないのォッ!?」


まゆ「誰かわからずに捕縛しちゃったけど……… まさか未央ちゃんも敵だったなんて……!」


凛「待ってまゆ! 未央は恐らく敵じゃあないッ!? 勘違いしてるだけなのッ!!」


未央「クッ私が……私が事務所を守らなきゃッ……て、へ?」


未央まゆ「「勘違い?」」





???『チュミーン…』ズズズ……


―――――――キング・クリムゾンッ!! 『結果』だけだ! この世には≪誤解を解いた≫という『結果』だけが残るッ!!




未央「ゴメンなさいッしぶりん! ……話も聞かず襲っちゃってェ………」シュン・・・


凛「ううん、こっちも迎撃したからそれはお互い様だよ。 それにしても、未央だけじゃあなく茜ちゃんも『スタンド使い』になっていたなんて…」


まゆ「思ってた以上にスタンド使いが増えているようですねぇ、智絵理ちゃんみたいにまだ自覚のないスタンド使いもいる様ですし……」




未央「『スタンド』、か…… 確かにこの力は悪用されたら大変だねっ、私も『石』を探すの協力するよ!」スッ


凛「助かるよ未央、すごい心強いよ……!」スッ


ガシッ




まゆ「そろそろ、智絵理ちゃんを運びましょう。 ずっとここで寝かしていたらかわいそうですよぉ」


凛「そうだね……(智絵理……アレ、何か忘れてるような……)」




ギィィー・・・

バタンッ


未央「あれっドアが勝手に!」ダッ


凛「ハッ!? 忘れてた!」バッ


フッ


未央「部屋の電気が消えた!?」

まゆ「凛ちゃん、これは……!?」



ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ



凛「そうだ、なんで忘れてたの私ッ!」ダンッ

凛「今この部屋には、人の匂いが『5人分』存在するッ…!!」ギリッ…


まゆ「!」ティン


未央「く、ドアが開かないッ!? 閉じ込められたァ―――ッ!?」 ガチャガチャ! ドンドンッ


智絵理「」




カタカタ・・・
ギギギ・・・・・
キーン・・・・




凛「これは罠だったんだッ! わざと騒ぎを起こさせて私たちを一ヶ所に集めるための……ッ!!」クッ


未央「な……!?」タラァ~…

まゆ「なんですって……ッ!?」タラァ~…



ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ




凛「智絵理と会った時から、すでに『スタンド攻撃は始まっていた』…!」タラァ~…




???『チュミミ―――ン…………!』ズズズ……

――――――――――――――――――――――――――――――――――――


小梅「…………ちょっと、予想外、な……展開もあったけど…………う、うまく集まったようだね……」ボソボソ…



小梅「………ず、随分と、のんびりしてたから……もう……部屋の支配は、完璧だよ……」ボソボソ…

小梅「もう……に、二度と、あの『石』を……嗅ぎ回らないように………」ボソボソ…



小梅「と、トラウマに…残るくらいの……『恐怖』、を……魂に…刻み付けて…あげる………♪」ボソボソ…







幸子「そ、そんな……、バズーカでアフロ!? ぼ、ボクがそんな無様な姿を晒す訳無いじゃないですか!」

幸子「いや、アレ? ……あの時の記憶が……確か次の日頭にコブができてましたっけ……うう……」ブツブツ・・・

輝子「よ、よしよし…」ナデナデ



←To Be Continued...

今回は以上です。

今日も窓を『開けた』ら、吹雪が吹きこんできました。
いつになったら『ボーン・ディス・ウェイ』のスタンド攻撃は解除されるんでしょうか?

再開


まゆ「凛ちゃんッ! 位置は!? 敵スタンドの位置はどこォッ!?」キョロキョロ

凛「分からない…ッ 部屋中に薄く『匂い』が広がってるッ!!」


未央「くっ!! 電気が点かないしドアのカギも開かないッ!!」ポチポチ ガチャガチャ


凛「未央落ち着いてッ! 敵本体の匂いも無いし、多分『遠距離操作型』だよ! 」

凛「パワーでは私達に敵わないから、間接的に何か仕掛けて来るハズだよッ! 回りを『観察』してッ!!」

未央「わ、わかったよしぶりんッ!! (そうだ、落ちつけ私ッ!)」


まゆ「でも真っ暗だと観察どころか何も見えないわぁ(………そうよぉ)」

まゆ「(まゆのスタンドを広げて部屋中を調べれば……)」シュルル…


シュルルルルルル…


まゆ「(この辺は晶葉ちゃんが作った機械や大道具みたいですねぇ……)」サワサワ





???『キャヒッ…』ヌルン


まゆ「!?」ゾクッ

まゆ「何ッ!?」シュッ

ドカッ!


パラパラ…

まゆ「(なぁんだ、杏ちゃんの人形でしたか……)」ドキドキ


未央「なっ何!?」ビクン

凛「待ってまゆ! 何してるの!?」ビクッ

まゆ「スタンドでこの部屋を調べてます!」

凛「相手の能力が分からないうちはヘタなことはしない方がいいよッ!!」

まゆ「大丈夫よ凛ちゃん、この部屋くらいの広さなら隅々まで届くわぁ…(……おかしい、)」ブルブル

まゆ「(さっきから、体の震えが止まらない……ッ)」ガタガタ


ガタッ

3人「「「!?」」」ドキッ

未央「うう…」ガタガタ

凛「くっ、体が…これは……」ドキドキ


まゆ「ハァ……ゼー……ッ」ブルブル


まゆ「(なんで、こんなにも、動悸が………)」ハァ… ハァ…

まゆ「(まさか、まさかこのまゆが、『恐怖』しているというの!?)」ゼー… ハァ…


まゆ「くっ…」シュルルルルルル…

まゆ「(部屋中を探っているのに…、何も無いッ!)」ドクン… ドクン…


コツ

まゆ「ヒッ!?」バッ

凛?『………』

まゆ「なぁんだ、凛ちゃんでしたか… 部屋は探ってみたけど何も有りませんでしたよぉ……」ドキドキ

凛?『…………』

まゆ「あれ? 凛、ちゃん……?」アセッ



凛「まゆ! 何か有ったの!?」

まゆ「えっ…?(何で…)」


まゆ「(何で向こうから凛ちゃんの声がするの……? 『目の前に居るのに?』)」ガタガタ


凛?『…………』ギ…


凛「まゆ!? どうかしたの!?」


まゆ「あ……あぁ…(そういえば)」

まゆ「(何でまゆは凛ちゃんを見えてるの? 『真っ暗』で『何も見えない』のに……ッ)」ガタガタ


凛?『………―――……』ギギ……


未央「え、まゆちゃん、どうかしたの!?」

凛「まゆ!? 聞こえるッ!? (スタンド攻撃がまゆに…!)」ダッ

まゆ「ハァ……ゼー……ハァ………(ス、スタンド攻撃だと…分かってるのにッ……)」ガタガタ


凛?『……………―――――、――――………』ギギ、ギギギ…

まゆ「(……か…体が……金縛りに………こ、鼓動の音で…何も聞こえ無い………ッ)」バクバク ドクンドクン


凛?『……―――――、ア゙―……――………―――…』ギ……ギギギ…

まゆ「(こ、恐い……Pさぁんッ……)」ガクガク ブルブル


グルンッ




凛?(血塗れ)『マ゙ァ゙ァ゙ァ゙ァ゙ァ゙ユ゙ゥ゙ゥ゙ゥ゙ゥ゙ゥ゙……ッ!』



まゆ「ひいぃぃ゙ぃ゙ぃ゙◆〓△■*×○☆――……」ブクブクブク…


バタン


未央「まゆちゃん!?」

凛「まゆッ!!」ダキッ


まゆ「」チーン


凛「泡吹いて気絶してる…!」

未央「そ、そんな……ッ!」サーッ


ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ




凛「何かがまゆに近寄る気配はなかったッ…まゆはどうしてやられたの!?」


未央「ここは一旦逃げようしぶりん!! このままじゃあまずいよ!!」

凛「待って未央ッ! 相手は私達がそう考えることは分かってるハズだよ!」

未央「分かってるよそんなことはッ! でも逃げなきゃやられるよッ」ガチャガチャ



バチィ!

未央「ひぎゃッ」ゴロンゴロン


凛「ど、どうしたの!?」

未央「ど、ドアノブから静電気が…」 ドキドキ…

凛「やはりこの『密室』から出さないように仕掛けられてるね…」


未央「………………」 ガタガタ

未央「(し、心拍数が下がらない……何故か分からないけど、『ドアが恐くて堪らない』…ッ)」ガクガク


未央「そ、そうだ、ケータイで助けを呼ぼうよッ! 茜ちゃんかみくにゃんに……」スッ…

凛「(未央のケータイの光で部屋が少し明るくなった…)」

未央「…………だめだ圏外、アンテナが1本も立たないッ…」ギリッ




ズズズ………

モワァァ~


凛「!」

未央「な、何この靄(もや)!? ケータイにまとわりついて画面が見えないッ…」


凛「(よく見ると部屋中に靄が広がっている…そして未央の周りだけ靄が濃いッ)」


フッ

凛「(ケータイの電気が切れた、いや、消された?)」

未央「ひっ!?」

未央「う、うわあああああぁぁぁぁぁぁ!?」ガタッ

凛「未央ッ!?」ダッ


未央「……け、ケータイに……反射した、わた、私の顔が………血だらけに……」ガクガク…

凛「しっかりして! 幻覚だよ!!」ダキッ


未央「(や、ヤバい…恐怖で心臓の音しか聞こえ無い……)」バクバク

未央「(ああ、視界も紅く成ってきた……)」ザ… ザザ…



凛「くっ、………悪く思わないでよッ!」








パッシィイァア




未央「痛っ ハッ!」


凛「未央ッ! 大丈夫!?」

未央「う、うん。 ありがとしぶりん」ジンジン…




ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ




凛「どうやら、この部屋に満ちてる靄が敵スタンドの正体みたいだね……」

未央「しぶりん…このスタンド、相手の恐怖心を操るみたいだよ、攻撃されてわかった…」ゼー… ハー…

未央「ちょっとでも恐ろしく感じたものには『近づきたくない』、ドアやケータイに触りたくないもの…」バクバク…

凛「でも、動かなければあまり攻撃出来ないみたいだね。『恐怖』に繋がる動きがなければ、音を立てるぐらいしかしてこないし、部屋を探ろうとしたり部屋から出ようとした時に攻撃しているから」


未央「でも靄が相手ならこっちも攻撃出来ないよッ!やっぱり逃げた方がいいッ!! なんなら二人がかりで壁を壊してでも……」

凛「ダメ、最近スタンドバトルで物が壊れすぎて皆に疑われてる。壁なんて壊したら今はやり過ごせても動きづらくなる。そしたら他に何か起きたら対処できない」No

凛「それに二人で壁を壊している間に攻撃されるかも知れないし、廊下に出たとしてもまた同じ様に廊下を支配されたら意味がないッ」


未央「それじゃあどうしろって言うの!? このままジワジワと精神を削り取られていったらやられちゃうよ!!」ダンッ


凛「落ち着いて未央……さっき言ったけど、まゆはこの部屋を探ろうとしたら攻撃されたよね?」

未央「そうだけど、それが何?」


まゆ「」チーン


凛「ここは敵に有利な空間なのに、探られたくないものが有るってことじゃない?」

未央「探られたくないものって?」

凛「たとえば、敵スタンドの本体とか、弱点に繋がるものとか」

未央「!」


凛「それで思ったんだけど、部屋から明かりを排除してくるのは何で?」

未央「そりゃ、……真っ暗な方が恐いじゃん?」

凛「そうだね。でも、未央がケータイを取り出した時は靄を集中させて攻撃してきたでしょ?」

凛「電話出来ないって分かってるのに、ケータイの画面で驚かせるのに、明かりでスタンドの正体がバレるかもしれないのに……」


未央「まさかッ!」



┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨



凛「うん、ありきたりかもしれないけど、もしかしたらこの靄、『光』に弱いんじゃあないかな?」

未央「…試して見る価値は有りそうだね……」


凛「この部屋は隣の部屋の構造と同じ。なら、物にまみれて見えないけど、奥には小窓がついているハズ。この時間なら西日がちょうど部屋に差し込むッ」

未央「窓を開けたら私たちの勝ち(仮)、だね……」


凛「とりあえず、この靄をなんとかしないと…」

未央「しぶりん、いちにのさんで目を瞑ってダッシュしてっ! 私がこの靄を一時的に吹き飛ばすから!」

凛「わかった! 頼んだよ、未央!」


未央「いくよ、1、2、」

未央「3!」ヒュッ

未央「(爆ぜろッ!! 特大一等星ッ!)」

カッ


ドパァアァ~―――ン


凛「グッ…(これが未央のスタンド能力…ッ!!)」ダッ


未央「ベネ(良し)ッ! 靄が晴れたッ!!」

凛「(星の閃光で靄が薄くなった! 光に弱いのは当たりみたいだねッ!)」タッタッ


???『イヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒ……』


ドンドンドンッ!

凛「うっ」ビクッ


凛「(怖がらせようとしてきた……けど、直接攻撃出来ないのは当たりみたい…)」


ヒュン

ポトッ

凛「ひいっ!? (頭にっ何か落ちてきたっ)」ビクッ


ミツボシ『ドラァッ!!』ブンッ


バシッ
ポトッ

凛「未央ッ! ありがとう!」ドキドキ…

未央「気にしないで早く行って!」

凛「うん!!」ダッ


未央「何が落ちてきたのかな………」ヒョイ

未央「これは…亜里沙先生のウサコちゃん?」

ウサコ『………』




カッ

ウサコ『キャハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ!!』ケラケラ

未央「ヒッ!?」バシッ



ウサコ『キヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒ』ケラケラ


未央「うおぉぉ、び、びっくりした……」ドキドキ

未央「(で、でも、抵抗してくるってことは奥に来て欲しくないってこと)」バクバク…

未央「……いける!」ダッ


未央「しぶりん! (ダンボールで奥が塞がってるッ!)」

凛「未央! 飛び越えるのに力を貸して!」

未央「わかった!」バッ


凛「ふっ」タンッ

未央「よっと」グイッ

ピョーン



凛「(隣の部屋と同じ構造なハズだから、小窓があるのはきっとこのダンボールの裏ッッ!!)」

NSN『オラァ!』

ドカッ


凛未央「!?」


凛「そ、そんな…ッ」ギリッ…

未央「何で鉄板が打ち付けてあるの!?」


――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
この倉庫には大道具が置いてあり、日光により塗装が劣化しない様に窓が塞いでいるのだった。
そもそも、この部屋は隣の部屋と違い、建物の陰で直射日光は射し込まないのだが、この時点で二人が知る由もなく…
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――


NSN『オラァッ!!』ブンッ

ガギャアァン

メコッ


凛「(ダメ、『NSN』のパワーじゃあ破れないッ)」ヒリヒリ

???『………――……』ズズズ…


ガサッ…
グラッ


未央「ッ! しぶりんッ! 周りのダンボールがッ」ダッ


ズオオォ



凛「!!」

ドサドサ ドサッ


ドサッ


未央「凛ッ!?」ガサガサッ

凛「み、未央……」ググッ

未央「大丈夫!? ケガは!?」

凛「ち、ちょっと、驚いただけだよ…」ガクガク…


未央「(凛もスタンド攻撃をモロに食らってしまった…」

未央「きっとダンボールが落ちてくる時の恐怖が、落下時の恐怖が体から離れないハズッ……!!)」ブルブル…

未央「(スタンド攻撃を二人ともモロに受けている……私達は、私はどうしたらいい!?)」



キヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒハハハハハハハハハハハハ…

ズズズ…



未央「クッ!」ザッ


未央「(部屋の奥に来るのに抵抗したのも罠だったのか……入口も遠いし、窓をなんとかするしかないィッ!!)」


未央「しぶりんッ!! 私が出来るだけ閃光星を使って靄を晴らすから、その間に窓の鉄板を……」


凛「……――もう、いいよ……」ブルブル


未央「……凛?」


凛「もう、何をしても『無駄』だよ……」ブルブル



未央「(そ、そんな…もう心が折れてしまったの!?)」


キャハハハハハハハハハハ…


未央「し、しっかりしてしぶりん! まだ策はあるハズだよ!!」


未央「今度は私があの鉄板を…」








凛「未央……勘違いしてるよ」


凛「別に私は心が折れた訳じゃあない。『この戦いはもう終わった』んだよ」

未央「えっ!?」


シュルルルルル……


未央「こ、この音は…まゆちゃんのスタンド……じゃあない!?」


凛「落ちてきたダンボールに入っていたケーブルだよ、晶葉の機械のね」

凛「この部屋には大道具と、晶葉が作った機械が置いてある。ウサミンロボや雛祭りロボとかね」


凛「でもこのケーブルはロボのものじゃあない。晶葉がプロデューサーに頼まれて作った『照明器具』のものだよ」


未央「!!」


凛「ケーブルに『マーク』した。ケーブルは元の配線差し込み口を追跡し、正しく接続される」



┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨



凛「あとは電源を押すだけ……」カチッ


ピカァ―――――

未央「うわっ眩しっ」


???『キャハハハハハハハァァァァァァァァ―――…………』シュゥゥゥゥ……


凛「………ふぅ」

未央「やったあ!! 靄が消えた!!」


―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――



小梅「………へぇ……あ、あんな物が、有ったんだ……」ボソッ


幸子「? どうかしました?」

小梅「な、何でもない、よ……ちょっと、席を外すね……」

輝子「フ、フヒ……分かった……」



スタスタ


小梅「(流石は凛さん……で、でも、私のスタンドは…まだ終わりじゃないよ……)」


小梅「(ろ、廊下も、もう支配して『密室化』している……あの照明器具は、二人でも、持ち運び出来なさそうだし……二人が出てきたら、時間を稼いでおこう……)」

小梅「(い、『石』を狙う人は…赦さない……もっと怖い目に逢わせて……あれ?)」


小梅「(何で……私は『石』を護ろうと、しているのかな…? ……だ、誰に言われたんだっけ……?)」ウーン…





幸子「とにかく、ボクはそんなマヌケな格好はしてませんよっ!」フ、フフーン!

輝子「う~ん、さっちゃんがそ、そう言うなら……あ、そ、そうだ。今日は確か………SBRの人が来るハズ……」フヒヒ

幸子「へぇ、誰か来るんですか?」

輝子「う、うん……そろそろ時間のハズ………」



小梅「(うーん、思い出せない……)」スタスタ


ガチャッ

ピカァ―――――――――――――


小梅「!!!!?」


クラリス「SPWプロダクションの皆様、お久し振りでございます。」ペコッ

聖「こんにちはー………」

ちひろ「あら、いらっしゃいクラリスさん、聖ちゃん♪」


幸子「丁度来ましたね、カワイイボクが噂をすればです!」

輝子「(あれ? そういえばあのときもうめちゃんは……)」


クラリス「あら、小梅さん。こんにちは」


ハーレルヤ ハーレルヤ
ハレルヤ ハレルヤ ハレェールヤー

ピカァ―――――――――

小梅「ふ、ふわあぁぁぁぁ――――………………」シュゥゥゥゥ……


――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

凛「………追撃が来るとは思ってたけど、何もないね」スタスタ

未央「そうだね……それで敵本体の位置は?」スタスタ

凛「応接間だね。そこに匂いがある」スタスタ


※智絵理とまゆは倉庫部屋に寝かしたまま


凛「着いた…………いくよ、未央」

未央「うん!」


ガチャッ




凛未央「……………」


小梅「シスタークラリス…今ここに罪を告白します……私は隣人を傷つけてしまいました……」

クラリス「小梅さん……。あなたの罪は許されるでしょう」パアァァァァ――――




凛「……………」

未央「……………なにこれ」






聖「あ、幸子ちゃん。頭大丈夫だった?」

幸子「!!?」



←To Be Continued...

今回はここまでです。
次回の書き貯めはゼロなんでまた未定です


あと、小梅のスタンド名は一応考えてあるのですが、ティン!とこないので、
いいのがあったら教えてください。

いろいろな案をありがとうございました。
>200さんの意見を取り入れさせて頂きますね。


おまけ


スタンド名:『Case closed little love (C2L2)』
本体:白坂 小梅
タイプ:遠距離操作型・群隊型(煙形)

破壊力:E スピード:E 射程距離:A 能力射程:D(閉鎖的状況ではA)
持続力:A 精密動作性:C 成長性:D  女子力:D


能力:靄のような形状のスタンド。使用者は白坂 小梅。
靄であるため、スタンドを攻撃しても小梅本体にダメージは返らない。
生物の『恐怖』を煽る能力。通常時は相手に、特定の物を『恐怖の対象』にできる。
例:狭い部屋→閉所恐怖症、鉛筆など→先端恐怖症

密室や肝試しの山道、墓、廃村など『閉鎖的状況』下では力が強くなる。
時間を掛けて空間に干渉し完全に支配すると、『閉鎖的状況』を維持しようとする力が働く。

恐怖が極限状態に達すると幻覚を見たり、霊的感受性が高まる。
そして『あの子』におどかされたりして気絶する。

『強い光』が弱点であり、特に日光などに晒されると消滅する。
そのため照明の下では『恐怖を煽る』能力は十分に発揮されないが、
物体に纏わりつくことで少しだけ動かしたりできる。



A:超スゴイ B:スゴイ C:人間並 D:ニガテ E:超ニガテ

追記

始め小梅は智絵里を『スタンド恐怖症』にしていた為、智絵里は普段以上に凛のスタンドを恐れた。未央も同様。
まゆはスタンドを広く展開していた為『靄』に触れる体面積が広く、より能力の影響を受けやすかった。




お読みいただきありがとうございます。
>203さん 自分も正直、ジョジョの奇妙なモバマスとかにしたかったのですが、書いてしまったので続けざるをえなかったんです。


あと2回くらいの戦闘で終わりです。その続きは考えてません。
ネタバレすると、CD第六弾の子達(ユッコも)もスタンド使いですが、物語には今後絡みません…

あとPixivで最新話までの内容を書き直して同じタイトルで載っけているので、
始めから読むときはそっちで読むことをお勧めします。チョッと細部を書き直してます。

ちょこっと再開




黒幕の正体!




――――――――――――――事務所




ガチャッ


「ふーんふふーんふふーん~♪」




スッ…

凛「……待ってたよ」




「!」ビクッ



凛「……………」


――――――――――――――――――――――――――――――――――――

―――――――…………前日


未央「……それじゃあ小梅ちゃんも誰に命令されたか覚えて無いんだね?」

悔い改めた小梅「うん、ごめんなさい…」キラキラ


凛「(また手懸かりナシ、か……)」シュン…



「……――――……」ボソッ

悔い改めた小梅「……―――えっ? そ、それは本当?」ボソッ


凛「どうかしたの?」

小梅「あ、『あの子』が………私に暗示をか、掛けた人を、知ってるって………!」


未央「え!? あ、あの子って……もしかして小梅ちゃんのお友達で、幽霊のッ…!?」ゾゾ…

凛「(浄化が解けている…じゃなくて)本当!? 教えてッ!!」

小梅「う、うん」



「……――――――……」ボソッ

小梅「…………―――え?」


小梅「…ほ、本当に?」ボソッ

未央「小梅ちゃん! 誰だって?」

小梅「えっと、あの子のが言うには…」



小梅「………―――――――………」



凛未央「!?」

未央「それ本当!? 」ガタッ

小梅「うん…あの子は、私がその人に………暗示をか、掛けているのを見たって…」

凛「そ、そんな………」


未央「でもおかしいよ、『石』で体調崩して病院行ったメンバーには入ってないのに……ッ! 『石』に触れるタイミングなんて無かったハズだよ!」

凛「………いや、違うよ。未央たちが『石』に触れる前から、既に『スタンド使い』に成っていたんだ」

未央「そんな、無理だよ! だって『石』は私達が触れた一週間前までしか無かったし、その前日『彼女』は休んでいた! 『石』に触れてスタンドを発現する機会は……」

凛「だから、『黒幕』は既に、私が『スタンド使い』に成る前から『スタンド使い』だったんだよ……」


凛「何せ、『石』を見つけてプロデューサーに買わせたのは『彼女』なんだから……ッ!!」ギリッ

未央「!」


凛「…………」

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――



凛「……まさかアンタが事務所を引っ掻き回した『黒幕』だなんて思わなかったよ………一昨日もデレラジで一緒だったのにね」


凛「…そういえば8日前、ロケの帰りには体調を崩していたらしいね。その時になってたんだ……」



「……『スタンド使い』に、かな?」



凛「! ………誤魔化す気は無いみたいだね」



ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ










凛「卯月」




卯月「……凛ちゃん」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ



卯月「……とうとう気づかれちゃったかぁ、バレないように気を付けてたんだけど」

凛「小梅ちゃんの『友達』に聞いたからね。流石に幽霊にはスタンドが通じなかったみたいだね」

卯月「へぇ、幽霊、か… 確かに居るのには気付かなかったなぁ。


あはは、今度はもう一度、その『お友達』にスタンドが効かないか試してみますね♪」ニコッ


凛「………!」ゾクッ



卯月「そうだよ、凛ちゃん。私はロケであの『石』を見つけて『スタンド使い』になりました!」

卯月「それから事務所の皆が『スタンド』に目覚め出したので、こっそり『石』を回収しました!」

凛「やっぱり、あの『石』は卯月が持ってたんだ」

卯月「うん! 凛ちゃんのスタンドに嗅ぎ回られる前に、頑張って隠しました!」


凛「! ………私たちのスタンドについても良くご存じの様で」

卯月「あははは! 凛ちゃんが説明してたの聴いてたからね! 凛ちゃんがみくちゃんと戦っている時にっ!」

凛「えっ!?」

卯月「やっぱり気付いてなかったんだね~ 私はずっと給湯室にいたんですよ」



卯月「そこに隠れてる、未央ちゃん達みたいにね♪」

凛「!!」ドキッ

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ



卯月「……とうとう気づかれちゃったかぁ、バレないように気を付けてたんだけど」

凛「小梅ちゃんの『友達』に聞いたからね。流石に幽霊にはスタンドが通じなかったみたいだね」

卯月「へぇ、幽霊、か… 確かに居るのには気付かなかったなぁ。


あはは、今度はもう一度、その『お友達』にスタンドが効かないか試してみますね♪」ニコッ


凛「………!」ゾクッ



卯月「そうだよ、凛ちゃん。私はロケであの『石』を見つけて『スタンド使い』になりました!」

卯月「それから事務所の皆が『スタンド』に目覚め出したので、こっそり『石』を回収しました!」

凛「やっぱり、あの『石』は卯月が持ってたんだ」

卯月「うん! 凛ちゃんのスタンドに嗅ぎ回られる前に、頑張って隠しました!」


凛「! ………私たちのスタンドについても良くご存じの様で」

卯月「あははは! 凛ちゃんが説明してたの聴いてたからね! 凛ちゃんがみくちゃんと戦っている時にっ!」

凛「えっ!?」

卯月「やっぱり気付いてなかったんだね~ 私はずっと給湯室にいたんですよ」



卯月「そこに隠れてる、未央ちゃん達みたいにね♪」

凛「!!」ドキッ

二回書きこんでしまった…




未央「気づいてたかぁ…………」スッ…

まゆ「…………」ユラァ…

みく「………卯月チャン、聞き耳立てていたなんて、趣味が悪いにゃ」スタッ


卯月「あははは! 今のみくにゃん達はそんなこと言えないでしょ?」

みく「うぐぐ……確かに」グヌヌ


未央「………(確かにあの日、私達が病院から帰って来たとき、しまむーはお茶を入れてくれた…)」

未央「(私達はしまむーが居ることに何の違和感も感じなかった…… 戦ってたハズのしぶりんも…ッ)」タラァ~ッ


卯月「まあそれで、この力が『スタンド』って名前だって分かりましたし、スタンドのルールも分かりました!」

卯月「凛ちゃんありがとうございます!」ニコッ


凛「ッ!」


凛「(何で、卯月は囲まれて居るのにこんなに余裕なの!?)」


未央「しまむー! 雑談はもういいから『石』を返してッ!」

卯月「返してっていうのはおかしいよ未央ちゃん、あれはプロデューサーさんのモノでしょ?」

未央「だったらしまむーが持ってるのもおかしいでしょッ! あの『石』は危険なんだからッ!!」バンッ

卯月「そうだね、あの『石』があるとどんどんスタンド使いが増えちゃいます。」






卯月「だからこれ以上みんなが『特別』にならないように、私が管理するね」




未央「ッ… だからァ
まゆ「話になりませんねぇ……」ズッ

凛「まゆっ!」

まゆ「自分が悪い事をしている自覚が無い人とは話すことはありませんよぉ…」シュルルルル…


みく「そうだにゃ!」ズオッ

未央「みくにゃん!」


みく(SP状態)『みくもまゆチャンも卯月チャンのせいでボコボコにされてるにゃ! なのにそんな態度されたら激おこニャ!!』フシャー

まゆ「お話はぐるぐる巻きにしてからゆっくりしましょうねぇ…」ヒタヒタ…


卯月「二人か暴走したのは全部私が悪い訳じゃあ無いだけど、今の二人じゃ聴いてくれないもんね…」ボソッ ゴソゴソ…


みくSP『! 余計な動きは止めるニャ卯月チャン!』ビュンッ

凛「みくッ!待って!」


卯月「みくちゃんは今猫に成りきってるんだよね? なら『普通』にこれも食べられるよね?」ポイッ

みくSP『!』パクッ



卯月「この間七海ちゃんに貰った煮干しだよ! 骨にいいんだって」



みくSP『ウゲェェェェ!』ゴロゴロゴロ


卯月「あれ? 『普通』猫はお魚が大好物だよね? スタンド使っても克服出来ないんですか?」


みく「ウグッ、卯月チャァァアン!」ダッ

まゆ「みくちゃん、ダメッ!」ダッ



卯月「あははは! 周りをよく見ないと駄目だよ?」



凛「!(誰か来てる!?)」

バンッ

???「スゥ~~…」バッ


まゆ「! みくちゃんッ!」シュルルッ ガチッ



???「NYOWAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA!!」ズドドドドドッ


ドカドカドカッ


みく「へぶっ」ドッゴォオォ~ン

まゆ「くっ!!」バキッ


凛未央「!!」


ズサァァ…

まゆ「かはっ………!」



未央「な、何でしまむーの味方をするの!?」





未央「きらりん!」

きらり「答える必要は無いにぃ☆」

まゆ「(きらりちゃんの攻撃……速すぎて見えなかったッ)」ゼー… ハー…

まゆ「(スタンドを出していたから何とか防げたけれど、みくちゃんは解除していた……恐らく直撃ッ!!)」


みく「」


ガチャッ

卯月「みくちゃんはリタイアかな♪」


「「「!!?」」」


凛「(部屋の奥に居たのに…ッ)」

未央「(いつの間に入口に!?)」


卯月「『石』を返して欲しいのなら、私に追いついてみて♪ ただし…」

卯月「追いつけるならですけどね!」スタスタ…


きらり「………ここは通さないにぃ♪」スッ…


凛「(どうする? 今ここできらりと戦えば1対3で有利だけど……)」


未央「しぶりん、何とか隙を作るからしまむーを追って!」

まゆ「まゆ達はここできらりちゃんを倒してから追いかけますねぇ!」


凛「! 任せて大丈夫!?」

未央「無論ッ!」

まゆ「(きらりちゃんは恐らくとても強いッ……ここは『石』を追うのが『最優先事項』ッ!!)」



きらり「何を話してのー? うきゃー☆きらりも混ぜてー☆」ズオッ

凛「!」


ドゴォ!

バシュウゥゥゥ… ガチッ

きらり「!」


まゆ「(左手を捉えた!) 今よ凛ちゃんッ!!」

凛「うんッ!! 」ダッ


きらり「凛ちゃん待ってー★」グオッ

ミツボシ『ドラララウラァ!!』ズドドドッ

きらり「! うきゃっ!」スッ ガンガンガンッ


凛「(抜いたッ!!) ありがとう二人ともッ!!」ダッ


タッタッタッ…


きらり「にょわ~☆ 凛ちゃん行っちゃった…」

きらり「ふたりはきらりと遊んでくれるぅ~?」クルッ



┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨





未央「いいよきらりちゃん、だけど覚悟してよね!」キリッ

まゆ「まゆ達は一筋縄ではいきませんよぉ…?」ユラァ…


きらり「うきゃ~☆ 2人ともかわうぃー♪」

きらり「ひとりひとり、順番に順番に、きらりのきらりんルームにバラまいてやるにぃ☆」



ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ


←To Be Continued...

『SSは支援する』『>>1乙する』
「両方」やらなくっちゃあならないってのが、「読者」のつらいところだな。
覚悟はいいか?オレはできてる。

『SSは支援する』『>>1乙する』
「両方」やらなくっちゃあならないってのが、「読者」のつらいところだな。
覚悟はいいか?オレはできてる。

≪黄金長方形をさがせ!≫



未央「出し惜しみしないで行くよッ!!」スッ


きらり「スーパーボールぅ?」

未央「そりゃッ!!」ブンッ


バンッ
バンッ
バンッ バンッ


きらり「うきゃー☆ なにそれー?」


未央「まゆちゃんッ!!」

まゆ「ええ!」シュルルルル


カッ!

ドパァアァ~ン


きらり「うきゃ☆ まぶしぃ~☆」キィーン


ズアッ


きらり「! (未央ちゃんが懐にぃ!)」


まゆ「(『星』を付けたスーパーボールの『跳躍閃光手榴弾』で牽制、私達はリボンで衝撃を受け流すッ!)」


ミツボシ『ドラァッ!』ブンッ

きらり「こわーい!」ブンッ


ガンッ!



ミツボシ『…!』グラッ…


きらり「きらりの方が強いみたいだにぃ☆」


未央「(スタンドの腕だけでこれほどとはッ……でも)まだだよッ!」シュルルルッ!

パァンッ シュッ

ドゴォ!


きらり「うぐっ!?」


パァンッ パァンッ シュッ

きらり「くっ!」

ガッ ガッ


未央「(防がれたけど一撃入ったッ!)」


きらり「……未央ちゃんもなかなかやるぅー♪」

未央「言ったでしょ、覚悟してねって!」


まゆ「(未央ちゃんの身体にリボンを巻き付けて『星』の衝撃を受け流し、またリボンによって衝撃に指向性を与える事で身体の動きを効率化し、『星』による加速を強める…)」

まゆ「(リボンの装甲…これならいけるかも…!)」


きらり「ふぅーん☆ 未央ちゃんをハピハピ☆させるのは難しそうだにぃ……それじゃー」

きらり「先にまゆちゃんとやるぅー★」グワッ


まゆ「!」


未央「ッ! させない!」ブンッ

きらり「未央ちゃんじゃあ、きらりを止められないよー☆」ブンッ

ガンッ!


未央「うっ! まゆちゃん!」ズサァァァ…


きらり「NYOOOOOOOWAAAAAAAAAAA!」ズオォォォォォォ




ガキィン!


きらり「!」


まゆ「…………『黄金長方形』の……」シュルルルルルルルル ギチッ


ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ


まゆ「軌跡から生まれる無限回転エネルギー……」ガチッ ギチッ



未央「(あれはッ!? まゆちゃんのリボンが『美しい螺旋回転』をしながら、一ヵ所に巻き集まって人の形にッ!!)」

未央「(恐ろしいパワーのパンチを受け止めているッ……スゴい!!)」



きらり「(腕が……動かないにぃ…ッ!)」ググッ



まゆ「進化した『エヴリデイ・ドリーム』……『ACT2』ですよぉッ!!」┣¨ォ―――z_______ン

―――――――――――――――回想

まゆ「はぁっ……はぁっ……」


穂乃香「スゴいですまゆちゃん! だいぶ形になってきましたよ!!」

まゆ「はぁっ………ありがと、ございますっ、穂乃香ちゃん……」


まゆ「(スタンドと違って実物は思う様に動かないですねぇ……)」


マストレ「まあ今日はこんなものか。本格的にやるならもっときつくなるぞ、佐久間」

まゆ「は、はいぃ……」



マストレ「休憩がてら1つ話をしよう。これは昔友人から聞いた話なんだがな……」


マストレ「二人はこの世で一番美しい比率を知っているか?」

まゆ「美しい……」

穂乃香「比率……ですか?」


マストレ「ああ。芸術や建築など、古来より様々な分野で使われてきた比率だ。」

マストレ「一般にはこれは『黄金比』と言われている。1:(1+√5)/2 の比率の事を言う。自然のスケールとも呼ばれているな」

マストレ「似た様な物に『白銀比』と言うものがある。これは 1:√2 の比率で日本人にはこちらの方が好まれるそうだ。 昔は法隆寺などに、現代ではドラ○もんやスカ○ツリー等に使われているそうだ」

まゆ「はあ……」


マストレ「おっと話がずれたな。黄金比に戻るが、黄金比の長方形には1つ面白い性質があってな」


マストレ「『黄金長方形』の中に正方形を作ると、残る長方形もまた『黄金比』を持つ『黄金長方形』になる。」

マストレ「同様に正方形を作るとまた残りが『黄金長方形』に、またその中に正方形を作ると……無限に正方形を作ることができるんだ」

マストレ「この無限に続く正方形の中心を通る様な螺旋回転は無限に渦巻く美しい形になるハズだ」


穂乃香「それは……ちょっと、飛躍し過ぎな気が…」

マストレ「確かにとんでもない理論だが、黄金比を意識した回転は美しい形になるのも事実だ」

マストレ「リボンを回す時は『黄金の回転』を理想とすると、いいんじゃあないかな」


まゆ「…………」


マストレ「まあ全部その友人からの受け売りなんだがな」ハハハ

穂乃香「そのご友人は何者なんですか……?」

マストレ「ただの医者だよ、イタリア人の」

穂乃香「!?」


まゆ「(黄金の………回転……)」

―――――――――――――――――――――――――――――――

―――――――――――――――――――――――――――――――

スタスタ…


まゆ「(調べてみました…『黄金比』……確かにモナリザやパルテノン神殿に使われているみたいですね…)」

まゆ「(でも、どうやったら『黄金比』を作ることができるんでしょう…… いくらリボンを回しても『黄金の回転』にはならないわぁ……あれ?)」


まゆ「(そもそも、昔の人はどうやって『黄金比』を見つけたの? まゆみたいな事前知識も無しで……)」

まゆ「(『黄金比』……『自然のスケール』………)」


ガッ

まゆ「あっ!!」


まゆ「(階段ッ!! しまった、考え事していて気づかなかった!!)」


まゆ「キャアアアアアアアア!!」




「まゆっ!」


ガッシィ


ドンガラガッシャアァ~ン


まゆ「……あれ、痛くない…?」


「いたたた、大丈夫か? まゆ?」


まゆ「え、P、Pさんッ!? 」ドキィ



まゆ「まさかまゆを庇ってッ…!」

P「いやぁ、まゆがケガしなくて良かったよ」

まゆ「ご、ごめんなさいッ! まゆはなんて事を…」


P「違うだろ、まゆ? こう言うときは謝るんじゃあなくて」

まゆ「あっ、ありがとうございます、Pさん!」

P「よしよし、今度から気を付けてくれよ?」ナデナデ

まゆ「は、ハイィィィ…////」プシュゥゥゥゥ…



まゆ「(ああ、いつもPさんはまゆを救ってくれる……まゆの、まゆだけの救世主……)」ウットリ

まゆ「(あっ!)」ティン!

まゆ「(Pさんの身体に『黄金比』がッ!!)」


P「?」


まゆ「(そうですよぉ…黄金比は『自然のスケール』…… 自然のなかで生まれる最も美しい形…)」

まゆ「(植物や野生動物は皆自然のスケールを持っている…… 昔の人は自然への深い観察から『黄金比』を見つけたんですねぇ…!)」


まゆ「(そして人間も動物ならッ! 今も身体の何処かに『黄金比』は残っているハズです! もちろん、Pさんのお身体にも!)」


P「おーい、まゆ~? そろそろどいてくれないか?」


まゆ「(なら、Pさんの身体を深く観察すれば『黄金の回転』を生み出せるかも…!)」

まゆ「(絶対見つけてみせますねぇPさん。 貴方の身体から、まゆの、まゆによる、まゆだけの『黄金比』をッ…!!)」


まゆ「うふふふふふふふふふふ…」スリスリスリ…

P「ちょ、まゆ! ほんとどいてくれ!」


その後、まゆは自然の観察など一顧だにせず、ひたすらプロデューサーの観察(という名のストーキング)をしてPの全身を記憶と網膜に焼き付け、そして遂に『黄金比』を見つけ出したのだった。


――――――――――――――――回想終わり

まゆ「(まゆとPさんの愛が生み出した、『黄金長方形の無限回転エネルギー』……)」

まゆ「(この無限のエネルギーこそ、『愛の力』ッ!!)」


ググッ

きらり「うぐぐ~☆」ググッ


未央「(きらりんにも劣らないパワー! 昨日私としぶりんの攻撃を受け止めたのもあのスタンドだったんだねッ!)」


ACT2「…」ブンッ

きらり「! ほわっ」サッ

スカッ


未央「お、遅い…」


きらり「うきゃー☆ それじゃーきらりは捕まらないにぃ☆」ブンッ

ドスッ

ACT2「……!」


きらり「NYOOOWAAAAAAAAAAA!」ズドドド

未央「ああっ!」


ズボッ


きらり「へ?」

まゆ「捕まえたぁ…♪」ニタァ


シュルルルルル ブワァ

ガチッ ギチッ…


未央「リボンがほどけてきらりんを縛ったッ!!」


きらり「う、動けない~☆……」ギチッ ググッ…


まゆ「(! リボンがもう千切れそう!? なんてパワーなの!?)」ググッ…


まゆ「未央ちゃん! 早く!」

未央「! そうだった!」


未央「リボンには既に星を仕掛けているッ!! ゼロ距離からの衝撃をくらえッ!!」


きらり「!!」ズァッ


ズバッ

ドバァアァーン

イタリア人の友人「レラレラレラレラレラレラ……」

マストレ「かなり大爆笑」

シュゥゥゥゥ……


未央「やった、かな……?」

まゆ「いや、まだよ未央ちゃん!」


ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ


きらり「…………」ボロッ

???『……………………』


未央「あ、あれが…きらりんのスタンド……ッ!! 大きい…なんて威圧感ッ……!」

まゆ「発破の直前にリボンを千切って脱出されました……きらりちゃんは無事みたいですねぇ……」


きらり「………二人とも、思ってたよりずっと強いにぃ……だから、」

きらり「きらりも、本気でやるね」



┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨



未央「……!」

まゆ「来ますよッ!」


きらり「『マシュマロ・キッス』ッ!!」ダッ


未央「は、早いッ!」


MK『HAPPYYYYY☆HAPPYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYィィッ☆』ズドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド


まゆ「『螺旋の壁』ッ!!」シュルルルルルルルル

ガキィン


きらり「NYOOOOOOOOOOOOOOOWAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAァァ!!」メキョッ バキバキッ


ズダァアンッ


まゆ「なッ!?」


まゆ「(『黄金比の螺旋構造』をしているのにッ!? 衝撃を流動させる前に破られたですって!?)」


きらり「うきゃ☆それじゃーきらりは止まらないにょ♪」

まゆ「ええ………… でも、視界は遮れましたねぇ♪」


未央「まゆちゃんナイスッ!!」ザンッ

きらり「!」


ミツボシ『ドララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララァッ!!』ズドドドドドドドドドドドドドドド

MK『ッ!』サッ


ズガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガ


まゆ「(ガードされた! )」


未央「(なんて硬いのッ!! ダメージが全く通らないッ)」

まゆ「(やっぱり『リボンの装甲』が無いと決定打になりませんねぇ…ッ)」ギリッ

MK『……!』ギラッ


まゆ「ッ!? (何か来るッ!?)」

未央「! (ヤバイッ! ラッシュの後だから後ろに動けない……!)」


MK『HAPPYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYY!!』ズアァァッ


ゴォォォォオッ!!


まゆ「未央ちゃん!」シュルルルル

未央「! はっ!」ガシッ

グイッ!



スカッ



ガオンッ




ドグシャアァ


バキバキッ バキッ



未央「な、なんてタックル…全ての攻撃が致命傷レベル……!」


ノソッ…


きらり「………避けられちゃったかにぃ~☆ 次はぜぇったいハグハグすゆ~♪」



まゆ「………? ねぇ、未央ちゃん、あのきらりちゃんのスタンドがぶつかった壁のポスター、何かおかしくないですかぁ?」

未央「ポスター? ……あれ……」



ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ



未央「音楽祭のポスターなのに……まん中が空っぽだ…おじさんアーティストしか載っていない……」

未央「何か奇妙だ……本来あそこには………そうだ、とときん達が写ってたハズなのにッ!?」タラァ~…

まゆ「それに、あそこに飾ってあったぴにゃこら太人形も消えてますねぇ……隣のボインゴ人形は残っているのに……」


きらり「にゅふふ~☆ 気付いちゃった?」


未央まゆ「!」



きらり「2人には特別に教えてあげるね~☆」


きらり「きらりの『マシュマロ・キッス』はお腹に『入口』があるのー♪ 『きらりんルーム』のねっ☆」

きらり「それでねっ☆ きらりがカワユイと思ったものは、なんとっ! 仕舞っちゃうことができるんだよー!」


未央「それで……ポスターからとときん達を……」ゴクリ


まゆ「(確かに、あのボインゴ人形はお世辞にも可愛いとは言えませんねぇ……というより、なんで置いてあるんでしょう?)」



きらり「うぇへへ………2人もかわいいから、ぎゅぅ~~~ってしたあと、きらりんルームに仕舞ってあげるにぃ☆」


未央まゆ「……!」タラァ~…


まゆのスタンドの説明だけ
第三部放送まであと少し!



――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

スタンド名:『エヴリデイドリーム ACT2』
本体:佐久間 まゆ
タイプ:近距離操作型・群隊型(人形)

破壊力:A スピード:D 射程距離:D 能力射程:D
持続力:E 精密動作性:B 成長性:B  女子力:C


能力: 『黄金長方形の螺旋回転』により進化した佐久間まゆのスタンド。
スタンドの能力により、リボン自身が自らに強力に巻き取り『結びついて』人の形を取る。
『黄金の回転』によりエネルギーを得ている為強大なパワーを持つが、動きは凄く遅い。

リボンが伸縮限界を越えて巻き固まっている為に維持出来る時間は短く、
また、ACT2を発動するのにリボンの総量の8割を仕様するため、ACT1と同時併用は出来ない。

リボンの衝撃を受け流す性質を受け継いでいる。なので物理的なダメージは全く受けない。


A:超スゴイ B:スゴイ C:人間並 D:ニガテ E:超ニガテ


―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

再開


―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

タッタッタッ

凛「(おかしい、卯月の『魂の匂い』の行方が分からない……)」

凛「(昨日の小梅ちゃんの時みたいに、匂いが『薄い』訳では無いのに……)」


凛「(それに、事務所の雰囲気か、何だか変だ…)」チラッ

―――――――――――――――――――

―――――――――――――――――――

法子「う~ううう、あんまりだよぉ… ドーナツ禁止令だなんて…」ポロポロ ニコニコ

莉嘉「Pくんカンカンだったからね~… かな子ちゃんは追加で減量令も出たらしいしっ…」チラッ ニコニコ


かな子「」チーン ニコニコ


莉嘉「(事務所でのドーナツ禁止と、能書きがやたらに長いドーナツの取り上げ……)」

莉嘉「(う~ん、法子ちゃんも相当ショックを受けてるみたい……)」


法子「………………」 ニコニコ

莉嘉「…法子ちゃん?」 ニコニコ










法子「HEEEEEEEEEYYYYYYYYYYYYY!あァァァんまりだアアアアアアァァァァァァァ」AHYYYY ニコニコ


莉嘉「!!!?」ビクッ ニコニコ




法子「AHYYYYYYY AHY WHOOOOOOOOOOOOOOHHHHHHHHHHHH!!」ヒイィィィィィ ニコニコ


莉嘉「ゴ…ゴクリ (あ、アイドルにあるまじき泣き方をしている……)」ビクッ ニコニコ


法子「ああああたあああしィィィィィのォォォォォ ドォォォォナァァツがァァァァァァァァ~~~~~!!」

莉嘉「の、法子ちゃん元気出してっ!! きっとちゃんと謝ればPくんも許してくれるよっ☆」アセアセッ ニコニコ


ピタッ


法子「……プロ、デューサー…………」ボソッ ニコニコ


莉嘉「うっ!?」ゾクッ ニコニコ


ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ



莉嘉「(法子ちゃん!あの『眼差し』は……………

   Pくんが見抜いていた『漆黒(ドナキチ)の心』………
   法子ちゃんは全てのドーナツを取り上げられた時

   その暗黒面は冷徹に人を追い詰めるという表情だ………

   法子ちゃんは全てを捨てる気だ……

   その『人間性』までも…)」 ニコニコ




法子「莉嘉ちゃん、プロデューサーは、どこ?」 ニコニコ

莉嘉「P、Pくんは、アイドル修学旅行のう、打ち合わせで今日一日いないよ?」ウッ ニコニコ

法子「ふぅん……」ニコニコ


莉嘉「(このままじゃ、Pくんが危ないッ!!)」ニコニコ


莉嘉『(この城ヶ崎莉嘉には『夢』がある! お姉ちゃんとPくんと3人で仲良く暮らす『夢』がッ!!)』ニコニコ


莉嘉「(アタシの『夢』を、Pくんを守るためにィッ! 法子ちゃんを止めなければッ!!)」 バァ―――z_______ン ニコニコ


法子「ゼッタイ……ユルサナイ………」ボソッ… ニコニコ


┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨


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―――――――――――――――――――

TV <……―私は今現場に来ております。――…………―一週間前に行方を眩ました被害者のOさんは最後に目撃された場所から13㎞離れた―…………


ちひろ「あ、川島さんですね!」ニコニコ

晶葉「流石元アナウンサー。リポートが様になってるな」ニコニコ


美玲「でも不思議な事件だよナー、知らない間に瞬間移動していたなんて」ニコニコ

晶葉「まだそうとは決まっていないがな」ニコニコ


巴「瞬間移動かのぅ……なんか晶葉ならそんな装置も作れそうじゃな」ニコニコ

晶葉「まあ理論さえ証明出来たら直ぐに作れないことも無いぞ?」ニコニコ


ちひろ「本当ですかッ!?」ドンッ ニコニコ

美玲晶葉巴「「「 !? 」」」ビクッ ニコニコ


ちひろ「瞬間移動機が開発されたら輸送費用0に…いや、まてよ、世界中の情勢も掴めたら市場を動かすことも……¥¥¥」ニコニコ


美玲「(め、目が『¥』になってるぞ……)」ヒキッ ニコニコ

巴「(本当にぶれないのぅ……)」ハァ… ニコニコ

晶葉「(作ってもちひろに渡してはいけないと、『言葉』でなく『心』で理解できるな……)」タラァ~ ニコニコ

―――――――――――――

―――――――――――――

美優「る、留美さん……大丈夫ですか?」アワアワ ニコニコ

留美「油断していたわ……ズビッ ……まさか今年になって花粉症デビューもするなんて」ズビズビ ニコニコ

仁奈「留美お姉さん、ティッシュでごぜーますよっ! はいっ!」スッ ニコニコ

留美「あら、仁奈ちゃんありがとう………ズビーッ」グジュグジュ ニコニコ


美優「(あら? 仁奈ちゃんの着ぐるみに動物の毛が付いてる……そういえば…)」ニコニコ

美優「(仁奈ちゃん、拓海ちゃんの家で遊んでからこっち来たのよね?)」タラァ~… ニコニコ


留美「ヒエッキシッ」ズビー ニコニコ

――――――――――――――

――――――――――――――


凛「(皆何で微笑んでいるの!? しかも誰一人気にしていない…… これが卯月の能力なの!?)」タッタッタッ



「貴方も気が付いたとは、流石ね、凛。この世界に起きている異変に……」スッ…


凛「! あ、貴方は!?」ティン!





凛「ヘレンさんッ!!」

ヘレン「ヘーイ!」バァ―――z_______ン

凛「ヘレンさんッ、異変って…」

ヘレン「見ての通りよ、皆の世界が少し歪まされているわね。『笑顔』を作っていることがNaturalであると意識に書き変えられているわ」ファサァ…


凛「(ヘレンさんもこの事態に気づいている! もしかしてスタンド使い!?)」タジッ…


ヘレン「まだ歪みはこの事務所の中だけみたいだけど、その内に外にも広がって行く様ね……」ファサァファサァ…

凛「(……いや、敵意の『匂い』は、しない…敵では無い、のかな……)」

ヘレン「しかし……まさか卯月が世界レベルの力を隠し持っていたとはね…… これだから世界は飽きないわ!」カッ!


凛「(卯月!) そうだ、ヘレンさん、卯月がどこに行ったか知りませんか!?」

ヘレン「この先を歩いていったわ。恐らく突き当たりの部屋ね」ファサァ…

凛「ありがとうございますッ!!」ダッ

ヘレン「Good Luck.」

タッタッタッ…



ヘレン「凛、貴方は果たして、卯月と同じstageに立つことが出来るのかしら?」ボソッ


ちひろ「ヘレンさんッ! いい加減そろそろレッスンに向かって下さいっ!!」プンプン ニコニコ



―――――――――――――――――――

ガチャッ

凛「卯月ッ!!」ダンッ

バタン カチッ

凛「!」


卯月「部屋に入ったらカギを閉めないとダメだよ? 凛ちゃん」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

凛「ッ!?」バッ


凛「……卯月…ッ!!」

卯月「やっぱり来たのは凛ちゃんだったね! 私の予想通りだよっ♪」ニコッ



――――――――――――――――――――――――――――――――――――

休憩

ヘレンの口調難しい

3部のアニメは素晴らしい出来ですね
早く花京院戦を見たいです


おまけ


本体:ヘレン


破壊力:世界レベル
スピード:心までダンサブル
射程距離:ワールドワイド
能力射程:海の向こう
持続力:誰にも止められない
精密動作性:世界に通用する
成長性:やがては誰もが跪く
女子力:セクシーを超越したなにか


A:超スゴイ B:スゴイ C:人間並 D:ニガテ E:超ニガテ

遅れました。再開


――――――――――――――――――――――――――――――――――――



┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨


シュルルルルル…… シュバァッ

ガチッ バシュッ

きらり「うにゅッ……こ、これは…ッ!!」ズサァ


クイッ

ドパァンッ


きらり「ッ! 未央ちゃんの『星』とッ…!」カチッ


ドパァンッ

きらり「リボンの『結界』!」


┣¨ォ―――z_______ン



まゆ「『星』付きのリボンを張り巡らした、触れれば弾ける『エヴリデイドリーム』の『結界』はッ!」

まゆ「すでにきらりちゃんの半径20m! あなたの動きも『マシュマロ・キッス』の動きも手に取るように探知できますよぉッ!」スゥー…


きらり「(後ろッ!) えいっ!」ゴォッ

まゆ「ふっ」

バシュンッ シュバァァア


きらり「くっ、素早いにぃ……!」シュッ


未央「はっ!」バシュンッ バシュンッ

ズォオァッ!!


ミツボシ『ドラララ、ウラァッ!!』ズドドド

きらり「うぐぐ~ッ」 ガッ ガッ

ドヒューン



きらり「(2人ともリボンの上を滑るように移動してくるぅ~ッ 動きが読まれてきらりんの攻撃が当たらないにぃ… その上、)」


MK『UKYAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAァ!!』ズドドド

ズバッ ズバッ


カッ

ドパァアァーン


きらり「ぐっ…ッ!! (リボンを破壊すると『星』が炸裂するにぃ…ッ!!)」ヒリヒリ


未央「(まゆちゃんのリボンが衝撃を受け流す事を利用して、『リボンの靴』が『星』の衝撃を推進力に代えてリボン上を滑り動く……)」

未央「(包囲網と加速装置を兼ねたリボンの結界ッ!! しかもリボンがきらりんの動きを邪魔してくれる!)」バシュンッ シュバァァア



ドパァアァーン

きらり「うぐっ………」グラ…


未央「! (チャンスッ!!)」ダッ


ゴオォォォ…



きらり「………うきゃ♪」クルッ


未央「!? (しまったッ 罠だった!)」ゴオォォォ…



きらり「隙を見せたら狙ってくるとわかってたよ…… 空中では回避出来ないにぃ」ブンッ






未央「と、思ってるんでしょ?」

ニヤッ






きらり「!」


グイッ

ビィーン

ピタッ


きらり「(目の前で止まった!?) ふにゅッ」ブンッ

スカッ

きらり「むぅッ…」


未央「リボンの命綱だ! 私は『敢えて』誘いに乗ったんだよッ!」バァーン!


未央「そして、リボンの張力を利用して、」ガシッ

きらり「!」

ググッ

ビュッ

未央「ぶん投げるッ!!」バッ


ヒュ~…

きらり「ハッ!? 『星』が迫ってくるにぃ! (痛いのは嫌だゆっ)」 バッ




未央「今、『防御』したね? 『星』の衝撃を恐れて… 」


ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ


未央「でもそれは『悪手』だよ、きらりん」




ビタァ


グィイィ~ン

グググッ


きらり「こ、これは…!?」


未央「本命はリボンに付けた『星』じゃあなくて、リボン『そのもの』! 」

未央「『星』での攻撃が多かったのは痛みを意識させてェ―――ッ、注意を本命の『リボン』から『星』に逸らすのが目的だったんだよォ~~~ッ!」



未央「そしてッ! プロレスリングのコーナーロープみたいに、勢い良くぶつけた反動で狙った所に跳ね返すッ」


きらり「ふグッ」ググッ

グワォオ~ン


未央「そして、吹き飛ばす先には…」



シュルルル…

ギュルルルル




ギャルギャルギャルギャルギャルギャルギャルギャルギャルギャルッ!!



┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨


ACT2『……………』ギャルギャルギャルッ!!


きらり「!」アセッ


未央「一撃に全力を込めた、まゆちゃんの『ACT2』だッ!!」



バァ―――z_______ン



きらり「(後ろ向きで吹き飛ばされて、しかもッ!)」ギチギチ

きらり「(いつの間にかリボンで縛られてるにぃ!? これじゃあ防げないゆッ)」ヒュ~…



まゆ「リバウンド時にリボンをきらりちゃんに『結び付け』ましたぁ… 『ACT2』はきらりちゃんに結び付けたリボンごと巻き取っています……」


┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨


まゆ「この一撃は絶対に外しませんっ!」ギャルギャルギャルギャルッ!!


未央「これで終わりだよ!!」


きらり「…………」ヒュ~…

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――

卯月「予想通りに凛ちゃんが来てくれてよかったです! 他の子じゃあ話を聞いてくれなさそうだもんね」スッ…

凛「! そ、それは…!」


凛「プロデューサーの『石』!」

卯月「そうだよ、凛ちゃん達が探していた、スタンドを発現させる『石』です!」


凛「(ほ、本物だッ! 隠していた『石』を持ってくるなんて……)」タラァ~…


卯月「『これ』を持ってきた方が話が進むかなって思ってね♪」ニコッ

凛「……ふーん、それは話を聞いて貰うための誠意ってこと? 」



凛「それとも、ワザワザ私の目の前に持ち出しても絶対に奪われないっていう『自信』の表れ、…かな?」キッ



卯月「あはは、凛ちゃんはどっちだと思う?」ニコッ




┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨




凛「ふんっ…(話し合い、ね… みくを倒しといてよく言うよ どうせ最後には私達を屈服させて従わせるつもりのクセに…)」 ギリッ


凛「(でも迂闊に攻撃は出来ない… 卯月には私達の『スタンド能力』や弱点もバレているだろうし、何より卯月のスタンドの『謎』がまだ解けていないッ)」

凛「(さっきもだけど、みくと戦った時も、私は卯月の『魂の匂い』に全く気付かなかった…… 何時から部屋に居るのかも分からなかった……!!)」アセッ


凛「(それに、まゆやみく達を暴走させた詳細も掴めていない… 誰にも気付かれずに小梅ちゃんを洗脳して、私達を攻撃させたのも、卯月の『スタンド能力』……)」

凛「(恐らく精神干渉の能力… 『理解』出来る前に攻撃を誘発させるようなことは止めておくべき…か…)」


凛「(それに、時間を稼げばきっと未央達が来てくれる! 二人でのスタンドコンボ(*)も考えていたし、きらりも流石に一人じゃあ敵わないハズだし)」グッ
*命名:凛



卯月「あっ! 凛ちゃん時間稼ぎして未央ちゃん達を待とうとか考えてない?」


凛「ッ!? (バレてる!?)」ビクッ


卯月「やっぱり! 凛ちゃんは分かりやすいね♪」

卯月「私は普段から『しまむーは同じ話がループするからなァ~~ッ!!』って言われてるんだから、凛ちゃんに話を反らそうとされたら本題に入れないよォ~!」プンプン


凛「もう、わかったから… それで話って、何?」



卯月「はい、率直に言うと、






【『スタンド使い』を増やすつもりは無いから、『石』を諦めて私に従って下さい】っ!」





凛「ハァッ!!!?」ダンッ



卯月「私は元々スタンド使いを増やしたくなかったんです、寧ろ増えるのは困ります! 何をするか分かりませんからねっ!」

卯月「だから『石』を回収して、スタンド使いに成った子達も全員『支配』します!」ヘゴーン



卯月「凛ちゃん達も『石』の被害を無くそうとしてるんなら、目的は一緒ですね♪」ニコッ




凛「ふざけないでッ! 好き勝手やってる上に『従え』? 馬鹿にするのもいい加減にしてッ!!」バンッ


卯月「もう、落ち着いて凛ちゃん… 話はまだ途中だよ?」


凛「自分がどれだけ事務所を危なくしてるのが分からないの!? 『石』だけでも回収すればと思っていたけど、あんたを倒さないとダメみたいだね…!」



ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ



卯月「もう…結局凛ちゃんも聞く耳をもってないんですね… 抗っても無駄なのに…」ハァ…




卯月「あ、そうそう、1つ思い違いをしているみたいだから教えてあげますね」






ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ


卯月「…『未央ちゃん達は絶対に追い付かない』… 彼女達じゃあ、きらりちゃん達には勝てませんよ」



凛「………きらり…『達』…?」


ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ


―――――――――――――――――――――――――――――――


ゴオォォォ…

きらり「………ボソッ……」


シュンッ


未央「あれっ?」ティン!

フワフワ…


未央「(きらりんの横、何か浮いてないかな…?)」


???『………』フワフワ…


未央「(あれは… ぬいぐるみ?)」


???『…………』フワフワ…


―――――――――――――――――――――――――――――――

―――――――――――――――――――――――――――

凛「きらり『達』って、どういう事!?」アセッ



卯月「やっぱり凛ちゃんは気付いて『無かった』んだね… ちょっと拍子抜けです」ハァ…



ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ



卯月「未央ちゃん達と同じで、きらりちゃんもコンビで戦うんだよ? あの二人を倒すのは大変でした… 未央ちゃん達じゃあ倒すのは無理じゃあないかな……?」





卯月「あの、きらりちゃんと……」


―――――――――――――――――――――――――――

―――――――――――――――――――――――――――――――――


未央「(いや、違うッ!? あれはぬいぐるみなんかじゃあないッ!! あれは…)」ダッ


未央「まゆちゃんッ!!」


???「スゥゥ~~~~……」フワフワ

クワッ


まゆ「ッ!?」








未央「別の『スタンド』だァ!!」






???「メェェェェェェェェェェェェェェェェェデェェェェェェェェェェェェェーーーーーッ!!」キィィィインッ!!


ズァァアァッ!


まゆ「ぐっ… こ、これは…!?」シュル……ググッ…

未央「う、動きが……ッ!?」ググッ…


きらり「助かったにぃ♪ ゆっくりになればあとは簡単だゆっ!」ズギャンッ

ブチブチッ


まゆ「拘束がッ!?」


きらり「引っ張って…」

グイッ


まゆ「うッ!? (マズイッ!?)」グンッ

シュル……ル…


まゆ「(回転……できな…い…ッ!?)」


ズァアッ


きらり「きらりんぱーんち☆」



MK『UKYAAAAAAAAARRRRRRRRRRァ!!』ブンッ



ドゴォッ!!

まゆ「うベッ」メキョッ


ドヒュ~~~…


ゴッシャァアァンッッ


まゆ「かはッ…!?」


未央「まゆちゃんッ!!」




「もう、私は動かなくてもいいって言ってたじゃん、きらり」





未央「ハッ!?」バッ


ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ



ズズ…


きらり「ごめんにぃ… 未央ちゃんとまゆちゃんが思った以上に強かったから、危なかったのー」



ズズズ…



未央「きらりんの、『マシュマロ・キッス』のお腹から……!」ギリッ…

――――――――――――――――



卯月「杏ちゃんのコンビは、ね…」



――――――――――――――――

―――――――――――――




未央「杏ちゃんッ!!」





杏「杏、戦いたく無いんだけど…」ハァ…



バァ―――z_______ン





―――――――――――――

―――――――――――――

卯月「だから、いくら待っても『無駄』だよ?」ニコッ



┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨


凛「ッ! (まさかッ… 杏まで敵だなんて…!)」タラァ~…

凛「(待っていても意味が無いッ! 杏が脅威なら早く『石』を奪って未央達に加勢しなきゃ)」


凛「うおおおおぉぉぉッ!!」ダッ

ズァアッ


卯月「向かって来るんだね…… なら、話の続きは静かになって貰った後にしますね♪」ニコッ



NSN『オラァッ!!』ブンッ


ドギャアァァンッ


←To Be Continued...

おまけ

スタンド名:『マシュマロ・キッス』
本体:諸星きらり
タイプ:近距離パワー型・人型

破壊力:A スピード:A 射程距離:E 能力射程:E
持続力:A 精密動作性:D 成長性:B  女子力:C


能力:『爪ACT4』を思わせる大きな体格に、かわいらしいポップなデザインと飾りを付けた諸星きらりのスタンド。
初期『星の白金』並のパワーとスピード、頑丈さを持つが精密な動きはできない。

腹は亜空間『きらりんルーム』へと繋がっており、
きらりがかわいいと思った者・生き物・人物のみ入室できる。
亜空間の座標は当スタンドと重なっているため、
亜空間内の人物がスタンドを亜空間から出す場合は
当スタンドから出ることになる。

きらりは亜空間内に干渉はできないが、感知はできる。

なお入室資格を持つ者は当スタンドの腹に亜空間に自由に出入りできるが、
きらり本人は入ることができない。


A:超スゴイ B:スゴイ C:人間並 D:ニガテ E:超ニガテ


追記:きらりのかわいいものが好きなことと、
自分の大きな体を気にしている部分が、スタンド形成に大きく表れている。
きらりは杏のスタンドを見るたびに自分のスタンドが可愛くないと思うので、
きらりは自分のスタンドを気に入ってなく、あまり発現させようとしない。

もし、きらりが自分に自信を持ち、受け入れることができたなら、
きらり自身も『きらりんルーム』へ入る資格を得るだろう。



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ジョジョ3部アニメの出来は素晴らしいですね
ジョジョ1の萌えキャラ・ポルナレフが出てきてますます面白さが加速しますね

次回はまた未定です。遅くならないように気をつけます
なお、莉嘉VS法子のJC対決は書きません


あと遅くなりましたが、しぶりん1位おめでとう!

だいぶ遅くなりました、再開します。







[祈るようなメーデー]

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二人は対照的な存在だった。


彼女は小さくて可愛いものが好きだった。
しかし、彼女自身は大きく成長し、その身長は同年代を遙かに超えた。
自らの望む『かわいさ』に近づこうと努力する度、そこに距離を感じた。
彼女の可愛いものへの執着はより一層強く成っていった。

彼女はどこにでもいる小柄な少女だった。
しかし、年を経ても体は成長せず、身長は小さいままとなった。
彼女は大きく成ろうと努力した。しかしその努力は報われなかった。
どうすることも出来ない成長の壁に、彼女は諦めた。


彼女達は共にアイドルになり、出会った。
二人は、相手が自分には無いものを持っていると思った。
だが同時に、相手も自分と同じコンプレックスを抱えていると理解した。

相手の在り方を見て、自分の在り方を見つめ直そう、そう思った。
コンプレックスと、向かい合おうとした。


二人は親友になった。

共にトップアイドルとなる夢を目指して…


そんな時だった。卯月に対峙したのは
『スタンド』に、目覚めたのは…

―――――――――――――――――――――――――――――――――


ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ


未央「まゆちゃんッ!!」ダッ

まゆ「うぐッ……ハー……ゲホッ」ボロッ

未央「しっかりして! (きらりんに入れられた一撃……大丈夫なハズは……)」


シュル…

未央「あっ!(お腹に…リボンの胴当てが!)」

まゆ「ゲホッ… ほどけかかっていたとはいえ、ACT2も盾にしたのに… 結構効きますねぇ… ッ…」ゲホッ


┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨


きらり「……まゆちゃん、リボンの腹巻きをしてたにぃ? どぉりで感触がふにゅぅ~てなったゆ♪」

杏「腹巻きじゃあ無いって… まあどうでもいいけどさ、」

杏「ちゃんと一撃で仕留めなきゃダメじゃんきらり。労働はアイドルだけで充分なんだからさァ」

きらり「杏ちゃんきびしー☆」ムェ~



未央「くっ、どうしてッ!? なんで杏ちゃんもしまむーの側に付くの!?」ギリッ

杏「…………」フィッ

未央「何でッ!?」ダンッ

杏「………きらり、一人ずつ倒して『きらりんルーム』に仕舞うよ…… 中から指示するね」スッ

きらり「わかったにぃ♪」ズァッ


ズズ、ズズズ……


未央「くっ… 」


未央「(杏ちゃんがまたきらりんのスタンドの中に隠れた… これじゃあ攻撃出来ないッ)」

未央「(杏ちゃんはスタンドだけ出して一方的に攻撃出来る… これはかなりヘビーな状況だね…)」



まゆ「ゲホッ… ハァ…よくも…ハァ… やって…くれましたねぇ…」シュルル…

未央「まゆちゃん、悪いけどすぐ動ける?」

まゆ「え、えぇ… 大丈夫ですよぉ…」スッ…


未央「(良かった… まゆちゃんが動けるなら、今のところの一番の危機は……)」


???『………』フワフワ…


未央「(きらりんの周りを浮いている、杏ちゃんのスタンドだッ! )」


┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨


未央「(さっきまゆちゃんの攻撃は絶対入るハズだった… 杏ちゃんのスタンドが発現して動きがゆっくりになるまでは……ッ!)」

未央「(あの能力の『謎』を解かなければ… )」



杏『まずはボロボロのまゆから叩くよ、きらり!』

きらり「りョーかいだゆッ!!」ズァッ!!


未央「(来るッ) 捕まって!」ガシッ

まゆ「!」コクンッ ガシッ


カッ ドッパァアンッ

ボビョォオォーン


ドッゴォッ!!


きらり「つっかま~え… あり?」スカッ

杏『(星の衝撃で加速して避けたのか…… ん?)』



シュルルル……


杏『(これは…!) きらりッ!! 足元ッ!』

きらり「ほぇっ?」


シュルルル…

キュッ ガシィッ!!


きらり「うっ!?」ギチッ

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

杏『これは、リボンの足枷と星の地雷! なんて判断力だ、あの状態で直ぐにしかけたのかッ!!』



カッ ドッパァアァーンッ!!



きらり「うにゅ~… いったぁ~い……」ケホッ


シュルルル… ガチッ


杏『……! きらり、周り見て!!」

きらり「ふぇっ!? またリボンの結界?」

シュルルル… シュルルル…

きらり「でもさっきよりスカスカだにぃ まゆちゃんお疲れムードぉ?」



まゆ「…………スカスカなのはわざとですよぉ…… 弾をぶつけるためにねぇ…!」シュルルル…



きらり「!」

杏『良く見ると、穴の外側のリボンに辞典や椅子がくくりつけて有る…!』



未央「(リボンに『結び付けた』モノを『星』の衝撃で撃ち込むッ 例え1つを減速されようとも幾つかは必ず当たる…)」


ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ


未央「全方位からの投擲、躱せるかァ――――ッ!?」パチンッ


カッ

パァン パァン パァン パァン


ドヒュ~… ヒュ~…



ゴオォォォォォォォォォオオ!!


杏『へぇ…成る程、大した判断速度だね、きらりが苦戦するのも頷けるよ…… でも、』


┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨


杏『私の能力を誤解しているみたいだね』



???『………』フワフワ


クワッ

???『メェェェェェェェデェェェェェ―――ッ!!』キィィィインッ

グワァアァッ


ググッ…… グッ… ググッ…


まゆ「そんなッ、全ての弾が減速してる!?」


ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ


杏『その『減速』ってのが違うんだよ、まゆ。 『数』なんて関係無いんだ……… 私の能力は…』


杏『エネルギーを消耗させる『力場』ッ! 杏に近付くあらゆるものは抵抗力を受け、終いには静止する!』

杏『私の下では雨すら落下を怠け、地面と交わる事は無いッ!!』┣¨ォ―――z_______ン


ググッ…  ピタァ


バァ―――z_______ンッ!!



まゆ「な、なんですってェェ―――ッ!?」



杏『そしてもちろん、『力場』の中では人が動くのすら困難になる… でしょ、未央?』


まゆ「!」


ヒュッ バシィッ

未央「くっ…(バレてたかッ)」ググッ…


きらり「うきゃ☆ 未央ちゃんいつの間にぃ?」ググッ…

杏『投擲と同時に駆け寄って弾の陰から攻撃しようとしたみたいだけど…』


未央「か、体が… 重たい…ッ」ググッ


杏『これだけ近寄ったら自由に動けないでしょ、裏目に出たね ……きらり!』

きらり「にょわっ☆ 未央ちゃんゲーット♪」ブンッ


まゆ「未央ちゃんッ!?」



パァン


バキッ


まゆ「!」
杏『!』

きらり「ぐっ…!?」


ズサァ…


未央「ッッハァッ! (危なかったッ!)」

未央「(『星』で無理やり体を動かして射程外に出れたっ… 衝撃で痛いけど)」ヒリヒリ


まゆ「良かった……未央ちゃん…!」


杏『へぇ… 杏の『力場』の中で動けて、尚且つ一撃入れて退避するなんて』

杏『やるじゃん未央。『力場』のなかで動けるのはきらりか卯月ちゃん位だと思ってたよ』



きらり「もー杏ちゃん! ちっとはきらりのこと心配してよぉ!」プンプン

杏『えぇー… めんどくさ。 きらりが油断したのが悪いんじゃん…』

きらり「むー! 杏ちゃんの能力を信頼してたからなのに酷いにぃ!?」ガビーン

杏『ハイハイ、ダイジョーブデスカ? キラリチャン』

ワイワイ ガヤガヤ


未央「(………遠距離攻撃は杏ちゃんの前では無意味、近距離ではきらりん無双……全く隙が無いッ!)」

未央「(このコンビ、強すぎるッ!!)」タラァ~ッ


┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨


未央「(それに…)」チラッ


まゆ「ハァ… ハァ…」フラッ


未央「(まゆちゃんが疲れてきている… スタンドを長時間の大規模展開していることに加えてさっきのきらりんの一撃…)」

未央「(結界も、長くは持たないッ…!)」ギリッ


杏『さて、これだけ時間をあげても何もしてこないみたいだし』

杏『油断しないように、確実に仕留めるよ、きらり』

きらり『にょわっ☆ 杏ちゃん! きらり達は無敵の『コンビ』だゆ―――っ!』ドンッ!


←To Be Continued...

おまけ

スタンド名:『アンズ・ソング』
本体:双葉 杏
タイプ:遠距離操作型・動物型

破壊力:E スピード:E 射程距離:A 能力射程:B
持続力:A 精密動作性:C 成長性:D  女子力:C


能力:ぬいぐるみの様な姿をした、双葉杏のスタンド。
周囲に抵抗力を起こす『力場』を発生させる能力。
『力場』の中ではまるで水中を進むかの様に動きが鈍くなり、終いには静止する。
『力場』はスタンド本体に近づくにつれて強くなり、より多量の運動エネルギーを消耗させる。
慣性運動する物体は必ずスタンド手前で静止するが、
『力場』の中でも抵抗力以上のエネルギーで加速すれば動き続けることは可能。

また、スタンド本体からは『力場』とは別に、相手を疲労・圧迫させる『衝撃波(絶叫)』を放てる。

A:超スゴイ B:スゴイ C:人間並 D:ニガテ E:超ニガテ





OFAやってて書くのが遅れました。
もちろんみんなは買ったよね?

ちょっと見返してみて直したいところが多数あったので、
いずれタイトルを変えてスレを立て直そうと思います。

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佐久間まゆは、自分のこの「エヴリデイ・ドリーム」を見る時、いつも思い出す。


母『まゆちゃんもいずれ、運命の人に巡り会えるわぁ……ママにとってのパパみたいに、ねぇ…♪』


子供の時から思っていた。町に住んでいると、それはたくさんの人と出会う。
しかし、普通の人たちは、一生で真に互いを心から愛し合える人に出会えるのだろうか…?

恋愛ドラマで見るような運命の出会い…… しかし、まゆは『恋』と言うものを信じられなかった。


小学校のクラスの星奈ちゃんのアドレス帳は、付き従う男の子の名前と電話番号でいっぱいだ。
50人ぐらいはいるだろう?100人ぐらいだろうか?

母には父がいる。父には母がいる。
自分はちがう。 

クリスマスの祝うカップル達は、きっと何万組もいるだろう。
自分はちがう。


何度か告白されることはあったが、まゆは全て断っていた。恋心を何も感じなかったからだ。まゆの心が晴れることは無かった。


「自分にはきっと一生、本気で恋に落ちることは無いでしょう。」
「なぜなら、誰にも『運命の赤い糸』が見えないのだから… 恋心を感じない人と、真に気持ちがかようハズはありません。」



何気なく始めた読者モデルの撮影、スタジオでPさんに出会うまでずっとそう思っていた。

Pがくれたのは恋心だけでは無かった。トップアイドルという目標、心の通じ会うアイドル仲間、応援してくれるファン、輝くステージ。
いつしか、まゆにとって『アイドル』は、ただPとの繋がりだけでは、無くなっていた。まゆの心は晴れ渡っていた。


Pさんのことを考えると、胸が熱くなるのはなぜだろう。
それは、Pさんに運命を感じたからだ。『赤い糸』がハッキリと見えたからだ。
トップアイドルを目指すという、この毎日!
まだまだ共に過ごした日々は少ないが、大切なものを沢山くれたPさんを、まゆが本当に心から愛しているからだ!


佐久間まゆは「エヴリデイ・ドリーム」を見て考える!
『運命の赤い糸』を見せてやろう。
そう! Pさんのいる事務所を守り、大切な日々を取り戻すため完璧に『結び付け』てやろう。

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きらり「にょわっ!!」ダッ


未央「来たッ…!」

まゆ「ハァ… ハァ… っ、えいッ!」ヒュッ


シュルルルッ キュオァッ


きらり「ッ! リボンの結界がッ!!」

杏『狭まってきている… このまま縛り上げるつもり? ……でも』


杏『杏の前では無意味だよッ!』バッ


キィィィインッ

シュルル… グ、グッ


まゆ「う、動かない…ッ」アセッ


杏『そして、縛られると厄介なリボンも止めてしまえば…』

ズバァアンッ!

きらり「只の布切れだにぃ♪」ズァッ


未央「(うっ、近いッ!!) それっ!」ブンッ


バンッ バンッ
バンバンバンバンバンバンッ


きらり「またスーパーボールなの?」

杏『策が尽きてきたみたいだね。全く、 『力場』の前では……』


キィィィインッ ググッ…


杏『無意味だって言ってるでしょォ―――がぁ!』


MK『NYOOWAAAAAァ!』ブンブンブンッ

パシッ パシッ パシッ


きらり「いくら『マシュマロ・キッス』が不器用でも…」


パシパシッ

ギュムッ


きらり「動きがゆっくりなら、全部取るのもらくしょーらくしょー♪」


カッ ポヒュン


未央「な…!? 『星』の衝撃を『握り潰した』!?」アセッ



杏『慄いてる場合なの? もうソコは『射程距離』だよ?』キィィィインッ


未央「ハッ!? しまったッ!!」グッ


きらり「NYOOOWAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAァ!!」ズァッ

MK『HAPPYYYYYYYHAPPYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYィ――――ッ!!』 ズドドドドドドド


未央「う、うおぉぉああああッ!!」

ミツボシ『ドララララララララララララララララァ!』ズドドドドドドド


ガンガンガンガンガンガンガンガンッ!


未央「(『力場』はきらりんにも働いているハズなのにッ、なんて重たいラッシュなの!?)」

未央「(お、圧される……ッ!?)」ググッ……


MK『UKYAAAARRRRRRRRァ!!』ブンッ


ドッゴォォオッ


未央「がっ」


ドグシャアッ

未央「かはっ…」


きらり「このまま一気にぃ…」


フォン フォン ヒュゥ~


きらり「ハッ!?」バッ


ヒュゥ~ ググッ…


まゆ「ハァ… ハァ… 」フラッ…


きらり「まゆちゃん… 死角からまた物を投げてたのね」

杏『見苦しいよ、『力場』の前じゃ無意味だって…』



ググッ…



カッ パァン

ドヒュゥ~


あんきら「「なっ!?」」


ズオッ


杏『り、力場を…』

きらり「突き破ってきたにぃ!?」バッ ババッ

ベシッ ベシッ ベシッ


まゆ「ハァ… り、『力場』の中でも……新たに加速、すれば… ゼー… その分だけ動けるって…… 未央ちゃんが見せてくれましたぁ……!」


きらり「ふにゅ、リボンが『回転』していて、絡まるにぃ…ッ!」


まゆ「(きらりちゃんを止めた今、杏ちゃんのスタンドを狙えるのはここだけッ!!)」ギャルギャルッ!

まゆ「(『星』で加速して『黄金の回転』をぶつけますッ!!)」ブンッ


きらり「! 杏ちゃんッ!」

カッ ドパァン


ゴォッ



杏『…………落ち着きなよ、きらり』


┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨


AS『スゥゥゥ…』フワフワ…

AS『メェェェェェデェェェェェ―――ッ!!』キィィィインッ


まゆ「(な、衝撃波がッ!?)」


杏『フン、杏に止められないと思ったの? 『力場』の中でも動けるきらりといつもいるのに、対策を練ってないとでも?』



MK『にょわっ☆』ガシッ


グイッ


まゆ「うっ、リボンが…」グラッ…


きらり「ほいっ!」ブンッ


ズオォッ!!


まゆ「きゃあッ!!」

グワァアッ


ドヒュゥ~




杏『いいの、未央?放り投げられたまゆを拾いに行かなくても…』


未央「グッ、まゆちゃん…ッ!!」ダッ

ガシッ




ドンガラガッシャァアァーン


未央「かはっ…」メキョッ

まゆ「…ッ……」ビキッ


杏『…………とどめだよ、きらり…』

きらり「う、うんっ」ダッ


ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ


未央「(う、動けない…ヤバイ…ッ!!)」


まゆ「……ボソッ…」シュルルル…

未央「…!? まゆちゃん!?」



MK『HAPPYYYYYYYYHAPPYYYYYYYYYYYYYィ!!』ガバッ



まゆ「ッ! 危ない未央ちゃんッ!!」トンッ








メゴシャアッ!








未央「…あ、ああ……」ドサッ


メキッ ミシィ

ドサァ…




ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ



まゆ「」


バァ―――z_______ン




未央「まゆちゃアァァァ―――んッ!? うわああぁぁぁぁぁ!」ポロポロ




杏『これで後は未央だけ…きらり、まゆをしまって』

きらり「うん…」ガシッ


ズ、ズズズ…

未央「あぁ…… まゆちゃんが……」ポロポロ


―――――――――――――――――――――――――――――――――

きらりん☆ルーム内


杏「あ、きたきた」

ズルズル…


まゆ「…………」


杏「回復して起きる前に縄で縛っとかなきゃ…めんどくさいなぁ」

杏「縄も可愛い柄じゃあないときらりんルームに入れられないとか、便利なのか不便なのか…」シュル


杏「…………なんで私はこんなことしてるのかな……事務所の仲間に……」ボソッ


まゆ「………」


杏「あれ?まゆ、リボンで体を覆ってる……」

杏「こんなのできらりのハグを耐えようとしたのかな? いつも杏がやられてるのを見てるだろうに……」


シュルルル…

杏「気絶したからか、リボンが消えて……!?」




ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ


☆☆☆☆☆★☆☆☆☆★☆☆☆★☆☆☆☆★★★★★☆☆☆☆☆☆☆☆☆★☆☆☆☆☆☆☆☆☆★☆☆☆☆★☆☆☆☆★★★★★☆★★☆


杏「な、なにィィィィィィィィィ!?」


杏「ま、まゆの体にッ、未央の『星』がびっしり付いている!? しかも特大サイズ!」

杏「リボンはこれを隠すために巻いていたのかッ!」


ガシッ


杏「!」




まゆ「…………やっと……」



┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨



まゆ「射程距離に……入りましたよぉ、杏ちゃぁあん……!」




杏「ッッ!!」バッ


グイッ ガクン

杏「ッ!? 腕にリボンが、いつの間に!?」


まゆ「『エヴリデイ・ドリーム』……例えもう、少ししか出せなくても……」




「『結び付け』たら、『絶対』に離しませんよぉ…」




杏「ッ!?」ゾクッ



杏「は、離せ、離すんだァ―――ッ!」グイッ グイッ


キイイイィィィィィィィィン…


杏「うわああぁぁぁぁぁ!?」


杏「私を道連れにするつもりかァァァ、まゆゥゥゥゥ!?」


まゆ「私は『覚悟』を決めましたぁ…杏ちゃんも覚悟してくださいねぇ……!!」


カッ


まゆ「(未央ちゃん、きらりちゃんをお願いしますよぉ…)」



ドッバァアアアァ――――ンッ!!!!



―――――――――――――――――――――――――――――――――――



ドッバァアアアァ――――ンッ!!!!


きらり「ふわッ!?」ガクン


フッ


未央「! 『力場』が、杏ちゃんのスタンドが消えた…!?」


未央「ハッ! まゆちゃん…!」

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

まゆ「『星』を目一杯まゆに付けて下さぁい、絶対に杏ちゃんを止めてみせます…」ボソッ

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

未央「(本当に杏ちゃん止めてくれたんだ………ならッ!)」 グッ

スクッ


きらり「い、一体なにが…杏ちゃんっ!?」フラッ…


未央「(きらりんを倒すのは私の役目だねッ!! まゆちゃんが相討ちになってまで繋げてくれた希望……私がしぶりんまで繋ぐッ!!)」ダッ


きらり「ッ! 未央ちゃんッ!!」



未央「いっけぇぇぇ!」ズギャンッ

ミツボシ『うおおおおおおおおォォォォォォッ!!』


きらり「うっ!」ガバッ


ミツボシ『ドラララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララァ!!』


ガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガン


きらり「ふぐぐ…、ボロボロなのに、どっからこんな力が…ッ!」


シュンッ

  キィィィインッ


未央「! これはッ!?」ググッ…


きらり「(杏ちゃんの『力場』ッ! 気を取り戻したのね杏ちゃんッ!!)」

杏『……グッ…私達は…負けられないんだよ……きらり…ッ!!』


きらり「(これで、未央ちゃんの攻撃は…)」




ドパァアンッ



ベキッ


きらり「ふぐっ!?」メキョ…


ドパァアンッ

ドゴッ

きらり「げはッ……!!(な、なんで…!?)」

きらり「(何で遅くならないで、更にラッシュが重たく早くなってるんだにぃ!?)」




未央「(『星』の衝撃による加速、まゆちゃんのリボンで防がないと私もダメージが来るッ…)」ジンジン…

未央「(でも!)」


パァン

ドゴッ

未央「(まゆちゃんはもっと痛みを我慢していた…それだけじゃないッ)」ジンジン…

パァン パァン

ドゴッ ドカッ


未央「(しぶりんは今この瞬間も、しまむーと戦ってるんだッ!!)」



未央「『ミツボシ』ィィィィィィィィィイッ!!」



ミツボシ『ドラララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララァァァッ!!』


ドパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパ

ドガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガ




きらり「ウキャァアァ――――――――――ッ」ドヒュ~…



ドグシャアッ



きらり「」

シュン


ズルズル…


杏「」


まゆ「」ニコッ



未央「ハァ… ハァ…」フラッ…





未央「決着ゥゥ―――――ッ!! 」


ドォオォンッ





―――――――――――――――
名前-スタンド名

諸星きらり-マシュマロ・キッス
双葉杏-アンズ・ソング
佐久間まゆ-エヴリデイ・ドリーム

―再起不能(リタイヤ)

本田未央-ミツボシ

―負傷につき行動不能

―――――――――――――――

―――――――――――――――――――――――――――――――――――


「あれ、負けちゃったんだ、きらりちゃん達……」


「ハァ… ハァ…」フラッ…


「せっかく任せたのに……でも、役目は十分果たしてくれたみたいですね」


「…………グッ……」ゼー…


「もうそろそろわかったかな?凛ちゃん。未央ちゃん達は助けに来れないみたいだよ。だから……」


ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ


「私の『笑顔(ザ・スマイリング)』に勝とうだなんて…」


凛「……………………」ボロッ


卯月「『無駄』ですよ、無駄無駄!」ニコッ



←To Be Continued...

おまけ



スタンド名:『笑顔(スマイリング)』
本体:島村 卯月
タイプ:近距離パワー型・人型

破壊力:? スピード:? 射程距離:? 能力射程:?
持続力:? 精密動作性:? 成長性:?  女子力:?

能力:『普通』を操り、『普通』支配する。


A:超スゴイ B:スゴイ C:人間並 D:ニガテ E:超ニガテ









アニメジョジョでやっと3部の名脇役・ホルホース君が出てきましたね!
個人的に好きな前回のハンサム戦のレロレロも良かったし、人生が楽しいです


あと最近ジョジョ×アイマスのSSが増えてきて嬉しいです。
内容かぶってもいいのでどんどん書いてほしいなぁ


スレの立て直しは卯月戦の前にやろうと思います。
その時にこのスレはHTML化依頼しますね

新タイトルは

凛「裁くのは 私の『スタンド』だッー!」【ジョジョ×モバマス】

にしようと思います。



ついでにジョジョリオン最新刊が出たのでぶっちゃけますが………
(ネタバレ注意)







憲助さんのスタンド能力、僕の考えた凛の能力と同じタイプのスタンドじゃん!
連載してる時読んでビビりました…… 
しかしキング・ナッシングのスタンドデザインはカッコイイですよね!
流石荒木先生です!


支援祭よっ??興奮してきたわッ??

ネバーセイ ネバー
http://i.imgur.com/U0GHIp9.jpg

ミツボシ
http://i.imgur.com/BcQxljX.jpg

シャルウィ プリーズhttp://i.imgur.com/RnOt9QS.jpg

パッション ガール エースhttp://i.imgur.com/0YXA1RC.jpg

エブリデイドリーム
http://i.imgur.com/GecfEYm.jpg

エブリデイドリームACT2
http://i.imgur.com/jb7c1gc.jpg


グラッツェ>>307さん
……あなたとそよ風の中で話がしたい

すみませェん……結構マジに感動で涙が出ました
僕の愚作にこんなに素晴らしい絵を描いて戴けるなんて……
ありがとうございます! 家宝にします!

Hail(ヘイル) 2U(トゥーユー)! (君に幸あれ!)

てか>>307さんのエヴリデイドリームACT2いいなぁ…

これなら女子力:Bにすればよかったです

なんか続き書けちゃったのでできたところまで上げます。
ちなみに他にもグリマス×ジョジョで
志保「私は星を見るわ… 星の光を見ていたい。」
ってタイトルのSSも考えてます。

再開します。




[卯月の『笑顔』]


―――――――――――――――――――――――――――






ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ


卯月「結構時間がかかっちゃったなぁ…もう、さっき何を話そうとしてたのか忘れちゃったよ」フゥ…

凛「………ゼー……ハー……(な、何で、)」ボロッ


凛「(卯月の『匂い』が分からないのッ!? 目の前にいるのに、卯月の『感情』が分からないッ!!)」

凛「(それにさっきから、こっちの攻撃が当たらない…… これが卯月のスタンド能力なの!?)」ジロッ


卯月「あはは!凛ちゃん、今考えている事当ててあげようか?」


卯月「『どうして『スタンド能力』が上手く発動しないの?』『どうして自分の攻撃が当たらないの?』」


凛「ッ!?」ビクッ


卯月「あはははははっ!図星なんだ♪ 凛ちゃんは本当に分かりやすいですね! 表情によく出てるよ?」

凛「……」ギロッ

卯月「もう、そんな睨まなくても良いじゃあないですか…… 1つだけ、教えてあげるね。」



卯月「 私が攻撃を『ずらしている』んじゃあなくて、凛ちゃん自身が攻撃を『はずしている』んだよ」


凛「……はァ? 私がビビって縮こまってるって言いたいのッ!?」

卯月「あはは、違うよォ~! ただ………やっぱり無意識のうちに躊躇っているんじゃあないかな、って。だって」


卯月「『普通』なら、大事な友達を傷付けることなんて出来ないもんね♪」ニコッ


ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ


凛「………ッ! (この圧力…ッ、やっぱり……既に卯月の『スタンド攻撃』に嵌まっているみたいだね……何時の間にかに………)」

凛「(能力の全貌も見えないし何が何だか良く分からないけど、このままだとヤバイッ! )」グッ

凛「(早く卯月の『スタンド能力』を暴かないと、確実に負ける…ッ!)」タラァ~ッ


ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ



卯月「あはは、でもさっき囲まれた時は流石に少し焦ったよ… でもみくちゃんをすぐ倒せてホッとしたなァ~♪」

卯月「あ、別にみくちゃんが嫌いって訳じゃあ無くよ? スタンドの相性が悪かったからだからね!」

卯月「みくちゃんが絶対に自分を曲げなかったら危なかったけど、やっぱりあの時と同じで簡単に引っ掛かってくれたから助かりました!」


凛「……『あの時』?」ピクッ

卯月「ああ、みくちゃんが智絵里ちゃんと藍子ちゃんに襲いかかった時だよ」


凛「!!!」ガタッ


卯月「あの時は気持ち良いくらいにスタンドで暴れてくれたなぁ、みくちゃん。」

卯月「その後もおんなじ様にして、まゆちゃんも小梅ちゃんも動いてくれましたし… やっぱり持つべきものは友達ですね♪」


凛「………――して…」プルプル…

卯月「ん?」


凛「どうしてッ! 皆を操ったのッ!!? みくやまゆを!!」ダンッ


卯月「あはは、そんな怒らないでよ……簡単な理由だよ、


私の『スタンド』の限界を知るため」


凛「なッ………!?」


卯月「まあそれだけじゃなくて事務所に何人『スタンド使い』が居るか確認するため、って云うのもあったかな。」



――――――――――――――――――――――――

あの『石』でスタンドに目覚めて、私はとっても嬉しかったんだ。

私だけの『個性』……皆を超える『特別』……やっと手に入れたって。


でも気が付きました。他にもスタンド使いになった人が居るかも知れない、って。凛ちゃんと同じ様にね


『石』が原因だと分かっていたし、プロデューサーさんが事務所に置くって言ってたから直ぐに回収したんだ。

けど、流石に誰が触れたかなんて分かりませんでした…


でも、少ししたらみくちゃんが事務所に担ぎこまれて来たんです。高熱を急に出して倒れたって……

そしたら、みくちゃんが起きた時、スタンドを出したんだ!



みく『ニャッ!? ニャにこのでっかい猫チャン!?』ギョッ

ちひろ『何を言ってるのみくちゃん!? まだ寝てなきゃダメよっ!』ガシッ



すっごく驚いて声が出そうになったけど、頑張って耐えました!

家族で試していて、『スタンドはスタンド使いにしか見えない』って分かっていたからね。(案の定周りは誰も反応してませんでした。)


みくちゃんがスタンド使いって事は分かりました。でも、その時事務所にいない人にもスタンド使いがいるかも……


その中に『石』を欲しがる人がいるかもしれない。スタンド使いがもっと増えるかもしれない。





私の『特別』が、『普通』になっちゃう…… そんなの耐えられないっ!





私にはまだ『石』が必要だし、誰にも渡せない。だから他のスタンド使いを探して、全員従えてしまえば……

私が全ての『スタンド』を支配すれば、私が一番『特別』でいられる!




その時考えたんだ、みくちゃんを使って他のスタンド使いをあぶり出せるかも、って



みくちゃんがまた直ぐに気を失った後、コッソリ近寄ってスタンドを使って言ったんだ

『スタンドは『特別』な力だ、みくちゃんは何でも出来る。好きに暴れろ』ってね


スタンド使い相手に能力がどう効くか知りたかったし、コッソリみくちゃんの暴走を観察してたんだけど…


――――――――――――――――――――――――




卯月「予想通りにスタンド使いがみくちゃんを止めに来たときビックリしたよ、まさか凛ちゃんだなんてね!」

卯月「凛ちゃんも『石』に気付いていたみたいだったし、諦めて貰おうとまゆちゃんや小梅ちゃんをけしかけたんだ」

卯月「でも結局二人とも負けちゃったし、しかも『あの子』が居たから私のこともバレちゃったし………なんだか上手くいかないなぁ」



凛「………それじゃあ、みくとまゆを暴走させたのも、小梅ちゃんに私達を襲わせたのも、ただ自分の欲を満たすため、だったって言うの…?」ワナワナ…


卯月「別にヘンなことじゃあないよね? みくちゃん達に協力してもらって、自分の目的のために『頑張った』だけなんだから」


凛「」プッツン



凛「卯月ィィィッ!!」ダッ


卯月「あれ、なにか怒らせちゃったかな? まぁでもそんな血の昇った頭じゃ…」スッ


NSN『オラァッ!!』ブンッ

クルッ


スカッ

凛「!」フラッ…


ザ・スマイリング(以下『笑顔』表記)
『無駄ァ!!』ズオッ

ドゴォッ

凛「ぶはっ…」


ヒュゥ~…



ドガッシャアァン!

卯月「私に触れることすら出来ないよ?」




凛「…ウグッ……ハァー……わ、私は…」フラフラ…

卯月「?」



ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ



凛「…この渋谷凛は……まだ16歳にもならない只の小娘だ…芸能界のルールも良く知らないし、制服だって注意去れるまでは着崩しを直さない………『ボクはカワイイですね』ってドヤるだけなんで、二人っきりで『お話』した幸子はもう二度と私に対してはドヤらない……」



卯月「(制服は注意されたら正すんだ……)」




凛「だけど、こんな私にも、はき気のする「悪」はわかる!!」グッ…



凛「『悪』とは、自分自身のためだけに弱者をふみつけるやつのことだ!!」ピキィーン



凛「ましてや友達を――ッ!」


凛「アンタがやったのはそれだ! アァ~~~ンッ!?」

凛「アンタの『スタンド』は、被害者自身にも、法律にも見えないし、わからない…」






 だから 




凛「私が裁く!」ピシッ!




バァ―――z____ンッ!!




感想、メルシーボークー(ありがとう)

――――――――――――――――――――――



卯月「へぇ、私が『悪』、か ………構わないよ、只の『普通』のままで居るよりは……」ボソッ


凛「何をボソボソ呟いているの、卯月ッ!!」

卯月「別に、ボロボロの凛ちゃんに出来るのかなって言っただけだよ。それにしても…」


ズン ズン

卯月「へぇ…向かってくるんだ………逃げずにこの島村卯月に近づいてくるんだ…………」

卯月「まだ私の『笑顔(ザ・スマイリング)』の正体を――――のようにまったくつかめていないというのに………」


┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨


凛「近づかなきゃアンタをブチのめせなからね………」

ズン ズン

卯月「へえぇ~~~っ じゃあ十分近づくといいよ」

ズン ズン




ピタァッ


┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨


凛「………」

卯月「………」




ズアッ


NSN『オラァ!』ガオッ!

笑顔『フンッ!』シュッ


バシィッ!!


凛「グッ!」ビリビリ

凛「………」ヨロリ


卯月「アハハ、遅い遅い! 私の『笑顔(ザ・スマイリング)』は一番『特別』なスタンド………」

卯月「能力を使わなくてもスピードとパワーとで、凛ちゃんの『ネバーセイ・ネバー』より上みたいだね」


凛「やっぱり、私の『ネバーセイ・ネバー』と同じタイプのスタンドだね………」

凛「遠距離には行けないけど………『パワーと精密な動きができる…』」


卯月「凛ちゃんよりどのぐらい『笑顔(ザ・スマイリング)』のスタンドパワーが強いか、ちょいと試してみたかったケド……」

卯月「まァ、試す程でも無かったようですね♪」ニコッ


カチン


凛「へぇ……試すっていうのは、キズにもならない撫でるだけのことを言うの?」ハッ


卯月「もう……ボロボロのくせに、凛ちゃんはどうしてこう負けず嫌いなのかな?」フゥ…

卯月「下らない挑発に乗ってあげて…もうちょっとだけ試してあげましょうか…」


ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ


笑顔『フッ!フッ!』ドン ドン

ドオン

ドオン

NSN『ぬう…う』


ズドドドドド

笑顔『フン!』ズォン

NSN『ハッ!』フォッ

グワシァ

笑顔『……ッ!』ビリビリ


NSN『オラオラオラオラオラオラオラ』ドンドンドンドン

笑顔『フン!フン!』 ババッ

ガ―――ン  ガ―――ン

卯月「突き(ラッシュ)の速さ比べかぁ……」


┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨






NSN『オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラ』



笑顔『無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄』



ガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガン






ドシュッ!


ビシッ


NSN『!』フラッ…

凛「うぐっ」



卯月「アハハハ、やっぱり私の『笑顔(ザ・スマイリング)』の方がパワー・精密さ共に上だね!」

卯月「もうわかった…… 満足だよ…… ここらへんで遊びのサービス時間は終りだよ…」



卯月「凛ちゃん 一気に終わらせてあげる」


ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

律っちゃん誕生日おめでとう!

――――――――――――――――――――――――――――――――――


ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ


凛「!? (何ッ!? この卯月の『凄み』はッ……何かする気!?)」

凛「(何が何だか分からないけど、とにかくヤバイのは分かるッ 卯月にやらちゃダメだッ!)」ダッ


NSN『オラオラオラァッ!!』ズドドド


卯月「フン、無駄だって…」

卯月「言ってるんだよッ!!」ブンッ


ガッキァアァッ


NSN『うっ! オラァ!』ヒュッ


卯月「足元がお留守だよ」スッ


ガッ ズルッ


凛「きゃっ!?」フラッ



卯月「蹴り上げて…」ズァッ



ボッ



凛「かはっ…」フワッ


卯月「地面に叩きつけてあげるッ!」ピョンッ


ズァッ


ゴオォォオッ!!




凛「……!」ティン!


笑顔『無駄ァ!』ブンッ




パシッ スカッ


卯月「!」


NSN『オラァ!』ゴォォッ

笑顔『くっ…』バチッ

ズサァ…


卯月「(空中に蹴り上げられていたのに正確に拳を弾いた? ……いや)」ヒリヒリ

卯月「なるほど…… さっきのラッシュ比べの時に拳に『マーク』されていた、ということか……」


凛「……例え卯月の『匂い』が分からなくったって、卯月に『マーク』した『私の匂い』なら確実に追える…ッ!」

凛「そして、今の蹴りでまた新たに『マーク』を付けた!」バァーン!


卯月「へぇ……!」


凛「ここから私のターンだよッ!!」ダッ

NSN『ゥオラァ!』ズドドド


卯月「……」



パシッ


凛「……えっ!?」


グググ…

卯月「凛ちゃんのターンが、何?」ニコッ


バッ

凛「くっ… オラァッ!」ズァッ


ガシッ

ググッ… ピタッ


凛「(また受け止められた!?) なんでッ!?」ググ…

ドカッ

凛「ぐっ……」ズァッ…


卯月「アハハ、簡単な事だよ♪」

卯月「『マーク』した所を狙ってくるなら、何処に攻撃が来るかが分かるでしょ?」


凛「なっ!?」


……シャー…

卯月「例え物をぶつけて来ようとも、ね?」クルッ

凛「!」


ガシャアァッ!!


卯月「ほら、やっぱり♪ さっき位置が入れ替わる前にイスに『マーク』してたんだね」ガシッ

卯月「後ろからイスが飛んできても、私に付けた『マーク』をめがけてなら『普通』に止められるよ♪」


凛「(て、手の内が全部バレてるッ!?)」タラァ~


卯月「何をしたって無駄だよ♪ 『ネバーセイ・ネバー』じゃあ私の『笑顔(ザ・スマイリング)』には絶対に勝てないもん!」


凛「(やっぱり、私達のスタンド能力の対策が完璧に練られているみたいだ…でも、)」


フワッ ズズズズ…

ギギギ…


卯月「! これは…」


凛「『マーク』していたのはイスだけじゃないよッ!」

凛「(周りの物『全て』に『マーク』して卯月を追跡させた!これなら…)」ダッ


卯月「…………」




――――――――――――――同時刻




杏「………ッハ!」ガバッ


未央「あ、気が付いたみたいだね」

杏「み、未央…」


杏「ここは…」キョロキョロ


まゆ「…Zzz………ウフフ…」スヤスヤ…

きらり「……むぇ~…………」スヤスヤ…


杏「(そうか、さっきまで戦ってたんだった……)」ズキズキ…

杏「ウッ…」


未央「まだやる?」

杏「……いや、もう戦う気は無いよ。めんどくさいし……」


杏「…………そうか……杏たちは負けたんだね……」シュン……


未央「………杏ちゃん……どうして…?」

杏「ハハ、何でだろうね……どうしてこうなっちゃったのか、私も分からないや……」




未央「………二人とも、本当は戦いたくなんか無かったんじゃあないの?」






杏「!? どうして…」


未央「だって、二人共分かりやすいんだもの」


未央「きらりちゃんは手が震えてたよ、みくちゃんを殴った時から。笑顔だって明らかに作っていたし…」

未央「杏ちゃんだってそうでしょ? スタンドの叫びがあんなにも痛々しかったのだって、本当は戦うのがイヤだから…」


杏「やっぱりバレてたかぁ……」ハァ…

未央「分かるよ、友達だもん」



杏「……そうだよ、きらりも杏も、戦いたくなんか無かったんだ……」

杏「『スタンド』だって欲しくて手に入れた訳じゃあないし」


未央「……スタンド能力に目覚めたのは?」

杏「大体5日ぐらい前かな…… きらりと一緒だったよ」


杏「…………卯月ちゃんと戦った時に」

未央「!」


===================回想


┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨


きらり『う、卯月ちゃん!何で攻撃するにぃッ!?』

杏『ハァー…ハァー…』


卯月『やっぱり二人とも見えるんだね、私の『スタンド』が♪』


あんきら『『!』』


卯月『ここまで脅してもスタンドを出さないってことは、まだ自覚して無かったんだね……じゃあ』ズァッ

卯月『私が出させてあげます!』ゴオォォオッ!!


杏『ヒッ!?』ズサッ

きらり『杏ちゃんっ!』


きらり『(このままだと杏ちゃんが…ッ!!)』


ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ


笑顔『フンッ』ブンッ

杏『(迫ってくる!?) うわあああぁぁぁぁ!?』ギュッ



ズァッ ズァッ


キィィィン


ガシィッ!!


卯月『………出たね』


シュゥゥゥゥゥゥ…


アンズ・ソング『…………』フワフワ

マシュマロ・キッス『…………』グググ…


きらり『にゅっ!? これは……』

杏『………私?』


================================


杏「私は卯月ちゃんのスタンドを止めるために、きらりは私を助けるために……」

杏「二人ともその時初めてスタンドを発現したんだ」


未央「……それで、しまむーと?」

杏「うん、戦ったよ。初めて出したばかりだったけどきらりのスタンドはむちゃくちゃ強かったし」

杏「私の能力も直観で理解したからきらりの援護をしてさ、最初は私達が優勢だったんだ。」




杏「でも負けたんだ。本気の卯月ちゃんには手も足も出なかった」




未央「えっ!?」


未央「そ、そんな! 二人のコンビはあんなにも強かったのに…手も足も出なかったって!?」


杏「そうだね、きらりのスタンドはパワーもスピードも多分事務所内(のスタンドの中)でも一番だし、性能だけなら近距離『最強』だと思う」

杏「卯月ちゃんのスタンドも見たところ『普通』の近距離型でパワーもスピードもちょっときらりの方が上だった。」

杏「遠距離なら私がきらりをサポートするし、近距離ならきらりがパワーで押し勝つ、負けるハズが無かった。そのはずだったんだ」


――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――



┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨



卯月「良いよ、見せてあげる…」ボソッ



卯月「『笑顔(ザ・スマイリング)』の本当の力、『特別』な能力がどういうものなのか……その目で確かめると良いよッ!」バッ


凛「!」



――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――




……ブルブル………


未央「(えっ?)」


杏「違ったんだ、全然『普通』なんかじゃあ無かったんだ!卯月ちゃんの『スタンド』はッ……!」ガタガタ ブルブル


ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ


未央「杏ちゃん!?」ガシッ

杏「『普通』でも、きらりみたいな『最強』でも無い。あれこそ本当に、この世で一番『特別』なスタンドだって、心から実感したんだッ」ブルブル ガタガタ


――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――








卯月「『笑顔(ザ・スマイリング)!!』」




ドォ――――――z_____ン







――――……

――――――――……


凛「(―――あれ、何も起きない……?)」






凛「いや、待って、何かおかしい……ッ」


……ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ


凛「そうだッ……『何も起きていない』事がおかしいんだッ!」



凛「どうして……、どうして『マークを付けた物が全部静止している』!? 『卯月に付けたマークを追跡していたはずなのに』……!?」




卯月「……アハ、アハハハハハハハハハハハハハッ!!」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ


卯月「どうしたの凛ちゃん? アハハ、『普通』は物が勝手に動く訳がないでしょ?」

凛「……!」


卯月「ほら、イスを返すよ。受け取って座ったら?」ブンッ


ゴォォッ


凛「ッ!『ネバーセイ・ネバー』ッ!」ズアッ

NSN『オラァ!』ブンッ


スカッ


凛「何ッ!」


ドガシャァァァアン!!

凛「うげっ」ドガッ

ゴロゴロ……


卯月「アハハハ! 何ぼぉーっと突っ立ってるの凛ちゃん! ちゃんと受け止めないと投げたイスがぶつかるって、『普通』わかるでしょ?」


凛「うっ……そんな……」ボロッ


┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨



凛「(卯月がスタンド能力を発動させてから、全ての『マーク』が消滅した)」

凛「(それだけじゃあないッ、完全に『魂の匂い』も感じないし、『ネバーセイ・ネバー』は物質に触れることができないッ!?)」


┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨



....  ........
凛「『スタンド』が無効化されている……ッ!?」



/|__________
< To Be Continued...|
\| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄



次回のジョジョの奇妙なモバマスッ!!(ナレーション:大川透)


みりあ「この私をなめとったらいかんぜよ・・・おねえちゃん」

みりあ「もう一ペンさっきのような生意気なセリフをたれてみてよ!おねえちゃんよォ ああ~!?」


幸子「これがボクの本体のカワイイハンサム顔です」ドヤァアン

幸子「ドゥー・ユー・アンダスタンンンンドゥ!」」ドヤァアアン


暴走する少女ッ!!



友紀「この焼き鳥を食べるのはあたしだよ――――ッ! 軟骨がうまいんだよ軟骨がァ~~~ッッ!!!」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨


文香「………激しい『喜び』はいらない…そのかわり深い『絶望』もない…… ただゆっくり本を読む……そんな『平穏な生活』こそ私の目標だったのに…………」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ


頼りにならない大人ッ!!


そして……


藍子「最後に一つ言っておきます」


   藍子「『時は減速』する」


新たなる勢力ッ!!!

その時、目覚めるのは……


智絵里「この力で…… みんなを… 守れるならッ……!」


   智絵里「プロデューサーさんっ! 明日って今です…!」


これは、トップアイドルを目指す物語――――





※嘘予告です

HTML化依頼してきます。


立て直し先です

凛「裁くのは 私の『スタンド』だッー!」【ジョジョ×モバマス】
凛「裁くのは 私の『スタンド』だッー!」【ジョジョ×モバマス】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1404395183/)




嘘予告の内容は本編とは全く関係ありません


あと、『笑顔(ザ・スマイリング)』 のスタンドイメージは、
・ピンク色基準で体の至る所にハートの意匠があるシンプルなデザイン
・ハートの中にはニコニコ笑顔のマークが書いてある
・『世界(ザ・ワールド)』みたいなフェイスマスクの後ろからポニーテールが伸びている
・スタイルは一番女性的(お尻が大きい) 女子力:A
みたいな感じです。

HTML化依頼したのでこのスレは一旦落とします。
続きは立て直し先でお願いします。

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