ジャン「どうしたんだ?」ミカサ「寒い」(31)

ジャン「クリスマスは」ミカサ「空いている」の続き

前回同様
オマケに少しのユミクリ付き

エレン「マフラーはどうしたんだ?」

ミカサ「洗ったので干している」ブルッ

エレン「そうか、くさいもんな」

ミカサ「そう、くさ…えっ!?」ビクッ

エレン「アレ洗わないとくさい」

ミカサ「…くさい…分かった、定期的に洗う」

アルミン「その方がいいね」アハハ

ジャン「(ミカサが寒い…だと!?俺はどうすればいいんだ!?後ろからギュッと抱きしめればいいのか!?…いやいや、早まるな。俺はまだお友達…いや、知り合い以上恋人未満というような微妙な位置にいる…早まるな)」ウーン

壁lマルコ「(ジャン…いいか、ここで選択肢を間違えちゃいけない…)」ジッ

ミカサ「…マフラーがないと寒い」

壁lマルコ「(ほら…ジャン!いいセリフがあるじゃないか!何故言わないんだ!)」

エレン「頑張れ」グッ

ミカサ「…うん」

アルミン「腹巻をしたらどうかな?」

ミカサ「…腹巻とは?」

アルミン「お腹に巻くものだよ!
暖かくなるんだ!最近は毛糸で作ったものも売っているよ、買ってみたらどうかな?」

ミカサ「…いい!それはすごく良さそう!」

壁lマルコ「(いい感じで進んでいるよ、ジャン!今言わなかったらいつ言うんだ!?)」

ミカサ「…マフラーがないと寒い」

壁lマルコ「(ほら…ジャン!いいセリフがあるじゃないか!何故言わないんだ!)」

エレン「頑張れ」グッ

ミカサ「…うん」

アルミン「腹巻をしたらどうかな?」

ミカサ「…腹巻とは?」

アルミン「お腹に巻くものだよ!
暖かくなるんだ!最近は毛糸で作ったものも売っているよ、買ってみたらどうかな?」

ミカサ「…いい!それはすごく良さそう!」

壁lマルコ「(いい感じで進んでいるよ、ジャン!今言わなかったらいつ言うんだ!?)」

ジャン「へぇーあったかそうだなー」

壁lマルコ「(ジャン…しょうがないな)」

マルコ「…」スッ

エレン「じゃあ、俺が買って―――」

マルコ「腹巻?腹巻の話だろう?僕も持っているよ」ススス

ジャン「…マ、マルコ?」

マルコ「いい腹巻が売っている店を知っているんだ」ススス

ミカサ「そう、じゃあ教え―――」

マルコ「あぁ…場所は、この前ジャンと行ったからジャンが連れて行ってくれるよ」ニコッ

ジャン「!!(…マルコ、お前ってやつは…)」

エレン「おー、連れてってもらえよ」ウンウン

アルミン「いいと思うよ」ウンウン

ミカサ「…ジャン、お願いできる?」

ジャン「…あ、あぁ、いいぞ」

ミカサ「じゃあ次の休日にお願い」

ジャン「おう」

ミカサ「ありがとう」

ミカサーコッチキテー

アルミン「…呼ばれてるよ」

ミカサ「…行ってくる」タッ

エレン「…」

アルミン「…」

マルコ「…」

ジャン「…ミカサはもう行ったか?」

エレン「…行ったぞ」コク

ジャン「っ~~~~//」

マルコ「ジャン、背中に頭突きしないでくれよ」ハハハ

エレン「ジャン、風呂入ってこいよ。…今から清潔に、だろ?」ニコッ

ジャン「そうだな!そうだな!ありがとな皆!」タッ

アルミン「春だね」

エレン「冬だけどな」

マルコ「…どうする?」

エレン「この前は見事に失敗したからな…今回こそ」グッ

アルミン「頑張ろうね、エレン、マルコ!」グッ

マルコ「あぁ!…じゃあ僕はベルトルトに!」タッ

エレン「俺はライナーに!タッ

アルミン「僕はコニーに!」タッ

――――休日

壁lエレン「かと言って今日は、あんまりだな…」

壁lコニー「でぃなーってやつじゃねぇのかよ!」プンスカ

壁lライナー「今回はディナーじゃないんだ、すまんな、コニー」

壁lベルトルト「でも前のお店美味しかったよね!」

壁lマルコ「美味しかったよ――あ!二人が歩き始めた!」

壁lアルミン「よし、今回も極力バレないように行こう!」グッ

ジャン「…あー、ミカサは休日何してるんだ?」ソワソワ

ミカサ「自主練習」

ジャン「あー」ソワソワ

ミカサ「エレンは休日返上で自主練習をするので…私も見習って」

ジャン「…そうか」

ミカサ「ジャンは?」

ジャン「…俺はマルコと出かけたりだな」

ミカサ「それもいいと思う」

ジャン「ありがとよ。おっ、ミカサ!屋台だ!行こうぜ」ギュッ

ミカサ「!!…う、うん!」タッ

――――屋台前

屋台のオッチャン「たい焼きいらんかね」

ジャン「タイヤキ?初めて聞いたな…」

ミカサ「…ジャ、ジャン…手///」

ジャン「手?」

ジャン「!!!(どさくさに紛れて手を繋いでいた…だと!?)」

ジャン「す、すまん!」パッ

ミカサ「別に大丈夫…//」ソワソワ

屋台のオッチャン「…」

ジャン「た、タイヤキ二つくれ!」

屋台のオッチャン「はいよ」ゴソゴソ

屋台のおっちゃん「二つで××円だ」ヒョイ

ジャン「ほい」チャリン

屋台のオッチャン「まいどー」

ジャン「…結構熱いなー」スタスタ

ミカサ「お金」ヒョイ

ジャン「…いらない」プイ

ミカサ「払う」

ジャン「俺のおごりだ、焼きたてっぽいな」スッ

ミカサ「…ありがとう」ヒョイ

ジャン「…」パクッ

ミカサ「…」パクッ

ジャン「…うまっ」

ミカサ「美味しい!」

ジャン「うまいなー」ニッ

ミカサ「甘くてサクサクでモチモチしてて…美味しい」キラキラ

ジャン「マルコに食わせてやりたいなー…」

ミカサ「私も、エレンに…あとアルミンに」

柱lマルコ「ありがとう、ありがとう!ジャン!だけど大丈夫!もう購入済みさ!」モグモグ

柱lエレン「うまー」モグモグ

柱lアルミン「美味しい!美味しい!美味しいね、エレン!」

柱lライナー「こらこら、アルミンあまり大きな声で喋るなよー」モグモグ

柱lベルトルト「ライナー、口から何か飛んだ!」

柱lライナー「…すまん」

柱lコニー「でぃなーじゃなくてもウマイなー」ホンワカ

ジャン「…ミカサは食べ物だったら何が好きとかあるか?」

ミカサ「…たい焼きが好きになった」

ジャン「まじかよ!早いなー」ハハハ

ミカサ「エレン達にお土産として買っていきたいくらい…」

ジャン「…」

ミカサ「ジャン?」

ジャン「…いや…あー、何か欲しいもの他にあるか?マフラーとか」

ミカサ「私は死ぬまでエレンのマフラーでいい」キリッ

ジャン「…そうか」

ミカサ「…あ、あそこに見えるのが腹巻のお店?」

ジャン「…おう」

ミカサ「マルコはいい店を知っている。さすがマルコ」

ジャン「…そうだな」

ミカサ「…そういえばこの前の立体機動訓練、ジャンはすごかった。…かっこよかった」

ジャン「…そうか」

ミカサ「…ジャン」

ジャン「…」

ミカサ「…ジャン、着いた」

ジャン「…あぁ、ほら入ってこいよ。俺は待ってるから」

ミカサ「え…」

ジャン「気にせず買い物してこい」

ミカサ「…で、でも外は寒い…ので」

ジャン「いいから」

ミカサ「…分かった」

ジャン「(あぁぁぁああああああ…クソ、またかよ)」

ジャン「(どんだけエレンの話するんだよ、ミカサは!!!クソッタレ!死に急ぎ野郎が!)」

ジャン「(…俺もせっかくマルコが協力してくれたデートだったのに拗ねて…女々しいやつだな)」

ジャン「はぁ……」

壁lマルコ「…ジャン」

壁lライナー「…ミカサが店から出てきたぞ!」

ミカサ「…」トコトコ

ジャン「早かったな、…見つからなかったのか?」

ミカサ「…いや、あった」

ジャン「じゃあ何で買わなかった?金が足りなかったか?」

ミカサ「…ジャンが怒った顔をしているのに、私だけ楽しめるはずがない」

ジャン「…」

ミカサ「良ければ話して欲しい、怒っている訳を…」

ジャン「…ミカサが」

ミカサ「うん」

ジャン「エレンの話ばかりするから…」

ミカサ「……ごめんなさい」

ジャン「……いや、俺が勝手に拗ねただけだ」

ミカサ「ジャンがエレンを嫌っていることを忘れていた…ごめんなさい」

ジャン「べ、別に嫌いってわけじゃねーけど」

ミカサ「…緊張して、ジャンと何を話せばいいか分からなかった」

ジャン「!!」

ミカサ「…ごめんなさい」

ジャン「…別に怒ってねーから、ほら入ってこいよ!」

ミカサ「いや」

ジャン「何だ?俺も一緒に入るか?」

ミカサ「…別の店に行きたい」

――――手芸屋

ジャン「何買ってきたんだ?」

ミカサ「毛糸たくさん」キリッ

ジャン「なんでだ?…っハクショーイ」

ミカサ「…ぷっ」

ジャン「(可愛い)…笑うなよ、こういうクシャミなんだよ…ハクショーイッ」

ミカサ「…もう少し待っていて」

ジャン「何をだ?」

ミカサ「…秘密」

―――女子寮

クリスタ「何編んでるの?ミカサ」

ミカサ「腹巻」アミアミ

ユミル「はらまきぃ?」

クリスタ「2個も?」

ミカサ「…1つは自分用」アミアミ

ユミル「もう1つは?」

ミカサ「…あったまって欲しい人がいるから、その人に」

おわり

おまけ

クリスタ「いいなぁ、ミカサ好きな人できたのかなー」ゴロゴロ

ユミル「どーせエレンの事だろ」

クリスタ「…腹巻もいいなーいいなー」

ユミル「なんだよ、腹巻が欲しいのか?」

クリスタ「あったかいんだよ?」

ユミル「そうだな、腹巻だもんな」

クリスタ「…今寒いでしょ?」

ユミル「そうだな、冬だもんな」

クリスタ「…腹巻買おうかな」

ユミル「腹巻なんてなくたっていいじゃんか」

クリスタ「えぇえ、寒いもん」

ユミル「私がいるだろ」ギュッ

クリスタ「ユミルはあっついよー」

ユミル「えぇー」

クリスタ「えいっ」ピョン

ユミル「」ゴチン

クリスタ「あっ、ごめんね!!」

ユミル「(あ、顎が…)」

クリスタ「本当にごめんねっ」アセアセ

ユミル「こいつめー」アハハ

クリスタ「きゃー!」アハハ

終わり

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