八幡「川崎って料理もできるしかわいいよな…」 (298)

 

川崎「………急に何言ってんの?」

八幡「俺の夢は専業主夫だからな・・・きっちり働けそうなやつが良い」

川崎「雪ノ下でいいじゃん」

八幡「あいつといると身が持たない・・・主に精神力だが」

川崎「あんたに精神力とか関係あったんだ」


さきさきの口調って難しいよな

続けていいの?地の文とか苦手なんだけど

八幡「そりゃ、俺だって人間だしな。悲しい時だってある」

川崎「ふーん・・・」

八幡「まぁ、小町に無視されたときとか死にたくなるレベル」

川崎「あー・・・私も大志に無視されたらきついかも」

八幡「ブラコンとかないわー」

川崎「黙りな、シスコン」

川崎「……私のどこがいいの?」

八幡「あー、用事あれだし帰るわ」
(そう言われると困るな)

川崎「あっそ、気を付けて帰んな」

八幡「お前もな」

川崎「うん」

――比企谷家

小町「お兄ちゃんぼーっとしてどうしたの?いつも通りだけど」

八幡「なに?俺いつもボーっとしてるの?あら嫌だ恥ずかしい」

小町「何言ってのさ、小町これでも心配してるんだよ?あっ今の小町的にポイント高ーい」

八幡「あーそうだな」

小町「・・・」
(やっぱり、いつもとおかしい結衣さんと雪乃さんとなんかあったのかな)

八幡「じゃあ、部屋戻るわ」テクテク

小町「おやすみ、よしよしかーくんおいで~」

結衣「小町ちゃんから?」カチカチ

――――――――――――――
Form:小町
Sub:兄について

兄の様子がおかしいのですが
なにかありました?

――――――――――――――

結衣「うーん・・・ヒッキーいつも通りだったけどな~」カチカチ

小町「・・・」カチカチ

――――――――――――――
Form:☆★結衣★☆
Sub:兄について

とくになにも変わってないよ?
ヒッキーどうしたの?(;´・ω・)

――――――――――――――

小町「やっぱり、結衣さん優しいですね~ゴミいちゃんには勿体無い」

小町「次は雪乃さんに」カチカチ

――――――――――――――
Form:小町
To:雪乃さん
Sub:兄について

兄の様子がおかしいのですが
なにかありました?

――――――――――――――

ブーブー

小町「早いな~」カチカチ

――――――――――――――
Form:雪乃さん
To:小町
Sub:ゴミについて

ごめんなさい、今日部活無かったから
わからないわ…

――――――――――――――

小町「部活がないってことは放課後・・・」

小町「平塚先生は・・・小町でも怖いので無理」
(何故か将来の義妹として無理矢理教えられた。目が怖かった。お兄ちゃんの嫁としては小町的にポイント低い無駄に綺麗だけど)

ブーブー
小町「おりょ?大志から?」カチカチ

――――――――――――――
Form:大志
To:小町
Sub:姉について

すみません夜分遅くに
姉が帰って来てから様子が変なんです
お兄さんと何かありましたか?

――――――――――――――

小町「沙希さんだったか~沙希さんか~謎はすべて解けました!」




×小町「おりょ?大志から?」カチカチ
〇小町「おりょ?大志くんから?」カチカチ

小町「お兄ちゃん朝だよ~」ユサユサ

八幡「おはよう小町…」

小町「おはよ~朝ごはん出来てるから早く来てね」

八幡「すまんのう…小町…」

小町「それは、言わない約束だよ~お兄ちゃん」

小町「お兄ちゃんって沙希さんのことどう思ってんの?」

八幡「どなたですか?」

小町「川崎沙希さん!」

八幡「あー・・・器用だし、家族思いで良い奴なんじゃないか」モグモグ

小町「珍しいね、お兄ちゃんが普通に褒めるなんて」

八幡「そうか?戸塚とか褒めるぞ?可愛いとか結婚したいとか」

小町「うわぁ・・・例えば結衣さんは」
八幡「あほの子ビッチ」

小町「即答かぁ・・・」

小町「れっつごー!」

八幡「歩いて行け歩いて、子供なんだから」

小町「子供じゃないよ~こことか~こことか~」モニュンモニュン

八幡「ソウダナー」

小町「うっわぁ、適当だなーお兄ちゃんは毎日発達の良い女性と話せるもんね~」

八幡「由比ヶ浜か平塚先生ぐらいだろ、雪ノ下はあれだし」




雪乃「なんかイラッとしたのだけれど、比企谷くんね」

キーコーキーコ

小町「沙希さんもなかなか大きいと思うけど」

八幡「あいつとあまり喋らないしな・・・まぁ大きい方じゃないか?」

小町「お互いボッチさんだからね~お似合いっちゃお似合いだよ」

小町「もし、沙希さんが告白してきたらどうするの?」

八幡「あいつが?ないない、仮に告白してきたとしても罰ゲームかなんかだろ」

小町「でも、大志君が『姉ちゃん文化祭終わってから変っすなにかおかしいっす』って言ってたけどなにか言った?もしくはヤった?」

八幡「なんか変な風に聞こえたがなにもやってねーぞ・・・多分」

八幡「それと大志のアドレス教えろ、ガチホモ出会い系に張り付けてやる」

小町「陰湿だよお兄ちゃん・・・」
(直接沙希さんに聞いた方が早いかな・・・)

――2年F組

結衣「・・・」ジー

八幡「俺の席の前でなにやってんの?馬鹿なの?」

結衣「馬鹿じゃないし!失礼すぎ!」

八幡「・・・お手」

結衣「ん///」チョコン

八幡「おすわり」

結衣「・・・///」チョコン

八幡「なぁ・・・」

結衣「なに?」

八幡「なんで俺の膝に座ったの?」

結衣「別にいいじゃん・・・けち」




川崎「ジー」イライラ

―――奉仕部

ガラガラ

八幡「うーっす」

雪乃「あら、比企谷くん生きてたの?」

八幡「勝手に殺すな俺は生命力はゴキブリ並みだからな」

雪乃「存在感は菌みたいなものよね」

雪乃「それとゴキ谷くん昨日小町さんからメールが来たのだけれど」

八幡「そうやって渾名増やすのやめてくれない?トラウマ増えるから・・・で、なんて来たんだ?」

雪乃「あなた、女性のメール知ろうとするなんて最低ね」

八幡「おかしいよね?なんでお前から話振っといて最低呼ばわりされなきゃいけないんだ」

雪乃「冗談よ、比企谷君の様子がおかしいって来たわ」

八幡「おかしい?」

雪乃「比企谷君がいつも変なのは元々なのにおかしいわね」ニッコリ

八幡「もう嫌だこの娘」

雪乃「由比ヶ浜さんも来ないようだし、今日は終わりにしましょう」パタン

八幡「いつも通り、依頼も来ないしな」

雪乃「職員室に鍵返しに行くから、先帰ってて良いわ」

八幡「じゃあ、また明日な」

雪乃「えぇ、また明日」フリフリ

誘ってんだよ

くぅw疲

川崎「あんた今帰り?」

八幡「あぁ、何してんだ?」

川崎「見てわかんない?今からタイムセールなのよ」

八幡「あっそ、じゃあな」

川崎「待ちな」ガシッ

八幡「なんでしょう・・・」

川崎「あんた専業主夫希望でしょ?なら着いてきて」

八幡「すげぇな・・・」

川崎「安いうちに買わないとね、あんたのおかげで少しは楽になったけどね」クスッ

ドキッ

八幡「何買うんだ?」

川崎「一キロ100円の牛肉と10円の玉ねぎと10個入り25円の卵よ」

八幡「安すぎだろ」

川崎「私に聞かないで」

ワー!ワー!ワー!

八幡「騒音じゃねーか訴えるぞ」

川崎「早く行きな」

八幡「はいはい」

―――――――

――――

――

川崎「いつも以上にいい買い物できたわ」

八幡「俺のステルスヒッキーの異名は伊達ではなかったな」

川崎「そうかもね」


>フコウダー!シュウカク0カヨ

川崎「お礼したいんだけど」

八幡「いらん」

川崎「あんたに断れるかな」

八幡「は?」

prrrrr

八幡「ん?わり」

pi

八幡『どしたー』

小町『お兄ちゃんすき焼き誘われたでしょ?小町も行くからー』

八幡『なっ!?・・・』ガクッ

小町『おにーちゃーん?もしもーし』


ブチッ

八幡「卑怯だぞ……川崎……」

川崎「あんたの行動なんて読めるのよ」ドヤァァァァ

八幡「なん……だと」

川崎「あんたが来ないと妹さんが食われちゃうかもね」

八幡「お前ん家どこだ?大志埋めて来る」スタッ

川崎「冗談にきまってるでしょ」バシッ

八幡「いたい」

川崎「ほらいくよ」

八幡「はぁ…わかったよ断っても無理だろうし」

川崎「わかってんじゃん」

川崎「ここ」

八幡「お、おう」

川崎「なに緊張してんの?」

八幡「いや、女子のクラスメートの家に入るとか初めてだしな」

川崎「……ふぅん、そうなんだ。私が初めてなんだ」

ガチャ

川崎「ただいま」

八幡「…おじゃまします」

川崎「ちょっとリビングで待ってて、着替えて来るから」

八幡「わかった…」

八幡「・・・」キョロキョロ
(待ってろと言われたがだいぶ時間たつぞ)

八幡「落ち着かない」

八幡「クッションの下に・・・黒いのが」

八幡「ん・・・なんだ?」ヒョイ


黒のレース「やぁ久しぶり」


八幡「」

川崎「ごめんお待た・・・」

八幡「ごめんなさい警察だけは」ドケザ

川崎「もういいって、元はといえば私が悪いんだし」

八幡「まぁ、主婦でもサボるときはあるよな」

川崎「昨日はぬいぐるみ作ってて、そのままにしちゃってたのよ」

八幡「ぬいぐるみね見せてみろよ」

川崎「見せないからね絶対あんただけには無理」

八幡「え~さきさきのイ・ケ・ず」

川崎「さきさき言うな!」

川崎「それと…さ…なんか、言うことない?」モジモジ

八幡「黒のレースについては謝ったはずだけど・・・」

川崎「はぁ・・・もういいわ・・・」

大志「ただいま姉ちゃん」

小町「おじゃましまーす」

川崎「あぁ、おかえりぃ」ザクッザクッ

大志「姉ちゃん機嫌悪くない?生理はまだだよね」

川崎「別に・・・」

小町「お兄ちゃん・・・またなんかやった?」

大志「お兄さん・・・」

八幡「やってねーよ・・・オイこら、てめぇにお兄さんって呼ばれる筋合いはねーよ許すのは小町と戸塚だけだ」

川崎「・・・ふん」

川崎「出来たよ」

小町「おー久々のすき焼きだ~」

川崎「たくさんあるからいっぱい食べな」

大志「いただきます」

川崎「大志よそってあげる」

大志「自分で出来るっての!」

八幡「小町ーよそって」

小町「しょうがないなぁ、貸して」

川崎「私がやってあげる」

八幡「いや、いいで・・・やっぱりお願いします」

>>73
ヒッキーのぬいぐるみ…ヒキぐるみを作ってそれにキスしたり抱きしめたりしながら慰めてたんだろ

>>81
お前・・・エスパーか?

八幡「ねぇ」

川崎「なに?」

八幡「野菜しかないよ?」

川崎「白滝入ってるでしょ」

八幡「お肉・・・」

川崎「あんたに食べさせるぐらいなら大志が食べるわ」

八幡「ハチマンキョウガンバッタ」

小町「もうしょうがないな・・・あーん」

八幡「小町天使愛してる」パクッ

イラッ

川崎「そんなに肉食べたいなら食わせてやるよほら口開けな」

八幡「多すぎだろ!熱いって熱いって」

川崎「ほらほら」

八幡「むう(もう)ひゃいらない(入らない)!」





海老名「今何かはやはちのかほりが・・・」ピクッ

八幡「酷い目にあった」

小町「沙希さんって意外とSだね」

大志「楽しんでましたね」
(やっぱまだだよな)


ガチャ

なんとなくだが安価で川崎妹を誰かキャラの口調にする
特に重要じゃないけど

偶数 れんげちゃん
奇数 九条カレン
ゾロ目 ベジータ

>>100

べジータ!

川崎妹「にゃんぱすー」

川崎「あ、おかえり」

大志「おかえり」

川崎妹「このひとたちだれなのん?」

小町「えーっと・・・大志君の友達の比企谷小町です、こっちが兄の八幡」

八幡「ウッス」

川崎妹「こまちにはちまん!よろしくなのん」

川崎「はいはい、あんたは手を洗ってきなさい」

川崎妹「ほーい」ダッタッタ

ベジータ「にゃんぱす~」

トランクス「!?」

八幡「昔の小町みたいだな」

小町「うそっ!?小町あんな感じだったの?」

八幡「俺様は超比企谷だぁ!とか言ってたしな」

小町「それ、おにいちゃんでしょ」

八幡「あっばれた」テヘッ

小町「お父さんに殴られてたよね」

八幡「あぁ・・・あれは、まだ小さい時だった・・・」


~~回想

~~回想

はちまん「オイ!貴様!何をしてるんだ」

八幡父「ぷいきゅあみてうの」

はちまん「おっさんの癖に生意気だぞ!貴様ぁ」

八幡父「オラとやろってのか!ワクワクすっぞ!」

はちまん「感謝しろよ親父・・・超エリートの八幡様に遊んでもらえるんだからなァ」

八幡父「ふぅん!」

はちまん「ぎゃふん」ドサッ

パリーン

はちまん「痛い!甘く見るなよパパロットぉギャリックマスタード砲!」ブシャア

八幡父「目がぁ目がぁ!!」

八幡覇覇「なにしてるのかしら虫けらども」ピキピキ


――八幡は生まれて初めて心の底から震え上がった…。真の恐怖と決定的な挫折に
『ガチガチ…』ボロボロと涙を零し、歯を鳴らす。

――恐ろしさと絶望に涙すら流した。これも初めてのことだった…八幡は既に戦意を
失ってた。

飽きた続き誰か

自分で書いて後悔したわ乙

原作絵の方がいい。

>>119
原作素晴らしい

まだおちてなかったのか

小町「懐かしいねー」

八幡「そだな」

川崎妹「にゃんぱすー」

小町「やっはろー」

川崎妹「やっはろー!」

小町「にゃんぱすー」

川崎妹「はちまん遊ぶのん」

八幡「断る」

川崎妹「かくれんぼするのん」グイ

八幡「引っ張るな」

川崎「こら!我が儘言わない」

川崎妹「遊びたいのん」

八幡「あー・・・また今度な」

川崎妹「約束するの」

八幡「わかったわかった」


ユビキリー

小町「御馳走さまでした沙希さん、これなら兄を任せれそうです」

川崎「小町馬鹿じゃないの?」

八幡「いつの間に名前で呼び合うような仲に?」

川崎「あんたが妹とお喋りしてる間に」

八幡「なるほど、じゃあ帰るわ」

大志「お兄さん、比企谷さんおやすみなさい」

川崎妹「はちまん、こまちバイバイなのん」オテテフリフリ

八幡「お兄さんって呼ぶな、じゃあな」

小町「おやすみなさーい」

八幡「あ、そうだ川崎」

川崎「ん?」

八幡「恥ずかしくて言えなかったんだがそ、その服似合ってるぞ」

川崎「……そっか、ありがとう」

八幡「それだけだ。御馳走さん、また明日な」

川崎「うん…また明日」

小町「お兄ちゃんやるね~」

八幡「なにがだ」

小町「沙希さん顔真っ赤だったよ?」

八幡「褒められ慣れてないだけだろ、あいつボッチだし」

小町「お兄ちゃんが言う?」

八幡「言えねーな」

小町「もうすぐクリスマスだね~」

八幡「もうそんな時期か……」

小町「今年は小町とじゃないかもね…」ボソッ

八幡「ん?」

小町「なんでもないよ~冷えてきたし手を繋いで帰ろっ?」ギュ

八幡「あぁ」

川崎妹「お姉ちゃんニヤニヤしてるのん」

大志「お兄さんに褒められて嬉しかったんだよ」

川崎「ふんふんふーん♪」ゴシゴシ

川崎妹「鼻歌で食器洗ってるお姉ちゃん初めて見たのん…」

大志「俺もだよ…ちょっと気持ち悪い…」

川崎「よーし可愛い妹よ一緒にお風呂入ろうか」ガシッ

川崎妹「はなすのん!誘拐されちゃうー」ジタバタ

川崎「怖くないからなー」ズルズル

大志「キャラぶれすぎだよ…」

――沙希沙希ルーム

沙希「完成した・・・」つヒキぐるみ

沙希「こう見ると可愛いな」スリスリ

沙希「日記でも書くか」

12月18日
八幡と買い物した。一方的でごめんなさい
また買い物とか言ってみたい
んー遊園地とかいいかもね
大志はすき焼きが好きなのですき焼きにした八幡も喜んでくれた。
好き嫌い心配だったけど文句言わず食べてくれた。
気持ちが落ち着かない

クリスマスは、二人きりになれるかな?


川崎「おやすみ八幡」

小町「兄妹通じて仲良くなって4日目の夜」

――12月22日

小町「さてさて、明後日はクリスマス・イブですが」

川崎「あんたは、どうすんのさ」

八幡「小町がいればいいかな」

小町「ごっめーんお兄ちゃんクラスの女子でパーティするんだよね」

八幡「マジかよ」ガクッ

小町「でも!暇な人一人教えちゃいまーす」パフパフパフ

八幡「戸塚か?戸塚なのか?戸塚だよなぁ」ウンウン

小町「正解は…」

八幡「川崎なら二人でどこか行くか?」

川崎「えっ……?」

小町「(おっどろいたなーまさかお兄ちゃんがねー)」

八幡「まぁ一人でもいいけど」

川崎「二人が……良い」

八幡「ん、わかった」

大志「俺は妹と二人で留守番してるっす」

八幡「わーへんたいだー」

大志「お兄さん変なこと言わないでくださいよ」

川崎「あんた駄洒落のつもりかもしれないけど・・・つまんないわよ?」

大志「そんなつもりないよ!」

――奉仕部

結衣「ねぇ、ヒッキーってクリスマス・イブ予定ある?」

八幡「ある」

結衣「うそ……」

雪乃「比企谷くん、流石にその嘘は引っかからないわよ?どうせ小町さんとかでしょ?
だったら奉仕部の部員でした方が良いんじゃないかしら」

八幡「小町はクラスの女子とだし、そもそも嘘ついてないし」

結衣「じゃあ、彩ちゃん?中二?」

雪乃「戸塚くん以外むさ苦しい連中ね…」

八幡「悪いな、戸塚とか材木座ではない」


結衣「じゃあ誰?」

八幡「川崎沙希だ」

結衣「うそ・・・」

ガラガラ

ダッタッタ

結衣「うそだうそだ!!」

雪ノ下「由比ヶ浜さん!?」

八幡「ちょっと行ってくる」


ダッタッタ


雪乃「バカ・・・」グスッ

――屋上

八幡「由比ヶ浜…」

結衣「ヒッキーやっぱ優しいね」グスッ

結衣「ヒッキーはいつもそう・・・」

結衣「あたしが傷つきそうなときはいつも助けてくれた。サブレの時も優美子と言い争いになった時は
立ち上がってくれたし・・・」

結衣「あたし、諦めかけてたんだよね…ヒッキーはあたしを見てくれないってわかってたから
でも無理だよ!諦めきれないよ!」グスッ

八幡「ごめん」

結衣「あやまんないで」ダキッ

結衣「ごめん、このままでいさせて」グスッ

八幡「・・・」

結衣「ヒッキーってさきさきのこと好きなの?」

八幡「あぁ……」

結衣「そっか、それじゃしょうがないね」

結衣「さきさき可愛いし裁縫とか上手だもんね、女子力高すぎだし」

結衣「あたしも頑張ってたらヒッキー振り向いてくれたかな?」

八幡「・・・」

結衣「あっ…ごめんね?部室戻ろっか」

八幡「あぁ……」

結衣「ヒッキーごめん……」



チュッ

八幡「……ッ!?」

結衣「ゴメンね……」

八幡「・・・」

結衣「唇はさきさきのだからね……ほっぺで我慢した。」

結衣「ヒッキーなら大丈夫だよ!頑張って!」

八幡「ありがとな由比ヶ浜」

すまんミス

12月23日
―――奉仕部

でよろしく

―――奉仕部

雪乃「意外と早かったわね」

結衣「ごめんねゆきのん心配かけちゃって・・・」
(ゆきのんちょっと目赤い)

八幡「すまなかったな」

雪乃「別にいいわよ……友達を待つためだもの」

結衣「ゆきのん!」ダキッ

雪乃「まぁ、今日ぐらいは許してあげるわ」

雪乃「それと比企谷くん、今日は、早く帰りなさい?明日のためにも」

八幡「わかった……ありがとな」テクテク

ガラガラ

ピシャン

雪乃「えぇ、どう…いたし……」グスッ

結衣「どうしたのゆきのん」

雪乃「何でも……ないわ」

結衣「ゆきのんも泣いていいんだよ?」

結衣「ゆきのんの弱い部分も見せてほしいな」

雪乃「……ごめんなさい由比ヶ浜さん……ちょっとだけ胸かしてくれるかしら」

結衣「良いよ、友達のためだもん」

雪乃「ありがとう……結衣」ギュ

結衣「うん」ナデナデ

俺ほどじゃないけどな

12月23日(夜)

――八幡の部屋

八幡「いよいよ明日か……」

八幡「覚悟決めなきゃな……」

八幡「寝るか」



同刻

――さきさきのお部屋

沙希「んーどれかいいかな……」

沙希「セクシー系か…可愛い系…」

沙希「明日決めよ…おやすみ八幡」

日記
12月23日
明日は初めての本格的なデート
日付は土曜日
はちまんと手を繋いだりしたい私の
初めてのデートの思い出をたくさん作りたい
きぶんは最高潮だと思う
すてきなクリスマスを

12月24日

――駅前

八幡「・・・」ソワソワ

ダッタッタ

沙希「ご、ごめん遅くなった」

八幡「いいぞ、俺も今来たところだし」

沙希「ありがと」

八幡「じゃ、行くか」

沙希「うん」

――遊園地

八幡「やっと着いたな」

沙希「意外と時間かかったね」

八幡「悪かったな」

沙希「別に謝んなくていいのに」

八幡「こういうのって男がリードするもんだろ」

沙希「あんたに会えればそれでいいし…」ボソッ

八幡「あ?」

沙希「なんでもない、早く行くよ」ガシッ

八幡「お、おう」

沙希「カップル多いね」

八幡「イブだからな…まぁ多いだろ」

沙希「はぐれちゃいそうだなー」

八幡「ん」スッ

沙希「わかってんじゃん」ギュッ

八幡「手冷たいな」

沙希「手が冷たい人は心が暖かいって言うじゃん」

八幡「そうかもな…手が冷たい人は人付き合いが苦手とも言うな」

沙希「私達お似合いかもね」クスッ

八幡「嫌なカップルだな」

沙希「平塚先生からしてみればね」

八幡「校内1の嫌われ者に」

沙希「クラスで1番の遅刻の常習犯」

八幡「大変だな」

沙希「そうだね」クスクス

沙希「40分待ちか」

八幡「ジェットコースターってのも久しぶりだな」

沙希「そうなんだ」

八幡「そうなんだよ」

―――――
――――
―――


八幡「いよいよだな」ギュ

ガタン

沙希「うん…」ギュ

ガタン…ガタン…ガタンガタン

沙希「ひぃ…」

ゴォォォォォォ!!!

沙希「キャアア!!!!」

ガガガガ!ゴォォォォォ!!!

八幡「ごまちぃぃぃぃ!!!」

―――――
――――
―――

八幡「大丈夫か川崎」

沙希「大丈夫」

八幡「ちょっと遅いけど昼飯にするか」

沙希「そのことなんだけど……弁当作ってきたの」

八幡「マジで?」

沙希「マジよ」

八幡「そんなの持ってたか?」

沙希「決まってるじゃないご都合主義よ」

八幡「まぁいいや食べるか」

沙希「あそこのフリースペースにしましょ」

八幡「はいよ」

すまぬ晩御飯食べてきます

新・保守時間目安表 (休日用)
00:00-02:00 10分以内
02:00-04:00 20分以内
04:00-09:00 40分以内
09:00-16:00 15分以内
16:00-19:00 10分以内
19:00-00:00 5分以内

新・保守時間の目安 (平日用)
00:00-02:00 15分以内
02:00-04:00 25分以内
04:00-09:00 45分以内
09:00-16:00 25分以内
16:00-19:00 15分以内
19:00-00:00 5分以内

―――フリースペース

沙希「じゃーん」

八幡「これは・・・」

沙希「普通でしょ?」

八幡「普通だがこれぐらいのほうが好きだ。ありがとな」

沙希「はい卵焼き、あ~ん」

八幡「・・・」

沙希「どうしたの?」

八幡「いや、恥ずかしい・・・だけ」

沙希「良いじゃない別にあーん」

八幡「あーん・・・」パクッ

沙希「美味しい?」

八幡「当たり前だろ・・・」

沙希「良かった」

沙希「ほら、どんどん食べなさい」

八幡「ちょっと、ゆっくり食べさせろ」

沙希「冗談よ、はいお茶」

八幡「悪いな・・・」ゴクゴク

保守ありがとうございます

八幡「食った食った御馳走様」

沙希「お粗末様でした」

沙希「どれ一番美味しかった?」
八幡「全部」

沙希「変なこと言わないで」ポカポカ

八幡「なんでだよ!どれも甲乙つけがたいんだよ」

沙希「ふーんそっか、なんなら毎日作ってあげよっか?」

八幡「いや、それはまずいだろ」

沙希「なんで?噂とかだったら気にしないわよ?」

沙希「あんたの表面しか見てない奴なんてどうでもいいわ」フンス

八幡「ふふっありがとよ」

八幡「じゃあ毎日お願いしようかな・・・」

沙希「任せなさい」クスッ

八幡「期待してるわ」

沙希「あんたに期待されちゃ頑張るしかないわね」ニコッ

八幡「おー学校の楽しみがまた一つ増えた」

沙希「あんたいっつもパンとMAXコーヒーだもんね、ちょっとは栄養考えなさい」

八幡「はいはい、川崎にすべて任せるわ」

沙希「世話焼かせるわ・・・小町も大変だったわね」

八幡「感謝感謝です」

八幡「次お化け屋敷行くかー」

沙希「ひぃっ!」

八幡「まだお化け屋敷じゃないぞ?」

沙希「わかってるし・・・」

八幡「まだ怖いの?」

沙希「そ、そんなことないけど・・・」

八幡「なら行くか、俺は人を驚かせるタイプのお化け屋敷じゃなかったら平気だ」

沙希「それお化け屋敷?」

―――お化け屋敷

沙希「頼りにしてるからね・・・」ギュ

八幡「おう、期待はしないでくれ」

沙希「ちょっとは強がりなさいよ・・・」

八幡「想像以上だったんだよ・・・」

沙希「意外と大きいしね」

八幡「行きますか・・・」

沙希「ちょっと待って!ヒッヒッフーヒッヒッフーよし」

八幡「なんでラマーズ法なの?出ちゃうよ?」

八幡「ここまでは何もないな」テク

沙希「なんか後ろから聞こえない?」テク

>ケッキョ…ハンシン…ワケヨ

テケテケ

八幡「ん?」チラッ

沙希「えっ」チラッ





フレ「結 局 私 の 下 半 身 は ど こ っ て わ゛げ゛よ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛」


八幡「うおっ!!!!!!」

沙希「きゃああああああああ!!!!」

八幡「なんだ…あれ」

沙希「妙にリアリティーあったわね」ギュ

八幡「そうだな…」

沙希「最初だけね」ガクガク

八幡「という割には震えてますね」

沙希「武者ぶるいよ」

八幡「だれと戦うんだよ」

沙希「わたしの道を邪魔する人?」

八幡「誰かさんと同じで好戦的ですね」




??「結婚したいな・・・」スパー

八幡「やっと出口だな」

店員「お疲れ様ですのいかがでしたか?」

沙希「最初の上半身だけの幽霊にびっくりしました」

店員「はて?そのような役は無いはずですが…勘違いではありませんの?」

沙希「ウソデショ」フルフルフル

店員「冗談ですのまたのご入場をお待ちしておりますわ」


八幡「ですよね」テクテク

沙希「はぁ・・・良かった・・・」テクテク



ペタペタ

店員「足元に・・・なにか・・・」フルフル

ペタペタ

店員「なんですの……」チラッ




フレ「み゛い゛つ゛け゛た゛」

八幡「休憩するか」

沙希「お化け屋敷でこんなに疲れるとは思わなかったわ」

八幡「俺もだ・・・なんか飲むか?」

沙希「昼のお茶はもうないしコーヒーで」

八幡「MAX」

沙希「そうそう、あんたと一緒でいいから」

八幡「はいよ」

八幡「お待たせ」

沙希「ありがと」

八幡「なに見てたんだ」

沙希「あの…猫の人形」

八幡「欲しいのか?」

沙希「・・・」コクリ

八幡「なんでまた」

沙希「私猫アレルギーだからさ・・・触れないぶん・・・あーいうの欲しいの」

八幡「なら、買いに行くか」

沙希「良いの?」

八幡「ま、まぁ、クリスマスだしな」ポリポリ

沙希「ありがと・・・」

八幡「人が減ってからだな」

沙希「そうね私も人ごみ苦手だし」

―――お土産屋さン

店員「いらっしゃいませェ」

八幡「これでいいのか?」

沙希「うん」

八幡「後は小町のお土産っと・・・」

八幡「お願いします」

店員「ありがとォございます」

ピッ

店員「10031¥になります」

八幡「これで」

店員「10031¥丁度お預かりします」


ウィーン

店員「ありがとォございましたまたおこしくださいませ」

沙希「ありがと・・・大事にするね」

八幡「おう・・・」

沙希「もう暗いね」

八幡「そーだな観覧車のって最後にするか」

沙希「そうね」

―――観覧車

店員「ゆっくりしていくと良いんだよ!」

ガララ

八幡「行くぞ?」

沙希「・・・」ギュ

店員「ごゆっくりなんだよ良い思い出つくりを」

ガシャン

―――in観覧車

沙希「あー・・・今日はありがと楽しかった」

八幡「俺もだ。ありがとう」

沙希「これ、誕生日プレゼント」

八幡「中身見ていいか?」

沙希「どうぞ」

八幡「花のヘアピン?」

沙希「あんた何好きなのかわかんないし適当に選んだのよ」

八幡「ありがとう・・・」

―――1つ目のヘアピン

ナズナ
花言葉は『あなたに私のすべてをささげます』

―――2つ目

リンドウ
花言葉は『悲しみにくれるあなたを愛する』

―――3つ目

トリトマ
花言葉は『切実な思い、恋する胸の痛み』

―――4つ目

パンジー
花言葉は『私を想って、もの想い、純愛』



―――そして5つめ

アネモネ
花言葉は『はかない恋、薄れゆく希望』

>>269
×沙希「これ、誕生日プレゼント」
〇沙希「これ、クリスマスプレゼント」

八幡「なぁ……これ」

沙希「あー気付いちゃった?あんた勘良いわね」

八幡「・・・」

沙希「……あなたには奉仕部があって雪ノ下や由比ヶ浜がいる」

沙希「わたしは、あんたの大事な奉仕部と言う居場所を奪えないのよ」

沙希「好きだから・・・居場所を無くしてほしくない」


沙希「これは、はかない恋なの」

沙希「だから…もう…いいの……」

八幡「ちょっといいか?」

沙希「……なに」

八幡「確かに俺は奉仕部は好きだ。」

八幡「俺の学校での唯一の場所だからな、雪ノ下との一方的な会話に
由比ヶ浜の馬鹿みたいな話も好きだ。」

八幡「あいつらだけは、あいつらの居場所を無くさないために俺が
泥をかぶり続けてようとおもってた。……自己犠牲って奴だ」

沙希「……回りくどいわね、結局あいつらのどっちが好きなのよ」

八幡「はぁ…?あいつらは、俺が初めてできた仲間だ。恋愛的な意味じゃない」

沙希「私知ってるよ、由比ヶ浜の好きな人あんたなんでしょ?」

八幡「あぁ、だけど振った」




沙希「馬鹿じゃないの?勿体無い」

八幡「あいつは、優しいし良い奴だ。」

沙希「だったらなんで?あんたに振られたらあいつ奉仕部来ないかもよ?」

八幡「そん時は俺が辞める」

沙希「……意味わかんない」

八幡「まぁ、そうだな俺も良くわからん、大事な物を壊して、トラウマから逃げて、由比ヶ浜の好意からも逃げてきたしな」

八幡「それでも俺は、お前からは逃げたくない」



八幡「川崎沙希さん」



八幡「俺と付き合ってください」

だけど>>1はこういうこと無経験の童貞

>>293
うるさいぞそこ

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2014年07月16日 (水) 10:57:22   ID: FbLqGu1v

返事は?ヽ(;▽;)ノ

2 :  SS好きの774さん   2015年04月26日 (日) 11:35:26   ID: TX1zhQIV

サキサキは本当はおとこだったっていうオチが良いな

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