リンク「お面屋の正体について考察する」(85)

チャット「正体も何も……お面屋はお面屋じゃないの?」

リンク「まあ聞いてほしい」

ムジュラ

何個も立てんな

わざとスタルキッドにお面を奪わせた

リンク「チャット、俺たちがタルミナ世界に迷い込んだときのことを憶えているかい?」

チャット「確か、スタルキッドたちとアンタのオカリナを盗んで……」

リンク「……」ジトー

チャット「わ、悪かったって言ってるでしょ!」

チャット「で、アンタはスタルキッドの魔法でデクナッツにされちゃったのよね」

リンク「今でも夢に出るぜ」

チャット「そしたらスタルキッドのヤツ、私を置いていって……」

リンク「その後どこに出たか憶えてる?」

>>3
ごめんなさい。手違いで立てたかどうか分からなくなったので。

とりあえずパンツ脱いだ

チャット「なんだか足場が危なっかしいとこに出た気が……」

リンク「そう、俺はあの時デクナッツになっていて、チャットは妖精だから先に進めたんだけど……」

チャット「それがどうかしたの?」

リンク「実は、俺はあのお面屋をハイラルで見たことがあるんだよ」

チャット「え?」

金足りねえぞ

ナビィ……

リンク「タルミナっていうのは平行世界みたいなものだと思ってるんだけどね。
    例えば皆大好きクリミアさん。あの人はハイラルではコッコお姉さんだった」

チャット「そうなの?」

リンク「そんな感じの例がいくつもある。でも、一人だけハイラルと全く同じ役割の人がいたんだよ」

チャット「それが……」

リンク「そう。お面屋。彼はハイラルでも『お面屋』として暮らしていたんだ」

コッコお姉さんはアンジェだろ

続けなさい・・・続けなさい・・・

オデ…支援…SS…支援…

リンク「ハイラルとタルミナのお面屋が同一人物……。
    つまり彼は俺たちと同じくハイラルからタルミナに来たと言えるんじゃないかな」

チャット「まあ、そうね」

リンク「だとすると、おかしいんだよ。
    俺たちはあの広大なタルミナ世界の大半を冒険したけど、
    ハイラルと行き来できるところはただ一か所だった。あの時計塔だけだ。
    ってことは当然あのお面屋も俺たちと同じ道を通ってタルミナに来たことになるよね」

チャット「……」

リンク「どうやってあの道を越えたんだろうね」

>>12
不覚……アンジュさんに訂正でお願いします><

リンクが喋るのには違和感がある

リンクは「出るぜ」なんて口調じゃねーだろ

スタルキッド「よぉ、何の話をしてるんだ?」ヒヒヒッ

チャット「お面屋の正体についてリンクが語ってくれるらしいのよ」

スタルキッド「何だ、それなら姫川先生の漫g……」ムグッ

リンク「余計なこと言わない」

リンク「確かにあの漫画は一つの説としてはあるけどね。
    俺はお面屋は『小悪党』で片付けるには余りに謎が多いと思うんだ」

>>17
お前姫川明の漫画読んでないだろ

リンクのしゃべり方は姫川先生の漫画とその他四コマのイメージで書いてます

このスタルキッドはお面装備してるな

スタルキッドもじゃね? 同一人物

リンク「話を進めるよ。
    次に不思議なのは、時計塔の中だけ時が止まってるってことだ」

スタルキッド「そうなのか?」ヒヒッ

チャット「そういえばそうね……」

リンク「まあ『時計』塔だからね、演出としては納得できるんだけど、
    あそこに常にお面屋がいることはちょっと憶えておきたい」

ツインモルド「『いやしのうた』なんてものも知ってたしな」

リンク「誰あんた」

ツインモルド「ちーっすwwww」

いややもうwwwwwwwwwwww

でけえよwwwwwwwwwwww

ムディラの仮面時間制限無ければ時岡より好きだった

ということはもちろんオドルワも

お面屋はいつかラスボスで登場する

ツインモルド「言われてみれば『いやしのうた』もずいぶん怪しい代物だな」

リンク「いや、あんたが言ったんでしょ」

ツインモルド「要するに使者の魂を仮面に封じ込めるってことだろ?
       俺の亡骸も仮面にしてくれよwwwwww」

リンク「まあ、そこも気になる点ではある。
    でも、それより考えてほしいのは、そもそも何でお面屋があの仮面を持っていたのか、という話だ」

チャット「そういえば私たちはあのお面屋からムジュラの仮面を盗んだのよね」

リンク「そして、お面屋は俺たちに仮面を取り返してほしいと頼んだけど、
    まるで自分が仮面を持っていれば安全とでも言わんばかりだったよね」

チャット「取り戻せなかったときリンクめっちゃ怒られてたわよね」

リンク「やめろ、あれはトラウマなんだ……」

オドルワ「ヤーバイwwwwヤーバイwwwwボクジャナイwwwww」

グヨーグ「ギョギョwwwwww」

リンク「……。なんでツインモルドがしゃべれてあいつらはああなんだ……」

ゴート「ムジュラの仮面の正体についても考える必要がありそうだな」

ゴートw w w

牛さん…

漫画版だと、時間に縛られた竜?だかの甲羅だっけか

ゴートさん素敵…

オドルワって最初のボスだったっけ?
爆弾草の使い方が分からず正面からたたっ斬ったな

リンク「だから当然のようにしゃべらないでください」

ゴート「お面屋自身はムジュラの仮面を、ある部族が呪いの儀式で使っていた仮面、と言ったが……」

スタルキッド「姫川先生の漫画にも言及があるぜ」ヒヒッ

チャット「怪物の甲羅だったって話だっけ?」

リンク「とりあえず仮面の正体については本当に諸説あるから分からない。
    ちなみにスマブラのフィギュア説明にはあの月がムジュラの悪意そのものと書いてある」

月「オデは……見た目の割に……上陸すると綺麗だから……みんな来てね……」

使えない道具はただのゴミでしかない…

そういえばオドルワってなんて喋ってたんだろう

ゴート「ところで俺は英会話を習っていたんだが」

リンク「そうなんですか」

ゴート「このゲームの英タイトルは『The Legend of Zelda -Majora's Mask-』というらしい」

リンク「はあ」

ゴート「ちょっと引っかかったのが、これだと『ムジュラが所有している仮面』という意味になるよな?」

リンク「そうかもしんないっすね」

ゴート「ではムジュラとは、お前が戦ったあのキモいのってことでいいのか?」

bbb

リンク「……あいつ仮面そのものだったしな……。
    あれがムジュラだというのなら、ムジュラの仮面という言い方にはビミョーに違和感が……」

月「オデも……話す……」

ツインモルド「マジッすかwwwww」

月「オデの……中……四人の子供……遊んでる……。
  皆……亡骸……被ってる……」

ツインモルド「俺たちの亡骸はリンクが持ってるのに、何であんたら被ってんのっていうwwwww」

月「だから……顔……見えない……。
  でも……横顔見る限り……アレお面屋……」

ツインモルド「!?」

ほう

チャット「そういえば、何あの変なかりあげとか思ってたけど……」

スタルキッド「『キミの友達はどんな人……? その人は君のことを友達だと思っているのかな……?』」

リンク「おいやめろ」

ゴート「月の子供たちがお面屋に似ているというのは気になる点ではあるな」

うむ

リンク「スタルキッドが好きみたいだし、姫川先生の漫画について触れよう。
    あの漫画では俺がムジュラを倒した後、お面屋が回収しに来て、
    俺がお面屋を斬りつけ『失せろ小悪党』と言うと、そのまま彼は消えていってしまう」

チャット「確か、本編のEDでも最後は消えていったわよね、あのお面屋」

リンク「そう。だからあのお面屋はその気になればいつだってタルミナ世界を抜け出せたんだよ。
    にもかかわらず居座って、俺に仮面を取り戻させる。その目的はなんだったんだろう?」

チャット「ここまでくると、スタルキッドにわざと仮面を盗ませたんじゃないかって気もしてくるわね……」

スタルキッド「だとしたら俺とんだピエロだな」ヒヒッ

ツインモルド「巨人に嫌われた腹いせに月落とすとか言ってる時点でアレだけどなwwwww」

むう

リンク「ここで今まで挙がったポイントをまとめてみよう」

・お面屋はハイラルとタルミナを自由に行き来できるらしい
・お面屋のいる時計塔の中だけ時が止まっている
・なぜムジュラの仮面を持っていたのか?
・ムジュラの仮面をお面屋が持っていれば安全なのか?
・月の子供たちがお面屋に似ている
・本当に過失で仮面を盗まれたのか?

リンク「こうなってくると、
    この一連の騒動は全てお面屋の掌の上で踊っていたように思えてくるんだよ」

ねる前の支援

な、なんだってー!!!

ゼルダの伝説ssとは珍しい
>>1ガンバ

あの仮面屋は何なんだろうな
タクトの頃にはいなかったから元々ハイラルの住人でもないんだろうな

そろそろゲームで回収してほしい

アンジュ「何の話をしているんですか?」

スタルキッド「恋人をガキにされてさっき名前を間違われたアンジュじゃねーか」ヒヒッ

チャット「あれはアンタのせいでしょ」

スタルキッド「ぼっちの俺にカーフェイとのリア充っぷりを見せた罪は重いぜ」ヒヒヒッ

リンク「そう。このゲームのもう一つの目的として、わらしべイベントのクリアがある」

ゴート「わらしべイベントが充実しているのはムジュラに始まったことではないけどな」

リンク「まあそうなんだけど。
    ただ本作はこちらがわのストーリーも作り込まれていて、イベント自体もかなり複雑だ。
    アンジュとカーフェイイベントをクリアしてからラスボス戦に挑みたいという人も少なくないはずだ」

スタルキッド「いい話っぽくされてるけどカーフェイとか実際結構クズなチャラ男だよな」ヒヒッ

ツインモルド「泣くなよwwwwwwww」

リンク「……。とにかく、各種イベントのクリアがこのゲームにおいて重要な意味を持っていることは間違いない」

むう

しかも全然アイテム貰えないイベントとかあるよな

リンク「チャット。俺がお面を全部集めてクリアした時のお面屋の台詞憶えているか?」

チャット「えっと、お面には幸せがいっぱいつまっているとかいうやつ?」

リンク「そう。
    ここから、イベントをクリアすることは人々を幸せにすることで、
    お面はその証だとも言える」

スタルキッド「時の歌で全部リセットされるけどな」ヒヒッ

リンク「確かにそうだけど、お面は時を越えて残る。
    システムの都合と言えばそれまでだけど、一度お面を手にしたイベントに関しては、
    エンディングで触れられる。お面は時を越えて残る幸せの象徴だと思うんだ」

月「リンクは……語る……」

月も……語る……

リンク「ここで思い出してほしい。お面屋の本名を」

チャット「本名? そんなのあったっけ?」

リンク「しあわせのお面屋。
    そして各種イベントっ……!!
    この二つの符号が意味するものは……ひとつっ……!!」

コナン=新一

ざわ・・・ざわ・・・

リンク「エポナ、俺たちはそもそも何でタルミナに迷い込むことになったんだっけ?」

エポナ「(私がスタルキッドに脅かされて暴れたからじゃないっすか……。すいません……)」

リンク「じゃなくて、その前だよ」

エポナ「(え、ナビィさんのことっすか……。
     やっぱそうですよね。リンクさんはナビィさん一筋ですからね。
     あ、サリアさんもそうか……。私とかロマニ―牧場で発見されたのも半ば偶然だったし……)」

リンク「なんだか面倒なことになってきたけど、とにかく俺たちはナビィを探しに旅をしていた。
    それでEDでもハイラルに帰ることになるわけだ。
    そこであのお面屋の台詞がある。
    出会いがあれば必ず別れは訪れるもの。ですがそれは永遠ではないはず。
    その別れを一時にするか永遠にするか、それは俺次第……」

チャット「あのフェイスでいいこというのね」

リンク「この台詞を聞く限り、あんまり悪い人には見えないんだよなあの人」

わかりました!
つまりバクレツのお面は甘えなんですねー!

ほう

リンク「お面屋については二通りの解釈があると思う。
    タルミナ世界を破壊しようとした者。
    または、まさに『しあわせのお面屋』という行商人」

ナビィ「どちらにせよ善人ではないわよね……」

リンク「まあ、そうだね。まとめに入ろう。
    お面屋が何か超越的な力を持っていることは認めるとして……」

ホッホッホ……

スタルキッド「!?」ビクッ

>>64
間違えてナビィ出してしまったwwwチャットに修正

>>59
ねーよwwwwww


ゼルダ=シーク

おもしろい

うむむ

お面屋「皆様お揃いで……楽しそうではありませんか……。
    まぁ……、クソガキ……もとい、小鬼も交じっているようですが」ホホホ

スタルキッド「……」ガクガク

お面屋「一体何を話されていたのです……?」

チャット「(どーすんのよコレ!?)」

リンク「(俺に聞くなよ……)」

ツインモルド「(うはwwwwこの空気wwww)」

ゴート「(別に悪口言ってたわけじゃないからいいのでは?)」

月「(それも……そう……)」

リンクは結局ナビィ見つけられたのかな?

お面屋「そういえば……このゲームのシステムはとても特殊ですね」ホホホ

リンク「時間制限のことですか?」

お面屋「そう……同じ三日間を繰り返すというシステム、今でもあまり見ません。
    それに、キャラクターが皆きちんと『生活』しているというのが印象的ですね。
    例えば、待ち合わせなどでもその人物は実際に歩いてその場まで来る。
    まるでキャラクターが生きているようではないですか……」ホッホッホ

アンジュ「(生きてるんですが)」

お面屋「どうでしたか……? タルミナの冒険は」

リンク「俺ですか?
    ……俺自身は『月の墜落を防ぐ』っていう大きな目的のために動いていたんだけど、
    途中でデクナッツ城のもめごととかも解決して、ゴロンやゾーラの前では仮面をつけて本人みたいに振舞って……。
    正直これでいいのかって思ったこともありました。
    赤の他人の俺が、死んだ人間のふりをして一時的な満足を与えているわけですから……」

ツインモルド「イカーナはスルーwwwwww」

リンク「そうやって俺が大きな目的のために動いている間にも、いろんな人の暮らしがあって、
    世界の滅亡とか関係なしに悩んでいる人もたくさんいて……」

お面屋の戦闘力は53万です

お面屋とリンクが現れなかった場合のタルミナを想像するとなかなか馬鹿にできないな

リンク「俺が全員を救えたとかは思わないけど、
    でも今手元にあるお面を見てると、確かにこれだけのしあわせはあったんだなって……。
    それで俺がムジュラを倒して、タルミナの人々は今日もそれぞれの日常を送っている、
    そう思うと、良かったな、と」

お面屋「お仲間には?」

リンク「まだ探す旅の途中ですが……。
    思ったのは、タルミナに来た時の俺は文字通り迷っていたんじゃないかな、と。
    でもここで色々な人と出会って、別れて、
    ハイラルに戻ったときの俺は少しは違っていたのかなと思います」

お面屋「それは良い。
    アナタはたくさんのしあわせ、そして出会いと別れを見てきた。
    あなたがもたらしたのは実によいしあわせだ。
    では……ワタクシも旅の途中ですので……」

リンク「……」

チャット「何しに来たのよ……」

チャット「……で、リンク! 続きは?」

リンク「やっぱりあのお面屋は人間ではないんだと思う」

ツインモルド「ですよねー」

リンク「ただ、トライフォースを司るような神でもないよね。あの顔だし。
    むしろ悪魔っぽい」

ゴート「このシリーズの神はいかにも『神』って感じだからな」

リンク「だからあの人は、やっぱり『しあわせのお面屋』なんだよ。
    古今東西、しあわせを求めて旅する行商人……。
    確かに今回の騒動は大迷惑だったけどね。
    ああいう人がときどき世界のどこかに立ち寄ることで、保たれている何かがあるんじゃないかな」

スタルキッド「ヒヒッ」

チャット「スタルキッド、なにしてるの?」

喪黒福造か

スタルキッド「これ」ヒヒヒッ

チャット「アンタそれオカリナじゃない。木の……」

スタルキッド「♪」

リンク「(サリアが教えてくれた歌……。やっぱりこいつはあの時の……)」

スタルキッド「お、オマエこの歌を知ってるのか?」ヒヒッ

リンク「まあね」

スタルキッド「じゃあ、じゃあ、一緒に吹こう!」

リンク「(出会いと別れ……ね)」


おわり

お面屋「信じなさい……信じなさい……」ホッホッホ

紫炎

ところでスタルキッドの一人称はオイラだったかな? まあいいや。
あとはムジュラの雑談にでも使ってください。ありがとうございました。

乙ゴロ

なんか、ふかいな

おつ

ムジュラと言えばサコンにフックショットぶちこんだ時の罪悪感が未だに忘れられない

スタルキッドの一人称はオイラだよ

乙だれー

すげーいい話じゃねーか

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