竹達「やってらんねーよ」プハー 花澤「…」(130)

竹達、花澤「お疲れ様でしたー」

楽屋

竹達「…はあ」

花澤「…」

竹達「…」コソコソ

シュッ カチッ

竹達「ふうー」プハー

竹達「ったくやってらんねーよ…」プカプカ

花澤「…」

花澤「…あやちタバコは体に毒だよ」

竹達「は?あやち?」

花澤「…竹達さん。タバコは体に毒だからやめた方がい・い・で・す・よ」

竹達「…別にこの部屋禁煙じゃないでしょ。花澤さん」プハー

花澤「うっ…」モクモク

竹達「タバコ吸わないと最近のストレスが解消されないっての」プカプカ

花澤「うぜえ…」

竹達「は?」

竹達「ねえ、今なんか言った?」

花澤「うぜえって言ったけど」

竹達「…チッ」

花澤「あたしタバコの煙が大嫌いなの。だから吸うなら他で吸って」

竹達「はああああ!?なんであたしがアンタなんかの為にそんな事!うぜえのはお前だろ!!」

花澤「何そんなに怒ってるの?生理?」

竹達「ちげーよ!」イライラ

桐乃「ねえ、今なんか言った?」

撫子「うぜえって言ったけど」

桐乃「…チッ」

撫子「あたしタバコの煙が大嫌いなの。だから吸うなら他で吸って」

桐乃「はああああ!?なんであたしがアンタなんかの為にそんな事!うぜえのはお前だろ!!」

撫子「何そんなに怒ってるの?生理?」

桐乃「ちげーよ!」イライラ

花澤「ま、イライラするのもわかるよ。彼氏とのプリクラ写真が流出だもんねー」

竹達「…お前も同じだろうが」ボソッ

花澤「は?なんか言った?」

竹達「何も~」

花澤「…チッ」イライラ

花澤「まあ私の時はまだ無名だったからよかったけど?人気急上昇の時に流出はねー」

竹達「っ!」

花澤「おかげで人気も下がるいっぽうだね。ビッチの竹達さん」

竹達「っ!!」バシン!!

花澤「ぶっ…」

竹達「ハァ…ハァ…」

花澤「…なにすんだよっ!!!」バシン!!!

竹達「がっ!」バタッ

花澤「ふざけんじゃねえぞ!」ボカッ! ボカッ!

竹達「ううっ…」

花澤「2ちゃんで長年ビッチだのたつきだの言われた私は…どうなんだよ!?」ボカッ! ボカッ!

竹達「がっ…くっ…」

花澤「アンタ見てると…ムカつくんだよ!!」ボカッ!

竹達「ぐうっ…」

花澤「…ふう」

花澤「あースッキリした」

竹達「…グス」ヒック ヒック

花澤「はー?何泣いてんの?」

竹達「グス…泣いてなんか…グス…無いもん…」ポロポロ

花澤「そーやって可愛い子アピールですかうぜえ」

竹達「っ!」ブン

花澤「…」ガシッ

竹達「!?」

花澤「またビンタでしょ?アンタの行動ワンパターンすぎ」

竹達「チッ!」スッ シュッ

竹達「…」プハー

花澤「…チッ」

楽屋前

若本「あーこりゃまた凄いの聞いてしまったねぇー」

若本「最近の若手ってのも、大変なもんなんだぬぇ~」

三ツ矢「あっ。若本さん!」

若本「おー三ツ矢くんー。どうかしたのかぬぇー?」

三ツ矢「それがね。あっちの楽屋でちとヤバい喧嘩が…」

若本「おー。それなら今私も聞いたがぁ…別の喧嘩かなぁ…とりあえず、行ってみよう…」

別の楽屋

豊崎「だから、アンタと入野がストーカーに盗撮させたからこんな事になったの。わかる?」

戸松「は?それ私が悪いんですか?意味わかんない」

豊崎「アンタが悪いに決まってるでしょ!アイドルならストーカーくらい気づきなさいよ!」

戸松「…じゃあ私も言わせてもらいますけど。豊崎さんも後ろ姿撮られてましたよね」

豊崎「うっ」

戸松「だいたいなんですか同棲って…私よりタチ悪いじゃないですか」

豊崎「チッ」

戸松「私に説教してる暇があったらさっさと引っ越しの準備進めたらどうです?住所バレたんでしょ」

豊崎「年下のくせに言いたい放題言いやがって…」

戸松「この業界で年齢なんて関係ないでしょー。そもそもキャリアは私の方が長くね?」

豊崎「ムカつくガキが…」

楽屋前

三ツ矢「これ止めたほうがいいんですかね?」

若本「いんやー…これは彼女達の問題でありぃ…私達には関係ないぃ…。彼女らに任せておけばいいさぁ…」

三ツ矢「そうですね。まあだいたい僕らスフィアってのもよくわかりませんしねー」

古川登志夫「あ。若本さんに三ツ矢さん」

若本「おー。古川くん」

三ツ矢「どうかなさいました?」

古川「それがね。あっちの楽屋である二人が口喧嘩を…」

若本「またかぬぇ…」

別の楽屋

わさび「…なんなんですか今更」

のぶ代「何なのって。あなたがドラえもんを継げてるかどうかを私が評価してあげてるんじゃないの」

わさび「評価って…さっきからダメ出しばかりじゃないですか」

のぶ代「仕方ないじゃないの。あなたの演技力が足りないせいで、未だにドラえもんと言えば私を指す人がほとんどよ。もうあなたがドラえもんをやって7年目なのに」

わさび「…」

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       `|:::::;::|       !;;oソノ ./\:::/リ
        |::::::;::|   !ー、_,'  `''" /:';:::::`!     もう7年も経ってたっけ? 気づいたらあっという間だな
         |:::::::;::|.  'ー     ./:;;:-''"`\
       .|::::::;;:::|ヽ、,,,,...... -‐''i:::;r'" `'''`ヽ,ヽ
     ,.-┴''"ヽ``,`'、  !.,'  '/   /`ニ=_,ノ!
    .,r'   ヽ、`i !ノ  ','   i'    _,フ'-:'":、
   /  '" `i i .ノノ-' ', !  i    「  ';::::::::::::`、

わさび「…大先輩に失礼ですけど…のぶ代さんって演技がワンパターンですよね」

のぶ代「っ!」

わさび「何をやってもドラえもんしか出来ませんよね」

のぶ代「くっ…」

わさび「こないだダンガンロンパとか言うゲームに出てたけど?あれ完全にドラえもんじゃないですか」

のぶ代「あれは…音響の指示でドラえもんにしてって…」

わさび「それは音響監督さんがあなたがそれしか出来ないと思っているからでしょ」

のぶ代「…このがきゃあああああああああああああ」

三ツ矢「…これはさすがに止めたほうがいいかとあたし思いますが…」

古川「なんか危ない雰囲気だしね…」

若本「いんやぁ。これは大山さんが後輩を育てているだけだぁ…」

古川「若本さん…」

若本「後輩の教育はぁ…きちんと大山さんに任せておこう…彼女は声優学校の校長だしなぁ…」

三ツ矢「若本さんが言うと説得力あるわ…」

古川「そうだね…」

永井一郎「おや。若本くんに古川くんに三ツ矢ちゃんじゃないか」

若本「永井さん!」

古川「これはこれは…」

三ツ矢「大先輩!今日もお疲れ様でしたー」

永井「うむ。何やら…あちらの楽屋で説教が聞こえて来てな」

古川「説教?大山さんとわさびちゃんでは無く?」

永井「うむ。ちと聞いてみるかの」

若本「永井さんが言うならぁ…行ってみよう…」

別の楽屋

千葉「どぅぅからあああああ!!君のキャラの台詞の後に永井さんのキャラの台詞があるだろぉぉぉ!あの間にアドリブを入れるんだぁぁぁぁぁぁぁ!」

杉田「す、すみません!ついつい大先輩に見とれてしまって…」

千葉「そんなんじゃ声優界のアドリブ王にはぬぁぁれん~!」

杉田「すみません!千葉さんのように難無くアドリブをこなすにはどのようにすれば…」

千葉「そうだなぁぁぁぁ!次のアフレコ時間まで後1時間か…。これは次の台本だよな」

杉田「はい」

千葉「うーん…」パラパラ

千葉「…おぉ!」

杉田「どうしました?」

千葉「ここだぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!この杉田くんのキャラが加藤精三さんのキャラに殴られるところ!」

千葉「ここの殴られる時に渾身のアドリブを入れるのだぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」

杉田「しかし…加藤精三さんたる大御所の前でそんな…」

千葉「それがいかんんんんんんんんんんんんん」

だめだ
メガトロンで再生される

千葉「大御所の前で難無くアドリブをこなすのだよ。こないだ古谷徹の前でアムロの物まねしてただろぉ」

杉田「あれでもかなりビビってたんですって…」

千葉「まずは慣れだあぁぁぁぁぁぁぁぁ!そうだ!いい事思い付いた!」

杉田「いい事?」

千葉「突撃!杉田智和のアドリブ楽屋訪問!」

杉田「僕が楽屋訪問?」

千葉「これから杉田くんが各女性声優の楽屋を突撃するんだ」

杉田「は、はあ…」

千葉「そこで君がその場で思いついたギャグを女性声優にかます!それでウケたら君はアドリブ王へのレベルがアップするぅぅぅ!」

杉田「しかし…何故女性声優だけに?」

千葉「まずは笑って許してくれるような人から始めるのだよ。女性声優をクリアしたら次は先輩…大御所へと進む」

杉田「はあ…」

千葉「とにかく行って来いぃぃぃぃ!時事ネタや下ネタでも構わんから笑わせてこいいいい」

杉田「はい!」スタタ

ガチャ

杉田「えーと…どの楽屋に行こう…」

杉田「…まあ慣れ親しんでる後輩のあいつらだな」スタタ

若本「…これはぁ…なかなか面白そうだぁ」

三ツ矢「面白そうって女性声優は今喧嘩してましたよ!」

古川「杉田くん大丈夫かな…」

永井「ま、頑張る後輩を見届けるのも良い事じゃ」

古川「さすが。永井さんが言うと全てがしっくりくる…」

花澤「だいたい池袋でデートって何?遊んでる暇あったら演技力上げる練習すれば?」

竹達「は?あんたこそ演技力上げる練習するべきじゃないの?」

花澤「はああ!?」

竹達「ああん!?」

ガチャ

杉田「突撃!杉田智和の楽屋訪問!」

竹達、花澤「!?」

杉田「おおお!あなたはあずにゃんで有名な竹達さん!彼氏とにゃんにゃんしてますかぁぁぁぁぁぁ」

竹達「は!?」

杉田「そっちのあなたは花澤さん!たつきとにゃんにゃんしてますかぁぁぁぁぁぁぁぁ!」

花澤「ちょっ!」

杉田「次回!ビッチーズは最終決戦を迎える事が出来るのか!」

竹達、花澤「いきなり人の楽屋来て何やってんだ!」バシン! バシン!

杉田「ぐはあああああああああああああああ」

杉田「がは…」

千葉「おお…いきなり時事ネタに走ったか…それはいかんなぁ…」

杉田「千葉…さん…」

千葉「それに今のアドリブは勢いに任せすぎだ。ちょっと私の楽屋訪問を見てなさい」

杉田「は、はい!大先輩のアドリブ…拝見させて頂きます!」

千葉「じゃあ行くぞぉぉぉぉぉぉ!まずはそこだぁぁぁぁぁぁ」

戸松「トムハックでしたっけ?」

豊崎「うっ…」

戸松「付き合うならまだしも…普通仕事上で会う人と同棲します?」

豊崎「何が言いたいの…」

戸松「目立ちすぎるからストーカーされて住所バレるんですよ」

豊崎「あんたねぇ!」

ガチャ

千葉「突撃ぃぃぃぃぃぃ!千葉繁のぉぉぉぉ!楽屋訪問!!」

豊崎、戸松「!?」

千葉「おぉ!あんたは今人気の!豊崎ぃぃぃぃ…これなんて読むんだ…あいなま?…そう!彼氏と愛を持って生々しくぅぅぅぅぅぅぅぅ!」

杉田「おいいきなり下ネタと時事ネタ言ったよあの人!!」

豊崎「な、なんなんですか…」

千葉「トムハックって言ったけぇ…オイラも昔は女房とハックハックしたぜぇぇぇぇぇぇ!」

杉田「ちょ!千葉さん!?」

千葉「そっちはぁぁぁぁぁぁ!戸松!あ戸松!あとま、とま、とま、トマト美味いぜぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!」

杉田「出た!千葉さんお得意の食べ物アドリブ!」

戸松「…」シーン

千葉「ぬぁっ!?」

杉田「(千葉さんのアドリブを聞いて無表情だと…)」

千葉「ぬぅぅぅ!あんたらはスフィアとか言ったか!スフィアの中では誰がスフィア(好きか)!?決まってるぅぅぅぅぅぅぅぅ!トマトだああああぁぁぁぁぁぁぁぁ!」

杉田「おい勢いに任せたぞあの人!」

豊崎「あの」

千葉「はい。なんでござんしょ」

戸松「ちょっと…邪魔なんでさっさと帰ってくれません?」

豊崎「いきなり来てなんなんですか…」

千葉「はい。そりゃすいませんでした。おいどんは失礼させて頂きます」ガチャ



千葉「どうだ杉田くん。私のアドリブは」

杉田「もうあんたの弟子になるのはやめた」

杉田智和のアドリブ日記 完

緑川「ってなことがあったらしいんですよね」

子安「あぁだからなんか杉田くん、テンション低いんだ」

緑川「女性陣ともなんかギスギスしてますし・・・」

子安「そうだね、おーい杉田くーん」

杉田「・・・・・・うぃっす」

緑川「重症っすね」

子安「でも女性陣の冷めた空気にいきなり突っ込めば千葉さんだってすべるよ、元気だしなって」

杉田「はぁ・・・そうっすね・・・」

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