暦「……」 純一「……」(570)


暦「……」

純一「……」

暦・純一((どうしてだろう……同じ臭いがする))


純一「……」

暦「……」

純一「あ、あの……隣に座ってもいいですか?」

暦「へ!?あ、あぁ!僕は構わないよ


純一「……」

暦「……」

純一「あ、あの……隣に座ってもいいですか?」

暦「へ!?あ、あぁ!僕は構わないよ」

純一「じゃ、じゃあ失礼……」

暦(僕が同年代の男の子に話しかけられた!?これは夢なのか!?)

暦(い、いや!夢じゃないだろう!どうする……どんな話題を話せば……)

純一(どうしたんだろう……僕何かしたかなぁ)

純一(やけにおどおどしてるけど……)


純一「……」

暦「……え、えっと……今日は良い空ですね」

暦(な、何を言っているんだ僕は!良い空ってなんだよ!)

純一「そ、そうですね」

純一(良い空?空って良い悪いがあるのか……?綺麗と汚いみたいな事なのかな)

暦「……」

純一「……」

暦・純一((き、気まずい……))


純一「……じ、実は僕、妹が居るんですよ」

暦「へ、へぇ……」

純一「美也って言うんですけど……少し喧嘩しちゃいまして」

暦「妹と喧嘩ですか……妹と喧嘩だって?」

純一「……?」

暦「……実は僕も妹と喧嘩して家を飛び出て来たんです」

純一「あれ?ということはあなたも……」

暦「……」

純一「……」


暦「……ぷっ」

純一「……くっ」

暦・純一「「あっはっはっはっはっ!!!」」

暦「……なんか僕達似ていますね」

純一「そうですね……あ、名前はなんて?」

暦「阿良々木暦、そっちは?」

純一「僕の名前は橘純一、それにしてもまさか同じ境遇の人と会うなんて……」

暦「僕もビックリだよ……あ、少し遅いが敬語じゃなくていいから」

純一「あ、じゃあ阿良々木君も敬語を使わないで喋ってよ」


暦「妹の美也ちゃんとはなんで喧嘩したんだ?」

純一「美也が大事に取っておいたまんま肉まんを食べちゃって……」

暦「へぇ、まんま肉まんを……って、えぇ!?」

純一「ん?」

暦「い、いや……なんでもない」

暦(あぶない、もう少しで僕の突っ込みが出てしまう所だった……)

暦「……肉まん1個なら同じのを買って渡せば許してくれるんじゃないか?」

純一「そ、それが30名様限定の特大まんま肉まんだったらしいんだ」


暦(30名様限定……)

純一「それで肉まん食べたくらいで~ってどんどん喧嘩になっちゃって……」

暦「……その特大まんま肉まんはもう売ってないのか?」

純一「一部の店で売ってるらしいんだけど、調べても中々見つからなくてね」

暦「なるほど、それで休憩しようとここの公園に来たのか」

純一「まぁ、そんな所かな……阿良々木君はどうして妹さんと喧嘩を?」

暦「あー、その……僕の方は全然大したことないから!それよりこの街に詳しい人を知ってるよ」

純一「詳しい人?」

暦「あぁ、僕の勘だとそろそろここをノコノコ歩いてくるんだけど……」

暦(橘君も家に帰りたくないと思っているなら八九寺が見える筈……)


八九寺「……」キョロキョロ

暦「お、いたいた」

橘「ん?小学生?」

暦「おーい!八九寺ー!」

八九寺「あ……アギラオさん!」

暦「……僕をアトラスが作っている某ゲームの火の魔法見たく言うな!」

八九寺「失礼、噛みました」

暦「違う、わざとだ!」

八九寺「……かみまみた!」

暦「わざとじゃない!?」


純一「……えっと、この子は?」

暦(……はっ!?いつもの癖でやってしまった!)

暦「え、えっと……紹介するよ」

八九寺「?」

暦「8と9に寺って書いて八九寺、八九寺真宵って名前だ」

八九寺「阿良々木さんが同年代の男のお友達と一緒に居る!?」

暦「気付くの遅いし僕にも橘君にも失礼だ!」

純一「初めまして、橘純一って言います」

八九寺「……八九寺真宵です……阿良々木さん、本当にお友達居たんですね……」


暦「おい、それはどういう意味だよ……それにまだ友達ってわけじゃ」

純一「さっき公園で会ってお友達になったんだ、橘純一です、よろしくね」

八九寺「……よろしくおねがいします」

暦(ひゃっほうー!初めて同年代の普通の男の友達が出来たー!)

純一「阿良々木君、手をあげて笑いながらジャンプしてるけど……」

八九寺「大丈夫です、いつもの事なので」

純一「いつもの事なの!?あれが!?」

暦「おおっと、取り乱しちゃった……八九寺、お前特大まんま肉まんって知ってるか?」


八九寺「あの特大まんま肉まんですか?知っていますけど……」

純一「本当!?売っている場所、聞きたいんだけど……」

暦「橘君に教えてあげてくれないか?」

八九寺「阿良々木さんのご学友なのであれば、勿論良いですよ」

純一「あ、ありがとう……よかったー!これで特大まんま肉まんを買えるぞ!」

暦「今日はやけに素直だな、何か良い事でもあったのか?八九寺」

八九寺「初めて阿良々木さんに同年代の男のお友達が出来たんですよ?」

八九寺「こんな嬉しい日は無いです!」

暦「お前は僕の保護者か!ていうか初めてとか言うのやめろ!僕だって……僕だっ……て……」


八九寺「紙とペンありますか?」

純一「うん、これでいいかな?」

暦「…………」

純一「……そ、そうだ!今度僕の友人の梅原と薫と田中を紹介するよ!」

暦「ありがとう……橘君は優しいな……」

八九寺「……良かったですね、お友達が増えて」カキカキ

純一「えっと、売ってる場所ってここから近いのかな?」

八九寺「そうですね、歩いて10分くらいと言った所でしょうか」カキカキ

純一「結構近いんだ……」

八九寺「……・はい、これが特大まんま肉まんの地図になります」


純一「ありがとう!これでやっと特大まんま肉まん買えるなぁ~」

八九寺「いえいえ、それでは私はそろそろ行きますね」

暦「なんだ、もう行くのか?」

八九寺「はい!これでも私は忙しく、今日は色々行く所があるんです」

暦「……そっか、ありがとな」

八九寺「橘さん、これからも阿良々木さんと仲良くして下さいね!では失礼します」

純一「うん、色々ありがとね!」

暦「……良かったら僕も付いて行っていいか?」

純一「え?僕は別に構わないけど……それに一人はつまらないからね」


暦(まだ名前しか知らない)

暦(ここでさようならなんて言ったら今度こそ僕に男友達は現れないだろう)

暦(せっかくできた同年代の男の友達だ……せめて、アドレスだけでも聞いてやる)

暦(今日で、同年代の男の友達を僕は電話帳に登録するんだ!!!)

純一「じゃあ、早速地図を頼りにまんま肉まんが売っている店に行こうか」

暦「あぁ!行こう!」

純一「う、うん?」

純一(阿良々木君、すごいやる気だ……友達想いな人なのかな…・…)

―――――

―――

――


純一「阿良々木君彼女が居るの!?」

暦「ま、まぁかなり個性的な彼女なんだけど……」

純一(個性的?一体どんな彼女なんだろう……)

暦「橘君にもそのうちできるさ、僕ができるんだからね」

純一「あはは、できればいいんだけどね」

???「……あれ?先輩じゃないですか、めずらしいですね」

純一「あれ?その声は……七咲じゃないか!」

七咲「どうも……それと隣の方は?」

暦「あ、初めまして……阿良々木暦って言います」


七咲「初めまして、七咲逢と言います」

純一「それにしても、七咲はこっちまで買い物に来てるのか?」

七咲「えぇ、今日は卵が安い日なので……そうだ!初対面なのに少し図々しいですが……」

暦「ん?」

七咲「良かったら一人1パックの卵を買うの、付き合ってくれません?」

暦「橘君が良いなら僕は全然構わないけど……」

純一「それじゃー時間もまだまだあるし、行こうか!」

七咲「ありがとうございます!」

米研いでくる


七咲「それにしても、先輩方はどうしてこんな遠い所に居るんですか?」

純一「それが美也の特大まんま肉まんを食べちゃってね……はは、は」

七咲「……なるほど、理解しました」

暦「……七咲さんと橘君はどんな関係なんだ?」

純一「僕と七咲は学校の先輩後輩だよ、七咲は水泳部なんだ」

七咲「はい、先輩とはまだ先輩後輩の仲です」

暦(まだ……?ははーん、なるほどね、僕にはすぐに理解できたぞ)

暦「橘君も水泳部なのか?」


純一「いや、僕は水泳部じゃないよ」

暦「?」

七咲「先輩が女子プールを覗いてる所を私が見つけ…」

純一「な、七咲!あれは誤解だって言っただろ!?確かに見れたのは少し嬉しいけど……」

暦(女子プールだと!?女子プールを覗いたのか!?)

七咲「……ふふっ、すいません、嘘付いちゃいました」

暦(羨ましい……橘君が羨ましい……!女子プールなんて……楽園じゃないか!!!)

純一「ま、まったく……もう少しで阿良々木君に変態の目で見られる所だったよ……阿良々木君?」

暦「ハッ……あ、なんでもないよ」

純一「?」


七咲「それでですね、美也ちゃんって言うんですけど」

純一「あはは、美也の話は恥ずかしいからできればやめていただけると……」

暦「美也ちゃんって確か橘君の妹さんだっけ?」

ヒュウウウウウ

七咲「はい、まんま肉まんを……」ピラッ

純一・暦(!?見え―――)

七咲「……残念、午後から練習なので水着ですよ?」

純一「なにっ!?」

暦「なんだって!?ていうか突っ込んじゃうけど水着を着て外を歩いているのか!?」


七咲「……?何かおかしいですか?」

純一「え、変なの?」

暦「えぇ!?僕の知識が間違っているのか!?というか橘君は下水着なの!?」

純一「……?僕はパンツだけど、着替える時間が省けるじゃないか」

暦「あ、あぁ……なんだそういう事か、てっきりどこかの変態後輩かと僕は……」

神原「呼んだか?阿良々木先輩」

暦「おわっ!?一番紹介したくない後輩が出てきちゃった!」

神原「いや~、奇遇だな!阿良々木先輩、ちなみに私はスパッツ派だぞ!」

暦「聞いてねえよ!それと僕達は別にスクール水着派かスパッツ派で話し合ってた訳じゃない!」


橘「え、えっと……そちらの方は阿良々木君の知り合い?」

神原「神原、神原駿河だ」

神原「阿良々木先輩の性奴隷をしている神原駿河だ!」

橘「せ、性奴隷!?」

七咲「……」

暦「おい!僕とお前は普通の先輩後輩の仲だ!」

暦「それと知り合いならまだしもお前と初対面の人が居るのにそういう冗談はやめろ!」

神原「……うむ、流石は阿良々木先輩だな!」

暦「いや何がだよ!?2人とも誤解だからそんな目で僕を見ないでくれ!」

神原「うむ、先輩後輩の仲は誤解だから皆気にしないでくれ」

暦「僕が言ってるのはそこじゃなーーーーい!!!!!」

―――――

―――

――

橘「あはは、急にあんな事言いだすからビックリしたよ」

七咲「私もです」

暦「もうやだ……頼むからこれ以上僕のイメージを悪くしないでくれ」

神原「改めて、神原駿河だ」

橘「初めまして、橘純一と言います」

七咲「七咲逢です」

神原「しかし阿良々木先輩が同年代の男の子と歩いてるなんて、私は目を疑ったぞ」


暦「僕が同年代の男の友達と歩いてる所がそんなにめずらしいかよ」

神原「あぁ、私は阿良々木先輩が男の友達と話してる所は見たこと無いぞ」

暦「失礼な奴だな、僕だって男の友達くらい……くらい……」

純一(あれ?さっきもこの流れどこかで……)

七咲「あ、ここのスーパーですよ?先輩」

純一「へぇ~、ここが七咲の言ってた卵が安いスーパーか」

七咲「良かったら神原さんも……その……卵を1パック買ってくれませんか?」

神原「うむ、承知した」

神原「私は卵と阿良々木先輩の今日のおかず本を買えばいいんだな?」

暦「どうしてお前が僕の本を買うんだよ!?」


七咲「おかず……?」

純一「ほ、ほら!阿良々木君は料理が得意なんだってさ!」

暦「そ、そうなんだ!僕は料理が好きでレシピが載ってる本を買っちゃうくらい好きなんだよ!」

七咲「そうなんですか……それじゃー今度先輩と私と神原さんに作ってくださいね?」

神原「うむ、楽しみだな!阿良々木先輩!」

暦「後で覚えてろよ神原駿河!」


―――――

―――

――


七咲「さて、私はこれで失礼します、卵ありがとうございました」

純一「別に気にしないでよ、寄り道してただけだからね」

神原「……ところで阿良々木先輩、こんな可愛い子を一人で帰らすなんて心配じゃないか?」

暦「……僕はお前が七咲さんに付いていきそうで心配だよ」

神原「うんうん……流石は阿良々木先輩だ……私が考えている事を淡々と当ててくるな!」

暦「やめろ、お前みたいなのが七咲さんと2人きりなんてなにをするかわかったもんじゃない!」

七咲「別に私は構わないですよ?色々聞きたい事とかありますし」

神原「よし、それでは阿良々木先輩に橘先輩、また後で会おう!」

純一「うん、それじゃーまた!」

暦(大丈夫かな……お願いだから何も吹き込むなよ神原……)


純一「……さて、そろそろお昼だけど……この辺でなにか食べる?」

暦「そ、そうだね……この辺りだと何があるんだろう……」

暦(これが噂の友達との買い食いか!)

純一「うーん……あ、そこのマ○ドナルドにでもいく?」

暦「じゃーそこに食べにでも行こうか」

暦(友達っていいなぁ……素晴らしいなぁ……)

純一「?どうしたの暦君」

暦「な、なんでもない!」


<ありがとうございましたー

純一「なんかこんなに付き合って貰っちゃって悪いね」

暦「いや、僕は別に全然大丈夫だよ」

純一「……そういえば、阿良々木君が妹さんと喧嘩した理由って?」

暦「本当に些細なことだよ、これじゃー母の日の二の舞だ……」

純一「……ま、まぁ言いたくなったらいつでも言ってよ!」

暦「あぁ、そうすることにするよ」

純一「……それより阿良々木君、ちょっと言いにくいんだけど」

暦「?」

純一「窓から阿良々木君をジッと見てる人は阿良々木君の友達か何か?」

暦「ん?窓?」


戦場ヶ原「……」ジー

暦「うわぁ!?ビックリした!今日神原の次にビックリしたぞ!」

戦場ヶ原「……」

暦「お前、なにやってんだ……?」

戦場ヶ原「……」トン トン

純一「なにか言ってるけど……」

暦「……ごめん、今窓からジッと見てる奴も同席でいいか?」

純一「え?僕は阿良々木君の知り合いなら別にいいけど……」


ウィーン

戦場ヶ原「……あら?こんな所で何をしているの?阿良々木君」

暦「それはこっちのセリフだ戦場ヶ原……こんな所でなにやってんだよ」

戦場ヶ原「そうね、阿良々木君の知能で理解できるように言うとお買い物かしら」

暦「お前の中の僕はそんなに馬鹿なのか!?」

戦場ヶ原「なによ、私は別に阿良々木君の事を馬鹿なんて言ってないわ」

暦「僕の事を遠回しに馬鹿って言ってるようなもんじゃねーか!」

戦場ヶ原「え?バカじゃないの?」

暦「そんな可哀そうな顔で僕を見るな!」

純一「え、えーっと……初めまして、橘純一です」

戦場ヶ原「あら……?初めまして、阿良々木君の彼女の戦場ヶ原ひたぎです」


純一「か、彼女!?阿良々木君の彼女ってこんな美人だったんだ……」

戦場ヶ原「褒めても何も出ないわよ?出ても阿良々木君の突っ込みくらいかしら」

暦「いまの会話のどこに突っ込む所があるんだよ?」

戦場ヶ原「突っ込む所?まったく、相変わらず阿良々木君は変態ね」

暦「はぁ!?待て待てちょっと待て!お前は何か誤解しているぞ戦場ヶ原!?」

戦場ヶ原「うるさいわね、口を閉じて死ぬか口を開けて死ぬかどちらかにして頂戴」

暦「口を開けて死ぬって意味わかんねーよ!ていうかどっちを選んでも死ぬじゃねーか!」

純一「ははは、戦場ヶ原さんと阿良々木君は仲が良いんだね」

暦「……これのどこが仲良く見えるんだ?」

戦場ヶ原「それはそうと阿良々木君、彼は一体どちら様?」


暦「どちら様って……僕の友達の橘純一君だよ」

純一「ど、どうも……」

戦場ヶ原「友達?阿良々木君の?」

暦「なんだよ、文句でもあるのか?」

暦(ま、そりゃそうだよな……)

暦(男の友達が居なかった僕がファーストフード店で男と食べてるなんて光景……)

戦場ヶ原「……お友達料って1ヶ月いくらくらいなのかしら」

暦「僕の友達をなんだと思ってるんだよ!」

戦場ヶ原「あの阿良々木君に友達が居るなんて私には信じられないわ」

暦「お前も神原も八九寺も僕に対して少し失礼だとは思わないのか!?」

怪異=妖怪とかに関係した個性的なヒロイン達
突っ込み気質の主人公(中途半端な吸血鬼)と関わる
最初のヒロイン(戦場ヶ原)が二話目で恋人に


純一「阿良々木君とはそこの公園で今日会って、今少し借りてます」

暦「借りてるなんて言い方はよせよ、僕が勝手に付いて行ってるだけだ」

戦場ヶ原「今日……道理で私の情報と繋がらない訳ね」

純一(情報?一体どんな情報なんだ……?)

暦(……知らぬが仏だな)

戦場ヶ原「ま、これからも末長く阿良々木君と仲良くしてあげてくださいね」

純一「は、はぁ……」

暦「お前も八九寺も僕の保護者みたいだな」

戦場ヶ原「何言ってるのよ、私は阿良々木君の彼女という立ち位置は誰にも譲る気は無いわよ?」

暦「そ、そうか……」

純一(ちょっと彼女が毒舌だけど……ちゃんと付き合ってるんだなぁ)


純一「……なるほど、こういう付き合い方もあるんだな」

暦「……あまり参考にすると痛い目に合うぞ?」

戦場ヶ原「あら?阿良々木君は痛い目に合いたいのかしら?」

暦「僕!?この流れでどうして僕が痛い目に会うんだ!?」

???「あれ?橘君?」

純一「ん……!?絢辻さん!」

絢辻「あれ?そちらの方々は…・…お邪魔だったかな?」

純一「いや、そんな事は別に無いよ」

戦場ヶ原「……」

絢辻「初めまして、橘君と同じクラスの絢辻詞と言います」

暦「あ、えっと……初めまして、阿良々木暦です」

http://www.youtube.com/watch?v=gJrbcpQpBdY&feature=related

戦場ヶ原「キツネの皮を被った何か……」

絢辻「……」

暦「……おい、戦場ヶ原?」

戦場ヶ原「いいえ、なんでもないわ」

戦場ヶ原「阿良々木君の彼女の戦場ヶ原ひたぎです、よろしく」

絢辻「……戦場ヶ原さんね、よろしく」

純一(絢辻さんの声のトーンが一瞬低くなったような……)

暦「え、えっと……絢辻さん?と橘君は……」

純一「あぁ、クラスメ…むぐっ」

絢辻「恋人です(ニコ」

もうちょいまってくれ


暦「へぇー、恋人ねぇ……恋人!?橘君彼女が居たのか!?」

純一「ちょ、あやつ…」

絢辻「えぇ、彼とは2年の付き合いになるわね」

戦場ヶ原「……」

暦「橘君はこんな可愛い彼女が居るのにどうして隠してたんだ?」

戦場ヶ原「……可愛い?浮気行為と見なすわよ?阿良々木君」

暦「ま、待て!落ち着け戦場ヶ原!」

純一「絢辻さん、どうするの!?」コソコソ

絢辻「ちょっと黙っててくれるだけでいいわ」コソコソ


絢辻「阿良々木君と戦場……ヶ原さんだっけ?2人はいつから付き合っているの?」

戦場ヶ原「……」

暦「えーっと、5月からだよ」

絢辻「そう、なら私達の方が先なのね……良かったらなんでも聞いてね(ニコッ」

純一(どうして僕と絢辻さんがこんな関係に……)

暦(なぜだかわからないが怖いぞ、2人がめちゃくちゃ怖いぞ……)

戦場ヶ原「じゃー私が質問してもいいかしら?」

絢辻「……どうぞ、戦場ヶ……原?さん?」

戦場ヶ原「どうしたらそんなに猫を被れるのかしら?」

絢辻「……なにを言っているのかしら」

純一・暦(ここに居たら僕たちの命が危ない……!)

あれまた変わってるだと……?
>>208>>1です


暦(どうする?ここから逃げるか?)チラッ

純一(そうしたほうが良さそうだね……)チラッ

※紳士同士だとアイコンタクトで会話ができます

戦場ヶ原「……いい加減その獣の皮を脱いだら?」

絢辻「……戦場ヶ原さん、先輩への口の利き方がなって無いよ?」

暦(よし、3・2・1で逃げるぞ!)

純一(あぁ!合図はそっちに任せるよ!)

暦(3……2……1!)

純一(今だ!!!!)

ガシッ

戦場ヶ原・絢辻「そんなに慌ててどこに行くの(かしら)?阿良々木(橘)くん?」


暦(くそっ……!忍を呼んで吸血鬼の力を使うか……!?)

純一(と、とりあえずこの二つの炎を僕と阿良々木君で鎮火させないと!)

戦場ヶ原「はぁ、獣臭いわ、どこかの誰かさんのせいで獣臭いったらありゃしない」

絢辻「へぇ~……自分の臭いじゃないの?」

純一「お、落ち着いて絢辻さん、ね?」

暦「そ、そこらへんにしておけよ戦場ヶ原?店にも迷惑だって」

戦場ヶ原・絢辻「黙っててくれる?」

純一・暦(もうだめだこれ……)


戦場ヶ原「……」ゴゴゴゴゴ

絢辻「……」ゴゴゴゴゴ

純一(父さん、母さん、僕を今まで育ててくれてありがとう)

暦(……ちゃんと再生してくれるかな)

戦場ヶ原「……」

絢辻「……」

戦場ヶ原「……ぷ」

絢辻「ぷふ……」

純一「え?絢辻さん……?」

暦「……戦場ヶ原さん?」

絢辻「あははははっ!もう、2人ともそんなおどおどしちゃって!」

戦場ヶ原「阿良々木君のさっきまでの表情、とても良かったわ」

純一「……阿良々木君、僕はまだ理解できてないんだけど」

暦「……橘君、僕もだ」


絢辻「私達今日一緒に買い物に来ていたの、それでたまたまひたぎの彼氏と橘君が居たからつい、ね?」

純一「ひたぎ……?ってことはさっきの全部演技だったって事……?」

絢辻「どう?中々すごい演技だったでしょ?」

純一「……はぁぁぁ、どうなるかと思ってたよ」ヘナヘナ

絢辻「ごめんね、橘君の驚く顔がついつい見たくなっちゃって♪」

戦場ヶ原「阿良々木君、どうだった?私達の演技」

暦「……僕はこのまま2人の戦いに巻き込まれて骨2本で済むかなって思ってた所だよ」

戦場ヶ原「それは残念ね、骨4本が正解よ」

暦「骨4本!?どうして2倍になってるんだよ!」

戦場ヶ原「細かく言うと手と足を2本ずつって所かしら」

暦「僕の日常生活で一番使う便利な骨を全て折るのか!?」


暦(僕は吸血鬼だから直るけど……というか戦場ヶ原が吸血鬼の事にまったく触れないな)

戦場ヶ原「私が脱ぎかけのナース服と白いソックスを履いて骨が直るまで看病するって言っているのよ?」

戦場ヶ原「それなのに阿良々木君はまだ贅沢を言うのかしら?」

暦「お前の中の僕はどうしてそんなマニアックなんだよ!?」

純一「まぁ、何はともあれ良かった……2人はいつ知り合ったの?」

絢辻「私が夜コンビニで不良達に囲まれたらひたぎが助けてくれたの」

暦(その不良の皆さんは大丈夫なのか?あの戦闘モードの戦場ヶ原ひたぎだぞ……)

戦場ヶ原「……阿良々木君、往復パンチと目握りつぶしどっちがいい?」

暦「往復パンチ!?それに目を握り潰しって握るまでがパンチの比にならないだろ!?」

絢辻「それでその不良共を私と戦場ヶ原さんで全裸でどげ……謝らせて、それがきっかけで親しくなったの♪」

純一「そ、そうだったんだ…・…」

純一(全裸でどげ……?絢辻さんと戦場ヶ原さん、不良になにをやらせたんだ……?)


戦場ヶ原「それじゃー阿良々木君、私達は充分楽しめたからそろそろ行くわ」

暦「……もうこういう事は金輪際これだけにしておいてくれよ?」

戦場ヶ原「…私に感謝しなさいよ」

戦場ヶ原「どうせ阿良々木君の事だから橘君には普通の人として接しられたいのでしょ?」ボソッ

暦「……戦場ヶ原」

戦場ヶ原「大事にしなさいよ、普通の阿良々木君と普通のお友達」ボソボソ

絢辻「ばいばい、橘君」

純一「うん、また学校で」

絢辻「それとも橘君はずっと彼氏のままのほうがよかった?」

純一「ははは、絢辻さんの彼氏か……刺激があってそれもいいかもね」

絢辻「なっ!?///このっ!」ドカッ

純一「いっ!どうしたの急に!?」

ウィーン

<ありがとうございましたー

純一「はぁ……なんかすごい疲れたね」

暦「悪魔と鬼が戦ってる絵図ってきっとああいう感じなんだろうな……」

純一「……阿良々木君、窓」

戦場ヶ原「……」

暦「……」


―――――

―――

――


純一「さてと、そろそろ僕たちも行こうか」

暦「そうだね、随分時間を食っちまったからな」

純一「というかもう地図だと目の前くらいのはずなんだけど……」

暦「へぇー、まぁ公園から10分くらいの所だしそんなもんじゃないか?」

純一「そうだね、それじゃー僕たちも行ってみよう」

ウィーン

<アリャッシャーwwwwwwwwww

純一「地図だとこの変なんだけど……」

暦(八九寺の奴……本当にこの地図で合ってるのか?)


純一「ここ……なのかな……」

暦「……」

mamma Pasta

純一「……」

暦「……」

純一「……」

暦「……橘君、ここは僕に突っ込ませてくれるか?」

純一「……阿良々木君に任せるよ」

暦「すぅー……」


暦「ここはまんま肉まんじゃなくてマンマパスタじゃねーか!!!!!!!!!」



純一「……振り出しに戻る、か」

暦「ほ、ほら!まだ無いと決まった訳じゃないしさ!」

暦(八九寺の奴め!……そもそも八九寺に道を聞いた時点で間違ってるか……)

純一「……うん、そうだね!もう少し歩いてみてもいいかな?」

暦「僕は時間なんていくらでもあるからね、全然平気だよ」

暦(というか特大なんて文字どこにも書いてないじゃ……)

テーブルにて特大コショウミルを使う……

暦「……」

純一「とりあえず、あっちの人通りが多い道を歩いてみようか」


純一「まんま肉まんは売ってるけど特大まんま肉まんは無いなぁ」

暦「……特大まんま肉まんが売っていた場所を美也ちゃんに……って今は喧嘩中か」

純一「あはは……普段はあんまり怒らない美也だけど……多分電話に出ないかな」

暦「この街に詳しい奴ねぇ……そろそろ羽川とか見えて来ても良い頃なんだけど……」

純一「羽川?」

暦「羽川翼、頭が良くて何でも知ってる僕の友達なんだ」

純一「へぇー、僕とは真逆だなぁ」

暦「でも今日に限って見当たらないな……」キョロキョロ


???「……暦お兄ちゃん?」


暦「……!千石じゃないか」

撫子「なんだか久しぶりだね、暦お兄ちゃん」

純一「えっと……この子は?」

暦「あぁ、妹の友達の千石撫子って言うんだ」

撫子「!?あ、あのっ!そのっ!えっ!?暦お兄ちゃんのお友達ですか!?」

純一「そ、そのつもりだけど……橘純一って言うんだ、よろしくね」

撫子「あ、あああの……!自動コジ機って知ってますか!?」

純一「へ?」

暦「落ち着け千石、それとドラえもんひみつ大辞典にしか登場していないひみつ道具を出すんじゃない」


撫子「本当に暦お兄ちゃん、お友達が居たんだね……」

暦「いや、もう慣れたけどさ……」

暦(どうしてだろう……千石の悲しそうな顔で言われると胸にグサっとくるぞ……)

撫子「は、初めまして……暦お兄ちゃんの…ゴニョゴニョ…の千石撫子です」

純一「阿良々木君の妹の……いきなりで悪いんだけど撫子ちゃん、特大まんま肉まんって知ってる?」

撫子「特大まんま肉まん……?撫子、知ってるよ」

純一「ほ、本当!?売ってる場所とかわからない?」

撫子「う、売ってる場所……多分、あそこだと思うけど……」

純一「良かったら紙に地図を書いてくれないかな?」


暦「僕からも頼む、橘君の力になってやってくれないか?」

撫子「こ、暦お兄ちゃんにお願いされたら……」

撫子「うん、いいよ///」

純一「ほんとかい!?」

撫子「で、でもあんまり期待しないでね?」

撫子「もしかしたら売り切れてるかも知れないし……」

純一「いや、売っている店が見つけられただけで嬉しいよ」

暦「ありがとな、千石」

撫子「こんなの当たり前だよ、撫子は……その……///」


純一「じゃー早速紙と…」

撫子「あ、撫子が言ってた店だけど、ここから近いから撫子が案内するよ?」

純一「ほんとに?それはこっちも助かるんだけど……いいの?」

撫子「うん、その方がわかりやすいでしょ?撫子も時間あるし平気だよ?」

暦「……なんだか何から何まで悪いな、千石」

撫子「ううん、撫子は全然平気だよ」

純一「それじゃー早速案内してくれるかな?」

撫子「わかった、こっちだよ、橘さんに暦お兄ちゃん♪」


撫子「暦お兄ちゃんとた、橘さんは学校のお友達?」

暦「いや、今日そこの公園で会ったんだ」

純一「同じ境遇の阿良々木君を見つけてね、仲良くなったんだ」

撫子「へぇー……暦お兄ちゃん、あそこの公園よく行くの?」

暦「あぁ、暇な時とか散歩をしたい気分になった時には良く行くよ」

撫子「そ、そうなんだ……今度、暦お兄ちゃんと一緒に公園行きたいな///」

暦「ん、僕は別に構わないけど……」

撫子「ううん、暦お兄ちゃんは撫子と公園に行くしか無いんだよ?」

暦「そ、そうか……無いのか……」


撫子「あ、ここだよ?」

純一「ここか……」

 ―――――――
|特大!      |
|まんま肉まん!  |
|     \580   |
 ―――――――

純一「たしかに貼り紙は貼ってあるね」

暦「悪かったな千石、わざわざ案内させちゃって」

撫子「な、撫子が自分が言った事だし……それに暦お兄ちゃんの役に立ったなら……///」

暦「千石には後で何かジュースでも奢るよ」

撫子「えっ!?だ、大丈夫だよ!?な、撫子、そろそろ行くね!」

撫子「暦お兄ちゃん、埋め合わせちゃんとしておいてね!」

暦(そう言うと千石撫子はものすごい勢いで逃げていくように去って行ったのである……)

暦(埋め合わせ……やはり僕と千石が公園に行く事はもう確定事項なのか)


純一「阿良々木君、さっきの子とはどういう関係なの?」

暦「え?だから妹の友達の友達だよ、間違っても恋人とかそういうのじゃないな」

純一「そ、そうなんだ……」

純一(戦場ヶ原さんが聞いたらどんな反応するんだろ……)

暦「それじゃー早速中に入って売ってるか確かめようか」

純一「うん、そうだね……」ゴクリ

ウィーン

<しゃせーい

純一「……あった!これだ!あったよ阿良々木君!」

暦「……やっと見つかったか」

純一「良かったー!これで美也に渡せるよ!」


―――――

―――



純一「さてと後は渡すだけか」

暦「……」

暦(アドレスに番号をどうやって聞けばいいんだ!?)

暦(「普通に橘君アドレス教えてー?」でいいのか!?それとも「橘君アドレス交換しようぜ!」の方が……)

純一「そうだ!よかったらこれから家に来ない?お茶くらいなら出すよ?」

暦「え?いいのか?美也ちゃんは…」

純一「全然大丈夫だよ、美也なんてこの特大まんま肉まんでイチコロさ!」

暦(よっしゃー!初めて男の友達の家に遊びに行くぞ!これでガハラさんにも神原にも八九寺にも自慢できる!)


純一「それに、阿良々木君には今日色々付き合ってもらったからね」

暦「だから、それは僕が勝手に付いて行っただけだって」

純一「でも阿良々木君が居なかったらきっとまだ街をうろついていたよ」

暦「はは、なんか照れるな」

純一「阿良々木君はこの後予定とかは無いんだよね?」

暦「あぁ、僕は別に平気だよ」

純一「よし、じゃー僕の家に出発だ!」


――――

―――

――


純一「さてと、多分美也が家に居ると思うんだけど……」

暦(美也ちゃんか……どんな子なんだろ……)

ガチャッ

純一「み、美也ー?居るかー?」

美也「あ!おかえりにぃーに……とお友達?」

暦(にぃに!?橘君はこんな可愛い子ににぃにって呼ばれてるのか!?)

純一「あれ、美也!?……怒ってないのか?」

美也「みゃーはもう怒ってないよ?朝はみゃーも言いすぎちゃったかな……」

純一「美也……僕も悪かったよ、ごめん……それと、はいこれ」

美也「え、これ……」

純一「特大まんま肉まん、これあげる」

美也「もしかしてにぃに達がこれ買ってきてくれたの!?」


純一「ちょっと紹介が遅れたけど、この阿良々木君が一緒に探してくれたんだ」

暦「だから勝手に……まぁいいか、阿良々木暦です」

美也「橘美也です!よろしくね!にしし♪」

暦(か、かわい~~~~!!!!!)

美也「ん?阿良々木暦……?」

純一「……?どうかしたの?美也」

美也「んーとね、今みゃーのお友達が来てるんだけど、その子も阿良々木って言うんだ」

暦「へぇー、そっかー……珍しい名字だね、ちなみに下の名前は?」

美也「うん、阿良々木火憐ちゃんと月火ちゃんって言うんだけど」

暦「……ダレン・ジャンと藤木ちゃんじゃなくて?」

美也「阿良々木火憐ちゃんと阿良々木月火ちゃんだよ?」


純一「えぇ!?火憐ちゃんと月火ちゃんの名字って阿良々木だったの!?」

美也「あれ?にぃにには言ったこと無いんだっけ?」

純一「お前が月火ちゃん火憐ちゃんってずっと呼んでたから……」

暦「……美也ちゃん、多分その人達と僕は人違いだ」

美也「そうなの?名字が同じっておもしろいね~」

暦「あぁ、だから何も関係無いし僕は何も知らない」

美也「へぇ~、すごい偶然だね!早速月火ちゃんと火憐ちゃんに話してみるよ!にしし♪」

暦「ちょっと待って美也ちゃん!!!!!」


純一「み、美也!できれば阿良々木君の事は……」

美也「むー、だってこんな偶然、みゃーの前でもう一生無いかもよ?」

暦「頼む美也ちゃん!僕の事は……」

火憐「美也ちゃん!トイレ借りる……」

純一「…………」

暦「…………」

火憐「…………」

美也「……みゃ?」


美也「火憐ちゃん、トイレはそこを真っ直ぐで右だよ」

火憐「……」

純一「あ、はは……」

暦「……火憐ちゃん、どうしてここに?」

火憐「……それはこっちのセリフだぜ?兄ちゃん」

美也「えぇ!?2人とも兄妹だったの!?」

純一(遅いよ美也!というか阿良々木って名字の時点で気付けよ!)

純一「……えっと……そうだ!5人でお話しでもしようよ!」

美也「うん、みゃーは全然いいよ!」

暦・火憐「……」

ムラムラしたからちょっと抜いてくる


ガラッ

月火「あ、美也さんのお兄さん、お邪魔してます」

純一「あ、あぁ!こんにちは月火ちゃん!」

暦「……よ、よぉ!月火ちゃん」

月火「お兄ちゃん!?どうして美也さんの家に…」

美也「月火ちゃんのにぃにと美也のにぃに友達だったんだってさ!」

月火「……え?」

暦「ははは、いやー偶然だね、まさか橘君の妹さんの美也ちゃんと友達だったなんて」

月火「……」

美也「どうしたの月火ちゃん?固まっちゃって」


――――――

――――

――

月火「なるほど、それで美也さんのお兄さんとお兄ちゃんが……」

暦「お前らファイヤーシスターズが美也ちゃんと知り合いだったなんてな」

美也「にしし♪」

純一「僕もビックリだよ、月火ちゃんと火憐ちゃんが阿良々木って名字だったなんてね」

火憐「……」

暦「……いつまで膨れてるんだよ」

火憐「別に……」


暦「その……悪かったよ」

火憐「……」

暦「来年の母の日の約束を取り消すっての……やっぱりやめる」

純一(母の日……?)

火憐「……本当だな?」

暦「いい加減僕も火憐ちゃんと仲直りしたくなってきたからね」

火憐「絶対だぞ!?男に二言は無いからな!?」

暦「あぁ、約束だ」

火憐「……へへ、それでこそあたしの兄ちゃんだ!」

暦(あぁ……これじゃ二言じゃなくて三言だな……)


純一(な、仲直りしたのかな……?)

月火(まったく、2人とも子どもなんだから……)

美也「良かったね!火憐ちゃんに暦お兄ちゃん!」

暦「ッ!!!」

暦(くそっ……油断していた……月火ちゃんには毎日お兄ちゃんと言われているが……)

暦(美也ちゃんに言われるとこうも違うのか!!!!)

月火「……なに鼻の下伸ばしてんの?プラチナむかつく!」

暦「なっ!?僕は今感動してるんだよ!」

月火「はぁ!?お兄ちゃんは何に感動してるの!?なんか腹立つ!」

暦(ダメだ……沸点の低い小さい方に言われても何も感じない……)


純一「美也は僕の事にぃにって呼ぶし……暦にぃにの方がいいんじゃないか?」

美也「え?暦にぃにの方が良かった?」

暦「……暦にぃに」

月火「お兄ちゃんの今の顔キモいんだけど」

暦「うぜえなぁ、うちの妹も美也ちゃんみたいにもう少し可愛げがあれば……」

火憐「なんだ兄ちゃん、私は可愛げないのか?」

暦「火憐ちゃんは可愛げよりパワフルが勝ってるかな」

火憐「なるほど……流石兄ちゃん、私の事は頭の上から足の裏まで何でも知ってるな」

暦「当たり前だろ?僕はお前のお兄ちゃんなんだからな」

純一(それはそれで問題あるような……)


火憐「あたしは兄ちゃんに男友達が居た事にビックリだ」

月火「わたしだって驚いたよ……」

暦「……もう慣れたから僕からは何も言わないよ」

純一「は、はは……」

ピンポーン

純一「……ん?誰だ?」

美也「お客さん?美也が出ようか?」

純一「いや、僕が出るから美也はここに居てくれ」

美也「はーい」


純一「……誰だろう、今日誰かと約束してたっけ」

ガラッ

梅原「うーっす!大将!」

薫「おいーっす!」

純一「梅原に薫じゃないか、どうしたんだよ急に」

薫「どうしたってアンタ、今日遊ぶ約束してたじゃない」

梅原「そうだぜ大将!しかも今日は……お宝本を渡す約束してただろ?」ゴソゴソ

薫「御宅らほんとにそういうの好きね……」

純一「お、おぉ!今日の本は何なんだ!?」

梅原「……へっへっへ、今日のお宝本は――――――!」


―――――――

美也「暦にぃにはお兄ちゃんと同じ学校なの?」

暦「いや、僕と橘君は違う学校だ、今日たまたま公園で会ってね」

美也「ちょっとスケベで大分間抜けなお兄ちゃんだけどなんか恥ずかしい事とか言わなかった?」

暦「あ、あぁ……普通だったよ」

火憐「なんだ、うちの兄ちゃんみたいなもんだな!」

月火「うちのお兄ちゃんもかなりスケベで超間抜けだから引かれあったんじゃない?」

暦「黙ってろファイヤーシスターズ、大体僕はスケベでも間抜けでもないよ」

火憐「冗談は顔だけにしてくれよ兄ちゃん!」

暦「火憐ちゃーん?火憐ちゃんはその言葉の意味分かってるのかなー?」

間違えた

美也「暦にぃにはお兄ちゃんと同じ学校なの?」
         ↓
美也「暦にぃにはにぃにと同じ学校なの?」


なんか妹キャラが多すぎて混乱してきた


美也「ちょっとスケベで大分間抜けなお兄ちゃんだけどなんか恥ずかしい事とか言わなかった?」
                          ↓
美也「ちょっとスケベで大分間抜けなにぃにだけどなんか恥ずかしい事とか言わなかった?」


純一「これは……!これは!!!」

梅原「今日のお宝本は限定本だぜ?大将」

純一「おぉぉおおおおお!!!!これが伝説の……」

梅原「あぁ、これがあの伝説の……水着ガール500人写真!」

純一「梅原……僕はお前と親友になれて本当に良かったよ」

梅原「なに言ってんだ大将……俺と大将の仲だろ?」

純一「梅原……お前……!」


薫「美也ちゃんは元気にしてるかなー♪」


―――――――

暦「火憐ちゃんはもう少し言葉の勉強をするべきだ」

火憐「言葉のキャッチボール?兄ちゃんよりできる自信があるぜ?」

暦「それは僕がコミュニティ障害って言いたいのか!?」

月火「そもそもお兄ちゃんはキャッチボールどころかボールを投げることすらできないじゃん」

美也「そうなの?阿良々木お兄ちゃん」

暦(くそ……美也ちゃんの呼び方が暦にぃにじゃなくなってる……)

暦「……じゃなくて、見知らぬ人と話す事くらい、僕にとっては余裕だよ(キリッ」

火憐「尻で茶を沸かすなよ兄ちゃん」

暦「火憐ちゃんそれ使い方間違えてるし尻じゃなくて臍だからね?」

ガララッ

薫「美也ちゃーん!元気してるー?」


薫「……」

暦(……誰だろう、橘君のお姉さん?でもあんまり似てないなー)

月火「……」

火憐「……」

美也「あ、お兄ちゃんのお友達の薫さん」

薫「……ちょっとー!純一!!!」

ガララッ

暦「……橘君の友達、だったのか?」

月火「……火憐ちゃん知ってる?」

火憐「さぁ……?」


――――――

――――

――

純一「紹介するよ、こっちが僕の友達の梅原って奴でこっちが薫」

梅原「大将!どうして俺に早く言ってくれなかったんだよ!?」

純一「どうしてって……今日知り合ったばかりだしなぁ」

梅原「俺の名前は梅原正吉、よろしくな!」

暦「ぼ、僕の名前は阿良々木暦、よろしく」

月火「阿良々木月火です」

火憐「火憐だぜ!」

薫「私の名前は棚町薫、薫って呼んで頂戴」


梅原「大将の友達なら俺のお宝本も貸せるな……」

暦「お宝本?なんだそれ?」

梅原「……これだ」ゴソゴソ

暦「こ、これは……!?」

暦「素人の写真をモザ無しで使いすぎて販売禁止になったとまで言われている……!」

暦「……伝説の水着ガール500人写真集!!!」

梅原「ば、声がでけえよ阿良々木!というかどうしてそこまで知ってんだ!?」

月火「……」

火憐「……」

薫「阿良々木君もそっち系だったんだー……」

暦「あ、いや……ゴ、ゴホン……梅原君、僕は何も知らないよ?」

美也「もぉー、まーたお兄ちゃんはスケベな本をむぐっ」

純一「ばかっ!そんな大きい声で言うな!」ゴソゴソ


火憐「いや……流石に今のは説得力が無いぜ?」

月火「……はぁ」

暦「ま、待ってくれ!さっきのは僕の見間違いだ!断じて僕は知らない!」

梅原「阿良々木……俺もお前もご愁傷様だ……」

薫「あ、純一お菓子あるー?」

純一「僕の家なのにどうして薫のためにもってこなくちゃいけないんだよ」

薫「客を持て成すのは当然の事でしょー」

美也「あ、ポテチのまんま肉まん味があるよ?」

暦「……もうどうにでもなれ、僕は変態という称号を一生背負わないといけないんだ」


――――――

――――

――

月火「さて、そろそろ帰るとしますか」

火憐「美也ちゃんの家にも悪いしな!」

美也「みゃーは別に気にしないよ?」

暦「もうこんな時間か……なんか悪いな、お茶を飲んで帰るつもりがこんなに長居しちまって」

純一「いや、楽しかったし全然気にしてないからまた何時でも来てよ」

梅原「俺もそろそろ店の手伝いをやらなきゃいけないし帰るとするかー!」

薫「私もバイトあるからかーえろっと」

純一「みんな気を付けて帰ってよ」


暦(ハッ……!僕としたことが電話番号とメールアドレス聞くの忘れてた!)

暦(今ここでメールアドレスと電話番号を聞かないと一生チャンスは無いだろう……)

暦(いけっ!阿良々木暦!メールアドレスと電話番号を聞け!)

暦「あ、あああのさ、良かったら……連絡先を交換しないか?」

薫「えー?純一まだ阿良々木君の連絡先聞いてないの?」

純一「うん、僕は別に良いよ」

暦(や、やった!ついに僕の電話帳に男の友達が!)

純一「……よしっ」

梅原「後で俺にも教えてくれよ阿良々木!」

薫「勿論純一の友達なら私にも教えてくれるよね?」

暦「あぁ、勿論だよ!」

暦(ひゃっほーう!一気に電話帳が3人も増えたぞー!)


薫「それじゃー私と梅原はこっちだから」

梅原「じゃーな阿良々木!後でもっと語ろうぜ!」

暦「あぁ!楽しみにしておくよ!」

暦「……」

暦「~♪」

月火「なんかお兄ちゃんが今日は一段と気持ち悪いよ?」

火憐「すごい笑顔だな……そんなに電話帳に人が増えたのが嬉しかったのか?」

忍(……おいお前様、浮かれている所に悪いが少しいいか)

暦(……なんだよ忍?今の僕は超ご機嫌なんだ、少しの頼みくらい聞いてやるぞ)

忍(朝から少し気になっていたんだが……濃らの後をずっと付いてきてる輩がおる)


暦(……!)

忍(別にお前様に知らせるつもりは無かったが……どうも視線が鬱陶しくてのう)

暦「……悪い、月火ちゃんと火憐ちゃん……先帰ってくれるか?」

月火「これからどこか行くの?」

暦「あぁ、橘君の家に忘れ物したんだ」

火憐「兄ちゃんはやっぱりドジだな」

暦「悪いな、だから先帰っててくれるか?」

月火「もぉー、あんまり美也さんに迷惑掛けないでよね?」

暦「あぁ、極力掛けないようにするよ」

月火「じゃ、またねー」

火憐「じゃーな!兄ちゃん!」


暦「……」

暦(さてと……)

???「……」

暦「……おい、僕が気付いてるのはもうわかってるんだろ?出て来いよ」

???「……!?」

裡沙「……」ササッ

暦(……誰だ?僕の知り合い……じゃないな)

裡沙「あ、あなたは橘君の、な、なんですか!?」

暦「……?」

暦(また怪異やらなんやらかと思ったら……橘君だって?)


暦「なんですかって……僕は橘君の友達だ」

暦(なんだこの気持ち……はっきり友達って言えるのはこんなに気持ちいいものなのか!)

忍(……お前様、濃も同情するくらい哀れじゃのう)

暦(……黙ってろ、僕はもう少しこの気持ちに浸かっていたいんだ)

裡沙「ほ、本当ですか……?」

暦「それで、君は誰なんだ?僕の後をずっと着いてきてたらしいけど」

裡沙「わ、私は……橘君を守りたいんです」

暦「……」

暦(守る……?何を言っているんだ?この子)


裡沙「橘君を守らないと……いけないんです!」

暦「ちょ、ちょっと待ってくれ、守るってどういうことだ?」

裡沙「……それは」

暦「誰かから狙われているのか?」

裡沙「……はい、いろんな悪い人から橘君は狙われています」

暦(いろんな悪い人!?橘君は僕の知らない所でなにをしているんだ!?)

暦「ぐ、具体的にはどんな人なんだ?」

裡沙「性格が悪い人……無理やり押し付ける人……たくさんです」

暦(……なるほど、この子は最近の電波系女子って奴か)


暦「それで、僕がその悪い人じゃないか確かめに来た、と?」

裡沙「はい……」

暦「あー……それなら安心してよ」

暦「僕はこう見えて友達が少ないからね、できればずっと親友で居たいと思ってる」

忍(どう見えてもお前様は友達が…)

暦(言うなっ!)

裡沙「そうですか……なら良いんです、後を付ける様なマネをしてすいませんでした」

暦「いや、わかってくれれば別にいいよ」

裡沙「では私はこれで失礼します」

暦「……」

暦(結局あの人は一体なんだったんだろう……)


忍(カカッ、もしかしたら後ろから刺されるかもしれんぞ?)

暦(おい、怖い事言うなよ……それに刺されても僕は死なないだろ)

忍(そうじゃったな、濃はもう少し寝るとするかのう、今度こそ起こさんといて……zZZ)

暦「……」

暦「ま、でもいいか……」

暦(今日で友達が何人も増えたし、良い事尽くしだな)

暦(橘純一……僕の初めての男の親友か……)

暦(……さてと、そろそろ僕も家に帰るとするか)

暦(今度は……いつ連絡しよう)


暦フレンド 終わり

森島先輩も紗江ちゃんも羽川さんも出したかったけど
1日で全部のキャラは無理があったんだ・・・

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2014年01月31日 (金) 18:55:47   ID: vqx9Rd9M

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