シャル「一夏っ、明日カラオケいかない?」(116)

一夏「カラオケ?おーいいね。いこういこう」

シャル「ほんと?じゃあね、正門の前で待ち合わせして」

一夏「あ、おーい箒おはよう」

箒「おはよう」

一夏「こっち来て一緒にどうだ」

箒「いいのか?」

シャル「う、うん。もちろん。おはよう箒」

箒「おはよう」

一夏「そうだ、明日カラオケいこうって話になったんだけど」

シャル「っ」

一夏「箒もどうだ?」

箒「カラオケ?」

シャル「もちろん無理にとは言わないよ?苦手なら仕方ないし」

箒「いいな。わたしもいこう」

シャル「・・・」

一夏「そんじゃ他に誰か誘うk」

シャル「あ、あんまり多くなると歌えなくなるから、三人でいこうよ!」

一夏「そうか?あと二三人くらい」

シャル「思いっ切り歌いたいから、ね?」

一夏「シャルは歌が好きなんだなー。じゃあ三人でいいか」

箒「あぁ」

シャル「じゃあ明日13時に正門前で待ち合わせ。遅れちゃだめだよ?」

一夏「おー」


シャル(二人でいきたかったのにな・・・でも箒はこういうの苦手そうだしあんまり問題ないか・・・よしっ)

シャル「マダダーレモー」
一夏「ズコー」

翌日

一夏「お待たせ。二人とも早いな」

シャル「ううん、今来たところ」

箒「わたしが来るより早かっただろ?」

シャル「待ち合わせの時はこう言うものなの!」

箒「そうなのか」

一夏「まあいいや、早くいこうぜ」

シャル(・・・調子狂うなあ・・・)



一夏「そういやシャルは日本の歌わかるのか?」

シャル「大丈夫!たくさん勉強したから」

シャル「それに歌は国もなにも関係ないからね」

一夏「良いこと言うなー」

箒「バサラみたいだな」

シャル「ばさら?」

コート〇ジュール

箒「ここか?」

シャル「うん、最近出来たから綺麗で音もいいんだって。予約してあるからすぐ入れるよ」

一夏「さすがっ」



シャル「あそこでドリンクとr」

箒「・・・」ジャー

一夏「箒は相変わらず水好きだな。俺はレモンティー派だ」カラカラカラ

シャル「ふ、二人とも早いね。僕は寒かったからココアにしよっ」


部屋

一夏「やっぱ綺麗だな」

シャル「ね。ここにしてよかった」

シャル「今日はなに歌おうかなー。ねー一夏は」

一夏「あー、あー」ポンポン

一夏「ちょっとエコー強いな。あー、あー」

シャル「・・・なにしてるの?」

一夏「なにって、マイクの調整に決まってるだろ?」

シャル「そ、そう」

箒「・・・ふっ・・・ふっ・・・」クイックイッ

シャル「・・・箒はなんでストレッチなんてしてるの?」

箒「身体をほぐす為にな・・・ふーっ」クイックイッ

シャル「なんで今・・・?」


一夏「さて歌うか」

シャル「一夏、僕ね、一夏に歌って欲しい歌があるの」

一夏「おーどれどれ」

シャル「EXILEのね、この」

一夏「ごめん知らないなその曲」

箒「・・・」ピッピッピッ

シャル「結構有名な奴だと思ったんだけど・・・じゃあこれは?」

一夏「純恋歌?長渕のなら歌えるけど」

シャル「ながぶち?」

箒「いれていいか?」

一夏「おぅ。どんどんいこうぜ」

ピピピッ

『コンディション・グリーン~緊急発進~』

一夏「さすが箒・・・」

シャル「なんの曲?有名なの?」

箒「・・・」スクッ

シャル「な、なんで立つの?」

箒「もしも今あなたの夢のエリアが♪」

シャル(い、意外と上手)

シャル「た、楽しそうに歌うね箒は」

一夏「なに?」

シャル「楽しそうに歌うね!」

一夏「そうだな」


箒「アイゴーナーフラーイフラーアウェーイ」

シャル「でもこれなんのうt」

箒「コンディーショーングリーン♪」
一夏「コンディッショッンッグリーン!!」

シャル「ひっ!?」ビクッ

箒「ふかいかなしみをー」

シャル(・・・な、なに今の・・・)

箒「ふぅ・・・」ギシッ

一夏「テンション上がるなー。よし、箒がそう来るなら」ピピピッ

『PLANET DANCE』

一夏「ミレーヌまかせた」スクッ

箒「まったく・・・少しは休ませてくれ」スクッ

シャル「えっ・・・一夏まで立って・・・」


一夏「さあはじまるぜサタデナイ!ちょーうしはどーうだい!」



一夏「おどろーぜぇー!ダーンシンオンザプラーネッダーァァン」

箒「諦めのサードソング」


シャル(なんでこんなに息ピッタリなのこの二人・・・)

シャル「・・・」

一夏「今日は喉の調子いいわ」

箒「わたしはまだちょっと」

一夏「そうか?十分いけてると思うけど」

シャル「・・・」

一夏「どうした?シャル。次シャルの番だぞ」

シャル「え?・・・あ、ああうん、そうだね僕の番。うん」

シャル(大丈夫・・・この日の為に男子がカラオケでキュンとするって曲を覚えて来たんだから・・・よし!)ピピピッ

『NAO』

一夏「これなんの曲だ?」ボソッ

箒「さぁ・・・」ボソッ

シャル「すぅー・・・」


シャル「アナターノコエガー アナタノカーオガー」

一夏「・・・」

箒「・・・」

シャル「イママデノフターリオー」

一夏「・・・」ピッピッピッ

箒「・・・」ペラッペラッ



シャル「ど、どうだった?あんまり歌は得意じゃないんだけどね、頑張って覚えたの」

一夏「あぁ、うん・・・よかったと思うぞ?な」

箒「そうだな、うん」

シャル「ほんと?よかったっ」

箒「さて、じゃあ」ピピピッ

『いつか空に届いて』

一夏「ぶふぉっ!そうくるかー!」

箒「いいだろう!わたしは好きなんだ」スクッ

箒「はーしーりーつづーけーてー」

箒「そーらーにーとどーけーばー」



箒「アイネーバーギバップフォレーバー」

一夏「やっぱいいなー。次水の星いこうぜ」

箒「仕方ないな」

一夏「よし俺は」

シャル「ねえ一夏っ。僕にはなにかリクエストない?」

一夏「え?あー・・・シャルがどんな歌知ってるかわからないからなー」ピピピッ

『僕であるために』

箒「また懐かしいものを」

一夏「これ映像出るんだぜ!」

箒「おぉー」

シャル「・・・アニメ?」

一夏「じーぐざぐー 世界はまわーりー♪」

一夏「やっぱ美幸だな」

箒「頼子だ」

一夏「美幸」

シャル「あの・・・二人はアニメソング好きなの?」

箒「えっ?」

一夏「今さらか?さっきからアニソンしか歌ってなかったけど」

シャル「そ、そうなんだ」

一夏「ほらシャルの番だぜ」

シャル「うん」

シャル(アニメソングアニメソング・・・そうだ定番のアニメソングがあるって、確かこれ)ピピピッ

『残酷な天使のテーゼ』

一夏「おー」

シャル(やった!好感触みたい)

箒「久しぶりな感じがするな」

一夏「逆に歌わないもんなー」

シャル(逆に歌わない?どういう意味だろ)

一夏「シャル、始まってるぞ」

シャル「あっ、ショ、ショーネンヨシンワニナレー」

一夏「・・・」

箒「・・・」



シャル「イツカキミモキヅクデショー ソノセナカニワ」

箒「の、飲み物取ってくる」

一夏「お、俺はトイレ」

ガチャッ

シャル「・・・」

シャル「ダーキーシメタイノチノカタッチッ」


シャル「ブレーキランプゴカイテンメツー」

一夏「・・・」カチカチ

箒「・・・」ピッピッ



シャル「コキューヲトメテイチビョーアナタ」

一夏「箒なに飲む?」

箒「水」

一夏「シャルは?」

シャル「えっ?あ、烏龍茶お願い」

一夏「把握」

ガチャッバタン

シャル「・・・タメイキノハナダケタバネタブーケ」

箒「・・・」カチカチ

シャル「・・・」

シャル(・・・なんか・・・僕が歌ってる時ばっかりトイレいったり飲み物取りに行ったりしてる気がする・・・)

箒「アイムアドリーマー  ひそむパーワー」

一夏「うぉぉぉ!知世ちゃんうぉぉぉぉぉ!!」

箒「そこうるさいぞ!」

シャル(箒が歌ってる時一夏はすごく楽しそうだし・・・)



一夏「びねーつが さめーないーまま」

箒「・・・」

シャル(一夏が歌ってる時箒はジッと聞いてるのに)


シャル「アイウォンチュー アイニージュー」

一夏「・・・」ペラッ

箒「・・・」カチカチ

シャル(僕が歌うとケータイ見たり歌の本見たり・・・)

帰り道

一夏「6時間か。今日は久しぶりに歌いまくったな」

箒「わたしはまだ足りないな」

一夏「体力あるなぁ」

シャル「・・・・・・」トボトボ

一夏「シャルはどうだった?」

シャル「え?」

一夏「カラオケはどうだった?」

シャル「た、楽しかったよ・・・はは」

一夏「そうかよかった」

箒「あっ」

一夏「ん?」

箒「パトレイバーのOVAのOP歌うの忘れた・・・歌おうと思ってたのに」

一夏「あるある。まぁまたくればいいだろ?」

箒「そうだな」

シャル「・・・・・・」トボトボ





シャル「はぁ・・・今日は楽しい一日になるはずだったのに・・・」トボトボ

セシリア「あらシャルロットさん。今お帰りですの?」

シャル「うん・・・」

セシリア「・・・なにかあったんですか?」

シャル「一夏と箒とね、カラオケに行ってきたの」

セシリア「あぁ・・・なるほど・・・」

シャル「セシリアもいったことあるの?」

セシリア「以前一度・・・それ以来カラオケにいけなくなりました・・・」

シャル「セシリアは歌上手だったよね?」

セシリア「えぇ、人並み以上ではあるつもりです。でも、なんといいますか・・・」

セシリア「あの二人は独特の選曲で二人だけで盛り上がるでしょう?一応気を使ってはくれるんですが、それがかえって辛くて・・・」

シャル「そっか・・・僕が下手だからってわけじゃなかったんだね」

シャル「ちなみにセシリアはどんなの歌ったの?」

セシリア「オペラとUKロックですわ」

シャル「お、オペラ?そんなの入ってるの?」

セシリア「わたくしの歌声があれば伴奏など必要ありませんわ」

シャル「そ、そう」

後日

鈴「ねーみんな、明日カラオケいかない?」

シャル「っ!」ビクッ

セシリア「か、カラオケですか?」

一夏「いいね。いこうぜ」

箒「わたしもいこう」

鈴「よーし、セシリアとシャルロットは?」

セシリア「わたくしは所用が・・・」

シャル「僕もちょっと・・・」

鈴「なによーノリ悪いわねー。ラウラは?」

シャル「ラウラは織斑先生と自衛〇に指導にいってていないよ」

鈴「そっか・・・なら三人でいこっか」

鈴「楽しみねー。そういや一夏とカラオケいったことなかったわね」

一夏「言われてみればそーだな」

鈴「まあ、あたしの美声を楽しみにしてるといいわ!」ビシッ

セシリア(鈴さん・・・)

シャル(骨はひろってあげるよ・・・)



終わり

たまには箒をと思った。自分が好きなキャラを推す為に他のキャラを蔑むのはやめたまえよ君達。じゃあの。

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