櫻子「考えてることを」向日葵「喋ってしまう薬?」(68)

西垣「うむ 他でもなく、君たちに試してほしいと神からのお告げがあった」

櫻子「西垣先生って神とか崇拝する人だっけ…」

向日葵「いえ それより実験台に生徒を使うのはどうなんですか…?」

西垣「いいじゃないか 面白いぞー 相手の考えてることがわかるのは!」

櫻子「ま、まぁ確かに面白そうではありますけど…」

向日葵「絶対に成功しますの? 失礼ですけど、不安ですわ」

西垣「問題ない 恐らくな」

向日葵「恐らくって…」

西垣「まあいい お前たちに渡しておくから 使いたくなったら使ってみてくれ ほれ」スッ

櫻子「どうも…」

向日葵「ありがとうございます…」

西垣「効力は飲んでから約2時間 寝る前とかに飲んでも意味ないからその辺は調節してくれ」

やれやれ、僕はスレタイだけで射精した

櫻子「ど、どうする? 使ってみる?」

向日葵「効力が怖いというよりも ちゃんとした効果の出る薬なのか分からないのが怖いですわ」

櫻子「でも受け取っちゃったからにはさぁ 捨てるわけにはいかないじゃん?」

向日葵「丁重にお返しするのも失礼ですわね」

櫻子「とりあえず持って帰って後で考えるかぁ」

向日葵「それでいいとおもいますわ 今飲む勇気は私にはちょっと…」

櫻子「それは私もー」

向日葵「では夕飯食べ終わったら、どうするか話しますわよ」

櫻子「うぃー 向日葵んちでいいの?」

向日葵「どっちにしたってあなた来る気満々でしょう…」

櫻子「まあね!」

期待

これは期待

お、いつものさくひまの人か。期待&支援

うそつけないゆびわー!

の人でせうか

-夕食後-

櫻子「向日葵ー きてやったぞー」

向日葵「…食器洗ったら行くから、私の部屋にいて」

櫻子「りょうかーい」



櫻子「さーて… どうにかして向日葵にこの薬飲ませてやる…」ニヤッ

向日葵「お待たせ… これお茶だけどよかったら」コトッ

櫻子「あ、うん んでどうする? 飲んでみる?」

向日葵「やっぱり私は飲もうとは思えないですわ…」

櫻子「なーんだ そっか じゃあ明日返す?」

向日葵「そうですわね、先生には悪いですけどそれが安定ですわね」

櫻子「ちょっとつまんない」ゴクゴク

向日葵「ふふっ、そうかしら」ニヤ

櫻子「向日葵、本当は試したいんでしょ?」

向日葵「いえ そんなことは… 櫻子と違って無駄すぎる好奇心は持ちあわせていないので」

櫻子「なんだとー! …でも、私は向日葵がいろんな場面でどう思ってるのか知りたいけどなー」

向日葵「え……」

櫻子「なっ!? え、な、なんで! 勝手に喋っちゃった…!?」

向日葵「ごめんなさい 実はあなたの飲んだお茶に薬を混ぜましたわ」

櫻子「ふ、ふざけんなっ 向日葵も飲めー!」

向日葵「残念ながら使ってしまったので」ニコッ

櫻子「私のがあるだろー!ほれー!」

向日葵「飲みませんわ」ゴスッ

櫻子「あてっ! な、なんで毎回ぶつんだよ… 冗談だって気づいてよ…」

向日葵「あ… ご、ごめんなさい…」

櫻子「うぐぐ…またか…  無心だ! 何も考えず、何も話さず!」

向日葵「それじゃあ実験になりませんわ どうせ飲んでしまったんだから、色々試してみたいですわね」

櫻子「なんで私だけなの?」

向日葵「私は嫌だからですわ」

櫻子「なんだそっかぁー! って理由になってねーよっ」

向日葵「まあまあ あなたが終わったら私も試してあげますから」

櫻子「ホント!? ならいいや! 向日葵の考えがわかるぞー やたー!」

向日葵「そこまで喜ばなくても…」

櫻子「あっ…/// う、うるさい!喜んでないよ!わーいわーい!」

向日葵「ぷっ… 面白い…」

支援

櫻子「ふぅ…」

向日葵「珍しく静かですわね」

櫻子「逆に冷静になれるかもしれない」

向日葵「静かだと逆に落ち着かないけど、これはこれでありですわ」

櫻子「むっ… 私は薬を飲んでも、いつもの向日葵がいいなぁ」

向日葵「えっ…///」

櫻子「だーっもう! なんなのこの薬! 恥ずかしいったらない!」

向日葵「こ、こほん あなたの考えは大体わかりましたわ 喋ってることと大体逆ですわね」

櫻子「私は思ったままに喋ってるっつーの! 向日葵に本心を知られたくないんだ、恥ずかしいから…」

向日葵「…へえ、そうなんですの」

櫻子「い、今のは嘘だからな! ホントだけど!」

向日葵「忙しい子ですわ…」

かわええええ

櫻子「あーもうやだ!帰る! 向日葵と離れるのは寂しいけど明日の朝になればあえるもんね!」

向日葵「なっ……///」

櫻子「う、うわぁ!! 今のは絶対ウソウソ! 向日葵になんて会いたくて仕方ないし!」

向日葵「…/// もう少しいたら…?」

櫻子「うっさい!これ以上余計なこと言う前に帰る! もっといたくて仕方ないけど!」

向日葵「…く、薬の効果が切れるまでは… いなさい!」

櫻子「や、やだよ!帰るもん! いなさいって言われちゃったからいようかな!」

向日葵「ええ いていいですわ」

櫻子「ぐぬぬ……」

なんでSS板でしないの?死ねよ

向日葵「櫻子も、普段から全部心のままに喋ればいいのに… そうすれば私も怒りませんわ」

櫻子「言うわけないだろ… 向日葵に怒られるのも嬉しいんだもん」

向日葵「あ、そ、そう…」

櫻子「くっそー 無心になれない… 向日葵が前にいるから…」

向日葵「ちょ…あなた、大丈夫ですの…?」

櫻子「もう無駄だって分かったから逆に普通に喋っちゃおうかな」

向日葵「でもそうしたら実験が…」

櫻子「そんなの関係ねえ」

向日葵「ふる…」

櫻子「あとどのくらい効果あるの…?」

向日葵「まだ1時間経ってないくらいだけど」

櫻子「はあ…もうやだ…」

壊滅的につまんねーな

じゃあ見るなよ殺すぞすまんいいすぎた死ねバーカ

向日葵「そういえばあなた宿題は?」

櫻子「今日はすぐやったよ?」

向日葵「へ、へえ 珍しいですわね」

櫻子「実は向日葵に教えてもらいながらやりたいから、わざといつもやらないんだよねぇ」

向日葵「え…じゃああなた本当は、1人でできるの…?」

櫻子「う、うぐぐ…/// 余裕だよー」

向日葵「へえ…そうなんですのね」

櫻子「怒んないでよ… そのくらい向日葵に会いたかったんだよ」

向日葵「はあ… もうさっきから恥ずかしいセリフを何度も…///」

櫻子「言いたくて言ってるんじゃないよ… いつも伝えたくて仕方なかったけど」

向日葵「もう私がパンクしそうですわ…///」

ここをキャンプ地とする!

櫻子「パンク?おっぱいパンクしちゃえ! 照れてる向日葵は一段と可愛いなぁ」

向日葵「な、ななな… 櫻子のバカっ!」ゴスッ

櫻子「ごはっ! ぼ、暴力はやめてよ… 私だって痛いんだよ?」

向日葵「あ… ご、ごめんなさい 私ったらあなたが我慢するのをいいことにいつも…」

櫻子「ぷっ、謝ってやんの! 正直に言わない私が悪いんだから気にスンナよっ」

向日葵「なんだか可哀そうになってきましたわ… だまして飲ませてごめんなさい、櫻子」

櫻子「へん、もう遅いっての… 向日葵だって私の本当の気持ちを知りたくてやったんでしょ、違う?」

向日葵「え!? い、いえその…///」

櫻子「その反応はガチなのか… よかった向日葵も私のこと気になってるんだ」

向日葵「う… さ、櫻子のバ… あ…」サッ

櫻子「おぉ、ぶつのやめた!珍しい! ありがとう向日葵ちゃん!」

向日葵「ひ、向日葵ちゃん…!?」

支援

宿題は馬鹿だから素でやってないと思うの

櫻子「そういえば楓は大丈夫なの?」

向日葵「楓はご飯食べて、お風呂入ったら寝ますから… 大丈夫ですわ」

櫻子「ああ 私も小学3年くらいまでは9時には寝てたかも」

向日葵「それは私もですけど…」

櫻子「小学校低学年くらいまで、たまに一緒に寝てたよねー」

向日葵「ええ? なんで今その話に…」

櫻子「いやぁ たまには一緒に寝たいなぁって」

向日葵「あの… 本気…?」

櫻子「どわっ! い、今のなし!」

向日葵「別に寝たいっていうなら、構いませんけど…」

櫻子「いやだから無しだって! さすがにそれはドキドキして眠れないよきっと!」

向日葵「ドキドキって…」

櫻子「ああもう! 今度こそ帰る! どうせもう効果きれるよ! まだいたいけど!」

向日葵「え、ええ そうですわね そろそろ終わりにしましょう…」

だばー

ええのう

-後日-

櫻子「うぐぐ… 昨日は酷い目にあった…」

向日葵「おはよう…」

櫻子「んあぁ おはよう いこっか」

向日葵「ええ…」

櫻子(起きたばっかりか、またボーッとしてる)

櫻子「実験結果、言うの…?」

向日葵「ええ…? ああ、そうですわね あなたしか試してないけど報告はするべきですわ」

櫻子「どうせだから向日葵さんも…なーんて…」

向日葵「そういえば効果は切れたんですの?」

櫻子「帰ってすぐに効果なくなってたよ」

向日葵「そう…」ボーッ

櫻子(飲ませるならチャンスだなぁ… でも学校では可哀そうかな…)

-放課後-

櫻子(結局使えなかった… 私って変なところでいい子なのかな なんちゃって)

向日葵「なにニヤニヤしてるんですの? 生徒会に行きますわよ」

櫻子「あ、うん… 私もいくー」

向日葵「西垣先生への報告は明日にしましょう 今日はちょっと忙しくてそれどころじゃなかったから」

櫻子「わかったー 向日葵もまだ使ってないしね?」チラチラ

向日葵「使うつもりはありませんけど」

櫻子「そうかよ」

-生徒会室-

櫻子「こんにちはー」

向日葵「今日はお仕事、ありますか?」

綾乃「あるんだけどね 2人くらいで終わる内容なのよ だから私と千歳で…」

櫻子「あ! わ、私やりますよ! 向日葵より点数稼ぐもんね!」

向日葵「櫻子がやるなら私もやりますわ 先輩お2人はたまには休んでください?」

千歳「ええの? でもカギしめて先生に報告もあるし…」

櫻子「それもやっておきますから! 向日葵の言うとおり、たまにはお休みで!」

綾乃「そ、そう? ならお言葉に甘えようかしら… ホワイトボードに書いてあることやってくれればいいから?」

向日葵「わかりました お任せください」ニコッ

櫻子「お疲れ様でしたぁ」

櫻子「へえ 募金か…」

向日葵「赤い羽根、などはよく見かけるけど 今回のは珍しいですわね」

櫻子「まあね 今日は募金箱作って ポスター貼るだけか 確かに簡単かも」

向日葵「分担する? 私が箱作るから、あなたはポスターを貼れば…」

櫻子「んー どうせ大して時間かからないし分ける必要もなくない? ていうかポスター貼る方が早く終わるでしょ」

向日葵「まあそうですけど… じゃあ箱を作ってしまいましょう」

櫻子「図画工作なら任せろー」バリバリ

向日葵「それじゃなくて、ダンボールからですわよ…」

櫻子(おお!いいこと思いついた!)

向日葵「手が止まってますわ 早く切って」

櫻子「あ、ごめんー」チョキチョキ

向日葵「なにを呆けていますの?」

櫻子「考えてるんだよっ」

向日葵「…なにを」

櫻子「ううん別に! 向日葵、お紅茶でもいかが?」

向日葵「薬を混ぜる考え… 見え見えだけど…」

櫻子「じゃあ作ってるところ見てればいいじゃん 入れないからさ」

向日葵「…それなら、いただきますわ…」

シエンタ

櫻子(右手で普通に紅茶を入れながら、左手でガムシロップを取る振りをしつつ、薬をガムシロに…混ぜるっ!)

向日葵「珍しく、まともに淹れているようですわね」

櫻子「えっへん あ、ガムシロ忘れてたー」トポトポ

向日葵「ありがとう じゃあいただきますわ」ゴクゴク

櫻子(なんだかんだで見てない向日葵まぬけー)

櫻子「おいしい?」

向日葵「…別に普通ですわ 櫻子が淹れてくれたから、特別おいしいですけど…」

櫻子「えっ」

向日葵「さ、櫻子! 混ぜましたわね!?///」

支援支援支援

向日葵ちゃんかわいい

支援

櫻子「ごふっ た、たんま! まさか気づかないと思わなくってつい…」

向日葵「まったく…油断した私がバカでしたわ… そんなイタズラをする櫻子だからこそ、ほっとけないんだけど…」

櫻子「お、おう… マジでやばいね この薬… 向日葵からそんな言葉が出るなんて」

向日葵「想像していた以上に恥ずかしいですわね…///」

櫻子「ごめ… 学校じゃさすがにやばかったかな やりすぎた…?」

向日葵「別に もうこの時間じゃ部活の子くらいしか残ってないだろうし… そうつまり櫻子と2人っきりで私には至福の時ですわ」

櫻子「ひ、向日葵… はずかしいやつ…///」

向日葵「う、うるさいですわ! …くっ、思った以上に面倒な薬ですわね…」

櫻子「なにも考えなければいーんだよ? 無心むしーん」

向日葵「あなたと違って普段から頭を使っていますので… 櫻子はバカでも可愛いけどってフォローしたいですけど」

櫻子「向日葵…ふっ」ニヤッ

向日葵「櫻子に憐みの目を向けられるなんて…! こ、これはこれで悪くないですわ!」

櫻子「マジですか…」アセッ

向日葵かわいい

かわいすぎワロタ

向日葵「……」

櫻子「おっ 無心を保ってる くすぐっちゃえ」コチョコチョ

向日葵「んふっ…ふふっ… や、やめなさいっ」ゴツン

櫻子「も、もうぶってきたし… ねーちゃんにも殴られたことないのに」

向日葵「もう… またやっちゃった、櫻子は嫌だって言ってたのに… ああでもくすぐられちゃったスキンシップ嬉しいですわ」

櫻子「向日葵いつもどんだけ頭の中すごいの…?」

向日葵「は、恥ずかしい… なんでよりによって好きな子の前でこんな薬を…」

櫻子「…え?」

向日葵「きゃぁぁあぁああ!わ、忘れてぇ!忘れなさいぃ!」バシン

櫻子「ごはぁっ」

やばい鼻血が

キマシタワー

やばいな血が足りぬ

向日葵「最悪… こんな薬… なんで存在しますの…ぐすっ」

櫻子「あー…あのさ… 好きな子って…」

向日葵「復唱しないで! 絶対に嫌がられる、女の子が女の子を好きなんて 気持ち悪がられる… 櫻子に嫌われるっ!」

櫻子「お、おい 大丈夫だって… 別に嫌いになんないよ」

向日葵「ほ、ホントですの…?」

櫻子「…そのくらいじゃ全然なんないよ ホントに私のこと好き?」

向日葵「…はいって応えるわけないでしょう…? 答えはYESですわ」

櫻子「ぶふっ ま、マジか!」

向日葵「…はあ… もう、私も終わりですわね…」

櫻子「いやぁ マジなんだ、ならいいんだ 私も嬉しくないわけじゃないからね」

向日葵「え…?」

櫻子「う、嬉しくないわけじゃないだけだからなっ!///」

これは見ている方も赤くなるわ

向日葵「…わかりにくいですわ 薬のせいとはいえ、私は言ったのに」

櫻子「うぐぐ… 私も向日葵のことは…その…」

向日葵「櫻子はどう思ってるのか私は知りたいですわ 昨日、薬を使ったけど本当に知りたかったのはその気持ちですわ」

櫻子「え…ああ い、今のは心の声だよね」

向日葵「いいえ 今のは自分の意思で喋りましたわ」

櫻子「…そうなんだ じゃあ言うよ…」

向日葵「は、はい… お願い好きって言って…!」

櫻子「た、溜めてるときに言われたらタイミング逃すでしょ…」

向日葵「ごめんなさい… ああもう鎮まって私の心! 櫻子の声が聞こえないですわ!」

しえん

櫻子「…私もその… 小さい頃から好きな子はいるよ」

向日葵「はい ……それって私ですの?」

櫻子「いや言うなよ!/// ヒントは1つだけ、その子は私の家の隣に住んでる同じ年の子なんだ …へへ」

向日葵「そ、そうなんですの  私決定ですわ!や、やりましたわ!!」

櫻子「だから大声で言うなよ… は、はずい」

砂糖スレか……

ちんちん

キマシキマシ

向日葵「ふふ… よかったですわ お互いに好意はあったんですのね」

櫻子「まあ 嫌いだったら小学校くらいで話さなくなってるでしょ」

向日葵「そうですわね ふふ もう、この薬も怖くなくなりましたわ…」

櫻子「そだね なんか、急に落ち着いてきた…」

向日葵「ええ お互いの気持ちが聞けて、よかったですわ」

櫻子「そだ 西垣先生に結果言いに行かないとね」

向日葵「…そうですわね どう報告しますの?」

櫻子「えへへ 素晴らしい薬でした でいいんじゃない?」

向日葵「ええ、考えがあいましたわ! いきましょう!」



西垣「ふっ たまにはこういう薬も役に立つだろう?」

西垣「いいものを見せてもらったよ 結果については、後で知らない振りをして聞くつもりだがね」

西垣「この薬が欲しくなった者は言ってくれ ではな」

-おわり-

キマシタワー━━━━(゚∀゚)━━━━ !!!!

あれ終わってた


西垣ちゃんGJ

乙乙
2人ともかわいくて改めて萌えた


カワイイよ、ひまさく

西垣ちゃんあんまり人気無いのにSSでは大活躍だな
乙乙

今回は短くて申し訳ないっす
支援ありでした

>>63
便利だからな
乙よかった

思わずニヤニヤしてしまった

>>63
ドラえもんみたいなもんよ

ちんちん!

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