千早「ある日の始業前風景」 (4)

春香「ある日の残業風景」

あずさ「ある日のたるき亭の風景」

上記2つと同じ時系列での出来事として書いています

未読でも問題ありませんが、2つ目を読んでからだと
ちょっと違うかもしれません




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【765プロ事務所前】

千早「鍵がかかっているわね。さすがに早すぎたかしら」

小鳥「あら、千早ちゃん。珍しいのね、こんなに朝早くから」

千早「音無さん、おはようございます」

小鳥「おはよう。あら、千早ちゃん、今日は確かオフじゃなかった?」

千早「はい。なんだか早く目が覚めてしまって。特にすることもないので、ここに」

小鳥「やることないから職場に来るって……せっかくお年頃の女の子なのにもったいない」

千早「あの、お邪魔でしたか? それなら私は……」

小鳥「あ! そういう訳じゃないの! というかむしろ居てくれると寂しくなくて嬉しいし」

千早「寂しい?」

小鳥「最近みんな忙しいから、事務所に一人で居る事が多くて……。あ、今鍵開けるわね」

千早「普段は音無さんが鍵を?」

小鳥「そうね、たいていの場合は。たま〜に社長が早く来てる場合があるけど。はい、どうぞ入って」

千早「ありがとうございます」

【765プロ事務所内】

小鳥「まだコート脱がない方がいいわよ。今エアコン点けたけど、すぐには暖まらないから」

千早「朝の事務所って、こんなに寒いんですね」

小鳥「寒いだけじゃないのよ。こっちも点けないとね」

千早「加湿器ですか?」

小鳥「そう。乾燥してるから、みんなが喉痛めるといけないでしょ?」

千早「色々やることがあるんですね。何か私に手伝えることはありますか?」

小鳥「せっかくのオフに遊びに来てくれたんだから、ゆっくり座ってて。お茶淹れましょうか?」

千早「いえ、何もせずにいるよりは気持ちも楽ですし、気を使われるのも逆に」

小鳥「そう? それじゃ、朝のお掃除、手伝ってもらっちゃおうかな」

千早「いいですよ。私は何をすれば?」

小鳥「そうね。応接コーナーのテーブルを拭いてもらえる?」

千早「分かりました。布巾はどこにあったかしら……」

小鳥「布巾なら給湯室にかけてあるわ。薄いピンクの布巾でお願いね」

千早「分かりました。音無さん達の机の方もですよね?」

小鳥「そっちは物とか色々置いてあるし、各自でやることにしてるの。終わったら社長室のと給湯室の机もお願いね」

千早「分かりました」

小鳥「さて、私は掃除機かけちゃおう」

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