さやか「神を……見た!!!」(281)

ほむら「ただいまどか~」

QB「流石にその挨拶はどうかと思うんだけど」

ほむら「……QBがどうして私の家に?」

QB「久しぶりにグリーフシードが溜まってるんじゃないかと思ってね。お邪魔させて貰ったよ」

ほむら「だからって勝手に乙女の家に入らないでちょうだい」

ほむら「私の部屋には入ってないでしょうね?」

QB「失礼だなあ、僕だってプライバシーくらい守るよ」

ほむら「よく言うわ…全く、勝手なことはしないで貰いたいわね」

QB「それで、グリーフシードは?」

ほむら「そこら辺に転がってるでしょう、勝手に食べるといいわ」

QB「適当だなあ」ヒョイ キュップイ

さやほむか!

ほむら「着替えるから部屋に入らないでよ?」

QB「入らないったら」

ほむら「全く、魔法少女には自由もないのね…マミさんの家にでもいけばいいのに」スルスル

ほむら「面倒だからジャージでいいわよね」パサッ

ピーンポーンピピーンポピーンピーンポーンピンポーン

ほむら「……何かしら、この焦りが伝わるような怒涛のチャイムラッシュは」

さやか『ほーむらーいるんでしょー?ちょっと話聞いてよー』ドンドン

ほむら『分かったから少し静かにして』

ガチャッ

ほむら「一体何のようかしら?杏子まで一緒に……今日はあなた達で魔獣狩りやるって言ってたじゃない」

杏子「いや、ちょっといろいろあってな」

さやか「まあ、いいから話を聞いてよ」

さやか「神を……見た!!」

さやさや?

ほむほむ

ほむら「……」

さやか「さっき私が死にそうになっていたその時!!目の前が光に包まれて突然白い服を着た――」

ほむら「……」ピトッ

さやか「ないない、熱なんかないよー」

ほむら「……」チラッ

さやか「今日は四月でもないよ。木枯らし吹き荒れる十一月だよ」

ほむら「え、何?新しい宗教でも立ちあげたいの?」

さやか「まあ聞いてってば。これはさっき私が魔獣達にやられそうになってた時の話なんだけどね」

ほむら「さらっと何を言ってるのよ…平気だったの?」

さやか「それはもうものすごい一撃を受けちゃってね」

ほむら「……まあいいわ」

~~~~~~~~~~
さやか「ぐはっ……やっば…ちょっと今のは効いたわ……傷、治さないと……」

杏子「さやか!くっそ、どけよお前ら!!」ザシュズバァ

さやか「あ……もう魔力が………なんか…目の前が真っ白に……」

――もういいんだよ

さやか『あれ?』

――もう誰も呪わなくていいの

さやか『いや、呪ってないけど…』

――さあ、行こうさやかちゃん

さやか『あぁ、でもなんか……すごく、懐か――』

杏子「おーきろーさやかーー!!!」ビシバシッ

さやか「へぁ!?」ガバッ

杏子「目覚めたか?」

さやか「なんか今とんでもないもの見てた気がする!そしてなぜかほっぺが痛いんだけど」ヒリヒリ

杏子「あたしが目を覚まさせるためにちょっとひっぱたいてたから」

さやか「うん、なんか素直にお礼言えそうにないけど、ありがとう杏子」

杏子「バカ野郎、心配掛けさせんなよ…あたしがグリーフシード使ってなかったらどうなってたか」

さやか「それにしても……さっきのあれはいったい何だったのかな?」

杏子「どうしたさやか、頭でも打ったか?」

さやか「なんかこう……懐かしくもあり暖かくもあり、それでいて優しい母性のような感覚……」

杏子「もしかして、導かれそうだったのか?」

さやか「それだ!!あたしはきっと円環の理の神様ってやつを見ちゃったんだね!これは凄い!」

杏子「……ヘエソウナンダ」

さやか「棒読みやめてよ」
~~~~~~~~~~

さやか「――と、言うようなことがあったのよ」

ほむら「あなた大丈夫だったの?」

さやか「まあ、なんとか傷も治ったし多分平気かな」

ほむら「そっちもだけど…あんまり心配かけないでほしいわね

ほむら「何かあったらすぐに逃げて私やマミさんを呼べばいいのよ」

さやか「いやあ、まさか自分でもあんなことになるとは思ってなくってさ」

杏子「こいつ調子に乗って早死にするタイプだよな」

さやか「フンだ、そう言われ続けて半年以上経ってるけど未だに生きてるもんねー」

QB「そうだよさやか、君がやられてしまったらエネルギーの回収がまた難しくなるんだから、死なないように頑張ってもらわないと」

杏子「なんだ、QBもいたのか」

さやか「なるほど、二人でいつの間にやら禁断の愛を育もうと――」

ビシィッ

ほむら「あんまり適当なこと言ってると私のイワヤマリョーザンパが炸裂するわよ?」

さやか「この技はそれとは違うのですね……」

支援だ

ほむほむは一子相伝の拳法の継承者か

ほむっ

QB「君達も汚れが溜まったグリーフシードはないかい?」

杏子「ほらよ、これで頼む」ヒョイ

QB「きゅっぷい」

QB「それじゃあ僕は帰るけど、せいぜい導かれないように頑張ってね」ピョイッ

ほむら「……それで、二人ともどうして私の家に?その話のためだけに来たの?」

さやか「んー……そうとも言うかな?なんかほむらって、こういう話に前興味持ってたし」

杏子「あたしは晩飯食べたいなーって」

ほむら「そう……分かったわ、何か適当に作るわよ」スクッ

杏子「おお、サンキューほむら」

さやか「ごちになります!」

ほむら「カップ麺でいいかしら?」

さや杏「え?」

マミさんはハート様とか思ったヤツは表出ろよ
俺は一足先に出て待ってるからな

>>14
寒いから鍵は閉めておきますね

さやかちゃん支援

杏子「なんだよ、ほむらだって一人暮らし長いんだから、そろそろいろいろ作れるようになってるんだろ?」

ほむら「それはまあ、作れなくはないけど……面倒じゃない」ファサァ

杏子「そりゃ、食わせて貰う身だから文句は言わないけどさ」

さやか「そんなんばっか食べてたら育つ物も育たないよー?胸とかねー」シシシ

ほむら「し、失礼ね……」ムッ

杏子「やーい、ほむらのブラいらずー」

ほむら「ブラくらいしてるわよスポーティなのを!」

さや杏「えっ?」

ほむら「……」

さやか「……」

杏子「……」

ほむら「聞かなかったことにできないかしら…?」

さやか「あ、うん……なんか…ごめんね?」

ほむら「惨めだから同情はやめて…………やめて」

ほむぅ……

マミ「朝と夜はもうクーラーなしでいけるわね」

杏子「おかしいなとは思ってたんだよ、カップ麺って言いながらじゅーじゅー音がしてるから」

さやか「目玉焼きだね、これ」

ほむら「西海岸っぽく、サニーサイドアップとでも呼んで貰おうかしら」

さやか「そしてサラダと総菜コーナーで買ってきたらしきハンバーグとな」

杏子「これはこれでうまそうだが……なんで変えたんだ?」

さやか「やっぱ気にしてるんだ、さっきのやつ」

ほむら「冷蔵庫に期限ぎりぎりのやつがあったのよ……嫌なら食べなくてもいいわよ」

杏子「手を合わせろさやか、それがルールだ!」パシッ

さやか「ありがとう食材!ありがとうほむら様!」パシッ

三人「いただきます」

三人「ごちそーさま」

杏子「そろそろ炬燵の季節だな~」イソイソ

ほむら「残念だけど、うちにはマミさんと違って熱い緑茶しかないわよ」トクトク

杏子「いやいや、むしろこういうのが身に染みる季節だろ」ズズー

ほむら「さやか、あなたご両親に連絡しなくていいの?」

さやか「ん?ああ、うち今日は二人とも仕事で遅いんだってさ」ズズー

ほむら「そう、ならいいわ」ズズー

カチッ カチッ カチッ

さやか「テレビつけていい?」

ほむら「……その前に聞きたいことがあるのだけれど」

さやか「何?」

ほむら「結局、さやかの見た神様ってどんな感じだったの?」

改変後支援

さやか「なんだ、やっぱり気になるんじゃん」

ほむら「……少しくらい希望を抱くのは間違いじゃないわよね」

杏子「何の話?」

ほむら「別に…で、どうだったの?」

さやか「それがさー、眩しくって顔とかよく見えなかったんだけどね」

ほむら「そう……」

さやか「あーでもさ、なんかこう……あったかい感じがしたっていうか、どっかで見たことあるような感じっていうか」

ほむら「!……ねえさやか」

さやか「何?」

ほむら「まどか…って聞き覚えがないかしら?」

さやか「……ヒロシ?」

ほむら「……まあ、やっぱりそうよね」

さやか「?」

まどか「残念だよねー、やっぱり覚えてもらえてないんだって」

さやか「まー、覚えてないっていうか自分でもよく分かんない感覚だったからね……なんだったのやら」

ほむら「ごめんなさい、変なこと聞いてしまったわね」

さやか「いいっていいって!なんかほむらって昔から訳ありぽかったもんね」

杏子「いい加減話してくれてもいいんじゃない?」

ほむら「……そうね……初めは混乱して取り乱してたから、いつの間にかあなた達に言う機会を失ってたわね」

さやか「あれだよ?別に無理しなくてもさ、ほむらの言いたい時に言ってくれればいいから」

杏子「そんなこと言ってるうちに、さやかはさっさと導かれちゃってるかもだけどな」

さやか「むっかー、失敬なやつだな君は!失敬なやつだなあ!」

杏子「冗談だっつうの、怒んなよ」

まどまど?

え?

ほむら「そういえば、QBにはなし崩し的に話しちゃったのよね」

さやか「なんですとぉ!?QBめ、私達を差し置いて……はっ、まさかほむら、やっぱりあんたQBとできてんじゃ――」

ビシィッ

ほむら「あんまり適当なこと言ってると私のガンズアンド両斬波が炸裂するわよ?」

さやか「この技はそれとは……ってこれさっきやったよね」

ほむら「まあ、せっかくだからマミさんの時間が取れる時にしましょう」

杏子「そうだな…最近勉強で忙しいみたいだし」

ほむら「結構難易度の高い高校狙ってるんだったかしら?」

さやか「みたいだね。まあでも、マミさんなら大丈夫でしょ」

まどか「大丈夫だよ、マミさんはちゃんと合格できてるよ」

さやか「そうか、なら安心だね」ウンウン

え?え?

んん?

杏子「…?まあ、高校なんてどこも一緒だろ?みんな気にしすぎなんだって」

ほむら「あなた、そんなこと言ってるといつか痛い目を見るわよ」

杏子「そんなもんかねー」

まどか「さやかちゃんは英語はともかく、数学頑張らないと第一志望受からないから気をつけてね」

さやか「マジかー、やっぱり数学がネックなんだよね~」

ほむら「…?そういえばもうすぐ期末試験があるわね」

さやか「嫌なこと思い出させないでよ」

ほむら「今回はマミさんにも頼れないでしょうし、自力で何とかするのね」

さやか「ほーむーらーちゃん♪おーしえーてー♪」

ほむら「いいわよ」

さやか「はぁ~、そうだよね……やっぱりこういうのは自力で…………え?」

支援やな

ほむほむ

とりあえずさやか気づけww

さやか「え?マジ?教えてくれるの?」

ほむら「さやかが真面目にする気なら一緒にやりましょう」

まどか「ほむらちゃんもう中学生の範囲くらいなら余裕だもんねー。マミさんにも教えようとしてたし」

さやか「なにー!?そんなにできるんなら受験とか余裕じゃん!マミさんに家庭教師をしようだなんて、とんだエリートだよ!」

ほむら「…?マミさんが自分で一人でやりたいって言ったのよ」

ほむら「たまにどうしても分からないところは聞きに来るから、一緒に考えたりするけど」

杏子「ふーん、学生さんは大変だな」ズズー

さやか「ようし!とにかく、今回はさやかちゃんも上位狙っちゃいますからね~!」

ほむら「今回の範囲は難しいわよ……まあ、やる気があるなら大丈夫ね」

さやか「さっすがほむほむ!頼りになる~!そんなに頭がいいってことは、胸の栄養は全部脳にいっちゃったってことだね!!」

ほむら「やっぱりやめようかしら」

さやか「すいませんでした先生」

スレタイでラブやんかと思った

幻聴か…

ほむほむが時間停止使えてたら受験なんか余裕だよね
カンニングとかできるし
その気になれば職員室から回答持ってこれるし

          |      ,,       ||⌒ヽ、
          | ,,  '"          `丶》_,, -‐‐==;┐

          |   __             \''" ̄\| |
          |彡⌒i }                :.  \| |ニ=‐
          |   | |                   ':,  ノ/、
          |   | |                  '</  '
          |、  | |   |   /|   |、   _   \\  :.
          |、\ ,j j  ,斗 '"/¨「`  | \´  |`  |ヘ⌒`  ,
          |{\ノノ// l / 八   |   \  !   | ハ::ヽ l
          ||\  l / |/    \ |  ァミx、|\ |::..::|、:lハ|  このスレは神に監視されています
          ||    |/  ,ィ:テ"   `   {::::ハ l} ,'::ヘ}::::::|ハ|
          |ヘ    | 〃:::ハ       {r'゚ノ  !:l:::ト、::::’
          |ゝヘ   | 《 Vr' :ノ       `´  |::|::| ゙/   (じ~~~っ)
          |`ーヘ |  ` ´        丶 ```ノ::|::|
          |   r?Y、  ````       .ィ::从!゙|     
          |   ノ⌒ヽ、≧- .._   ´’ . <‐-レ゙  
          |、"\   `ー- ,,_/_ァ'ヘ     ハ
          |  ヾ:、\      |/  〉-‐.、   |
          |   ?Y    _,, 斗-r'":::::::::::} j |
          |\  ||,...::'"::::::::::::ノ--、,,斗-;:リ /八

          | ヽ 〈:::::::::::::::/  `ヽ廴,,, |:|〈   ハ
          |  〉 V\/       )  } l/ノ
          |   | /   \   ノヽ )"´ } ,ノ/

>>38
かわいすぎる

私怨

杏子「あたしはまた暇になるな…マミにちょっかいかけに行こうかな」

ほむら「それはやめた方がいいわよ…最近勉強のしすぎで余裕ないみたいだもの」

さやか「QBにも殴りかかったってマジ話?」

ほむら「半分本当らしいわ」

まどか「マミさんてばソウルジェムが何度も濁りそうになるから、結構危なっかしいんだよね」

さやか「それ大変じゃん!早く浄化しにいかなきゃ!」スクッ

ほむら「ちょ、ちょっと待ってさやか」

さやか「ん?」

ほむら「……何か変じゃないかしら?」

まど神様に俺の全てを見て欲しい…

まどまどさやさや?

いいぞ

さやか「変って……何が?」

まどか「大変、誰かが呼んでる!すぐにいかなきゃ……」スゥ

さやか「いってらっしゃーい」

ほむら「それよ!あなたさっきから私達以外の誰かと話してなかった!?」

さやか「へ?何言ってるの?」

杏子「いや、それはあたしもちょっと思ってたんだよ…ぶっちゃけなんか変だった」

さやか「杏子まで何言ってるの?私はほら、別に見ての通り普通なのですよ?」

ほむら「そんなはずないわ…現に、私はマミさんに勉強を教えるという話はしていない」

ほむら「マミさんもこのことは内緒に、と言っていたわ……つまり、マミさんがばらすことはないはず!」

さやか「そりゃまあ、確かに」

ほむら「正直に言いなさいさやか……」

ほむら「ここに、誰かいるの?」

さやほむぺろぺろ^^

マドカァー!?

まどかの存在知らないとただの心霊現象だよなこれww
えらい気さくだが

さやか「……いやいやいや、そんなまさか幽霊と私が会話してたって言うの?んなわけないじゃんかー」

ほむら「幽霊じゃなくって……その……神様…だったらどう?」

杏子「なんだよ、また神様がどうとかかよ」

ほむら「どうなの?」

さやか「いや、どうって言われてもなー……」

カチッ カチッ カチッ

さやか「んー……目を凝らしても何も見えないし、耳を澄ましても時計の針の音がするばかりなのですよ」

ほむら「……そうよね…やっぱり、いるわけないわよね」

まどか「ただいまー」

さやか「あ、おかえりー」

ほむら「だからそれよ!!!」

まどまど

さやかちゃんがいちいちかわいい

この場のツッコミは疲れそうだなww

さやか「……?」

ほむら「何分かってないって顔してるのよ……今私達に聞こえてない声に反応してたでしょう」

杏子「ああ、いきなりおかえりとか言ってたぞ」

さやか「ちょっとやめてよ二人とも……二人してさやかちゃんを嵌めようったってそうはいかないよ!」

杏子「こっちの台詞だよ…何一人でブツブツ言ってんだよ怖ええよ」

まどか「ねえねえさやかちゃん」

さやか「ん?何?」

杏子「だか――」

ほむら「待って杏子」

ほむら『このまま少し静かにしていましょう』

杏子『……分かった』

さやさや

まどか「ひょっとして、私の声が聞こえるの?」

さやか「いやあ、なんかこう、遠くから響くような声だから、実は少しだけかな」

まどか「じゃあ姿は?」

さやか「んー……おぉ!なんかありえないくらいすっごい糸目にしたらぼやぁっと見えそう!」

まどか「ほんと!?じゃあ、えっと……私のことは覚えてる?――だよ」

さやか「え、何?よく聞こえないよ?」

まどか「だからねさやかちゃん!私のこと覚えてないの!?――――だよ!」

さやか「たわしの子遠吠えしてる?その後も聞きとり辛いし、何言ってんの?」

まどか「えぇー、なんで駄目なのぉ……」

さやか「駄目って…何がなんやらだよ」

ほむら「それはこっちの台詞よ」

マドカァー…

ほむぅ……

杏子「マジなのかさやか……小さい子供にありがちな見えないお友達とかそういう類なのか?」

さやか「いや、それが自分でもよく分かんないんだってば」

ほむら「でも、そこに確かにいるのね?」

まどか「あ、また誰か呼んでる……」スゥ

さやか「うん……あ、やっぱり今はいない…どこか消えちゃったみたい」

杏子「はぁ?なんでそんなに神出鬼没なんだよ」

ほむら「……それで、そのぼやっとした姿はどんな感じだったの?」

さやか「えっと、なんか白っぽい服で、頭の方はうっすら桃色っぽくて……」

ほむら「……やっぱり……まどか…なの?」

杏子「またその『まどか』かよ……ちょっとさ、これはやっぱりいろいろとほむらの話も聞きたいね」

さやか「もしかして、ほむらはあたしに見えてるのが誰か知ってるの?」

ほむら「確証はないけど、多分……」

杏子「よし、じゃあ今からマミん家行って昔話と洒落込むか」

ほむほむ

まど神様に導かれたい

これで名前でも呼んで姿もはっきり見えるようになったら、あの花状態だな

マミの家

マミ「……あら、あなた達だったのね」

さやか「夜遅くごめんなさいマミさん、ちょっとほむらが話があるっていうもんで」

マミ「暁美さんが?まあ、寒いから中に入って」

杏子「おっ邪魔しまーす」

ほむら「お邪魔します」


マミ「今お湯を沸かすから、ちょっと待っててね」

さやか「マミさん家久しぶりだなー」

杏子「勉強捗ってんのか~?」

ガチャン

三人「!!」ビクッ

マミ「……どうして解けないのかしらあそこはあの式で合ってるはずなのにそれより英語よなんなのあれ絶対に日本語じゃないわよそれに理科だって」ブツブツ

ほむら「杏子、それはNGワードよ」

杏子「善処する」

マミさん…

テレパスィーで知恵袋頼めば大丈夫だよマミさん

マミ「お待たせ」

ほむら(戻ったわね)

マミ「今は紅茶かココアか緑茶しかないんだけど、何がいいかしら?」

さやか「あたしココアがいいです!」

杏子「じゃああたしも」

まどか「私もココアがいいです!できれば砂糖たっぷりの甘い奴がいいんですけど……」

ほむら「じゃ、じゃあ私もココアで」

さやか「ココア四つお願いしまーす!一個は砂糖たっぷりで!!」

マミ「四つ…?ああ、私の分ね……美樹さんったら気を遣ってくれたのかしら」トクトク

コトッ

マミ「それで暁美さん、話って一体何かしら?」

ほむら「えぇ…QBには一度話したことがあるんですけど、実は――」

まど神様さらりと合流してるな

ほむら「――というわけなんです」

マミ「そんなことが本当に…?」

ほむら「円環の理、そしてこのリボン……これが何よりの証拠だと、私は思ってます」

さやか「んー、私にはほむらの夢物語と区別がつきませんぞー」

ほむら「それはQBにも言われたわ」

まどか「うぅ…やっぱり飲めない」グスン

さやか「飲めるわけないでしょ、流石に」

マミ「…?」

まどまど

杏子「まあでも、どうやら信じざるを得ない証拠がもう一つあるっぽいしなあ」

マミ「どういうことなの?」

まどか「さやかちゃん、出番だよ」

さやか「そっかそっか!ここで私がスパーンと状況説明という訳ですね!」

まどか「頑張ってさやかちゃん!」

さやか「任せなさいって!さーて、張り切っていざ説明をば!」

マミ「…誰と会話してるのかしら?」

>あれ絶対に日本語じゃない

あたりまえだろwwww

ティロ・フィナーレの悪口はそこまでだ

さやか「――というわけなのですよ」

マミ「じゃ、じゃあ、そこに見えない誰かがいるの?」

ほむら「えぇ…さらに付け加えるなら、それこそ私がさっき話した鹿目まどか…ではないかと」

まどか「さやかちゃん、まだ思い出せない?私だよ、――――だよ」

さやか「え?やっぱり聞こえないよ」

まどか「そっか……私の名前は言えないんだ……」

さやか「あぁ、あれ名前言おうとしてたのか」

杏子「……でも、なんつーかあれだよな」

マミ「そうねぇ……傍からは、美樹さんが独り言を言ってるようにしか見えないものね」

杏子「ぶっちゃけ危ねー奴だよな」

さやか「それはあれ?私に近づくと火傷するぜ、的な?」

杏子「ちげーよ」

さやさや

まあひいき目に見ても担いでるようにしか思えませんよね

杏子「しっかし、にわかには信じられねーよなあ…そもそもなんでさやかなんだっていう話だよ」

まどか「それはあれじゃないかな、多分私が導く途中でさやかちゃんが目を覚ましちゃったから」

さやか「ああ、なるほどね~、そういうことか」ポン

杏子「一人で納得すんなよ」

ほむら「私の仮説としては……」

ほむら「さやかが導かれる途中で再びこっちに戻ってきたことによって、何らかのバグ的なものが生じたんじゃないかと思うのだけど」

さやか「さすがほむら先生、ズバリその通りだとこちらにおわすお方が言っておられる」

まどか「まだそこまでは言ってないよ」

さやか「まあいいじゃんいいじゃん、細かいことは気にしない!」

マミ「まあ、話は大体分かったわ……それで、一体どうすればいいのかしら?」

さやか「どうすれば、とは?」

マミ「そこにいる鹿目まどかさん?を、一体どうしたいのか、という話よ」

さやさや

なんでさやかはこんなに普通に受け入れてるのかww
バ可愛いからいいけどw

ほむら「その……もう少し、様子を見ませんか?」

まどか「私もほむらちゃんに賛成!」

さやか「鹿目神も賛成だそうです」

杏子「まあ、別に実害があるわけでもないしいいんじゃねーの?」

マミ「私達のお友達だったのなら、確かに聞いてみたいこととかあるわね」

まどか「さやかちゃん、私のことは昔みたいに―――って呼んで欲しいかな」

さやか「菓子みたいに…ってほんでおいしいな?」

杏子「あたしさやかが間違って聞いてるとこがある、ってのは分かるようになってきた」

ほむら「そうね」

さやか「いやなんかね、まど神様が自分の名前を言おうとすると、変なノイズみたいなのが聞こえてくるの」

さやか「ホントなのですよ?」

エイワスかよ

さやさや

さやかちゃんとまどかちゃんが可愛い

マミ「まあでも、もう鹿目まどかさんって分かったんだから、気軽に呼んであげたらどうかしら?」

まどか「うん、その方が私も嬉しいかな」

さやか「なんか嬉しいみたいですよ」

マミ「ごめんなさいね、えっと、鹿目さん…私ったら、お友達のことなのに全然覚えてなくって」

まどか「いいんですマミさん…マミさんが生きててくれて、私は凄く嬉しいです」

さやか「マミさんが生きてて嬉しいみたいですよ」

ほむら「ねえまどか、聞こえる?」

まどか「うん、ちゃんと聞こえてるよほむらちゃん」

さやか「聞こえてるってさ」

ほむっ

ほむら「その、えっと……ま、また逢えて……嬉しい…です……」カァ

杏子「なーに赤くなってんだよ」

ほむら「だ、だって…何話していいか分からないし……こんなに早く逢えるなんて思ってなかったし……」

さやか「何このしおらしい生き物、可愛い」

まどか「私には時間の概念があんまりないから、早いとかって感じじゃないんだけどね」ティヒヒ

さやか「時間とかないんだってさ……どういう意味?」

まどか「それに、いろんな世界のほむらちゃんを見てきたからね」

さやか「いろんな世界を見てきた…?」

杏子「どういう意味だ?」

まどか「そのまんまだよ……今の私にはね、過去と未来の全てが見えるの」

まどか「かつてあった宇宙も、いつかあり得るかもしれない宇宙も、みんな」

さやか「えぇっと……つまり、いろんな世界が見れるってことらしいよ!」

杏子「情報足してこいよ」

ほむほむ

マミ「他の世界の私達……ちょっと興味あるわね」

さやか「ねえねえ、他の世界のさやかちゃんはどうだった?やっぱり、今の私みたいに格好よかったのかな!?」

まどか「えぇっと……それは秘密」

さやか「何それ!あるんでしょー?さやかちゃんの武勇伝的なやつとか!!」

まどか「みんなあんまり変わってなかったよ……うん、ほんとに。変わってなかったよ。ホントダヨ?」

さやか「なぜに棒読みくさいの……」

マミ「鹿目さんはなんて?」

さやか「みんな他の世界でもあんまり変わってなかったらしいです……っていうか、これ疲れるんだけど誰か代わってくれないかな」

ほむら「できることならそうしてるわ」

ほむら「それとまどか、ナイスフォローよ」

さやか「?」

まどまど

ほむら「ところであの、まどかはまだ消えたりしない……よね?」

さやか「……?」

ほむら「まどか…?さやか、まどかは?」

さやか「あれ……目を細めても姿が見えない」

杏子「おい、それってもう……」

マミ「消えちゃったのかしら…?」

ほむら「そ、そんなぁ……」

さやか「おーい、まどかさーん?……返事無し、か」

杏子「ほむら…残念だけどあいつはもう逝っちまったんじゃないか?」

ほむら「うぅ……そんな…まだ、話し足りないのに……」

ほむら「まどかぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」

さやさや

さやさや

まどか「ごめんね、ちょっと導きに行ってたの」

さやか「魔法少女導いてきてたんだってさ」

杏子「つーかあたしらさやかのお遊びに付き合わされてるだけじゃないよな?」

さやか「いや、いるんだってばここに。証拠は見せられないけど」

マミ「まあ確かに、証拠としては弱いわよね……あくまで暁美さんの話と美樹さんの話を信じていれば、の話だし」

さやか「うーん、あたしもなんと説明していいのか困ってるんですけどね……」

まどか「さやかちゃんとしかお話しできないって不便だね」

杏子「で、お前は何隅っこで丸くなってんの?」

ほむら「なんか……あたし一人で舞い上がってるだけのような気がして」

杏子「二人で、だな」

さやか「あたしも!?」

ほむほむ

あの花を思い出すな・・・
ほむほむはゆきあつポジか

さやか「ようし、だったらあたしらの恥ずかしい秘密でも暴露してもらおうじゃん!そしたら証明になるよね?」

杏子「お前、それがどれだけ恐ろしいことか分かってるんだよな?」

さやか「はい、じゃあまずは杏子から」

まどか「えっとね、杏子ちゃんは今は親父って呼んでるけど、昔はパパって呼んでたとか、小六までパパと一緒にお風呂に入ってたとか?」

さやか「杏子、あんたパパって呼んでたお父さんと小六までお風呂一緒だったんだって?」

杏子「やめろおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!」

ほむら「これはやっぱり本物っぽいわね……やっぱりまどかはそこにいるのね!」

マミ「それどころじゃないわよ……」

あんあん!あんあん!

あんこちゃんかわいい!!

いいねいいねー

さやか「次はマミさんね」

マミ「待って、私は信じるから!ほら、佐倉さんも本物みたいだし!!だからやめて!」

まどか「マミさんはね、アルティマ・シュートとかいろいろ考えて、それから最終的にティロ・フィナーレにしたんだよ」

さやか「ふむふむ、アルティマ・シュートですか」

マミ「思い出させないで!!!!!」

ほむら「……まどか、私はあなたのことを初めから信じてたわよ…?」

さやか「はい次ほむら~」

ほむら「ちょ、やめてまどか!」

まどか「ほむらちゃんは……昔病弱だった小さい頃に、担当のお医者さんに告白したことがあるんだって」

さやか「病院の主治医とランデヴー?」

ほむら「言わなくていいじゃない!!!!」

ほむほむ

最後はさやかちゃん!!

あんあん!

黙秘権はあるのだろうかww

杏子「忘れろ……忘れてくれ……」プルプル

マミ「これだから英語は嫌いなのよ……」ブツブツ

ほむら「あれは違うのよ…心が弱ってたところに優しくされたから仕方ないのよ……」フラフラ

さやか「おぉ、これがまどかちゃんの力というわけか……」

さやか「じゃあ、みんな信じてくれたところでこれからのことを――」

ガシッ

杏子「まさか…自分だけ逃げられると思ってるんじゃねーよな?」

さやか「え、だって、私は声聞こえてるし別に必要なくなくない?」

ほむら「まどか、さやかの心の傷を、こう……ザクッとお願いしたいのだけど」

さやか「物騒なこと言うな!」

まどか「さやかちゃん、上条君が病院で寝てる時に、上条君の下着被って『我は神の美樹さやか…略して、<かみきさやかみ>なり~』とかわけのわからないこと呟いてたよね?」

さやか「NO~~~~~~~!!!!!何故そんなものまで見ちゃってんのよおおおおお!!!!」ジタバタ

杏子「なんだかよく分からねーけど、だいぶ抉ったようだな」

さやさや……

さやかちゃんwwwwwww

やっぱりさやかちゃんはアホの子だった!

さやか「おぉぉぉぉおおお……神よ、どうして私がふる傷を抉られなければならないのでしょう?」

ほむら「天罰よ」

杏子「あたしらに聞こえてねーけど、まあちょっとだけすっきりしたわ」

マミ「コホン……それで、話を戻しましょうか?」

杏子「何の話してたっけ?」

ほむら「えっと……まどかは、これからどうしたいの?」

まどか「私は……もう少し、みんなと一緒にいたいよ」

さやか「うぐぐぐ……」

杏子「うぜぇ」

ほむら「さやか、いい加減立ち直りなさい…あなたが一番マシなのよ」

さやか「そっか!それもそうだね」スクッ

杏子「開き直られると、それはそれでイラっと来るな」

さやさや

さやさやっ!

さやか「えぇ~、私達ともう少し一緒にいたいみたい」

マミ「そう……どうする?もう少し話してから――」

~♪~♪

さやか「おっと、電話だ」ピッ

さやか「もしもし、お母さん?……いや、ちょっと先輩の家でさ……えぇー?これからいいところなんだけど……分かった分かりましたよ」ピッ

さやか「ごめん、お母さんに怒られちゃったから、今日はもう帰るね」

ほむら「そんな…私の家にでも泊まっていけばいいじゃない」

さやか「最近魔獣狩りで夜遅いこと多くってさ、ちょっと心配かけてるみたいなんだよね」

マミ「それはよくないわね……暁美さん、まだ時間もあるし明日は学校なんだし、今日はもういいんじゃない?」

ほむら「……分かったわさやか、また明日学校で」

さやか「オッケオッケー、まどかあちゃんは私と一緒に帰る?」

まどか「うん、せっかくだからもっとお話しよ?」

さやか「ふふーん、愛い奴め~……それじゃあマミさん、ご馳走様でした。じゃあね杏子、ほむら」

杏子「またな」

さやかちゃんマジさやかわさやかわ!

まどかあちゃん&さやかあちゃん

さやかちゃんばかわいい!!
あと経済科だけどいまから医者目指すわ

何気にさやかはまだまどかって呼んでないのよね
呼んだら何か起きればいいなぁ

バタン

杏子「しっかし、円環の理の神様ね~……ほんとにいるとは思わなかったな」

マミ「そうね、円環の理に導かれるときに神様が迎えに来るなんて、只の伝説かと思ってたわ」

杏子「その伝説とあたしらが知り合いだったなんて、ちょっと信じられねーな」

ほむら「でも事実だったわ」

杏子「ま、ほむらがそう言うんなら、きっとそうなんだろうな」

ほむら「杏子…」

杏子「あたしも拝んでみたいねー、まどかってやつをさ」

マミ「私も見てみたいわね……きっといつか会えるとは思うけど」

杏子「導かれる時じゃあ、ちょっと遅いけどな」

ここまでキャラ愛を感じるSSは久しぶりだよ
みんながみんな可愛い

ほむら「さ、帰るわよ杏子」

杏子「もう?もうちょいのんびり――」

ほむら「察しなさいよ…マミさんは忙しいでしょ?」

杏子「そういや勉強の方は大丈夫なの――」

マミ「なによ歴史とか無敵艦隊アルマダがちょっとカッコイイだけじゃないそれに理科だって私が知ってるエントロピーとちょっと違うみたいだし英語だって」ブツブツ

杏子「……帰るか」

ほむら「えぇ」

マミ「あら、もう少しゆっくりしていってもいいのよ?」

杏子「いや、帰るわ」

ほむら「マミさん……頑張ってください」

マミ「そういえば暁美さん、何度も繰り返してたからそんなに頭が良かったのね私だってその気になればこんな問題今頃簡単に」ブツブツ

ほむ杏「お邪魔しました」ガチャッ

バタン

マミ「…………もう一頑張りしましょうか」

まみまみ

さやさーや

ほむら「そういえば、今日はうちに泊まるのよね?」

杏子「んあ?あー、全然決めてなかったけど…いいのか?」

ほむら「いいわよ。それに、今日は一人って気分じゃないもの」

杏子「……なんか、やっぱり珍しいな」

ほむら「何が?」

杏子「ほむらが一人が寂しいなんて口にするのとかさ」

ほむら「別に寂しいとか言ってないわよ……」

杏子「照れんなって…おっ!」スタスタ

杏子「おい、たいやき買ってかねー?」

ほむら「全く……えぇ、いいわよ」


その夜

ほむら「その時マミさんなんて言ったと思う?私の獲物に手を出すな!ですって…漫画の読みすぎよね」

杏子「それ、まだ続く?」

ほむら「まだ十三週目の初めよ?」

杏子「寝かせてくれ」

あんあん!

十回以上本人に死に様話すとか結構外道だなww

13週目…たい焼き一つで大変なことになったなw

>>116
アイマスSSがひどいからな

ほむほむ♪

さやかの家

まどか「さやかちゃんは、やっぱりまだ私のこと思い出せてないんだよね?」

さやか「うん?まあね……ごめんね、私の親友だったはずなのに全然思い出せなくってさ」

まどか「ううん、仕方ないよ…これが私の願いだったから」

さやか「……まど神ちゃんはさ、後悔してないの?」

まどか「うん…魔法少女は夢と希望を叶えるんだよ?だから、誰の祈りも絶望で終わらせたりなんかしないよ」

まどか「それができるだけでも、私は幸せなんだ」

さやか「そっか……うんうん、流石私の元親友だ!!」

まどか「もう、元はやめてよ~、私は今でも親友だと思ってるから」

さやか「いやあはは、なんか照れちゃうね……」

まどか「あ、ちょっとごめんね…呼ばれちゃったみたい」スゥ

さやか「いってらっしゃーい……って、もう行っちゃったかな?」

さやか「神様と私が親友かぁ……実感沸かないなー」

さやさや

まどまど!

まどか「ただいま…って、さやかちゃん寝ちゃった?」

さやか「ん~……あ、おかえり……なんか、急に疲れが出ちゃってさぁ……」

まどか「しょうがないよ、聞こえたり見えたりできるっていっても、はっきりしたものじゃないもんね」

さやか「ごめんね~、ちょっと寝るわ……神なめさん、おやすみ~」

まどか「おやすみ」


まどか「……あ、呼んでる」スゥ

まどまど

働き者だな…まどかもキュウべえも…

で、これはまどさやなの? まどほむなの? さやほむなの?

>>133
たまにはカップリングでくくらなくてもいいじゃない
みんな可愛いくて面白い
それでいいじゃない

翌日

さやか「ふぁぁ……おはよう仁美……」コスコス

仁美「おはようございますさやかさん。どうしたんですの?寝不足?」

さやか「いやぁ、ぐっすり眠ったと思ったんだけどねぇ」

まどか「仁美ちゃんも久しぶりだね」

さやか「ああ!そっかそっか!」

仁美「?」

さやか「私の親友ということは、仁美とも当然親友だったってことだもんねー。うんうん、感動の再会ですな~」

まどか「仁美ちゃんともやっぱり喋れないよね」

さやか「そりゃあ、あのほむらでさえ無理だったんだから一般人の仁美だと余計厳しいんじゃないかな?」

仁美「さやかさん、一体どうしたんですか?空に向けて独り言を……もしや、今流行りのエア友達という奴ですの!?」

さやか「何それ?」

仁美「いけませんわさやかさん!さやかさんには、私やほむらさんがいるではありませんか!!気を確かに!」ユサユサ

さやか「だ、大丈夫だってばぁ」

さやか「まあ確かに、ある意味エア友達ではあるよね」ボソリ

さやさや

ほむら「おはようさやか、仁美」

仁美「おはようございますほむらさん」

さやか「おっはよー」

まどか「おはようほむらちゃん」

さやか「あ、まど……っと危ない」

仁美「?」

さやか『まどかがおはようってさ』

ほむら「……おはよう」

仁美「どうして二回言ったんです?まさか!ほむらさんまでエア友達を!?いけませんわ、私や――」

さやか「仁美、それさっきやったからいいってば」

ほむら「……まあ確かに、ある意味エア友達よね」ボソリ

シンクロw

仁美が魔法少女になるSSってないの?

上条「おはようさやか。志筑さんに暁美さんも」

さやか「おっはー恭介!いやはや、恭介も全く運がいいね~、朝っぱらから美少女四人に囲まれて登校できるなんて!よっ、色男!」

上条「四人?」

さやか「おっと、三人だったね」

上条「二人の間違いだろ?」

さやか「何を~!?酷い奴だなー恭介は!!ほむらが可愛くないとは恭介の目は節穴か!?節穴なのか~!?」

上条「言ってないよ」

さやか「なぬ!?まさか、仁美が…?」

上条「自分を選択肢に入れないのかい?」

さやか「ああ、なるほど!私だったか~、こりゃ一本取られたね」タハハ

上条「じゃっ」スタコラサッサ

さやか「ってどういう意味だそれは!!待て逃げるなこんなろーー!」ダッ

仁美「仲いいですわね、二人とも」クスクス

ほむら「……そうね」

まどか「さやかちゃん……」

上條

さやさや……

まどまど

ん?なにかフラグの音が…

(´Д` )青ェ

昼休み、屋上

まどか「早乙女先生は相変わらず見たいだね」ティヒヒ

さやか「いい加減上手くいかないもんかねー、先生も」

ほむら「?……あぁ、早乙女先生の話ね」

さやか「おっとごめんごめん、ついうっかり」

まどか「まあ、来年になったら結婚するみたいだからそれまでの辛抱だよ」

さやか「マジで!?早乙女先生遂に結婚!?」

ほむら「そんなことも分かるのね」

まどか「一応いろんな過去や未来が見れるからね」

さやか「いろんな過去や未来が見えてる、ね~……じゃあ、その……あたしのことも分かっちゃってるわけ…?」

まどか「……うん、見えてるよ」

ほむら「さやか、まさか……聞きたいの?」

さやか「ん~……いや!やっぱやめた!そういうのは結果あり気じゃ駄目だよね!ひょっとしたら何か変わるかもしれないし!!」

仁美「ごめんなさい、遅れてしまいましたわ」

さやか「おっ、来た来た…よっし、美少女三人揃ったところでランチタイムといきますかね」

上条くんまでいいキャラしてる…
恐れ入ったよ

魔法少女の件なければ基本みんないい子なんだよね

県内、某所

QB「へぇ、円環の理の神様か……以前暁美ほむらに聞かせてもらったけど、やはり興味深い話だね」

杏子「だからってこの世界がどうにかなるわけでもないだろ?」ザシュッ

QB「それはそうだけど、やっぱり効率のいい方が僕らとしても助かるわけだし」

QB「やれやれ、とんでもない願いを叶えてしまったようだね、その世界の僕とやらは」

杏子「ま、ソウルジェムが穢れ切ったら変な化け物になるよりは、今の方がマシだな!」ズバァ

QB「とはいえ、こんな小粒のグリーフシードじゃあ何千年掛かることか」

杏子「せいぜい頑張ってくれよな!」ザシュン

杏子「この辺はいっちょあがりっとね…ほらよ、お目当てのグリーフシードだぞ」ポイッ

QB「よっ、ほっ」キュップイ

QB「神様か……気になるなあ」

きゅっぷいきゅっぷい

放課後、喫茶店

さやか「どしたの改まってさ?」

仁美「えっと…恋の、相談ですわ」

さやか「おお!ついに長年ラブレターを貰い続けた仁美にもそれに応えられるような相手が見つかったのか!」

さやか「で?誰なの誰なの?」ズズー

仁美「その………上条君、ですの」

さやか「ブーッ」

仁美「さやかさん!?大丈夫ですか!?」

さやか「ゲホッ!エホッ!……か、上条君って、もしかして……あの上条君?」

仁美「……その上条君です」

さやか「アイトァー」

きたかゴクリ

追いついた、これは佳作の予感
頑張って書ききってくれ

さやか「……いやあ、そっかそっか!仁美も遂に色を知る年頃かぁ!なっはっはっは」

仁美「ずっと前から上条君のことをお慕いしてましたの…さやかさんは、上条君とは幼馴染でしたわね?」

さやか「うん、まあ……幼馴染といえば幼馴染……でも」

さやか「好きな人といえば好きな人……かな」

仁美「……そう言うと思ってましたわ」

さやか「あれ?バレバレだった?おっかしーなー、上手くカモフラージュしてたと思ってたんだけどなー」

仁美「ほむらさんにもばれてましたわよ?」

さやか「えぇー……あたしそんなに分かりやすかったかな~…?」

まどか「今だから言えるけど、クラスの女子は大体知ってたよ」

さやか「嘘でしょ!?それってあたし一人とんだピエロじゃんかぁ!」

仁美「?」

しえ

さやさや

さやか「あぁ、ごめんちょっと取り乱した……オホン、えーっと……」

仁美「さやかさんは私の大切なお友達ですわ…抜け駆けも横取りするようなこともしたくありませんの」

さやか「……」

まどか(さやかちゃん、やっぱり……)

仁美「私は明日の放課後告白します」

仁美「さやかさんも、それまでに後悔なさらぬよ――」

さやか「そうだ!!」

仁美「!?」

まどか「さやかちゃん…?」

さやか「来週!来週の日曜日にしよう!」

仁美「何を…ですの?」

さやか「来週の日曜日、恭介がコンサートやるんだって!それが終わったら二人で告白しよう!」

仁美「二人で…ですか?」

朝、またあったら読む
おやすみ

アホの子に見えて…できるさやかちゃんなのか?

さやか「コンサート前に誰をフッたとかいう辛気臭い気分にさせるのはよくないでしょ?」

さやか「だったら、いっそ終わってから二人でいけば平等じゃない?」

仁美「は、はぁ……確かにそうですわね」

さやか「それまではアピール期間的な感じで、まあいいんじゃないかな?」

仁美「……分かりましたわ、受けて立ちます」

さやか「フフン、このあたしの前に立ち塞がったことを後悔せしめてくれるよ!」

仁美「それでは、また」

<アリヤーシター

さやか「……はぁ」

まどか「お疲れ様、さやかちゃん」

さやか「私、あれで良かったのかな…?」

まどか「大丈夫だよ…きっとうまくいくって」

さやか「…へへ、神様はやっぱり優しいね」

まどか「……うん、だって親友だもん」

さやさや

ほむらの家

ほむら「ただいまどか~」

ほむら「……ふぅ、今日は誰もいないわね」

ほむら「でも、こんな挨拶してることもまどかにはお見通しだったのよね……もう……もうっ!」

ほむら「今日もジャージでいいわよね」

ピーンポーンピピーンポピーンピーンポーンピンポーン

ほむら「……何かしらこの焦りが伝わるような怒涛のチャイムラッシュデジャブは」

さやか『ほーむらー!開けてよー!』ドンドン

ほむら『分かったから静かにしなさい』

ガチャッ

ほむら「今日は何かしら?杏子も一緒に……まどかとお話でもさせてくれるの?」

杏子「あたしはさっきたまたま会っただけだ」

さやか「お邪魔しまどか~」

ほむら「まどか!?言ったの!?言っちゃったのね!?」

まどかさんおしゃべり'w

さやか「――というような理由なわけでありますですよ」

ほむら「そう…まあ、頑張ってね?」

さやか「いやいやいや、そこはもっとこう…『可哀相なさやかちゃん…私達にできることはないかしら?』、的な感じでさ?」

杏子「うぜぇ」

ほむら「私達にできることがあると思ってるの?全てはあなた次第じゃない」

さやか「まあ、そう言われるとそうなんだけど」

まどか「さやかちゃん、ほむらちゃんの言う通りだよ…?」

さやか「神目まどかさんも手伝ってあげてと言ってることだし…ね?」

まどか「言ってないよ」

ほむら「そうは言われても……」

杏子「……甘えんなよ」

あんあん!

これはあれだ。うん、いい…
支援

さやかちゃんが調子に乗りつつあるなww

通訳機の調子がおかしくなってきたw

しかしコンサートって聞いた時点で死亡フラグが立ったけど回避できるのか否か

ほむらが意外と深刻じゃないな。諦めてんのかな

回避できることを祈ろう

座して見守るべし

杏子「さやか、ほんとは分かってるんだろ?あたしらにできることなんかないって」

杏子「今になってちょっと後悔してるんじゃないのか?その坊ちゃんの腕を治したこと」

さやか「そんな、あたしは――」

杏子「自信がないんだろ?今まで平気な振りしてきたんだろうけど、ほんとはもっと早く振り向いて欲しかったんだろ?」

杏子「早くってのもおかしいか…とにかく自分を見て欲しかったんだろ?」

さやか「違う!あたしはただ!」

さやか「……ただ、恭介の演奏が聴きたかっただけで……」

杏子「じゃあそれをぶつけてこいよ」

さやか「へ…?」

杏子「告白なんてしたもん勝ちじゃねーか…先に告って先にオーケーされたもん勝ちだろ」

杏子「出し抜いて今から告って来ればいーじゃねーか」

さやか「杏子…!」

あんあん!

さやか「流石にそれはひどいでしょ」

ほむら「人間性を疑うわ」

まどか「杏子ちゃん……やっぱり、それは私も駄目だと思うな…うん」

さやか「ほら、神様もご立腹だよ」

杏子「なんだよ、ここは行く流れじゃねーのかよ!?」

さやか「流石に私だって悪者になんかなりたくないって」

杏子「……チチイ、意気地無しめ」

さやか「チチイって何?」

自分から提案しておいて破るとか鬼畜ww

さやかちゃんの敗因はそもそも異性として見られてなかったこと…
つまり期日までにどれだけアピールできるかに掛かっているっ…!

さやさや

杏子さんはダルマ発言あったから、抜け駆けくらいならそれほど鬼畜でもないようなw

何か歴史であったな
和睦結んだ瞬間追撃する話

>>180
前漢の劉邦だっけか。勝てば官軍だよなあ

杏子「とにかく、さやかはできることをやってきたんだから、これからもできることをやってやってりゃいいんだよ!」

さやか「んー…そ、そうかな?」

ほむら「多分それが正解よ……あなたは美樹さやかのままでいいのよ、これからも」

さやか「……そうだね、今の私でいけるとこまでぶつかっていけばいいんだよね!」

さやか「仁美相手じゃちょっと厳しいけど、幼馴染の魅力をたっぷり恭介にも味あわせてやろうじゃん!」

まどか「その意気だよさやかちゃん!」

さやか「うん!…まどかもありがとね!」

まどか「!……どういたしまして!」

さやか「よーし、なんか元気出てきたー!!悪かったねほむら!お邪魔し――」

ほむら「待って」ガシッ

さやか「…何?」

ほむら「まどかと話したいんだけど……今日は、まだ時間もあるから大丈夫よね?」

まどか「うん、私もほむらちゃんや杏子ちゃんともお話ししたいなって思ってたの」ティヒヒ

さやか「フッフッフ…ならば、さやかちゃんの有難いお言葉を聞くがいい」

杏子「さやかのじゃねーだろ」

戦略的にはこれ以上ないほど有効だからな
背中丸見えだもん

マミかわいいよマミ

しえほむ

追いついた
マミさんてこんなキャラだっけ

しーえんぬ

コンサートの日、マミの家

マミ「それで美樹さんは一人で行っちゃったの?」

杏子「らしいよ。まあ、一人ってわけでもないけど」モグモグ

マミ「ああ、鹿目さんがいたわね…美樹さんったら、どんなアピールしたのかしらね?」

杏子「んー…よく分かんねーけど、ちゃんと異性として見てもらえるように努力したんだとよ」ポリポリ

マミ「フフ、いいわね…青春って感じで」

杏子「マミはそういうのねーの?」ニヤリ

マミ「私!?私は別に、そういうのは……」ゴニョゴニョ

杏子「ふーん……そうなんだ」

マミ「あなた興味0ね」

あんあん!

杏子「ところで、マミは今日暇なわけ?」

マミ「そうねぇ、勉強はした方がいいけど……まあ、たまには息抜きも必要よね」

杏子「じゃあ、さやかんとこ行くか?」

マミ「佐倉さん、人の告白を覗き見なんて趣味悪いわよ?」

杏子「いーじゃねーか、減るもんでもないのに」

マミ「……どうしてもっていうなら、行ってもいいわよ?」

杏子「結局マミだって見たいんじゃねーか」

マミ「そういうわけじゃないわよ…?ほら、一応先輩として美樹さんの相手を見定めておいた方がいいじゃない?」

杏子「んじゃ、そういうことにしといて行くか」

マミ「もう……」

あんあん!

コンサート会場

さやか「ドキドキするね」ドキドキ

仁美「そうですわね」ドキドキ

ほむら「どうして私まで……しかも二人に挟まれなければならないのよ」

さやか「いろいろな意味でクッションとしていて貰いたいんだって」

仁美「ごめんなさいほむらさん、無理を言ってしまって」

ほむら「……まあ、たまにはこういうのもいいわよね」

さやか「ありがとねほむら……クッションとしては胸の柔らかさが少し足りないけど」

ほむら「帰るわ」

さやか「すいませんでしたほむら先生」

ほむら「それは前に聞いたわ」

仁美「始まりますわ…!」

さやさやっ

しぇん

~♪~♪

さやか「恭介は次だね」

仁美「ですわね」

ほむら「――!!……ごめんなさい二人とも、ちょっとお手洗いに行ってくるわ」

仁美「そうですか?」

さやか『ねえ、この反応ってもしかして……』

ほむら『あなたはここで待ってなさい。私一人で十分よ』

さやか『でも』

ほむら『あなたのおかげよさやか』

さやか『え?』

ほむら『まどかとお話しできたのは、あなたのおかげだもの……ここでお礼させてちょうだい』

さやか『……分かった、任せるよ。終わったらすぐ行くからね』

ほむら『心配しなくても、危なくなったら杏子やマミさんを呼ぶわ』

ま…いや……

会場の外

ほむら「ひ、ふ、み……ざっと30体ってところかしら?」

QB「流石の君でもちょっと厳しいんじゃないのかい?」

ほむら「杏子達に連絡は?」

QB「ちょうどこっちに向かってるところらしいからね。すぐ来ると思うよ」

ほむら「なら、大丈夫ね」シュパァン ヘンシーン

ほむら「まどか…力を貸して……」

魔獣「ウボァー」

ほむら「……っ!!」

ほむっ

~♪~♪

パチパチパチパチパチ

さやか「良かったね」

仁美「えぇ、素敵でした」

さやか「ごめん、ちょっとあたしもトイレ行ってくるね」

仁美「そういえばほむらさんも演奏終わったのにまだ帰ってきませんね…?大丈夫なのでしょうか?」

さやか「じゃあ、それもあたしが確認してくるね」タッタッタ


まどか「さやかちゃん」

さやか「まどか、ほむらがどこにいるか知らない!?」

まどか「ほむらちゃんは東口だよ……でも、それより西口が大変なの」

さやか「西口?控室がある方だっけ?」

まどか「少ないけど確実にいるみたいだよ」

さやか「仕方ない、ほむらの方は任せるしかないか」シュパァン ヘンシーン

さやさや

うわわわわわっ

東口

ほむら「くっ…これで八匹目!!」チュイン

魔獣「オゲー」

ほむら「はぁ、はぁ……そろそろ一人分のノルマね」

魔獣「セイッ」

ほむら「!しまっ――」

ドシュッ

ほむら「……?」

魔獣「クフゥ」

杏子「髪一発ってとこか?」

マミ「みたいね」

ほむら「あなたたち……ありがとう、助かったわ」

杏子「さやかはどうした?まだ中で仲良しごっこでもやってんのか?」

ほむら「私が置いてきたのよ…こんなに多いとは思ってなかったから」

マミ「それじゃあ、一気に決めさせてもらうわよ!」

QB「おや、まずいことになったみたいだね……こっちばかり数が多くて気配が感じられなかったけど、西口にも何体かいるみたいだよ」

ほむら「なんですって!?」

杏子「どうする、あたしが行こうか?」

マミ「お願いするわ!暁美さんは少しそこで休んでていいわよ」

杏子「くっそ、邪魔だお前ら!!!」ザシュッ

ほむら「そうも言ってられないわね……ノルマが増えちゃいそうだもの…!」

きゃああああ

ほむむむむ

まずい、まずいよ…

西口

さやか「おりゃあああああ!!!」ズバァ

魔獣「メガー」

さやか「へへん、これくらいならあたしにだってやれるよ!」

まどか「さやかちゃんお願い……負けないでね?」

さやか「あたしを誰だと思ってんのさ?神様の親友だよ!!!せいりゃああ!!」

まどか(私には見えてた)

まどか(さやかちゃんが告白できずにソウルジェムを濁らせる未来が)

まどか(でも、さやかちゃんは自分の力でそれを変えてみせた)

まどか(だからお願い……ちゃんと、気持ちを伝えて!)

まどか(ここでさやかちゃんが消えちゃう未来も消して!)

まどか「勝ってさやかちゃん!!!」

さやか「これで、とどめだあああああああ!!!!!!!!」

ズバァーーン

さやかちゃん…

ううっ…

さやか「はぁ…はぁ……これで全部かな?」

まどか「……お疲れさまさやかちゃん」

さやか「どんなもんよ、あたしだってやればできるんだって!」

まどか「もういいの……もういいんだよさやかちゃん」

さやか「いやあ、なんかスッキリ倒せたからかな?まどかの声もクリアに聞こえるよ」タハハ

まどか「もう戦わなくて、いいんだよ」

さやか「あれ?……もしかして……あなたが、まどか…なの?」

まどか「さやかちゃんが祈ったことも、頑張ってきたことも、とっても大切で、絶対、無意味なものじゃなかったと思うの」

さやか「なーんだ、思ったより可愛いじゃないか~!まどかを私のお嫁さんにしてあげるよ?なんつってね」

まどか「だから……今導いてあげるね」

いやあああああああああああああああああっさっっっっさああああああああああああさやかあああああああああああああああああああああ

さやさや…

さやか…

まどまど?

さやさや…

さやか「うん、もうちょい待って?」

まどか「え?」

さやか「もうちょっとで来てくれると思うんだけど……おっ、いたいた!」

杏子「さやかぁぁぁぁぁぁぁぁっっ!!!!!!!!」

さやか「遅いよ杏子~、また危うく消えちゃうとこだったじゃんか!」

杏子「待ってろ、グリーフシードだぞほら!!」シュゥ~~

まどか「あれ?なんで…?」

さやか「よっしゃあ!さやかちゃん復活!!」

杏子「さやか!無事だったんだな!?」

さやか「いやあ、我ながら奇跡の復活だね」

杏子「こっち来る途中で倒れてるさやかが目に入ったから焦ったじゃねーか…バカ野郎、また心配掛けやがって」グスッ

さやか「ごめんごめんってば」

さやかちゃん流石の生命力

タフネスのさやかちゃんや!

流石の神様もこれには苦笑い

さやさやったー!

アンパンマンを連想した

えかったえかった
ってか、これずっとこのままでいいじゃん

さやか「ってなわけでごめんねまどか」

杏子「なんだ、まどかもいたのかよ……ったく、まださやかを導くんじゃねーぞ?」

さやか「そればっかりはまどかに行ってもしょうがないっしょ?」

まどか「うん……さやかちゃん、告白はどうする?」

さやか「うーん、なんか、もういいかなーって」

まどか「駄目だよそんなの!さやかちゃんは、絶対言わなきゃ駄目なの!」

さやか「でもさ、もし駄目だったら……」

まどか「それでも言わなきゃ駄目なの!!」

さやか「……ははっ、ちょっとしおらしすぎちゃったかな」

さやか「やっぱり、言わなきゃだね!」

杏子「なんだよ、まだ告ってなかったのか?さっさと行って来いっての」バシッ

さやか「痛ッ…ちょっとぉ!怪我人なんだから優しくしなさいよ!」

杏子「そんだけ元気なら充分だろ…早く行けよ!」

さやか「うん、ありがとね杏子!」タッタッタ

杏子「ふぅー……さてと、全然暴れたりねーし向こうに加勢してくるかな」ヒュン


まどか「……これで、良かったんだよね」

あんあん!

さやさや

会場裏

仁美「さやかさん!?どうしたんですの一体、随分息を切らしておいでですけど」

さやか「いや、ちょっとね…ほむらが便器にはまってたのを助けてたから」

仁美「えぇ!?大丈夫なんですの!?」

さやか「大丈夫大丈夫、なんとかなったからさ……それより、今からいくんだよね?」

仁美「勿論ですわ…覚悟はいいですわね?」

さやか「いつでもできてるよ」


恭介「ありがとう二人とも、聴きに来てくれてたんだね」

恭介「それで、話って何かな?」

さやか「恭介」

仁美「上条君」

さや仁「好きです!付き合って下さい!!」

どうなる…!

ほむらは犠牲になったのだ…

ウソ適当すぎだろwww

さやさや

東口

マミ「ティロ・フィナーレ!!」ボシュゥーン

魔獣「ゴハァッ」

マミ「これで全部ね」

ほむら「流石に多かったわね」

杏子「ちっと疲れたけど、三人もいればこんなもんだろ」

QB「お手柄だよ三人とも。これでまた宇宙は救われるよ」

杏子「話が大げさだっつうの……それよりさ、さやかのとこ行こうぜ!あいつまだ告白してなかったんだってよ」

マミ「それはさっきまで戦ってたからなんでしょ?」

ほむら「急かさなくても仁美と一緒に行ってるはずよ……まあ、見に行くのには賛成だけど」

杏子「へへっ、これでフラれてたらお笑いだな」ニヒヒ

マミ「佐倉さんって、少し美樹さんに似てきたわね」

ほむら「同感だわ」

杏子「……んんっ…さて、行くか」

あんあん!

さやさやっ!

エントランス

ほむら「あっ」

仁美「あら、ほむらさん。便器にはまってたんですって?」

杏子「プッ」

ほむら「は?」

仁美「大丈夫でしたの?」

ほむら「……仁美、それはさやかの嘘よ。私ははまってなんかいないわ」

仁美「まあ、そうでしたの?でも、どうしてそんな嘘を……」

ほむら「聞きたいことが増えたわね」

杏子「ぷく…くはは……べ…便器だってよ……くくっ」バシバシ

マミ「佐倉さん、笑いすぎよ……あ、暁美さんに失礼よ……」プルプル

ほむら「…………それで、あなたに聞いてもいいのかしら?」

仁美「!……えぇ」

ほむほむ

ドキドキ

さあどうなる

さやか「おっ、みなさんお揃いで?」

ほむら「さやか……あなた」

さやか「もしかして、仁美に聞いた?」

杏子「ああ、あの嬢ちゃんに聞かせてもらったよ」

さやか「そっか……うん、まあ」

さやか「フラれちゃった」

マミ「美樹さん……」

さやか「もう、なにしんみりしてんですか~!」

さやか「仕方ないですってば、私の女としての魅力が髪の毛一本ほど足りてなかったってだけなんですから!」

ほむら「……固くて悪いけど」

さやか「……ありがと」ポスッ

さやか「へへっ…やっぱりちょっと固いね」

ほむら「大きなお世話よ」

さやか「でも……暖かいよ」

さやかちゃん…

ほむら「何が便器にはまったよ……吐くならもっとマシな嘘にしてちょうだい」

さやか「あれ、もうばれちゃってた?」

ほむら「バカね……あなたって、ほんとバカよ」

さやか「それこそ大きなお世話だっつうの」


まどか「さやかちゃん」

さやか「おっと、女神様のお呼び出しだ」

杏子「?さやか…?」

さやか「ごめん杏子、ほんとはあれ、アウトだったんだ」

こんないい女を泣かせやがって…

>>239
ほむらの胸を借りて泣いた、涙を隠したってことでいいのかな

え…

なん…だと…?

まどか「一回私に導かれそうになってたから、きっとその時の影響で導けるようになるまでタイムラグがあったんだよ」

さやか「えっと、なんかいろいろとタイムラグがあったんじゃないかってさ」

マミ「美樹さん!」

まどか「ごめんねさやかちゃん、私にはこんなことしかできなくって」

さやか「まどかが謝ることないんだって…私はやることやってきたから、後悔なんてあるわけないよ」

杏子「さやか!」

まどか「みんなごめんなさい……さやかちゃん導かなきゃ駄目になっちゃって」

さやか「みんなにあたしを連れていかなきゃならなくてごめんってさ」

ほむら「さやか!」

まどか「さやかちゃんと一緒にだけど、みんなとまたお話しできて楽しかったよ」

さやか「一緒に話せて楽しかったってさ!」

さやか「あたしも!楽しかったよ!!」

さやかちゃん…

奇跡は?奇跡は無いのかよ!?

>>248
この世界線が十分奇跡だろ

まどか「いつかまた、みんなとももう一度逢えるから……それまでは、またほんのちょっとのお別れだね」

さやか「次会うときは導く時だから覚悟しとけってさ!」

まどか「なんか微妙にニュアンス違うよ!」

さやか「え?そうかな?」

まどか「さあ、いこうさやかちゃん」

さやか「うん」

ポワワーー シュァーーン


杏子「さやか?おい、さやか!」

マミ「いってしまったわ……円環の理に導かれて」

ほむら「まどか…さやか……」

杏子「っだよそれ……なんなんだよ!」

さや……さや……?

>>249
たしかにその通りだけどせつないな…

QB「しまった、僕としたことが…せっかく円環の理の神様に直談判できるチャンスだったのになあ」

ほむら「チャンスですって…?」

QB「今のシステムは効率が悪いからね。システムを覆した張本人と話し合ってみたかったんだけど、どうやら遅かったみたいだね」

ほむら「はぁ……あなたたちはいつでもそうね」

QB「褒め言葉として受け取っておくよ」

杏子「さやか……まだ一緒にやりたいことだって残ってたのによ……」

マミ「仕方ないわよ佐倉さん…これが魔法少女の運命だもの」

マミ「二度も奇跡があっただけでも、美樹さんは救われていると思うわ」

杏子「……マミ、ちょっと貸して」グスン

マミ「いいわよ」ポフッ

杏子「……ほむらよりは柔らかいな」

ほむら「悪かったわね」

翌年、春

ほむら「おめでとうございますマミさん」

杏子「これでようやく一息つけるってわけだな」

マミ「ありがとう二人とも!悪かったわね、魔獣狩りにあんまり出られなくって」

杏子「気にすんなって」

マミ「これからは、また私もバンバン戦っちゃうわよ!」

ほむら「えぇ、期待してるわ」

QB「三人とも大変だよ。今日は瘴気が特に濃いから気をつけてね!」

マミ「ふふ、私達を誰だと思ってるの?」

杏子「サクッと片付けてやるよ」

ほむら「さぁ……行きましょう!」

まな板ほむほむかわいい

あんあん!

マミさんにフラグが立ったな

数年後

ほむら「くっ……まずいわ…もう、魔力が……」

――もういいんだよ

ほむら『え…?』

――もう誰も呪わなくてもいいんだよ

ほむら『ひょっとして……』

――さあ、一緒に行こう

ほむら『まどかなの!?』

さやか「可愛いまどかだと思った?残念!!さやかちゃんでした!!!」

ほむら『……ふ』

ほむら「ふざけないでよ!!!!」ガバッ

杏子「うぉ!?大丈夫かほむら?」

マミ「良かった、何とか無事だったのね」

ほむら「はぁ…はぁ……どうやら危なかったみたいね」

ポフッっていいなあ。いいなあ

さすがとしか言いようが無い

さやか「ギリギリセーフってとこだったね~」

ほむら「全くね」

杏子「ん?」

マミ「あら?」

ほむら「……え?」

さやか「あっ」

ほむら「……」

さやか「……ざ、残念!女神じゃないさやかちゃんでしたぁ!!」

さやか「ってね…?」


おしまい

乙乙乙

                      、__,ー~ヽ|: : : : : : : : : : : : : ヽ.

                         /  /´ ̄ ̄、`r ヽ: : : : : :/
    /    /--,      テ        {/ /  /      ヽ: :/
  / /  /ヽ/              ;'i ./   / / ィ∧ i   ゙, ',
  ヽ/  / /ヽ       ィ       ゝ{  .i;/‐/ /フ二ヽ-   } }
  /_、  /  ヽ              ./ .i ´i_{/=。/´.{;;.゚jヽ  ;ィ、.}
    | ` / \ ヽ.   ロ   ⌒ ヽ. `´`.、 .l´.{;;リ    ` }  ノ※j   _
  } | {                  ( r―-ヽi ,,,  '_ ,  '''ノ/_ノゝ´ ̄   ヽ
.  ´ | `  \     ・      くr_ ヽ ヽ、     , ィ´ く  ,r=≡=‐'
                  ⌒~___\_j>rf´= ヽ  (//;(-―‐- 、

               フ     ,ィ'}    {- ィノ.||_ -‐'`‐---、/  ,、_,'
   _|二__    |         f:ミ{    .}f二ス7\ヽ、 |/´  ヽ、巛、__
   |‐┼‐ .´ ! │   ィ    rノ:::|==ァ´/ ‐/- | !ヽノ.ノ    |  ̄`ヽ`ヽ
   !  `ー'  |  .|        /`ヽノノ"´` -/- /.j   /     ヽ  丿)ノ
   | フヽ ̄   |  .|   .ナ    '. `ヽ {.   -{-.  '´  /  、     )  ノ
   !./ノヽ´   │       .|    ヽ、  _ヽ、     .〉‐; `ヽ ノ/
  ノ / ノ\   、|.   |     !    }`{= =| |=`==,=‐'}二二{
                   l    i /}⊂二 ̄ ̄'.ノ  ̄二⊃]

              レ    ヽ  ノノ }  | |入t弋 ='刀  \`,
                     `´   ノ =| |=``ー'´ノ   ゝ'、

さやかww

乙!

         /:::::::/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`丶、丶:::::::::::::::::::::rヘ:::::::::ヽ
          .::::::::::::::::::::/::::::::::::/:::::::::::::::::::::::::::::ヽ \::::::l::::::::| ト、::::::::::’,
      //::::/::::::::::::/::::::::::::/::::::::::::::::::::::::::::::::::l::::::\\|i::::::| | ’、::::::::..

        .′.'::::::::::::/:::::::::::〃:::::::i:::::::::::::::::::::::::::|::::::::::l\|i::::::| |\ ヽ:::::::::.___
     /  .::::::i:::::::::::/:::::::::::/i::::::::::ハ::::::::::::::::::::::::::|::::::::::l::::::|i::::::| |::::γヽ<彡――/〉
        l:::::::!:::::::孑七¬‐ト:::::::/ |::::::::::::::::f:::::::|::::::::::l::::::|i::::::| |:::/ゝく:::::::|  //
    |!  l:::::::l:::::::/ |:::::/'  |:::::/   !八::::::::::ハA、|::::::::::l::::::|i::::::| |/ ハヽ、::::! //
      |:::::::|:::::/ |::/ ―|:::/   |  ヽ::::::| |:::::|`丶、l::::::|i::::::| .// | ! ト、\//
     ゝ |:::::::l!::::{ ,xィう竿ミx       \! ヽ:ノ   jヽ、|i::::::|//:::::!|| |::\//
      |:::::::l!ヽ:!∨/:::::::::}_/`       x≦ミx、  ハ::::::メ::::::::::::::/|l:! |::::/`
      !:::::l! `  {爪;;ノ/         ´ ,う:::::ヾ、 |:::/::::::::::::::/::|!:| |::/
       ‘::::::l!   ゝ-‐‐'         ,々:::::::}:::》 |/:::::::::::::::/::::|::| |:′
       }:::::l!////             〈 `ーク:/  }::::::::::::::/::::::::::|」
       j:::八           ′       ``‐-彳  /:::::::::::/:::::::::::::′
      八:::::::\      、     //////:::::::::::イ:::::::::::::::!

       /:::::}:::::::::::|::...      ` 一         /:::::::::::::::!:::::::::::::::|      乙ほむ!
     /,r―{:::::::::::|7ー>、             イ:::::::::::::::::|::::::::::::::::|
    〃  ハ:::::::::l! /巛 }≧  _   -┐xfチ/::::::::::::::::::::!::::::::::::::::|
   /   ′ !:::::::::l/   ヽ\          _レ"゚/::::::::::::::::::::::/⌒ヽ、 :::|
 /    {  |::::::::::!   〉 ` _┬ - _ ̄-‐'"/::::::::::::::::::::::/     ゝ:!
/      ', r|::::::::::|‐―┴ 、  川 ̄ ___/::::::::::::::::::::::/       ̄ ̄`ヽ

たまには改編後の世界を…ってね
あの花じゃねーかって言われて気付いたけど、その通りだなwwww

いいSSだった
起きてたかいがあったよ

それからスレタイで「ラブやん」だと思ったやつ…お前は正しい
その他適当にラブやんネタ入れてるしね

さやか好きじゃなかったけどこのSSでちょっと好きになったかも

さやかちゃん最後までやらかしやがったw

面白かったよ
乙!

楽しかった
乙さやかあちゃん

面白かった乙
あの花やラブやんは内容知らないけど

おつおつ!ほむほむは怒っていい


こういうほのぼのした雰囲気のSS好きよ

乙ー
みんな可愛かった
さやかちゃんバ可愛い

起きててよかった

>>273
原作準拠で行くと、最後までほむらと会話できることになるのかw
少なくともさみしくはないだろうがほむらのストレスがやばそうw



さやかちゃん生き返ったの?

乙まど


ちょっぴり感動した

エントロピーを凌駕したわ

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom