キノ「性欲の国……いやな予感しかしないね」(155)

キノ「決してチンポなんかには負けはしない!」

「滞在期間は三日でよろしいですね?」

キノ「はい、それで大丈夫です。」

「そういえば旅人さんはこの国は初めてですか?」

キノ「ええ、この国自体最近知ったばかりなので。」

「そうですかー、ここはリピーターが多いんですよ。
 なんとなくわかるでしょ?」

キノ「……なんとなく。」

「旅人さんもきっとリピーターになりますよ。」

キノ「はぁ……」

エルメス「さっきの人、キノの事完全に男だと思ってたね。」

キノ「もう慣れた。」

エルメス「いや、そうじゃなくてさ。」

キノ「?」

エルメス「意外と普通の国って感じだね。」

キノ「うん……」

綺麗に舗装された地面の上をいくつかの馬車が走っている。
行きかう人々も皆小奇麗な格好をしている。
今までのキノの経験からいっても中々文明が進んだ国に見える。

キノ「性欲の国……いやな予感しかしないね」



          「性欲の国」

「こちらが202号室の鍵です。」

キノ「ありがとうございます。」

「日付が変わる頃に正面玄関が閉まりますのでお気をつけ下さい。」

キノ「はい、では行ってきます。行こう、エルメス。」

エルメス「街を探索するの?」

キノ「まずは腹ごしらえだ。」

キノ「さっきから似たような建物がいくつもあるけどなんなのかな。
    ホテルじゃないみたいだし。」

エルメス「この国の秘密とか?」

キノ「いくつもあるんだから秘密じゃないでしょ、目立ってるし。」

エルメス「そうかな?」

キノ「どこでご飯食べようかな……」

大通りにはいくつかのレストランがあったが、店前のメニュー名だけではよくわからない。
キノは迷ったあげく、門をくぐった時最初に見たレストランに入った。

~レストラン~

「いらっしゃいませ。おや、旅人さんですか?」

キノ「ええ。」

「この店を選ぶとはお目が高い!旅人さん、通ですね。」

キノ「?」

「やはりご注文はAコースですか?」

キノ「この国に来る人はよくAコースを頼まれるんですか?」

「ええ、ほとんどの方がAコースを頼まれますね。」

キノ「……じゃあそれで。」

「かしこまりました。」

注文が終わり、店内を見回すキノ。
壁にはシカの剥製や、熊の毛皮などが飾ってある。
意図はわからないが、店とはそういうものなのだろうか。

「お待たせしました。」

テーブルの上に置かれたお皿には、何かをソテーしたものが乗っていた。

キノ「これは……レバーですか?」

「はい、まずはそれをお楽しみください。」

キノ「いきなりレバーだなんて、本当にコース料理なんだろうか。」

恐る恐るそれを口に含む。

キノ「ん……おいしい。」

あっという間にたいらげてしまった。

キノ「結構食べられるもんだね。」

「お待たせしました。サラダとドリンクです。」

キノ「あ、どうも。」

「引き続きお楽しみ下さい。」

ウェイターがサラダと言って置いた皿の上には、ポテトのようなものが載っていた。

キノ「今サラダって順番おかしいでしょ。まあいいけど。」

小さなドリンクは後にして、とりあえずポテトらしき料理を食べてみた。

キノ「うん、ポテト……かな?おいしいけど、サラダってもっと瑞々しいものじゃないのかな。」

少し喉が渇いたキノは、一緒に運ばれてきたドリンクを口に含んだ。

キノ「うぇ……これまず……」

あまりものまずさに、キノはグラスにつがれていた水を一気に飲み干した。

キノ「ふぅ……」

その後も様々な料理が運ばれてきたが、色々な国を旅してきたキノが見た事の無い料理ばかりだった。

「ご満足いただけましたか?」

キノ「ええ、まぁ……」

「それはよかった!」

キノ「……途中で出たあの小さいドリンクって一体何なんですか?」

「?あれはスッポンの生き血ですよ。」

ウェイターは、スッポンの生き血を知らないの?という顔でキノを見た。

キノ「じゃあ、あのちょっとピンクっぽい料理は?」

「あれは豚の睾丸ですね。」

キノ「……そういう事ですか───」

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SS予定は無いのでしょうか?

エルメス「結構長かったね、おいしかった?」

キノ「それなりに。」

エルメス「なんか腑に落ちない顔してるね。」

キノ「まあね……」

キノは出た料理について話した。

エルメス「ふーん、そういえばここそういう国だったね。
       そういうのって高いんじゃないの?」

キノ「普通の料理よりちょっと高いくらいだったよ。」

エルメス「そんな値段で珍味が楽しめて良かったね。
       そういう所に財源使ってるのかな。」

キノ「知ってたら絶対頼んでなかったよ。」

エルメス「でもそういう料理食べたって事はさ、やっぱりえっちな気分になっちゃったりするの?」

キノ「そんな訳ないでしょ、生き血の味を思い出してちょっと気持ち悪い。」

エルメス「効くのは男の人だけなのかな。」

キノ「そうかもね。あ、弾薬とか買っておかないと。」

エルメス「キノにとっては普通の街って感じだね。」

キノ「ハァ・・・ハァ・・・エルメス・・・」

エルメス「ちょっと、裸で僕の上に乗るの止めてよ」

~ホテル~

エルメス「まだ日付変わるまで数時間あるよ?
      弾薬と日用品買っただけじゃない。」

キノ「今日はなんか疲れたから寝る。」

エルメス「勝手だなぁ。」

「おかえりなさいませ。お早いお帰りですね。」

キノ「はい、今日はもう寝るので外には出ないと思います。」

「そうですか、おやすみなさい。」

ふらふらとおぼつかない足取りで二階の部屋へ向かうキノ。
扉を開け、荷物を床に置くやベッドに倒れこんだ。

>>44

>>扉を開け、荷物を床に置くやベッドに倒れこんだ。
 扉を開け、荷物を床に置くやいなやベッドに倒れこんだ。

キノ「……なんか熱い。」

キノはカバンの中からタオルと水筒を取り出しタオルを水で湿らせ、額に当てた。

キノ「はぁ……気持ちいい。」

しばらくそうしていると大分マシになったのか、ベッドから上体を起こした。

キノ「もしかしてあの料理のせい……?
    ……そんな訳ないか、ただの風邪だ。」

キノは電気を消し、ベッドにもぐりこんだ。

キノ「駄目だ……熱すぎる。」

キノはベッドの中でもぞもぞと服を脱ぎ出した。

キノ「なんか……服を脱ぐのも……一苦労。」

脱いでは脱いではベッドの下に乱暴に放り出し、ついに着ているものは下着だけとなった。

キノ「まだ……熱い。」

キノは、服を脱ぎ下着姿になった事で、その熱が下腹部から来ている事を知った。

キノ「本当に効果があるんだ……。」

キノは真っ赤な顔で呟いた。

キノ「…………。」

このままじゃ眠れない、じゃあ方法は一つしかない……
キノはそう考えたが、結果的にはただ自分の性欲に身を委ねただけの答えであった。

キノの手が下腹部へと伸びた──

全裸で支援

くちゅっ……

キノ「ん……」

ベッドの中の小さな空間に淫靡な音が響いた。

キノ(うわ……濡れすぎ)

見なくても指先の感触だけでわかるほど蜜が溢れていた。
少し触れれば溢れるほどに。
それでも指が止まらなかった。

キノ「はぁ…………んっ」

くちゅくちゅと陰部を触るたびに全身が震える。
経験があまり無いのか、まったく無いのか。
快感の大きさに耐えられないらしく、少し触っては止めてを繰り返していた。

レイプは反対だが。まあ作者が書きたいように書いてくれればいいよ

キノ(あの料理のせいで……こんな……。)

あの料理を食べたからこうなったんだ、と思わないと自分を納得させられない。
こんなのは自分じゃないとわかっていても、体の火照りが止まらない。

キノ「ボクのせいじゃない……ハァ……ボクの意思じゃない……ハァ……」

うわ言の様に言い訳を繰り返しながら指を動かすキノ。
目を強く瞑り、今までよりも速く指を動かしている。

キノ「…………あ」

キノの体がビクンッと大きく跳ねた。

キノ「ハァ……ハァ……」

俺(このSSのせいで……こんな……)シコシコ…

キノ「今のが……。」

初めて絶頂に達したキノは少し冷静さを取り戻した。

キノ「うわ……シーツが。これじゃお漏らししたと思われそう。
    下着も……とりあえずシャワー浴びよう。」

キノはやけに綺麗に整備されたシャワーで汗を流した。

キノ(あの料理、ちょっとした麻薬くらいの効果がありそう……
    まだ体熱いし……。)

イイゾォ・・・

キノはさっきの自慰で濡れそぼってしまった陰部にシャワーを当てた。

キノ「んっ……!」

思わず声が漏れた。

キノ「これじゃ……洗えない……っ」

キノはシャワーヘッドを持ったまま座り込んだ。

キノ(そういえばここなら汚れないんだ……)

汚れないから大丈夫という理由で、シャワールームでまた自慰を始めた。
最初はあんな料理を食べさせられたからという理由だったのに、
ずいぶんとハードルが低くなってしまった。

キノ「ぁ……くっ……」

体育座りで陰部をこするキノ。
シャワーのせいでどれだけ濡れているかわからないのがキノの後ろめたさを和らげた。

対象スレ:キノ「性欲の国……いやな予感しかしないね」
キーワード:ぬ?
検索方法:マルチワード(OR)

抽出レス数:0

どうしたんだよおまえら・・・

コンコン。

キノ「……え?」

このホテルの従業員だろうか、誰かが202号室をノックした。
そういえばこの部屋に入ってすぐにベッドに倒れこんだ為、鍵を閉めていなかった。

コンコン。

体を硬直させるキノ。
パースエイダーも弾薬も全てベッドの脇のカバンの中だ。

きたか…!!(AA略

ノックしたやつのなまえは 俺 にしたほうがいいとおも

ふぅ

数十秒息を殺して待つキノ。
どうやらノックをした人物は去ったようだ。

キノ「いくら性欲の国とはいえ、それはないか。
    ボクなんか襲ってもしょうがないしね。」

キノは服を着て、鍵を閉めた。

キノ(もし誰かが入ってきてたら…………いや)

キノは部屋の電気を消してもう一つのベッドに倒れこんだ。

キノ「何を期待しているんだボクは……」

まだ体の火照りは続いていたが、無理やり眠りについた……






                           ~To be continued~

二日目編はまた近いうちに立てます。

後は最近無いキノ雑談スレにでもしてください。

俺「キノたん!キノたん!」

ぱんっ

キノ「あ、暴発しちゃった」

俺「キノたんの...弾...フヒ...」

end

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