京子「結衣のウチで風邪ひいたw」(156)

結衣宅

結衣「京子、いい加減起きろよ!学校遅刻するぞ!!」

京子「う~体がダルい~~」

結衣「お前、いっつもそう言うよな…」

京子「熱あるかも~~」

結衣「えぇ!?」

結衣「…どれ」スッ

京子「…」

結衣「うん、ちょっと熱いかも…」

結衣「今、体温計持ってくるから!」タッタッタ

バタン

京子「…」

京子「」ニヤリ

おお

ピピピ

結衣「…本当に熱あるね」

京子「でしょ~~?」

結衣「…さて、京子をどうするか」

結衣「私はもう、学校行かないとだし…」

結衣「京子のウチの人に引き取ってもらうしか…」

京子「!!」

京子「いいよ、いいよ!」

京子「私は結衣んちで大人しく寝てるからさ!」

結衣「…京子がそう言うのなら」

京子「結衣~~」パァー

結衣「じゃあ、学校には連絡しておくから!」

結衣「ちゃんと安静にしてろよな!!」

京子「おう♪」ニコ


バタン

京子「…」

京子「くふ…くふふ……」

京子「結衣の奴、簡単に騙されてやんの!」

京子「私は寝起きに体温がすげー上がるのさ!!」

京子「…さてと」スク

京子「ではでは、さっそく…」

京子「結衣のウチの中を探索するとしますか!」キュピィィン

京子「やっほ~~!」タッタッタ

京子「まずは、下着探しリベンジ!」ガラ
ガラ

京子「おっ!パンツ発見!!」ガラ

京子「…う~む」マジマジ

京子「おや?」

京子「こ、こ……これってぇ!」

京子「黒パンツ!?」

京子「すっげ~!結衣の奴、こんなエロいの持ってんだぁ~!!」

京子「これは大収穫だ!」

京子「次、エロ本!エロ本探すぞ!!」タッタッタ

百合って次点で病気だろ

1時間後

京子「はぁ…はぁ……」

京子「無い…棚には普通の雑誌ばかりだし……」

京子「そこら辺の箱や、隙間なんかにも無かったよ…」

京子「結衣の奴、絶対ムッツリスケベだと思ったのに!」

京子「…あっ」

京子「そうだ、結衣ってパソコン持ってたよな…」

京子「もしかして、エロい物は全部電子化してあんのか?」

京子「…おっ」

京子「あった!あった!あれだ!!」

京子「よ~し、では……」

京子「スイッチ、オン!!」ポチ

京子「…何だ、こりゃ!?」

京子「ほとんど初期状態じゃん!!」

京子「結衣の奴、とりあえず買っておきましたってやつかよ…」

京子「インターネットは繋がんのかな?」カチカチ

京子「繋がった…お気に入りも一応入ってる」

京子「無難な物ばかりだけど…」

京子「ちぇ~つまんねぇ~~の!!」バタン

京子「…」

京子「…暇だし、2ちゃんにスレでも立てるかな」ムク


            _  
        ,⌒8´  `8⌒ヽ
       (  /_ノLL/L) ソ )   
        )レ从ル゚ヮ゚ノルlノ    ∧_∧
          / 承 二二二フ (>>16
         | |:::::::::|      ゝ ,,,, ( 
         | |:::::::::|     /⌒ .!:|   )
    .     ||:::::::::::|     | / !:| `/
       ==し| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄/ /  ! ̄ ̄ ̄|
           .| wwwwwww/ ,|  、!wwwww|
          | ノ ノ   彡/   _ノ, )‘∴
          .| .| (   / _./l  /‘∴‘・,‘ ・,‘
          / |\.\ (  ヽ  \ \∴‘・,‘ 
          し'   ̄  \ `   ノ )∴‘・,‘

京子「スレタイは…そうだな」

京子「『今、友達(女)の家に1人なんだけど質問ある?』っと」カチカチ

京子「…」

京子「…おぉ、食いつきがいいな!」

京子「…家族?」

京子「友達は1人暮らしで今、学校っと」カチカチ

京子「スペックkwsk…?」

京子「…」

京子「黒髪、美乳、中2、黒パンツっと!」カチカチ

ネラー『中2で1人暮らしな訳無いだろ…釣り乙』

ネラー『はい、解散解散』

京子「えっ?あれ?」

京子「…一気にレスが無くなっちゃった」

京子「何だよ~!私は嘘ついてないぞ~!!」

京子「…おや、3人位残ってる」

名青『中2で1人暮らしすげー!』

名緑『ウチの学校にも、そんな奴いたわ』

名赤『黒パンツうp!』

京子「この3人は私を信用してくれるんだ…」ジーン

京子「よし、結衣の黒パンツをうpしてやろう!」

結衣「おいコラ」

京子「ID書いた紙を一緒に撮って…っと」

京子「投下完了!」

名青『うぉぉぉぉぉ!黒パンキター!!』

名緑『最近の中2はすげーな!!』

名赤『はい、釣り釣り……えっ?』

京子「喜んでくれたみたいだ…」

京子「そんじゃ、ダラダラと質問に答えて行こうか!」

ーーーーー

京子「流石にネタが尽きたな…」

京子「よし、そろそろ釣り宣言して落としますか!」


ガチャ


京子「…えっ?」

結衣「京子、帰ったよ!」

京子(えっ…ゆ、結衣!?)

京子(何で…まだ、お昼じゃん!!)

結衣「あれ、京子?寝てるの?」タッタッタ

京子(ヤバい、ヤバいよ!)

京子(もう、電源を落とす時間が無い!!)

京子(いいや、コンセント抜いちゃえ!!)

ブツ

結衣「京子?」ガチャ

京子「…」シーン

結衣「何…してんの?」

京子「いや…床がヒンヤリして気持ち良くてさ……」

結衣「はぁ…いいから、布団に戻れよな……」

京子「ほいさ!」スク

結衣「ほら、ラムレーズン買って来たよ…」

京子「おぉー!!結衣、ありがとう!愛してる!!」ダキ

結衣「おいコラ!病人なんだから大人しくしてろよな!!」

京子「…あっ、そうでした」パッ

京子「…」

京子「結衣…」

結衣「…何?」

京子「学校…早退して来たんだよねぇ……?」

結衣「うん」

京子「…何で?」

結衣「一応、お前の事が心配だったからさ…」

京子「結衣~~」パァー

結衣「」ソッ

京子「!!」ビクン

京子「ゆ、結衣!?」

結衣「…熱はもう引いたみたいだな」

京子「うん、だから私はもう…」

結衣「いや、風邪をぶり返したらいけないしさ」

結衣「ここで、ゆっくり寝ていけよ…」

京子「結衣…」

結衣「それじゃ、これから温かいうどん作るから…」

結衣「ラムレーズンはその後な!」

京子「うん!!」ニコ

ちょっと怖い人居るんで寝ます

京子「」

結衣「京子…寝たみたいだね……」

結衣「普段は騒がしいのに、こうしてると可愛いんだよな」

結衣「京子…」ナデナデ

結衣「……ハッ!!」

結衣「何をやっているんだ、私は!?」

結衣「食器、片付けないと!!」スク

ーーーーー

結衣「…」

結衣「…あれ?」

結衣「何で、パソコンのコンセントが抜けてるんだろう?」

結衣「私、前に抜いたかな…?」トス

ブン

結衣「うわっ!パソコンが勝手についた!?」

結衣「よく見たら電源が入れっぱなしだ…」

結衣「…」

結衣「…京子か?」

結衣「あっ、画面に何か出て来た…」

結衣「前回のデータが残っています、復旧しますか?…か」

結衣「はい」カチ

結衣「人のパソコンで、一体何してんだよ…」

結衣「…」

結衣「!!」

結衣「えっ……これ!?」

京子「」

京子「!」パチッ

京子「あれ…私、寝てたのか……?」

京子「そうだ…結衣にうどん作って貰って……」

京子「ラムレーズン食べて…お腹いっぱいになって……」

京子「ちょっと結衣が頭を撫でてくれたのも覚えてる///」

京子「…結衣にお礼言わなくちゃ」スク

ガチャ

京子「結衣~~!」

結衣「…京子、起きたのか」

京子「結衣、今日は本っ当にありがとう!!」

京子「…私、結衣の事ますます好きになっちゃったよ///」モジモジ

結衣「…」

結衣「…そう」

京子「結衣…?」

結衣「京子、ちょっとこっち来て…」テトテト

京子「?」テトテト

結衣「これ…」

京子「!!」

京子(パソコン!?画面がついてる!!)

京子「結衣、まさか…」

結衣「京子…」

結衣「お前、何やってんの?」

京子「」

京子「ひ、暇潰し…?」

結衣「…京子、お前なんで学校休んだんだっけ?」

京子「か、風邪で…」

結衣「ここに仮病って書いてあるんだけど…」

京子「…」

結衣「わざわざ作った暇で、した暇潰しがこれか…」

結衣「これやる為に学校休んだの?」

京子「ち、違うんだよ!結衣!!」

京子「それは本当に暇潰しで、本当は…」

結衣「本当は?」

京子「……あぅ」

結衣「とりあえず、元気なんだったら出ていけよ…」

京子「結…」

結衣「出ていけ!!」バン

京子「…はい」

京子「はぁ…」トボトボ

京子(ほんの軽い気持ちで始めた事が…)

京子(こんな大事になってしまうなんて)

京子「…」トボトボ

京子(いつもの私なら、真っ先に土下座でも何でもするんだろうけど…)

京子(結衣にときめいていただけに、ショックで頭が真っ白になっちゃったよ)

京子「…」トボトボ

京子「こんな顔、お母さんに見せられないよな…」

京子「公園に寄って、気持ちを静めるか…」

公園

京子「…」

京子「…どうやって、結衣と仲直りしようか」

京子「…」

京子「…ちょっと、2ちゃんで聞いてみようかな?」パチン

京子「解決はしなくても、気を紛らわせるくらいにはなるハズ…」

京子「…」

京子「…あれ?」

京子「朝に立てた、あのスレが残ってる!!」

京子「うわっ、あの3人がしつこく保守してるよ~」

京子「お前ら、どんだけ暇なんだよ!!」

京子「一応、この3人に聞いてみようか…」

京子「携帯からですが、>>1です!只今戻りましたよっと」カチカチ

名青『キター!保守したかいがあったわ』

名緑『お前、ずっとsageだったろ』

名赤『おかえりんこ』

京子「そんで、その友達にバレて閉め出されました…」

京子「私はどうすれば、いいでしょうかっと」

名青『安価?』

名緑『安価クルー?』

名赤『安価なら黒パンツ被って、フライング土下座』

京子「…ネラーに期待した私が馬鹿だった」

京子「…あれ?」

京子「3馬鹿とは別の人が来てる…」

>>1『おい、K!お前、懲りずにまだこんな事してんのかよ!』

京子「!!」

京子「ゆ、結衣!?」

名青『あれ、>>1分裂してね?』

名緑『え…どゆこと?』

名赤『本物光臨で、携帯の奴はなりすまし確定』

京子「え、えっと……えっと!」カチカチ

京子『Y、ごめん!でも、今度は真剣に相談しようとしただけなんだよ!!』

名赤『ん?KY?』

名緑『もしかして、この>>1黒パンツじゃね?』

名赤『黒パンツキター!!』

結衣『こんな奴らに相談って…お前がおかしくなったのにも納得だよ!』

京子「くぅぅ…私だって、期待なんてしてなかったんだよ!」

京子『Y!もうこんな事、もう二度としないから!許して!!』

名青『おもしれぇwww』

名緑『どうなる?どうなる?』

名赤『Kのスペックkwsk!』

京子「こいつら、ちょっと黙れよ!」

結衣『金髪、貧乳、中2、くらげパンツ』

京子「ゆ、結衣!?」

名青『うぉぉぉぉぉ!!』

名緑『Kのスペックも高けぇー!!』

名赤『くらげパンツうp!』

京子「結衣の奴…まさかの仕返しかよ!?」

結衣『あと、泣き虫』

京子「それは、昔の事だろ!!」

京子「ちぃ…」カチカチ

京子『Yだって、寂しがり屋じゃんか!!』

結衣『そんな事ない』

京子『私が泊まってやらないと、心細い癖に!』

結衣『お前が泊めろ泊めろ、うるさいから仕方なく泊めてるんだよ!!』

京子「う~~」カチカチ

京子『Yの馬鹿ーーっ!!』

結衣『馬鹿はお前の方だろ、K』

名青『何だろう、この気持ち…』

名緑『あれだろ?ツンデレ対ツンデレ』

名赤『女同士って事は百合…か?』

京子『ちげーし!!』

結衣『違う!!』

名青『うはwコンマ2秒差www』

名緑『何これ、自演?』

何赤『結婚おめ』

京子「///」ボッ

京子「も、もういいよ!!」パチン

京子「はぁ…はぁ……」

京子「…」

京子「結局、喧嘩になっちゃったな…」

京子「…」

京子「結衣…」

京子「うぅ…」ブルル

京子「書き込みに夢中で気付かなかったけど…」

京子「雪、降ってんじゃん!!」

京子「さ、寒みぃ~」ブルル

京子「も…もう、家に帰らないと…」スク

京子「!!」クラ

京子「…えっ」

バタン

京子「はぁ…はぁ……」

京子(体が熱い…頭がクラクラする……)

京子(これ…マジで風邪ひいたかも……)

京子(助けて…結衣……)

京子「…」

京子「」

京子「ん…」パチ

京子「私、生きてる!?」ガバ

京子「うっ…」クラ

結衣「おい!風邪ひいてるんだから、激しく動くなよ!!」

京子「ゆ、結衣!?」

京子「ここ、結衣んちじゃん!!」

京子「…」

京子「あっそうか…これは走馬灯なんだ……」

京子「昼間の、まだ結衣と仲が良かった頃の記憶…」

京子「夢の中なら言えそう…」

京子「結衣…」

結衣「…」

結衣「…何?」

京子「私、結衣の事……大好き!!」

結衣「…」

結衣「あっそ…」

京子「ちょ、えぇ!?」ガーン

結衣「…それだけ?」

京子「もう~夢の中でくらい、私の気持ちに応えてよぉ~!!」

結衣「…」

結衣「残念だけど…」

結衣「これ、現実だから」

京子「へっ?」

結衣「ほら、これ見て…」サッ

京子「わぁ~可愛い雪だるま……って、事は!!」シャッ

京子「…雪、降ってる」

京子「じゃあ!!」バッ

結衣「京子…お前、少し痩せろよな……」

京子「結衣…」ジワ

結衣「…」

結衣「…また、温かいうどん作ってやるよ」スク

京子「ちぇ~また、うどんかよ~~?」

結衣「一度、仮病を使った京子が悪い…」

京子「……あぅ」

結衣「ぷふっ」

京子「えっ!?」

結衣「!!」

結衣「な、何でも無い!京子は安静にしてろよな!!」タッタッタ

京子「へいへ~い」


バタン

京子「…」

京子「暇だなぁ…」

京子「また2ちゃんでも覗いてみるか…」パチン

京子「…」

結衣『K?』

結衣『もう、居ないの?』

結衣『雪降ってるけど、外に居ないよな!?』

結衣『家に帰ってないって…電話に出ろよ、K!!』

結衣『どこに居るんだよ、K!!K!!』

京子「…ゆ」

京子「結衣の……」ジワ

京子「結衣の馬鹿ぁ……」ポロポロ

ガチャ

京子「結~衣~~!!」ダキ

結衣「うわぁ!?うどんが、うどんがこぼれる!!」

京子「結衣!好き!大好き!!」

結衣「わ、分かった!分かったから離れろって!!」

京子「結衣~~!!」

結衣「くっ……」

結衣「京子!!」

京子「!!」ビクン

結衣「…」

結衣「…私も」

結衣「私も、京子の事……好きだよ」

京子「結衣…」

結衣「だからさ…早く風邪、直してさ……」

結衣「2人で学校、行こうな!」

京子「…」

京子「…おう♪」ニコ



お わ り !

え、そうなの?
でも、最後まで叩かれ続けながら作品を書いたところで
誰も楽しめないんじゃないかと。

>>144
黒歴史書いた時、死ぬほど叩かれたけど完走したよ…

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