まどか「マミさんがマダツボミさんになって復活した」(189)

バリバリモグモグ

さやか「そんな、マミさんが……」

QB「二人とも、今すぐ僕と契約を!」

ほむら「その必要はないわ」

まどか「ほむらちゃん!」

「そうよ、そいつは私が倒すの」

まどか「この声は!マミさ――」


マダツボミ「私はまだ戦えるわ!」クネクネ


一同「…………え?」

マダツボミ「暁美さんは下がってて、こいつの相手は私よ」クネクネ

ほむら「え、いや、あの…それは一体……」

シャルロッテ「グモーーン」

マダツボミ「任せて!」クネクネ

ババババババ

まどか「マスケット銃がいっぱい!じゃあ、やっぱりあれはマミさん…?」

マダツボミ「はぁ!!」クネクネ

ポポポポポポポポポポポポポポポ

さやか「……なんかしょぼくなってない?」

QB「球が種みたいだね」

まどか「……『タネマシンガン』」ボソッ

ほむら「まどか!?」

シャルロッテ「グワー」

さやか「地味に効いてるっぽい!」

マダツボミ「拘束してしまえばこっちのものよ!」クネクネ

シュルシュル

ほむら「リボン!……じゃない…!?」

さやか「植物のつるっぽいね」

まどか「……『つるのむち』」ボソッ

マダツボミ「1ターン溜めて……」クネクネ

さやか「ティロ・フィナーレだ!でもなんか為が遅い」

マダツボミ「ティロ・フィナーレ!」クネクネ

ボシュゥーン

ドギャーン

まどか「……『ソーラービーム』」ボソッ

マダツボミ「これで一件落着ね」クネクネ

ほむら「いやいやいやいや、なんにも解決してないわよ」

マダツボミ「悪いけど、グリーフシードは貰っていいかしら?」クネクネ

ほむら「だからそういう問題じゃないでしょう!」

マダツボミ「何よ、私がどうかしたの?そういえば、なんだかみんな身長が伸びたわね」クネクネ

さやか「マミさんが縮んでるんですよ!ほら手鏡見て下さい!」サッ

マダツボミ「……あれ?」

さやか「髪の毛と目と鼻以外のパーツが全部マダツボミになってるんですけど!!」

QB「わけが分からないよ」

マダツボミ「嘘…だって、私はただ魔女と戦っていただけで……」クネッ

QB「覚えてないのかいマミ?君は魔女との戦闘中に一度食べられてしまったじゃないか」

マダツボミ「そうだったかしら?……なんだかずっと昔からこんな姿だったように思えてるんだけど」クネクネ

ほむら「あなたどうかしてるわ」

まどか「マミさん、一体どうしてそんなことに……」

マダツボミ「自分ではあんまり違和感ないんだけど…そんなに変かしら?」クネクネ

ほむら「変よ」

さやか「変です」

QB「変だね」

まどか「……ありだと思います」

ほむら「まどか!?」

まどか「え、だって可愛くない?ほっそりとした体にシンプルな葉っぱの手と根っこの足」

まどか「締りのないお口が逆にキュート…って感じで」

さやか「あー、まどか昔から好きだったもんね」

ほむら「いや、だからって……」

マダツボミ「とにかく、私はこれからも魔法少女として戦っていくわよ」クネクネ

QB「そ、それは……有難いね、うん、有難いよ」

ほむら「……頭が痛いから今日は帰るわ」

まどか「ほむらちゃん、病院ならここだよ?」

ほむら「そういう問題じゃないわ」

わけがわからないよw

マミん家改めマダツボミん家

マダツボミ「今日は怖い目にあわせてごめんなさいね」クネクネ

さやか「いやあ、正直今もちょっと怖いですけど……」

まどか「体は何ともないんですか?」

マダツボミ「別に平気よ?そういえば手足が少し短くなったようで少し不便ね」クネッ

さやか「それだけじゃないと思いますけど」

マダツボミ「今お茶淹れるわね」クネクネ

さやか「!ど、どうやって淹れるんだろう……」ゴクリ

マダツボミ「つっぼつぼつっぼつぼ、つぼっつぼ、ゆーれていーるー」クネクネ

さやか「一休さんのテーマで歌ってる…!」

まどか「器用に葉っぱとつるを使ってお茶を淹れてるね」ドキドキ

マダツボミ「おまたせ」フラッ

さやか「危なっ!マミさんふらついてますよ?」

マダツボミ「そうかしら?元からこんな感じだったわよ?」クネッ

まどか「……あの、聞きたいことがあるんですけど、いいですか?」

マダツボミ「何かしら?魔法少女のことはもういろいろといってきたつもりけど」

さやか(いいぞまどか、ズバット聞くんだ!)

まどか「他の技は使えないんですか!?例えばエナジーボールとか!?」

さやか「アイトァー」

まどかなにドキドキしてるんだよw

マダツボミ「んー、色々使えてたと思うんだけど……こんなところで披露するのも変じゃない?」クネクネ

まどか「でも、ちょっと気になりますし」

マダツボミ「鹿目さんはまだ魔法少女になりたいって考えてる?」クネッ

まどか「うぇ!?いやあえっと……正直、今日のマミさんがやられたところ見ちゃったから、ほんとはすごく怖いです」

マダツボミ「……そうね、やっぱり悪いことしちゃったわね」クネッ

まどか「でも、あの、これからもマミさんの戦いについていってもいいですか?いつか、一緒に戦えたらなって……」

マダツボミ「ふふっ、勿論いいわよ。今度こそあなたを守って見せるわ!」クネクネ

さやか「……どうしよう、魔法少女になるの考えなおそうかな……」

ほむらん家

ほむら「……駄目ね、考えても資料を探ってもさっぱり分からないわ」

ほむら「なんなのよ巴マミは一体……こういうときは地味に常識人のあの子に相談するのが一番よね」

ほむら「まどかは少し感化されてるみたいだったし、このままだとさやかも流されるかもしれないし……」


数日後、病院

恭介「もう動かないって言われたんだ……僕の腕は、もう二度と」

恭介「奇跡か、魔法でもない限り……」

さやか「あるよ!……奇跡も、魔法も、あるんだよ」

さやか「とは言っても、やっぱり怖いよなあ……」

マダツボミ「あら、美樹さんどうしたの?」クネクネ

さやか「うわっ!…ってなんだびっくりしたー、マミさんか」

マダツボミ「失礼しちゃうわね、人を見てそんなにびっくりしなくてもいいじゃない」クネッ

さやか(うーん、マミさんなら真剣に話を聞いてくれるかな…?なりはこんなだけど)

さやか「実はですね――」


マダツボミ「なるほどね……きせきならあるわよ」

さやか「?そりゃまあ、マミさんだってそんな姿になってますし」

マダツボミ「違うのよ…いいわ、今から渡しに行きましょう」

さやか「今からですか?」

あの人だなw

マダツボミ「お邪魔するわね」クネッ

恭介「…………僕はついに現実と妄想の区別まで着かなくなってしまったのか」

さやか「落ち着いて恭介、この人はマミさん」

恭介「人?」

さやか「恭介のためにある物を持ってきてくれたそうなの」

マダツボミ「これよ」クネクネ

恭介「それは…?」

マダツボミ「進化の輝石よ」クネッ

さやか「それは…一体何なんですか?」

マダツボミ「これを持つと防御と特防が1.5倍になるのよ」クネッ

恭介「……それで、僕はどうすれば?」

マダツボミ「いいからこれを持って」スッ

恭介「!こ…これは!!」

恭介「凄い!体が突然丈夫になったみたいだ!」

さやか「え、マジ?」

マダツボミ「ふふっ、よかったわね」クネクネ

恭介「これなら僕の手も!……あれ」

さやか「……え?」

クネクネしすぎだろw
これがマミさんならエロ可愛いんだろうけどマダツボミさんだもんなあw

マダツボミ「まあ、私は少し柔らかくなっちゃうんだけど、少しくらいなら変わらないからそれはあげるわ」クネクネ

恭介「いや、だから、僕の手を治しに来てくれたんじゃ…?」

マダツボミ「……そんなこと言ったかしら?」

さやか「QB!あたし契約するわ!!!」

マダツボミ「待って美樹さん、落ち着いて話をしましょう?私は一言も治してあげるなんて言ってないわ」クネクネ

さやか「あ、確かに!ってそんなの関係ないですよ!!とんだぬか喜びじゃないですか!!」

マダツボミ「傷を治したいならそう言ってくれればいいのに」クネ~

さやか「はぁ、はぁ……もう騙されません」

マダツボミ「良いから話を聞いて」クネクネ

マダツボミ「要するに能力が変化してるから、それを治せばいいのよね?」クネクネ

さやか「能力が?まあ確かに……怪我を能力変化に入れていいのかは不明ですけど」

マダツボミ「でも、この技は少し危ないわよ……上条君だったかしら?あなたに多少傷を受けてでも治したい覚悟はある?」クネッ

恭介「話がさっぱり飲み込めていませんが、覚悟はありますよ」

マダツボミ「そう……なら、美樹さんはちょっと離れててね?」クネッ

マダツボミ「スゥー……はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」

モワモワ~~~

さやか「なんじゃこりゃ!?透明なガス!?」

恭介「グハァッ!!!」ゲフゥ

さやか「恭介!?なんで血反吐吐いてぶっ倒れてんの!?」

マダツボミ「言ったでしょう、覚悟が必要だって……」クネクネ

マミ「魔女相手に使う技だから人に使うと危ないんだけど、幸いココが病院でよかったわ」クネクネ

まどか「あれは『クリアスモッグ』!」

さやか「まどか!?あんたなに音もなく忍び寄ってきてんのよ怖いわ!!」

まどか「あの技はね、相手にダメージを与えつつ、能力の変化を正常値に戻す技なんだよ」

さやか「何冷静に解説してんの?」

マダツボミ「とりあえず換気しておきましょうか……さあ、急いで美樹さん!このままだと普通に上条君は死んでしまうわよ?」

さやか「何さらっと怖いこと言ってるんですか……」

まどか「それから、上条君の手は治ってて無事だったらしいです」

まどか「あ、でも『クリアスモッグ』吸い過ぎたせいで、バイオリンの能力も正常値に戻っちゃたみたいなんですけどね」

マダツボミ「そう、それはよかったわね」クネ~

さやか「……あたし、今感謝するべきか怒るべきかすごく複雑な気持ちです」ドヨーン


廃工場にて

仁美「さあ、『溶解液』の完成ですわ」

まどか「やめて仁美ちゃん!こんなものこーだ!」ガシャーン

仁美「待ちやがれですの~」

まどか「どうしようどうしよう……ってここは魔女の結界?」

まどか「やば…私死んじゃうかも……」

マダツボミ「はあ!!」ズバァズバァ

まどか「あれは『はっぱカッター』!!マミさん来てくれたんですね!」

ほむら「私もいるわよ」スッ

ドカーン

まどか「ほむらちゃんも…ありがとう」

マダツボミ「これでどう!?!?」

ズバーーン シュルシュル

まどか「出た!『パワーウィップ』で『たたきつける』からの拘束!そして!!」

マダツボミ「1ターン溜めてからの…ティロ・フィナーレ!!!」

ボシューン

まどか「『ソーラービーム』!」

マダツボミ「鹿目さん大丈夫だった?」クネッ

まどか「はい、おかげさまでなんとか」

ほむら「ごめんなさいまどか、少し用事があったから遅れてしまったわ」

まどか「用事?」

ほむら「ちょっと隣町にね…明日にでも来てくれるそうよ」

マダツボミ「佐倉さんね……また一緒に戦えるようで嬉しいわ」クネクネ

ほむら(杏子が来たら言った方がいいかしら……ワルプルギスの夜と、魔法少女の真実について)

翌日

まどか「やっぱりマミさんは使い魔でも退治するんですね」

マダツボミ「勿論よ。こうして努力値をきっちり稼いでおかないと大変なことになるんだから」クネクネ

杏子「ちょっとちょっと何やってんのさ」

マダツボミ「佐倉さん……久しぶりね」クネクネ

杏子「うおっ、びっくりした!!なんだお前、使い魔か何かか!?」

マダツボミ「酷いわ佐倉さん、もう私のこと忘れちゃったの?」クネ~

杏子「その声と髪……まさか…マミ、なのか?」

マダツボミ「当たり前でしょう?」クネクネ

杏子「おかしいな、あたしいつの間に幻影魔法取り戻したんだろう」

杏子「ホントにマジにマミなのか?バイーンなあの巴マミはどこに行ったんだよ」

マダツボミ「もうっ、からかわないでよ!」プンスカ

杏子「なんでそんなことになっちまったんだよ……」

マダツボミ「えっと、魔女に食べられたと思ったらいつの間にか」

杏子「どういうことだおい」

まどか「あの、初めまして。私鹿目まどかです」

杏子「ん?なんで一般人がこんなところに……魔法少女候補か何かか?」

まどか「トレーナーです」

マダツボミ「鹿目さん!?」

          ∧,,,∧   >'´ ⌒´`i<!
         γ'   `ヽ. (ノリ从从从ゝ 
        ν*(ノノ`ヽ) リ^ ヮ^ *ノリリ
        ξゝ; ヮ;ノξ⊂ U )

         c(,_uuノ .  (__(_つ 

まどか「もう、冗談ですよ冗談」

マダツボミ「そうよね、鹿目さんがそんなこと言うはずないものね」クネクネ

杏子「ったく、そんな姿になっても相変わらず使い魔退治やってんのかよ」

マダツボミ「いいじゃない、努力すればしただけ強くなれるのよ」クネッ

まどか「まあまあ、二人ともその辺で」ドードー

杏子「フン…佐倉杏子だ、よろしくな」

杏子「食うかい?」スッ

まどか「ありがとうございます」ポリポリ

マダツボミ「頂くわ」ポリポリ

ゴックン

杏子「ちょっと待て、飲み込んだやつどこ行った?」

杏子「マミ、お前ちゃんと飯食えてるの?」

マダツボミ「ご飯?最近は光合成と水だけでもいけるようになったんだけど、やっぱり自分で作ったご飯を食べるのがおいしいから好きなの」クネクネ

杏子「ふーん……で、その飯はいずこに?」

マダツボミ「これおいしいわね…新作かしら?」

まどか「みたいですね」ポリポリ

杏子「スルーかよ」

ほむら「みんないるみたいね」スッ

杏子「うぉい!後ろから急に現れんなよ…心臓に悪いだろ」

ほむら「さて、魔法少女が三人とキーパーソンであるまどかが集まったところで大事な話があるの」

     /i´Y´`ヽ
    .ハ7'´ ̄`ヽ.
    .l ,イl//`ヘヘ ザッザッ

     リノリ ゚ ヮ゚ノリ .__
     / つ=O===|__)ミ.・
     し―‐J       ミ∵>>1
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄l;:;::;:;;;::::;::::;:;::;;;∩::::;;::::::| ̄ ̄ ̄

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                 , -─-、
                ,マミ-─-'、
               ν*(ノノ`ヽ)

     /''⌒\       ξゝ*゚ヮ゚ノξ
    ,,.'--==""フ     _    |
   l ,イl//`ヘヘ!     \`ヽ、|

   リノ(! ゚ ヮ゚ノリ       \, V

   ノ /)i杏i|、          `L,,_
  (( Uく__ハj_)           |ヽ、)
      し'ノ           .|
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄l;:;::;:;;;::::;::::;:/;::;:::;:::;:::;;::::::| ̄ ̄ ̄

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ほむら「というわけで、もうすぐワルプルギスの夜が来て大変なの」

マダツボミ「それはまずいわね……それまでにレベルをあげておかないと」クネッ

まどか「あの、そんなに強い魔女なら、私も魔法少女になって一緒に戦うよ」

ほむら「それには及ばないわ。話はまだあるのよ」

実は魔法少女の正体は――

な、なんだってーー!?

杏子「それじゃあ、あたしらゾンビにされたようなもんじゃねーか!」

まどか「酷いよそんなの…あんまりだよ……」

ほむら「でも、自分をしっかり保ってほしいの……あなたたちなら――」

シュルシュル

ほむら「!マミ、あなた!」

マミマミ

杏子「くそっ、やめろマミ!どうしたってんだよ!」ズバズバ

マダツボミ「ソウルジェムが魔女を産むなら……みんな死ぬしかないじゃない!」クネッ

マダツボミ「私がもう人間じゃないなんて……そんなの嫌よ!!!」クネッ

ほむら(人…間…?)

杏子「落ち着けマミ!おまえはもう人間じゃねーだろ」

ほむら(言ってしまった!?)

マダツボミ「うぅ……いいからおとなしく捕まりなさい!!」クネクネ

杏子「へん、あたしにリボン…?は効かねーぞ!」

マダツボミ「えい!」クネッ

杏子「うおっ」ドタッ

まどか「あれは、リボンを応用した『草結び』!」

マダツボミ「捕まえたわよ!!」クネ~

まどか「やめてマミさん!こんなの絶対おかしいよ!」

マダツボミ「だって……だって、私は…ひっく…グスン」クネクネ

まどか「大丈夫ですよマミさん……マミさんが人間だって言うことは、みんなちゃんと分かってますから」ダキッ

ほむ杏(みんな?)

マダツボミ「鹿目さぁん……私、これからも生きてていいのよね?」

まどか「それがマミさんの願いだったじゃないんですか?」

マダツボミ「……そうね…そうだったわね……私、二度も生き返ったんだもの」クネクネ

マダツボミ「怖いものなんかないわ!」クネッ

まどか「それでこそマミさんです!」

マダツボミ「ありがとう鹿目さん!さしずめ、あなたは元気の塊ね!」クネッ

まどか「いやぁあはは」テレテレ

ほむら「……早くつるを解いてくれないかしら?」

シュルシュル

ほむら「落ち着いて貰えたようでなによりだわ」

マダツボミ「ごめんなさい二人とも、つい取り乱しちゃって」クネクネ

まどか「まあまあ、誰でも人間じゃないなんて言われたら取り乱しますよ」

杏子「なあほむら、自分自身の姿を見た時のマミの反応はどうだった?」

ほむら「冷静だったわ」

杏子「なんで今取り乱したのか、あたしは理解に苦しむ」

ほむら「同士がいてくれて嬉しいわ」

マダツボミ「本当にごめんなさいね…お詫びと言ったらなんなんだけど、晩御飯食べて行かないかしら?」クネクネ

杏子「水だけじゃないよな?」

マダツボミ「ご飯も作るってさっき言ったでしょう?」

杏子「なら行くわ」

マミん家

杏子「ふぅー、食った食った」

ほむら「流石にお腹いっぱいね」

まどか「そうだねー」

マダツボミ「あらあら、まだこんなに残ってるのに?」クネッ

ほむら「いくらなんでも作りすぎよ…一人暮らしなのに自覚がないのかしら?」

マダツボミ「それが最近食べ過ぎるようになっちゃって……ほら、私の隠れ特性って食いしん坊じゃない?」クネッ

ほむら「何の話よ」

杏子「くそっ…食いもんを残すのはあたしの流儀に反する……ぜってー食ってやる」

マダツボミ「無理しなくていいのよ?」クネクネ

杏子「うおおおおおお負けてられっかー!!!」ガツガツバクガク

杏子「Q~」チーン

マダツボミ「もう、焦って食べる必要なんかないのに」クネクネ

ほむら「され、私達はそろそろお暇させて貰うわね」スクッ

まどか「マミさん、ごちそうさまでした」

マダツボミ「そういえば暁美さん、まだ言ってないことがあるんじゃないかしら?」

ほむら「!?……それはどういう意味かしら、巴マミ」

マダツボミ「ほら、私のせいで話が中断しちゃったから……全部話してくれていいのよ?」クネクネ

ほむら「……そうね、この際だから、私の告白でも聞いて貰いましょうか」

マダツボミ「女の子同士だと『メロメロ』は効かないのよ?」クネッ

ほむら「あなたは何か勘違いをしているわ」

ほむら「――というわけで、私は未来から来たの」

まどか「そうだったんだ……ごめんねほむらちゃん、今まで魔法少女になりたいなんて言って」

ほむら「気にしないでまどか、今回こそ大丈夫な気がするの」

マダツボミ「ふふ、よかったわね暁美さん」

ほむら「…………その……マミさんも…ありがとうございます」ボソッ

マダツボミ「あら?」クネクネ

ほむら「……///私帰ります!」スクッ

マダツボミ「ヒュ~♪」パチパチ

ほむら「!?マミさんも…ありがとうございます……マミさんも…ありがとうございます」

まどか「あ、『アンコール』ですね?」

ほむら「マミさんも…ありがとうございます……マミさんも…ありがとうございます……」

まどか「ほむらちゃん可愛い」

マダツボミ「ありがとう暁美さん……私、もう一人ぼっちじゃないのね」グスン

ほむら(……いっそ誰か殺して)

ほむらちゃん可愛いww

ワルプルギスの夜、襲来

杏子「準備はいいな?」



ほむら「えぇ」



マダツボミ「ちょ、ちょっと待ってよ……」クネクネ



マダツボミ「全然晴れてないじゃない!これじゃあ思うように動けないわ!」クネクネ



ワル夜「アハハハハハーキャハハハハハー」

ほむら「まずは私が!」

カチリ

ほむら「くらいなさい…!」

カチリ

ドドドドドドドガーーン

マダツボミ「も、もうやるしかないわね!まずはこれでどう?」クネッ

ポポポポポポポポポポポポポポ

ワル夜「アーハハハハハハハハハハハハフハハハハハハハハ」

杏子「効いてねーぞ!あたしの後に続けマミ!」ヒュン

マダツボミ「待って佐倉さん、早すぎて追いつけないわ!」クネクネヨタヨタ

杏子「チッ、じゃあたし一人でやってやる!おりゃああああああ!!!!!」ズバアーン

マダツボミ「このままかっこ悪いところは見せられないわね……これならどうかしら?」

ポシューン ボギャン

ほむら「球形のエネルギー弾?始めて見る技ね」

マダツボミ「でもやっぱり効いてないわね……いえ、まだまだこれからよ!」

マダツボミ「!ナイスタイミングで降ってきたわね……こっちもくらいなさい!」クネッ

ポシューン ドギャギャン

ほむら「今度は青いエネルギー弾?ほんとに多彩になったわね」

杏子「やべえ!使い魔が――」

マミ「危ない佐倉さん!」クネクネ

ピキーン

杏子「壁!?マミ、お前いつの間にそんな技を」

マミ「使い魔どもは邪魔ね……だったら眠ってて貰おうかしら!」ファサー

杏子「使い魔が大人しくなっていくだと?」

マミ「佐倉さん、その子名を吸い込んでは駄目よ?眠ってしまうから」

杏子「お、おう…分かった!そんじゃあ、一気に叩くぞ!」

マミ「えぇ!!」

ほむら「援護するわ」

カチリ

いい所で大変心苦しいんだけど風呂に入ってくる

それから、一つ弁明しておかなければならないんだけど、俺はドンキーとかの人ではない故…
ごめんね

いってらー

ついでにご飯食べてた

杏子「くらえええええええええい!!!!」ズブシャアー

マダツボミ「拘束して1ターン溜めてからの……ティロ・フィナーレ!!!」ボシューン

ほむら「くっ、限界よ」

カチリ

ドギャーーン

杏子「へ、やったか?」

ほむら「……!まだよ!!」

ワル夜「アハハハハー」ボワァァ

杏子「火を噴きやがった!!」

マダツボミ「いやぁぁ!火は駄目なのぉぉぉ!!!」クネクネアセアセ

ほむら「どうして……マミさんの技の中でも最高威力のティロ・フィナーレを当てたというのに」

まどか「それはねほむらちゃん、曇ってたら威力が半減しちゃうからだよ」

ほむら「まどか!?あなた、どうしてここに…!」

QB「僕が連れてきたのさ、何やら危ない雰囲気だったからね。さあまどか、僕と契約して魔法少女になってよ」

まどか「ごめんねQB、それはできないよ」

QB「な、なんだって!?」

まどか「『エナジーボール』、『ウェザーボール』、『リフレクター』、『眠り粉』……マミさんの新技を使っても、多分勝てないと思うの」

まどか「でもマミさん、晴れてたら…最高威力の『ソーラービーム』が撃てるんですよね?」

マダツボミ「え、えぇ……ついでに言うけど、ティロ・フィナーレよ」クネクネ

まどか「だったら……みんなで晴れにしよう!」

杏子「どういうことだおい」

まどか「マミさん……『日本晴れ』だよ!」

マダツボミ「そんな…私に、天候を操るなんてことができるかしら…?」

ほむら「今まで十分変なことやってきたじゃない」

まどか「二人にも協力してもらうよ!」

ほむら「へ?」

杏子「ますますどういうことだよ」

まどか「ほむらちゃんの名前って、燃えあがれーって感じでしょ?炎タイプの技を繰り出すのにぴったりだよね」

ほむら「今そんなことを言われてもなんだか嬉しくないわ」

まどか「杏子ちゃんは似てるよね、名前が」

杏子「名前?」

まどか「特性:日照りを持つ……キョウコン!」

杏子「はっ倒すぞ」

まどか「さあ、みんなで叫んで使うんだよ!マミさん!!」

マダツボミ「ありがとうみんな……いくわよ!!!」クネッ

「日本晴れ!!!!」

キラキラー

ほむら「空が…!」

杏子「ホントに晴れやがった!」

まどか「今ですマミさん!」

マダツボミ「任せて!!」ヒュン

杏子「速い!?なんてスピードだ!」

ワル夜「アハハハハハハーキャッハハハハハハー」

マダツボミ「当たらないわよ、そんな攻撃!」クネクネヒュンヒュン

マダツボミ「さあ……溜めなしでガンガンいくわよ!!!」クネッ

まどか「マミさん…!!」

マダツボミ「ソーラー・ティロ・フィナーレ!!!!!」

ボシューン

ワル夜「アハハハハハハハハ」

マダツボミ「まだまだよ!!ソーラー・ティロ・フィナーレ!!!」

ボシューン ボシューン ボシューン

ほむら「連発しているですって?」

杏子「やっちまえマミ!!」

マダツボミ「これが最後の……ソーラー・ティロ・フィナーレ!!!!!」

ボッシューーーーン

ワル夜「アーハハハハハハハハハハ……」

シュアーン

ほむら「ワルプルギスが消滅していく……」

杏子「勝ったんだな、あたしら」

QB「全く、最後の最後までわけが分からないよ」

まどか「お疲れ様です、マミさん」

マダツボミ「ありがとう、鹿目さんのおかげよ…二人もありがとうね」クネクネ

ピカー

ほむら「!!マミさん、体が!」

杏子「な、何が始まったんだ?」

QB「これはもしかして」

まどか「うん……進化が始まったんだね」

ピカピカー

テーレーレー テレレレレレレー

まどか「おめでとうございます!マミさんはウツドンに……じゃない?」

マミ「私……どうしたのかしら?」

杏子「マミ、元に戻ったんだな!よかったよかった、あのまんまだったらどうしようって心配してたんだぞ」

マミ「佐倉さん?一体どうしてここに?それに、周りの景色も変だし……」

ほむら「覚えて、ないんですか?」

マミ「暁美さんまで……一体何がどうなってるのよ」

ほむら「――というわけで、マミさんはマダツボミからマミさんに進化したわけなのよ」

杏子「テッポウオからオクタン並みの超進化じゃねーか」

マミ「そうだったの……自分のことながら全く意味が分からないけれど、でもよかったわ…みんなで仲良く平和になったみたいで」

マミ「ね、鹿目さん?」

まどか「……」ツーン

マミ「……鹿目さん?」

まどか「こんなことなら……」

マミ「?」

まどか「こんなことなら変わらずの石持たせとけばよかったよー!うわーん」ダッ

ほむら「ちょ、待ってまどか!あなたはとんでもない間違った道に走ろうとしているわ!」ダッ

杏子「……あー、その、なんだ……元気出せよ?」ポンポン

マミ「私って一体鹿目さんになんだと思われてたのかしら……」ドヨーン

ほむら(それから月日は経ち、街は徐々に復興していき平和な日々が手に入った)

まどか「おはようございますマダ…マミさん」

マミ「おはよう鹿目さん、いい加減慣れてもらえないかしら?」

ほむら「ずっとマミさんって呼んでたのに、どうして今になってマダツボミさんと呼ぼうとするのかしら」

まどか「二人には分かんないよ…私のトレーナー魂なんて」

ほむら(まあ、分からなくてもいいわね)

まどか「まだ『くすぐる』で悶えるほむらちゃんとか『しぼりとる』を使われた杏子ちゃんとか
    『ギガドレイン』されたさやかちゃんとか見たかったのになあ」

ほむら「私はごめんだわ」

杏子「よ、お三方」

マミ「佐倉さん!もしかして、もう行っちゃうの?」

杏子「おんなじ町に魔法少女が固まり過ぎんのもよくねーだろ」

まどか「杏子ちゃん!杏子ちゃんもマミツボミさんに『しぼりとる』使われたかったよね!?」

マミ「名前混じってるじゃない!」

まどか「それとも『甘い香り』の方がよかった?」

杏子「『恩返し』してもらったからもういいよ」

まどか「はぅ!?」

ほむら「ありがとう杏子……いつでも遊びに来て頂戴」

杏子「ふっ…じゃあな」フリフリ


恭介「はあ……一からバイオリンの練習とか………死にたい」

さやか「どんまい恭介」



昨日寝る前に「マミツボミ」のイメージが降りてきて眠れなかったのでこんなノリで
誰か書いてくれないかなー


それから俺はマミさんに謝らないといけない……
いくら見た目がマダツボミだからって、名前までマダツボミにしちゃってごめんねマミさん!
俺はナイスバディのマミさんが好きだよ!

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