十神「声優よりAV女優のほうが可愛い」苗木「それは違うよ!」 (18)

十神「なんだと?」

苗木「それは違うよ。確かに昔は酷かったかもしれない。でもみんな努力して可愛くなってるんだよ!」

十神「ふん、どうだかな」

苗木「AV女優みたいな汚れきった仕事をしている連中と一緒にしないでくれよ!
    みんな純粋で綺麗な心を持っているんだ!」

十神「だが、苗木。……貴様の好きな声優の中には名義を変えてまでエロゲに出ている奴もいるぞ。
    それでも綺麗な心を持っているとでも言うのか?」

苗木「ぐぬぬ」

苗木「じゃあ十神くんは三十路越えたBBAのAV女優でも抜けるっていうの?」

十神「何……!?」

苗木「僕は……僕は三十路越えた声優でも全然イケるよ!!」

霧切「なっ……何を言っているの苗木くん」

山田「うむ、よくぞ言いました!」

十神「……何だと……」

苗木「最近の声優さんたちはみんな可愛くなっているよ」

苗木「それに比べてどうだい、AV女優は」

苗木「圧倒的に消費期限が限られているじゃないか!」

十神「ふっ、それでもAV女優の方が可愛いがな。
    今の新人声優どもは顔も可愛くなくちゃいけない、みたいな風潮があるが……」

十神「どいつもこいつも中途半端な顔をしているぞ」

苗木「な、なんだと!?」

苗木「いや、それは違うよ……!」

苗木「……AV女優は……あいつらはパッケージと中身で全く違うんだ!」

苗木「フォトショ詐欺してくるんだ!」

十神「そんなもの声優も同じだろ」

苗木「ぐっ」

十神「それに、大して可愛くもないのにお前らみたいな声豚がこぞって持ち上げるもんだから
    最近じゃ水着の仕事をしている奴までもいるじゃないか!」

十神「苗木……言ってしまえ。本当は気がついているんだと。
    本当は可愛くないけれど、ちょっとでも手が届きそうで勘違いしているんだってな」

苗木「水着の仕事は別にいいだろ! 可愛いからこそできる仕事なんだよ」

苗木「そこに需要があるから出しているんだよ!」

苗木「AV女優みたいに全裸になっているわけでもないのに!」

十神「ふっ、エロゲに出ている声優はどうなんだ?」

十神「奴らは擬似ではあるがセックスをしているんだぞ」

十神「AV女優はそれを本職としているからこそできるが、声優はそうじゃないだろう」

十神「エロゲメインで出ている奴もいるそうだが、
    苗木の言っている可愛い声優の中には地上波で流すアニメにも出ながら
    裏名義で活動している奴もいる」

苗木「そ、それは……」

苗木「それは違うよ! 別に本当にしているわけでもないのに何を童貞臭い事を言っているんだ」

十神「どうせ、お前たちが可愛い可愛い言っていた奴よりも可愛い新人が出てきたらそっちに乗り移るんだろう?」

苗木「そんなこと分からないじゃないか」

十神「だが、もし苗木の推している声優がエロゲ落ちした状態ならばどうだ」

苗木「いや、最近の若い声優さん達じゃなかなかそういうことはないだろう」

十神「しかし、本当に可愛くないくせにブログやTwitterの写真ではかわいこぶっているな」

苗木「ぶってるってなんだよ! 実際に可愛いからいいじゃないか!」

モノクマ「お前ら、本当は仲いいだろ」

十神「時に苗木。お前、忘れたとは言わせないぞ」

苗木「なんだよ……」

十神「お前の推している声優に彼氏がいたことが発覚して発狂していたのをなだめてやったのは誰だ?」

苗木「そ、それは今関係ないだろ!」

モノクマ「お前らいい加減にしろよ!絶対仲いいだろ!学級裁判中にうるせーんだよ!」

十神「あの時、発狂してCD割ろうとしていたお前を止めてやったのは俺だろ?」

苗木「確かに……あの時の十神くんのおかげでCDは今でも聞けるよ」

十神「今でも聞いているのかよ」

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