八幡「もう由比ヶ浜のことしか考えられない」 (9)

八幡「やってやる」

小町「なにを?」

八幡「き、聞いてたのか」

小町「そりゃまあ、家族だしね」

小町「で、ナニをするつもりなの?」

八幡「……うるさい。余計な詮索はすr」

prrrrrrrrrrrrrrrr

小町「お兄ちゃんの携帯なってるよ?
この着信音は雪ノ下さんだよね?」

八幡(なんで知ってるんだ……? まあいい)

嫌な予感がしたが、思いきって電話に出る。

雪ノ下「八幡? 今からあなたの部屋に行きたいのだけれど」

八幡「なぜにこの時間に!? 夜の10時だぞ!」

雪ノ下「だって、いますぐ会わないと不安じゃない」

八幡「あ?」

雪ノ下「イッテイイ?」

八幡「は? なにそのメンヘラっぽい態度。 まじうぜー。
つまらん冗談はもうたくさんだ」

ぷつっ

電話が切れた。雪乃もきれた (←ゆきの、の漢字あってる?)

小町「今の雪乃さんの対応やばくない?」

八幡「ああ、ナチュラルにやばいな。あいつは俺の
浮気相手を探ってるみたいなんだ」

小町「雪乃さんと付き合ってどのくらいたつの?」

八幡「半年くらいかな。俺のあいつに対する愛は
3日で冷めたけどな」


ドッゴオン←玄関が大破した音

雪ノ下「ごきげんよう。お二人さん?」ギロ

八幡「うぃーっす」

小町「そういえば牛乳きらしちゃってたね」

八幡「そうだったのか。買ってくるのめんどくせーわ」

小町「小町が買ってくるよ」

八幡「いや、もうこんな時間だし、おまえはここにいろ。
あと雪ノ下、俺たちもう別れようか」

雪ノ下「ど、どうしてそんなこというの」

八幡「おまえのことは遊びだったんだ。一回寝たら
どうでもよくなった」

雪ノ下「」

小町「うわー、お兄ちゃんクズすぎぃ……」

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