【この世の】灼眼のシャナで安価【本当のこと】 (364)


電撃文庫より発売されている『灼眼のシャナ』の安価スレ




徒として自由放埓に振る舞うか

フレイムヘイズとして秩序を守るか

人間としてただ時を生きるか

トーチとして消えゆくか


全てはあなたの意思しだい


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1381727506


あなたのことを教えてほしい。

あなたは男? それとも女?

下スレ

レスじゃね?とマジレス あとsageになってるぜ

>>4
レスでした……。 ご指摘ありがとうございます。


あなたは女性のようだ。



あなたはどんな存在?

1.徒 2.フレイムヘイズ 3.人間 4.トーチ

下レス



あなたは秩序の守護者、フレイムヘイズのようだ。


あなたはどれほどの時を生きている?

コンマ一桁で判定
0に近いほど古参 9に近いほど新参


あなたはかなりの古株のようだ。


あなたの討ち手としての名は?
可能ならば自身の名も教えてほしい。

下レス

ん?0は10扱いじゃなくて普通に0なんかね


>>15
特定の安価時のみ0は10として扱わない場合があります。
戦闘安価などでは0はクリティカルとして扱われます。

こういうのって範囲で取って>>1が選ぶとかの方が楽なんじゃない?
参加しやすいし

>>21
貴重なアドバイスありがとうございます。
とりあえず今回は初回なので、試験的に今のやり方で進めていきたいと思います。


銀髪青眼の射ち手 ルナ

あなたにふさわしい名だ。
あなたと契約している王の名も教えて欲しい。

下レス

すまない。
王の真名と通称、両方教えて欲しい。

下レス

時空神 クローノス

まさか神の一柱とはだったとは。
そう言えばかの天罰神や創造神は、天壌の劫火、祭礼の蛇などのような真名を持っているが、あなたの王は持っているのかな?
なければ僭越ながら、この私がつけてもよいだろうか?

1.真名を告げる(番号のあとに真名○)
2.任せる

下レス


では僭越ながら、私から真名を。

経間の回針(きょうかんのかいしん)

あまりよい名ではないが、今はこれで我慢して欲しい。


さて、クローノスは男? 女?


下レス


ふむ、男性か。

双方よい関係を築けているのではないかな。

あなたの炎の色は?

下レス

すまない、瑠璃色はすでに他の王が持っている色なので、あなたの炎は瑠璃紺色とさせて欲しい。

あなたのフレイムヘイズとしての強さはどれほどのものか?


コンマ一桁で判定
下レス


すいません、トリップつけ忘れてました。


あなたはあまり戦闘が得意ではないようだ。

あなたの自在師としての腕前は?


コンマ一桁で判定

下レスで自在法の腕前

下レス2で自在式の腕前


あなたは自在法、自在式ともに平均的な腕前のようだ。


あなたはどのような自在法、自在式が使えるのか?

下レス3まで


時間の加速や停滞

光の操作

肉体再生

どれも強力な力のようだね。
しかし、今の君では十全にその力を奮うことは難しいかもしれない。

君の交友関係を聞いてもいいかな?
出来れば詳細な関係も

下レス3まで



炎髪灼眼の討ち手 シャナ
友達

探耽求究 ダンタリオン
実験材料にされかけ、それ以降は険悪

約束の二人
親友だったが、ある事件を契機に関係が疎遠に


クローノスの交友関係もいいかな?

下レス3まで


リャナンシー
師弟関係

天壌の劫火 アラストール
中立

祭礼の蛇
中立

蹂躙の爪牙 マルコシアス
知り合い



フレイムヘイズ
銀髪青眼の射ち手 ルナ 女性

契約した王
経間の回針 クローノス 男性

炎の色:瑠璃紺

強さ:3

自在法:4

自在式:4


使用できる自在法

時間の加速・停滞
光の操作
肉体再生


ルナの交友関係

炎髪灼眼の討ち手 シャナ
友達

探耽求究 ダンタリオン
実験材料にされかけ、それ以降は険悪

約束の二人
親友だったが、ある事件を契機に関係が疎遠に


クローノスの交友関係

リャナンシー
師弟関係

天壌の劫火 アラストール
中立

祭礼の蛇
中立

蹂躙の爪牙 マルコシアス
知り合い


それでは物語を始めよう。

縁があれば、因果の交叉路で。




物語の開始時期を決めてください。

下レス5まで安価、その中から選びます。

その他の設定に関しては物語の中で決めます。

言葉が足りず申し訳ありませんでした。


すいません、外見だけ安価で決めてしまいたいと思います。


下レス3まで安価、その中から選びます。


ご協力頂きありがとうございました。

投下する時は前もって予告しますので、以後よろしくおねがいします。

人っていますかね?

いそうなら少しですが投下したいと思います。


それでは投下したいと思います。




「やっと着いたわね」


人で混雑している真昼の御崎市で、一人の少女が疲れを顔に出しながら呟く。


少女にしては高い身長と腰まで届く髪が清楚な雰囲気を醸し出し、少なくない視線が少女に向けられていた。


身を包んでいる純白の白衣も、視線の要因の一つだろう。


「外界宿の要請とはいえ、我が女神に不快な思いをさせるなど許し難いことだよ」


周りの通行人が、少女から発せられるはずのない男性の声にギョっとする。


それに気付くと、少女はその場を離れるため足を速めた。


「そもそもなぜ我が女神が、外界宿にいいように使われなければならないのだ」


「まぁまぁ、私が自分で志願したんだし、ここは大目に見て頂戴よ」


好奇の目から逃れるように、少女は駅をあとにする。


首にかけた小さな砂時計を揺らしながら、少女は駅をあとにする。





御崎市は、市の中央を真南川という川で分断したような形で、東は市街地、西は住宅街というつくりをしている。


その市街地を興味深げに見ながら、少女は周りには聞こえぬ程度の声を発す。



安価

市街を見て気付いたこと・感じたこと

下レス3まで




すいません、開始時期は1巻からになります。





「ねぇクローノス、この街なんか……」


訝しむような少女の声に、砂時計が即座に返事の声をあげる。


「女神よ、君がいま感じたことは正解だ。 この街、些か以上にトーチが多すぎる」


「やっぱりそうよね。この大きさの街にこのトーチの数、一体どういうことかしら?」


過去にはここよりも大きい街をいくつも見てきたが、それらと比較してもここのトーチの数は多すぎるのだ。


これらの意味する所は……。



安価

コンマ一桁が8以上が三回
この異変に関するキーワードが二つ以上出た場合、原因を看破

下レス5まで


分からない。


過去に同じような何かがあったような気がするのだが。


「女神よ、そう思い悩むこともない。まだこの街に着いて少ししか経っていないのだよ」


「そうね、そうなんだけど……」


見過ごしては不味い、とても不味いような予感が少女にはあった。


あと少しでそれが出てきそうで……。



瞬間、世界が絶たれた。



「っ、封絶!?」


「どうやら招かれざる演者たちのようだ、我が女神よ」


因果を世界から切り離し孤立空間を作る封絶の展開を確認し、すぐに襲撃に備える。


封絶に揺らめく陽炎。


内部で燃える炎の色は……。


安価

炎の色を指定

下レス



「この炎の色、薄い白って」


少女の記憶に間違いがなければ、それは近代では五指に入る強大な王が持つ炎の色だったはずだ。


様々な宝具を所有しそれを自在に扱えるだけの智謀を持ち合わせ、高度な燐子を多数率いる紅世の王。


かの王を討滅しようとし、返り討ちにあった討ち手は両手では足りないほどだ。


最近ではその消息が途絶え、外界宿でも調査をしていたらしいのだが……。


「着いて早々、とんでもない大物と当たっちゃったわね」


「外界宿の指導部によい土産を見つけられたな、我が女神よ。奴等の驚く顔が目に浮かぶようだ」


クローノスはその場面を想像しているのか、楽しげに声を震わせた。


楽しそうな彼とは反対に、少女は先ほどから緊張に身を強張らせている。


封絶を張ったのが誰なのか、それが少女を緊張させる要因だ。


配下の燐子ならばよいが、下手をすると王自身の可能性もある。




安価

コンマ一桁が0なら王出現、それ以外なら燐子

下レス




「どうやら、最悪の事態は避けられたみたいね」


感じ取れる力から、燐子であることが分かる。


「なんだぁこいつぅ、封絶の中でも止まってないぞ」


「見たところご同業ではないようね、となれば」


目の前に現れた燐子は二体。


一体はファンシーなクマのぬいぐるみの燐子。最もファンシーと呼ぶには、少し大きさがあり過ぎるか。


もう一体はメイド服を着た女性マネキンの燐子。人と同様に喋るその様は、不気味というほかない。


二体とも高度な意思総体を持ち、感じられる力も燐子としては破格といえるだろう。



『フレイムヘイズ!!』



「もう感づくなんて、やっぱり優秀な燐子たちね」


「さすがは音に聞こえし"狩人"の燐子たちということか」


向かってくる燐子を見据えながら、少女は力を練り上げる。




安価

コンマ一桁を下記のコンマ表により判定

1~4:失敗
5~7:成功
8~9:大成功
 0 :特殊判定

できれば攻撃方法も指定、ない場合はこちらで描写

下レス2まで





「つぶれちゃえぇ!」


クマの振り下ろされる手を後ろに跳ぶことで躱す。


柔らかそうな手が振り下ろされた地面は、子供がすっぽりと入ってしまえるような穴が空いていた。


躱したと安心したのもつかの間、背後からのマネキンの強襲を身を屈めて回避する。


「あら、つれないわね。抱きしめてあげようと思ったのに」


「燐子如きが。我が女神に触れること自体許し難いことだよ」


過保護な王の言葉に笑いながら、その後も何度かの攻防を繰り返す。





「あ~もうむかつく! 避けてばっかでなんなんだよお前!」


「避けてばかりでは、私たちは倒せませんよ?」


燐子たちの言葉を聞きながら、繰り返した攻防で観察した成果を頭の中で整理する。


二体の燐子の戦闘方法はいたってシンプルだ。


まずクマの燐子が攻撃し、そこをマネキンの燐子がフォローする。


契約したばかりの者なら、その未熟さに狩られる可能性もあったかもしれない。


しかしこの場にいる少女は、フレイムヘイズの中ではかなりの古参に位置する者だ。


その身に蓄積された経験は、凡百のものとは比べようもない。





「早く集めないといけないんだから、これでつぶれちゃえ!」


本日何度目かのクマの拳が振るわれた。


躱す少女の死角から、これで終わりにするべく必殺の攻撃を女性マネキンが放とうとする。


(もらいましたわ、フレイムヘイズ!)


少女に集中する燐子たちは、気付かぬうちに直線上に並ぶように位置していた。


(これで、おわ)


「これで終わりよ」


その言葉の意味を理解する暇もなく、二体の燐子を光線が貫く。


断末魔のごとく、薄く白い炎が舞った。


はい、今回はこれにて終了とさせていただきます。

戦闘の描写の難しさに、今更ながら後悔している自分がいます。

なんとか戦闘描写は改善していきたいと思いますので、どうぞこれからもよろしくおねがいします。

では、ここまでお付き合い頂きありがとうございました。

皆様に、天下無敵の幸運を。


武器安価いつ頃かだけでも教えて


>>159
武器は次回の投下の際、安価で決定したいと思っています。

今日の21時には投下できると思うので、その前に宝具の安価をしようと思います。

20:30までに宝具の名前と詳細を書いてください。
原作に登場した宝具でも、原作に矛盾しないのなら大丈夫です。

これって神器も一緒に考えていいのでしょうか?

フレンドリーファイア

相手の炎弾を吸収し、打ち出す拳銃の宝具。
また、打ち出した弾が相手の自在式を阻害し、爆破させる。
溜めておけるのは六発までで、溜め込んだ弾も時間が経つと、威力を失いやがて消滅する。

名前:セイクリッドクローズ
詳細
普段はマントのような布
布自体に自在法などの力に対してそれなりの抵抗があるが、抵抗力以上の力を受ければその受けた部分は破けてしまう。
また、ある程度の収縮、拡大させる事が可能でそれを利用し盾や武器として使用することが可能となっている。

【シュピーゲル】
通常時は何の変哲もない手鏡の形をとっている。普通に手鏡としても使える。
存在の力を込めると術者の意図した形態の鏡に変形する。
制作者は不明だが天体に魅せられた徒があまねく夜空を観察するために作ったという言い伝えがある。
ルナは主に不安定な自身の「光を操作する自在法」を安定して使用するための補助具として使っている。
鏡という形態の特性上、光線という形でしか使いづらいのが難点である。

データ的な効果としては光に関連する自在法を使う時に+が付く。
具体的な+の量は>>1におまかせ。

>>167
はい、神器も書いてくださって大丈夫です。

あっかーん、面白そうだがシャナ全く知らん

【月光】
傍目から見ると白い小さな懐中時計だが、よくよく見ると人骨で作られている時計
自身の攻撃を未来に先送りすることができる…ポケモンで例えると「みらいよち」
送る未来はあまりに遠い未来は不可
また、応用として相手の攻撃も未来へ送る事が可能

シャナはもう、結構記憶が飛んでますね……
射ち手だから弓の宝具かな?

名前:月読の弓(つきよみのゆみ)

詳細
月のように静かに光る弓。
零時迷子の実験作として作られた弓であり、時に干渉する力を持つ。
弓から放たれる光の矢は、時間を加速させ、射ち手の狙いさえ外れてなければ、矢を討った瞬間に対象に当たる。
よって回避はほぼ不可能。
また、この弓から放たれた光の矢に当たった対象の時間を退行、及び停止させることが可能。
もちろん、通常の攻撃手段としての弓としても使用できる。

リフレスケイル

核となる赤い鱗と20枚程の白く輝く鱗
白い鱗は空中に展開し、光線もしくは光弾を反射させ、光線なら軌道を残して網を張り、光弾なら反射した分だけ速度を上げる
赤い鱗は所持者に光線と光弾を射つ力を与える
銃に似た形をしていればそれが水鉄砲でもビニール傘でも光線を打ち出すことが出来るがそれに類似するものが無ければ何も出来ない。必要なのは銃口と引き金という形
赤い鱗はペンダントになり、白い鱗は白衣の裏にびっしりと張り付いている

【アダマス】
大鎌型の宝具。物理的に切り裂くのではなく空間ごと時間を切り取るため通常の防御は不可能。
また、その素材となっている金属は自在法の影響を受けず、破壊することも出来ない。(贄殿遮那と同じ特性)
切り取った空間は存在の力に還元され宝具に蓄えられる。引き出して使うことも可能。

【自動手記】
レコード板型
持ち主はこれを所持した瞬間から現在の間の時間に同一に存在できる
間の時間の自分を自分に重ね呼び出しその分の存在の力を得る

神器 クロックアウト
ブレスレット型の神器 どのような状況でもその空間において正確な時を刻み続け、ルナは時間を常に把握し続ける
自在法 ティータンの裁定が宿っており、この自在法によってルナは時間の加速と停滞の能力を使いこなすことができるようになる

【逆行】
砂時計型の宝具
砂が完全に落ちきった時に指定した過去に戻ることができる

【リューセック】
蓋に水瓶と魚の彫刻を施した懐中時計の宝具
専ら自在式、自在法の補助に使っている。
というより、お世辞にも自在師としての腕が良いとは言えないために
補助にしか使えない。

【アイギス】
すごく がんじょうな たて
受けることさえできればほぼすべての攻撃をシャットアウトできる
でも吸血鬼だけはカンベンな!

【時空の大剣】
見た目は身の丈ほどある巨大な大剣見た目が剣だから武器として使っているだけで
その本質は剣に存在の力を流し込むことで時空に安定をもたらすことである
ルナは存在の力の大半を時空の安定に費やしているので常時存在の力が希薄
基本的にはしないが時空の安定にまわしている存在の力を解放することで
一時的な時空の歪みと引き換えに絶大な力を発揮することができる
実は斬撃よりも打撃の方に優れている

【科学の結晶エクスペリメント3333-無限回廊】
教授が過去ルナの力に目をつけて実験を施そうとした際に使われた『ルナ専用科学の結晶』。
時の事象に干渉するルナの力を抽出・増幅させる装置で、これにより教授は"24時間に1回、時がリセットされて元に戻る"というよくわからない自在法を世界中にばら撒こうとし、歪みの観察を試みようとした。


皆様たくさんの宝具のアイデア、ありがとうございます。
コンマ一桁により所持宝具数を決めたいと思います。

1~3:1つ
4~6:2つ
7~9:3つ
 0 :5つ

下レス


所持宝具数は3つに決まりました。

>>168
>>169
>>170
>>172
>>173
>>175
>>176
>>177
>>178
>>179
>>180
>>181
>>182
>>183

上記の中から一つ選んでください。
下レス3まで

【月読の弓】
月のように静かに光る弓。
零時迷子の実験作として作られた弓であり、時に干渉する力を持つ。
弓から放たれる光の矢は、時間を加速させ、射ち手の狙いさえ外れてなければ、矢を討った瞬間に対象に当たる。
よって回避はほぼ不可能。
また、この弓から放たれた光の矢に当たった対象の時間を退行、及び停止させることが可能。
もちろん、通常の攻撃手段としての弓としても使用できる。

【アダマス】
大鎌型の宝具。物理的に切り裂くのではなく空間ごと時間を切り取るため通常の防御は不可能。
また、その素材となっている金属は自在法の影響を受けず、破壊することも出来ない。(贄殿遮那と同じ特性)
切り取った空間は存在の力に還元され宝具に蓄えられる。引き出して使うことも可能。

【逆行】
砂時計型の宝具
砂が完全に落ちきった時に指定した過去に戻ることができる


所持宝具はこの3つに決まりました。

それでは始めたいと思います。





「まさか"狩人"の庭だったなんてね、この街」


封絶内の欠損を修復しながら、少女が王に語りかけた。


先ほどまで薄く白い色だった封絶は、新しい主を迎え今は目にも鮮やかな瑠璃紺色となっている。


「うむ、この街のトーチの異常な数。もしや奴の謀がなにかかもしれないね」


「フレイムヘイズが言うことじゃないけど、たまには平穏に終わってもいいんじゃないかしら」


見た目は清楚な少女が吐くため息は、外見に比例しない重さを伴っている。


「修復はこんなところね」


燐子たちとの攻防で傷ついた封絶内の風景は、ほぼ完璧に直っていた。


あとは維持している封絶を解けば……。


安価

人物を一人指定

下2レスまで




封絶が解かれ、世界が動きを取り戻す。


少女と燐子の激しい戦闘など欠片も感じさせず、日常の空気がそこにあった。


「じゃあ、まずは聞き込みからいきましょうか」


自在法で探ってもよいが、それでは相手に気付かれる可能性がある。


ましてや相手はあの狩人。用心するにこしたことはない。


その場合、その地域の住人に協力を申し込む手が比較的効率がよい。


「さて、誰にしようかなっと」


地域の住人なら誰でもよいというわけではなく、選定しなければならないのだ。


その地に明るく、後ろ暗い事情をもたない人物が理想といえる。




「ん、あの二人……」


少女の目に留まったのは、一組の男女だった。


見た目からして高校生だろうか。制服に身を包んだ二人は、何かを話し合いながら歩いている。



安価

話しかけるか否か。
話しかけるなら内容も一緒に。

下レス



協力を申しかけるべきか、それを見極めるため少し様子を見る。


見ればどちらも整っている顔をした男女だ。


男性の方は眼鏡をかけた理知的な顔で、クラスでの纏め役を得意としていそうだ。


女性のほうは控えめな印象ながら、よく見ればとても可愛い顔をしている。


なにやら女性が男性に相談をしているようで、随分と真剣な雰囲気だ。





安価

特定のキーワードにより主人公の行動に影響。

ヒント:主人公の交友関係・御崎高校にもう一人のフレイムヘイズ

下レス3まで


「最近、なんか平井さん変わったよね。坂井も前と比べて一緒の時間が多くなったみたいだし」


「うん、甘いものも前より食べて。前はあんなにメロンパン食べてたかな?」


二人の会話は、なにやらクラスメイトに関することらしい。


「メロンパン、か……」


聞こえてきた菓子パンの名前で、数少ない友達の姿を思い浮かべる。


その小さい身体に収まりきらないほどの可能性を宿した少女。


誰よりもフレイムヘイズとしてあろうとした彼女は、いまはどこで何をしているのか。




「坂井くん、ゆかりちゃんをあだ名で呼んで。いつからなんだろう……」


「確か、シャナだっけ。僕も今日初めて聞いたよ」


ありし日のことを思い出していると、なにか引っかかることを耳にする。


シャナ。


会話を聞くにクラスメイトのあだ名らしいが、それがどうにも気になる。


「ねぇクローノス、確か彼女が持っている宝具の名前って」


「贄殿遮那。私はそう記憶しているよ」


クローノスの言葉に、まさかの事態を考える。


メロンパンとシャナ。


判断材料は現状この二つのみであり、早計な考えは慎むべきだ。


ここで取るべき行動は……。


安価

主人公の行動を指定


下レス5まで



すいません、中途半端ですが今回はここまでで。
次回の投下の際、主人公の行動を安価の中から選びます。
皆様、今回もお付き合い頂きありがとうございました。

雑記
最近シャナたん見直したんですがやっぱり面白いですね。
個人的にはシャナたんの吉田さんの方が好きです。

21日の21時に投下を予定しています。
皆様よろしければご参加ください。

フリアグネ様は強い(確信)


原作で消滅などの結末に終わったキャラも、安価により生存の可能性があります。

すいません、トリップ付け忘れてました。

「ちょっといいかしら?」


警戒心を抱かれないよう、なるべく気さくな雰囲気で話しかける。


「はい、僕たちですか?」


男子生徒の方が返事を返す。


顔色には警戒心は微量にしか表れておらず、とりあえずは安心する。


「ええ、実は貴方たちに尋ねたいことがあって」


さて、ここからが本番だ。


どのようにして二人から、あの子と思われる人物の情報を聞き出すか……。



安価

二人から情報を聞く方法

ヒント:二人はシャナを平井ゆかりとしてしか知らない

下レス

「私、ゆかりの知り合いなんだけど、貴方たちってゆかりの友達?」


先ほど聞こえた少女の名前を出し、二人に確認を取る。


おそらく現地のトーチに存在を割り込ませたのだろうと推測し、目的の彼女の情報を聞き出す。


「ゆかりちゃんの……?」


私がそう言うと、今まで黙っていた片割れの少女が疑問の声を上げる。


まずい、少し性急過ぎたか……。


なにか彼女との繋がりを示すものがあれば。


「失礼ですけど、お名前は?」


先ほどよりも警戒の色が濃くなった顔で、男子生徒が尋ねてきた。


どうする、ここは素直に名前を告げるべきか?


近くに彼らの知り合いのトーチでもいれば話は違うのだが。



安価

コンマ一桁により判定

5以上で近くのトーチに割り込み成功
8以上で目的の少女登場

下レス

駄目元で周囲を探ると、なんと目の前の彼らと同じ制服を着ている女子生徒のトーチを発見する。


灯火も消える寸前で、これならば割り込んでも手間はなさそうだ。


(ごめんなさい。あなたの存在、使わせてもらうわ)


謝りながら、瞬時に少女の存在に自身を割り込ませる。


「酷いわね池君、何度か話した仲じゃない」


少女の記憶の中から、目の前の男子生徒の名前を拾い上げる。


「それに一美も。いくら私が長く休んでたからって、友達に名前を忘れられるのは傷つくわ」


同じく記憶から女子生徒の名前も拾う。


池速人と吉田一美、それにゆかりは平井ゆかりのことだろう。


幸運なことに、この少女はこの子たちと同じクラスらしい。


これなら考えていたよりもずっと楽に事が運びそうだ。


「あれ? ごめん、そんなつもりじゃなかったんだけど……」


「私もごめんなさい! 決して忘れてた訳じゃなくて」


そう言いながら、少女が名前を告げる。


この世から零れ落ちた、少女の名前を。



安価

割り込んだ少女のフルネーム


下レス


「ごめんね、芳子ちゃん」


「僕からも謝るよ、太平さん」


二人の謝罪を聞く権利は私にはなく、早々に話題を彼女のものに戻す。


「それでゆかり、最近どう? 私今日から久々の登校だから、よく知らないんだよね」


「そうだね、学校までの時間もまだ余裕があるし、登校がてら話そうか」


「うん、私もそれがいいと思う」


池君の提案に吉田さんが賛成し、歩きながら私は二人の話を聞くことになった。


二人からの話を整理しながら、私はふと思ったことをクローノスに呟く。


(そういえば、学生生活なんて何年振りかしら?)


(久しく味わなかったことだ。存分に楽しむべきだと私は思うよ)


そんなクローノスの言葉が、内心はしゃいでいるのを隠しきれていないようで、少し恥ずかしかった。



安価

二人から聞いた平井ゆかりの話
聞いた話により物語の進行度が変化します。


下レス5


「あっははは、体育教師を蹴飛ばしたって、ゆかりも無茶するわねぇ」


教室の太平芳子の席に座りながら、声を出して笑う。


登校中に聞いた彼女の話は、なんとも愉快なものだった。


英語教師を完膚無きまで論破した、横暴な体育教師を思い切り足蹴にした……etc


その行動一つ一つが過去の彼女の姿と重なり、随分と鮮明に思い出せてきた。


「しかし坂井君か。中々隅におけないねぇ、彼」


「いつごろから仲良くなったのかな、あの二人」


そう言う私に、声のトーンを少し落としながら吉田さんが呟く。


どうやら登校中に見たところ、吉田さんはその坂井くんのことが気になるらしい。


年頃の乙女らしいその反応に、思わず頬が緩みそうになる。


そんな風に和んでいると、一際強い気配が近くに来たのを感じる。


(これは当たりかもしれないわね)


(なにやら鬱陶しい気配を感じるよ、端的に言えば裁きたがりの奴の気配を)


そう会話しながら待つこと数分、ついにその気配が教室の前まで来た。


男子生徒、おそらく話題にでていた坂井悠二を連れて、彼女が教室に入ってきた。


「なっ!?」


「っむぅ!?」


私を確認して声を上げる二人に、世界を切り取る自在法を展開しながら挨拶をする。





「久しぶり、炎髪灼眼の討ち手、天壌の劫火」


「因果の交差路は、存外短かったようだな」



瑠璃紺の封絶の中、私は紅蓮の少女との再会を果たす。





すいません、安価書き忘れてました。


シャナたちの反応

下レス1:シャナの反応
下レス2:アラストールの反応
下レス3:悠二の反応

今回はこれにて終了とさせて頂きます。
お付き合い頂きありがとうございました。
今回は原作の一巻からの開始ですので平井さんはもうトーチとなっていますが、過去編を選んで頂ければトーチ化を防ぐ、
または消滅を防ぐなどの選択が可能となります。


雑記
原作十巻を読み直し泣いているところを妹と弟に見られ心配される。
仕方ないんだ、モレクさんのところとか我慢できないんだ。
とむらいの鐘全員生存とか夢見てしまう。

次回の投下は28日の21時を予定しています。
よろしければご参加ください。

また今後の参考に、皆様が希望する展開などよろしかったらお教えください。

例:とむらいの鐘全員生存

とりあえず悠二とシャナとは別行動で

あと>>1に聞くけど1周目でとむらいの鐘全員生存って可能なの?
もし2周目以降の展開を聞いているならまず1周目が終わる目処立ってからのがよくない?
>>1がどこで1周目切ろうと考えてるかはわからないけど、今のペースで原作最後までやると2周目入るのに絶対あと1年じゃきかんだろうし

ただいま大学より帰宅いたしました。
誠に申し訳ないのですが、投下は明日にさせて頂きたいと思います。



皆様貴重なアイデアありがとうございます。
今後の展開の参考にさせていただきます。


>>290
区切りはその原作の巻が終わったら一区切りとさせていただきます。
またとむらいの鐘生存は2周目以降の展開となります。

投下したいと思います。
人いますでしょうか?

ここに



「相も変わらず強い輝きね、炎髪灼眼の討ち手」


「そっちも相変わらず気配が希薄ね、銀髪青眼の射ち手」


紅蓮の少女が楽しそうに返す。


フレイムヘイズとしての名で呼び合う二人だが、その間には親密な空気が感じられる。


「このような地で其方らと会うとはな……」


少女の胸元のペンダントから遠雷のような声が響く。


紅世にその名を轟かす天壌の劫火の声は、目の前の人物たちとの出会いに困惑しているのか些か威厳が薄れているように感じられる。


「やれやれ、なぜ会いたくない相手とばかり会うのか。 よりにもよって天罰神とは」


「その感傷が己のみだとは思わぬことだ、時空神よ」


少女たちとは対照的に、紅世の王二人の会話はなにやら険呑な雰囲気だ。


天罰神・天壌の劫火アラストール


時空神・経間の回針クローノス


共に紅世の神として存在している二人だが、その価値観や評価は全くの別物だ。


天罰神・天壌の劫火の司る権能は『審判』と『断罪』


「天罰狂い」「裁きたがり」との評価が彼の神としての意義を表している。


対して時空神・経間の回針が司る権能は……。



安価

司る権能・紅世の評価を一つずつ書いてください。

下レス5まで


権能『調停』
評価「博愛主義」

権能「現状維持」
評価「紅世よりも時空そのものの安定を優先しすぎ」

権能「円環」
評価「永遠一途」



クローノスが司る権能は『円環』『調停』


古くから一人の契約者と共にあり、その姿勢はたびたび危険視されてきた。


フレイムヘイズと王の間に契約以上の関係が生まれることは珍しくなく、過去にはそれが元に大きな戦も起こったほどだ。


その戦に少女たち自身も参加していたが、一部のフレイムヘイズ・徒には違う見方をしている者もいた。


フレイムヘイズは、自分たちが阻止しようとしている敵の目的に少女が魅せられないか、という危惧。


紅世の徒は、自分たちの目的に賛同してくれるのではないか、という期待。


結局少女たちは何事もなくフレイムヘイズとしての使命を全うしたのだが、その後もしばらくは少女たちを危険視する者は少なくなかった。


それが現代に至るまで続くと、紅世の徒からはこのような評価がクローノスにつけられていた。


表向きは嘲笑として、その裏に畏怖と敬愛を込め、『永遠一途』と。

ふぁっ?!採用されたww



「ほら、クローノス。 そんな風に言っちゃ駄目じゃない」


「アラストールも。 久々の再会なんだから」


少女二人の言葉に、王二人が矛を収める。


紅世の神といえども、自身の契約者には弱いのかもしれない。


「えっと、シャナの知り合い……、なのか?」


紅蓮の少女の背後にいた少年が、戸惑い気味に尋ねてきた。


(クローノス、彼って……)


(ふむ、どうやらトーチのようだね。 封絶の中でも動けるとは、よほど特異なものを宿したミステスか)


彼の体の中で揺れる灯火を見ながら、目の前の少年が存在を喰われた代替品、トーチであることを二人は確認する。


この世に存在する人間を徒などが喰らえば、その人間はこの世に存在した痕跡を一切消して無くなってしまう。


その行為が行き過ぎてこの世を極端に歪めてしまうと危惧し、それを止めるために生まれたのがフレイムヘイズだ。


本来この世に存在する筈だった者が消失し歪みが生まれる訳だが、それを緩やかにする方法が存在する。


つまりはその人間の代わりに存在の力で作った模造品、トーチという存在だ。


このトーチにより一気に消失する筈のものを緩やかに消失させ、この世への損害を抑えられるという訳である。


そんなトーチの中にも、稀に体に宝具を宿す者が存在し、そのような者たちはミステスと呼ばれているのだ。



「ミステス、か」


かつて共に旅した男女の片割れを思い出し、口からは呟きが漏れる。


まさしく愛に生きたあの二人は、だれよりも世界が輝いて見えていたのではないだろうか。


目の前の少年は、一体どのようなミステスなのか……。



安価

ミステスの少年に対する印象を一つ
また安価内のコンマ一桁が0により、少年の宿す宝具を看破

下3レスまで

友愛の人 <あの炎髪灼眼をシャナと親しげに接している様から



(見た感じは普通の高校生よね)


(今時の学生にしてはもの静かな印象だが、たしかに普通というのが的を射ている)


顔も整ってはいるが美少年というほどではなく、クラスに一人はいそうな優しい顔つきの少年だ。


(でも、あの子と一緒に行動しているっていうのは興味深いわね)


かの炎髪灼眼の討ち手と一緒に行動しているミステス。


もちろん彼女がミステスを保護している面もあるのだろう。


なにせこの街にいるのは、あの狩人なのだから。


しかし目の前の二人からは、フレイムヘイズとミステスという関係だけではない雰囲気が感じられる。


(見た目に反して存外にやるのかもしれないね)


(クローノスもそう思う?)


まぁなんにせよ、理解を進めるためには自己紹介からだろう。



安価

自己紹介の為の一言

下3レスまで

私はルナ。シャナの古い知り合いよ。
少年は何という名前か聞かせてもらえる?

で、シャナがこんな気を許すなんて珍しい。どうやって手懐けたの?



「初めまして。経間の回針クローノスのフレイムヘイズ、銀髪青眼の射ち手ルナよ」


ミステスの少年に向け、自身のフレイムヘイズとしての名を明かす。


「貴方は坂井悠二くん、でよかったかしら?」


割り込んだ太平芳子の記憶や吉田さん達の話から少年の名前を尋ねる。


「確かにそうだけど、どうして僕の名前を?」


戸惑いの色を強くしながら少年、坂井悠二が尋ねてきた。


その疑問に答えようとすると、横からシャナが割って入ってくる。


「私がやったのと基本は同じよ。このクラスのトーチに割って入り、そこから記憶を調べれば分かるわ」


何故か少々面倒くさそうに彼女は言う。


私がその態度に疑問を覚えていると……。



安価

坂井悠二の反応を以下の中から選択

1:な、なんだって!? 一体だれを……
2:そうか……、一体だれがトーチだったんだ……?
3:自由指定

下レス

1



「な、なんだって!? 一体だれを……」


非難するような声色で、坂井悠二が叫ぶ。


(しまった、ここ最近はこんなこともなかったから)


(ふむ、少々軽率な言葉だったかもしれないな)


彼にしてみれば学友の存在を奪ったも同然の行為、叫ぶのも当然といえるだろう。


ここで少し、トーチについての認識を話そう。


トーチは歪みを緩やかにする為の代替品であり、徒は勿論フレイムヘイズも人としては扱わない。


封絶の展開などに使われることもあり、その扱いはモノと言っていいだろう。


多くのフレイムヘイズはその認識だが、銀髪青眼の射ち手はその例外だ。


彼女が過去に旅した徒とミステス。


その経験が、彼女のトーチに対する認識を特別なものとしていた。


「ごめんねルナ、このミステスちょっと変わってて」


坂井悠二を横目に見つつ、シャナが謝罪してくる。


フレイムヘイズとして生きてきた彼女の在り方は、まさしく強者のそれだ。


若くして高い場所に孤高にある彼女には、まだまだ理解するには時間が掛かることが多々ある。




安価

主人公の言動指定

下3レスまで



「ごめんなさい」


頭を下げた少女に、坂井悠二は動揺する。


少年、坂井悠二の目を見ながら、フレイムヘイズの少女は自身の想いを伝える。


「貴方の怒りは正しいもので、私はそれに謝る言葉しか持っていないわ」


現に彼女の存在は塗り替えられ、この世から消失してしまった。


大平芳子が築き上げたその全てを、一瞬にして奪ってしまったのだ。


「坂井悠二くん、許してくれとは言わないわ」


「これから伝えるのは、私が割り込んで消えてしまった少女のこと」


いつの間にか、坂井悠二も静かに少女の話を聞いていた。


「彼女のことを、どうか君たちにも記憶して欲しいの」


大平芳子のことを話す。


これは結局のところ少女の自己満足でしかない。


だが話すことで、大平芳子は完全には消えてなくなりはしない。


坂井悠二もそのことを理解したのか口を開く。


「教えてくれ、君が知っていることを」


そしてフレイムヘイズは語る。


確かに存在した、一人の少女のことを。







「これが、私が知っている大平芳子さんの全てよ」


語り終えたルナを、真っ直ぐに悠二は見ている。


「教えてくれてありがとう、ルナさん」


「話は終わった?」


礼を言う悠二に続き、シャナが声をかける。


退屈そうに、しかしこちらを心配しているような顔つきの彼女の頭を思わず撫でる。


「ふふ、ありがとう」


「ちょ、ちょっと! 何すんのよ!」


文句を言いながらも、撫でる手を振り払おうとしない少女に気持ちが軽くなる。


「そういう可愛いところもあるんだな」


「なによ、ちゃんと聞こえてるわよ!」


今度は悠二と言い合いを始めるシャナ。


それを見かねてか、遠雷の声が響く。


「それはそうと、この封絶もそろそろ解くべきではないか?」


「同意するのは癪だが、確かに頃合いだろう」


二人の言葉に、ルナもその考えにいたる。


あまりに長時間封絶を維持していては、敵を挑発しているも同然だ。


「私も今日から学生の訳だし、あんまりサボリ過ぎは駄目ね」


そんな風に冗談を言いながら、封絶が解けてゆく。


止まっていた日常が、動き出す。




今回はこれにて終了とさせて頂きます。
夜遅くまでお付き合い頂きありがとうございました。
やっと場面が移りました。
テンポ良く進めていくのが今後の課題ですね。

疑問に思ったことなどありましたら、どうぞお気軽に聞いてください。
次回の投下の際、まとめてお答えします。


それでは皆様また次回まで

天下無敵の幸運を




4日の21時に投下を予定しています。
よろしければお付き合いください。



人いますでしょうか?



「そういえば、なんでその服でなにも言われないんだ?」


いくつかの授業を受けたあと(中にはシャナに粉砕されている教師もいた)、悠二が不思議そうにルナを見た。


そう指摘されたルナの服装は純白の白衣で、御崎高校の制服ではない。


教室が制服一色の中に白衣を着た者がいる光景は、確かにある種不可思議に見える。


「少年よ、それは些か乙女の秘密に踏み込む質問ではないかな?」


「えぇ!? いや、僕は別に……」


クローノスの咎めに、悠二は何か自分が失礼なことをしてしまったかと慌てる。


「安心して悠二くん、クローノスは君をからかってるだけだから」


苦笑交じりにルナが助け船を出す。


シャナに笑われる悠二の顔には気恥ずかしさが見える。


「もう、クローノス、からかっちゃ駄目じゃない」


「いやなに、これも私なりの接し方だよ」


「えっと、そういう接し方は勘弁して欲しいんだけど」


「どうやら其方らの関係は変わっておらぬようだな」


「ふふ、ちょっと安心したかも」


仲よさげに談笑しあう五人。


他の生徒から見れば話しているのは三人だけで、王たちの姿は見えない。


その見えている三人の中にも、人間は一人もいない。


フレイムヘイズ、紅世の徒、ミステス。


人が集中する学校という場所において、人ならざる三者が集う。


この事態は、御崎市においての何かの予兆なのだろうか。



安価

周囲が違和感を感じない理由

下3レスまで

「まぁ種明かしをするなら、一種の自在法の力よ」

違和感の正体をルナが語る。

「自在法ってそんなこともできるのか」

「その者たちは古き世から戦ってきた猛者だ。 扱う自在法も様々なものがある」


アラストールのその言葉は、かつて共に戦った王としてのものなのだろう。


事実、ルナとクローノスはフレイムヘイズの中でも古参に位置する。


新しいフレイムヘイズたちには伝説同然に語られる戦いにも多数参加している。


しかしその長き時を生き抜いてきた彼女の力は、決して比例はしていない。


そんな彼女が現代まで生き残れた一端には、扱う自在法の利便性があった。


それを適切に駆使し、彼女は強者との戦いを生き抜いてきた。


今使っている自在法も、彼女が愛用しているものの一つだ。


割り込んだトーチの姿を借り、周囲の認識を誤魔化す。


この自在法はトーチの姿を借りるので、気配探知の自在法を使われない限りは気付かれないという点がある。


ルナが外界宿にたびたび頼りにされるのも、この自在法の存在が大きい。


「あれ、でも僕には白衣を着てる姿が見えるけど」


「この自在法は女神の任意で対象を変更できるのだよ、少年」


基本は誰もがルナをそのトーチの姿で認識し、彼女が任意でその自在法を解くと本来の姿を認識できるという仕組みだ。


「シャナは出来ないのか、そういうこと?」


悠二がシャナに尋ねる。


彼の名誉の為に言うと、その発言は決してシャナを貶めるものではなく、ただの好奇心だったのだろう。


シャナもそれは理解できたが、理解できただけだ。


何故か必要以上にざわつく胸の内を隠しながら、少女はぶっきらぼうに言う。


「なんでお前にそんなこと言わなきゃいけないわけ?」


「なんでって、一応協力してるわけだし……」


「うるさいうるさいうるさい!」


そんな風に言い争う悠二とシャナを見て、ルナは思った。

安価

主人公から見た二人の関係

下3レス


(ねぇ、クローノス。 あの子たちを見てどう思う?)

(ふむ、そうだね……)

シャナと悠二の関係を二人は語り合う。

(なかなかに面白いペアに私は見えるね)

クローノスが己の意見を語る。

(紅蓮の姫は賢いが、本質はその内に眠る炎に身を任せる性格だ)

(対してあの宝物の少年は幼いが、その本質は理性で己を制す性格と見た)

(そのような二人がああしているのを見るのは、些か以上に退屈しない催し物だろう)

自身の考えを語り終えた王は、自身の契約者に尋ねる。

(それで女神はどうかね?)

(私はそうねぇ……)

少し間を置き、彼女は語る。

(なんていうか、夫婦漫才って感じ?)

(ふふ、あの魔神が聞いたら唸りそうな考えだね)

ルナの意見に、思わずクローノスが笑う。

あの厳しくもそれ以上に優しい魔神のことだ、少女に対する過保護ぶりは相当なものだろう。

(あ、そうだ。 もう一つ、あの子たちを見てたら思ったことがあるんだけど……)

(奇遇だね、実を言うと私もだよ)

お互いに嬉しそうにしながら、二人一緒にその考えを言う。



『昔の自分たちにそっくりだ』


(女神よ、語り合っている内に二人は決着が着いたようだ)

見れば、悠二が困り顔でシャナに謝っていた。

(あらら、いつの時代も女の子は強いわね)

確認すれば、時計はあと少しで授業開始の時刻を刻むところだ。

後々の話は次の休み時間にまわし、今は二人に授業の開始を告げにいこう。


安価

この後の主人公の行動
※シャナと悠二はフリアグネの企み阻止

下5レスまで


すいません、大変短いですが今回はここまでで。
最近なにかとあり投下できてもごく僅かというざまですが、付き合って頂ければ幸いです。
皆様お付き合い頂きありがとうございました。


また今回途中で寝落ちという大失態をしてしまいました。
大変申し訳ありません。
そのお詫びといっては何ですが、皆様の希望するご意見の中からいくつかを採用させて頂きたく思います。
例:ルナに関する設定など

行動安価は次回の投下の際決定します。



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