女勇者「仲間になってくれませんか?」僧侶「フヒヒ…かわいいねぇ」(472)

ルイーダの酒場

ザワザワ……

「あれが今回選抜された勇者様か?」

「ああ、そうだ」

勇者(15歳♀)「……?」

勇者(なんだろう……みなさんの視線がすごい)

「まだガキじゃねーか」

「しかも女だぞ」

「国王は何を考えてるんだろうな」

「しらねーよ」

勇者(はぁ……やっぱり勇者のくせに胸がないからかなぁ)

勇者「あの、すいません」

店員「ん?……ああ、君が今回の勇者様か?」

勇者「はい。この度は大事な役目を担うことになり、緊張しています」

店員「はは、そうかい。で、仲間が欲しいのか?」

勇者「はい」

店員「じゃあ、二階に行ってくれるか。そこに登録者名簿があるから。その名簿の中からこれだって思う人の紙を持ってきてくれ」

勇者「はい」

店員「しかし……あまり男性を選ばない方がいいかもな」

勇者「どうしてですか?」

店員「いや……君、可愛いから」

勇者「私の容姿と仲間選びに何か関係があるんですか?」

店員「……ま、まあ、好きにすると良いよ」

勇者「はい!」

ルイーダの酒場 二階

勇者「すいません。登録者名簿というものを見せてもらえますか?」

店員「ああ、はい」

勇者「ありがとうございます!」

店員(こんな可愛い子が勇者とはな……この国は本当に狂ってるな)

勇者「ふんふーん♪」

勇者「んー……やっぱり僧侶さんはいりますよね……」

勇者「ん?この僧侶さん……経歴がすごい……!?」

勇者「戦士から武道家、魔法使いを経て現在僧侶……」

勇者「この人しかいない……うん!この人にしよう!!」

勇者「ありがとうございました!!」

店員「え、もういいの?仲間は慎重に選んだほうが……」

勇者「いえ!もうこの人しかいません!!それでは!!」

店員「誰を選んだんだ……?」

ルイーダの酒場 一階

勇者「すいません、この人をお願いします」

店員「こいつは……本当にいいの?」

勇者「はい」

店員「いや、でも、こいつは少し人格に問題が……」

勇者「どういうことですか?」

店員「いや……あの……子どもが好き……なんだよ」

勇者「子供好きとはすばらしい。優しい方なんですね」

店員「あ、いや、そう言う意味じゃなくて……悪い意味で好きなんだけど……」

勇者「子どもが好きに良いも悪いもありませんよ。きっと私にも優しくしてくれるとおもいますし」

店員「お、俺は止めたからな……文句は言わないでくれよ?」

勇者「ええ、言いません」

店員「じゃあ、少し待っててくれ」

勇者「はい!」

勇者(楽しみだなぁ……どんな人だろう……)

勇者「……(ウトウト」

店員「あの」

勇者「あ、ふぁい?」

店員「連れてきました」

勇者「え……」

僧侶(27歳 ♂)「フヒヒ……かわいいねぇ……ブヒ」

勇者「貴方が、僧侶さん?」

僧侶「そ、そう……です……フヒ」

勇者「これからよろしくおねがいしますね!」

僧侶「あ、ああ……うん……よ、よろしく……」

店員「おい、勇者様は国の宝だ。絶対に何もするなよ?」

僧侶「し、しませんよ……な、なにいってんだよ……」

店員「……ちっ!」

勇者「僧侶さん、行きましょうか!」

僧侶「う、うん……い、いこうか……」

商店

勇者「やっぱり旅の支度は大事ですよね」

僧侶「そ、そうだね……うん……」

勇者「あ、でも僧侶さんってすごい経歴を持ってらっしゃるんですよね?」

僧侶「え、あ、うん……俺、すごいよ……ヒヒ」

勇者「じゃあ、準備なんていらないですかね?」

僧侶「ど、どうして……?」

勇者「だって、僧侶さんが守ってくれるから……なーんて♪」

僧侶「ブヒヒ!!」

勇者「ど、どうしたんですか?すごい豚鼻……」

僧侶「あ、いや……なんでも、ないから、ないから」

勇者「そ、そうですか」

僧侶「う、うん……で、でも、薬草、とかは……いると思う……」

勇者「そうですね。では薬草を買っていきましょう」

僧侶「守る……俺が……彼女を……体を張って……ヒヒ」

フィールド

勇者「んー……いいお天気ですね」

僧侶「そ、そそ、そうだね」

勇者「どうかされました?」

僧侶「い、いや……なんでも、ないよ……」

勇者「そうですか……」

僧侶「…………」

勇者「………」

僧侶「…………フヒヒ」

勇者(なんだろう……私と距離をとってるし……チラチラと私の様子を窺ってくる……)

勇者(もしかして、警戒されてるのかな?)

勇者(男性とろくに話したことないし……困ったなぁ)

僧侶(すげえ……見れば見るほど、かわいい……)

僧侶(二人旅だし……きっと向こうも俺のことを好きになってくれるはずだよな……)

僧侶(あぁ……遂に年下の彼女が……しかも勇者とか……テラ勝ち組じゃん俺……ブヒヒヒ!!!)

魔物「ガオォォォン!!」

勇者「魔物!?」

僧侶「ひっ?!!」

魔物「ガルルルル……」

勇者「僧侶さん、気を付けてくださいね!」

僧侶「う、うん……」

魔物「ガァァァァオ!!!!」

僧侶「ひゃぁぁぁぁ!!!!」

勇者「ふっ!!」

僧侶「おぉ……剣で魔物を攻撃を防いだ……すっげえ……」

勇者「でぁ!!!」

魔物「グフッ!?」

勇者「ふぅ……よし。―――あれ?僧侶さん、そんなところに座り込んでどうしたんですか?」

僧侶「え、ご、ごめん……ちょっところんで……えへへ」

勇者「もう、ドジですね。ほら、手を貸してあげますから。早く立ってください」

僧侶「よっと……ご、ごめん……ありがとう……」

勇者「いえいえ。困った時はお互い様ですし」

僧侶(女の子の手……柔らかいなり……)

勇者「……」

僧侶「……フヒヒ」

勇者「あ、あのぉ……」

僧侶「な、なに?」

勇者「えっと……いつまでも手を握られるは……その……」

僧侶「お、おお……ご、ごめんね……」

勇者「い、いえ……」

僧侶「じゃ、じゃあ、行こうか」

勇者「はい!今日中に次の街に着いたいですしね」

僧侶「そ、そそ、そうだね……ヒヒ」

勇者(時折、変な眼差しになるけど……まだ心を開いてくれてないのかなぁ……)

勇者(勇者として仲良くならないと、うん!)

夕方 街

勇者「はぁ……はぁ……」

僧侶「だ、だいじょうぶ……?」

勇者「はい……少し連戦になってしまったから疲れただけです……ごめんなさい」

僧侶「お、おぉ……うん」

勇者(僧侶さん……どうして治癒呪文のひとつもかけてくれないんだろう……?)

僧侶(あぁ……可哀想だけど……俺、戦えないんだよなぁ……つーか、戦ったことないし……魔物、こえーし……)

勇者(あ、もしかして……私は今、試されているのかもしれませんね)

勇者(すごい経歴を持つ僧侶さんですから、きっと今は私に付いていってもいいのか見極めているに違いない……)

勇者(となれば、早く認めてもらえるように精進しないと。うん!)

僧侶(飽きたから転職繰り返してただけだしなぁ……呪文とか何もできねーし……)

僧侶(まあいいか。この子、強いし。何もしなくてもいいだろ、ヒヒ)

勇者「僧侶さん、宿に行きませんか?私、もうクタクタで……」

僧侶「そ、そうだね……い、いこうか……フヒヒ」

勇者「はい。ごめんなさい。私が不甲斐ないばかりに……」

宿屋

店主「一泊10Gだよ」

勇者「あ、えっと……部屋を別にすると、料金も別、なんですよね?」

店主「ああ、勿論だ。二人で二部屋なら20Gだ」

勇者「はぁ……あの……僧侶さん?」

僧侶「え、な、なに?」

勇者「すいませんが私と同室で構いませんか?」

僧侶「え、ええ、どど、どうして?」

勇者「経済的な理由で……」

僧侶「あ、あー、そ、そうなの……あ、うん……い、いいけど……俺は、いいけど?」

勇者「本当にごめんなさい。一人になりたい時間も欲しかったと思いますが……辛抱していただけますか?」

僧侶「いいよ、いいよ。た、たまには相部屋も、いいんじゃないかな……たぶん」

勇者「僧侶さん……お優しいのですね……」

僧侶「そ、そんなことないよ。ふ、ふつーだし、これくらい」

勇者「ふふ、じゃあ部屋のほうへ行きましょう」

寝室

勇者「よかった、ベッドは二つありますよ」

僧侶「そ、そそ、そうだね……」

勇者「はぁ……疲れた……よいしょっと」

僧侶「………」

勇者「え、と……なんですか?」

僧侶「い、いや……な、なな……なんでもないし……」

勇者「そ、そうですか……?」

勇者(なんだろう……顔をそむけて……私と視線を合わせてくれない……)

勇者(やっぱり同室は嫌だったのかなぁ……はぁ……嫌われてなければいいけど……)

僧侶「あ、そ、そうだ……風呂……入ってくるよ……い、いいよね?」

勇者「え、あ、はい!どうぞどうぞ!」

僧侶「フヒヒ……汗臭いのは、や、やだもんね……お、お互いに」

勇者「え、ええ……そうですね」

勇者「……(ウトウト」

勇者「あ……旅の疲れが……」

勇者「………すぅ……すぅ……」

僧侶「―――フヒヒ……あ、がったよ」

僧侶「あ?」

勇者「すぅ……すぅ……」

僧侶「ね、寝てる……寝顔もかわいいなぁ……ブヒヒ」

勇者「………」

僧侶「そ、そういえば……昔、エロ本で『男の傍で寝る女とはセックスできる』ってみたことあるなぁ……」

僧侶「い、いままでは……みんな顔を近づけただけで逃げていってたからなぁ……14歳の僧侶ちゃん……かわいかったのになぁ」

僧侶「で、でも……勇者ちゃんのほうが何倍も……か、かわいいし……」

僧侶「フヒヒ……」

勇者「すぅ……すぅ……」

僧侶「ね、寝てるのが……悪いんだ……こ、このビッチが……フヒヒ……」

勇者「………」

僧侶「キス……ぐらい……俺だって……」

勇者「うーん……」

僧侶「か、かーちゃんとしたことあるし……で、できるぞ……フヒヒヒ」

勇者「すぅ……すぅ……」

僧侶「はぁ………はぁ………はぁ………」

勇者「……」

僧侶「ひぃ……ひぃ……」

勇者「……ん?僧侶さん?」

僧侶「あ……」

勇者「か、顔……近いですけど……なにか?」

僧侶「あ、いや……これ、これは!!!」

ハラリ……

勇者「きゃ!!」

僧侶「おお!?ご、ごめん!!!バスタオルがとれちゃった……!!」

勇者「も、もう!!やめてください!!早く服を!!」

浴室

勇者「はぁ……♪」

勇者(にしても僧侶さん……何をしようとしてたんだろう……?)

勇者(まさか……寝ている間に……私を……?)

勇者(あはは。そんなことあるわけないかー。私……ぺったんこだし…・・はぁ……)


更衣室

僧侶「(おぉ?!……勇者ちゃんのパンツだ……猫のプリントが入ってて……かわいいじゃねーか……)」

僧侶「……だ、大丈夫……だよね……ちょっとだけ……」

僧侶「スーハー……スーハー……」

僧侶「(ふおぉぉ……やべえ……・いい匂いがする……ブヒヒヒ!!!!)」

勇者『あれ?僧侶さんですか?」

僧侶「……!?!」

勇者『どうかされました?』

僧侶「あ、いや……洗濯物……あるかなって……思って……フヒヒ」

勇者『あ、すいません。じゃあ、あの、その籠にあるもの全部、水につけておいてください」

寝室

僧侶「勇者ちゃんのパンツは……す、すこしシミができてるね……か、かわいいなぁ……」

勇者「ふぅ……あ、僧侶さん、何してるんですか!?」

僧侶「え、あ、いや……」

勇者「洗い物なら私がやりますから。僧侶さんは休んでいてくださいよ」

僧侶「い、いいよ……これぐらいは俺が……」

勇者「駄目です。私がします。……そ、僧侶さんに私の汚れたものを洗わせるなんて失礼、ですし……」

僧侶(か、かわいい……!!!)

勇者「ほらほら、僧侶さんは横になっていてください」

僧侶「そ、そうか……な、なら、任せるよ」

勇者「はい。そのお心遣いだけで十分ですから」

僧侶「……」

勇者「よし、浴室で豪快に洗っちゃおう!」

勇者「よいしょ、よいしょ……」

僧侶(今まで出逢った女の子たちはみんな俺の外見をみて「キモイ」だの「クサイ」だの言ってきたのに……勇者ちゃん、俺のことが好きなのか?)

深夜 寝室

勇者「すぅ……すぅ……」

僧侶「……ねれねえ」

僧侶「こんなかわいい子が近くで寝てて、寝れるわけねえよ」

僧侶「……」

勇者「すぅ……すぅ……」

僧侶「か、顔を近づけたら……また気配で起きちゃうだろうな……」

僧侶「な、なら……こっそり……手を伸ばして……ヒヒヒ」

勇者「んん……?」

僧侶「はぁ……はぁ……」

勇者「ん……すぅ……すぅ……」

僧侶「(は、はじめて……女の子の胸を触った……!!柔らかい……し、しかも……勇者ちゃん……ブラ、してねえ!!)」

勇者「すぅ……すぅ……んん……?」

僧侶「(もっと……もっと、触っておきたい……もっと……)」

僧侶「はぁ……はぁ……はぁ……」

魔王城

魔王「…………」

ドラゴン「―――魔王様。ただいま戻りました」

魔王「成果はあったか?」

ドラゴン「はっ。ここに」

魔王「どれどれ……なるほど」

ドラゴン「如何なさいますか?」

魔王「このまま続けろ」

ドラゴン「はっ」

魔王「……ふん」

側近「魔王様」

魔王「どうした?」

側近「南にある村が魔王様の討伐を企てているようです」

魔王「よかろう。その村、潰しにいくか」

側近「はい」

翌朝

僧侶「ぐぅ……ぐぅ……」

勇者「僧侶さん!!!」

僧侶「え……あ……?」

勇者「朝ですよ。ほらほら、起きてください!」

僧侶「き、きのうは眠れなかったんだ……あと10分だけ……」

勇者「もう……10分だけですよ!」

僧侶「う、ん……ぐぅ……」

勇者(全く……呪文の研究でもしていたんでしょうけど……無理をされてはこっちが困るのに……)

勇者「あ、今のうちに買い出しにいかなきゃ」

勇者「……?」

勇者(あれ?なんで僧侶さんの傍にゴミ箱が……?部屋の隅に置いてあったのに……?)

勇者(なんかティッシュがいっぱい入ってるし……)

勇者「ま、いっか」

商店

店員「いらっしゃいませー」

勇者「えーと……薬草と……水と……」

店員「失礼ですが……旅の方、ですか?」

勇者「はい、そうです」

店員「最近、魔王の活動が活発になってるらしいですから、気を付けた方がいいですよ?」

勇者「そうなんですか?」

店員「ええ、一昨日と昨晩、街と村が壊滅したらしいですよ。魔王の手によって」

勇者「そう……ですか……」

店員「どうして旅をしているかは知りませんが、あまり出歩かない方が賢明かと」

勇者「……ご忠告、感謝いたします。でも、私は立ち止まることはできません」

店員「え……ど、どうして?」

勇者「みなさんのことを守りたいから」

店員「あ、あなたは……一体……?」

勇者「秘密です。いずれ平和になったとき知ってもらえればそれで結構ですから」

宿屋

僧侶「んー……あれ……勇者ちゃんがいないぞ?」

僧侶「勇者ちゃーん!!」

僧侶「……いないなぁ」

僧侶「……」

僧侶(勇者ちゃん……ベッドも綺麗にしてる……いい子なんだなぁ)

僧侶「……フヒヒ」

僧侶「勇者ちゃんが一晩寝ていたベッド……」

僧侶「ここで俺が寝れば……ヒヒ」

僧侶「勇者ちゃんとセックスしたも同然じゃない、かな……?」

僧侶「そ、そうと決まれば……おじゃましまーす」

僧侶「ああぁ……いい香りがする……やべえ……勃起してきた……」

僧侶「―――はぁ……はぁ……はぁ……」

僧侶「勇者ちゃん……勇者ちゃん……!!」

僧侶「うっ!……ふぅ……」

勇者「―――ただいま戻りました!!」

僧侶「……!?!?!」

勇者「あー!!僧侶さん!!なんで私のベッドの中に入ってるんですか!!?」

僧侶「ぐーぐー」

勇者「僧侶さん!!」

僧侶「ぐー!!ぐー!!!」

勇者「もう……寝相悪いんですね、全く」

勇者「仕方ない。僧侶さんのベッドだけでも綺麗にしておかないと」

僧侶(どどど……どうする……処理できてねえし……でれねえよ……)

勇者「ふんふふーん♪」

僧侶(俺がオナニーしまくった後のシーツに触れてる……)

僧侶(あぁ……やべえ……また勃起してきた……)

僧侶「―――はぁ……はぁ……はぁ……」

勇者「……ん?僧侶さん?起きたんですか?」

僧侶「?!!?!?」

勇者「僧侶さん、そろそろ起きてもらわないと困るんですけど……」

僧侶「はぁ……はぁ……」

勇者「僧侶さん?どうかしました?」

僧侶「はぁ……ご、ごめん……はぁ……ちょっと、体調が……」

勇者「ええ!?だ、大丈夫ですか?!えと、んと……ど、どうしよう……」

僧侶(お、俺のことを心配してオロオロしてる様も可愛いなぁ……)

勇者「あの……なにかお薬とかいりますか?買ってきますから」

僧侶「あ、そ、そうだな……や、薬草があれば……」

勇者「あ、それなら丁度買ってきたので―――」

僧侶「あ、ちげーわ!!ごめん!!ど、毒消し草じゃないと……これはきついな……」

勇者「毒消し草ですか……わかりました!!今すぐ行ってきます!!」

僧侶「―――よし。今のうちに……はぁ……はぁ……勇者ちゃん……勇者ちゃん……うっ!!」

僧侶「ふぅ……」

僧侶「ティッシュ、ティッシュ……」

僧侶「それにしても人生で一番興奮したな……ブヒヒヒ!」

道具屋

店員「いらっしゃ―――」

勇者「毒消し草をください!!」

店員「あ、え……?」

勇者「はやく!!!」

店員「あ、こ、これです……」

勇者「じゃあ、お代はこれで。お釣りはいりません!!」

店員「あ、ちょ……ありがとうございましたー……」


宿屋

僧侶「あ、演技はしとかなきゃな……」

勇者「―――僧侶さん!!」

僧侶「おお!?」

勇者「買ってきましたよ?えと……どうします?」

僧侶「じゃ、じゃあ……とりあえず煎じてくれない?」

勇者「あ、はい!急いでやりますね!」

勇者「よし、出来た」

僧侶「……」

勇者「どうぞ」

僧侶「あ、熱い……さ、さまして……くれないか?」

勇者「え……す、すいません……気が回らなくて」

僧侶「いいから……冷ましてくれ……ふーふーって」

勇者「はい。……ふーふー」

僧侶(女の子の息がかかった飲み物……最高だな……)

勇者「はい、どうぞ」

僧侶「んぐ……うぇぇ……にげえ」

勇者「あ、ゆっくりでいいですからね?」

僧侶「お、おう」

勇者「今日はもう一泊していきましょう。僧侶さんは体調が万全になるようにゆっくり休んでいてくださいね?」

僧侶「き、君はどこへ……?」

勇者「少し出かけてきます。夕方には戻りますから」

フィールド

勇者「僧侶さんのためにも、私が頑張らないと」

勇者「よし」

魔物「ガルルルル……!!!」

勇者「魔物さん……すいませんが僧侶さんのために……犠牲になってもらいます」

魔物「ガァァァァ!!!!」

勇者「でぁぁぁ!!!」


宿屋

僧侶「………」

僧侶「暇だな」

僧侶「あ……勇者ちゃんのパンツだ」

僧侶「よし……」

僧侶「―――はぁ……はぁ……勇者ちゃん……勇者ちゃん……」

僧侶「うっ!!」

僧侶「ふう……パンツを見ながらでも十分に抜けるな……勇者ちゃん……マジ可愛いわ……ヒヒ」

商店

勇者「はぁ……はぁ……」

店員「あ、だ、大丈夫ですか……?酷い怪我だ……」

勇者「き、気にしないでください……それよりも、魔物の毛皮を、売りたいのですが……」

店員「あ、は、はい……!!」

勇者「お、お願いします……」

店員「―――合計300Gで買い取りさせていただきます……よろしいですか?」

勇者「は、はい……十分です。ありがとうございます」

店員「ぐ……!?」

店員(本当は500Gぐらいの価値はあるんだけど……でも、その値段だと怒られちゃうし……)

勇者「で、では……これで」

店員「あ……」

勇者「はぁ……はぁ……」

勇者「僧侶さん……お腹空かせてるだろうし……早く帰らないと……」

宿屋

勇者「す、すいません……遅くなりました」

僧侶「あ、おかえり。―――どうしたの?すごい怪我だけど……」

勇者「あはは、大したことありません。すぐに夕飯つくりますから」

僧侶「そ、そう?」

勇者「何かご希望はありますか?」

僧侶「じゃあ、チャーハン大盛りで」

勇者「食欲、あるんですか?」

僧侶「うん。勇者ちゃんのおかげでもうすっかり元気だ」

勇者「よかったぁ……♪」

僧侶「ありがとね」

勇者「じゃあ、少し傷の手当てをしたら料理つくりますので」

僧侶「うん。おねがい」

勇者「はぁ……はぁ……」

勇者(少し……疲れちゃった……)

勇者「は、はい……どうぞ」

僧侶「おお。うまそうだ」

勇者「えと……家族以外に作ったことがないので、お口に合えばいいんですけど……」

僧侶「ううん!うまいうまい!!」

勇者「そうですか……嬉しいです」

僧侶「勇者ちゃん、可愛いし、料理もできるし、将来は良いお嫁さんになるね……ヒヒ」

勇者「え……そ、そんな……ことは……」

僧侶「お、俺……ま、毎日でも……作ってほ、ほしいなぁ……」

勇者「え?!」

僧侶「あ、いや……な、なんでもないから……ご、ごめん……」

勇者「は、はあ……」

僧侶(あ、い、いま……フラグ、立ったな……ブヒヒ)

勇者(びっくりしたぁ……これから毎日チャーハンを作らなきゃいけないかと思っちゃった……)

勇者(体に悪いし、それは駄目だよね。うん)

夜 浴室

勇者「―――いたっ!!」

勇者「はぁ……傷にしみるなぁ……」

勇者(僧侶さん、結局治癒呪文使ってくれなかったし……)

勇者(ま、これだもんね。がんばらないと認めてもらないし、うん)

勇者「―――へっくちゅん!!」


更衣室

僧侶「クンクン……はぁ……」

僧侶(勇者ちゃん……すごい汗かいてる……服がとっても汗臭い……ヒヒ)

僧侶「クンクン……スーハースーハー……」

僧侶(やべ……勃起してきた……今日は散々抜いたのにな……もうちんこがいてーっての)

勇者『僧侶さん?』

僧侶「え!?あ、なに!?洗濯物を取ろうとしただけだよ?」

勇者『あ、すいません。また水につけておいてください』

僧侶「りょーかい……しっかりとつけておくよ……」

寝室

僧侶「勇者ちゃんの汗臭いパンツ……はぁ……はぁ……」

僧侶「パンツで擦るときもちいい……ひぃっひぃ!!」

僧侶「うっ……!!ふぅ……」

僧侶「ティッシュとるの面倒だな……どうせ洗うんだし……勇者ちゃんのパンツで拭いちゃえ……ヒヒ」

勇者「―――ふう。あ、僧侶さん。私が洗いますって」

僧侶「あ、う、うん……わかってるよ」

勇者「僧侶さん。今日はしっかり寝てくださいね?いいですか?」

僧侶「う、うん……ねるよ」

勇者「さてと、洗い物を……」

勇者(あれ……?なんだろう、この白いの?)

勇者(……???)

勇者(洗剤じゃなさそうだし……)

勇者(魔物と戦ってるときに変なのが付着してたのかな……?)

勇者(しっかり洗わなきゃ)

深夜

勇者「すぅ……すぅ……」

僧侶「………」

勇者「んん……?」

僧侶「やわらかい……勇者ちゃん……今日もブラしてない……」

勇者「すぅ……すぅ……」

僧侶「はぁ……はぁ……」

僧侶「……ちょっとだけ……ちょっとだけ……服をめくりあげてみようかな……」

僧侶「はぁ……はぁ………はぁ……!!」

勇者「んんー……」

僧侶「(し、下乳まで見えた……もうすこし……もう少し……!!)

勇者「うーん……」

僧侶「(あ……ちっ……寝返り……もう少しだったのに)

僧侶「(で、でも今日はもういいな……さてと……)」

僧侶「はぁ……はぁ……勇者ちゃん……勇者ちゃん……!!」

魔王城

側近「魔王様」

魔王「どうした?」

側近「東の街は魔王様に降伏する旨を伝えてきました」

魔王「順調だな」

側近「ですがまだまだ人間側の抵抗は激しいです」

魔王「勇者……とやらがまた現れたそうだな」

側近「ええ。まあ、小娘みたいですが」

魔王「ふむ」

ドラゴン「―――魔王様」

魔王「……」

ドラゴン「結果報告です」

魔王「……ドラゴンの方も順調だな」

ドラゴン「はい」

魔王「お前の地域は任せたぞ。これからも頼む」

翌朝

勇者「お世話になりました」

店主「またのおこしを」

勇者「さ、ようやく出発できますね」

僧侶「ご、ごめん……予定が大幅に……」

勇者「もう、気にしないでください。仲間じゃないですか!」

僧侶「そ、そうか……フヒヒ……うん……仲間だもんな」

勇者「はい!」

僧侶(やっぱり勇者ちゃんは俺のことを好きになり始めてる……このまま行けば……童貞を捨てるどころか結婚も……!!)

僧侶「ブッヒー!!」

勇者「ひっ!?」


寝室

店主「さてと……掃除しないと」

店主「うわ……すごいな……ティッシュの山じゃないか」

店主「あの二人……さてはずっと……若いっていいねえ……」



勇者「結構深いですね……」

僧侶「あ、勇者ちゃん……」

勇者「はい?」

僧侶「手……繋ごう……迷ったら、危ないし……」

勇者「あ、はい!」

ギュ……

僧侶「………」

勇者「あの……どうされました?」

僧侶「い、いや……勇者ちゃんの手……柔らかいなぁって……フヒヒ」

勇者「そ、そうですか?小さい時から剣を振ってたのでごつごつしてると思うんですけど……」

僧侶「いやいや、マシュマロみたいだよ……フヒ」

勇者「そう言ってくれたの……僧侶さんが初めてです」

僧侶(よっしゃ……好感度アップ……)

勇者(僧侶さん……すごい汗……手がベトベトしてる……)

魔物「オオォォォォ……!!」

僧侶「ひぃぃぃ!!!でたぁぁぁ!!!」

勇者「よし、こい!!」

魔物「ガァァァァァ!!!」

勇者「でぁ!!」

僧侶「おぉ……!!」

勇者「あ!!僧侶さん後ろ!!!」

僧侶「え―――」

魔物「ギャブゥゥゥゥゥ!!!!」

僧侶「うわぁぁぁぁぁ!!!!」

勇者「―――あぎぃ!?」

僧侶「勇者ちゃん!!?」

勇者「でやぁ!!!」

魔物「ギャァァ……」

勇者「はぁ……やった……」

僧侶「勇者ちゃん……だ、大丈夫……?お腹から血が……」

勇者「えへへ……すい、ません……うぅ……そう、りょ……さん、お怪我は?」

僧侶「お、俺は大丈夫。勇者ちゃんが庇ってくれたから……」

勇者「はぁ……はぁ……それは……よかっ―――あぁ……ぐっ」

僧侶「あ、い、今治療を……」

勇者「お、おねがいします……」

僧侶「待ってて……今、薬草を……」

勇者「え……?」

僧侶「こ、これくらいあれば……た、足りる?」

勇者「あ、はい……なんとかなり、そうです……」

僧侶「お、おれが、傷口に塗って……あ、あげようか……フヒ」

勇者「い、いいんですか……?」

僧侶「うんうん……ま、まかせてよ……さあ、服を脱ごうか……ヒヒ」

勇者「あ……じゃあ……おねがい……します……はぁ……はぁ……」

勇者「ん……ぃ……」

僧侶「あ、傷にしみた……?」

僧侶(勇者ちゃんの胸……手ブラだけど……これは興奮する……ブヒヒヒ!!!!)

勇者「へ、平気です……どうも……すいません。勇者なのに……情けないですね」

僧侶「はぁ……はぁ……そ、そんなことないよ……さ、包帯巻くから……む、胸から手をどけて……フヒ」

勇者「あ、いや。傷は腹部なんで……このまま……」

僧侶「あ、そ、そう……?」

勇者「すいません……やりづらいのは承知していますが……お願いします」

僧侶「ちっ……」

勇者「え?」

僧侶「い、いや……ちょっと口の中に違和感があって……じゃあ、巻くよ?」

勇者「はい……」

僧侶(まあいい……胸なんて……いつでも見れるし……)

勇者「……」

夜営

僧侶「ふう……」

勇者「あ、疲れたのなら休んでください。私が見張りしますから」

僧侶「そう?じゃあ、先に休むよ……ふわぁぁ」

勇者「はい。おやすみなさ……いっ……」

僧侶「んー」

勇者(はぁ……駄目……薬草じゃあ、完治できない……)

勇者(このまま動いたらまた出血するかも……)

勇者(治癒呪文さえ……あれば……)

勇者「うぅ……いた、い……」

勇者「はぁ……はぁ……」

勇者「で、でも……がんばらなきゃ……ここで諦めちゃ……魔王なんて倒せない……」

勇者「はぁ……はぁ……」

勇者(できれば魔物に見つかりませんように……)

翌朝

僧侶「ふわぁぁぁ……おはよう」

勇者「……あ、僧侶さん。よく眠れました?」

僧侶「うん。もうぐっすり」

勇者「よかった……」

僧侶「じゃあ、出発しようか。いつまでも森の中にいちゃあ危ないし」

勇者「そ、そうですね……ふぅ……ふぅ……」

僧侶「どうかした?」

勇者「あ、いえ……あ―――」

僧侶「おとと……ど、どうしたの……いきなりもたれかかってくるなんて……」

勇者「す、いません……すこし、だけ……こうさせて……ください……」

僧侶「え……あ、うん……良いよ……」

僧侶(ああー!!いい匂いがするー!!!)

勇者(血が流れ過ぎたのかも……眩暈が……)



僧侶「ふー!つかれたー!!」

勇者「はぁ……はぁ……」

僧侶「早く宿で休もうよ。包帯も代えてあげるから!」

勇者「あ……はい……そ、うです……ね―――」

ドサッ

僧侶「え……?勇者ちゃん?どうしたの!?」

勇者「ハァ……ハァ……」

僧侶「だ、だれかー!!!」

「なんだ?なんだ?」

「人が倒れてる」

僧侶「医者を!!医者を呼んでくれー」

「医者だってよ」

「お、俺行ってくるよ!!」

勇者(やっぱり……僧侶さん……って……)

クズすぎてワロエナイ

宿屋

医者「……しばらくは絶対安静です」

勇者「そうですか……ありがとうございます」

医者「いえ……」

僧侶「勇者ちゃん……」

医者「ところで……」

僧侶「は、はい?」

医者「何故、貴方が治療してあげなかったのです?」

僧侶「し、しましたよ……薬草で……」

医者「いやいや……このような酷い外傷なら治癒呪文でなければいけないでしょう。危うく死ぬところだったんですよ?」

僧侶「そ、それは……あの……」

勇者「あ、あの……僧侶さんは……丁度魔力が切れちゃってて……それで……」

僧侶「勇者ちゃん……」

医者「そう言うことなら仕方ないですが。―――今後は注意してくださいね?」

僧侶「は、はい……」

僧侶「勇者ちゃん……気持ち悪くない?」

勇者「あ、そうですね……じゃあ、体……拭いてもらえます?」

僧侶「よ、よろこんで……フヒ」

勇者「あの……少し目をつぶって……ください……」

僧侶「い、いいよ……いいよ……はぁ……はぁ……」

勇者「―――じゃ、じゃあ……背中から……」

僧侶「う、うん……ん!?」

勇者「あ……すいません……汚い背中で……」

僧侶「こ、この傷は……?」

勇者「小さい頃に修行で……腕とか足とかも傷跡だらけで……見せられたものじゃないんですけど……」

僧侶「そ、そうなんだ……」

勇者「すいません……気持ち悪いものをお見せしてしまって……」

僧侶「いや……気にしない……フヒ……綺麗だよ?」

勇者「もう……嘘付き……」

僧侶(はい。好感度アップ!フヒヒヒ!!!)

                     /    |    |    |
                 |     |    |    |
                   |ー |   l ー-  l
           /⌒ヽ   |    |   l     l
           l   l    |    |  |  0   |
            |   l   | ー-  |  l⌒) - l
             |  -‐|    |    |   | 丿   |    /⌒ヽ
           |   |    |    |  |ノ     l   |    ヽ
             l    _!   |    !__,! ‐  一 |   l     ヽ、
         /⌒ヽ l ‐ \  |, ノ⌒) ()     l    〉-‐  l
         l〉   )ヽ、   ヽノ (ノO (ノ  (つ ヽ、 | ノ)  |
        /  人 ヽ、        (⌒)      ヽノ (ノ  |
          l     ヽ、\,        )丿 / ノ/ o     l
        ヽ  ノ \,/     /  (ノ       () ヽ  l
         \    /        /     (⌒ヽ    |
          ヽ、       /  /   l      しノ      |
           ヽ、  /   /     |           l
            ヽ、          l          /

             ヽ、            |          /
              ヽ          l        /

勇者「はぁ……」

僧侶「ど、どう?」

勇者「あ。はい。少し良くなりました」

僧侶「ま、前も拭いてあげようか……ブヒヒ」

勇者「あ、いえ……恥ずかしいので……」

僧侶「そんなことないよ。仲間だろ?」

勇者「い、え……そこは関係ないかと……これは私の羞恥心の問題で……」

僧侶「いーから、いーから……俺を信用してよ……ブヒヒ」

勇者(目が据わってる……)

僧侶「ほーら……怖くないから……ブヒヒヒ」

勇者「あ、ちょ……やめて……」

僧侶「大丈夫だって……俺しか見てないから……」

勇者「だ、めです……僧侶さん……やめ、て……」

僧侶「いいから、前をむいてよ……!!ほ、ほら……はやく……!!フヒヒ」

店主『―――すいません。ルームサービスのなのですが』

僧侶「!?」

店主『入ってもよろしいですか?』

勇者「ルームサービス?」

僧侶「た、たのんでない、ですけど……?」

店主『あ、でも確かにこのお部屋から』

僧侶「ちょっと、まってください。今、出ます」

店主『はい』

勇者(あ、今のうちに服を……)

僧侶(いいところだったのに……!!)

僧侶「はい、お待たせしました」

店主「どうぞ。ディナーコースになっております」

僧侶「勇者ちゃんが?」

勇者「いえ……知りません」

僧侶「お代は?」

店主「もう頂いております」

毛皮ェ…

僧侶「な、なんだよ……気持ち悪いな……」

勇者「どちら様のご厚意なんでしょうか?」

僧侶「まさか……毒入りじゃあ……」

勇者「あ、じゃあ僧侶さん。インパスで確かめてください」

僧侶「え……?」

勇者「確かインパスなら悪意のあるものを見破れるんですよね?」

僧侶「あ、あはは、な、何言ってるの?あれは宝箱だけにしか反応しないの」

勇者「あ、そうなんですか?」

僧侶「そうだよ……こ、これだから無知は……」

勇者「すいません……呪文の勉強もします……」

僧侶「うんうん」

勇者「あ、じゃあ、初級のものでいいので買って来てくれませんか?」

僧侶「え?」

勇者「私もそろそろ攻撃系呪文だけじゃなくて補助系とか他にも覚えたいので」

僧侶「わ、わかった……買ってきて、あげるよ」

改心とかいらんクズのままでいますように

魔王城

魔王「……」

ドラゴン「―――魔王様」

魔王「おお。帰ってきたか」

ドラゴン「今回は少し危険でした」

魔王「なに……?なにかあったのか?」

ドラゴン「ええ……あの獣……魔王様の妃となる娘に手を出そうとしていました」

魔王「それで?」

ドラゴン「はっ。私がモシャスで店主に化けてなんとか」

魔王「でかしたぞ」

ドラゴン「いえ」

魔王「ふむ……勇者のあの美しさ……我が妃に相応しい。何人たりとも勇者には手を出させるなよ?」

ドラゴン「はっ!!―――しかし、誘拐すればいいのでは?事故で死んでしまう可能性も……」

魔王「そのときはお前が陰でから助ければよい。もう少し領地を広げておきたいのだ。妃を迎えるための準備もいるだろう?」

ドラゴン「なるほど……流石は魔王様です。恐れ入りました。では全力で勇者様は私が守りましょう」

僧侶に救いなどいらない

数日後

勇者「ホイミ……べホイミ……ふむふむ……」

僧侶「……」

僧侶(傷が癒えるまですることがないからって、もうずっと本を読んでるな)

僧侶(体も拭かせてもらえないし……)

勇者「ルカニ……スカラ……えーっと、こっちはバイキルト……」

僧侶(まあ、勇者ちゃんの下着で毎晩シコれるのは役得だけどな……フヒヒ)

勇者「バギ……バギマ……」

僧侶(よし。今日も勇者ちゃんを視姦するか)

勇者「ライデイン……ん……?」

僧侶(俺の脳内では既に勇者ちゃんは丸裸だ……ブヒヒヒ)

勇者「あ、あの……なんですか?」

僧侶「え……なんでもないよ。気にしないで」

勇者「そ、そうですか……?」

僧侶「―――ちょっと、お手洗いにいってくる。……爆発しそうだ……フヒ」

絶倫すぎるwww

数日後 街外れ

勇者「―――メラゾーマ!!(ゴォォォォ!!!」

勇者「―――べギラゴン!!(ゴォォォォ!!!」

勇者「―――イオナズン!!(ドォォォン!!!」

勇者「―――バギクロス!!(ヒュゴォォォ!!」

勇者「―――ギガデイン!!(バリバリバリ!!」

勇者「―――ベホマ!!」

勇者「……やった!全部、出来た!!」

勇者「僧侶さん!僧侶さん!!出来ましたよ!!やりましたー♪」

僧侶「う、うん……す、すごいね……」

勇者「えへへ、私、結構すごくないですか?」

僧侶「う、うん……ま、まあまあ、だね。俺は全部三日で覚えたけど……」

勇者「よし。これでなんとかなるかも……!」

勇者「私、やればできる子ー!!」

僧侶(やばい……俺、捨てられるんじゃね?)

捨てられて戻ってこなくていい

勇者「さて、じゃあ行きましょうか」

僧侶「う、うん……」

勇者「申しわけありません。長い足止めになってしまって」

僧侶「そ、それは……いいんだけど……」

勇者「宿代の所為でもうお金もありませんし、少し魔物を狩って路銀を増やしておきませんか?」

僧侶「あ、う、うん……そうだね」

勇者「じゃあ、行きましょう!」

僧侶「……」


フィールド

魔物の群れ「「ガァァァァァオ!!!」」

僧侶「うわぁぁぁぁぁ!!!!!いっぱいきたぁぁぁぁ!!!!」

勇者「僧侶さんは私の後ろに!!」

僧侶「ひぃぃぃ!!!」

勇者「くらえ!―――ギガデイン!!!」

魔物の群れ「「ぎゃあぁあぁああああああ!!!!!」」

商店

勇者「これ全部、売ります」

店員「―――合計で15万Gです。よろしいですか?」

勇者「はい!」

店員「ありがとうございましたー」

勇者「よし。結構儲けが出ましたね」

僧侶「そ、そうだね……」

勇者「では、装備を整えて出発しましょう」

僧侶「う、うん……」

勇者「これだけあればいっぱい買えますよー」

僧侶「……」

僧侶(どうやら杞憂だったな……)

僧侶(そうだよ……考えてみたら勇者ちゃんは俺に惚れてるんだから、捨てるわけないじゃん)

僧侶(あー、心配して損した)

勇者(はぁ……僧侶さん、自分から帰るって言ってくれないかな……もう、面倒見切れないよ……)

僧侶もレベル上がるはずなのに

>>172
戦闘自体に参加させてない

数日後 村

「この先は冷えるでなぁ。温かくしていきなさい」

勇者「はい。ありがとうございます」

僧侶「寒いのやだなぁ……ブヒヒ」

勇者「大丈夫ですよ。毛皮のコートとか買っていきましょう」

僧侶「そ、そうだね」

「でも、あの雪山を越えたらもう魔王の城は目の前だでよ?」

勇者「はい。知っています」

「そない危険なとこにいかぁでも」

勇者「いえ。行かなくては。ここへくるまでいくつも街や村が破壊されていました。魔王を止めないといけませんから」

「あんた……もしかして……」

勇者「はい。勇者です」

僧侶「俺はその右腕……だ……ヒヒ」

「おお……ついに平和がくるんだぁ……おねえげえします」

勇者「はい。任せておいてください」

雪山

僧侶「寒いぃぃぃぃぃ!!!!」

勇者「視界が悪くなってきましたね……僧侶さん、足元に注意してくださいね!!」

僧侶「う、うん……!!!」

勇者「はぁ……はぁ……」

僧侶「ひぃ……勇者ちゃん……ちょ、っと休憩!!」

勇者「駄目ですよ!こんなところで止まったら凍えますから!!」

僧侶「で、でも……もう、足が動かないし……」

勇者「しかし……ほら、手を」

僧侶「う、うん……」

勇者「もう少しですから。がんばりましょう?」

僧侶「ん……よっと―――あ」

勇者「足元が崩れ―――」

僧侶「うわぁぁぁぁぁ!!!!!」

勇者「僧侶さん!!!―――そんな落ちちゃった……どうしよう……」

勇者「まぁいいか」

僧侶「いってぇ……くそ、足が……足が……」

僧侶「さむい……さむいよぉ……」

僧侶「こ、ここ……どこだよぉ」

僧侶「おーい!!!勇者ちゃーーん!!!!」

僧侶「俺はここだーーーー!!!!」

ドドドドド……

僧侶「!?」

僧侶「……・あ、そ、そうか……大声だすと雪崩が起こるって……きいたこと、あるな……」

僧侶「勇者ちゃん……助けてぇ……おねがいだよぉ……」

僧侶「―――はぁ……寒い……指がうごかない……」

僧侶「勇者ちゃん……はやくきてくれぇ……」

僧侶「ゆ……しゃ……ちゃ……」

僧侶「………」

勇者「―――僧侶さん!!しっかり!!!」

勇者「寝ちゃ駄目です!!僧侶さん!!―――このあたりでビバークしないとダメか」

ビバークとは、登山やキャンプなどにおいて緊急的に野営することを指す用語
これ豆知識な

勇者「はぁ……はぁ……僧侶さん、起きて……」

僧侶「……」

勇者「はぁ……おも、い……」

僧侶「……」

勇者「だめ……どこにも……ビバークできそうな場所が―――」

ドラゴン「―――こっちだ」

勇者「え!?」

ドラゴン「早くしろ」

勇者「あ、は、はい……」


洞穴

ドラゴン「……火は起こしておいた。食料もある。吹雪がやむまでここからでるな。いいな?」

勇者「あ、あの……ど、どうして……?」

ドラゴン「なに。女性を救うのに理由なんていらないからな」

勇者「え……」

ドラゴン「さらばだ。魔王城で待っている」

>>186
孤高の人読んでた俺は隙だらけだ

勇者「な、なんだったんだろう……今のドラゴンさん……」

勇者「かっこよかったなぁ……はぁ……温かい……」

勇者「すこし、寝よう……疲れ……ちゃった……」

勇者「すぅ……すぅ……」

僧侶「―――ん……?」

僧侶「ここは……?」

勇者「すぅ……すぅ……」

僧侶「勇者ちゃん……やっぱり俺のことが好きだから……こんなに体を寄せて寝てるのか……」

僧侶「クンクン……いい匂いだ……」

僧侶「……寒いし……こうやって抱きあわないと……凍死しちゃうよな……フヒ」

僧侶「助けてくれたお礼に今度は俺が勇者ちゃんを暖めてあげるよ……デュフ」

勇者「ううん……」

僧侶「やわらかい……全身が柔らかい……」

僧侶「あ、服も濡れてるじゃないか」

僧侶「このままじゃ風邪をひくな……いま、脱がしてあげるよ……ブヒヒヒ!!」

勇者×魔王のSSなんてまおゆう以来じゃね?燃えてきたわ

ドラゴンが僧侶をどうにかして
モシャスで僧侶に化ければいいんじゃないか

僧侶「ほら、ばんざーい、して……デュフフフ」

勇者「うーん……さ、むい……」

僧侶「はいはい。抱きしめてあげるよー」

勇者「ん……あったかい……♪――すぅ……すぅ……」

僧侶「し、下着もぬ、濡れてるよね……性的な意味じゃなくて……フヒヒ」

僧侶「ま、まずはブ、ブラから……い、いくよ?」

勇者「すぅ……すぅ……」

僧侶「熟睡しているなぁ……フヒ」

僧侶「はい……外れた……」

勇者「……」

僧侶「可愛い……はぁ……はぁ……小ぶりだけど……綺麗だ……!!」

僧侶「も、もう……がまんできない……勇者ちゃん……はぁ……はぁ……」

勇者「すぅ……すぅ……」

僧侶「うっ!……ふう……あ、勇者ちゃんのお腹に少しかかちゃった……デュフ」

僧侶「で、でも、いいよね……将来を誓い合った仲だし……ブヒヒヒ」

僧侶死ね
氏ねじゃなくて死ね

こんな状況でも微塵も揺るがないクズっぷり

>>198 僧侶のみためになるのってそうとう嫌悪感があるんじゃない?

>>211
今までキモ奴に化けてたって言って
イケメンに化ければいいんじゃないか

僧侶「ち、乳首……舐めてみようかな……はぁ……はぁ……」

勇者「すぅ……すぅ……」

僧侶「フヒヒ……ちょっとぐらいならいいよね……俺がいないと勇者ちゃん凍え死んじゃうし……」

僧侶「んー……」

勇者「ん……?」

僧侶「フヒヒヒ……もうすこしで舌の先端が―――」

勇者「うーん……え?」

僧侶「あ……」

勇者「―――な、何してるんですか!!!!」

僧侶「あ、いや、これは凍えないために……」

勇者「え!?う、そ……なんで、私、裸に……!?え……え……!?」

僧侶「あ、これは、あの……服がぬれてたから……その……」

勇者「僧侶、さん……私に、なにしたんですか……?」

僧侶「な、なにもして―――」

勇者「ひ、ひどい……ど、どうして、こ、こんな……こと……」

ドラゴンに惚れる展開とかいいから勇者の優しさと僧侶のゲスさとエロでおk

僧侶の運命やいかに。

俺としては僧侶はもういらない

勇者「うぅ……ど、うして……わ、たし……僧侶……さ、んのために……がんば……ったのにぃ……」

僧侶「な、なにも泣くことないだろ……お、俺だって君のことを……」

勇者「ひっく……なんでぇ……こんなこと……ひどい……ひどいよぉ……」

僧侶「だ、から……なにもしてないって……」

勇者「うぅ……ひっく……うぅ……」

僧侶「……」

勇者「ぐす……ひっく……」

僧侶「ほ、ほら、もう服は乾いたとおもう……」

勇者「……ひっく……」

僧侶「……」

勇者「ぐすっ……」


洞穴 外

ドラゴン「―――危うくあの獣を焼き殺すところだった」

ドラゴン「しかし、奴には地獄を味わってもらわんとな」

    _  ∩
  ( ゚∀゚)彡 どらごん!どらごん!

  (  ⊂彡
   |   | 
   し ⌒J

数時間後

勇者「……」

僧侶「……ね、ないの?」

勇者「……眠れません」

僧侶「そ、そう……」

勇者「僧侶さん……」

僧侶「な、なに?」

勇者「もしかして……私が寝ているとき、いつもあんなことをしてたんですか?」

僧侶「し、してないって……今回は体を暖めようとしただけだって」

勇者「本当、ですか?」

僧侶「ああ……う、うそじゃない」

勇者「信じて、いいんですか?」

僧侶「ここまで一緒に来た相棒だろ?当然じゃないか」

勇者「……じゃあ、今回のことは忘れます」

僧侶「そ、そうか……フヒ」

この勇者お人好しすぎる

勇者「あの……私、寝ますね?」

僧侶「う、うん」

勇者「僧侶さん……?」

僧侶「な、なに?」

勇者「しんじ、て……ますから……ね……すぅ……すぅ……」

僧侶「おやすみ……フヒヒヒ」

僧侶「はぁ……ここまで言われたらもう何もできないな」

僧侶「よし、目を閉じてさっきの光景を思い出しながら……」

僧侶「はぁ……はぁ……勇者ちゃん……勇者ちゃんの胸……」

勇者「すぅ……すぅ……」

僧侶「はぁ……勇者ちゃんが起きるかもしれないのに……ウヒィィ……興奮、す、る……」

勇者「うーん……」

僧侶「はぁ……あぁ……いく!いくっ!」

僧侶「うっ!―――ふぅ……やべえ、かなり出た。土で隠しとこ」

勇者「すぅ……すぅ……し、んじてる……から……」

ドラゴンさん出番です

翌朝

勇者「よし。吹雪もやみましたし、いきましょう」

僧侶「そうだね」

勇者「もう、魔王の城は目前です」

僧侶「色々あったね」

勇者「はい」

僧侶「じゃあ、もうすこしだ。がんばろう!!」

勇者「はい!私、絶対に魔王を倒して見せます!!」

僧侶「うんうん!じゃあ、はい」

勇者「はい?」

僧侶「ほら、手を繋いでいかないと危ないだろ?」

勇者「あ……えと……晴れてますし、大丈夫ですよ」

僧侶「え」

勇者「さー、行きましょう!天候が悪くなる前に峠を越えないとー!!!」

僧侶(全く、ここにきて俺のことを意識しはじめたのか……かわいいのぉ)

>>242
僧侶の世話係に立候補とは見上げた心がけだ

>>245
新参乙

魔王城

勇者「ここが……」

僧侶「こ、こわいね……」

勇者「あの……」

僧侶「な、なに?」

勇者「私の背中に隠れるのは……あの、動きにくいので……」

僧侶「あ、そ、そうか!あはは、ご、ごめんね」

勇者「いえ……」

僧侶「よ、よし、いこうか」

勇者「あ、僧侶さん」

僧侶「な、なにか?」

勇者「僧侶さんは私の後ろを歩いてください。で、魔物と出逢ったら物陰に隠れてください。いいですか?」

僧侶「で、でも……それじゃあ……」

勇者「いいですね?」

僧侶「は、はい……」

wktk

魔王城内

僧侶「ひひゃあああああ!!!!でたぁぁぁぁ!!!」

魔物「来たか!!」

勇者「む……早速手強そう……」

ドラゴン「勇者様、ついに来られたか」

勇者「あ、あなたは?!」

僧侶「ぎゃあ!!!ドラゴンだぁぁぁ!!!もうおわりだぁぁぁ!!!」

ドラゴン「やかましい!!!」

僧侶「ひっ!?」

勇者「ここで戦いますか?」

ドラゴン「いや、魔王様のところまで案内しよう」

勇者「え?」

ドラゴン「魔王様は貴女に会いたがっているのだ」

勇者「そ、そうなんですか?」

僧侶「わ、罠だ!!勇者ちゃん!!」

僧侶はここで狩ってもいいだろ

ドラゴン「貴様もこい!!」

僧侶「やめろ!!!おれはおいしくないぞ!!!」

ドラゴン「見ればわかる!!!黙れ!!!」

僧侶「ひぃぃ!!!!」

勇者「えと……」

ドラゴン「ああ、失礼。こちらだ」

勇者「はぁ……」


大広間

ドラゴン「魔王様、お連れしました」

勇者「あ、あなたが……!?」

僧侶「ぎゃぁぁぁぁ!!!!!でけえええええ!!!こええええ!!!!!」

魔王「黙れ!!!小童!!!」

僧侶「ひぐっ?!」

魔王「―――よく来たな、勇者よ」

勇者「……貴方の蛮行、ここで止めます」

ドラゴンさんマジ苦労人

そういえば魔王も勇者を狙ってるんだったな…


ロリコンばっかりじゃねーか!

魔王「剣を納めよ。我に戦う意志はない」

勇者「え?」

魔王「勇者よ、お前を我が妃として迎え入れる準備が整った。さあ、婚姻の儀を始めよう!!」

勇者「は!?」

僧侶「ど、どういうことだ!!!」

魔王「勇者よ。我はお前の美しさに一目ぼれしたのだ」

勇者「そ、それは、どうも……」

魔王「だから、我と結婚し、世界を共に統治しようではないか!!」

勇者「あ、えと……急に言われても困ると言うか……」

魔王「何故だ?」

勇者「あ、だって……まだ、お互いのことを良く知らないですし……」

魔王「そんなもの、これから―――」

僧侶「や、やめろぉぉぉ!!!」

魔王「……」

僧侶「わ、わたさないぞ……勇者ちゃんは俺が守る!!」

>>265
いつ魔王が子供ではないと錯覚した?

でけけけけええええええって僧侶が言ってるし

>>269
モシャスかもしれない

勇者「僧侶さん……」

僧侶「ふぅー……ふぅー……」

魔王「さあ、勇者こちらへ」

ドラゴン「ささ、勇者様」

勇者「あ、ちょっと……」

僧侶「お、おい!!と、とまれよ!!なにしてんだよ!!」

ドラゴン「どうぞ、遠慮せずに」

勇者「いや、そんな引っ張らないで……」

魔王「勇者のための領土もいくつか用意している」

勇者「はぁ……いや、でも……」

魔王「魔術で我と同じ程度の寿命も与えてやろう」

勇者「えー……」

ドラゴン「我々が全てお世話させていただきますから」

僧侶「こ、こら!!!お、おれが守るっていってんだろ!!無視するなよ!!」

魔王「勇者、今宵は豪華なディナーにしよう。腕利きのシェフがいるのだよ」

勇者「えっと……困りますよぉ」

魔王「何故だ?なにが駄目だ?」

勇者「いや、ほら、だって、人間と魔族……」

魔王「我は構わん」

勇者「サイズも違うし……」

魔王「モシャス!―――こうすれば問題ない」

勇者「あー……そ、そうかもしれませんね」

ドラゴン「さあ、勇者様!!輝かしい未来が我らを待っています!!」

勇者「そ、そんな……私は人類の平和を取り戻すためにですね……」

魔王「よかろう。では、人間と平和協定を結ぶ」

勇者「えぇぇ!?」

魔王「それでいいのだろう?」

勇者「うーん……そ、そうですね……」

魔王「よし!決まった!!さあ、宴のじゅ―――」

僧侶「まてよぉぉぉぉぉ!!!!勇者ちゃんは俺のことがすきなんだぞぉぉぉぉ!!!!」

とりあえず僧侶には地獄を

勇者「え……」

僧侶「そうだろ!?」

勇者「あの……それは……」

魔王「何を言い出すかと思えば、下らん」

僧侶「なんだと!?」

魔王「勇者がお前に惚れているわけないだろう?」

僧侶「そ、そんなことない!!!」

魔王「その根拠は?」

僧侶「い、いつでも俺のことを見捨てることができたのに……ずっと一緒にいてくれたんだぞ!!!」

魔王「それは勇者が「もう帰れ」と言いにくかっただけだ」

僧侶「ば、ばーか!!そんなことあるわけないだろ!!な!!勇者ちゃん、そうだろ!?」

勇者「………」

魔王「沈黙は肯定だ」

僧侶「ちがう!!お前の傍にいるから言えないだけだ!!」

魔王「ぬかしおる」

僧侶「勇者ちゃん、騙されるな!!そいつはもう何人も人間を殺してるんだぞ!!」

勇者「……!?」

僧侶「そんな大量殺戮者の妻になるなんて嫌だろ!?」

勇者「そ、そうです……貴方は罪のない人々を……!!」

魔王「分かった。殺した人間は全て甦らせる」

ドラゴン「ではすぐに魔術師部隊を」

魔王「頼む」

勇者「あのぉ……」

魔王「なんだ?」

勇者「人類と平和を約束してくれるんですか?」

魔王「お前が我が妃になるならな」

勇者「私が貴方の妻になれば……世界は平和になるんですね?」

魔王「その通りだ」

勇者「なら―――」

僧侶「勇者ちゃん!!!だめだぁぁぁ!!!俺のところにかえってこい!!!!」

まさかの「だが断る」フラグ

勇者「僧侶さん……」

僧侶「勇者ちゃんをここまで支えてきたのは俺だろ!?そんな魔王の甘言に惑わされちゃいけない!!!」

勇者「……」

魔王「よし。そこまで何も分からん奴とは思わなかったぞ、下衆が」

僧侶「え……?」

魔王「ドラゴン、例のものを」

ドラゴン「既に」

魔王「流石だな」

ドラゴン「いえ」

魔王「―――これが右腕というものだ。わかるか?金魚のフンと一緒にされてはドラゴンが可哀想だ」

僧侶「な、なにを……」

魔王「この装置は映像を記録することができる。我は勇者の身を案じ、ドラゴンに勇者の身辺警護を頼んでいた。旅立ちのときからな」

勇者「そんなに前からですか?」

魔王「―――さて、この映像は24時間作動していた。この意味がわかるか?」

僧侶「お、おい……まさか……!!!」

僧侶終わったwwww

魔王「24時間の中にお前も当然、映り込んでいるわけだな」

勇者「え……?」

ドラゴン「宿屋のときもずっと映してましたよ?―――変態」

僧侶「やめろ!!!やめてくれぇぇ!!!!」

魔王「取り押さえろ」

ドラゴン「大人しくしろ!!!」

僧侶「ぐぇ!?」

ドラゴン「今から見てもらおう。貴様の恥部を」

勇者「あ、あの……どういうことです?」

魔王「勇者には少々目の毒かもしれんが、まあ、見ていただきたい」

勇者「はあ……?」

僧侶「やめてぇぇぇ!!!!!なんでもするからぁぁぁ!!!」

ドラゴン「ならばここで死ね」

僧侶「それは……」

魔王「上映開始だ!!」

おめでとう!そうりょはけんじゃにしんかした!

僧侶『勇者ちゃんのパンツでオナニーするのはきもちいいよぉぉぉ!!!』

勇者「ひっ!!?」

僧侶『勇者ちゃんの下乳……はぁ……はぁ……」

勇者「い、いや……きもい……」

僧侶『おちんちんをほっぺに……ペチペチ……フヒヒヒ!!!』

勇者「いやぁああああああ!!!!!!!」

魔王「―――よし。すまんな、勇者。だが、奴のことをわかってほしかったのだ」

勇者「僧侶さん……酷い……裏切ったんですね……」

僧侶「ま、まってくれ……誤解だよ!!魔王たちの策略だ!!!」

勇者「そ、そんなの信じられません!!!」

魔王「わっはっはっはっは!!!前科があるからしかたないな」

勇者「……!?」

僧侶「くそぉぉ!!ちがうんだぁぁ……!!!」

魔王「さあ、奴をどうする、勇者よ?」

勇者「……気持ち悪い……」

お前らが先を予想するから外れさせようとして話がずれてずれて……もったいねえ…………

なんかドラゴンの影が薄くなってる

僧侶「あぁ……違うんだ……ちがうんだ……!!」

魔王「わっはっはっはっは!!!!!」

ドラゴン「諦めろ、下衆が」

僧侶「ちがう……おれは……そんなことしてない……」

魔王「見苦しいぞ」

ドラゴン「さあ、勇者様。我らのもとへ」

魔王「そうだ。もう奴の下に帰る理由はないはずだ」

僧侶「ゆうしゃ……ちゃん……」

勇者「……」

ドラゴン「こやつ、どうしましょう?」

魔王「そうだな……焼いても煮ても食えん肉だ。捨て置け」

ドラゴン「御意」

僧侶「うわぁぁぁ!!!勇者ちゃぁぁぁん!!!勇者ちゃぁぁぁん!!!!」

魔王「喚け喚け!!あーっはっはっは―――ごふっ!?……あ、勇者……?何故、我を刺した……?」

勇者「―――みんな、気持ち悪い」

     ノ´⌒`\           ∩___∩    ━┓     /  
  γ⌒´     \          | ノ\     ヽ.   ┏┛   /
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    \     _ノ  /      |   'ー=‐' i  ・      \ \_   ⊂ヽ∩\
    /´     `\/        >     く          \  /´    (,_ \.\
     |      /      _/ ,/⌒)、,ヽ_         \ |  /     \_ノ
     |     /         ヽ、_/~ヽ、__)  \        \

魔王「な、なにを……!?」

勇者「貴方も雪山で私が悪戯されているのを見ていたんですよね?」

魔王「そ、それは……」

勇者「……止めてくださいよ。何してたんですか……」

魔王「ぐふぅ!?ま、で……剣をえぐる……ぐほっ!?」

勇者「みんな……気持ち悪い……みんな、私の敵じゃないですか……」

魔王「おぉぉ……やめ―――」

ドラゴン「勇者様!!おやめくだ―――」

勇者「ギガデイン!!!!」

ドラゴン「ぎゃぁあああ!!!?!」

魔王「あが……」

勇者「モシャスしなければ……よかったですね……」

魔王「ま、さか……こ、んな……ごふっ!」

勇者「呆気ない……」

僧侶「勇者ちゃん……?」

でも命令されてたドラゴンはまともとしてドラゴンENDとかやめて……

今の勇者全員見放しENDは良い感じだよ

>勇者「ギガデイン!!!!」
>ドラゴン「ぎゃぁあああ!!!?!」




え?

勇者「……」

僧侶「勇者ちゃん……?」

勇者「なんですか?」

僧侶「あ、いや……どこにいくのかなって……」

勇者「国へ帰ります」

僧侶「じゃ、じゃあ、俺も……」

勇者「自力でどうぞ。魔法使いでもあったんでしょう?」

僧侶「あ、いや……」

勇者「メラゾーマやイオナズンを三日でマスターしたのならルーラぐらい使えますよね?」

僧侶「勇者ちゃん……あれは……」

勇者「キモイです……そのまま野たれ死ねばいいんです」

僧侶「勇者ちゃん!!まって!!」

勇者「では。―――リレミト!!」

僧侶「勇者ちゃん!!!勇者ちゃぁぁぁぁん!!!」

魔物「―――なんだ!!魔王様の魔力が途切れ―――ま、魔王様!!!!」

 ___
/ || ̄ ̄|| ∧_∧
|.....||__|| (     )  どうしてこうなった・・・
| ̄ ̄\三⊂/ ̄ ̄ ̄/
|    | ( ./     /
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/ || ̄ ̄|| ∧_∧
|.....||__|| ( ^ω^ )  どうしてこうなった!?
| ̄ ̄\三⊂/ ̄ ̄ ̄/
|    | ( ./     /

 ___ ♪ ∧__,∧.∩
/ || ̄ ̄|| r( ^ω^ )ノ  どうしてこうなった!
|.....||__|| └‐、   レ´`ヽ   どうしてこうなった!

| ̄ ̄\三  / ̄ ̄ ̄/ノ´` ♪
|    | ( ./     /

 ___        ♪  ∩∧__,∧
/ || ̄ ̄||         _ ヽ( ^ω^ )7  どうしてこうなった!
|.....||__||         /`ヽJ   ,‐┘   どうしてこうなった!

| ̄ ̄\三  / ̄ ̄ ̄/  ´`ヽ、_  ノ
|    | ( ./     /      `) ) ♪

ここで終われば佳作にもなれないがこれからなんやかんやで僧侶のイタズラが再開するなら全力支援

僧侶「あぁぁ……」

魔物「魔王様!!!」

魔物「駄目だ……」

魔物「こいつか」

僧侶「ちがう……勇者だ!!全部勇者がやったんだ!!!!」

魔物「殺せ」

僧侶「やめろ!!おれじゃない!!!」

魔物「ころせ」

魔物「コロセ」

僧侶「違う違う違う!!!!!」

魔物「コロセ!!!!」

僧侶「勇者ちゃぁぁぁぁん!!!!!」

魔物「コロセ!!!!!!!」

僧侶「あぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!」

僧侶\(^o^)/

王城

勇者「―――以上です」

王「うむ……ご苦労だったな」

勇者「いえ」

王「ゆっくり休め」

勇者「はい」

王「なんか怖いな」

側近「ですね」

勇者「……」

勇者(もう人間も魔族も信じられない……)

勇者(どこかでゆっくり……過ごそう)

勇者(誰にも見つからない場所で……)


その後、勇者の姿を見た者は誰もいなかった。


END

>>189
ぐらいから再スタートは?

女勇者「僧侶ちゃん、私の下着が見当たらないんだけど……?」

女僧侶「あっ、えー……それはどうしてですかねえ?」アセ

これだ

とりあえず>>1
途中までは良かった

誰か書きなおs…

いやなんでもない

>>434
さっさと書けください

女勇者「いたた……」

女僧侶「大丈夫ですかっ? いま回復呪文をかけますので!」ググッ

女勇者「? どうして服をたくしあげるの??」

女僧侶「患部に直接かける方が効果があるんですっ」タラ

女勇者「僧侶ちゃん鼻血鼻血っ」アセ

二人旅か……

>>454
どっかて見た

>>454
お前ならできる

>>455


マジですか……既出ジャンルだったかー

女勇者「うーん…僧侶さん…?こんな夜中にどうしたんですか?」

女僧侶「なななな、なんでもないですよっ!決して勇者さんの寝顔可愛いなぁ…とか思って眺めたりなんてしてないですよ!」

女勇者「…」

女僧侶「…勇者、さん…?」

女勇者「…////(言えない…私がルイーダで僧侶さんを選んだのは僧侶さんが可愛いからだなんて絶対に言えない…)」

女勇者「そ、僧侶さん一体何言ってるんですか!明日も早いんだから早く寝ましょう!ほら!」

女僧侶「(恥ずかしがってる勇者さんも可愛…)そ…そうですね!早く寝ましょう!ラリホー!ラリホー!」


こんな展開を期待してスレを開いたのに…

女勇者「最近朝起きるとお腹がべとべとしてるんだよ……」

女僧侶「そ、そうなんですか? へ、へえ~」

女勇者「お願い僧侶ちゃんっ、原因をつきとめるために今日は一緒に寝てくれないかな?」

女僧侶「はっはい! 喜んでっ!」



女勇者「ん……」

女僧侶「勇者さん、おはようございます」ニコ

女勇者「ん……おはよう…ん?」
女勇者「僧侶ちゃんどうして下着姿…ん?」

女勇者「どうして私と僧侶ちゃんの下着が入れ替わってるのっ?」アセ

女僧侶「謎ですね……」

女勇者「ううぅ……ごめん、今夜も一緒に寝てもらえる…かな?」ウル

女僧侶「よ、喜んでっ!」タラッ

女勇者「鼻血鼻血っ」アセ

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