何でもいいから物を一つ考えて、それからスレを開けろ(126)

考えた物を>>6まで書き込め

そこからまた安価する


一応言っとくが、安価SSだ

激しい便意に耐える俺

まとめる必要も無いとは思うが

焼き肉
漫画の単行本

ウンコ
浄化石
ペットボトル

これで六つ書き込まれたな

>>11
サンクス

次に0から99までの数字を>>19まで書き込め

その後、また安価する

52

さて数字は
>>14 16
>>15 72
>>17 55
>>18 1
>>19 52
>>20 23
となったな

>>21
サンクス

それじゃ、最後の安価だ

キャラを>>28まで書き込め
書くのは、名前、性別、簡単な性格だけだ

テンプレ
名前→一郎(名字は不用)
性別→男
性格→素直

名前 安田
性別 男
性格 チンピラ気質

【第一の少女、クー】

私の名前はクー、歳は16歳、女だ。高校一年生。

今日の夕方の事だった。私は、学校からの帰り道、いきなり後ろから知らない男に声をかけられたのだ。


男「君のお父さんが職場で急に倒れたんだ。今、病院に運び込まれたからすぐに来てくれ」

クー「えっ!?」


素直だった私は疑う事もなく、男の言うままに車に乗り込んだ。

そして、車に乗り込んだ瞬間、何かの薬品をかがされ意識を失った。

気がつくと、私は飛行機の中にいて、手錠をかけられていた。

【第ニの爺さん、コウジ】

コウジ「嬢ちゃん、気がついたか」

クー「あなた、一体!」バッ


クーは何かされるんじゃないかと、反射的に飛びずさった。コウジはそれを悟ったのか、首をふった。


コウジ「これを見てみな。ワシも囚われの身だ」ジャラ

クー「手錠……」

コウジ「気がついたらワシもこうなっとった。あまり期待はしとらんが、嬢ちゃん、何でこうなったか理由を知っとるか?」

クー「知らない……。私はお父さんが倒れたって聞いたから……」

コウジ「そうか。ワシは婆さんじゃった。入院してたからな。いつ死んでもおかしくはなかったから、来た時が来たと思ったんじゃが」フゥ

クー「お爺さん、歳は?」

コウジ「72歳だ。昔は『安価↓1』の仕事をしとった。今は退職して年金暮らしじゃがな」

クー「道理で。どことなく職人さんのような雰囲気があるわ」

コウジ「嬢ちゃんは、高校生か。部活は何かしてるのか?」

クー「私は『安価↓2』部」

コウジ「そうか。そんな感じじゃな」

クー「そう?」


どうでもいいような会話だったが、クーはそれで少し落ち着いた。
コウジもそれを狙っての事か、あるいは彼自身も落ち着こうとしていたのか。

コウジ「ところで嬢ちゃん、超能力があるなら、この手錠とかを外せれんかね?」ジャラ

クー「無理ね。誰が何の目的でこんな事をしてるかは知らないけど、私の超能力じゃ外せれない。実はさっきから試してるけど、全然効かない」ガチャガチャ

コウジ「何故、効かない?」

クー「多分、『安価↓1』だから……。私が何でこんな目にあってるのかは知らないけど、これをしたあの男は私の事についてきっと事前に調べてる」


クーは悔しそうに唇を噛んだ。


コウジ「ちなみに嬢ちゃんの超能力ってのはどんなのなのかの? その様子だとテレポートも使えないようじゃが……」

クー「そうね。私はテレポートを使えない。私の超能力は『安価↓2』だけ」

1から9までの数字を>>41まで書き込め

3

コウジ「嬢ちゃんは一日何回まで超能力を使えるんじゃ?」

クー「一日5回まで。一回に使える時間は一時間。今日はもう全部使っちゃったから使えない」

コウジ「そのチビロボと言うのは?」

クー「私の言う事を何でも聞く小さなロボット。3体出せる。力はそこそこあるから、この手錠ぐらいなら外せるのに……」

コウジ「そうか。残念じゃ」フゥ


カタッ


その時、奥の方で小さな物音がした。


クー「誰!?」

【第三のおばちゃん、毒男】

毒男「ん……」


頭がクラクラする。何で私がこんな目に……。死にたい……。

そう思い、毒男がふらりと体を起こすと、ドアの向こうから鋭い声をかけられた。


クー「私たちをどうするつもり!?」


知らないわよ、そんな事……。私が聞きたいわよ……。死にたい……。

【第四の赤ん坊、フェタリ】

フェタリ「ふえええええっ!!!」

毒男「」ビクッ


驚いて後ろを振り返ると、多分さっきの声で目を覚ましたんだろう。
一歳ぐらいの男の子? 女の子? が大声で泣いていた。


毒男「何でこんな所に赤ちゃんが…………??」


周囲を見回してみたら、向こうに私と同じような表情をした二人組がいた。

この子の親かしら?

一瞬そう思ったけど、多分、表情から言って違うだろう。向こうも多分、そんな事を思ったはず。つかつかとこちらに近寄ってきた。

【第五のおっさん、ケータ】

ケータ「そこのあなた。その赤ちゃんは……?」

毒男「わ、私の子供じゃないです……。それに私、何でこんな場所にいるか全然……」

ケータ「やっぱりあなたもか……。失礼ですけど、お名前は?」

毒男「毒男です……。こんな名前ですけど、女です……。年齢は55歳……。仕事は『安価↓1』です……」

ケータ「そうですか……。ああ、順番が逆になりましたけど、私の名前はケータといいます。年齢は52歳。職業は『安価↓2』です」

毒男「そうですか……」

ケータ「ところでひょっとしてあなたも無理矢理ここに拐われてきたのでは?」

毒男「あ、あの……多分…………。変な薬を嗅がされたみたいでよく覚えてないんですけど……」

ケータ「そうですか……。実は私も同じです。職業柄、身辺には気を付けてはいたのですが、相手は屈強な男、複数だったのでどうしようもなく……」ジャラ……


自分の不甲斐なさが悔しいといったように、ケータは強く拳を握りしめた。
彼の手錠が小さく音を立てた。


毒男「あの……ここは一体……」

ケータ「ここはジャンボジェットの区画室のようですね。内装はかなり変えられてるようですが」

毒男「飛行機…………」

ケータ「ええ、そうです。飛行機に乗られた経験は?」

毒男「ありません。初めての事で……」

ケータ「そうですか……。私も数度しかないので、この飛行機がどこに向かっているのか全く……」


ケータは力なく首をふった

【第六の青年、安田】

何だよ、これはよ! どこに向かっているのかわからない!? 連れ去られた!?


安田「ふざけんな、オラァ!」バキッ!


安田はそばにあった段ボール箱を蹴飛ばした。グシャリと音がして、段ボール箱が壁に吹き飛ぶ。
中に入っていた数枚の紙切れが宙に舞った。


フェタリ「ふえええええっ!!!」


フェタリが更に大声で泣き、ドアの向こうからはダンダンと叩く音が聞こえた。


クー「何なの、一体! 何をしてるのよ! ここを開けなさい!」ダンダン!

安田「冗談じゃねえぜ、ふざけんな、くそがっ!!」ガチャガチャ


安田は手錠をどうにか外そうともがいたが、ただ金属の触れあう音が聞こえるだけで、それは全く外れそうになかった。

ケータ「今、開けます。お静かに」


ケータがドアを開けようとしたので、安田はわめいた。


安田「おい、てめえ、勝手になに開けようとしてんだよ! そいつが俺らをこんな目にあわせた張本人かもしれねえだろうがよ!」

ケータ「だったら、鍵ぐらいは持っているはずです。持っていないという事は、私たちと同じ目にあっている可能性が高い。開けても問題ないでしょう」

毒男「あ、あの……でも、ひょっとしたらって事が……」

ケータ「……わかりました。それなら二三の質問をしてから開けるという事でいいですか?」

安田「開ける必要なんかねえよ! そのままにしとけ! それとそこの赤ん坊がうるせえんだよ! 黙らせろ!」

ケータ「あなたのせいで、この赤ちゃんは泣いているんです。静かにしていただきたい」

安田「ああん!?」

安田「やんのか、おいコラ、おっさん!」

ケータ「ここでケンカをしてお互いにどんな得があるんですか。それよりも、もしもドアの向こうの彼らが有益な情報を持っていたら? 私たちはみすみすその機会を棒にふる事になる」

安田「けっ。いちいちウゼエ事を言いやがってよお!」


探偵という職業柄だろうか。ケータは毅然としていた。
安田もそこまでバカではなかったので、一応は矛をおさめた。かなりケータの事を睨み付けてはいたが。


ケータ「では私が……」


代表してケータがドア越しに質問を始めた。ドアの向こうではクーに代わってコウジが答えた。


フェタリ「ううっ……」


その間、フェタリはいつの間にか泣き止んでいた。まだぐずってはいたものの。

ある程度、お互いの事情が説明し終わったので(よい情報など一つもなかったが)それから簡単な自己紹介に移った。

クー、コウジ、毒男、ケータが済み、フェタリは赤ん坊なのでそうとだけ伝えられた。

ケータが安田に水を向ける。


ケータ「君の名前は?」

安田「安田だ。年は23歳。仕事は『安価↓1』だ」

ケータ「君が?」


鼻で笑うようなケータの問いに安田が怒気を向けた。


安田「マジでやんのか、おっさんよう! なめてんじゃねえぞ、コラァ!」

ケータ「では聞くが、君は何で手錠を外さない? いや、外せない? それぐらい簡単に外せても良さそうなものだが……」


ドア越しにクーも付け加える。


クー「同感。女子高生の私でさえ、明日になればこの手錠は外せる。闇仕事請負人とか自分で言っちゃってるあなたが外せないのは不自然よ」

安田「仕方ねえだろうがよ! 『安価↓1』なんだよ!」

クー「ふうん……」


信用はしてないが、ある程度の納得はしたという返事をクーはした。

クー「それは確かに初めてだろうかもね。普段はどんな事をしているのかは知らないけど」

安田「そんなんをベラベラ喋るやつなんかいねえよ!」

ケータ「……まあいいさ。それよりも今は、この飛行機がどこに向かっているのかという事と、何で私たちがこんな目に……」


ガクンッ!


毒男「きゃあ!」

コウジ「ぬおっ!?」


機体が乱気流にでもぶつかったのか、飛行機が揺れた。
慌ててフェタリ以外の全員が近くの壁に手をつき、バランスを取る。

そんな時、壁に寄りかかって座り込んだ毒男の目に、一枚の紙切れが目に入った。

それは、先程、安田が蹴飛ばした段ボール箱の中に入っていた紙だった。
その紙にはこうプリントされていた。

『お集まりの諸君。さぞかし困惑しているだろうから、簡単な説明をしよう。

多分もうわかっているとは思うが、諸君らは私たちの手によって拉致された。

何故、拉致されたか? なんて野暮な質問に答えるとしたら、これは単なるデータ取りの為だ。

人が通常ではない状況でどういった行動を取るかを調べる為だと思ってくれていい。

データ取りが上手く済めば、諸君らは必ず元の家に帰そう。

ただし、この飛行機に乗っている間に妙な事を考えるようなら、その時はこの限りではない』

そして、裏面。

『ここには、諸君らが今、パッと思いついた物を一つだけ書いてもらう。

無論、これもデータ取りの一環だ。

何も書かれていなかった場合、諸君らには悲しい結果が訪れるだろうから、必ず書くことを勧める。

この飛行機が無事に目的地に着いた時、諸君らはその意味を知る事になる』

毒男「……何なの、これ…………。ちょっとみんな聞いて!」


その言葉に全員が毒男の方を向く。そして、その紙がフェタリ以外の全員に渡された。


クー「データ取り……」

ケータ「本当だとしたら狂っているな。本当じゃなくても狂っているかもしれないが……」

安田「ざけんなよ、コラァ!!」バキッ!!

コウジ「…………」フゥ

毒男「で、どうするの……。向こうの段ボール箱から、全員分のボールペンも見つかったけど…………」

クー「……くっ!」


誰が返事した訳でもないが、フェタリをのぞいた全員が無言でボールペンを手にした。
黙ってそこに思いついた物を書き込んでいく。

クー(そういえば、まだ夕御飯を食べてなかったのよね……)

クー(お腹すいたな…………)

クー(焼肉……と)カキカキ


コウジ(……そういえば、孫がワンペースとかいう漫画を欲しがっとったな……)

コウジ(漫画の単行本……)カキカキ


毒男(……パッと思いついた物…………)

毒男(今、目の前にあるし、紙……)カキカキ

ケータ(不浄を浄化する石……)

ケータ(浄化石。何故か今、ふっと思いついた。これで良かろう)

ケータ(浄化石……)カキカキ


安田(喋りすぎで喉が乾きやがった)

安田(ペットボトルだな……)カキカキ


フェタリ「……うばうば」


フェタリの分は誰も書かなかった。
そもそも拐った人間だって赤ん坊が書くなどとは考えていないだろう。そう思っての事だ。

そして、飛行機は無事に到着した。

飛行機のドアが開き、外に出て彼らは仰天した。

そこはだだっ広い砂漠で、少なくとも空港などではなかったからだ。

彼ら六人が降りると、何のアナウンスもなく飛行機は飛び立ち、代わってヘリが来て、再び彼らを拉致した。

それに乗って、次に降ろされた先は大きな無人島だった。

そこは恐らく島の中央だろう。

すぐ側には大きめの小屋があり、中を覗いてみると、ベッドだのテーブルだのキッチンだのがある。

六人で生活するには狭すぎたが、二人で生活するには広すぎる程だろうか。
ベッドは二組しかなかったので、恐らくかなり上等な二人用のコテージなのだろう。


空を見上げると三台ほどヘリが旋回していたが、こちらに降りてくる気配はない。

その中のどれか一台から、スピーカーを通したアナウンスが流れた。


『今から諸君らには殺し合いをしてもらう』


フェタリをのぞいた全員が凍りついた。

ルール説明。

以下、読むのが面倒な場合はすっ飛ばせ。


使っていい武器は、最初に選んだ武器だけ。
これ以外の武器の使用は禁止。
ただし、殴る蹴るなどはあり。(超能力含む)

六人の中に一人だけ鬼が設定されているので、この一人を殺した時点で終了。
逆に言えば、鬼は自分以外の全員を殺さなければいけない。
鬼が誰だかは全員が知らない。

期間は一週間。この一週間を過ぎても鬼が生き残っていた場合は全員が殺される。

体力に関する説明。


各人は一回行動する度に、時間と体力を1ずつ消費する。(時間は一時間)
戦闘行動など動きが激しい時はそれに応じて体力が減少していく。

体力は「眠る」と「食べる」を選択すると、その分だけ回復する。
ただし、24時間以内に両方が選択されなかった場合は体力の減少が二倍に変わる。

体力が尽きるとろくに動けなくなる。

体力表↓(これまでの安価から、勝手に算出)

クー   50
コウジ  32
毒男   39
ケータ  65
安田   72

エリアの説明。


この無人島には全部で五個のエリアがある。

草木が生い茂る「森エリア」
草原と湖がある「湖エリア」
小高い丘になっている「丘エリア」
砂漠しかない「砂漠エリア」

この四個はそれぞれこの順番通りに隣接していて、例えば「森エリア」から「丘エリア」に一個飛ばしで行く事は出来ない。
念のため言っておくが、「砂漠エリア」の横は「森エリア」である。


あと一つが中央部にある「中立エリア」で、このエリアからはどのエリアにも移動する事が出来る。

中立エリアに関する説明。


この無人島の中央部(小屋がある場所一帯)での、戦闘行為は禁止。

小屋には缶詰めなどの食料も置いてある。

ただし、このエリアに留まっていい時間は三時間だけ。
三時間経過してもこのエリアから出なかった場合は、ヘリからの狙撃で射殺される。

なお、一度このエリアから出た場合は、それから八時間経過しない限り再び入ってはいけない。
これが守られなかった場合は、同じ様に射殺される。

中立エリアに関する説明。


この無人島の中央部(小屋がある場所一帯)での、戦闘行為は禁止。

小屋には缶詰めなどの食料も置いてある。

ただし、このエリアに留まっていい時間は三時間だけ。
三時間経過してもこのエリアから出なかった場合は、ヘリからの狙撃で射殺される。

なお、一度このエリアから出た場合は、それから八時間経過しない限り再び入ってはいけない。
これが守られなかった場合は、同じ様に射殺される。

二重書き込みしてた、失礼。

今日はキリがいいのでここで終わりにする。

以下、ルールで何か質問があれば↓に

フェタリも戦うのか…?

移動には食料とか持っていけるの?何か入れ物とかはある?タッグとか技術・能力による補正は?

>>77
今のところ、戦える要素ゼロ
安価次第だけど、多分、最初の犠牲者
体力設定をつけるなら0

>>78
物は持っていけるけど、バッグとかはないから持てる量には限界がある。入れ物はなし。ただし、作る事は出来る。
基本、人間の行動範囲でやれない事はない。
補正に関してはその都度決める。

1から10までの数字を>>86まで書き込め

4

ルールの説明が終わった後、アナウンスは最後にこう締めくくった。

『諸君らには武器として、先程、飛行機の中で書いてもらった物が送られる。個数は勝手にこちらで決めさせてもらった。小屋の中に既に用意されている』

『なお、一名だけ書かなかった人間がいたので、その人物には代わって別の物を入れておいた』

『諸君らの健闘を祈る』


それを最後に、ヘリはゆっくり上昇し空中でホバリングを始めた。

恐らく、狙撃のためだろう。本当に狙撃とかいうキチガイじみた事をするならの話だが。

【第一日目、午後7時】

安田が空中に向かって散々わめいてはいたが、それでヘリが降りてくる事は当然の様になかった。

毒男は「嘘よ、こんなの嘘よ……」と今にも自殺しそうな表情でその場にへたりこんでいた。

コウジとケータは比較的落ち着いていたが、顔は渋く、二人とも自分の手錠を見つめていた。

フェタリは自分の状況を理解している訳もなかっただろうが大声で泣いていた。

クーは陽が傾き始めた空を見上げて、恨めしそうにヘリのホバリングを眺めていた。

それぞれの、フェタリ以外の次の行動を書き込め
行動内容によっては一時間で終わらない物もあるし、すぐに終わる物もある。

テンプレ↓
キャラ名
簡単な行動内容

それから五分もしただろうか。まず最初に行動に移ったのはクーだった。


クー「」ゴソゴソ

ケータ「何を……?」

クー「持ち物。何を持っているか確認しときたいから」

ケータ「……そうだな。と言っても、私は飛行機に乗っている時に終わらしてしまったが……」

クー「何を持っていたの?」

ケータ「……何も。腕時計ぐらいだろうか。あとはハンカチにティッシュ、名刺が数枚。財布は無くなっていた。後はさっきのボールペンに、ベルトぐらいだろうか」

クー「私の携帯も無くなってる……。バッグに入れずにおいたのに……」

コウジ「」ゴソゴソ

コウジ「ワシは飴が一つだけじゃな……。ベルトはあるにはあるが……」フゥ


毒男「うっ……うっ……」グスッ

ケータ「あなたは何か持っていますか?」

毒男「な、何も…………私は職場から連れ去られたので、本当に何も…………。財布はロッカーの中だし……」グスッ

ケータ「君は?」

安田「何もねえよ、くそがっ!! 俺は連れ去られた時、家にいたんだ! ベルトすらねーよ!!」

全員の持ち物と服装↓

クー
制服
ティッシュ、ハンカチ、ボールペン

コウジ
ポロシャツ、ジーンズ
飴一個、ベルト

毒男
蕎麦屋の制服
ボールペン、メモ帳

ケータ
スーツ
腕時計、ハンカチ、ティッシュ、名刺数枚、ボールペン、ベルト

フェタリ
肌着
何もなし

安田
ジャージ
何もなし

それぞれの、フェタリ以外の次の行動を書き込め

テンプレ↓
キャラ名
簡単な行動内容

クー「そう言えば、さっき小屋の方に書いていった物が送られるって言ってた……」

ケータ「そうだな。とりあえず、行ってみるか。小屋の中もどうなっているか気になる」スタスタ

コウジ「武器……か……。戦争じゃあるまいし」フゥ

毒男「ま、待って! 私も行く!」

安田「おうコラ、待ちやがれ! おい!」

ケータ「おっと」クルッ

安田「な、何だよ、おい! 急に引き返しやがって!」

ケータ「この子を忘れていた。この子はとりあえず小屋の中にいた方がいいだろう」スッ

フェタリ「びえええええっ!!」

ケータ「よしよし、泣くな」ポンポン

安田「けっ!」

【小屋の中】

中に入ると、確かに大きなテーブルの上には白い布の袋が六個置かれていた。
ご丁寧にそれぞれ名前まで書いてあるから、これで間違いないだろう。


クー「私のは……これね」ガサッ


中を開けると、そこにはかなり大き目なタッパーが入っていて、その中にはびっしり焼肉が詰まっていた。
タッパーには焼肉9人前とマジックで書かれている。
タッパーを取りだし、少し開けると、ぷん、という香ばしい匂いが広がった。
まだ温かい。


クー「……でも、全部カルビ…………」


クー(これを武器にって……不可能に決まってるでしょ、こんなの…………)

コウジ「ワシのはこれか……」ガサガサ


コウジの袋の中には、漫画の単行本が八冊入っていた。入っていた漫画は「デスノート」
コウジは笑えない。


毒男「私のはこれね……」ガサガサ


袋を開けると、コピー用紙が七枚。想像通りとは言え、毒男はまた泣き出しそうになる。

ケータ「私のはこれだな……」ガサガサ


ケータが袋を持った最初の感想は、やけに軽いな……、だった。
中を見てみると、砂糖の結晶の様な、小さな白く透明な石が五個入っている


ケータ「なるほど、浄化石か……」

ケータ(しかし、これは武器にはならないだろうな……)


安田「俺のはこれかよ」ガサガサ

袋の中にはペットボトルが四本。全部コーラだった。炭酸飲料なのは嫌がらせかよ! と彼は毒づく。

最後にフェタリの袋が残って、それは安田とケータの間で一悶着あった後、全員で開ける事となった。

密封されたビニール袋の中に入っていたのは、ウンコが四つ。

全員が叫んだ後、厳重に元の袋にしまわれ、安田がそれを窓の外へと放り投げた。

匂いがしなかったのは幸いだったが、全員の食欲がゼロになったのは確かで、これで最も被害を受けたのは焼肉をもらったクーだった。

20分経過。
それぞれの、フェタリ以外の次の行動を書き込め

テンプレ↓
キャラ名
簡単な行動内容

ケータ「ところで、一つ相談があるんだが……」


全員の配給品を確認し終わった後、ケータがそう切り出した。


ケータ「この赤ん坊の事だ」


全員の視線がフェタリへと注がれる。彼、あるいは彼女は泣き疲れたのか、グズグズと小さな泣き声をあげていた。


ケータ「この子はどうすればいいと思う?」


……誰も答える者はいない。

そもそも、今、この場の雰囲気がこれから殺し合いをするという雰囲気ではなかった。

一週間後までに鬼が生きていたら全員、殺される? バカバカしい。

いや、これだけの事をした相手なのだから、ひょっとしたら本当にそんな事をするかもしれない。それは全員が頭の中ではわかっている。

しかし、実感がわかないのだ。

例えばテレビのニュースで、明日世界が滅びます、と報道されて、一体、何人の人間がそれを信じるのだろうか。

何かの間違いに決まっている。それと全く同じ感覚に近い。

安田「んなもん知るかよ」ケッ


吐き捨てる様に安田が言い、彼は勝手に『安価↓1』


一方で、毒男とコウジはフェタリをじっと眺めていた。


毒男(……安価↓2)

コウジ(……安価↓3)


その一方で、クーは「私は知らない」と言い、「そんな余裕ないし」とさっさと『安価↓4』


ケータ「やれやれ……」ハァ


ケータは深い溜め息をついた。

安田「んなもん知るかよ」ケッ


吐き捨てる様に安田が言い、彼は勝手に外へと出ていった。


一方で、毒男とコウジはフェタリをじっと眺めていた。


毒男(……私は知らない、これは夢よ。夢……。現実にこんな事ある訳ないもの……。私は知らない)

コウジ(……少し考えにゃならんか……。これからの事を…………)


その一方で、クーは「私は知らない」と言い、「そんな余裕ないし」とさっさと寝られる場所を探しに行った。


ケータ「やれやれ……」ハァ


ケータは深い溜め息をついた。

コウジ「よっこいせ」ストッ


呑気に椅子に座るコウジを見て、ケータは話しかけた


ケータ「コウジさん、この子をどうするべきだと思います?」

コウジ「…………」

ケータ「もしもあの連中が本気なら、この子は恐らく真っ先に殺される事になる。当然です。自分で移動できないのだから」

コウジ「このエリアじゃったか……。ここに三時間以上留まってはいけないというルールの事か?」

ケータ「そうです。誰かがこの子を連れ出さない限り、この子は射殺されてしまう。こんな赤ん坊をですよ!」ダンッ


ケータが強く机を叩く。その音にびっくりしたのか、フェタリが再び声を上げて泣き始めた。


コウジ「それはわかってはいるが……」

ケータ「わかっているのなら、もう少し真剣に相談に乗ってください」

コウジ「安価↓1」

ケータ「……わかりました。仰る通りです。それならこの子は私が連れていきます」

コウジ「いいのか? あんた一人での移動とは違って、その子を連れていくとなると、ずいぶん行動にも制限がかかる。それにミルクも持っていかないとならんだろう」

ケータ「見捨てるよりはマシです。それにまだ時間はあります。コウジさんの言う通り、僕もここで少し今後の行動を考えてみます」

コウジ「そうか。それならええが……」

ケータ「それでコウジさんには何か考えがありますか? 少なくとも私は殺し合いなどというのはごめんですが」

コウジ「それはワシもじゃな。大体、殺し合いとなればその子の次にワシが死ぬだろうからな」

ケータ「そうでしょうね。年よりはお若く見えますが、しかし、あの安田とかいうチンピラもどきには多分かなわないでしょう」

コウジ「じゃろうな」

ケータ「それでどうしたらいいと思います? 正直、私には判断がつかない」

コウジ「恐らくじゃが、誰かが殺し合いを始めない限りは何も起きないとは思う」

ケータ「そうでしょうね。人間と言うのはそう簡単に人を殺せるものではない。ただそれだと……」

コウジ「一週間後には全員死ぬ、という事になっとる」

ケータ「鬼を殺せばそこで終了とは言っていましたが、それでも、結局一人は必ず死ぬという事になる」

コウジ「それでふと思ったんじゃが……」

ケータ「何ですか?」

コウジ「最初の紙に書いてあった事じゃよ。やつらはこれをデータ取りだと言っていた。つまり、ワシらが人を殺す判断をするかしないか、というデータ取りの可能性がある」

ケータ「ああ、言われてみれば確かに……」

コウジ「だとすると、人殺しに走った時点でデータ取りは終了になる可能性もあるんじゃなかろうか?」

ケータ「そういえば、データ取りが終わったら、私たちは必ず家に帰すとも書いてありましたね……」

コウジ「だとすると、そこの赤ん坊がいる理由もうなずけるんじゃ。赤ん坊では『殺し合い』にならん。一方的に殺すだけになる」

ケータ「確かに……。だとすると……」

コウジ「その子を殺すかどうか、が問われているかもしれん」

ケータ「この子を……」

コウジ「その子を殺そうとした時点で、このバカげたデータ取りだとかは終わるかもしれん。それで、お前さんはどう考える?」

ケータ「どうと言うのは?」

コウジ「これが本当にイカれた連中のやっている事なのか、それとも本当にデータ取りなのか。どちらにしろまともではないがな……」

ケータ「そうですね……。私は多分『安価↓1』だと思います」

コウジ「あの若造か」

ケータ「ええ。これがデータ取りなのかはとりあえず置いとくとして、あのチンピラまがいの若者が何か手がかりを持っているんじゃないかと思います」

コウジ「そういえば一人さっさと出ていきおったな」

ケータ「ひょっとすると監視役かも知れません」

コウジ「監視役……」

ケータ「もしくは殺し屋だという可能性も」

コウジ「殺し屋?」

ケータ「そうです。あなたがさっき仰られた様に、恐らく誰か一人が殺し合いを始めない限りは全てが始まらない。その始まりの引きがねに彼を使う可能性がある」

コウジ「なるほど。となると、ワシたちは彼に殺されないよう『安価↓1』をした方がいいかもしれんな」

ケータ「そうですね。もちろんただの推測ですが、そうだった時の為に用心しといた方がいいでしょう」

安価↓1
どちらか選べ

小屋の中

コウジ「となると……まずはあのおばさんじゃな」

毒男「寝るのよ、寝ればきっと元通りになってる。きっとそう。そうに違いないわ」ブツブツ

ケータ「そうですね。彼女の精神の方も心配です。どうやら現実逃避をしているみたいなので……」

コウジ「どうする? 下手したら足手まといになりかねんが……」

ケータ「決まっています。単独の行動は危険ですから彼女も一緒に行動してもらいます。事情の説明と説得は私がしましょう」

コウジ「そうか……。まあ、一人でも多い方がいい時があるかもしれん」

ケータ「それよりも、あの女子高生の娘はどこに……?」

コウジ「小屋の二階へと上がっていったよ。そちらはワシが行こう」

【二階、寝室】

クー「ここなら寝れるわね。ベッドが二つある。でも、三時間以上はここにはいられないし……」

トコトコ……

コウジ「お嬢ちゃん、少し話をしたいんじゃがええか?」

クー「話?」

コウジ「先程、ケータさんとワシとで話し合ってな。常に何組かで行動した方がええという事になったんだ。あの安田とかいう男が一人でさっさと出ていってしまったからな」

クー「ああ、そうね。どこに行ったのかは知らないけど」

コウジ「一応先に尋ねるが、お嬢ちゃんも殺し合いなんて事はごめんじゃろう?」

クー「ええ、もちろん。でも、殺されるのはもっと嫌」

コウジ「なら、ワシらと一緒に行動せんかね。一人でいたら危険じゃからな」

クー「『安価↓1』」

コウジ「そうか、それなら下に来てくれ。五人でおれば安全じゃろ。念のため、三時間経つ前にここから出るからの」

クー「そういえば時計……私もってない」

コウジ「一階に時計はあったはずじゃから、それは問題ない。これから四人でどうするか話し合って、それから行動を決めよう」

クー「そうね。わかったわ」

キリがいいし、人もいないみたいなので今日はここで終わる

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