美希「3連休もあと1日なの」 (80)

美希「結局お仕事で何もできなかったの。明日もお仕事…」

P「おい、美希!明日休みになったぞ!」

美希「え、ホント!?」

P「ああ。せっかくの休みだから俺がどっか連れて行ってやるよ」

美希「じゃあミキ、>>5に行きたいの!」

八つ墓村

P「八墓村?あれって実在するのか?」

美希「ハニー知らないの?八墓村にはモデルがあるんだよ」

P「へー。それで、それはどこなんだ」

美希「岡山」

P「遠っ」

美希「連れて行ってくれるって言ったの!」

P「わかったよ、行けばいいんだろ」

美希「着いたのー!」

P「ここが八墓村のモデルか」

美希「さっそく探検しよっ」

P「ところで、何でここを選んだんだ?」

美希「今年は肝試しできなかったから、やりたいなって」

P「別に毎年するもんでもないだろ」

美希「早く行こうよ、ハニー!」

P「なんか不気味な場所だな…」

美希「何か出そうだね」

「祟りじゃー!!」

美希「わっ!びっくりしたの。おばあさん、何してるの?」

村人「これを言うと観光客が喜ぶんです」

美希「そうなんだ。でも喜ぶっていうよりビックリするって思うな。ね、ハニー」

P「」

美希「ハニー!」

P「あのババア、覚えとけよ…」

美希「あはっ、あれぐらいで気絶するハニーも悪いよ」

P「俺は恐いの苦手なんだ」

美希「じゃあミキが守ってあげるの」

P「いざとなったら頼む」

美希「あ、あそこに何か落ちてる」

P「これは…>>18!」

コトリバコ

P「コトリバコ…」

美希「何それ?」

P「知らない方が良い。美希、絶対これに触るなよ!あと『コトリバコ』で検索もするな!」

美希「わ、わかったの」

P「なんて場所に来ちまったんだ!早く帰るぞ!」

美希「ちょっと待ってよ!」

P「あれ?ここって…」

美希「さっき通った道だね」

P「くそっ、今度はこっちに行くぞ!」

美希「さっきのおばあさんに聞こうよ」


美希「湖に着いたの」

P「嫌な予感しかしないが…」

美希「足!足が出てるの!犬神家!」

P「」

P「これ以上関わりたくないが放っておくわけにもいかないよな…美希、あれを引き上げるぞ」

美希「らじゃーなの!」

P「よし、俺が右足持つから」

美希「ミキが左足だね」

P「いくぞ、せーの!」

美希「なのっ!」

ザパア

>>32「……」

どざえもんの春香

美希「きゃああああああ!!!」

P「」

美希「ハニー!起きて!起きてよ!ミキ恐いよ!!」

村人「どうかされましたか?」

美希「あっ、おばあさん!春香が…春香が!!」

村人「た、祟りじゃああああ」

P「はっ」

村人「気が付かれましたか?」

P「春香…春香…」

美希「ハニー!しっかりして!」

P「美希」

美希「ミキ、どうしたらいいかわからないの…」

P「そんなこと言われても俺も…」

貴音「話は聞かせていただきました」

P「貴音!?」

貴音「どうやらプロデューサーは祟られてしまったようですね」

村人「やっぱり祟りだったんじゃあああ」

P「それで春香が?」

貴音「ええ、おそらく。ここに来てから何かおかしなことがありませんでしたか?」

美希「おかしなことなんか何もなかったよ」

P「…コトリバコ」

貴音「それが原因でしょう」

貴音「このままでは次の犠牲者がでるかもしれません」

P「どうすればいいんだ!」

貴音「幸い、私が除霊の術を心得ております」

美希「じゃあ早くハニーに除霊してほしいの!」

貴音「ただし、除霊には準備するものがあります」

P「それがないといけないのか。それは何だ?」

貴音「>>46>>48>>50です」

雪歩のスコップ

処女

かそくした

貴音「雪歩のすこっぷは私が持ってきました」

P「じゃあ後は…」

美希「処女と」

村人「溺れていた人の腕」

貴音「春香の腕もここに用意しています」

P「やめろ!見せるな!」

貴音「ちゃんと布に包んでますよ」

P「残るは処女か」

貴音「正確には処女が初めての性交で得られる血が必要なのです」

P「じゃあこの中の誰かが俺と…」

貴音「誰も申し出なければ、私がお相手をさせていただきます」

村人「私は処女ではないので、選べませんからね」

P「ババアは黙ってろ」

貴音「美希…どうしますか?」

美希「…ミキ、やるよ」

美希「だってこうなったのだってミキがわがまま言ったせいだし、ミキにやらせて欲しいの!」

貴音「わかりました。では美希の処女血ということで」

村人「こちらにお布団を用意してあります」

美希「ハニー、行こっ」

P「あ、ああ」

村人「…よかったのですか?あの方を助けるために遥々こんな田舎まで来たのでしょう」

貴音「良いのです。私はあの人が助かるのであれば、それ以上は望みません」

村人「そうですか」

P「美希…」

美希「来て、ハニー」

P「いくぞ」ズプッ

美希「っっ!!」

P「だ、大丈夫か?」

美希「大丈夫…だよ。ちょっと痛いけど」

P「あんまり無理しなくても」

美希「心配しなくていいの。それより、ぎゅーってして欲しいな」

P「…わかった」ギュッ

美希「あっ!ハニー…!」ギュー

P「動くぞ」

美希「んっ…!あっ!」ビクッ

貴音「これで揃いましたか。ではプロデューサー、そこに横になってください」

P「これでいいか?」

貴音「はい。それでは除霊を始めます」

美希「ミキたちは見てていいの?」

貴音「問題ありません。ただ、少し離れていた方が良いでしょう」

美希「わかったの」

貴音「エマタメヨキ…エマタイラハヲノモノコ…ヨミガミカノズロヨオヤ…」

美希(始まったの)

貴音「ネカタヨイイワカネカタ…」

美希(あのスコップとかってどうやってつかうんだろ)

貴音「ネスデイレキガキツ」ザシュ

美希(!春香の腕にスコップを…その上から血を垂らしてる…グロいの)

貴音「終わりましたよ」

P「これで除霊されたのか?」

貴音「はい。もう恐れることはありません」

美希「ハニー!」

P「うおっ、美希抱き付くなって」

美希「だって…だって…」

P「よしよし、もう大丈夫だからな」ナデナデ

美希「うんっ!」

貴音「では帰るとしましょう」

P「そうだな」

美希「おばあさん、ありがとうなの!」

村人「いえいえ、私は何も」

貴音「お世話になりました」

村人「またいつでも来てくださいね」

P「二度と来たくないよ…」

村人「幸多からんことを」

小鳥「プロデューサーさん、昨日はどこへ?」

P「実は岡山に。あっ、お土産ありますよ」

小鳥「いいんですか?じゃあ私が一番乗りー」

小鳥「んー、おいしい!春香ちゃんのお菓子もおいしいけど、これもこれで…」

P(春香か…もういないんだよな)

小鳥「プロデューサーさん、どうしました?」

P「あ、いや、何でもないです」

小鳥「あら、もうこんな時間。そろそろ春香ちゃんが来る頃かしら」

P「…来ませんよ」

小鳥「え?」

P「春香は来ません」

小鳥「だって今日は春香ちゃん午前中から撮影が…あ、もしかして春香ちゃんと喧嘩したんですか?それで今日は現場に直接」

P「違うんです!!」

P(もう春香がここに来ることはないんだ。触ることも、声を聴くことも…)

ガチャ

春香「おはようございます!」

P「!?」

小鳥「あ、春香ちゃんおはよう」

春香「おはようございます、小鳥さん」

P「春香、お前…」

春香「?どうしたんですか、プロデューサーさん」

P「お前…なんともないのか?」

春香「何のことですか?私はこの通り、元気ですよ!」

小鳥「プロデューサーさん、今日なんだか様子がおかしいのよ」

P(おかしい…春香が生きてるはずがない…だって俺はこの目で見たんだから)

P(もしかして見間違いだったか?いや、それはない。俺だけならまだしも、美希や貴音も見ている)

P(あの遺体は間違いなく春香だった。じゃあ今、俺の目の前にいるのは…?)

春香「プロデューサーさん!大丈夫ですか?」

P「あ、ああ。大丈夫だ」

春香「元気だしてくださいよ!今日も張り切っていきましょー」


おわり

美希とのイチャイチャが書きたかったのに、どうしてこうなった…

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