素人ゲーマ新八さん:MOD ジャンキーゾンビ軍団編(31)

万事屋

銀時「……せかんど・WORLD?」

シンジ「イラク戦争に参加してPTSDになってしまった兵士を治療するためのゲーム何だが……最近問題が起きている」

新八「問題とは?」


シンジ「2日前、あるプレイヤーからヘンなヤツがいると報告受けた」

「ウチの者がそのプレイヤーに話しかけた所いきなり」

「噛み付こうとして来た為に射殺した」 

神楽「なかなか物騒なゲームあるナ」


新八「何でPTSDを治療するゲームに銃や剣が登場するんだよ」

シンジ「さっきも言ったと思うが、イラク帰還兵に社会に復帰してもらうつもりでゲームを作った……戦争から帰ってきた人間にとって平和こそ非日常で戦場にいる事が日常である」

「つまり、彼等が非日常を日常だと徐々に思い込ませないといけない……第二次世界大戦で英国で特殊作戦に参加していたお前なら解るだろ?」

新八「確かに俺は、英国で“30コマンド”と呼ばれる部隊にいた……けどな」

「今は万事屋メンバーである志村新八として生きて坂田銀時という男のもとで生き方を学びながら人生を味わっている」
 
「俺は過去に多くの人間を殺した。だから今はなるべく不殺でやり通したいんだ」
 

銀時「ぱっつぁん………」

新八「悪いが俺はもうコマンドの隊員では無いしLSDにも所属してないから、すまないが帰ってくれ」

シンジ「悪いな……いきなり押し掛けて何か困った事があったら連絡してくれ名刺置いとくから」スッ 

「じゃあ……土産置いときますので皆さんで分けて下さい」つLSD饅頭 きんぴら味


神楽「ありがとうアル~」モグモグ 

ガラガラ~ピシャ


銀時「良いのか?新八~」

新八「ええ、だって僕達には関係ない事ですし」

神楽「そう言ってるワリに顔色優れないアル」

新八「辞めた人間が首を突っ込んでいい事では無いし僕達なりの問題で精一杯ですから別世界のトラブルを解決する必要はありません」

銀時「そんなもんかね~」 ポリポリ


神楽「チャンネル……チャンネル……あったアル」ピッ

『速報!ネットを介して広がる感染!!今人気のフリーゲーム原因か?』


ピッポバポ


新八「すまないがさっきの話の続きを教えてくれないか?」


今日はここまで。

『せかんど・WORLDウィルス対策本部まで御連絡を』



新八「何が起きてるんだ……」

シンジ『ニュースで伝えてる事には重要部分が抜けている』

新八「シンジか?」

シンジ『待たせて悪いな。こっちも色々せかんど絡みで忙しくてな~要件はわかっているからさっきの続きを話そう』

新八「……」

シンジ『ゲーム内で感染が確認されたは2日前だここまではいいな?』

新八「ああ」


シンジ『だが、感染が確認される前日に実はゲーム中枢がハッキングされたんだ』

『大した被害も無いが一応プレイヤーの安全を守る為に一時ゲームを停止した』

新八「つまり……感染症の原因はコンピューターウィルスか外部からハッキングを受けてこうなったと?」

シンジ『ハッキングに関して言えば特に弄られた痕跡もなく特に変わりはなかった』


新八「妙だな……じゃあコンピューターウィルスが原因か?」

シンジ『俺もそう思ってマシューに頼んで調査して貰ったんだが』  

『全くもって検出されなかった。他のウィルスバスターでも同じだ』

新八「尚更、変だな……感染症に罹ったプレイヤーの末路を教えてくれ」

シンジ『2日前に感染したプレイヤーは周りにいた者にも咬みつき、現実世界で穴という穴から黒い体液を噴き出して心配停止で亡くなった』


新八「嫌な死に方だ……」

シンジ『ニュースではグロ過ぎて伝えられないからとりあえずプレイヤー全員に病院に向かうように促すことにしたんだ』

『ぶっちゃけるとプレイヤー全員が感染するとは限らない』

新八「そりゃそうだ……なんたって感染した奴に会わなきゃ感染しないんだから」

シンジ『それでも、鼠算式に感染は拡大しているがな』

新八「それよりも最初に感染したヤツはどうなった?」

シンジ『ウチの者が4.000発の銃弾を浴びせた後、火炎放射器で焼却した』

新八「相変わらず派手だな」


シンジ『後々、解った事は頭を破壊すれば活動を停止すること、黒い体液が身体の中に入る感染するってことだ』

新八「何で俺に頼ろうとしたんだ?ゲームが不得意な事、お前も知ってはずだろうに………」
  
シンジ『誰も一言もゲームをしろなんて言ってないんだが』

新八「えっ?」

4日後、LSD本部 会議室


新八「なる程……つまりゲームの中に意識を飛ばして黒幕を捕まえるってわけか」

シンジ「そういう事だ」

\えー!/\何だってー!!/
ワイワイガヤガヤ


新八「俺に30人の若き勇者たちのリーダーになれって訳だな……」

銀時「俺達も入れて33人だ~ぱっつぁん」

新八「本当、巻き込んで申し訳ありません。銀さん」


神楽「気にするなヨ~旨いモン喰わして貰ったアルし」

銀時「それに俺達は家族だ」

レイン「師匠……家族出来たんだ」

鉄郎「何でしんみりしてんだ?」


エレン「察しましょうよ……鉄郎さん」

スティール「新八はレインの師匠なんたよ」

鉄郎「へぇ~本当に!?知らなかった」

スティール「一時的に父親代理をやってくれてたからな……」

鉄郎「ハッハッハッ、父親の面目丸つぶれだな兄弟」

スティール「元からないよ」


レイン「師匠、お久しぶりです」

新八「あっ……ああ久しぶりだな」  

神楽「誰アルか?」

レイン「師匠の弟子を勤めていたレインと申します」


神楽「おぅ~なかなか見込みがいがありそうアルな」

レイン「ありがとうございます」

神楽「今から、神楽様とよべヨ小娘」

レイン「分かりました、神楽様」 

銀時「なにしてんだバカ」ベチッ

神楽「痛ッ!」

銀時「どうも、うちの者が失礼しました……お前も謝れって」ペコ

神楽「悪かったな」

レイン「いえいえ……お気になさらず」

銀時「何かお困りの事がありましたら新八を通して万事屋の方に連絡を」

レイン「あ、ありがとうございます」


シンジ「全員~ちゅうもーく!!!!!!!!!!」

新八「叫ぶ必要ないぞ」

シンジ「え~今からブリーフィングを始める!!」

「まず最初に作戦について!」ピッ

「今回はゲーム世界に侵入する為、“ARISE”使って意識を潜り込ませそこでゲームプレイヤーとして感染源を消滅させる」

神楽「あらいず?」

レイン「組織が作ったゲーム世界に意識を送り込ませあたかも現実世界の如くゲームをプレイできる機器です」

神楽「凄いある……」

銀時「何か、ヤバそうだな~」


シンジ「皆も知っての通り“ARISE”を使ってゲームをプレイすると5感が研ぎ澄まされ過ぎて、ゲームオーバーになると脳死……」

銀時「メチャクチャアブねーじゃねーか!!」

レイン「元々は訓練用の装置をゲーム器具として売り出したからlevel設定をしてなくて……」

銀時「いやいや、level設定とかそれ以前に何でこんなハード訓練をコイツ等クリアしたのか?」

レイン「オレは今回始めて使うでよく知りませんけどね実際どうなるのか」

銀時「テメー、さっき無茶苦茶詳しそうだったじゃねーか」


シンジ「装備に関してはオーリから」

オーリ「今回は、マシューに頼んで全員の装備を共用にし」

「後は個人の愛用している奴を含めて7つまでゲームに持ち込む事にする」

オーリ「共用装備は……」

○共用装備○

ヘルメット:OPS-CORE

無線機:PRC-152(改)

ナイトビジョンゴーグル:GPNVG-18

軍用小銃:ダットサイトとフォアグリップをピカティニー・レールに取り付けたH&K HK416(改) 

拳銃:SIG P226(改)

コンバットナイフ:US NAVY Mk3 MOD 0

戦闘服:マルチカム迷彩(改) 
ボディアーマー:IOTVgen2(改)


シンジ「」ヒソヒソ

オーリ「申し訳ないが、装備品は7つまでと言ったが正しくは17つまで持っていて構わないそうだ」

神楽「どうやってゲームに現実世界の物を持ち込むアルか?」

レイン「せかんど・WORLDの特殊機能でコピー機を通してせかんど内に現実の物を送り込む事が可能です」

銀時「なんか、色々すげーな」

 
洸太「相棒……AA-12をゲーム内に持ち込むのか?」

健二「ええ、そうですが洸太さんは?」

洸太「俺はワルサーP99デュアル・トーンとFN F2000タクティカルだ」

健二「なかなかですね~」

 
レイン「皆さんも好きな物決めて下さい」 

銀時「パフェ、持ち込めねぇーかな?」 

レイン「流石にちょっと……」

シンジ「後、一時間したら作戦を開始するから準備してくれ」
 

今日はここまで。明日書けたら書きます

神楽「何も持って行くものがないアル……」

レイン「では、これを持って行きますか?」つM240E5

神楽「貰っていいアルか!!」

レイン「協力してもらう御礼代わりです」


神楽「ヤッホー!!ギタギタにしたやらぁぁああっ!!!!」ジャキッ!!

鉄郎「ハハハハッ!!やはり子供は元気が一番だな!相棒」

スティール「先が不安だ………」


マシュー「全員、いるか~」

\いますよー/

マシュー「コピー機持ってきたので今から一人ずつにQRタグキンホルダー渡すから装備にくくりつけて、コピー機に入れてくれ」

\了解/

レイン「アレを括り付けることによって現実世界から持ち込んだものが初期装備になるんです」

ピーウィンウィンウィンウィンギュルルン

マシュー「ハ~イ、次ー終わったらすぐにARISEをかけてくれ」


銀時「ARISEって……もしかしてあのグラサンのことか?」

レイン「そうです」

神楽「マダオが見たら喜びそうアル」
 
銀時「つまり……俺達も今からマダオになるってワケか?」

レイン「結果的にそうなりますね……」


銀時「すいませーんお腹痛くなったので、便所に……」

シンジ「ゲーム内で好きなだけ出来るので」つARISE

銀時「いやいや~冗談キツい……」シャキン

バタッ

神楽「銀ちゃん?!」

レイン「大丈夫です。ゲーム内に意識が飛んでいただけですから……シンジさんやり方が荒い」

新八「やり方が荒いのいつもの事だ」

レイン「それもそうですね」 

新八「………先に行くぞ」

レイン「お気をつけて」

バタッ

 
レイン「シンジさんは残るの?」

シンジ「殆どの幹部がゲーム内に行くし今回の事の発端とも言える俺が残る訳にいかないよ、レイン」

レイン「そう……じゃあ先に行ってるね」

シンジ「ああ、気をつけろよ」 
レイン「ありがと……では神楽様行きましょう」

神楽「わかったアル」


バタッバタッ

シンジ「マシュー、後は宜しく頼む」

マシュー「任せろ」  

シンジ「さぁ……虎穴に入るとしよう」シャキン!

○万事屋○

坂田 銀時:洞爺湖

神楽:M240E5 

志村 新八:MGC GM5(改).MGCGM12(改)×2.イサカM37ステークアウト・ピストルグリップ(改).テレスコピックサイト付きSIGSG552(改).Gator Machete.Magnum Hunter

H&K USPコンパクト(改)

イサカM37ポリス・ピストルグリップ(改)

H&K Mk-23ステレンス(改)×2

FN FNC M3(改)


ランボーマチェット

ランボーナイフ


グロック17(改)

せかんど・WORLD 住宅街 車道


銀時「いたたた……チックショウあの野郎……普通に便所行くこ……ありゃ?」

「おいおい~マジか。マジでゲームに入ってきたのか?いやいやそんなどっかのセカイの向こうみたいな展開が……あるよな」

「まあ……他の奴が来るまですることねーし寝るか丁度枕みてーなのもあることだしな」

Zzz……


?「あの~ここで寝ていたら風邪ひきますよ?」
 
銀時「Zzz……」

?「スゴいな~まさか車道寝ちゃうなんて」

?「それよりもここは意外に誰も居ないな……とりあえずそこらへんの民家にお邪魔するとしようかな」

銀時「Zzz………」


?「ヨッコイしょ!!」

銀時「Zzz………」

?「意外と軽いなこの人。まあ民家に入ったらベッドの上にでも寝かしておこう」

民家 寝室
 
タンタンタンタン……グツグツ……ゴトゴト


銀時「うん……?」

頭をかち割られた感染者「」ジー

銀時「ひゃああああー!?」


台所

レイン「あっ……遺体を処理するの忘れてた」


寝室
 
レイン「銀さんー大丈夫ですか?」ガチャ

銀時「大丈夫ですーかじゃねぇだろコレ!!何で死体と添い寝さしてんだよ!!」

レイン「ごめんなさい……死体をどこかに捨てるべきだったんですけど、どうにもアンデッド共に居場所知らせるかもしれないと思ってここに置いときました」

銀時「だからって、ここに置いとくヤツが……うん?」

レイン「どうしましたか?首を傾げて」

銀時「まさかこんな所にハリウッド女優が会えるなんてな……色々驚きだぜ」

レイン「あっ~なるほど声と口調が変わって判らないのか」スッ

銀時「?」

レイン「目を見て」ジー

銀時「流石に援交は辞めて置いた方がイイッスよ~ほら、キャリアに傷が付くし性病とか……ゲームでなるのかどうか判らないッスけどあんまりオススメ出来ないよ~」


レイン「目を見て」ジー

銀時「いや……はっ?」

レイン「誰かわかりましたか?」

銀時「何で……テメー姿変わってんだレイン」

レイン「ご飯を作っている最中なので後で」タッタッ

銀時「待って!………ったくよぉ~どうなってんだ?こりゃ」

テーブル

レイン「お待たせしました~グラタン擬きです」

グチャァァァッ

銀時「グラタン擬きっていうよりよぉ~道端に吐かれたゲロみたいじゃね?コレ」

レイン「良く言われます」

銀時「良く言われますって……オメー周りのヤツにも同じもの喰わせてんのかよ」


レイン「見た目以外問題ないって……シンジさんが」

銀時「絶対ムリして言っているだけだし、それに多分シンジの事だから気を使ってるだけだって」

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom