ハルヒ「男子二人と女三人じゃカップルが二組しかできないわね」 (22)

キョン「いや、無理に二組に分ける必要ないだろ」

ハルヒ「どうしてよ、二組に分けた方がいいに決まってるでしょ」

長門「私は別にかまわない」

古泉「そうです、五人一組で行動したほうが何かといいのでは?」

ハルヒ「あなたはどう思うの?キョンと古泉くんどっちと組みたい?」

国木田「え?僕…いや私は…」

古泉「いいんですよ、言いたいこと言って」

長門「そう」

国木田「私は…キョン君と一緒がいいかな」

キョン「え、俺とか?」

国木田(何でみんな女の子の服を着てるだけで僕だって気付かないんだろ…)

ハルヒ「それじゃくじを引くわよ・・・おりゃ!」

長門「…」

国木田「えーっと、これ」

ハルヒ「私は古泉君とか…」

長門「私も古泉一樹」

国木田「キョンだ」

ハルヒ「…まぁいいわ、キョンその子にエッチな事とかしたら死刑だからね!」

キョン「するわけないだろ!」

古泉「とりあえず、あなたの班は食料を探してください、僕たちの班は朝比奈さんの死体を埋めますから」

キョン「わかった、まかせろ。それじゃいこうか」

国木田「うん」

キョン「気をつけてください、そこ崩れそうですよ」

国木田「あっありがとう」

キョン「その制服って他校の制服ですよね、どこの高校なんですか?」

国木田「えーっと…神奈川のあたりで」

キョン「そうなんですか」

国木田「はい、すみません僕…私と一緒だなんていやですよね」

キョン「そんなことありませんよ、可愛い女性はいつでも大歓迎です」

国木田(可愛い?)

キョン「あそこに小屋みたいなのがあります、言ってみましょう」

国木田「はっはい!」

ハルヒ「疲れた…穴の深さはこれくらいでいいじゃないの?」

古泉「いえ、野生動物に掘り返されないためにももっと深く掘りましょう」

ハルヒ「そう?」

長門「…」

ハルヒ「有希何してるの?」

長門「朝比奈みくるの所持品を外している」

ハルヒ「そんなことしたらかわいそうでしょ!」

長門「この島に何があるかわからないので、なるべく物は合った方がいい」

古泉「確かにそうですね」

長門「最終的には衣服もすべて脱がせる」

ハルヒ「みくるちゃんごめんね、生きるためにしょうがないのよ」

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