半勃直起「ほられたらほり返す!バイアグラでだッ!!」 (75)

コンコンッ

半勃直起「半勃です」

大和田「入りたまえ」

半勃「失礼いたします」

大和田「わざわざすまないねー。あー、話は少し長くなりそうだ、かけたまえ」

半勃「お気遣いありがとうございます。ですが、このままで結構です」

大和田「そうか・・なら、このままで話そう」

大和田「まあ、今回、君を呼んだ件なんだが。あー、行内で噂になってるらしいじゃないですか」

半勃「噂?ですか?申し訳ありません、どのような噂でしょうか?皆目見当がつきません」

大和田「大きな声じゃ言えないが、この神聖なる行内で性行為が行われているという噂ですよ。
 それもですよ、女性と男性がなら、まだわからないことじゃないんですが、どうも男同士らしいんですよー。聞いたことありません?」

半勃「いえ、お恥ずかしながら、そのようなことは耳にしておりません」

大和田「優秀な半勃君のことだから、当然知っていると思ったのですがー、そうですか、そうですかー」

半勃「申し訳ございません。そのような行内の噂には疎いものでして。
 それで常務、率直にお聞きしますが、私がここに呼び出されたのと、その噂はどのような関係があるのでしょうか?」

大和田「いやー、なに。ただの噂であれ、その真意を少したしかめたかったんですよ。
 もし噂の真意がどうであれ、我が行の品位、信頼に関わる問題ですからねー。
 でも、ちょっと気になることがあるんですよ。
 このような噂が流れ始めたのは、君が東京中央銀行、つまりここに転属されてから、しかもどうやら君の部下が被害にあってるそうじゃないですか」

半勃「今回の人事による異動は、私だけではないはずです。
 それに私の部下が今回の件に関わっているのでしたら、部下に直接お聞きになった方がよろしいのではないでしょうか?」

大和田「まあ、その通りなんですが、この件に関して誰も何も語ろうとしないんです。まるで何かに怯えているみたいに、ね」

半勃「つまり常務は、こうおっしゃりたいわけですか。”私が部下に性行為を行い、さらに何か弱みを握っている”と?」

大和田「いやいやいや、そうじゃないんだ、気分を害したら謝る。
 ただ、もしかして上司である君になら何か、今回の件を話しているんじゃないかと思ってだね。
 決して、その、君を疑っているわけじゃない」

半勃「そういうことでしたら、私は何も知りませんし、聞いてもおりません。
 お話というのがそれだけでしたら失礼します、業務が残っておりますので」

大和田「あー、いやいや、待ちたまえ、そう焦らずに、話はまだあるんだ。
 それだけじゃない、あくまで噂ですよ、う・わ・さ、な・ん・で・す・が。
 聞いた話によると、その人のギンギンに勃起したチンチンには、ホクロがあるそうなんですよ」

半勃「ホクロですか?」

大和田「そう、そうなんだ。もし君が関係してないとしたらだよ、この場で君のチンチンを見せてくれないだろうか?」

半勃「お断りさせていただきます」

大和田「まー、たしかにそう言いたいのはわかる。
 そりゃあそうだ、ここでいきなりチンチンを見せろと言われても、誰もが『はい』と、そう簡単には見せないだろう。
 でも、まあ男同士、しかも潔白を証明するためだ、ここは何とか見せてくれないか?
 それともなにかね、もしかして見せられない理由でもあるのかね?」

半勃「・・・。わかりました。そこまでおっしゃるのでしたら、気が済むまでお調べ下さい!」ボロンッ

大和田「拝見させて頂きますよ」

大和田「どれどれ?粗チンですね!しかし、ほほぉ、通常時でこれとは大きい。なるほど、なるほどねー、ん?」ニヤリ
 
大和田「・・・あるじゃないですか、ここにホクロが」

半勃「!、た、たしかに・・私の性器にはホクロがあります、それは認めましょう。
 しかし、この世の中の男性の性器にホクロがある人は数多くいます。これだけでは何の証拠にもなりません」

大和田「そう言うと思ってました。実はですね、君を呼ぶ前に何名かの行員を呼び出したんですよ。
 行員証明書で行内にいた時間は、わかりますからね。
 そして、その噂のあった時間帯に行内にいた全行員のチンチンを、すでに確認させていただきました。
 実に骨の折れる仕事でしたよ」

半勃「!?」

大和田「おやおや、おかしいですねー、他の方にホクロは無かった、これは紛れもない事実。
 それなのに、それなのにですよー。半勃君だけにホクロがあった、これは一体どういうことでしょうかねー?」

半勃「そ、それはただの偶然です」

大和田「偶然、ぐ・う・ぜ・ん。んー、そうですかねー、どうも腑に落ちません、がッ」

半勃「・・・」ゴソゴソ

大和田「何をしている半勃!なぜチンコをしまう!しまっていいとは一言も言ってないぞッ!」

半勃「常務の前でこのような”粗チン”を出していたままでは大変失礼と思いましたので」

大和田「出したままにしておきなさい!それとも何か?証拠を早くしまいたいのかね!?」

半勃「・・証拠・・ですか・・・フフフフッ」

大和田「な、何かおかしなことでもあるのか!それとも本当におかしくなったのかね!?」

半勃「失礼、あまりにおかしかったもので。反論させて頂いてよろしいでしょうか?」

大和田「な!?で、できるものならやってみなさい!」

半勃「さきほど常務は”ギンギンに勃起”と、そう、たしかにおっしゃいましたね」

大和田「そ、それがなにかね」

半勃「それは絶対にありえません!なぜなら私のチンコは勃たないからです!」

大和田「そ、そんな馬鹿な!嘘、はったりだ!」

半勃「そう思うのでしたら常務自ら私のチンコを存分に、お気のすむまでしごいて頂いて構いません!」

大和田「は、はったりは、よしたまえ半勃君!」

半勃「はったり・・ですか、それはシコってみればすぐにわかること」

大和田「!」

大和田「そんな、シコシコ、そんな!勃たない、シコシコ、たた・な・い・・そんなはずは、そんなはずはぬあぁいぃッ!シコシコ、ハァハァハァ!」

半勃「気は済みましたか大和田常務!?」

大和田「馬鹿な・・・馬鹿・な、そんな馬鹿なッ!」

半勃「気が済んだか?と聞いてるんだ!大和田!答えろッ!!」

大和田「・・・、あ、ああ・・、う、疑って申し訳なかった。チンチンをしまいたまえ」

半勃「いいえ!しまいませんッ!それともなんですか?私に証拠を早くしまってほしいのですか?」

大和田「そ、そういうわけではない」

半勃「それでは出したまま続けさせて頂きます。
 実を言うと数日前から噂とは全く関係ない、ある件で調査を行ってまいりました。
 匿名ではありますが、その件があった正確な日時、PCのログイン履歴、そして監視カメラの記録を、全て報告書としてまとめました。
 もしよろしければ常務の性器も出して頂けませんか?」

大和田「な!出せるわけないだろ君!」

半勃「この報告書を見てもそう言えますか?」

大和田「!?・・・なんなんだねこれはッ!?」

半勃「たしかにこの時間に今回の件を起こせるのは私だけのようでしたが、良く良く調べていくと、もう1人おりました」

大和田「な、何を言いたいのかね?君は??はっきり言いたまえ!」

半勃「ここで注目して頂きたいのは、この日のログイン履歴です。
 私は18:30にログアウトし同僚と飲みに行き、実に楽しい3時間を過ごしました。
 それが19:10に再びログインされている!しかも私のPCからではない!もう誰だかおわかりですよね?」

大和田「や、やめてくれぇ!」

半勃「目をそらすな大和田!カメラにもこの時間帯にあんたがいることは証明されている!」

大和田「ハァハァ!や、やめ・・」

半勃「さすが常務、行員全てのID、パスワードを見るのは、造作もないことのようですね。
 全ての責任を私になすりつけ、常務である地位を使い被害者の口を封じる。
 ・・いや、ケツを封じると言い直した方がよろしいでしょうか、実に汚いやりかただ!
 とてもじゃないが許すわけにはいきません!」

大和田「わ、悪かった!つい、つい、魔がさして、しまったん、だ。頼む許してくれ」ドゲザ

半勃「魔がさした・・ですか。さしたものは魔ではなく、全くの別物だったんじゃありませんか!
 それにその土下座!屈辱、痛み、苦しさの価値もわからない!あんたの土下座なんてなんの価値もない!」

大和田「じゃあ!じゃあぁ!どうすればいいんだ!!」

半勃「あなたにも同じ苦しみを味わって頂く!ケツを出せ大和田ッ!!」

大和田「ククククッ」

半勃「なにがおかしい!?」

大和田「だって面白い、いや傑作じゃないですかー。
 は・ん・だ・ち・君。その糞も!役に勃たないッ!チンポをいれてどうするつもりです?」

半勃「負け惜しみか大和田ッ!」

大和田「負け惜しみなもんですか、もう一度言いましょうか。
 糞も!役に勃たないッ!チンポをいれてどうなるというんです!
 いいですか?私は今日(こんにち)まで幾多のチンポを受け止めてきました。
 その私のケツにですよ、その腐れチンポをいれる、ハッ、これが笑わずにいられますか。
 そんなもの!座薬をいれるぐらい簡単なもんですよッ!
 どうぞどうぞ、入れてもらって構いませんよ、ほら、ほら、どうしましたー?」ケツペロン

半勃「・・・」

大和田「早くしてくれませんかねー?寒くてかないませんよ、全く」

半勃「」ゴクン

大和田「ん?半勃君、今、何か飲みましたか?」

半勃「誰が、いつ、この状態の性器を入れると言いましたか?」

大和田「今何を飲んだのか聞いているんだ!答えろ半勃!」

半勃「お答えする気はいっさいございません」

大和田「な!?なんなんだね!そ、そのフル勃起は!しかもでかい!君の拳くらいあるじゃないですかッ!!」

半勃「・・・・・・・・フー

これまでアナルを裂かれ!お尻を舐めてまであなたにすがり!陵辱され!犯され!汚され!

それでも地位、家族、大切なモノを守るために

あなたにほられ続けたモノ達の痛みを、怒りを、悔しさを!今からあなたに思い知って頂くッ!!

・・・


”ほられたらほりかえす!バイアグラでだッ!”


”ケツを出せぇええええええええええ"え"え"え"え"え"え"!大和田ぁあああああ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"ッ!!”

でも、掘られてないよね…

後日談

泊まり「しかし、気になるんだよなー。
 どうやって大和田は、お前のアソコにホクロがあることを知ることができたんだろうな、俺は知ってたけど」

半勃「ずっと前に大和田から会食の誘いが何度もあったんだ。
 2次会、3次会と遅くなり終電もなくなったので、仕方なく岸川の進めでカプセルホテルに泊まった。
 風呂を一緒に入ったから、そのときだろう性器を見られたのは」

泊まり「なるほど。ということは岸川もグルってことか」

半勃「ああ、まず間違いない」

泊まり「そして岸川の報告を受けた大和田が、そのホクロを利用し、お前を犯人にしたてあげようとしたわけか」

半勃「その話は、もういいじゃないか終わったことだ」

泊まり「そうだな」

半勃「もうこんな時間だな。よし、そろそろ、”こんどーむかえにいこう”」

コンコンッ

半勃直起「半勃です」

大和田「入れたまえ」

半勃「失礼いたします」

大和田「出来るものならなや っ て み な」

半勃「ヤりたい時は使うバイアグラだ!!」

大和田「///」

>>65
半勃慎之助「あんた!ほらせたら融資してくれるって言ったでしょうが!」

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