王様「少ないがこれで装備を整えると良いじゃろう」(506)

勇者は200G手に入れた

勇者「王様よ」

王様「な、なんじゃ」

勇者「200Gで世界を救えと?」

王様「すまん勇者よ…魔王軍の侵略で殆どの金品は持っていかれてしまったんじゃ…」

勇者「…バニーちゃん」

王様「ギクゥ!」

勇者「バニーのぱふぱふに使う金はあっても、勇者に使う金は無いと、一国の王たるお方がそう仰る訳ですね?」

王様「ぐぬぬ…仕方がない、持っていけい!」

勇者は10000G手に入れた

勇者 Lv1 10200G

勇者「ちょろいもんだな」

勇者「あ、お袋にも金貰っていくかな、どうせたんまり溜め込んでんだろうし」

…………………

母「あら勇者、王様にはキチンと挨拶出来た?」

勇者「それよりさ、王様が200Gしかくれなくてさぁ…」

母「仕方ないわね、少ないけど足しにしなさい」

勇者は100G手に入れた

勇者「お袋、あのさ…この間お城の兵士Aさんと夜に会ってたよね?俺見ちゃってさー」

お袋「ギクゥ!」

勇者「親父が知ったら悲しむだろーなぁ…ニヤニヤ」

お袋「…持っていきなさい」

勇者は5000G手に入れた

勇者「毎度ありー」

勇者 Lv1 15200G

勇者「こんだけありゃ暫く楽に旅出来るかな」

商人「ラッシャーセー」

やくそう 1500G
どくけしそう 2000G
ひのきのぼう 3400G
かわのよろい 9800G
おなべのフタ 4500G

勇者「は、はぁ!?なんでこんな高い訳!?」

商人「いやそれが、物価を上げろと王様からのお触れで…」

勇者「あのクソジジイ…」

勇者「(チッ…勇者なめんなよ)あのさぁ、商人さん」

商人「どうされましたかな?」

勇者「おたく、美人の奥さん居ますよねぇ?」

商人「いやはや、美人なんてとんでも御座いません…妻がどうか?」

勇者「いやね、実はこの間おたくを見かけまして…年下の可愛い娘と一緒に居ましたよねぇ」

商人「ギ、ギクゥ!」

勇者「言いたい事、わかるよね?」

勇者 Lv1 15000G
Eはがねのつるぎ Eてつのたて Eてつのよろい Eてつのかぶと

勇者「いやー得したなぁ!日頃の行いが良いからかなー」

勇者「次は奴隷…いやお供探しといきますか」

……………………

女店主「あら勇者様、どなたかお探しかしら?」

勇者「ちょっと魔王ん所行くからお供が欲しいんだけど」

女店主「どんな方をご希望かしら」

勇者「とりあえず戦士は欲しいな…あ、汗臭いガチムチはパスね」

勇者「あとロリ魔法少女が一人と、巨乳バニーちゃん一人よろしく」

勇者「いやぁ、これは中々…」

戦士「勇者殿、長い旅になると思うが宜しく頼むでござる」

魔法使い「魔王なんてあたしの魔法でちょちょいのちょいだよっ」

遊び人「なんか変な奴のお供にされちゃったわね…」ボイーン

勇者「戦士は武人気質…捗るな」

勇者「魔法使いは将来性有り、と」

勇者「バニーちゃん…たまらん!」

あんまりギスギスしないでおくれよ…

勇者「さて、とりあえず近くの村でも回って情報収集でもしようか」

戦士「御意」

魔法使い「援護なら任せてねっ、勇者様ぁ!」

遊び人「私、必要かしら?」

勇者「もちろんだとも、バニーちゃん!!君は何が得意なんだい?」

遊び人「そうね、呪文は多少なら使えるけれど」

勇者「お、凄いじゃないか!どんな呪文が使えるのかな?」

遊び人「派手なのは嫌いなのよね…まぁ得意って言えばイオナズンかしら」

勇者「へぇー、イオナズンかぁ…へ?」

遊び人「なによ、阿呆みたいに口開けて」

勇者「あの…イオナズン、と仰りました?」

遊び人「ええ、他にはメラゾーマとかベホマズンとか…」

勇者「ちょ、ちょっと待って!バニーちゃん遊び人、だよね??」

遊び人「今はね…昔は戦士だったり魔法使いだったり、賢者やってた事もあったかしら」

勇者「なん…だと…?」

続けろ

文才無いのは許してほしい

遊び人「ご不満かしら??」

勇者「め、滅相もない!!あ、でも派手なのは嫌いって…」

遊び人「ああ、マダンテとかギガスラッシュの事よ、野蛮で好きになれないのよねぇ」

戦士「なんと、ギガスラッシュの心得があるとは!!」

魔法使い「遊び人さんすっごーい!!マダンテなんてあたし使えないよぅ」

遊び人「あら、そんな事ないわよ?練習すれば誰でも出来る事よ」

勇者「(もう君が魔王倒せば良いと思うよ…)」

遊び人「何か言ったかしら??」

勇者「ヒッ…いえいえ何も!!」

とりあえず放棄はしない

勇者「で、なんやかんやで一通り情報は集めた訳なんだけど」

戦士「うむ、どうやら魔王とやらは遥か遠く、北の大陸に城を構えている様でござるな」

魔法使い「どうやって魔王の所まで行けば良いんだろー??」

勇者「何かしら移動手段があれば良いんだけど…陸路しかないか??」

遊び人「船なら何とか出来ない事もないわよ??」

勇者「マジで!?バニーちゃ…さん」

遊び人「急にさん付けに変わったわね…隣の大陸に知り合いが居るんだけれど、頼めば船くらい何とかしてくれるかもしれないわ」

魔法使い「遊び人さんナイスだよぅ!!」

戦士「決まりでござるな、勇者殿」

勇者「よし、隣の大陸なら東の洞窟を抜けた先にある、行こう!」


魔法使い「うわー…なんかジメジメしてるよぅ」

勇者「大丈夫、魔法使いちゃんは俺が(ry」

戦士「魔法使い殿、拙者の後ろへ!」

魔法使い「戦士さん格好いいー!」

戦士「な、何を言っているのでござる…」

勇者「守…る」

遊び人「あらあら…」

勇者「勇者って何だろうね、バニーさん…」

遊び人「私に言われても困るわ」

勇者「なんだろうこの孤独感」

戦士「む、魔物でござる!!勇者殿、指揮を!」

しかし勇者は現実逃避している!

戦士「勇者殿!!くっ、既に攻撃を受けたのでござるか!?」

魔法使い「えーい!!」

魔法使いはメラを唱えた
スライムを倒した

戦士「援護は任せたでござる!!」

戦士の攻撃!!
キャタピラーに10のダメージ

戦士「むっ、浅いでござるか!?」

遊び人「下がってなさい、メラゾーマ!!」

遊び人はメラゾーマを唱えた
キャタピラーに78560のダメージ
キャタピラーは消滅した

戦士「おお…なんという破壊力!」

魔法使い「さすが遊び人さん!!」

遊び人「やれやれ、ね」

勇者「よし、皆!ガンガンいこうぜ!!」

遊び人「もう終わったわよ??」

戦士「洞窟を抜けたでござる」

魔法使い「うぇー…やっと出られたよ」

遊び人「あら、勇者が居ないわね」

戦・魔「「えっ」」

……………………

勇者「そろそろ出口だ、皆大丈夫…」

勇者「えっ」

勇者「酷い目にあった…」

遊び人「何をやっているのかしら、あなたは…」

魔法使い「しっかりしてよ勇者様ぁ」

戦士「うむ、指揮を取るものが居なくてはまとまりがつかないでござるよ」

勇者「…」

勇者「俺は無力だ…!」

遊び人「早く行きましょう」

魔法使い「隣の国に着いたよー!」

戦士「賑やかでござるな、して遊び人殿、お知り合いは何処に」

遊び人「ああ、ここの王様よ」

戦士「なんと、王様でござるか!遊び人殿は計り知れぬ人でござる」

魔法使い「ねーねー、勇者様は??」

遊び人「勇者なら宿屋に置い…疲れたから休んでいるわよ」

戦士「なるほど、では我々だけで行くでござる」

王様「おお、遊び人ではないか!久しいのう」

遊び人「お久しぶりですわ、王様」

王様「お主がわざわざやってくるとは、それに後ろの方は??」

遊び人「実は…」

……………………

王様「なるほどのう、わかった、船は自由に使うと良い」

遊び人「ありがとうございます、助かりますわ」

王様「良い良い、他ならぬお主の頼みじゃからのう…それにしても、お主が勇者様のお供をしているとは」

遊び人「王様、そのお話はまたいつか」

王様「そうか…まぁ何かあったらいつでも来ると良い」

戦士「船の旅も中々良いものでござるな」

魔法使い「風が気持ちいいよ、戦士さんっ!!」

戦士「こ、こら…あまりくっつかれては…」

魔法使い「えー、戦士さんもしかして照れてるのー??」

戦士「な、何を!!拙者は別にっ…」

遊び人「あらあら…」

勇者「なんだ、ただの空気か」

勇者「皆、魔王は強敵だ…気を引き締めていくぞ」

勇者「わかりました、勇者様!!」

勇者「お任せ下さい!魔王何で倒してやりますよ」

勇者「その意気だ、皆!!」

戦士「遊び人殿、勇者殿は何をしているでござるか??」

遊び人「そっとしておいてあげましょう」

魔法使い「戦士さーん!海が綺麗だよぅ!」

戦士「むぅ…魔法使い殿、あまりはしゃぎすぎては」

遊び人「こっちはこっちで大変そうね」

遊び人「さて、北の大陸へ着いたわね」

戦士「吹雪が凄いでござるな…魔法使い殿、拙者から離れない様に」

魔法使い「はーい、戦士さん!!」

勇者「もうどうにでもなーれ」

戦士「勇者殿、後ろでござる!!」

勇者「へ??」

地獄の門番の攻撃
つうこんのいちげき!
勇者に250のダメージ
勇者は死んでしまった!

戦士「勇者殿がやられた!!」

遊び人「何やってるのかしら…まったく」

魔法使い「いっくよー!!ベギラゴン!」

魔法使いはベギラゴンを唱えた
地獄の門番に120のダメージ

戦士「そこでござる!!」

戦士の攻撃
かいしんのいちげき!
地獄の門番を倒した

遊び人「やったわね」

戦士「勇者殿は大丈夫でごさるか??」

魔法使い「うわー、完全にやられちゃってるね」

遊び人「面倒だからこのまま魔王の城まで引っ張っていきましょう」

戦士「御意」

勇者「今起こった事をありのまま話すぜ…死んだと思ったらいつの間にか魔王の城の前に立っていた…何を言って(ry」

遊び人「静かになさい、魔物に気付かれるでしょう」

勇者「はい」

戦士「ここが魔王の…さすがに雰囲気が違うでござるな」

魔法使い「戦士さんが守ってくれるから、あたし平気だもん!!」

戦士「任せるでござるよ!」

勇者「もう帰って良いかな??」

レス番飛びすぎだろ
支援

遊び人「やけに静かね…」

戦士「何かの罠でござるか…??」

魔法使い「気をつけた方が良さそうだよぅ…」

勇者「あれ、何だろうこのスイッチ??」ポチッ

ゴゴゴゴゴゴ…

遊び人「勇者、あなた何したの??」

戦士「揺れて…??」

カパッ

魔法使い「落とし穴ぁ!」

一行「うわあぁぁぁ!!」

勇者「いてて…あれここ何処だ??って言うか皆は!?」

勇者「はぐれたのか…仕方ない、とりあえず進むか」

……………………

勇者「ん??あれは…お、親父!?」

父「ぐぅ…くらえ!!まじんぎり!」

やまたのおろち「ヌルいわぁ!燃えるがよい!!」

父「うおぉぉぉ…!!」

おろち「この程度か、魔王様も舐められたらものだ…死ねっ」

勇者「ま、マズい!!」

勇者「うおぉぉぉ!!」

勇者の攻撃
やまたのおろちに60のダメージ

おろち「ぐっ、貴様…何者だ」

父「ゆ、勇者!?」

勇者「なにやってんだよ、親父!!それでも勇者の父親かよ!」

父「ぐっ…すまん」

おろち「ほう、勇者か…ちょうど良い、まとめて焼き尽くしてやろう」

勇者「げっ、親父!!任せた!」

父「なっ、待て!!おい!!」

やまたのおろちは激しい炎を吐き出した
父に120のダメージ

父「ここまでか…」

勇者「おらあぁぁぁ!!」

勇者はギガスラッシュを放った
やまたのおろちに300のダメージ
やまたのおろちを倒した

おろち「グゥゥゥ!!」

勇者「あ、あれ…マジで??」

父「勇者…立派に、なったな…」

勇者「はは…俺って結構やるんだな」

父「だが私を盾にした事は許さん」

勇者「ですよねー」

勇者「とりあえず、親父はここで休んでろよ、魔王は俺がやるからさ」

父「しかし、一人では…」

勇者「大丈夫だよ、頼りに…なる仲間がいるからさ」

父「そうか…なら行ってこい、そして世界を救ってくれ」

勇者「任せとけって、やっと調子も出てきたしな」

勇者「(ついに俺の時代がきたか…ニヤニヤ)」

魔法使い「うぅ…勇者様のせいで酷い目にあったよぅ…」

魔法使い「あたし一人って…魔物が出たヤバいよ…」

ベホマスライムが現れた

魔法使い「何かでたー!気持ち悪いぃぃぃ!」

ベホマスライムはじりじりと迫った

魔法「こ、来ないでよ…!!メラゾーマ!!」

ベホマスライムAに210のダメージ
ベホマスライムAを倒した
ベホマスライムBの攻撃

魔法使い「痛っ…ヌルヌルするぅぅぅ!!もう嫌ぁぁぁ」

戦士「させんっ!!」

戦士の攻撃
かいしんのいちげき!
ベホマスライムを倒した

魔法使い「せ、戦士さんっ…」

戦士「大丈夫でござるか!!」

魔法使い「ふぇぇぇ!戦士さーん!!」

戦士「むぅ…落ち着いて下され、魔法使い殿、もう大丈夫でござるよ」

魔法使い「ぐすっ…うん」

戦士「さぁ、早く皆を探すでござるよ」

遊び人「あら…生きてたのね」

勇者「相変わらずキツいね、バニーさん…」

遊び人「これでも心配はしてたのよ??…ちょっと見ない間に雰囲気変わったわね」

勇者「まぁね、色々あってさ」

遊び人「頼もしいこと…それでこそ勇者よ」

勇者「(あれ、フラグ立った??ねぇフラグ立ったの??)」

遊び人「ないわね」

勇者「な、何も言って無いぞ!?」

遊び人「私に好かれたいなら、あと50Lvは上げてきなさい」

勇者「Lvって何さ??」

遊び人「こっちの話よ…それより、早く二人と合流しましょう」

勇者「お、居た居た、おーい」

戦士「おお勇者殿、遊び人殿も…無事でござったか」

魔法使い「もう、勇者様のせいで散々な目にあったんだから!!」

勇者「悪かったよ、もうヘマはしないから安心してよ」

遊び人「最初からそれだったらあんな苦労しなかったのだけれど」

勇者「言わないでよ、バニーさん…」

戦士「結果良ければ、でござるよ遊び人殿」

勇者「よし、全員揃ったし、後は魔王を倒すだけだ!!」

遊び人「ああ…その事なんだけれど」

勇者「どうしたの、バニーさん??」

遊び人「実はもう倒しちゃったのよね、魔王」

勇者「へっ??」

戦士「どういう事でござるか??」

遊び人「実はね、さっきはぐれた時に魔王の部屋、見付けちゃったのよ…つまりそういう事」

魔法使い「えーっと、それって」

勇者「つまり、バニーさん一人で魔王を見付けて、ついでに倒したと…一人で」

遊び人「そうなるわね」

戦士「な、なんと!!」

魔法使い「じゃあ、遊び人さんが世界救っちゃったって事!?」

勇者「そんな…そんな事って」

魔王の部屋

魔王「ヒィ…!ま、まだ何か様があるのかっ!?」

勇者「あ、いやその…(一体なにされたんだ…)」

遊び人「勇者が確認するって言うから」

魔王「せ、世界なんか要らん!!ワシにはこの城だけでじ、充分だ!!だから早く帰ってくれっ…」

戦士「一体何をしたでござるか…遊び人殿??」

遊び人「別に何もしてないわよ??ね、魔王さん」

魔王「ヒ、ヒィ!?」

勇者「そんな馬鹿な…」

勇者「じゃあ、あの親父のイベントとか一体なんだったんだよ…完全に勇者覚醒!な展開だったじゃないか」

遊び人「ま、倒してしまったものは仕方ないでしょう??」

魔法使い「なんて言うか…勇者様立場ないね」

戦士「世界が救われた事には変わりないでござるよ」

勇者「だいたい魔王!!それで良いのか!?勇者と戦ってないのに終わりだぞ!魔王としてどうなんだよっ」

魔王「し、知るか!もうワシに構うなっ…ワシはこの城で余生を過ごす事に決めたんじゃあ…!」

勇者「こんなのって…こんなのって…ありかよぉぉぉ!!」

……………………

こうして世界は救われた
一人の勇敢な遊び人によって…
人々は、この遊び人の活躍を決して忘れないよう
物語として、後世にまで語り継いでゆく事だろう
そして…

勇者…旅から帰った後、実家で堕落した生活を続けるも、しびれを切らした両親に見放され、その後彼の消息を知る者は居なかった…

戦士…「修行に戻る」と言って、まだ見ぬ大陸へと旅立っていった

魔法使い…知らぬ間に旅立った戦士を探して、自分も旅立っていった

遊び人…魔王を倒した後、吟遊詩人に転職し、旅をしながら人々に様々な歌を聴かせて回っているらしい

勇者「ああ…腹が減ったな…」

勇者「ん、何か落ちてんな…って、ただの石かよ…」

『求メヨ…』

勇者「な、なんだ!?」

『我ヲ求メヨ…』

勇者「この石…か??」

『汝ガ願イ、叶エヨウ』

勇者「俺は…俺の願いは…」

……………………

ー5年後

吟遊詩人「ラララー、お話はー、ここまでー、ラララー」

村の子「ねぇねぇ、吟遊詩人さん!!他にはどんな歌があるの?」

吟遊詩人「そうね、また今度聴かせてあげるわ…そろそろ暗くなるから今日は帰りなさいね」

村の子「約束だよ??」

吟遊詩人「ええ、約束するわ」

村の子「またねー!!吟遊詩人のお姉さん」

吟遊詩人「ふぅ…さて、出てらっしゃい」

????「よく気が付いたな、吟遊詩人よ…」

吟遊詩人「それだけ殺気立ってれば誰だって分かりそうなものだけれど??」

????「フン…まあいい、どの道、今から死ぬお前には関係の無い話しだ」

吟遊詩人「あら、随分乱暴なのね??せめて名前くらい聞かせて欲しいわ」

????「今更名乗る必要もあるまい…ね、バニーさん??」

吟遊詩人「あなた…勇者なの??」

????「さっすがバニーさん、でもちょっと違うかな…今の俺は、魔王だ」

吟遊詩人「笑えない冗談ね、親の金を食い潰した挙げ句、家を追い出されたって聞いてたけど…まさか魔王なんてやってるとは思いもしなかったわ」

魔王「黙れよ…お前に俺の苦しみは分からないだろう」

吟遊詩人「分かりたくもないわね…それで、私を殺すつもりかしら??」

魔王「ま、そういう事…昔のよしみだ、出来るだけ苦しまない様にしてやるよ」

吟遊詩人「あまり舐めないで欲しいわね、ただの吟遊詩人じゃないのは分かってると思うけれど」

魔王「昔なら何も言えなかったよ、昔ならね…」

吟遊詩人「…!!後ろ…いつの間に」

魔王「今の俺に勝てると思うなよ??…ギガスラッシュ」

吟遊詩人「っ速…!?」

戦士「む…何やら嫌な予感がするでござる」

戦士「修行も一段落ついた所、久々に戻ってみるのも良いでござるな」

……………………

魔王「俺は何をやっている…殺そうと思えば殺せた、だが」

魔王「何故、急所を外した…」

魔王「くそっ…!!」

????「魔王様…」

魔王「む…貴様かジャミラス」

ジャミラス「はっ、御命令通り連れて参りました」

魔法使い「はーなーせー!!」

ジャミラス「この娘、見た目に寄らず中々の手練れ…少々手こずりましたが、この通り」

魔王「ご苦労…下がって良いぞ」

ジャミラス「はっ」

魔法使い「ちょっと、何なのよアンタ!!レディの扱いがなってないんじゃない??」

魔王「レディって…お前、昔と全然変わってないだろ」

魔法使い「昔って…アンタみたいなのと知り合った覚えないけど??」

魔王「おいおい、世界は救えなかったけど、仮にも勇者だった男を忘れるなよ」

魔法使い「え、まさかアンタ…」

魔王「そういう事…それで、お前を連れて来させた理由なんだけどな…」

戦士「な、なんと…勇者殿はそんな事になっていたでござるか!?」

母「ええ…私達も限界でして」

父「今は何処に居るかも分からんよ、生きているかさえもな…」

戦士「そうでござるか…いや、失礼致した」

父「これからどうするんだ?」

戦士「…勇者殿を探そうと思うでござる、何やら嫌な予感がするでござるよ」

父「そうか…戦士さんよ、コイツを持っていきな」

戦士「父殿、これは??」

父「アイツの使ってた剣だ…使い手はボンクラだったが、手入れだけはしっかりしてある」

戦士「かたじけない、有り難く使わせて頂くでござるよ」

母「気をつけて…」

戦士「心配ご無用でござるよ、母殿…それでは」

……………………

戦士「勇者殿…一体何処に…」

くっさいのに負けずによく>>1頑張ったな

>>238
構想練るので一杯一杯なんだ

吟遊詩人「うっ…ここは」

青年「あ、まだ起きちゃダメですよ!!」

吟遊詩人「私は…痛っ」

青年「酷い怪我だったんですから、まだ起き上がるのは無理ですよ」

吟遊詩人「そう…ん、この声どこかで…」

青年「どうかされました??」

吟遊詩人「あなた…!!」

青年「あの…大丈夫ですか??」

吟遊詩人「(5年前の勇者と…瓜二つ…!)」

吟遊詩人「どういう事なの…??」

青年「??」

吟遊詩人「いや…なんでも無いわ、それよりもう少し寝かせてもらうわ…まだ少し痛むの」

青年「あ、はい…では何かあったら呼んで下さいね」

吟遊詩人「ええ…ありがとう」

吟遊詩人「魔王になった今の勇者と5年前の勇者に瓜二つなあの青年…何か関係あるのかしら…」

吟遊詩人「情報が足りなさ過ぎて何とも言えないわね…ただ似てるだけなのかもしれないし…今は身体を休める、か」

……………………

魔王「ジャミラス、居るか」

ジャミラス「はっ、此処に」

魔王「例の件だが…実行に移せ」

ジャミラス「御意」

魔王「我が眷属を遣わそう…ヴィッペル」

ヴィッペル「ここに」

魔王「ヴィッペルよ、此処に居るジャミラスの片腕として力を貸してやれ」

ヴィッペル「お心のままに…」

青年「だいぶ良くなりましたね、神父様のお話では回復までにもう暫くは掛かると聞きましたが…」

吟遊詩人「普通の人間よりは苦労しているからかしら??…なんにせよ、あなたにはお礼を言わなければね」

青年「お礼なんてそんな、当たり前の事をしただけで…ん??」

吟遊詩人「何やら外が騒がしいわね」

村人「魔物だー!魔物が攻めて来たぞー!!」

ジャミラス「魔物共よ、村人は全員殺せ!!女子供にも容赦はするなっ!!」

村人「は、早く逃げろー!!」

ジャミラス「ヴィッペルよ、我は中央へ行く…お主はあちらを頼む」

ヴィッペル「了解した」

……………………

青年「詩人さん、僕に捕まって!!」

吟遊詩人「大丈夫よ、もう一人で立てるわ…それより、早く逃げなさい」

青年「逃げろって…詩人さんはどうするんです!?」

吟遊詩人「私はまだ残ってる村の人を助けに行くわ…逃げ遅れてる人が居るかもしれないもの」

青年「なら、僕が行きます!!詩人さんの身体はまだ治りきってないでしょう!」

吟遊詩人「何言ってるの、死にたいの??相手は魔物よ、それも恐らく相当な…」

ヴィッペル「見付けたぞ、ニンゲン」

吟遊詩人「あら…お速い登場だこと」

ヴィッペル「ふん…手負いの女に若僧が一人、なんとも容易い」

吟遊詩人「あまり舐めないでもらえるかしら??これでも魔王を倒した事だってあるのよ」

青年「魔王…まさか詩人さんがあの遊び人!?」

ヴィッペル「ほう、少しは手応えがありそうだな…だが、貴様は後回しだ」

吟遊詩人「っ!!アナタ、逃げなさい!」

ヴィッペル「まずは一人…死ねっ」

ヴィッペル「ぐっ…な、何だと…!」

吟遊詩人「そのバギクロス…何故アナタが…」

青年「わかりません…どうして僕にこんな力があるのか…でも、今使わなきゃいけないって事だけは分かります!!」

吟遊詩人「(発動のタイミングにあの威力…まるで本当に5年前の…)」

ヴィッペル「見誤ったか…だが、これはどうだ??…マヒャド!!」

吟遊詩人「こっちよ、私の側に!!…マホカンタ!」

ヴィッペル「ほう…我が呪文を跳ね返すとは、中々やるなニンゲン」

ジャミラス「手こずっている様だな、ヴィッペル」

ヴィッペル「なに、直ぐに終わる…」

吟遊詩人「ぐっ…傷口が…」

青年「詩人さん!!くそっ…ベホイミ!!」

吟遊詩人「早く…アナタだけでも、逃げなさい…!!」

青年「そんな事出来る訳ないじゃないですか!!」

ジャミラス「させると思うか?」

ヴィッペル「ジャミラス、離れていろ…」

ジャミラス「イオナズンか…巻き沿いは御免だな」

吟遊詩人「マズいっ…今の私じゃ防げないわ…」

青年「くっ…詩人さんだけでも…」

ヴィッペル「喰らうが良いッ…」

ヴィッペル「イオナ…」

ジャミラス「ヴィッペル、後ろだ!!」

戦士「疾風突きっ!!」

ヴィッペル「がァッ…!!」

戦士「まだでござるよっ…火炎切り!!」

ヴィッペル「ぐぅぅぅ!!」

戦士「止めでござる!!…稲妻切り!!」

ヴィッペル「グァァァァ…!!」

吟遊詩人「戦士っ…!」

ジャミラス「ちぃッ…もう一人居たとは!!」

戦士「間に合ったでござるな…遊び人殿、久方ぶりでござる」

吟遊詩人「まさか、アナタが来るとは思わなかったわ…」

戦士「なに、戦友の危機でござるからな…む、そこの青年!!」

青年「は、はい!」

戦士「剣の心得は??」

青年「あ、あります!!」

戦士「よし、これを使うでござる!!」

青年「この剣…何故だろう、懐かしい感じがする」

吟遊詩人「その剣…アイツの…」

戦士「父殿から預かったでござる!!何故かは分からんが…お主なら使いこなせる様な気がするでござる!!」

ジャミラス「2対1か…フン、纏めて喰ろうてやるわ」

ジャミラス「爆裂拳!!」

戦士「くっ…こいつ、かなりのスピードでござる!!拙者ですらギリギリ追い付ける程度でござる!」

青年「はぁぁぁぁっ!!」

ジャミラス「むっ…!」

青年「真空切りっ!」

ジャミラス「ガッ!?こいつ…我がスピードに追い付いて来るか!!」

吟遊詩人「やっぱり…!?この剣捌きに動き、そっくりそのまま…!」

戦士「勇者…殿!?」

なんだかんだでやってたんじゃないの
アニメキャラのうんこしてる姿が描写されないのと一緒で

青年「何故だろう…僕は戦い方を知ってる…!この剣の使い方が分かるっ」

ジャミラス「小癪な…メラゾーマ!!」

青年「やぁぁっ!!」

ジャミラス「な、何ィ!?メラゾーマを…切り裂いただとっ」

青年「今ですっ、戦士さん!!」

戦士「承知!!…これが修行の成果でござるっ!!…ギガ!」

ジャミラス「くぅぅっ!!馬鹿なッ」

戦士「スラッシュ!!」

ジャミラス「ギャァァァァ!!」

青年「はぁっ、はぁっ…」

吟遊詩人「この子…一体何者なの」

戦士「遊び人殿、それより今は村人達を!!」

吟遊詩人「ええ、そうね…」

……………………

戦士「青年殿…先程の剣捌き、実に見事でござった」

吟遊詩人「見事というか…アイツと同じ動きよね、あれは」

青年「あの、アイツって一体…」

戦士「勇者殿でござる…5年前、拙者達と共に魔王討伐の旅をしていた」

青年「勇者って…その人と僕のさっきの動きが一緒だって言うんですか??」

吟遊詩人「動きどころか…姿も声も、全てが瓜二つなのよ」

青年「そんな…あの、その勇者さんは今どこに??」

吟遊詩人「それが…」

コアトル「魔王様…ご報告があります」

魔王「どうした、コアトルよ」

コアトル「ジャミラスとヴィッペルが討たとの事…」

魔王「なんだと…誰にやられた??」

コアトル「報告によると、赤い鎧の女戦士と、凄まじい剣技の使い手の男にやられたと…」

魔王「赤い鎧…そうか、アイツか…分かった、下がって良いぞ」

コアトル「はっ」

魔王「ククク…やはり来たか、戦士よ」

魔王「そろそろ俺も動くか…」

戦士、女だったのかよ



ふぅ・・・

>>333
男だと思ってたのかよ

青年「正直、信じ難い話です…でも、僕はどうやらその魔王に会わなければいけないみたいです」

戦士「何故でござるか??」

青年「この剣が、そう言ってる様な気がするんです…」

吟遊詩人「なら決まりね、早いとこ会いに行きましょう…またいつ襲われるかも分からないわ」

戦士「そうでござるな…では行くでごさる」

駄文しか書けない>>1です
ちょっとした用事で今から出掛けるんですが
帰りは夕方頃になりそうです

こんなSSでも保守してくれる方が居たらお願いしたいのですが…
落ちてたら諦めます

新・保守時間目安表 (休日用)
00:00-02:00 10分以内
02:00-04:00 20分以内
04:00-09:00 40分以内
09:00-16:00 15分以内
16:00-19:00 10分以内
19:00-00:00 5分以内

新・保守時間の目安 (平日用)
00:00-02:00 15分以内
02:00-04:00 25分以内
04:00-09:00 45分以内
09:00-16:00 25分以内
16:00-19:00 15分以内
19:00-00:00 5分以内

保守してくれてる方ありがとうございます
出来るだけ早く戻りますので暫くお待ち下さい

   r─-- 、..,,___      ____     _,,... -‐‐┐    i`ー、
   /::::::::::::::::::::::::::> --‐'´─‐`--<:::::::::::::::::::::|    / ∠_ノヽlヽ__/ヽ、
   |::::::::::::::::::ゝ'"            ``''ー-‐ァ::|    //! l´ ̄| 「´| l
   |::::::::ヽ/                  く::::7   __」 L/ヽ| | | |
   !::::::::/    / /  /  ,  / ,   i   ! ヽ!    ̄´l ,l_ ̄ ! ! ! !
   `ヽ7    ,'  /   /‐‐/-./ /:|  |‐- /   i     / ノヾヽ.| |_.」 |
    ,!   i  ,'  /i __」__ | /:::| /」_ /|    ',   ノノ´  ヽ-'ー'' ̄ー'
    ノ:|   ノ i  ,ア´ ,.-、`レ':::::::レ´,.-、`i::|  i  ,ゝ    , 、  _,ィ‐、
   く__,| ∠___,! /::!  ! l |      |.l | !:| ,ハ i     l、_二-ァ  ,r'
   く__!    |/i:::::: ヽ-'    ::.  `'´ ::|//レ''        / /
     ,!    | ⊂⊃      _____   ⊂⊃:!         / _,-ニ_`ー、
    イ  i  |  |.     /´ ̄`i    ,ハ`ヽ      r'´,/_   `} ゙l
    /  | ハ  ト      !.,____ン   ,.イ:::::i::::::〉      `ー'f´r‐、ヽ、ノ ノ
  |\〈  ,.へ,,!ヘハ  |ヽ. `''=ー-r‐ァ<´レi:::/、(          `ーニ--‐'´
  |ヽ )ヽ/     ヽノ、 ``'''ー-r' |::::::/  レ'::::::ヽ,.         r-‐、、
  \ ヽ,i        ';::\/i`ヽ!:::::i     :::::i      / r '
  __\ ノ    ,   ノ::(_ンハ、_)::::ノ       ::|   (゙`¬′二'ヽ,`ヾヽ、
  \二,ゝ、r、,.-'^ーr':::::::::::/::::!::::::::ゝ、r、/   ,ン     ̄フ ./  } i  〉 ヽ
    ∠____,.ヘ.   |:::::::::::::::::::i::::::::`/  `ヽァ'"      /. /   / ! <、_ノ
       ,.::'" ̄`ヽ、____;;::-─-、/.,______/      r' / 、ー'′/

      /:::::::::::::::::::i::::::ヽ、:::::::::;:イ´:::::::::::`ヽ.     ヽ_/   i、_ノ
    /ヽ:::::::::::::::::::::::::::::::`:::::/::::::::::::::::::::::::::::':,

遅くなりました>>1です
ただいま帰宅しました
もう少ししたら続き書きますので

バンバンバンバンバンバンバンバンバンバン
バン       バンバンバン゙ン バンバン
バン(∩`・ω・)  バンバンバンバン゙ン
 _/_ミつ/ ̄ ̄ ̄/
    \/___/ ̄

お待たせしました

……………………

吟遊詩人「ここね、恐らく…というか間違いないわね」

戦士「むう、やはり5年前に魔王が使っていた城でござったか…しかし勇者殿は何故魔王などに…」

吟遊詩人「私の所為…でもあるのかしら…」

戦士「遊び人殿、しかしあれは…」

青年「悲しんでいます…」

吟遊詩人「悲しむ?」

青年「彼は…ずっと悲しんでいます、そしてそれだけじゃない、今も戦っています」

戦士「勇者殿が…??」

吟遊詩人「何にせよ、まずはアイツの所に行くわよ」

吟遊詩人「会って…全てを確かめてやるわ」

魔王「ヤツら、来たか…コアトル」

コアトル「既に…魔王様、完了しております」

魔王「ククク…そうか、ならばお前も配置に着くが良い」

コアトル「はっ、仰せのままに」

魔王「さて…見物だな、これは」

戦士「む、あれは…」

魔法使い「…」

青年「何でこんな所に人が…??」

吟遊詩人「あれ、魔法使いよね…でも、何かおかしいわ」

戦士「魔法使い殿、何故こんな所…ッ!!」

魔法使い「メラゾーマ」

戦士「な、何故魔法使い殿が我々を攻撃するのでござる!」

吟遊詩人「恐らく暗示か何かの類ね…簡単に言えば、魔法使いは操られているわ!」

青年「暗示…どうすれば良いんでしょうか!?」

戦士「…ここは拙者が引き受けるでござる」

青年「そんな、一人ではっ…」

吟遊詩人「青年、ここは戦士に任せましょう…良いのね、戦士」

戦士「…無論、遊び人殿と青年殿は先に行かれい」

吟遊詩人「行くわよ、青年」

青年「…お願いします、戦士さん…!」

戦士「かたじけない…」

魔法使い「一人で大丈夫なワケ??あたし、多分あんたより強いんだけど」

戦士「魔法使い殿…拙者がすぐに、助けるでござる」

青年「戦士さん、大丈夫でしょうか…」

吟遊詩人「大丈夫よ、と言うか…あの子を助けられるのは戦士しか居ないと思うわ」

青年「詩人さんがそう言うのなら…」

吟遊詩人「…止まって、青年」

青年「!!…何か居ますね…」

コアトル「残念だが…ここは通行止めだ」

吟遊詩人「そういう事だったのね…良いわ、相手になってあげましょう」

コアトル「威勢の良い小娘だ」

青年「こいつ…!」

吟遊詩人「青年、私がベギラゴンを唱えたら、それを合図に向こう側へ駆けなさい」

青年「詩人さん…まさか!」

吟遊詩人「恐らく、あなたは勇者にとって何らかの鍵となる存在…ならアイツの元に辿り着くのはあなたでなければならない筈よ」

青年「…分かりました、でも…無理は絶対にしないで下さいよ!!」

吟遊詩人「善処するわ…さぁ、いくわよ、ベギラゴン!!」

コアトル「フン、子供騙しか…む??」

コアトル「そうか、あの小僧を先へと往かせたか」

吟遊詩人「アナタの相手は私一人で充分、そういう事よ」

コアトル「舐めた口を…引き裂いてくれるわ!!」

戦士「魔法使い殿、戦士でござる!!」

魔法使い「うるさいなー…早く死んじゃってよね!!マヒャド!!」

戦士「くっ…5年前とは比べ物にならないでござるよ…かくなる上は」

魔法使い「隠れてばっかで詰まんないなぁ…やる気あんのー??」

戦士「…スゥー」

魔法使い「ん、何を」

戦士「破ァッッッッ!!」

魔法使い「うわっ…何よー急に大きな声出して、びっくりするじゃない」

戦士「うん…この感じ」

戦士「魔法使い、アナタは私が救ってみせる!!」

魔法使い「何かキャラ変わってない!?」

戦士「いくわよ…破ッ!!」

魔法使い「は、速い!?イオナズン!!」

戦士「甘いっ、せぇぇい!!」

魔法使い「ぐぅ…なんなのよー!!メラゾーマ!!」

戦士「遅いよっ」

魔法使い「う、うわっ、来るなぁぁぁ!!」

戦士「やぁぁぁぁぁっ!!」

コアトル「その程度か??」

吟遊詩人「くっ…なかなかやるじゃない…」

コアトル「貴様も人間にしてはやる様だ…だが、我には及ばぬ」

吟遊詩人「そうかしら??これならどう…ジゴ…スパーク!!」

吟遊詩人「はぁ、はぁっ、やったの…かしら…?」

コアトル「ぬぅぅ…!地獄の雷をも操るとは、思った以上に手強い相手…だが」

吟遊詩人「くっ…だめなの!?」

コアトル「最後の切り札も我を殺すには足りんかった様だな…後は」

コアトル「無様に…死ねッ」

コアトル「(何だ…この手応えは…!?これはまるで、空気…)」

吟遊詩人「残念だったわね、本当の切り札は」

コアトル「しまっ…上かッ!!」

吟遊詩人「こっちよ!!」

コアトル「ぐおぉぉぉぉぉぉ!!」

吟遊詩人「…体内に高圧縮したイオナズンを放ったわ…これで生きていたら、もう無理ね」

コアトル「…小娘…が」

吟遊詩人「!?…アナタどれだけタフなの??こっちの身が持たないんだけれど」

コアトル「最早…指一本…動かす力も…無い」

コアトル「あの地獄の雷…あれが…正に…ブラフ」

吟遊詩人「そういう事、少しでもタイミングがずれればこっちの脳が焼き切れていたけれど…」

コアトル「異なる…呪文を…同時に唱える…とは」

吟遊詩人「普通にマヌーサだけ掛けても効果無さそうだったもの、でもジゴスパーク級の攻撃に集中がいっていれば…」

コアトル「敵なが…ら…実に…見事だ…小娘…よ」

吟遊詩人「やれやれ…ね、少し無茶したかも…しれないわ…身体…が」

魔法使い「…何で、何でワザと外したのよ」

戦士「出来る訳がござらん…魔法使い殿を、切るなど…!」

戦士「魔法使い殿…拙者は、此処に…」ギュッ

魔法使い「…戦士…さん…??」

戦士「魔法使い殿…すまぬ」

魔法使い「…かった…会いたかったっ…!!」

戦士「拙者も…でござるよ…」

なんだよこのSSは、勇者があまりにも不憫すぎいらいらする
どう考えても、PTのやつらのせいだろあやまってもゆるされねぇよ
お決まりの展開とかいいからなぶり殺してくれ

青年「お前が魔王…いや、勇者」

魔王「ようこそ…我が城へ…勇者の片割れよ」

青年「勇者の…片割れ…??」

青年「うっ…な、何だ…頭、がッ」

……………………

戦士「青年殿!!」

青年「…戦士さん」

魔王「ふむ、お前が此処に居るという事は、魔法使いは駄目だったか…」

戦士「勇者殿…」

青年「戦士さん、あれは勇者であって勇者ではありません」

戦士「青年殿、それは一体」

青年「…今から、僕がする事を、止めないで下さい…」

>>476
いやいや勇者最初からクズっぽかったし
こうなったのも、ただ卑屈なだけで
べつに仲間のせいでもなんでもないだろ

>>480
王様が個人的な理由でゴールドけちったりしたのが悪いだろwwwwww
お前、自分が揃えたPTが自分の事省いてきてんだぞ
卑屈もなにも、勇者なのに見せ場がないんだぞ?そりゃ魔王にもなるわな

戦士「青年殿…何を…??」

青年「いくぞ、勇者…ぐうっ!」

戦士「な…馬鹿な…自分の心臓を剣でっ…!!」

魔王「血迷ったか…つまらん、何をするかと思え…がッ!?」

青年「これが…僕の役目…!起きるんだ、勇者ぁぁぁぁぁ!」

……………………

そりゃPTのこと奴隷だと思ってるやつは省かれるよ

>>484
>勇者「戦士は武人気質…捗るな」

>勇者「魔法使いは将来性有り、と」

>勇者「バニーちゃん…たまらん!」

奴隷扱いは一度もしてませんけど?

下心だけで選ぶなら戦士も女になるよね
この時点で、魔王を倒すっていう目標はしっかり覚えてるわけだ

戦士「何が起こったのでござる…」

魔王「グゥゥ…まさか、勇者め…やってくれる…!!」

戦士「魔王の姿が…変わった!?」

魔王「これは予想外だった…伊達に勇者ではない、か」

戦士「あ、あれは…!!」

勇者「やあ、戦士…久しぶり」

>>486

>>39

>>492
奴隷って言っただけだろ?
実際にPTを奴隷として扱った事は一度もない
棺桶で引っ張られたり奴隷みたいに扱われてたのは勇者

SSに感情移入もできないの?
悲しいやつだね

戦士「勇者殿…!!」

魔王「忌々しい存在め…こうなれば我が力で、貴様の存在を消し去る!!」

勇者「戦士、下がってて」

戦士「拙者も助太刀…!」

勇者「大丈夫、それに…これは俺の戦いだ」

戦士「…御意」

勇者「さぁ、来いよ魔王…今度は負けない」

戦士は男って感じの描写が多いと思うんだけど
どうなの>>1

戦士「船の旅も中々良いものでござるな」

魔法使い「風が気持ちいいよ、戦士さんっ!!」

戦士「こ、こら…あまりくっつかれては…」

魔法使い「えー、戦士さんもしかして照れてるのー??」

戦士「な、何を!!拙者は別にっ…」

……………………

勇者「俺は…俺の願いは」

『力が欲しい』

勇者「な、何だ…石が光始めて…」

『与エヨウ、力ヲ』

勇者「飲み込まれっ…うわぁぁぁぁ…」

『ヤバい…意識が、俺の意識が…持っていかれ…!』

『このままじゃ…何とか、何とかして…』

『少しでも…俺を…』

『…け…ん』

……………………

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