女神「妾が嫁になってやろう」(794)

男「神様どうか……」

男「俺に彼女をください!」

幼「初詣に来てそんなこと祈ってるのはあんたくらいよ」

男「んなことねーよ! あと五人くらいはいるはずだ!」

幼「充分少ないわ」

男「お願いします神様ー! どうか彼女をくださいー!」

幼「初詣は神様への一年の挨拶なのに、彼女くれなんて言われたら神様もたまんないよ」

幼女で女神だと!?

男「おみくじ引こうぜおみくじ!」

幼「少しは落ち着きなさいよ」

男「すいませんおみくじ二回分お願いします」

幼「何回もやっても意味ないでしょ」

男「お前の分だよ、えーっと……これ!」

巫「こちらですね」

男「よし、なになに……!?」

幼「あ、大吉」

男「……」

幼「なに、どしたの」

男「は、白紙……」

幼「……ぷっ」

男「な、なんで!? 運命すら真っ白なの!? お先真っ暗じゃなくて真っ白!?」

幼「あはは! 真っ白とか始めてみた!」

男「もうどうでもいいし、俺なんて所詮人生終わってるし」モグモグ

幼「いか焼き食べながら喋らないでよ汚い」

男「俺の幼馴染みがこんなに冷たいわけがない」

幼「バカ言ってると置いてくわよ」

男「置いてけよ、運命に絶望した俺は自宅で冷たくなって発見されるから」

幼「帰るの? 別にいいけど明日は家で集まるんだからちゃんと起きてなさいよ」

男「……うん、わかってる」

幼「そ、じゃあね」

男「慰めてもくれない……酷い幼馴染みだ」

男「ただいま帰りましたー」

シーン

男「誰もいねえし……なんだこの紙」

母【明日が待ちきれなかったので幼ちゃんの家で飲んでます。夕飯はなんとかしてね】

男「……あのバカ母は」

男「もういいや、寝る」

男「俺みたいな独り者は元旦だろうが構わず寝るんだぜ?」

男「……言ってて虚しい……」

男「……うへへぇ……むにゃむにゃ」

男「むう食べれないぜ……」

?「……その寝言を言う者がおるとは」

男「むふふ……んあ?」

?「よっと」ポフ

男「ん……んう……重い」

?「れでぃーに向かって重いとは何事か」ポカボカ

男「いてっ……ん、んあ?」

?「おお、起きたか」

男「……幼女?」

男「……なんで幼女が俺の部屋にいんの?」

?「幼女ではない、妾は神様じゃぞ」

男「……またまたー」

神「この姿では信じられぬのも無理はないか……お主、少し見ておれ」

男「あれ、見ず知らずの幼女連れ込んでたら俺犯罪者じゃね?」

神「せーのっ」ボンッ

男「おおっ!?」

女「ふふん、どうじゃ」バイーン

男「でけぇ! 胸でけー! どっから沸いたのこの美女!」

神「これで妾が人でないことはわかったじゃろ?」ボシュン

男「ああっ巨乳が……」

神「……」イラッ

サンデーでこんなの始まったな

男「はい、すみません、ちゃんと話は聞きます神様」ボロッ

神「わかればいい」フン

男(幼女の癖になんで力強いんだよ……あ、神様だからか)

神「まぁいい、これから世話になるしの」

男「……え? なんで?」

神「なんで……? お主の嫁になるからに決まっておろう」

男「え?」

神「こうじゃったか……ふつつかものですが」ペコリ

男「えっ?」

>>20 マジで?

男「ヤバイよヤバイよ俺捕まっちゃうよー」

神「お主との出会いは5000年ほど昔じゃったか」

男「そんな昔から生きてねーし」

神「今にも朽ち果てそうな社に来たお主は彼女が欲しいと願っておったな」

男「んな昔から彼女欲しかったのかよ俺」

神「お主の賽銭で妾の社は建て直したが、お主は彼女ができることはなかった」

男「どんたけ賽銭してんの!? しかも彼女できてないし!」

神「そしてお主はこう願うようになった……」

男『神様! お願い! 彼女! 神様彼女!』

神「とな……そんなお主の情熱に妾は……」ポッ

男(最後適当なだけじゃね?)

神「というわけで、お主の願い叶えてやろう」

男「うぐぐぐ……児童ポルノにさえ引っ掛からなければ……」

神「遠慮するでない、さあ夫婦の契りを結ぼうではないか」スルッ

男「どわー! 犯罪になるから脱ぐな!」

神「遠慮するでない、おなごの裸体を見るのは初めてか?」

幼「男ー、ふてくされてないでこっち来て……」ガチャ

男「えっ」

神「おお?」

男「誘拐じゃないですしレイプもしようとしてないですお願い通報しないで」

幼「じゃあおばさんに言う」

男「らめぇー!」

神「そうじゃぞ、妾と男は夫婦なのじゃ、貴様にどうこう言われる筋合いはないぞ」

幼「め、夫婦ってあなた……」

神「今から契りを結ぼうとしておったのに邪魔しおって」

男「俺はしようとしてないよ!? ロリコンじゃないからね!?」

神「何を言うか、あれだけ妾を求めておったではないか」

男「君じゃなくて彼女をね!」

神「だが彼女は欲しいのであろう? ならば妾でいいではないか」

男「う、うん……そうなんだよね」

幼「だ、駄目よそんなの!」

神「何故じゃ」

幼「ロリコンなんて駄目よ! ダメダメ絶対駄目! それならわ、私を選びなさい!」

男「ええっ!」

神「鬱陶しいな、何が言いたいのだ」

幼「私が男の彼女になってあげるからロリコンは駄目!」

男「え、マジでえヴっ!?」

神「他の女に靡くなど許さぬぞ……お主は妾の夫じゃぞ」

男「く、首が千切れる……!」

神「神に二股をかけるなぞ絶対に許さぬからな?」

幼「そういえば、あなた誰なの」

神「ふふん、神様じゃ」

幼「……?」

男「なに言ってんのこの子みたいな顔でこっちみんな、あと多分本当に神様だ」

幼「うそー……」

神「ふっ、神に逆らおうなど3000早いわ」

幼「でも何処をどう見ても幼女なんだけど」

男「言うな」

神「う……実体化にここまで力を使うとは思わなかったのじゃ」

男「そうなのか」

神「大人の状態でも回復はするんじゃが、消費が激しくて微々たるものでしかなくてな」

幼「だから幼女モードなのね」

神「幼女言うな胸だけ幼女が!」

幼「んなっ……!」

神「やーいつるぺたー」

幼「うっさい! この前Bになったわよ!」

男「へぇー」

幼「聞いてんな!」バキッ

男「痛いっ!」バタッ

幼「アンタだって神様なのに幼女じゃない!」

神「妾は力が無いだけで本来の姿はないすばでぃじゃからな」フフン

幼「くっ、くぅぅ……」

神「ふふ、妾の勝ちじゃ」

男「……」

母「男」

男「はひっ」

母「母さんがいけなかったのか! 歳上の良さを教えられなかった母さんがいけなかったのか!」

男「ちがーう!」

神「久々の酒じゃー」ケフー

母「息子に襲われる可能性があるからってそっちの情報を切ってたからなのか!」

男「なにしてんだアンタは!」

母「ごめんよぉ息子……まさかロリコンになるとは思ってなかったんだよ」

男「だからロリコンじゃねー!」

神「もう一杯!」

男「疲れた……」

少女「ならば介抱してやろう、ほれ膝にこい」ポンポン

男「……それくらいのサイズでいてくれれば疲れることも無かったんだが」

少女「難しいんじゃよ」

男「あー……太ももやわらけー」

少女「ふふん、あのまな板娘より発育はいいからの」

男「なんか感動してきた……彼女って素晴らしい」

少女「そうかそうか、存分に堪能しろ」

幼「……」ムスー

幼母「あらあら、どうしたの?」

幼「男がロリコンだった……」

幼母「あらー、それは大変ね」

幼「私だってもう少し胸が大きければ誘惑できるのに……」

幼母「大丈夫よ、私の娘なんだから」バイーン

幼「そ、そうよね、まだ希望はあるよね!」

幼母「頑張ってね幼ちゃん!」

神「ふっ、希望などありはせんよ」バイーン

男「あの、目のやり場に困るのでその体は止めて欲しいんですが」

神「ふふ、興奮しておるのか?」

男「前がはだけてるから谷間がエロい! 神聖な巫女服がエロいよ!」

神「ほれ、触ってみろ」ムニュ

男「ほ、ほわああ……」バタッ

神「この程度で倒れるとは初なやつめ」ケラケラ

神「お主は妾のものじゃからな、くふふ」

男「ん……? あれ、そういや俺気絶して……」

神「すー……すー……」

男「ちっちゃいと可愛いいだけで危なくないんだけどなー」

神「にゅふふ……」パサッ

男「服着てないし! なんで素っ裸で毛布くるまってんだよ!」

神「んぅ……? 騒がしいぞ……」ギュウ

男「そのまま抱きつかないでー!」

母「あら」

男「は、母上!?」

母「……ごゆっくり」

男「勘違いすんなバカ母!」

神「むふー……」

男「そういや、なんで巫女服なの?」

神「神社のをとってきた」

男「泥棒じゃん!」

神「奉っている神に使われるのなら本望じゃろ」

男「そういう問題じゃないと思うんだが」

神「ならどうしろと言うのだ」

男「服買いにいくしかないな」

神「ほう、洋物の服か」

男「金あったかな……」

神「金ならあるぞ」

男「え?」

神「ほれ」ジャラジャラ

男「どうしたんだよこれ」

神「妾にかかれば余裕じゃ」フフン

男「……君って何の神様だったっけ」

神「縁結び」

男「なぜ金を出せる!」

母「とうちゃーく」

男「送ってくれてありがと母さん」

母「早く帰って幼ちゃん家で酒飲みたいからすぐ済ませてね」

男「この酒飲み女め……」

神「な、なあなあ! 早く行こうぞ!」

男「あ、おい! 袖が伸びるから引っ張るなって!」

母「どこからどう見ても仲良し兄妹ね」

神「……」ボンッ

少女「行くぞ」

男「あ、ああ……」

少女「ほおお……床が動いておる……」

男「エスカレーター知らないのか?」

少女「あまり無闇に社をでるわけにはいかんのでな」

男「ほれ、着いたぞ」

店員「いらっしゃいませー」

少女「おー」

男「この子の服を五着ほど買いたいんですけど」

店員「かしこまりました! さあこちらへ」ガシッ

少女「お? おお!?」

男「いってらー」

少女「た、たすけておくれー!」

男「あと下着も買わなきゃいけないのか……さすがに下着は自分で買ってもらわないと」

男「あ、サイズ変わるから三人分じゃん」

少女「お、男」

男「終わった? へえ、可愛いじゃん」

少女「ふふん、そうであろう?」

男「うんうん、いい感じ」

少女「あと、らんじえりしょっぶに行ってこれを渡せと言われた」

男「あー、サイズも計ってもらったのね」

少女「しぃと言われたぞ!」

男「なんで俺まで……」

店員「え、エフですねー凄いですよお客様」

女「何が凄いのかよくわからんが」

男「や、やっぱ俺出てる!」

女「待て」ガシッ

男「おうっ!」

女「お主は白と黒、どちらを好む?」ニコニコ

男「あ、あはは……」

女「ん? 何じゃ、あの赤いのか? 過激なやつじゃな」ケラケラ

男「なんの拷問だよ……恥ずかしい」

男「やっと終わったか……」グッタリ

神「何を言っとるか、ただ立っていただけの癖に」

男「他の客に笑われ続けた……」

神「妾は腹が減ったぞ、食事にしようではないか」

男「はぁ……」

神「人の生活も面白いな!」ケラケラ

神「何じゃ帰るのか? ふぁみれすとやらに行きたかったのじゃが」

男「帰ったらなんでも作ってやるから我慢してくれ」

母「ふんふーんふふふーん」

男「これ以上待たせると母さんが酒飲んで帰れなくなるから」

神「うむぅ……仕方ないのぉ」

男「神様はなに食べたいの?」

神「おむらいす!」

男「はいはい、じゃあでっかいの作ってあげるよ」

神「おお! 期待しておるぞ!」

男「ただいま」

神「さあ早く作れ!」

男「ちょっと待っててな」

神「わくわく!」

男「神様なのにオムライスで喜ぶんだな」クスクス

神「お供えで何度か所望したんじゃが誰も持ってきてくれなんだ」

男(どうやって頼んだんだ……)

男「まあいいや、もう少し待っててな」

神「おう! とびきりのを期待しておるからな!」

男「はい完成、熱いうちにどうぞ」

神「ほあああ……」キラキラ

男「そんな嬉しい?」

神「うむ!」

男「お味はどうですか?」

神「あひゅい!」ヒリヒリ

男「あ、ごめん熱かった?」

神「うー……舌がヒリヒリすぅお……」

やべぇ寝てた

男「少し冷ましてから食べてくれ」

神「ふー……ふぅー……はふはふ」

男「美味しいですか?」

神「上手いぞ!」

男「それはよかった」

神「お主いい腕しとるな! 毎日でも食ってやりたいぞ!」

男「普通逆だろ」

神「それだけ美味ということじゃ、光栄に思え」

男「はいはい、ありがとうございます」

神「うまうま」

神「おかわり!」

男「よく食べるね」

神「力の補充も兼ねておるからの、お供え物みたいなものじゃ」

男「え、そうなの?」

神「妾は食っておるが他は知らん」

男「今度から洋食備えてみるか」

神「いやーうまかった!」

男「食事が終わったら」

神「ごちそうさまでした!」

男「よろしい」

神「これほどうまい飯をくれた男には礼をせねばいかんな」

男「え、いいよそんなの」

神「遠慮するでない、そうじゃな、この礼は体で支払おう」ニヤリ

男「か、からだ?」

神「そうじゃ、お主も嬉しいじゃろ? 大人の妾に見とれておった癖に」

男「ま、まぁ……」

神「なら決まりじゃな」

男「じゃ、じゃあ早速俺の部屋に……」

神「ふふふ、焦らずとも妾は逃げはせぬよ」

神「……」ブォーン

男「ああ違う違う、畳はスイッチ切り替えて」

神「……なんじゃこれは」

男「え? ああ掃除機を初めて見たのか」

神「違うわい! 何故掃除をしておるのだ!」

男「え? だって体で払うって言ったから肉体労働してもらおうと」

神「お前というやつは……」ガックリ

男「?」

神「やってられぬわ、この程度……」スッ

男「お、おおお? なんか凄い綺麗になった!」

神「妾の力ですぐじゃよ」

男「すげー……」

神「ほら、掃除は終わったぞ、じゃから」

男「ありがとう!」ギュッ

神「はうっ!?」

男「飲んだくれ母さんのせいで大掃除いつも一人でやってたんだよ!」

神「こ、これ離さんか」ポカポカ

男「2日かかるところを一時間で終わらせちゃったよ! ありがとー!」ギュウウウ

神「ええい抱きつくな痴れものが!」

男「ありがとー愛してるー!」

神「あうあうぁぅぁぅ……」

男「……あれ?」

神「はぅー……」クタリ

男「どうした? おーい」

神「……はっ!」

男「あ、起きた」

神「うー……この妾に抱きつくとは……バチが当たるぞ」

男「本当に当たりそうだからやめてくれ……」

神「……するならもっと優しくしないと許してやらぬからな」

男「え?」

神「なんでもないわ」

男「ちょっと夕飯の買い物してくるよ」

神「妾も行くぞ、夫婦は連れ添うものじゃ」

男「母さん帰ってくるかもしれないから留守番してて」

神「むぅ……仕方ない」

男「すぐ帰ってくるよ」ナデナデ

神「む、子ども扱いするな、見た目だけじゃ」

男「ごめんごめん、じゃあな」

神「……ちょちょいのちょい」

男「ん?」

神「きっといいことあるぞ」

男「? わかった」

神「とは言ったものの」

神「暇じゃのぅ……」

神「……? あわわ! 雨か!」

神「洗濯物をしまえと言われてたのじゃった!」



神「ふぅ、これでよし」

神「……ふふ、止んでおるわ」

神「天気雨……ふふふ……」

神「無駄足じゃった……人の体は疲れるわ」

男「ただいまー」

神「おお、帰ってきたか、いいことは」

狐「お邪魔しますですー!」

神「あった……か……」

男「いや、あはは……」

狐「旦那様のおうち広いですねー! 木の根もとより広いですー!」

神「……なんじゃそいつ」

男「さっき天が降った時にばったりと」

神「なんじゃこの化け狐は……誰の許可をとって男を旦那様などと呼んでおるか……」

男「あ、狐ってきづ」

狐「旦那様ー!」ギュッ

神「!」

男「うわ、な、なに?」

狐「えへへー、人の言葉で呼んでみただけですー」ギュムギュム

男「ちょっ、当たってる……!」

狐「何がですー?」

神「……おい狐」

神「話くらいは聞いてやろう、何故男に憑いた」

狐「憑いてなんてませんよ? 旦那様は運命の人なんですー!」

神「ふん、面白いことを言う」

狐「実はわたし、政略結婚させられそうになってたです」

男「狐にも政略結婚ってあるんだ!」

狐「縄張り争いはいつになっても終わらないですよ」

狐「次の天気雨が来たときに、私は嫁にいくことになっていたです、そこに……」

男「雨降ってきたから急いで帰ろうと思って森を突っ切ったんだよね」

狐「相手の雄に無理矢理犯されそうになったとき……旦那様が現れました!」

男「あー、あの暴れてた狐ね、全力で走ってたから思いきり蹴っ飛ばしたけど大丈夫あな」

狐「貞操の危機を救ってくれた旦那様に一目惚れしない理由がありますでしょうか!」

神「……ふむ、狐の言いたいことはわかった」

神「じゃが! 正妻は妾なのじゃ! 貴様はどうあがいても側室!」

男「なんかツッコミ所が違う!」

狐「わ、わかりましたです! 精一杯努力するです!」

男「納得してる!?」

>>133
これが落ち着いていられるか!

>>134
いや、巨乳キャラはもう取られてるし
今更巨乳になったところで無駄だろ

狐「これからよろしくです旦那様!」フカブカ

男「あ、こちらこそ……って」

狐「寝床は旦那様と一緒がいいですー」ギュウ

神「同じ部屋までは許そう、じゃが同じ布団は駄目じゃ」

男「この子も住むってことだよねそれ」

狐「えー? 旦那様と一緒に寝たいですー」

神「駄目じゃ、男の隣は妾の場所じゃからの、それにお前が寝ては獣臭くなる」

狐「うー……ずるいです……」ウルウル

男「誰か俺の言葉聞こえてる?」

狐「旦那様!」

男「な、なに?」

狐「わたしも旦那様と寝たいですー!」

男「言葉だけ聞くとエロいよ!」

神「妾は許さんと言ったが、決めるのは男じゃ」

男「え、えっと……」

神「……」ジー

狐「旦那様ー……」ウルウル

男「あ! じゃ、じゃあさ、昼寝するときは一緒にね?」

狐「それだけです?」ウルウル

男「えーと、あとは火曜日と土曜日も!」

狐「わーいです! 旦那様と一緒に寝れるですー!」

神「……本妻は妾じゃからな?」ジトー

男「は、ははは……」

男「あ」

神「どうした?」

男「この後幼馴染の家に行くんだった」

神「そうなのか?」

男「どうしようこの子」

狐「見てください旦那様! 人間の字が書けるようになりました!」グチャー

男「うんうん、凄い上手だよ」ナデナデ

狐「あふー……えへへ」テレテレ

男「この子の服が無いよ」

神「まぁ当たり前じゃな」

男「……なんかないのか!」

神「今の布切れ一枚でいいではないか」

男「俺が逮捕されるわ!」

男「ふぅ……これでよし」

狐「あうー……なんだか苦しいですー」

男「母さんの作ってたコスプレ衣装が役に立つとは……」

狐「胸のところがキツイですー!」

男「が、我慢してくれ」

神「……妾もあの姿になれば……くっ」

男「そのブレザーすごい似合ってるから! 本当に学生みたいで可愛いよ!」

狐「あうー……そこまで言われると照れるです」テレテレ

神「……」ゲシッ

男「いたっ! 脛蹴らないでくれよ……」

神「ふんっ」

幼「なんか増えてる……」

狐「このお水あまいですー!」ピョコ

男「うわっちょ! 耳でてる!」

狐「あう、失礼しました」

神「ふぅ、まぁまぁじゃの」ドスッ

男「なんで俺の膝の上にくるのさ」

神「文句言うな、不幸にするぞ」

男「貧乏神じゃないんだから……」

神「お主は妾のものなんじゃから、妾の言うことに逆らうでない」ギュウ

男「そんなにくっつかれると食べづらいって」

神「ならば妾が食べさせてやろう、好きなものを言え」

男「自分で食べるよ」

神「ふっ、遠慮するな」

幼「なんか大変になってきたわ……」

神「あーん」

男「はい」

神「んぐ、むぐむぐ……やはりお主の飯は美味いな」

男「それはよかった」

狐「旦那様! わたしもわたしも!」ピョンピョン

男「はいはい、静かに座っててな」

狐「あーん……!! 美味しいです! 木の実よりずっとおいしーです!」

男「そう、これからは毎日食べさせてやるからな」

男「あと……」

幼「……」プルプル

男「何してんの?」

幼「あ、あー……」

男「……ああ、はいあーん」

幼「んっ……うん、まぁいいんじゃない?」

母「我が息子ながらやるねぇ」

幼母「うちの娘には厳しいかしらー?」

母「巨乳貧乳幼女で釣り合いとれてんじゃないの?」

幼母「そうかしらねー」

幼「どうせ私なんてネタ切れで出番少ないのよ!」グスグス

男「言ってる意味わかんねーけど泣くなよ」

神「おおう? 妾というものがありながら他の女に手を出すのか?」フラフラ

男「飲みすぎだ」

狐「だんにゃしゃまー……ふふ……すぅ……」

男「あー寝るなら家に帰ってからにしてくれー!」

神「男ぉ!」

男「はいはいただいまぁ!」

母「ハーレムっていいわねぇ」

幼母「そうねぇ」

男「うぅ……結構重いぞこいつ……」

狐「むにゃむにゃ……だんなしゃま……」

男「えーと布団だしてねーや、ひとまず俺のに……うおっと!」グラッ

狐「えへへー……だんにゃしゃまー? なんでお顔が三つあるですー?」

男「酒臭い……とりあえず布団出すからここで待ってて」

狐「はいー」グッ

男「……手を放してくれないといけないんだけど」

狐「ふふー? だんなさま美味しそう……」

男「今危険な言葉が聞こえたんだが」

狐「食べちゃうです……んっ」

男「んんっ!?」

狐「ん……ちゅ、ちゅう、はむっ……んん、んふ、ふぅ……」

男「ん~~~!!」

男(ちょ! 息が! 息が出来ない!)

狐「ん……ぷぁ……えへへ……ごちそうさまですー……」パタリ

男「し、死ぬかと思ったー……」

狐「うふふ……んー……」

男「……冷静に考えてみれば鼻で呼吸すりゃよかったんだな、焦って気づかなかった」

男「さて、布団ださなきゃ」

狐「だんなさまー……ずっと一緒にいるですー……」

男「はいはい、これからよろしく」

狐「えへー……」



神「……ほー、ほーほーほー」

神「いまいち男には理解が足らんようじゃのぅ」

神「お主が惚れさせたのは人知を超えた者であるということを……」ゴゴゴ

幼「寝てたかと思ったら突然怒り始めた……一体なんなの」

神「妾は全て見ておるからな……ふふふふふ」

男「……」

女「……」ゴゴゴゴゴ

男(……俺、なんかやらかした?)

女「男よ」

男「は、はい」

女「お主の嫁は誰だ?」

男「え? いや、まだ……」

女「そうじゃな、妾じゃ」

男「あの、まだ何も……」

女「さっきの見ていたぞ? あの雌狐め……男を誑かしおって……後で尻尾の毛毟ってやる」

男「って見てたのかよ!」

女「お主にはいささか神の夫という自覚が足りんようじゃな……ということで男!」

男「な、なに?」

女「先のようなことをするなとは言わん、じゃがするならまず先に妾を通せ」

男「はぁ、つまりは?」

女「その、接吻するなら最初に妾としてからじゃ!」

男「……あー、うん」

女「……なんじゃその顔は」

男「いやいや、別に?」

女「何故笑っておる?」

男「なんでもないって」

女「嘘をつくならその緩んだ頬をどうにかしろ!」ペシペシ

男「いた、痛い痛いって! 扇子で叩くの止めて!」

女「とにかく! 妾との約束じゃからな?」

男「分かったよ、頑張って守る」

女「絶対じゃ!」

男「大丈夫かなぁ……」

女「……あと、もひとつだけ、ある」

男「ん?」

女「さっきしてたぶん、妾にもしてもらうぞ!」

男「え!?」

女「な、なんじゃ? まさかあの狐にしたのに妾にはしない、などと言うまい?」

男「え、う……まぁ」

女「そうと決まれば早速!」ズイッ

男「う、わ……ち、近い」

女「口付けるのじゃぞ、何を当たり前のことを」

男「ちょ、ちょっと待って!」

女「嫌じゃ」チュッ

男「んっ!」

女「んっ、はふ……ちゅ、ん、んん……れろ」

男(舌! 舌入ってるよお姉さん!)

女「んん……ふぅ……んちゅ、ふっ、はん……ぷは……どうじゃ?」

男「ちょ、激しすぎ……!」

女「ふふん、童貞には刺激が強かったか?」

男「う……」

女(テレビで見たそのままのマネでも意外といけるな)

男「な、なんかどっと疲れた……」

神「男よ、お主の母親はまだ飲んでおるぞ?」

男「ああ、あいつら三が日終わるまで飲んだり食ったりだからほっといていいの」

神「だらけておるのぅ」

男「そうだなー……駄目だ、眠い」

神「今日はもう寝ろ、そして明日はでぇととやらに行くぞ!」

男「あーうん、考えとく……」

神「妾はおふろに入らせてもらうぞ」

男「んー……戸締りよろしく」

神「神通力で問題ないわ」

男「そこらへんは心強いな……」

meshi
落としてもいいのよ

あーイソヌピレーツョン湧いてきたわ
続き書いていい?
結構無名な書き手なんだが

神「ふぅ……」

神「男? もう寝たの……か……」

男「うぅ……重い……マシュマロに潰される……」

狐「んふー……」ギュム

男「うーん……うぁぁ……」

狐「だんなしゃまおいしいですぅ……」ペロペロ

神「……」プルプル

神「何をしとるかぁー!!!」

男「ふぉぉ!?」

狐「きゃうん!?」

狐「ひぃぃぃぃ」ガクブル

男「なんで俺まで?」

神「黙っておれ」ギロリ

男「はい」

神「昼のこと、まさかもう忘れたとは言わせんぞ?」

狐「わ、わざとじゃないですー、無意識だったですー」

男「え? 今布団潜ってた? っべーわー今の完全に無意識だったわー」

神「あ?」

男「ごめんなさい暇だったんですすいません」

狐「だって旦那様いい匂いするんですもん!」

神「……まぁ、否定はせん」

男「……そんな変な匂いしてるかな」

神「二度目はないからな」

狐「うー……」

男「もう……寝てもいいよね……?」

神「ああ」

男「おやすみー……」バタッ

狐「……わー」ガバッ

神「あっこら!」

狐「やっぱり旦那様いい匂いですーこのまま寝たいですー」クンクン

神「……仕方ないのぅ、おい狐、もっと毛布持ってこい」

狐「分かったですー」トトト

神「皆でくるまって寝るのも悪くないか」


男「……おはよう」

神「おお、起きたか」

男「なにこれ」

狐「むひゃー……だんなさまー……」スヤスヤ

男「尻尾に押しつぶされて動けない……」

神「ひぃふぅみぃ……八本か」

男「九尾まであと一本?」

神「そうじゃな」

男「それって凄いんじゃないの?」

神「かもな」

狐「はふー……」スヤスヤ

狐「はうーごめんなさいですー」ペコペコ

男「謝らなくていいって、暖かかったし」

神「そうじゃな、ひん剥いて使ってやろうか?」

狐「ひぃ!?」ビクッ

神「冗談じゃよ」

男「寒い日にはまた頼もうかな?」

狐「はいです! わたしにおまかせですー!」ダキッ

男「わぷっ! だから抱きつかないで!」

狐「わふー!」

神「うまうま」

狐「油揚げです!」キラキラ

男「いっぱいあるからどんどん食べていいぞ」

狐「わーいですー!」ムシャムシャ

神「おかわり」

男「はいはい」

神「うまー」

狐「おいしいですー!」

男「あはは……食費がすごいことになるだろうなぁ」

神「さて、腹ごしらえは済んだな、では行くか!」

男「行くってどこに?」

神「でぇとと昨日言ったであろう!」

男「だから、デートするにしても何処に行きたいのさ」

神「ふっふっふ……それはな」

狐「旦那様ー! ここ連れてってくださいー!」

神「……」

男「ああ、新しくできたショッピングモールか」

狐「しょっぴん? なんだかキラキラしてて楽しそうです!」

男「服も買わなきゃいけないし、今日はここに行くか」

神「……つまらん」

狐「わぁー!」

男「あんま離れるなよー?」

神「……」ムスー

男「行きたかったってとこにはまた今度行くから、な?」

神「別にいいわい」

男「拗ねてないで、行くぞ」ギュッ

神「あっ……気安く手を握るな馬鹿者」ギュッ

狐「早く行くですー!」

男「はいはい!」

神「騒がしいヤツよのー」

そして風呂へ消えてゆく
全然進められない

店員「Gですねー」

狐「うー苦しいですー」

神「ま、負けた……!?」

男「だから何故俺まで……」

狐「これつけないと駄目なんですー?」

男「そうだねその姿ならつけてないと駄目だねー」

神「あの姿なら負けてないはずだったのに……」

男「あ、あのさ、姿変えられるなら胸のサイズ変えられないの?」

狐「そこまで細かくできないですー変身は難しいですよー」

男「な、なんてうれし……不便な……」

狐「わぁー紐ですーひらひらですー!」

男「尻尾がでたときのことを考えたんだ俺は決して趣味とかじゃないぞ」ブツブツ

狐「旦那様はこういうの好きですか?」ヒラヒラ

男「はい!」

狐「よかったですー」ニコニコ

神「……」ジトー

男「はっ!?」

神「そうかそうか、男はヒラヒラスケスケが好みか、ほおー」

男「あ、いや……あはは」

狐「これくださいな!」

神「どの下着も黒じゃぞ?」

狐「旦那様が黒が好きって言ってたです!」

男「丈の長いスカートならいけるかな?」

狐「可愛いです?」クルッ

男「はい!」

神「……」ジトー

男「はっ!? そ、そうだ神様も着てみようか!」

神「男が選んでくれるのか?」

男「あ、ああ! もちろん!」

神「……ふむ、ならいいじゃろ」

狐「やっぱり胸のとこがキツイですー!」

神「……」

男「ふぅ、結構買ったな」

神「金は妾が出したがな」

男「ありがとうございます」

神「ふふん、もっと褒めてよいぞ」

狐「お腹減りましたー……」

男「もう昼過ぎか」

神「男! 早く飯を作れ!」ペシペシ

男「こんなことで作れるわけないでしょうが」

神「じゃあ帰るぞ! またオムライス作れ!」

狐「油揚げ食べたいですー!」

男「はいはい、んじゃ帰りますか」

ポツ ポツ

男「うげ、雨かよ……買い物してこうと思ってたのに」

狐「濡れるのやですー」

神「面倒な……」

男「仕方ない、俺はひとっ走り行ってくるから二人は荷物もって先かえってくれ」

神「うむ、任せろ」

狐「気をつけてくださいねー」

男「はいよー」

神「男のやつ遅いのぅ」

狐「旦那様なら大丈夫ですよ」

神「妾の力をほんの少し渡してあるから問題ないであろうが……」

狐「ならそろそろ帰ってくるですよ」

神「……お前が来たのも雨が降ってる時間帯じゃったな」

狐「そうですねー」

神「……なんだか悪い予感が……」

男「ただいまー、ひー濡れたー」

狐「お帰りなさいですー!」パタパタ

神「気のせいか……」

濡「……」

狐「……誰です?」

男「それが俺にも……」

神「やはり余計なものを憑けてきたか……」

男「ただいま、誰だか知ってるの?」

神「濡女子……よくもまぁ次々と奇妙なものを呼び寄せるものじゃ」

濡「……」ブルブル

男「あ、濡れたままじゃ寒いよね、お風呂はいっていきなよ」

濡「……」コクン

男「こっち、さぁ上がって」

濡「ん……」トテトテ

男「ふぅ」

神「おい」ズイッ

男「うおっ!」

神「何処から連れてきた」

男「どこからって……スーパーの前でびしょ濡れになってたから」

神「笑い返したのか」

男「え? ああ、なんか困ったような笑顔のまま雨に打たれてたから大丈夫ですか? って言ったけど」

神「笑い返したのか?」

男「た、たぶん愛想笑いみたいなのしてたのかも」

神「はぁ……やってしまったか」

狐「は、話についていけないです~」

神「馬鹿は黙っておれ」

狐「酷い……いいです、てれび見てるです!」

神「あやつは濡女子と言ってじゃな、微笑を返してきたものに一生とり憑くのじゃ」

男「一生?」

神「そうじゃ、全くお主には呆れるわ……これで3人目じゃぞ」

男「どうしよう、そんなに部屋あったかな……」

神「追い返す気もなさそうじゃし……本妻も苦労が絶えぬわ」

狐「あー!じゃんけん負けたですー! この変な頭の女強いですー!」

神「一匹は馬鹿」

濡「……」ビチャビチャ

男「うわぁ!? タオル置いといたよね!?」

濡「……」スッ

男「俺に拭けって?」

濡「……」コクン

神「もう一匹はこみゅしょう……だったかの?」

神「あと一匹いた気もするが……気のせいじゃな」

神「おい貴様」

濡「?」

神「言っておくがな、男に危害を加えようものなら……」

濡「……」フルフル

神「……?」

濡「……そんなこと、しない」

神「何故じゃ」

濡「……好きだから」ポッ

神「……ほぉ?」ギロッ

男「ひっ! お、俺は何もしてないって!」

濡「素敵な、笑顔。流石の私でも、思わず一目ぼれ、なの」

神「……」ゴゴゴ

男「え!? 俺のせいなの!?」

濡「……♪」スリスリ

狐「旦那様! お料理お手伝いするです!」

男「わ、わかった、料理してるから濡女子はちょっと離れてて」

濡「……」シュン

男「後で構ってあげるから」

濡「♪」ニコニコ

男「神様はまたオムライスがいい?」

神「ふん」

男「エーと……デミグラスソースもかけて豪華にしようか?」

神「うっ……ふ、ふん」

男「意地っ張りな神様だなぁ……じゃあ、俺の膝の上で食べていいから」

神「……おかわりするからな」

男「はいはい、了解しました」

男「いただきます」

狐「いただきますですー!」

濡「……ます」

神「いただこうかの」

狐「ご飯にもオカズにもおみそしるにも油揚げいっぱいです!」キャッキャ

濡「……うまー」

男「わ、ワカメだけ食べて美味しい?」

濡「……うん」

神「あーん」

男「食べさせろってことね、はいはいあーん」

神「あむ……まぁ合格じゃな」

男「これは手厳しい、結構上手く出来たつもりだったんだけど」

神「ふふん、もっと精進せい」

男「それじゃ、濡女子の部屋はここね」

濡「……」

男「じゃ、おやすみ」

濡「……」コクリ



男「……どうしてこうなる」

狐「だんにゃしゃみゃー……うにゃい……」

濡「……くー」

神「うーんうーん……饅頭に潰される……まんじゅうこわい……」

男「またしても動けん……」

男「あの……料理中は危ないよ?」

濡「……」ピッタリ


男「洗濯物はーっと」

濡「……」ピッタリ


男「母さんまだ帰ってこないし……部屋の掃除しといてやるか」

濡「……」ピッタリ


男「ねぇ」

濡「?」

男「なんでずっと俺にくっついてるの?」

濡「……とり憑いてる、から」ポッ

男「なんで頬を染めるのかわかんないけど」

濡「……いやん」

男「何がいやん、なのかわかんないよ!」

濡「……」スッ

男「目閉じて唇突き出さない!」

濡「……?」

男「違うの? みたいな顔しても正解にはならないからな」

濡「……」シュン

男「とにかく、家から出るときはちゃんと知らせるからいつもくっついてなくていいからな」

濡「……」コクン

男「分かればよろしい」ナデナデ

濡「……ふふ」テレテレ

神「男よ」

男「ん?」

神「なんじゃアレは」

男「突っ込まないであげて」

狐「うー? きつねってどう書くですー?」

濡「……」カリカリ

狐「おー、綺麗な漢字ですー! ありがとうございます!」

濡「……」フフン

狐「旦那様にお手紙書くんです! 人間は文字を使って発達したそうなんですよ」

濡「……へぇ」

男「もう知ってるけどな」クスクス

神「やはりあやつは頭が弱いのぉ、何も本人の前でやらなくとも」ケラケラ

狐「人の文化に慣れるには、人の行動を真似すればいいんです、わたしってば頭いいです!」

神「いや馬鹿じゃよ」

男「しー」

神「妾は真のことを言ってるだけで……」

男「あーもう神様はこっちね」ダキッ

神「むぅ! こ、こら下ろさんか」ジタバタ

狐「えーと、けっこんは……」

濡「……」カキカキ

狐「さすが濡女子さんです!」

濡「……」フフリ

狐「出来たです! 濡女子さんのおかげですー!」

濡「……」ドヤ

狐「さっそく渡してくるですよー」



男「ありがとう、大事にするよ」

神「ぷっ……達筆じゃな」

男「まぁ確かに読めないけど……」

狐「嬉しいですか?」

男「ああ、うん、凄く嬉しい」

狐「わたしとの結婚が嬉しいなんて感動ですー!」

男「結婚のこと書いてあったの!?」

神「そんな気配すら感じられぬ……」

やべぇ寝そう

男「人数増えたからな、今日も買い物いかないと」

神「待て!」

男「ん?」

神「お主に行かせるとまた増やしそうじゃからな、妾が代わりに行く」

男「そんなのいいって、俺の住んでる家なんだから俺が家事はしないと」

神「妾たちも住んでいるだろうに」

狐「そうですよー」

濡「……」コクコク

神「3人もいれば心配あるまい?」

男「……じゃあ、頼んでもいい?」

神「任せろ」ニコッ

母「そういやロリコン息子は大丈夫かねぇ」

幼母「きっとハーレムでウハウハしてるのよ」

母「違いない」

幼「二人とも……まだ飲むの?」

幼母「ちょうどいいところに~」

母「はいお金、いつもの酒屋さんに頼んできて」

幼「はいはい、わかってるわよ……」



幼「さむー……早くいこっと」

神「おや」
狐「コンにちはーです!」
濡「……」ペコリ

幼「……」

幼(増えてる!? たった二日で!?)

幼「は、初めまして……」

濡「……」ペコリ

神「お前は何をしとるのじゃ?」

幼「ママに頼まれてお酒の買出し、もう嫌になるわ」

神「ほう、酒とな」

幼「けっこう良いのがそろってるらしいわよ? 私は飲まないからしらないけど」

神「ふむ、酒か……いいな」

狐「わたしたちはお買い物ですー!」

幼「じゃあ一緒に行く? 酒屋さんもすぐ近くだし」

狐「さんせーですー!」

その頃

男「……気になってしょうがない」

男「家の残った仕事やっとくか」


男「あれ? 風呂洗ってある……」

男「洗濯物も畳んである?」

男「食器が片付けられてる!」

男「……なんでだ? 食器なんてさっき洗ったばかりなのに」

ふふふ……ふふふ……

男「……ま、まさか……」

ふふふ……気づいたようですね……

男「神様の神通力かな? いやー神様ってすごいね」

ズルッ ガシャーン

男「な、なんの音だ?」

影「うぅ……痛いですわ……」

男「お、お前は……!」

影「ふっ、見つかってしまいましたね……そう、私は」

男「美○さん! 影女の○影さんじゃないか!」

影「え? 確かに私は影女ですけどそんな名前じゃ……」

男「独身男性のところに来るはずなのに! まぁいいや! 影女最高!」

影「あ、あのー……私の話を」

男「ん?」

影「あの、なんか私実体化して戻れないんです」

男「んー……ん?」

影「本当はただの影なんですけど、ふと気がついたら体が出来てて」

男「なんだ、俺の知ってる影女と違う」

影「どうにかして戻れないかなーと思っていまして」

男「あーうん、どうにかして戻ってねー、じゃ」

影「えっ」

影「だから! その戻り方が分からなくて困ってるの!」

男「知らないよ面倒だなーほら俺の足元に影あるよ戻れば?」グイグイ

影「あ、痛い痛い踏まないで! 頭踏んでるやめてやめて!」

男「大丈夫だいじょうぶいけるいける自分を信じて」グリグリ

影「あっ、ヤバ、なんか目覚めそう! 踏まれるの気持ち良い! あっああん!」ズボッ

男「ふぅ、入ったか」

男「……よし、寝る」

男「どっかから影女こないかなー」

いなくなる=寝落ち


さらにその頃

狐「油揚げ買うですー!」ドサドサ

幼「わー馬鹿! 店の油揚げ買い占めるつもり!?」

濡「……」スッ

幼「こっそり乾燥ワカメ入れないの」

濡「……」チッ

幼「男に言われたものを先に買いなさいよ……あれ? あの神様幼女は?」

狐「先に酒屋さんに行ったですー」

幼「……また嫌な予感が」

狐「ただいま帰ったですー!」

男「おかえり、ちゃんと買ってこれたか?」

幼「ダメダメよ、あたしがいなかったら大変なことになってたわ」

男「幼馴染、一緒に行ってくれたのか」

幼「ただのついでよ」

男「ありがとな」

幼「……ふんっ、そろそろおばさん引取りにきてね」

男「はいはい、ところで神様と濡女子は?」

女「帰ったぞ!」ドサッ

濡「ふぅ……ふぅ……」プルプル

男「うわ、なんだこの酒の量!」

女「酒屋の店主が気の合うやつでな、値引きして売ってもらったんじゃ」

男「いくら使ったんだこれ……」

ID同じでありますように

男「……」

母「もっと酒もってこい!」グビー

幼母「はいはい待っててねー」

幼「尻尾もふもふずるいー!」

狐「ひゃん! なにするですかー!」

濡「……ぷはー」

神「男も飲めー!」

男「駄目だこりゃ」

男「あーあーこんなに飲んでる」

母「うひゃー!」ゴクゴク

男「アルコール中毒で死ぬなよ……」

濡「……」グビグビ

男「濡女子も飲むなぁ」

濡「……!」ガボガボ

男「な、なにしてんの? ハムスターみたいになってるけど」

濡「……んっ」チュッ

男「んっ! んんっんぐっ!?」

濡「んっ……んくっ、ぷぁ」

男「うえ、飲んじまった……なにすんだよ」

濡「口移し……嬉しい?」ニコッ

男「あ、う……」

男(その笑顔は駄目だ……反則だろ)

男「うー……酒は苦手なんだが」

狐「えうー! 旦那様ー!」

幼「ああん待ちなさいもふもふ! もふー……もふ」パタリ

男「さけのまされるとすぐ寝るのは変わらないんだな」

狐「怖かったですー」ギュッ

男「あーはいはい、あんま抱きつかないで当たってるから」

狐「何がです?」ムニュ

男「あれ、あのー、胸がね、当たってるからね」

狐「……あててんのよですー!」ムニュウ

男「あわわわ……やばい柔らかい」

男「やっと離れてくれた……危うく襲うとこだった」

神「おや」

男「あれ、神様飲んでないの?」

神「少し休んでおるだけじゃ」

男「あ、やっぱり」

神「……なぁ男や」

男「ああそうだ、ちょっといい?」

神「なんじゃ?」

男「神様と人間って結婚して問題ないの?」

神「え?」

男「いやさ、神様いなくなったらあの神社どうするのかーとかさ、存在が違うとかいろいろ疑問が」

神「……ふっ、やはりお主は面白いの」

男「面白い? そうか?」

神「ああ、大丈夫じゃよ、この世には八百万の神がおるんじゃからな」

男「どういう意味?」

神「意外なほど身近に神はいるんじゃよ、お主の友人にも神と繋がりのあるやつはいるじゃろうな」

男「マジで? 聞いたことないけど……」

神「神の力は万能なんじゃよ」

男「だからこそ神なのか」

神「そういうことじゃ、それに……」

男「な、なに?」

神「お主と跡継ぎを作ればすむ話じゃ」

男「え!?」

男「ちょ、ちょっと待て! 俺はロリコンじゃないからな!」

神「ふふん、やはりお主は妾の婿じゃ、そこの狐にも濡女子にも渡さんわ」

男「だーにじりよって来るな!」

神「うりゃ!」ガバッ

男「うわ……わ??」

神「んふふ、誰にも渡さんぞ」スリスリ

男「……」ナデナデ

神「ふふーん」

神「さあ男も飲め!」

男「ちょ、むぐ!?」ゴクゴク

母「あーあ、やっちゃった」

神「ん?」

男「……」フラフラ

神「お? わひゃ!」

男「あー……可愛いなぁ」ギュウ

神「ちょ、これ放さんか!」

今北 どれ・・・

今度は神様エンドにしてあげてください
座敷童子ちゃんみたいになったら泣くぞ

                                 ,.へ
  ___                             ム  i
 「 ヒ_i〉                            ゝ 〈
 ト ノ                           iニ(()

 i  {              ____           |  ヽ
 i  i           /__,  , ‐-\           i   }
 |   i         /(●)   ( ● )\       {、  λ
 ト-┤.      /    (__人__)    \    ,ノ  ̄ ,!
 i   ゝ、_     |     ´ ̄`       | ,. '´ハ   ,!
. ヽ、    `` 、,__\              /" \  ヽ/
   \ノ ノ   ハ ̄r/:::r―--―/::7   ノ    /
       ヽ.      ヽ::〈; . '::. :' |::/   /   ,. "
        `ー 、    \ヽ::. ;:::|/     r'"
     / ̄二二二二二二二二二二二二二二二二ヽ

     | 答 |       保     守        │|
     \_二二二二二二二二二二二二二二二二ノ

>>455
Kwsk

男「くくく……可愛いなぁ……食べちゃいたい」ハムッ

神「ひゃあぅ!? み、耳を噛むな!」

男「んー? なんで? 美味しいよ?」ハムハム

神「ひぅ! んっ、妾の耳は食べるものでは……んあっ!」

男「えー、じゃあ……舐める」ペロッ

神「ひんっ!? こ、この……痴れものが!」バシッ

男「いてて、危ないじゃないか」

神「ふん!」

濡「……?」トテトテ

男「ん? 濡女子か……こっちおいで」ニヤリ

男「うりゃ」ギュッ

濡「!? あ、あぅぅ……!」アタフタ

男「うーん……しっとりしてて気持ちいいなぁ」スリスリ

濡「……」ドキドキ

男「お尻とかふにふにしてて柔らかい」サスサス

濡「はうあう……」

男「食べちゃいたいなー……?」

濡「……お、美味しく頂いて、ください」

男「んじゃ遠慮なく」チュウ

濡「んっ……ふ……んんっ、んう……」

男「んっ……あれ?」

濡「はぅぅ……」グッタリ

男「あらら、大丈夫?」

濡「はふぅ……」ホワーン

男「こりゃ駄目だな」クスクス

狐「旦那しゃまー!」ダキッ

男「おっと、どうしたの?」

狐「あのですねー、わらしは旦那しゃまが大好きですー!」

男「うん、俺もだよ」

狐「らからでしゅね、子作りするでし!」

男「うんうん……ん? あれ、俺……?」

狐「うんって言いましたね! じゃあさっそくするれす!」

男「うあー……また飲んじまったのか……」

狐「旦那しゃまー!」ヌギヌギ

男「おお!? な、なんで脱いでるの!?」

全裸で待ってんだよ
>>1は俺に風邪引かす気か

男「まてまてまて! っつぅ……頭がー……」

狐「どうしたですー?」

男「あのな、そういうことはもっと大人になってから……」

狐「わたしもう大人ですー! 子ども産めるですー!」

男「俺が駄目なの!」

狐「うー……じゃあ大人になったらしてくださいです」

男「大人になったらね」

狐「絶対ですよ? 約束ですよー?」

男「うん、絶対ね」

狐「……ならいいです、わたしも納得するです」

男「あとさ、今日はお詫びに一緒に寝るよ」

狐「ほんとですー?」

男「ああ、約束する」

狐「わーいです! 旦那様大好きですー!」ダキッ

男「あはは……当たってるから」

狐「全身で喜びを表してるだけですー!」ギュウギュウ

男(この胸で迫られてたらヤバかった)

男「おい母さん、いい加減帰るぞ」

母「しゃーないわねぇ、そろそろお開きか、また来週ね」

男「またやるのかよ!」

母「別にいいでしょいつ飲もうがー、金は入れてるでしょ」

神「……」モジモジ

男「ん、どしたの?」

神「っ!? う、うるさいわバカー!」ダッ

男「耳押さえてどうしたんだ?」

濡「……」クイクイ

男「濡女子までどうしんむっ」

濡「んっ、ちゅ、ふっ……んんっ、ふぁ」

男「ちょ、おま、なにを!?」

濡「えへへ……」ニコニコ

狐「旦那様ー! 一緒におふろはいるですー!」

男「寝るだけじゃないの!?」

母「やるわねぇ我が息子」

幼母「いいネタですねぇ」

母「巨乳普乳貧乳そろったわね」

幼母「あらあらー幼ちゃんのポジションなくなっちゃったわ」

母「別の方面で数えれば問題ない」

幼母「でもツンデレはデレデレと相性悪いわーよー?」

母「うーむ……我が息子ながら恐るべし布陣」

男「耳押さえてー」ザバー

狐「あふー」

男「はい、シャンプー終わり。体は自分で洗ってな」

狐「はいですー、でもでも、どうして急に入ってくれたです?」ゴシゴシ

男「うん? だって一緒に入りたかったんだろ? このくらいなら構わないよ」

狐「ありがとうです旦那様ー! わたしとっても嬉しいです!」

男「まぁ何度もできないけどね」

狐「?」

男「俺は賢者になったのさ」フッ



濡「……」ガチャ

濡「イカ臭い……ふふ」

濡「ゴミ、箱……あった」ガサゴソ

濡「くさぁい……臭いだけで、妊娠、する……ふふ、ふふふ……♪」ゴソゴソ

男「ふぃー、さっぱりしたー」

神「これ動くでない! 乾かしづらいじゃろうが!」

狐「熱いですー耳が風で熱いですー!」ジタバタ

神「ドライヤーくらい慣れぬか!」

男「お願いなー」

神「任せておけ……くっ動くなと言うておろうに!」

狐「熱いのやですー!」

男「布団敷いてくるか」

男「そういや濡女子どこに行ったんだろ」ガチャ

濡「はぁ……はぁ……ふふっ♪」

男「……」ドンドンッ

影(い、痛いですわ、影踏まないで……やっぱり踏んでください )

男(あれはなんであろうか)

影(あー、男さんの使用済みティッシュですね)

男(なぜ濡女子がそれを持ってるんだ)

影(換気忘れたから部屋がイカ臭かったのでは?)

男(気づいてたなら言えよ)

濡「……あー」ニヤリ

男(き、気づかれた!)

ちなみに、最初のネタだと神様と幼なじみ以外のキャラいなかったんだよね

濡「ふふ……」ジリジリ

男「な、なんでにじりよってくるのかな?」

濡「……ずるいの」

男「え?」

濡「こんなに、せーし、捨てて……もったいないの」

男「あ、あのー……?」

濡「私を、使えばよかったのに」フフ

男「え、あの、ちょ?」

濡「私の、体で、処理すればいい」

男「ええ!?」

濡「ふふ……」スルスル

男「わー! このSSはR18じゃありません!」

濡「?」

男「失礼します!」ダッ

濡「あ……」

濡「……ふふ、男の子どもは、私が、産む」

濡「ふふ、ふふふっ、くふふふふふふふふふ」

男「あーびっくりした……」

狐「旦那様ー! 髪の毛乾いたですー!」ピョコ

男「長いから時間かかるよな、大変だったろ」

狐「これで獣臭いなんていわせないです!」

男「そうだな、いい匂いだよ」ナデナデ

狐「はうー……旦那様になでなでされるの気持ちいいですー」

男「そうなのか? ただ撫でてるだけだけど」

狐「なんだかほにゃあって感じするですよ」

男「じゃあもっとしてやる、うりゃ」ナデナデ

狐「にゃふー……」

男「お疲れさま」

神「あやつの毛刈ってやろうか……」グッタリ

男「神通力で乾かせないの?」

神「出来ぬこともないぞ、こう」ボォッ

男「おわ! 髪が燃えてる!」

神「不要な水分を焼き払うことも出来るぞ」

男「それで髪の毛乾かしてあげればよかったんじゃ」

神「他人にやるにはちと難しくての、下手すると狐が火だるまになる」

男「そ、それは勘弁」

神「ところで、その狐はどこへ行った?」

男「それならさっきテレビ見るって」

狐「いやぁぁぁぁぁですぅぅぅぅぅぅ!!」ダダダダダ

狐「怖いです旦那様ー!」ガクガクブルブル

男「な、なんだどうした?」

狐「てれび怖いです! お化けですー!」

男「お化け?」

テレビ<イェアアアアアアア ピャアアアアアアアア

男「心霊特集か……これ見たの?」

狐「怖いですーお化けがこっち見てるですー……」ビクビク

男「大丈夫だから、偽物だから」

神「……」ニヤリ

神「おや? お主の肩に手が」

狐「ひゃあああああ!?!?」

男「おいおい」

神「ぷくく、面白いやつじゃ」

男「よしよし、俺がいるから」

狐「怖いですー旦那様ーいなくなったら嫌ですー」ブルブル

男「わかってるよ、手繋いでるから」

狐「あうー」

神「ちょっとからかっただけじゃよ、気にするでない」

狐「……ほんとですー?」

神「あっ」

狐「ひぃ!?」

神「嘘じゃ」ケラケラ

男「あんまからかうなよ」

神「ははは、すまぬのぅ」

男「妖怪なのに幽霊怖いんだな」

狐「怖いですー幽霊はホントにいるですよー」

男「え、マジでいるの?」

狐「いるですよー」

男「あー、ホントにいるから怖いのか、なるほど」

狐「旦那様は怖いものないです?」

男「怖いものね……今は」ガチャ

濡「おかえり」ニヤリ

男「濡女子かなぁ」

狐「すやすやー」

男「うぐぐ……」

男(饅頭が! おっきな二つの饅頭が俺を苦しめる!)

濡「……ふふふ」スリスリ

男(ちょ、どこ触ってる!)

濡「……ちゅー」

男「わひー!」

男(首筋にキスすんなゾクッとするわ!)


男「いろいろあったけどもう一週間か」

神「もう一週間もたったのか、時が流れるのは早いのぅ」

男「神様が言うと説得力あるなぁ」

狐「旦那様! 洗濯物畳みました!」

男「ありがとな、はいご褒美」ナデナデ

狐「はふー」

濡「……」ビチャビチャ

男「また傘使わなかったのか……ほら風呂行くぞ」

濡「……」ニヤリ

神「平和よの、平和が一番じゃ」

もうホモスレでよくね

神「平和なことはよいことじゃよ」

男「まぁ悪くはないね」

神「そうじゃろう、妾の力のおかげじゃよ」

男「ありがとな」ナデナデ

神「ふふん、敬いが足りぬな、もっと愛でろ」

男「りょーかいしました」ギュー

神「むふー」

狐「……んっ」モジモジ

男「ん?」

狐「はっ!?」ササッ

男「どうかしたか?」

狐「ぁぅ……なんでもないですよー」

男「そう? ならいいけど」

狐「はぁ……はぁ……はうー」

神「狐の様子がおかしい?」

男「うん、最近なんだか俺の前に出てこないんだよな」

濡「それは、とても不思議……」

神「いつものあやつからは考えられぬな」

男「だけどさ、よく俺のこと影から睨んでるんだよね」

神「なんじゃと?」

男「鋭い目付きで暗がりからじっと睨んでるんだよ」

神「……男を襲おうとしてるのか?」

男「え!?」

神「あやつも妖怪であることには変わりないしの、人を襲う必要があるのかもしれぬ」

男「そうなのか……どうやって襲われるのかね、あんま痛くないといいんだが」

神「は?」

男「え?」

濡「妖怪、ひと襲う、つまり、殺す、おk?」

男「そうなの? アイツにそんなこと出来るとは思えねーけど」

神「お主は妖怪を甘く見ておる」

濡「そーだそーだ……」

神「こいつでもお主を殺す程度の力はあるぞ」

濡「……」フフリ

男「でもしないだろ?」

濡「……」コクリ

男「ほら、だから大丈夫だって」

神「狐は八尾じゃぞ? 濡れスケより力はあるんじゃからな?」

濡「濡れスケ……ゆーな……」

男「でも大丈夫だ、あいつはそんなやつじゃない」

神「うむ……お主がそういうなら仕方ない」

神「じゃがな、お主に危害が及びそうになったらすぐに妾を呼べよ?」

男「わかった、頼りにしてる」

濡「……」フフン

男「うん、濡女子にも頼るからな」

影(私もいますわ!)

男(うっさい)ダン

影(ああんっ!)

濡「?」

男「おーい狐ー」

狐「っ!」

男「俺はお前を信じてるからなー? 死なない程度に襲うなら構わんぞ?」

男「言ってくれれば、俺も助けてやれるんだ、なんでも相談しろ」

男「俺とお前は他人じゃないんだから、な?」

狐「……旦那様」

男「それだけ、じゃあ、な、あ、あれ?」フラフラ

男「ア……ア……?」バタッ

狐「ほんとです? 助けてくれるです? 嘘じゃないです?」

狐「さすが旦那様ですー! えへ、えへへへへへへへぇ」ガクガク

狐「じゃあ、旦那様食べちゃうです」

男「……ぁ、う?」

男(なんだこれ、体が動かない)

男「あ、ぅ……ぁー」

狐「んっ……あ、旦那、さまっ、起きたです? 」

男(どうなってんた? 俺の体が動かないんだけど)

狐「はぁっ、あっ、んっ、あっ、んんっ!」グチュグチュ

男(……なんで?)

狐「旦那様の、おっきい、ですぅ! んんっ、あんっ!」ズッズッ

男(なんでこんなことになってんの!?)

男「ぁ……っ、かはっ」カクカク

狐「無理です、幻術かけましたから、んうっ、体は動かせないはずですっ」

男(なにしてんだお前! 襲うってこういう意味か!)

狐「体が動かない分、頭がとても冷静になっているみたいですね、ふふっ」グチュグチュ

男(な、なんかいつもと雰囲気違ってないか?)

狐「んっんあっ、ふふ、気分も乗ってきました、少し解放しましょうか」フワッ

男「ぁ……!」

男(きゅ、九本……!)

狐「んふふ……さあ、続きを始めましょうか、旦那様?」

男「あ、あぅ……」ガクガク

あ、飯です

男「は……あ……」

狐「はぁっ、はあ、ああっ! んあっ、んう……はああぁぁぁ!」

男(た、たすけろ影女!)

影女(幻術が私にもかかってます! ごめんなさいー!)

狐「はぁ、んふっ、キスしましょ……ちゅっ」

男(前屈みになられると……む、胸が当たる!)

狐「んむ、ちゅ、ちゅっ、ふぅ、んふ……」

男(なんか気持ちいいし、もうどうでもいいや)

狐「あふ、んっ……気持ちいいですか? 旦那様……もっと気持ちよくなってください……」

男「あー……」

狐「あは……旦那様の、大きくなってきましたよ?」ズッズッ

男「あ……で、出る……」

狐「出ます? 出ちゃうんですか? 私の膣内で出しちゃうんですか?」

男「あっ、かっ……ぬ、抜け……って」

狐「いいですよ、ああっ!はあっ! んっ、あはぁ! 出して! 出してください!」キュウウウ

男「はっ、か、ぐぅ……!」

狐「あっ……! 出てる……んっ! 子宮に向かって……! ビュクビュクでてますぅ……!」ビクビク

男「あ、ああ……」ガクガク

狐「んっ……うふふ、全部子宮で飲んじゃいました、これで五回目です」

男(ご、五回目って……体が死ぬ……)フラフラ

狐「あんっ……まだまだ旦那様のは元気ですね、また私の膣内で大きくなってますよ?」

男(もう……無理……)ガクッ

神「……遅いのぅ」

濡「襲われた……ぱくり」

神「……様子を見てくるか」



神「……これは一体」

狐「ぁ……もぅ……ださないでぇ……」

男「……」パンパン

狐「ぁっ……ぅ……またでてます……」

男「……」バタッ

狐「はぅ……いっぱい出してもらったわ……んふふ……溢れてきてる……」

神「……臭い」

神「いつからやっとるんじゃぁー!!!!!!!」

男「発情期ねぇ」フラフラ

濡「……だいじょぶ?」

男「ありがと、で、それになったから俺を避けてたと」

狐「ご、ごめんなさいです……きっと襲っちゃうだろうから」

男「あー、まぁ確かにこれはキツイな、途中で意識無くなったし」

狐「え? 最後は旦那様からしてきましたよー?」

男「うそ!?」

神「ホントじゃ」ムスッ

狐「そうですー、それはもう激しく……きゃっ」ポッ

男「ぜ、全然覚えがない……」

濡「イイナー……」

男「え?」

濡「……」ツーン

男「……ま、まぁもう済んだことだし、この話はお仕舞い!」

狐「旦那様ー」クイクイ

男「なんだ?」

狐「可愛い子供が生まれるといいですねー!」ニパー

男「えっ」

狐「こーん♪」

男「……」

男「えっ」

男「やべぇ    やべぇ」



神「妾ももう少しで力が戻るんじゃ、したらば男をあの姿で誘惑し……」ブツブツ

狐「うふふ」

神「!?」

狐「旦那様の子供は一足先に頂きましたわ……です」

神「この九尾が……!」ワナワナ

狐「生まれるのが待ち遠しいですわ……ふふふっ」

神「妾もあの体型を維持できるようになれば貴様ごときに!」

狐「じゃあ頑張って力を取り戻してくださいねー?」

神「むぎぎぎぎ!」

狐「旦那様ー! えへへー!」

狐「旦那様! あーんしてください!」

男「い、いいよ、自分で食えるって」

狐「旦那様……?」ウルウル

男「う……あ、あーん」

狐「えへへ、はいあーん!」

男「んぐ……恥ずかしい……」

狐「えへー!」ギュッ

神「……」バキッ

濡「……いくら怒っても、箸折っちゃ、駄目」

神「このくらいすぐに直せるわ、それよりもあの雌狐じゃ」

濡「……抜け駆け、ずるい」

神「どうしてやろうかのぅ……」ギリギリ

濡「……」ツンツン

男「ん?」

濡「んー……」ピタッ

男「ど、どうしたの」

濡「……」ムニュムニュ

男「……?」

濡「……効果、ない、の?」ガーン

男「あのー、一体何を……」

神「あのデカ乳のせいか、濡女子のサイズでは反応しなくなってしまったか? 忌々しい」

濡「……」トボトボ

?「あのー」

濡「……?」

影「ここです、ここ、あなたの下です」ヌッ

濡「……?」

影「あ、私影女です、普段は男さんの影にいます」

濡「……私、濡れ女」

影「あなたにとっておきの情報をプレゼントしましょう!」

濡「……なに?」

影「男さんと○○○できちゃう方法があるんです!」

濡「!」

影「知りたいですか?」

濡「……うん!」

誤字脱字が多すぎる

濡「……♪」

狐「山に帰って家族に報告するですー、行って来ますですー」

男「何を!?」

神「なんじゃ、随分と嬉しそうじゃな」

濡「そう……?」

神「まぁいいがな……男! 妾はこのかれぇというのが食べたいぞ!」

男「相変わらず洋食好きだな……いいぞ、丁度食材揃ってるし」

神「話がわかるな! さあ早く!」

濡「……」チラッ

影「……」グッ

男「ん?」ドンッ

影(はぅん! もっとお願いしますぅ!)

濡「……心配」

濡「……」

神「かりゃい!」ヒリヒリ

男「もっとゆっくり食べろって」

神「美味しいからつい食が進むのじゃ、つまりお主が悪い」

男「それは言いがかりすぎるだろ……濡女子は?」

濡「……辛いの、苦手」

男「え? そうだったのか……じゃあちょっと待ってろ」

濡「……?」



男「ほいミルクカレー」

濡「……辛くない」

男「だろ?」

濡「おいしい、ありがと」

男「どういたしましてだ」

神「むにゃ……」

男「こんなとこで寝てたら風邪引くぞ……って神様って風邪引くのか?」

濡「……ふぁ」

男「濡女子も眠いか? なら今日は早く寝るか」

濡「……えと」

男「もちろん、みんなで一緒にな」

濡「……うん」

男「ぐぅ……」

神「くー……」

濡「……」トントン

影(はいはい、出番ですねー)

濡(お願い)

影(そーれっと)ビチッ

男「んっ……んん……」

影(これで男さんは身動きが取れなくなりました。影縛りです)フフン

濡「Fエ……」

影「言っちゃだめです」

濡「……ふん」ズルッ

息子「やあ」ボロンッ

濡「おおぅ……」ドキドキ

影「素の状態でこれですからね、元気になるとすごいですよ」

濡「……」ツンツン

男「っ……」ビクン

濡「ひっ」

影「大丈夫ですよ、もっと握ったりしてみてください」

濡「ん……」

影(アドバイスをする私は素人処女、さっきのアレが知識です)

濡「……はむ」パクッ

影「あら大胆な」

濡「ん……んー……ん?」

影「どうしたの?」

濡「この後は、どうしたらいい?」

影「そうですねぇ、いろんなとこを舐めて、反応があったら吸ってみるとか」

濡「わかった……んっ……ちゅ、ずるる、れろ」

影「……やば、興奮してきたわ」

男「んー……ふむぅ……」モゾモゾ

神「んっ……そんな……大胆じゃな男……ああ……」クネクネ

濡「ちゅ、ちゅう、んちゅ、んんっ」

影「そ、それじゃ次ですね! 次は胸を使ってですね……」

濡「……?」

影「あー、口で説明するより実際にやったほうが早いですね、私がやりましょう」ババッ

濡「あ……」

影「息子さんをですね、こうおっぱいの間に挟んで……」ギュム

影「えへへ、いただきます……ちゅっ、はむ、じゅるっ、んむ」

濡「……」モミモミ

濡「私、サイズ、足りない……」ズーン

男「んあ……?」

男(なんだかつい最近感じたような感覚が……)

濡「……っ、は、あぅっ、ん!」

影「次はまた私が出してもらうんですからねー?」

濡「っ……ゃあ、んんん!」

男(あれ、濡女子……やっぱ濡れてると綺麗だな……あー出る)

男(……出る?)

濡「っ! んっ……! ふぅぅぅ……んっ!」ビクビク

影「出ましたね、じゃあ次は私です!」

濡「はぁ……はぁ……」クタリ

男「oh……」

神「また出し抜かれた……」ガクッ

濡「ふふふ」

男「お前が誑かしたのか、影に戻ってろ」グリグリ

影「ああんもっと踏んで! でもそんなに踏まれるとでちゃう! ああんっ!」ビクビク

男「出るな沈め」グリグリ

濡「できてるといいな……くふふふふ」

濡「あの狐も……しようかな……ふふっ、くふふ」

男「あれからまたしばらく経ったなー」

神「そうじゃな」

男「そういやまだ帰ってこないな」

神「あの雌狐なら心配せんでもどこかで野垂れ死にしとるじゃろ」

男「駄目だろ!」

濡「……」ビチャビチャ

男「朝シャワーはいいけど自分で体拭いてくれ!」

濡「……ん」

影「私がやりますわ」

男「ああ、頼んだ」

男「荷物は……よし、さて、行ってきます」

神「気をつけてな」

幼「……あ」

男「よ、久しぶり」

幼「もう学校始まっちゃったわよ……もうずっと冬休みでいいのに」

男「ある意味俺は困るから勘弁してほしいな」

幼「ま、今年もよろしくね」

男「こっちこそ」

影(ただいま戻りました)

男(お帰り、濡女子は?)

影(髪の毛を乾かせと追い回されてます)

男(またか……)

男「はよーっす」

友「よお、なんか雰囲気変わったな」

男「そうか? お前はかわんねーなぁ」

友「ふふん……聞いて驚け、なんと彼女ができた!」

男「へぇー」

友「おぃい! そこはもうちょっとでいいから驚けよ!」

男「はいはい凄い凄い」

影(男さんは嫁までいますものね)

男(だよな)

友「お前だって彼女いないくせに……」

男「まぁ、そうだな」

男「あー……初日から授業とかだるいわー」

友「お? おい見ろよ男」

男「ん?」

?「……」キョロキョロ

友「どこの子だろうな、間違って学校に入ってきたのか」

?「あっ!」ビシッ

男「ん? 俺?」

?「おとーしゃん!」

友「!?」

男「……はぁ!?」

?「おとーしゃん見つけた!」

幼「……で?」

娘「はぐはぐ……うまー」

男「うまいか?」

娘「うん!」

幼「なんなのこの子」

男「たぶん、俺の娘?」ナデナデ

娘「きゃふー」

幼「……その耳は何」

娘「あう?」ピョコ

男「……狐の耳だな、うん、ちゃんとしまっとけな」

娘「あいー!」

幼「なんで人の女の子に耳くっついてんの!」

男「人じゃないし」

幼「はぁ!?」

幼「アンタ……狐孕ませるほど変態だったのね……」

男「間違ってはいないがちゃんと人の姿してるからな!?」

幼「うぅ……男がどんどん人外の変態に……」

娘「きゃわー」ペシペシ

幼「……なに人の胸叩いてるのよ」

娘「おかーしゃんより小さいー!」キャハハ

幼「……」ブチッ

男「わー落ち着け! 子供の言うことだから! なっ?」

幼「私だってまだ成長してるの……! 昨日計ったらなんと2cm増えてたのよ……!?」

男「そ、それはマジで凄いな!」

娘「かわいいー!」

男「とりあえず保健室に預けてきたが……大丈夫かな」

幼「あ、あたし次は自習だから様子見といてあげる」

男「マジか、助かる」

幼「任せときなさい、それよりもアンタは教室戻ったときのことをなんとかしなさいよ」

男「あー……そうだった」



友「おい」

男「お、おう」

友「あの子はなんだったんだ? お前のことをお父さんとよんでいたが」

男「あー、えーとだな」

男「……娘だ」

友「いや、んなわけねーだろ、あの子四歳くらいだろ? んな昔にお前に子供がいたことねーだろ」

男「そう、実は俺には四年前あの子を拾ったという過去が!」

友「冗談はやめろっての、なんだ? 親戚の子かなんかか?」

男「まぁそんなとこ」

友「んだよったく驚かせやがって……」

男(誤魔化せてない気がするのにどうして誤魔化せたんだろうか)

「おい、誰だあの美人」 「えーどこー?」
  「ほら、あそこ」 「うわマジだすげー!」
「着物着てる?」 「おいこっち見てるぞ」

男「何だ? 外で何かしてんのか?」

友「なんか綺麗な人が敷地に入ってきたとか」

男「どれどれ……」


狐「! 旦那様!」フリフリ


男「なんと」

友「お、こっちに手振ってるぞ! ふり返すか」ヒラヒラ

男「……」

友「お、おい荷物まとめてどうしたんだよ」

男「早退するわ」

友「はぁ?」

男「じゃあな」

狐「旦那様、見つけました!」

男「   」

友「だ、だんなさま?」

狐「娘も来ているはずなのですが……旦那様?」

男「……ふっ、どちらさまかな?」

狐「旦那様の嫁ですー! 忘れるなんてひどいです!」

友「……おい男」

男「……なんだい?」

友「ちょっと来い」

友「つまりお前はこのお姉さんを孕ませて四年間もほったらかしにしていたのか!?」

男「いや、せいぜい一週間くらい」

友「んなわけねーだろ! どうやったら一週間で娘があそこまで成長するんだ!」

男「俺が聞きたいわ」

狐「私の娘ですからー、妖力は私譲りですー」

友「親友のお前がこんなゲスだったとは思わなかったぞ!」

男「変身は妖力さえあれば出来るのか」

狐「狐の成長は人より早いですからねー」

男「とは言ってもあれは早すぎるだろ」

友「俺の話は無視か!」

狐「とにかく、ただいまですー」ダキッ

男「うわっぷ、はいはいおかえり」

娘「おねーしゃんとあそぶー!」

幼「うちで遊ばせてるから、あとで迎えにきてね」

男「悪いな」

幼「気にしないの、アンタとあたしの仲でしょ」

男「そうだな、じゃあまた後で」



神「完・全・復・活!!」ドンッ

濡「おー」パチパチ

神「ふふん、見よこのないすばでぇ! あの雌狐に負けぬほどに回復したわ!」

濡「でも、男はサイズで決めない」

神「……貴様はどうして妾の士気をそぎ落とすのじゃ」

濡「ごめんね」

男「ただいま」

神「男!」ガバッ

男「うおお!? 誰だこの巨乳美女!」

神「妾の顔を忘れたのか?」

男「神様? 力は戻ったのか?」

神「ふふん、完璧じゃ」

濡「……帰ってきたの」

狐「うふふ、旦那様のいる場所が私の居場所ですわ」

濡「……相変わらずの二面性」

狐「あら、別にあれは演じているわけではないですよ? 旦那様に甘えやすいだけですわ、つまりアレも素なのです」

濡「……男は私も欲しいの」

狐「ふふ、私も譲る気はありませんわよ」

影「私は側室でいいのですが」

神「うむ、それなら許そう」

影「やった! やりましたよ男さん!」

男「ああそう」

影「冷たいっ」ゾクゾク

狐「旦那様と結婚するのはわたしがいいですー!」

濡「……実は戸籍を、持ってる、私にするべき」

男「どうやって手に入れた!」

神「何をいっておるか、神気を持つ男には神である妾が妻となるに決まっておろう」

男「なんかさらっと重要なこといってたぞ!」

男「神気ってなんだよ!」

神「>>102辺りで仕込んだやつじゃ、時間をかけてお主の体に取り込まれたのじゃよ」

男「なに? 俺神様みたいになっちゃうのか?」

神「なろうと思えばなれるぞ、まぁもう半分ほどなっておるが」

男「重大発表だ!」

狐「うー……同属にするのはずるいですー」

神「勝手に子を産んだやつが何を言うか」

濡「……それはそれで、人より私たちに近いから、別にいい」

影「ですねー」

男「俺がよくないっての!」

神「うるさいやっちゃのぅ妾の夫は……別に神になりかけてるとはいえ今までと何も変わりはせぬよ」

男「神様ってどうすりゃいいんだよ……」

神「神はそこにいるだけでいいのじゃ、存在することに意味がある」

男「難しいなぁ」

神「まぁ、人から神への昇華は珍しいからの」

神「お主が惑わぬよう、妾が嫁になってやろう」

神「正しい方向へ夫を導くのも妻の役目じゃ」

男「……そうだな、じゃあ、これからもよろしく」

神「任せておけ、妾は神じゃからな!」


おわれよ

おまけ

最初は幼馴染はヤンデレになる予定でした

男のもとに現れた美少女女神に焦って男にアプローチ
しかし男と神様は良い感じになっており、危機を感じた幼馴染は男を監禁
どれだけ経っても心が揺らがない男を幼馴染はころしてしまうのでした

神様は男と幼の死体を見てつぶやきます

「今回も失敗だったか」

本来神と人間は結ばれることの無い存在です
それを覆すために神様は男に人を止めさせようとしていました
しかし何度やっても男は幼馴染にころされてしまいます
今回のはちょうど5000回目だったのです
1回目と5000回目のわずかな違いに気づいた神様は意気揚々と次のループを始めるのでした

これはひどい妄想だった、>>4でようじょとかかれていなかったらこれになっていた

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