まどか「誰のお嫁さんになろうかな?」(758)

まどか「さやかちゃんは小さい頃からずっとわたしの事を大事してくれてるし」

まどか「マミさんは夢にみたまんまの憧れの先輩で」

まどか「う~ん」

ほむら「相談ってそれ…?」

まどか「うん!キュゥべえへのお願いでどっちを男の子にしようか悩んでるの」

ほむら「…私は?」

まどか「ほむらちゃんはお友達のまんまがいいかな」

ほむら「そう…」

コソコソ

さやか「マジ?」

マミ「冗談でしょ?」

マミ「私…女をやめたくないわ…」

さやか「あたしだって嫌ですよ!」

マミ「美樹さん、あなたは鹿目さんの親友であり、もっとも鹿目さんを知る人」

マミ「告白してきなさい」

さやか「何言ってんすか!?」

さやか「あたしには好きな人がいるんです!男なんかになりたくないです!」

さやか「…マミさんは特に好きな人とかいないんだから丁度いいじゃないですか」

さやか「まどかは可愛いし気立てもいいしオススメですよ」

マミ「でも私にはもったいないわ、美樹さんには家の事をしっかりやってくれそうな鹿目さんはぴったりだと思うわ」

まどか「さやかちゃんが男の子になったても、今までみたいにわたしの事を守ってくれるのかな?」

ほむら「多分ね…」

まどか「さやかちゃんは運動とか得意だし、体育の成績いいからガッシリした感じになるのかな?」

ほむら「長身にはなるでしょうね…体格は軽い細マッチョ程度じゃないかしら…」

ほむら「でも…頭悪いわよ?」

まどか「わたしが教えてあげるよ、お勉強会とかしたいな~、2人っきりで///」

ほむら「そう…」



マミ「先輩の言う事が聞けないの?」

さやか「ズルい!マミさんそれはズルい!」

まどか「マミさんはどうかな?文科系の人みたいになるのかな?」

ほむら「…おそらく、かなりガッシリした感じになるでしょうね」

まどか「え?そうなの…?」

ほむら「女だからあの程度で済んではいるけど…毎日歩き回って重いマスケット銃を振り回しながら魔女達と戦っているのよ?
どう考えても筋肉量は中学生のものではなくなるでしょうね…」

まどか「知的なうえにガッシリになるんだ~///」

まどか「も~まどか困っちゃう♪」

マミ「イヤ…マッチョなんかになりたくない…」

マミ「ただでさえ割れちゃってるのに…」

さやか「…」

さやか(恭介が女になるなら悪くないかも…)

さやか(入院中の音楽家の美少女(?)と…)

さやか(欠かさずお見舞いに行く長身のイケメン(?)…)

さやか「……ベストカップル?」

さやか「男なら積極的に行ってもいいよね…?」

マミ「…?」

さやか「寧ろリードするべきだよねマミさん?」

マミ「まあ…リードしてもらう方が嬉しいんじゃないかしら」

さやか「ですよね!」

マミ「ええ…多分」

さやか「……仕方ないからあたしが男になりますよマミさん」

マミ「ほ、本当にいいの? まだ鹿目さんと話して思い留まらせる方法もあるけど…」

さやか「やむを得ないですから……」

翌日

まどか「ウェヒ//」ダキッ

さやか「おはようマミさん!」

マミ「…美樹君って呼んだ方がいいのかしら」

さやか「あはは、今まで通りでいいですよ」

マミ「…何cmぐらいあるの?見上げなきゃいけないのね」

さやか「175だったかな…朝測った時は…」

マミ「…これじゃ先輩としての威厳がないわね」クスッ

さやか「別にいいじゃないっすか」

マミ「うふふ」

さやか(男になってからだと…この人ヤバいな…)ムクムク

まどか「ちょっとさやかちゃん!///」

ほむら「…おはよう」

さやか「おっす!」

ほむら「………」

さやか「なんだなんだ?惚れちまったのか~」

ほむら「寄らないで…気持ち悪い」スタスタ

さやか「……」

さやか(あれ?女の時はムカつくだけだったのに…心に響くぞ…)

さやか「……」

マミ「デート?」

まどか「はい!デートって初めてでどんな所に行ったらいいのかわからないんです」

マミ「う~ん…私も経験ないからわからないわね」

マミ「2人で行きたい所を出し合えばいいんじゃないかな?」

まどか「さやかちゃんはどこか行きたい所ある?」

さやか「病院かな…」

マミ「?」

まどか「……上条君?」

マミ「上条君?」

さやか「な、なんでもない」

まどか「なんでもないの?本当に?」

さやか「なんでもないったら…」

マミ「??」

まどか「…同性愛とかないよさやかちゃん」

さやか「あれ?恭介は女になってるんじゃ…?」

まどか「なにそれ?…わたし知らないよ…」

マミ「参加したいな~」チラッチラッ

さやか(そっか、自分が男になっても恭介は変わらないよね)

さやか「…やっちまったよ」

さやか「泣きそう」

マミ「大丈夫?…使って」スッ

さやか「…すいません」

まどか「あ!マミさんのじゃなくてわたしのハンカチ使って!」スッ

マミ「あら、でしゃばっちゃったわね」

さやか「……ありがとうまどか」

まどか「ウェヒ///」

お昼休み

さやか「さて、困った事になったけど、戻れないんじゃ腹をくくるしかない!」

さやか「中沢、どうしたらいいんだい?」

中沢「……本当に君は美樹さやかなのか?」

さやか「そうだよ!しつこいな…」

中沢「…信じられない」

さやか「信じろ、信じないと前に進めない」

中沢「…うん」

さやか「とりあえず、まどかと付き合う事になったんだけどさ」

さやか「男って初めてだから良くわからない訳よ」

中沢「はぁ…」

さやか「何したらいいんだろう?」

中沢「…僕だって付き合った事ないからわからないよ」

さやか「妄想とかあるだろ?それでいいから」

中沢「勘弁してくれよ…」

まどか「さやかちゃん♪」ダキッ

さやか「…大事な話をしてるから後にしてよ」

まどか「わたしも一緒に聞くよ~」イチャイチャ

さやか「やれやれ、気にしないで進めようか」

中沢「……帰れよ」

さやか「行っちゃった…」

まどか「不機嫌だったね」

さやか「うん」ヒョイ

まどか「わっ!?」

さやか「あはは、思った通りまどかは軽いな」

まどか「もぉ恥ずかしいよ///」

ほむら「パリーン!」フィナーレ

ほむら「!…ビックリした…ソウルジェムが砕けたかと思ったわ」

ほむら「筆箱を握り潰しただけじゃない…」

さやか「マミさんも誘ってお昼にしようよ」

まどか「マミさんも…?」

さやか「ん?どうしたんだよ早く行こう」グイッ



中沢「行ったか…」

「まったく場をわきまえて欲しいよな」

中沢「ホントにね、バカップルとか初めて見たよ」

ほむら「気に入らないわね」

「ホントホント!」

中沢「健全な中学生として恨まずにはいられないよ」

「まったくだ」
ほむら「まったくね」

マミ「…私が居たらお邪魔じゃない?」

さやか「なに言ってんすか!そんな事ないよマミさん」

マミ「そう…?」チラッ

まどか「…」プイッ

マミ「あら…」

さやか「ほらほら!早く屋上に行きましょうって!」ヒョイ

マミ「ちょっと美樹さん!?///」

「!?」ガタッ

さやか「余裕余裕♪まどかも早く」

まどか「…う、うん」
タタタタッ

「おい、今の奴誰だよ!?」

「二年生だろ…調子くれちゃってよ」

「このクラスのルールを知らねぇみたいだな」

ボス「…同じクラスの奴から名前聞いて呼び出しとけ」

ボス「勝手な真似されると困るんだよね…」

さやか「マミさんに彼氏がいないのって不思議だな」モシャモシャ

さやか「男になってから改めて見るとすごい魅力的だもん」

マミ「あ、ありがとう…」チラッ

まどか「むー!?」プクー

マミ「美樹さん…あなたは鹿目さんと付き合う事にしたんだから、その…あんまり他の子とは…」

さやか「マミさんは特別ですよ~」

まどか「!?」

マミ(お願いだから空気読んで…)

午後2時頃になってしまうんで落ちてなかったらやるっす
読んでくれてありがとう。

さや×やみっち来てるねぇ

>>120
!!?








もっとだ

>>121
さやか君何してはるんですか

まどか「やっぱり胸が大きい方が好きなの…?」

さやか「な、何を言うんだいまどか!?」

マミ「頻繁に見られるのはちょっと…」

さやか「え?」

まどか「さやかちゃん、さっきからチラチラマミさんの胸見てる…」

マミ「ええ、できれば止めてくれると嬉しいかな…」

さやか「…すいません」

さやか(完全に無意識でした)

さやか「イヤ~男って難しいですね」

まどか「…浮気はダメだよ」ギュッ

さやか「しないしない!これだってまどかの為になったんだからさ!」



ほむら「ああ、美樹さやかの事ね」

中沢「青髪の調子にのってる奴ですよね?先輩」

「美樹さやかか…」

マミ「あ、そうだ鹿目さん」

まどか「なんですか?」

マミ「うん、魔法少女になった事だし、いろいろ教えたいんだけど…都合のいい日を教えてくれないかしら?」

まどか「そっか、魔法少女になったんでしたね、わたし」

さやか「それだと体験コースはお終いなんですか?」

マミ「ええ、そのつもり」

まどか「でもでもマミさん!魔女退治には付いて来てもらっちゃダメですか?」

マミ「あら、どうして?」

まどか「…さやかちゃんが居てくれた方が頑張れるかなって///」

マミ「…私は構わないけど」チラッ

さやか「もち!付いて行くよ!」

さやか「おや?机の中に見知らぬ手紙が」

まどか「どうしたの?…お手紙?」

さやか「えっと…放課後、校舎裏に一人で来い」

まどか「誰からなの…」

さやか「う~ん…書いてないね」

まどか「……行くつもりじゃないよね?」

さやか「以外にラブレターかもしれないしね」ニコッ

まどか「さやかちゃんがそういうなら…」ドキッ


ほむら「うふふ」ニヤニヤ

中沢「…」ニヤニヤ

―放課後の校舎の裏―

さやか「先輩、何か用ですか?」

「お前さ、昼間に何をしたか覚えてる?」

さやか「お昼ですか?友達とお弁当を食べてましたけど」

「その前!」

さやか「前?……前…前…」

さやか「…すいません、ちょっとわからないです」

「三年の教室で!」

さやか「教室…先輩と話してただけですけど…?」

「それだ!!」

ティヒ

ほむら「まどか…良かったら一緒に帰らない?」

まどか「ごめんねほむらちゃん…わたしはさやかちゃんを待ってるからまだ帰れないの」

ほむら「そう…なら私も待つわ」

まどか「気を使ってくれなくてもいいんだよ?」

ほむら「…まどかの友達は私の友達()よ」

まどか「ほむらちゃん…」

ほむら(……そろそろボッコになったかしら?)

さやか「5対1なんて卑怯だ!男らしくない!」

ボス「男らしいだってよwww」

「www」

さやか「何が可笑しい!!」

さやか「そうだそれに女々しい!マミさんと話しただけでなんでキレてんだよ!」

ボス「お前!触ったじゃんか!肌に触れたじゃんか!!」

「そんなの許せるかよぉ!」

「俺達は由緒ただしいファン倶楽部なんだぞ!」

「お前みたいな奴が仲間の和を乱すんだ!」

さやか「なんだよ…逆恨みじゃん」

さやか「仕方ない…まとめて根性を叩き直してあげるよ!」

まどか「さやかちゃん大丈夫!?遅いから見にきてみたら…酷い」

ほむら「怪我はない?」

さやか「どうみてもあるだろ……」ボロッ

ほむら「あらホントね」

まどか「今保健室に連れて行ってあげるからね!」

まどか「お、重い…わたし一人じゃ無理みたい」

ほむら「手伝うわ」キリッ

まどか「ありがとうほむらちゃん」

ほむら「さあ立って」グイッ

さやか「痛い痛い!?」

ほむら「情けないわね…男だったら我慢しなさいよ…」

さやか「修正してやる!」

さやか「そこ傷口!引っ張んな!」

ほむら「他に掴める所がないのよ」グイッ

さやか「ぉぉ!?」

まどか「もうすぐ着くから頑張ってさやかちゃん!」

さやか「歩く…歩くから引っ張んないで…」ウルッ

ほむら「情けない…見てまどか、美樹さやかが泣いてしまったわ」ニヤッ

まどか「さやかちゃん…」

さやか「泣いてないよ!目にゴミが入っただけだって…」

ほむら「まったく…格好悪い事この上ないわね、ねぇまどか?」

まどか「え?あ、うん…」

ほむら「男になってもこの程度…どうしようもない人ね」

ほむら「まどか、考え直した方がいいわ、こんなのと一緒に居てはダメよ」

まどか「…でもさやかちゃんは」

ほむら「これが男というものなのよまどか、見掛けだけ繕って女を騙して食い物にするゲス」

ほむら「美樹さやかもその一人に過ぎないの、…女同士の友情こそがもっとも正しいものよ」

まどか「……」

ほむら「目を覚まして…!」

さやか「言い過ぎ…」

ほむら「…あら喋れるの?」

さやか「友情は確かに大切だけどさ…愛情だって同じぐらい大切だよ!」

さやか「ほむら!」

ほむら「……何?」

さやか「あんたは人を馬鹿にし過ぎだ!そんなんじゃ学園生活がつまんなくなる!」

さやか「…もっと、仲良くなろうよ」ズイッ

さやか「口は悪いし、性格も悪いけど根っこからじゃないよ!」

さやか「まどかだけじゃなくて、…ね?」ニコッ

ほむら「…//(何?一瞬だけドキッて…した…馬鹿な……)」フイッ

まどか「む~」プクー

さやか「運んでくれてありがとう」

ほむら「……別に」

さやか「そうだ!メアド交換しようよほむら」

ほむら「…は?」

さやか「どうせする相手なんてまどかだけなんだろ?それじゃあつまらないって!」

さやか「送ってくれればじゃんじゃん返してあげるよ!」

さやか「ほら、赤外線で送るからケータイだして」

ほむら「い、いいわよ!別に……」

ほむら「………お大事に」スタスタ

さやか「あらら…気難しいやっちゃ…な?」

まどか「うん…」

まどか(ほむらちゃんのあんな顔、初めて見た…)

さやか「ひー染みる…」

先生「喧嘩なんてするもんじゃないわよ」

先生「…はい、これでよし」

さやか「ありがとうございます」

まどか「終わった?」

さやか「おう!んじゃ帰ろっか」

まどか「…今日はデート無理だよね?」

さやか「ごめんな、まどか」

まどか「ううん…いいよ」

まどか「…なんでそんな怪我したの?」

さやか「あはは…三年生に目をつけらちゃってさ、そしたらこの様って訳」

さやか「そうだまどか知ってる?マミさんってファン倶楽部があるらしいんだよ」

まどか「ファン倶楽部?マミさんの…?」

さやか「そう!みんな考えてる事は一緒なんだね…」

まどか「入りたいとか思ってないよね?」

さやか「えへへ…少しだけ…」テヘッ

まどか「……」

さやか「尊敬する先輩として欲しいんだよ!」

まどか「…」

さやか「ごめんなさい!おっぱいでした!」

さやか(男も楽しいかも…)

―正門前―

ほむら「……」

まどか「ほむらちゃん?」

さやか「あれ?まだ帰っていなかったんだ」

ほむら「ん…」スッ

さやか「?」

ほむら「携帯電話を出しなさい…あなたが言いだしたのよ…」ギロッ

さやか「あ、ああ!そういう事ね!」イソイソ

ピロリロリーン

さやか「これでOK!いつでもメール頂戴」

ほむら「礼儀として交換しただけ…」

さやか「良かったらほむらも一緒に帰ろう」

ほむら「……調子に乗るな」フイッ

ほむら「…まどか、さよなら」スタスタ

さやか「良くわからん奴だ」

まどか「何かさやかちゃんモテ過ぎだと思う…」

さやか「どこがww」

さやか「先輩にボコられて、同級生に見捨てられた直後にそらないわ」

まどか「……ねぇ、今日家に泊まって行かな?」

さやか「いきなりな提案だね」

まどか「うん、男の子のさやかちゃんに早く慣れたいから///」

さやか「待ってて、泊まっていいかお母さんに聞いてみるから」ピポパポ

さやか「…まどかの方は大丈夫?」

まどか「家は大丈夫だから心配しないで」

                 'iT

                      =l.l=
             /: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : \
               /: : : : : : : : : : : : : : : : :.、: : : : : : : : ヽ
           /: : /:: : : / : : :.!:: : : : !: : !: : : ヽ:: : : : : ',

          /: : /: : : 斗--、 :|: : : : :|: : | ,ィT: ',: : :ヽ : !              話は聞かせてもらった
          |: : |: : : : : |: /  \: : /|:.ィ: :ヽ: : :.|.: : : ト、:|
          |: : |: : : : /!/ ⌒ヽ| :/ |:./⌒ヽV: |.: : : | V                  モテる男は辛いよな・・・

         < : _: : : / 〈 {}   |/  .レ {}  } |:./ヽ: : |
         <:: |. 小{   _,,.. -    、-.,_  レ{: :.|ヽ:|
          厶ヘ ハ         、     {ハ/ V
             \_!      _ '     !
               ヽ   Tニー‐‐‐,‐'' /

                l\  `二二´ /ニユ、                     _,.-‐ 7
               __ rv7_ェ''ヽT_工 工 工 工 工TェL_         _, .-‐ '' "´   ,-/
             |└'_ニ!_  ロ_  = L.__   | _i, .-‐ '' "´            ゝノ
            _LL| _コ | 「   -\! l   l"´l<゚_. - '' "´                /
       _ ⊥、)_「_」.レイ l | |      ! l --‐丿                   /
     | 丁l 「 ・ il ∥f|ノ |      !_i,. .- '' ´        i r‐,ヽ〈 r‐、>       /
     |└|  _,ニl|ニ非「_,⊥-‐ '' "´                 く〈 ', ゙,ニヽ       /
. _ _ _┌|  _」  -‐ '' "´                         ^ー' ノ ヽニ´ノ      / _ _ _ _ _ _ _ _ _ _
- ー ! ̄ ! °  !                                     / - ‐  -  -     - ‐
三_ ̄_ ゝ、,.-i、_  ヘ^、ヽ                                  / 二 = ‐   -  - -
 ⌒`ー‐~¬==へ"ミ、丶 _,.、,丶、                  _,..、_,.、  _,. 、 /_ニ=  二  _ _ _   ̄  ̄
= -  -  =  ≡  ̄三ニ三_ヾヽ、ニ== ─-- _,,:=="`⌒'"⌒ー≡ニ、,/三ニ= ‐ -   =  ニ 二
    -  -  -  = = ≡ `` "二三二三三二 ≡= ─  ─ = ′二=ニ =  = ≡ = ≡ 二

まどか「ただいま♪パパ、今日さやかちゃん、家に泊まってっていいよね?」

知久「ああもちろんいいよ」

さやか「おじさん、お邪魔します」

知久「?? お、大きく(?)なったね…」

さやか「あははは、少し…」

知久「顔立ちも凛々しくなって…」

さやか「あはは…」

まどか「ほら、わたしの部屋に行こう」グイッ

さやか「し、失礼します…」スタスタ

知久「ご、ごゆっくり…」

知久(先週会った時はこのぐらいだった様な…成長期だから問題ないのか……)

可愛い女の子のいちゃらぶだと思った?ラッキースケベさやかちゃんでしたー

まどか「ご飯まだだし…その…ね?い、一緒にお風呂に入る…な、なんてどうかな?///」ドキドキ

さやか「いや、一応男になってる訳だからいろいろと不味い気が…」

まどか「わ、わわわわたしは気にしないよ…///」ドキドキ

さやか「マジ!?///」

さやか「! や、やっぱり止めとくよ…」

まどか「なんで前屈みなの?」

さやか「気にせんといて、お先どうぞ…日課の筋トレをしたいからさ」

まどか「初耳、筋トレなんてしてたんだ~」

さやか「お、おう!」

さやか(これどうやったら治まるの??)

さやか(静まれー!静まれー!)

ガチャ
詢子「おいまどか、ハサミ貸してくれ」

さやか「あ、ども…」

詢子「…えーと、さやかちゃん…だよね?」

さやか「い、一応…」

詢子「……」ジー

さやか「!? あ!いや!これは!その!」

詢子「ははは、男の子だから女の部屋で興奮しちゃってるのかい?」

さやか「///」カァー

詢子「結構結構!健康的な証しだよ!」

詢子「ゆっくりしていきな」

さやか「…はい…お言葉に甘えて」

バタン
詢子(さやかちゃんって女の子じゃなかったけ…?)

まどか「♪」モグモグ

さやか「…」パクパク

知久「…」ジー

詢子「…」ジー

タツヤ「だぁれ?パパこのひとだぁれ?」

まどか「もうタツヤ!さやかちゃんだよ、忘れたの?」

知久「だ、だよねまどか!」

詢子「そ、そうだよな!ははは」

タツヤ「さやかぁ?さやかぁ!」

さやか「やあ…」

まどか「みんな変なの」モグモグ

まどか「ZZZ…」スースー

さやか(さて、まどかからのベッドで寝ようという提案を、何故か蹴って布団で寝ている訳だけど)

さやか(…今更なんだけど…これ、誘ってるよね?)

さやか(お風呂の時にしても、///って)
さやか「…」チラッ

まどか「う~ん」ゴロン

さやか「普通にかわいいな…」

さやか「大丈夫かな?ベッドにインして…」

さやか(正直、理性みたいなもんで繕ってましたけど)

さやか(めちゃくちゃ興味あります!)

さやか(いやしかし…勘違いだとすると変態のレッテルを貼られる可能性が)

さやか(何言ってんだ!どう見ても誘ってるよ!)

さやか(お風呂をOKしてたらそこで―――)

さやか「///」

さやか(静まれ!!落ち着いてさやか!)

さやか(勘違いでなく、本当ならまどかの気持ちに答えない最低野郎って事だ)

さやか(そんなのはダメに決まってる!これはまどか本人が望んでるんだよ!)

さやか(ここで行かなきゃ男じゃない!)

まどか「あん///もぅ…」ムニャムニャ

さやか「うおおお」




まどか「おはようさやかちゃん…早起きだね~」

さやか「うん……」

さやか(馬鹿…)

―学校へ―

さやか(眠い)フラリ

まどか「おはよう仁美ちゃん」

仁美「おはようございます、とてもいい天気ですわね」ニコッ

さやか「おは…よう…」

仁美「フラフラしてますわね」

まどか「お~い、さやかちゃん!」

さやか「何?」

仁美「…私ではありませんわ」

さやか「…間違えた、何?」

ほむら「…は?何も言ってないわ」

さやか「あれれ?」

まどか「さやかちゃん!」

さやか「どこ?」

まどか「下!」

仁美「寝不足ですか?」

さやか「うん」ファ~

まどか「ずっと起きてたの…?」

さやか「そう」

ほむら「なんでこっち向いて言うの…」

さやか「ごめん…」

仁美「さやかさん…こちらを向いていただけませんか?」

さやか「ん?」クルッ

仁美「えいっ!」

バチン

さやか「痛!?」

仁美「ふふ、目が覚めましたでしょうか」

まどか「ビックリした…」

さやか「…もう一回お願いします」

僕の寝惚けたおちんちんも一回ぶったたいてもらえませんかね?

さやか「下駄箱にこ、これは!?」

まどか「何か入ってたの?」

さやか「お手紙が…」スッ

仁美「まあ!さやかさんにラブレターでしょうか」

ほむら「………」

さやか「何々…」

さやか「呼び出しでした」エヘッ

まどか「無視しようよ…危ないから」ギュッ

仁美「呼び出し?さやかさん、何かしたのですか…」

ほむら「無視しなさい…行ってもしょうがないわ」

さやかちゃんさやさや(やれやれ・・・俺の出番か)

―お昼―

マミ「それで、暁美さん達が説得に行ったの?」

さやか「いいって言ったんですけど…」

マミ「せっかくの好意なんだからいいとは思うけど、美樹さんも行くべきなんじゃないかしら」

さやか「付いてくって言ったんだけど」

ほむら『あなたが居るとややこしくなるからジッとしてて』

さやか「って…」

マミ「もっともかも…」

さやか「待ってるのも退屈だ…」フラッ

マミ「ふふ、いい陽気ね、眠くなってきちゃうわ」

パタリ

マミ「美樹さん?」

マミ「どうかしたの美樹さん?」ユサユサ

さやか「スースー」

マミ「あら…膝の上で寝てしまったみたいね」

マミ「もぅ、困った人ね」

さやか「スースー」

マミ「弟とか居たらこんな感じなのかな…」ナデナデ

さやか「んっ…」

マミ「うふふふ」ニコッ

マミ「……なんだか美樹さんの顔を見てたら、私も眠くなってきちゃった」

マミ「…」ウトウト



まどか「」

ほむら「どうしたのまどか?入り口で立止まったりして」

ほむら「美樹さやかと巴マミが待ってるので…」チラッ

ほむら「………」

ほむら「起きなさい」バチン

まどか「起きて!」ツネッ

さやか「イタタタ!?」

マミ「ん~……あら鹿目さん、お話は上手くいったの?」ムニャ

まどか「そうですけど何か?」

マミ「良かったわね」

まどか「はい…」

マミ「?」

さやか「なんだよ~もっと優しく起こしてよ」

マミ「おはよう、良く寝てたみたいね」

さやか「マミさんおはよっす」

ほむら「何がおはよっすよ…」

まどか「さやかちゃんはわたしの隣に座って!」

さやか「別にどこでもいいじゃないかまどか」

ほむら「…黙って動きなさい」

マミ(あれ…なんだか距離を取られてるのは気のせいかしら?)

まどか「鼻の下伸ばしちゃって…」

さやか「な!?そんな訳ないだろ!」

ほむら「なら取りあえずテントを畳みなさい」

まどか「テント?」

マミ「///」フイッ

さやか「すいません///」シュン



中沢「パーン!」

中沢「ああビックリした!ハートがブレイクしたかと思った…」

中沢「パンが砕け散っただけか」

中沢と友達になりたい

―放課後―

マミ「それじゃあ鹿目さんを借りてくわね?」

さやか「なんで許可取るんですか」

マミ「だって、ねぇ」

まどか「さやかちゃん、明日はデートに行こうね」ニコッ

さやか「マミさん居るんだから自重してくれよ…」

さやか「うん、明日ね」スタスタ


マミ「じゃあ鹿目さん、まずは基本的な事から始めましょうか」

まどか「マミさん…」

マミ「早速質問?あら何かしら」ニコニコ

まどか「さやかちゃんの事、どう思ってます?」



ほむら「…どうせ一人でしょ?途中まで付き合ってあげるわ」

さやか「うわ!いつの間に背後に!?」ビクッ

さやか「昨日と違ってよく声掛けてくれるね」

ほむら「…礼儀よ」

さやか「のわりにはメール来てないけど」

ほむら「…あなたと話す内容がない」

さやか「内容なんていいから適当に送ってよ、先ずは届くか確かめようよ」

ブルルルル、ブルルルル
さやか「お?」パカッ

さやか「って空メールかよ!」

ほむら「送れればいいのでしょう?」ファサッ

マミ「かわいい後輩かしら」

まどか「本当にそれだけ?」

マミ「…嫉妬してるの?」

まどか「…少しだけ」コクッ

マミ「鹿目さんは素直ね、取ったりなんかしないから安心して」ニコッ

まどか「…約束だよマミさん、マミさんだと勝てる気がしないんだもん…」
マミ(可愛い)

さやか「ここまででいいよ、ありがとう」

ほむら「?」

さやか「今日はお見舞いの日なんだ、だから病院に行かないといけないんだ」

さやか「また明日ね」タタタッ

ほむら「…ええ」



まどか「マミさんマミさん」

マミ「ん?」

まどか「魔女退治にさやかちゃんが来る時はこれを着てください」

マミ「え!?…でも」

まどか「目の毒です!我慢してください」

マミ「スカートの下にジャージって…ダサいわ…」

―病室―

さやか「恭介」

恭介「やあ……さやか?」

さやか「なんで疑問符やねん!」

恭介「さやか?だよね」

さやか「どこからどう見てもさやかでしょうが」

さやか(すっごい話し易いな、女の時はあんなにドキドキしてたのに)

恭介「そんなに背が高かったっけ?僕より高くないか…」

恭介「肩幅も…」

さやか「中学生なんだからちょっと見ない間に変わるもんだよ」

恭介「そういうものかな」

さやか「そういうものだよ」

さやか「はい、一応いつものCD!」

恭介「……AK○?」

さやか「マジで!?」

恭介「隣町のショップに張ってあるらしいんだよ、中沢の話によると」

さやか「○○ちゃんのポスターが?」

恭介「さやかは○○派なのかい?それならもらいに行ったらどうかな」

さやか「頼んだら貰えるもんなの?」

恭介「そこのショップは僕が良く通ってた所なんだ、店長さんともちょくちょく話たりね」

恭介「だから、僕の名前を出せば」

さやか「サンキュー恭介!」

恭介「いいって、僕とさやかは友達じゃないか」



マミ「鹿目さ~ん」

まどか「我慢してください」

さやか「恭介にありがとう、中沢にありがとう」ホクホク

さやか「趣味もここまで変わると対応しきれないな~」

さやか(小腹が空いたな)

イラッシャイマセー

さやか「すいません、肉まんとえっと…」

「おい」

「少々お待ちください、そっちお願いします」

「ロッキーがお一つ」ピッ

「ほらピッタリだ、レシートはいらない」スタスタ

さやか「! すいません肉まんだけでいいです!」

アリガトウゴザイマシタ-

タタタタッ

さやか「おいお前!ポケットのやつ万引きだろ!」ガシッ

杏子「あっ?」クルッ

杏子「なんだお前?」

さやか「どうでもいいんだよそんな事!来い!」グイッ

杏子「うぜぇな…離せ」

さやか「そんな細い腕で…おろ?」グラッ

杏子「はは、じゃあな」

さやか「待てよ!」

杏子「…まだ何かあんのか?」

さやか「まだも何も用が済んでない」

さやか「盗んだ物返して来いよ」

杏子「わざわざ捕まりに行けって言うのか?馬鹿じゃねぇのかお前さ」

さやか「誰が馬鹿だって!?」

さやか「口で言ってもわからないのか!」

杏子「…付き合ってらんねぇ」シュン

さやか「あっ…」

さやか「なんだよあいつ」

モヤモヤグニャグニャ

さやか(あれ?景色が…)

さやか「魔女!?」

さやか「ま、不味い!まどかかマミさんに電話しないと!」アタフタ

さやか「もしもしもしもし!マミさん!」



マミ「隣町!?」

まどか「誰からですか…?」

さやか「体力には自信あるけど…」

キャッキャッキャッ

さやか「ヤバいよ…」

シュンドカッ
さやか「うぐっ…」

さやか「痛い…笑えない…」ウルッ

シュン
さやか「うわっ」

ドガッ

さやか「っ!?」

さやか(足が…)

シュン
さやか「のヤロォ!!」サヤパンチ

ギー

さやか「やった!当たった!」

さやか「…効いた?効いてない?」

杏子「へ~、結構耐えるね」モグモグ

杏子「……なかなか喰われねぇな」

さやか「負けないもんね!さやかは負けない!」

杏子「…勝てる訳ないのに頑張るな」

さやか「てぇい!」

ギャッ

さやか「やったやった!これ効いてるよね!」

さやか「よしっ!今の内にフルボッコだ!」
オラオラァーー!(`ヘ´)

杏子「な!?なんで生身のあいつの攻撃が効いてるんだ!?」

杏子「そんなバカな…」ポカーン


さやか「いける!いけるよ!」

さやか「サヤ・フィナーレ!(右フック!)」

バタンキュ…

さやか「っしゃあ!!」

さやか「…使い魔だよねこれ?倒しちゃったよ…ははは…」

杏子「おいお前!一体何者だ?魔法ってんな訳ないか…」

さやか「万引き少女」

杏子「どうやって倒したんだ?一体!?」ガシッ

さやか「ちょっ…立てないんだから持ち上げんなって」

杏子「答えろ」

さやか「……殴ってだけど」

杏子「んな訳あるか!」

キャッキャッキャッキャッ
杏子「ちっ…ちょっと待ってろ!」ダッ

さやか「…あいつ、魔法少女なの!?」

杏子「無駄な事しちまった…はぁ」

さやか「なんだよ…あんた魔法少女だったんならもっと早くきて欲しかったわ」

さやか「とにかくありがとう、助かったよ」

さやか「万引きはダメだけど、いいとこあるじゃない!」

杏子「で…何をしたんだ?」

さやか「はい?」

杏子「使い魔に何をしたんだって聞いてるんだよ」

さやか「え?だから右フックを…」

杏子「言っとくがな、ここはアタシの縄張りだ」

杏子「…魔法少女なら叩き出す」

さやか「少年なんだけど…」

杏子「だからわからねぇんだよ!」

杏子「付いてるよな」モニュ

さやか「はぁん//」

さやか「どこ触ってんだ!?」

杏子「…ばっちぃ」フキフキ

杏子(おかしな奴だ…)

杏子「お前、名前は?」

さやか「人に聞く前に自分から名乗ったら?」

杏子「…アタシは佐倉杏子」

さやか「お、おう…美樹さやかです」

杏子「さやか…不思議な奴だな」

さやか「あんたは変な奴だよ、悪事を働いたり助けてくれたり」

杏子「……時間あるか?」

さやか「ん?」

杏子「食うかい?」

さやか「いい…悪いけどそういう物は受け取りたくない」

杏子「…まあいいさ」モグモグ

さやか「あんたさ…失礼な事聞くけどさ、貧乏なの?」

杏子「ははは、…貧乏っちゃ貧乏だな」

さやか「だから盗みなんかするの…?」

杏子「…理由の一つではあるかな」

さやか「止めときなって杏子、警察に見つかってお終いなのが目に見えてるよ」

杏子「理由の一つだって言ったろ?他にもあんだよ」

さやか「なら一つずつ無くしていこうよ」

杏子「…」

さやか「お小遣い少ないけど…あんたの行為は許せないし可哀想だ」

さやか「…貸してやるよ」スッ

杏子「……は?」

杏子「…意味がわからないんだけど」

さやか「無利子無期限で貸付てあげるよ」

杏子「いらないね…それにアタシは金ならあるんでね」

さやか「…盗んだお金じゃないよね?」

杏子「だったらなんだよ…」

さやか「止めろって…頼むからさ」

さやか「お腹が空いたりしたら奢ってやるし、家で食べさせてあげるから」

杏子「うぜぇ、超うぜぇ、お節介が…」

杏子「上から目線が死ぬほどうぜぇな」

さやか「ごめん…でも、悪い事はやめようよ」

さやか「困った事があったら言ってよ力になるから、これ連絡先」スッ

杏子「いらない」

さやか「いいから!ほら、手を出して」

マミ「おかしわね…」

まどか「さやかちゃん!さやかちゃん!」

マミ「近くを探してみましょう鹿目さん」

まどか「はい!」

さやか「まどか!」

まどか「さやかちゃん!良かった無事だったんだね」ギュッ


さやか「まあね、足が痛むけど」

マミ「怪我をしてるの?見せて頂戴」



杏子「…なんだよあいつは」ニギッ

杏子「なんで侮蔑しないで同情すんだよ…」

杏子「うぜぇ…」

杏子「……」

杏子「美樹さやかか…」チラッ

マミ「どう、痛くない?」

さやか「はい、ありがとうマミさん」

さやか「…ところでマミさん、スカートの下になんでジャージなんか穿いてるんですか」

マミ「あの…これは」

マミ「…新しい衣装として、どうかなって試してるの」

さやか「なるほど、パンチラ対策ですね」

マミ「そ、そうね…」

さやか「別に覗いたりなんかしないのにな~」

まどか「暗に止めてって言ってるよね…?」

さやか「本能が勝手に…」

まどか「? その手に持ってる物は何なの?」

さやか「これ?人気アイドルグループのポスターだよ」

まどか「…」

マミ「…」

さやか「なんだよ!まどかもマミさんもイケメンとか好きでしょ!」

さやか「女の子とは違うんです!」

マミ「それを買いにわざわざ隣町まで来たの?」

さやか「まあ…そうですけど」

マミ「なんだかな…」

まどか「ねぇ?」

さやか「結果的にだもん!」

さやか「使い魔って普通の人で倒せるものなのかな?」

マミ「私達が力を付与しないと難しいんじゃないかしら」

さやか「なんかですね…殴ったら効いたんっすよ、パンチが」

マミ「そんな事ありえるの?」

さやか「事実なんですけどね」

QB「これはまどかの願いの副産物だね」

マミ「なんだか久しぶりね」

QB「そうだね、なるべくさやかに会いたくなかったから仕方ないよ」

まどか「なんで?」

QB「だって気味悪いじゃないか、曲がりなりにもオナベなんだから」

さやか「ヒドいな…」

QB「事実を言ったまでさ」

QB「簡単に言えば、まどかの願いがちっぽけ過ぎてしまいあまりがさやかの体に影響したんだね」

マミ「美樹さんは生身で戦える?」

QB「自衛できる程度だろうね、当てにはしない事だね」

さやか「そうだったんだ」

まどか「もぉ、さやかちゃんはカッコいいな♪」ダキッ

さやか「頼りにはならないって言ってるけど…」

マミ「もう少し節度欲しいわね」

QB「妬いてのかい?」

マミ「ふふ…少しね」

―さやかルーム―

さやか「お父さんもお母さんもなかなか慣れないな~、困ったもんだ」

さやか「ポスターを貼ってっと…」

さやか「うん…かわいいな///」

さやか「お?ほむらからメールが数件着てる」

さやか「…」カチカチ

さやか「まどかと出掛ける予定だけど、良かったら来る?っと」ポチッ

さやか「…集合場所も送っとこ」

今回は使い魔だったけど魔女相手でも自衛可能だとしたら凄すぎるなw
使い魔もピンキリだけどね
踊るだけの完全木偶もいれば、キリカの芋虫やヒゲみたいに襲いまくるやつもいる

―デートの予定―

まどか「あれほむらちゃん?奇遇だね」

ほむら「奇遇?何を言ってるのまどか」

ほむら「集合場所はここなのだから奇遇とは言わない…」

まどか「…え?」

さやか「2人共早いね、まだ10分前だよ」

まどか「2人共?え?」

さやか「どしたの?」

ほむら「…先程からおかしいわねまどか」

まどか「ちょっと…説明して欲しいかな…」ジッ

さやか「まどか?」

ほむら絶対分かってるのにとぼけてここにいるってことは完全に…

まどか「さやかちゃんのバガ!」ウルッ

さやか「何で?」

まどか「デートだって言ったのに…」

さやか「そうだった…悪い」

さやか「ほむらと遊ぶ機会なんてあんまりないからさ、ね?」

さやか「ホントごめん!今日は多目にみてください!」

まどか「…」チラッ

ほむら「……」ソワソワ

まどか「わかったよ…今度は2人っきりだよ?」

さやか「OK」

中沢「あははは、なんだいあれは?」

中沢「僕は夢でも見てるのかな?」

中沢「…密かに人気のある鹿目さんと美人の暁美と何をやってるんだろうね」

「興味深いな」

中沢「非常にね」

中沢「パーン!」
「パーン!」



さやか「でどこ行く?」

まどか「ええ…リードしてよさやかちゃん」ギュッ

ほむら「……定番の映画館なんていいのではないかしら?」

さやか「それだ!」

クズっていうか自覚がないだけなんじゃ…
元々セクハラ過多な女子中学生だよ
同じ距離感で遊んでたらただのタラシやがな

ガヤガヤ
ほむら「何を観るの?」

まどか「怖いのは嫌かな…」

さやか「これなんかいいんじゃないかな?」

さやか「『貴方と私のスイートホーム』純愛ストーリーだよ」

まどか「ひゃ///」

ほむら「…ど、どうかと思うけど」フイッ

さやか「前(女の時)から気になってたんだよね」

さやか「2人が嫌なら止めとくけど」

ほむら「…まかせるわ」

まどか「わたしはいいよ」

さやか「決まりだね!」

『おりこ!!一緒に暮らそうよ…もう我慢する事ないんだよ』
『キリ男さん///』


まどか(いいな~わたしもこんなふうに言って欲しいな)ウルッ
ほむら(純愛……)

さやか(…マミさん並みの大きさだな、ストーリーも感動的だけど、女優さんも素晴らしいや)



マミ(いいお話だわ、もう一度観よっと)ポロポロ

QB「大袈裟な…」

織キリw

まどか「観てよかったね」

ほむら「そうね…こういうのは初めて観るけど悪くなかったわ」

さやか「うん、いい話しだった」キョロキョロ

さやか(おりこさんね…記憶記憶っと)

まどか「ねぇねぇ!お店あるから何か食べてこうよ」

ほむら「そうね、丁度いいと思う…」

さやか「ご飯は奢ってあげよう!少しはキメないとね!」

さやか「…なるべく安いの一品までね」

だって杏子ちゃんお金あげちゃったし

「出来上がりましたら番号をお呼びしますのでしばらくお待ちください」

さやか「友達と遊んでる時は楽しいね!」

ほむら「悪くない…」

さやか「でしょ?もっと仲良くなろうよほむらちゃん!」

ほむら「……」

まどか(ほむらちゃんとさやかちゃんが仲良くなって嬉しいはずなのに…)

まどか(モヤモヤする…)

さやか「あっと!お手洗い行って来るわ」ガタッ



まどか「ね、ねぇ?ほむらちゃんはさやかちゃんの事、どう思ってるの」

ほむら「…どう思ってる?」

女子トイレ

マミ「…」ウルウル

さやか「あ!マミさんだ~」

マミ「! こんにちは美樹さん」フキフキ

さやか「マミさんも映画観に来てたんですね」

マミ「ええ、『貴方と私のスイートホーム』を観たのだけど泣いちゃったわ」

さやか「あはは、マミさんは純愛とかに弱そうですもんね」

ガチャ
マミ「そう?」

ジャー

さやか「なんとなくっすよ」バシャバシャ

さやか「…まどか達と遊んでるんですけどマミさんもどうですか?」

マミ「ふふ、ありがとう、でももう一度観たいから…」

さやか「そうですか、じゃあまた」スタスタ


さやか(ヤベェ…素で女子の方使っちゃったよ///)タタタタッ

みなさーん、変態がここにいますよー
誰もいなくて用足してるときに女性客が入ってくるなんていう某フリゲの主人公みたいにならなくてよかったねw

まどか「ほむらちゃんは知ってるはずだけど、さやかちゃんとわたしね?付き合ってるの…」

ほむら「もちろん知ってるわ…何故今更?」

まどか「ううん…なんでもない」

ほむら「そう…」

まどか「…」

ほむら「…」

まどか「あのね…」

ほむら「何?」

まどか「何でもない…」

ほむら「……」



マミ「女子トイレで美樹さんと会ったの」

QB「」

マケナイデモウスコシ
さやか「…公衆電話かな?」

さやか「もしもし」

杏子「…よぉ」

さやか「杏子?何、力が必要?」

杏子「試しに掛けてみただけだよ」

杏子「……じゃあな」ガチャ

さやか「あ、待っ…なんだあいつ」



さやか「何かあったの…」

まどか「…特に」

ほむら「…ない」

「2358番のお客様!」

さやか「と、取ってくるね…」

4ケタとはこの映画館動員数やばくねーかw

だってこれ、映画館の売店で食い物待ってるんだろ?
映画館にくるうち何人が客になるかなんて考えたらw
ま、どうでもいいことなんだけどねw

―外―

さやか「いやに引っ付くね…まどか」

まどか「イヤ?」ギュッ

ムニュ
さやか「全然(まどかのもいい///)」

ほむら「……歩き辛そうね」

さやか「…少しね」

ほむら「これでバランス取れないかしら」ギュ

まどか「!」

さやか「え!?」

ほむら「じょ、冗談よ……」パッ

ほむら「……//」フイッ

さやか「すごい…驚いたわ…」

まどか(ほむらちゃんがおかしい…顔も真っ赤だし)ジー

ほむら「!」フイッ

まどか(そんな…マミさんだけ(?)じゃなくてほむらちゃんまで魅了しちゃうなんて)

まどか「さやかちゃん…」

さやか「なにまどか?」

まどか(そんなさやかちゃんの恋人のわたしって…ズルいのかな)ニコニコ



警察官「君!君!」ユサユサ

警察官「往来の真ん中で倒れては邪魔だよ!」

警察官「君!!」

中沢「」

こいつあの「パーン!」からずっと倒れてたのかw

さやか「こんなとこにもCDショップあったんだ、寄っていいかな?」

まどか「まだ上条君の事…」

さやか「違う違う!友達としてだってば…そこまで物好きにはなれないよ」

まどか「ほっ…」

さやか「お礼にいいCDをプレゼントしないとさ」

ほむら「…上条恭介はクラシックが好きなのだったわね」

さやか「あれ?よく知ってんね、話したっけな…」

ほむら「多少の知識はあるからアドバイスできる…」

さやか「ホント?助かるよ~」

まどか「む…」

でもさっき中沢が「密かに人気ある」とか言ってるからクラスの連中には人気なんじゃない?
具体的に言うとアピールすることもできない引っ込み系男子にな

―解散後―

マミ「楽しかったみたいね」ニコッ

さやか「…まだ観てたんですか?」

マミ「まさか、他のもいろいろ観てたのよ」

マミ「『沈黙の生還』や『ドラえんと野田の鉄人併談』とか沢山ね」

マミ「うふふ、キリ男さんって素敵ね、関連作品を是非みたいわ~」

QB「僕は先に帰ってるね」テトテト

マミ「ええ、…美樹さんの家はこっちだったかしら?」

さやか「恭介のお見舞いですよ」

マミ「そうなの…///」

さやか「友達としてだから」

マミ「…ごめんなさい」

―病室―

さやか「恭介、ポスターの件ありがとね」

恭介「さやか…」

さやか「不機嫌なの?」

恭介「ああ、とてもね」

さやか「相談に乗るよ?」

恭介「はっ?相談だって…?」

恭介「さやかは僕たちを馬鹿にしてるのかな…」

さやか「何言ってんの」

恭介「今日さ…鹿目さんと暁美さんとデートしてたんだってね?」

さやか「…だ、だから?」

恭介「中沢から聞いたんだよ…堂々と二股なんだってね」

恭介「ふざけるな!」

ドンッ!パリーン…

さやか「AK○の初回限定特別生産CDが!?」

おい、中沢はともかく、おめーはモテるだろうw

恭介「わかるかい…さやか君に」

恭介「青春を謳歌できない僕には思い人さえいないと言うのに!」

恭介「君は!さやかは!小さくて可愛いらしい鹿目さんに、噂で聞いた美人転校生の暁美さん」

恭介「さらにファンクラブまである巴先輩とも親しく、お嬢様の志筑さんとも!」

恭介「こんなに恵まれていながら二股だって?」

恭介「よりどりみどりだって?」

恭介「クラスメートの気持ちを考えた事があるのか!」

さやか「落ち着けよ、血圧上がるよ」

恭介「……飲み込みが悪いなさやか」

恭介「1人に絞って他の人にもチャンスをやれって言ってるんだよっ!!」

こんなに元気なら腕くらい動かなくても平気だろw

恭介「はぁ…はぁ…はぁ」

さやか「」バクバク

恭介「ごめん…取り乱してしまったよ」

さやか「」バクバク

恭介「ふぅ…さやかも辛いかも知れないけどさ?」

恭介「中沢を筆頭にみんな苦しんでるんだよ…そこだけは忘れないでくれ」

さやか「」ドキバク

カバンカラポロリ―ガシャン

恭介「おや?ドビュッシーのCDか…ありがとうさやか」ヒョイ

恭介「クラシックはいい…僕を様々な世界に連れて行ってくれるよ」

さやか「」ドキドキ

途中から心音おかしいからw

いやいやまどっちっていう彼女いるから!

恭介「急かしはしないけど…保留なんて酷い事はやめてくれよ」

恭介「うん…いい曲だ……」

さやか「わ、わかりました」

さやか「…失礼しました」
ガチャ

恭介「ん~んん~ん~~♪」ポロポロ

恭介(中沢からの電話で…嫉妬を僕は、鹿目さんでも暁美さんでもなく君に…)

恭介(僕は…気づいたよ…僕は、僕はさやかの事が好きだったんだ…)

恭介(…チクショウだよ、こんな現実…)

恭介「さやかは男じゃないかっ!?」

ドンッ!!

―さやかルーム―

さやか「まどかだよね…その為になったんだから」

さやか「………」

さやか「最低なのかな…やっぱ……」



→さやか
まどか 愛してる
ほむら 好き?
マミ 可愛い
仁美 異性の親友
杏子 すごい気になる
恭介 男じゃなかったら…
QB 近づきたくない
中沢 死ね
ファン 死ね

仁美→さやかも異性の親友なのかな
マミさんは弟っぽいみたいだけど

でまた2時になってしまうんで落ちてなかったら書くる
長いけど読んでくれてありがとう。

っていうかこれが向こうからの気持ちなのかw
てっきりさやかからだと思ってたww

さやかー
不誠実な男は誰からも嫌われるぞ
まどっち大事にしろよ

乙ー
14時かー残ってるかなぁ?ww

中沢「」

堪忍袋の緒が切れたまどっちに押し倒される前にキスくらいしてあげてもいいと思うよ

おいおいお前らおりこ勢忘れてるだろ

・有名な父を誇りに思いつつ、コンプレックス抱えてる天然お嬢様
・そんな織莉子に憧れを抱く芝居がかった仕草をするヤンデレ少女
・家庭に問題あっても精神力は人一倍な健気な幼女

でも織キリ映画に出演してたなw

中沢「ぐぬぬ」

―ある日の放課後―

さやか「はぁ…」パサッ

さやか(恭介に言われた事で悩んでたらやっちゃったよ…)

まどか「追試だね…」

仁美「さやかさんらしいですわ」

さやか「まどか…約束破ってばっかでごめんね…」

まどか「いいよ…」

まどか「…ねぇさやかちゃん?…さやかちゃんさえ良かったら…家で教えてa」

さやか「ちょっくらマミさんに勉強教えてもらってくる!」

まどか「え!?…まっ」

さやか(家庭科以外赤点とか洒落にならないよ)タタタタッ


ほむら「美樹さやか…」

さやか「! マミさんの教室の前でどうしたのほむら?」

ほむら「追試……この範囲だったら巴マミより私の方が上手く教えられるはずよ」

スタスタ

さやか「助かるよ~」

ほむら「いいわ…帰っても特にないから…」

さやか「男が急に来たりして大丈夫?まどかの家みたいに慣れてないと思うけど…」

ほむら「私は独り暮らしよ…何も問題なんてない…」

さやか「お~マミさんと一緒なんだね」

さやか「遅刻とか怖くない?自炊もやるんでしょう?同い年なのにすごいなほむらは」ニコニコ

ほむら「……普通よ」


杏子「…なんだ、連れが居るのか、飯をたかりに来たけどタイミングが悪かったな」

さやか「杏子?…ホントに来てくれたんだ…」

ほむら「…さ、佐倉杏子と既に知り合いなの?美樹さやか」

杏子「なんでアタシの名前知ってんだお前?」

ほむら「……」

杏子「怪しいな…」ジロジロ

さやか「待って待って!何でいきなり喧嘩腰なんだよ!」

杏子「こいつは何者だよ?」

さやか「暁美ほむら、友達だよ!」

杏子「ふ~ん」

ほむら「………」

杏子「まあいいさ…さやか、邪魔したな」

さやか「だから待てって!わざわざ来てくれたんだから何か奢るよ」

さやか「ほむら、自分から頼んでおいて悪いんだけどさ…杏子とはいろいろあってさ…」

さやか「近くって訳じゃなくて…だから」

ほむら「みなまで言わなくいい…」

ほむら「……私は後でも構わないわ」

さやか「ありがとう!」ニパァ

ほむら「…気にしてないわ」フイッ

まどかのソウルジェムが黒くなるのも時間の問題かな

ほむら「どうせなら私の家で食べいってもらっても構わないけど…?」

さやか「いいの?」

杏子「いやに親切だな…」

ほむら「もちろんよ…他意はないわ」

さやか「ついてんね杏子!いい機会だからほむらとも仲良くしようよ」

杏子「……遠慮しとくわ…飯はいただくけど」

ほむら「そう、好きにしなさい……」

さやか「ご飯楽しみだな~」ニコッ

ほむら「…」

杏子「…」

さやか「あははは…はは」

さやか(…なんでこんなに険悪になるかな?)

マミ「今帰り?私も一緒に帰ってもいいかしら?」

まどか「マミさん?あれ、さやかちゃんは…」

マミ「え?私の所には来ていないけど」

まどか「なんで?」

マミ「なんでって言われても…来てないとしか」

まどか「さやかちゃん、マミさんに勉強教えてもらうって教室に行ったんですけど…」

マミ「??」

仁美「不思議ですわね」

まどか「…電話してみる」

―ほむら宅―

さやか「うまうま」パクパク

杏子「ご馳走さん」

杏子「まあ…なんだ、うまかったよ…」

さやか「はは、照れてやんのww」ツンツン

杏子「やめろ、触んなよ!//」
さやか「あははは」ニヤニヤ

ほむら「食器…片付けていい?」

さやか「うん、ほむらも料理上手いんだね、羨ましいな」

ほむら「…自炊していればイヤでもできる様になるわ」

さやか「ひゃ~堪らない一言!まどかにも分けてあげてよ」

ほむら「機会があれば教えてあげるわ…あなたにも…」

さやか「いいね♪そしたら杏子は味見係りだね」

杏子「…悪かったな料理できないボンクラで」

さやか「ツンデレか!?いつデレるんだ!?」ニヤニヤ

杏子「うっぜ…」

イキモデキナイクライネェキミニムチュウダヨ
さやか「おっとまどかから電話だ、ちょっとごめんね」ポチッ

さやか「もしも~し」

杏子「まどかって誰だ…」

ほむら「私と美樹さやかの友達よ」

杏子「…女だよな?」

ほむら「まどかだからね…」

さやか「今?ほむらの家にお邪魔してる」

さやか「まどか?…もしもし」

さやか「勉強?あ!いけない…本題をすっかり忘れてたよ」

さやか「…いやいいよ、ほむらに教えてもらう事にしたからさ」

さやか「まどかだって勉強が得意って訳じゃないだろ?無理しなくていいって」

さやか「………切れちゃた」ツーツー

さやか(怒ってるのかな?気を使ったつもりなんだけどな…)

仁美「まどかさん?」

マミ「何か言ってたの?美樹さん」

まどか「わたし帰る…」

まどか「うぅ」ダッ

仁美「まどかさん!」

マミ「はぁ、困った人ね美樹さんは…」

仁美「あの…さやかさんが何か?」

マミ「察しがつかないかしら?」

仁美「……すいません、つきます」



まどか(さやかちゃんはわたしよりほむらちゃんの方がいいんだ!
…さやかちゃんに教えてあげる為に今回のテスト頑張ったのにっ)

まどか「こんなのってないよ!うわーん!」

さやか「うむうむ」カキカキ

ほむら「テストの内容は大方この通りのはず、これさえ反復練習すれば大丈夫」

杏子「うわ目がイテェ…」

さやか「自分より下が居ると安心するわ」ホッコリ

杏子「なんだと?」ガシッ

さやか「ヒュー!クレイジーガール!」

杏子「ちょっとだけアタシより知識があるからって調子にのんな」

さやか「杏子は可愛ね、すぐムキになってさ」ニコッ

杏子「う、うるせぇよっ!///」

杏子(こいつに言われると反応しちまう…)

杏子「調子狂うな…」

ほむら「……」

ほむら(料理を自慢するだけだったのに…誤算だったわ)

仁美ちゃん恭介からさやかに乗り換えそう

さやか「そろそろ帰んないと…」チラッ

杏子「わりぃなほむら、長居し過ぎちまったな」

ほむら「構わないわ…気が向いたら遊びに来てくれていい(訳ない)」

杏子「ああ、あんがとよ」

ほむら「…美樹さやか、追試前にでもこれに目を通しておきなさい」スッ

さやか「暗記帳?え、わざわざ作ってくれたの…?」

ほむら「…自分用のよ、もう使わないからあげる」

さやか「面倒掛けてごめん、めっちゃ助かるよ!」

ほむら「と、…美樹さやかとは友達でしょう…」

さやか「うん友達だよ!呼び時はさやかでいいよ、フルネーム呼びじゃ面倒だろ?」

ほむら「わかったわ…さようなら…さ、さやか」フイッ

さやか「また明日ね」ニコリ

ほむほむ陥落しかけているな

―さやかルーム―

さやか「まどかとマミさんと仁美と恭介から?多いな」カチカチ

まどか
追試が終わったらは家に遊びに来て、絶対に来てね(;_;)

マミ
美樹さんはもっと分別を持って行動する事を心掛けて。
先輩として貴方の将来がとても心配です。

仁美
鹿目さんの事をもっと気にしてあげてください。

恭介
今日は新譜の発売日だけど買えたかい?
偉そうな事を言っといてあれだけど、仲間としてそこら辺はギブアンドテイクで頼むよm(_ _)m


さやか「予約してますから!」スッ

上3人を気に掛けろバカw

―追試当日―

早乙女「始めてください」

中沢「…」カキカキ

さやか(ほとんどやった所だ!すげぇ的中率…)

早乙女(!? 美樹さんの様子がおかしい気がする)

さやか「…」スラスラ

さやか「答えを見てるみたい…」

早乙女「…」ジロジロ

さやか「ん?」ピクッ

早乙女「何でもありません!」



ほむら「さやかはまだ追試中よ?帰るの、まどか?」

まどか「うん…じゃあねほむらちゃん」

仁美(それとなくホローしますからお任せください、まどかさん)

ホローw
仁美ちゃん可愛いなww

むしろ泥沼にむかって突き進んでるような…
今回で言えばほむ杏の好感度上がったけど、まどマミ仁の好感度下がった感じじゃん

早乙女「後ろから答案を前にまわしてください」

さやか「しゃあっ!楽勝!」

中沢「ぐぐっ、ギリギリセーフのはず…」

さやか「おやおや~?不安そうだね」

中沢「たいした自信だね…」

さやか「まあね!」

ガラッ
仁美「さあ、さやかさん早く帰りましょう」

ほむら「……」

さやか「待って、今行くよ」ガタッ



中沢「パーン!」バタッ

「先生!中沢君が呼吸を拒んでます!」

早乙女「中沢君!?」

中沢(気絶したい…)

こいつ倒れてばっかだw
でも嫌いじゃないぜww

さやか「お祝い?たかが追試だよ」

ほむら「あなたにとってはたかがではないでしょう?」クスッ

ほむら「佐倉杏子を呼んでも構わないわ…」

さやか「ならまどかも呼んでいい?」

仁美「さやかさん!」

さやか「なぁに仁美?」

仁美「メールですわメール!」

さやか「ん~なんも来てないけど…?」カチカチ

さやか「ほむら、なんか持ってく?」

ほむら「…手ぶらでいいわ」

仁美「まどかさんが…ほら?さやかさん…」

さやか「何言ってるのかわかんないよ仁美~」

もうストレートに言っちゃえよ仁美ちゃん
この子おバカさんだから分かんないよw
もう遊びに来てねって言われたこと忘れてやがる

仁美「だから…」チラッ

ほむら「?」

仁美「約束が…」

さやか「ああ!デート?」

さやか「バッチリだから大丈夫だよ仁美、明日の予定は組んであるから!」キラッ☆

仁美「」

ほむら「そうね、でも今日は構わないでしょう」



マミ「わざとやってるとしか思えない…」

QB「ありゃダメだよマミ、まどか南無」

マミ「美樹さんにはもっと真剣になってもらわないと…」

マミさん今出陣してくれー!
まどっちが病んじゃう

まどか「…」ソワソワ

知久「部屋の中をグルグル歩いて何をしてるんだい?」

まどか「…なんでもないよパパ」

まどか「……」スタスタ

タツヤ「♪」キャッキャッ

知久「はは」




仁美「…さやかさん」

さやか「何なんだよ~?」

ほむら「……余計かもしれないけど、しつこ過ぎるのではない?」

仁美「あぅ」シュン…

さやか「何人までいいのほむら?」

さやか「もち仁美も来るでしょ?」

仁美「はぁ…」

やめて!これ以上は俺のSGが濁っちゃう…

マミ「もしもし」

マミ「もう一回言ってあげた方がいいわ」

マミ「そうね、信じるのもいいけど確認する事も大事なのよ?」

マミ「そう、うん…うん。ごめんね…余計だったみたいね」ポチッ

QB「なんだって?」

マミ「待ちたいって…」

マミ「相手を信じて待つのは素敵だし気持ちも分かるけど」

マミ「…困っちゃうな」

QB「やれやれ」

さやか「人数決まったし、早速まどかに連絡するね」スッ

仁美「! えいっ!」バシッ


さやか「ちょっ!何すんのさ!?」

さやか「ケータイ壊れたらどうすんの!」

ほむら「あなたは何がしたいの…?」ジッ

仁美「すいません…つい」

スタスタ
さやか「ついって…」

QB「…」ヒョイ

さやか「おいっ!」

QB「やれやれ」テトテト

マミ「こっちこっち」

仁美「??携帯電話が勝手に動いて…え??」ゴシゴシ

さやか「ケータイ返せ!」

QB「話が終わったらね」ピョン

マミ「美樹さん…あなたには失望してしまうわ」

さやか「マミさん…制服まで下ジャージなの?」

マミ「そこはいいから…」

マミ「今日は何の日?」

さやか「平日?あっ大安?」

マミ「知らないわよ…」

マミ「追試の日よね」

さやか「そうだけど…?」



仁美「だ、だからつい…」

ほむら「そう…」ジー

仁美「暁美さん…」

マミさんマジ救世主!
ミイラ取りがミイラにならんように気を付けてねw

マミ「キュゥべえ」

QB「はい」

マミ「美樹さん失礼」カチカチ

さやか「わー!わー!」

マミ「暫く座ってて」アタマゲッツ―ググッ

さやか「アダダダダ」

マミ「メール履歴を見るだけだから」

さやか(ジャージとはいえスカートが目の前に!?)

マミ「機種が違うから間違えちゃったわ…えっと」カチカチ

さやか「…」ゴクリッ

マミ「多分これね…」

マミ「美樹さん、このメールを読みk」

さやか「…」ツンッ

マミ「キャッ!??」

さやか「あっすいません…つい」

マミ「あなたはもう男なの!立派なセクハラだって自覚しなさい!///」

QB「ダメダメだ」

マミ「もぅ」ハァ―ハァ―

マミ「……読み返してみて」

さやか「まどかからの?」

さやか「……」

マミ「っで、何か言う事ある?」



さやか「やっちまった…」

お前それ男になった後、上条が女になってないって分かった時も言ってたぞw

さやか「マミさんどうしよう…ほむらとも約束しちゃったよぉ…」

マミ「…ならあなたが決めなさい」

マミ「鹿目さんの所に行くか、暁美さん達と遊ぶか」

さやか「重要な決断か…」

マミ「本当は悩むべき事じゃないわ…」

さやか(せっかく仲良くなったほむらに悪い、でもまどかは待ってる)

さやか「うーんうーん」

なんか嫌な予感
こいつ、まどかの家で皆で遊べばいいとこ言い出しそうなんだけど

今日中に終わらないと埋まりそうだね

さやか「そうだ!まどかの家でみんなで遊べばいいんだ!ナイスアイディア流石はさやか!」

マミ「…」バチン

さやか「痛い!?」

マミ「馬鹿?」

さやか「誰が馬鹿ですか!?」

マミ「目の前の木偶の坊よ!」

さやか「」

マミ「二つに一つ!どちらか片方だけ、決めなさい」

さやか「そこを何とかなりませんか…?」

マミ「…」ニコッ

さやか「……なりませんよね」



ほむら「……」

仁美(怖いです…)バクバク

ほむら「………さやかは?」

やっぱり言ったよこいつw
つか、彼女と友人を同列に扱うなよw

だけどまどっちは彼氏がほしかったんだよ…
普通の男の子を選ばず女の子の友人を男性化しちゃったけどなw

マミ「最後に一言だけ」

マミ「鹿目さんは恋人で暁美さんは友達、優劣をつけるべきじゃないけど」

マミ「個人的に…大事にする義務はあると思うの」

さやか「…でもマミさん」


ほむら「巴マミ…?何故ここに」

マミ「!」ダッ

QB「!」ダッ

さやか「あっ…」

ほむら「……」

ほむら「…何があったの?」

さやか「……あのさ」ポリポリ



仁美「放置は悲しいです…」

ピンポーン

知久「はいはい」

まどか「待ってわたしが出る!」タタタタッ


ガチャ
さやか「やあ、遅くなっちゃってごめんなまどか」

まどか「ううん、いいの!あがって」

さやか「あのさ…」

まどか「…どうしたの、改まって?」

さやか「今日ね…?ほむらの家でみんなで集まってね…?」

さやか「お祝い…するんだってさ」

まどか「……」

さやか「まどかもどうですか…?」

まどか「…」

さやか「…」

さやか「もちろんまどかと話てからだよ」

まどか「……そう…なの?」

さやか「当たり前だって、まどかが優先だよ!」

まどか「バカバカッ!」

まどか「今日は2人だけだって言ったのに!いいよって返事くれたのに!」

さやか「……2人よりさ?友達みんなで居た方が楽しいんじゃないかと」

さやか「奥手だから恥ずかしくってさ…はは」

まどか「あがって!」グイッ

さやか「なになになになに!?」

知久「さやかちゃん?いらっしゃい」

スタスタ
まどか「…」

さやか「どうも」

バタン
まどか「しゃがんで!」

さやか「まどか、説明してよ…わけわからないから」

まどか「キスするの!届かないからしゃがんで!」

さやか「キス!?」

まどか「奥手なんでしょ…?わたしは前みたいな弱々しかったわたしじゃないもん」

まどか「早く!」

さやか「いやいやいやいや///」アタフタ

さやか「落ち着きなさいって///」ドキドキ

キス!?
ハヤク!

知久「…恥じらいは持って欲しいな」

タツヤ「キチュ~」

知久「さやかちゃんって男の子だったんだね、まったく気がつかなかったよ」

知久「一本取られたよ、はっはっはっはっ」

タツヤ「はははは♪」


知久「今日は赤飯でいいのかな?」

中沢「この感じ…まさか!!」ピクッ

恭介「さやか…」

仁美「さやかさん…」

マミ「美樹さん…」





まどか「もう!わたしが椅子に乗るから動かないでよ」

さやか「まだ早いって…は、恥ずかしいって///」

―ほむら宅―

さやか「お邪魔します…」

まどか「ほむらちゃん、誘ってくれてありがとう」

ほむら「ええ、ゆっくりしていって…」

杏子「お?なんだこいつ、顔が真っ赤だぞ」

さやか「ふぇ?///」
まどか「美味しそうなパイだね」



マミ「うまくいったと思うわよ?多分」

仁美「さやかさんの事ですから、やらかしそうで安心できません…」

マミ「様子、見に行く?」

仁美「それは…」ビクビク

「上映中は携帯電話の電源をお切りになるかマナーモードに…」

さやか「え?おっぱい?」

杏子「」

ほむら「な、何を言ってるの…」

まどか「パイだよ、食べ物の」

さやか「パイね、うん…パイだ、いいパイだね」

ほむら「大丈夫…?」

杏子「…大丈夫じゃないんじゃないか?」

杏子「心なしか湯気が見える気がする」

ほむら「…若干熱がある気がしないでもないわ」ピタッ

さやか「い、いきなり触らないで!」ビクビク

ほむら「…変な人ね」

まどか「…おいしいね」ニコッ

まどか「ご馳走様」

ほむら「沢山食べたわねまどか…空いていたの?」

まどか「…そうかも、汗かいちゃったからかな」

杏子「こっちは全然食わないな…」

さやか「…お腹一杯です///」

杏子「一口しか食べてないぞ…?」

さやか「もう一杯だから…」

まどか「///」



マミ「うふふ、次回作が楽しみでしょうがないわ」

仁美「ピュアですわね…」

マミ「あっさりしてるのが一番よ」ニコッ

―病室―

恭介「さやかは僕らより先を行ってしまったんだね」

さやか「…恥ずかしいから止めてよ」

恭介「やっと決めてくれたんだね、これでみんな救われるよ」

恭介「ありがとうさやか…」

さやか「理解できないけど…、……うん」

恭介「……後悔してるのかい?」

さやか「そんな訳ないって!」

さやか「だって、正直…かなり良かったです///」ポッ

恭介「……」

恭介「…さやかは男なんだよね」

さやか「そうだよ」

さやか「女の子だとでも思った?残念!さやかくんですから!」

恭介「…前は女の子だったような気がするんだけどね」

さやか「…成長期だから」

恭介「うん、成長期だからね」

さやか「……女の子だったら何かあるの恭介?」ポリポリ

恭介「気持ち悪いって思わないでくれよ」

恭介「もしの話で現実の事じゃないからね?」

さやか「わかったよ…で何?」

恭介「…好きになってただろうね」

恭介「はは、自分で言ってて気持ち悪いや」

さやか「あはは」

さやか(マジかよ…)


中沢「付き合ってください!」

マミ「名前も知らないんだけど…ごめんなさい」

中沢「パーン!」

中沢「ああビックリした!振られたかと思ったよ」

マミ「ごめんなさい」

中沢「パーーンッ!」フィナーレ


―完―

疲れたので終わりです。
長い保守や支援助かりました
読んでもらい、ありがとうございました!


さやかくん爆発しろ!

これからは
さやか「何回も出すと疲れるんだな中沢。いやー股と腰が痛い」

中沢「」

さやか「ちなみにオナニーではない」

中沢「」

的な事になるんだろうな乙

さやか「ちなみに相手はまどかだけではない」

中沢「」

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