まどか「スマほ買ったよ」(83)

さやか「へぇ~、まどかもついにスマフォにしたんだ」

まどか「ウェヒヒ、そうなんだ~、もうクラスのほとんどの子がスマほだからつい・・」

さやか「でもまどかに使いこなせるかなー」

まどか「えーひどいよ、さやかちゃん」

さやか「とりあえず見せて見せて!」

まどか「うん!入ってきて!」

さやか「・・・うぇ?」

ほむら「・・・」

さやか「・・・は?」

まどか「スマほだよ!」

さやか「」

まどか「ほら、さやかちゃんに自己紹介して!」

ほむら「まどか、初期設定であなたとしか話せないようになっているわ」

まどか「えぇー、これじゃさやかちゃんとスマほがおしゃべりできないよ・・・」

ほむら「美樹さやかのことは諦めて、あっちで私とおしゃべりしましょう」

まどか「うーん、やっぱり私にはまだ早かったのかなぁ」

さやか「ま、まどか?状況が飲み込めないんだけど・・・」

まどか「あれ・・・さやかちゃんもしかしてスマほ知らないの?使い方教えてもらおうと思ってたんだけど・・・」

さやか「あたしの知ってるスマフォとはなんか違うなーって」

ほむら「あなたがなんと言おうと私がスマほだという事実はかわらないわ」

さやか「・・・あ!なーんだそういう遊びね!だったら私がまどかのスマフォになってあげるのにな~」

まどか「え?」

さやか「え?」

ほむら「・・・」イラ

ほむら「美樹さやか、どうやら私の機能について疑いを持っているようね」

ほむら「あなたでは私の役目は務まらない。ふざけたこと言わないで」

さやか「す、すみません」

まどか「あ!そうだ!さやかちゃん!スマほは音楽も聞けるんだよ!えーっとどうやるんだったかな」

ほむら「・・・」

ほむら「コドモーノコロユーメニミテタフフフーフーンフフフーン」

まどか「やったぁ!」

さやか「ま、まどか!ちょっと!」

まどか「どうしたのさやかちゃん・・・ちゃんとスマほ使いこなせてるよね」

さやか「じゃなくてあれはどう見ても人間だしスマフォじゃないって!」

まどか「何言ってるのさやかちゃん」

さやか「え?」

まどか「スマほは魔法少女だよ!」

さやか「・・・・え?」

まどか「はぁ・・・がっかりだよさやかちゃん」

まどか「昨日はスマフォならあたしにまかせて!って言ってたのに・・・背伸びだったんだね」

さやか「いや!ほら見て!スマフォはこれだって!」

まどか「・・・?なにこれ?」

さやか「こうしてタッチパネルに触って・・・」

まどか「さやかちゃん・・・CM見てるはずだよね」

さやか「そりゃよく見るけど」

まどか「CMでは一緒に歩いたり喋ったりしてるでしょ・・・さやかちゃん、それたぶん偽物だよ」

まどか「でも大丈夫、私誰にも言わないよ!友達だもんね!ウェヒヒ!」

まどか「あ!ってことはスマほは私の方が先輩になるんだね!立場逆になっちゃったねさやかちゃん」

ほむら「まどか、私を放って美樹さやかとお話しすることは許さないわ」

まどか「あ・・・ごめんね!」

さやか「」

さやか「ちょっと!納得いかないって!」

まどか「えぇ~・・・どうしたら分かってもらえるのかな」

ほむら「愚かね」

さやか「あのCMは表現って言うか演出っていうか!スマフォがより身近になる様な演出じゃないの!?」

まどか「今日のさやかちゃん、いつにもまして変だなぁ」

さやか「そうだ!仁美!仁美!きて!」

仁美「どうしたんですか?あら?」

ほむら「・・・」

仁美「うふふふ、鹿目さんもついにスマほに?」

まどか「そうなんだ!」

さやか「―――え?」

さやか「・・・・」

仁美「それではお先に失礼しますわ、お茶のお稽古がありますので」

まどか「ウェヒヒ!実は内心ほっとしてるんだぁ・・・さやかちゃんがスマほ全然知らなくて」

まどか「今日はスマほを存分に自慢してあげるね!」

さやか「す、スマフォが人間・・・?女の子・・・?」

まどか「さやかちゃん混乱してるみたいだね、でも大丈夫だよ!私がちゃんとスマほのこと教えてあげるから!」

さやか「う、うん・・・(私の持ってるこれってスマフォじゃなかったんだ・・・)」

まどか「じゃゲームしよう!ほむらちゃん!準備しよ!」

ほむら「まどか、あなたがそういうのなら仕方ないわね」

さやか「これは走り高跳びの・・・?」

まどか「マット重いなぁ・・・さやかちゃんも見てないで手伝って!」

さやか「あ、ごめん・・・」

さやか「やっと準備できた・・・」

まどか「それじゃあルールの説明もほむらちゃんにお願いしちゃおうかな」

ほむら「まずは私がスタート地点に立った時に心を込めて応援して」

ほむら「応援の心の籠り具合によってより高く飛べるわ」

ほむら「私が棒高跳びのバーに近づいたらタイミング良く私の名前を呼んで」

ほむら「もちろん、その時も心を込めるの」

まどか「うん!ほむらちゃん!」

ほむら「じゃあ行くわ」


ほむら「今よ!まどか!」

まどか「ほむらちゃん!頑張って!お願い!」

ほむら「も、もっと!」

まどか「ほむらちゃん!がんばってぇ!」

さやか(・・・・なにこれ)

まどか「ほむらちゃん!成功したらご褒美あげるよ!」

ほむら「!」ダッ

さやか(あ、走り出した・・・)

まどか「今だ!ほむらちゃん!」

ほむら「まどかぁー!」ピョーン

さやか「・・・」

まどか「すごい!新記録だよ!ほむらちゃん!」

ほむら「あなたのおかげよ、まどか」

まどか「さやかちゃんもやってみなよ!」

さやか「う、うん・・・ここまで準備しといてやらないわけにはいかないしね」

ほむら「・・・はぁ」

さやか「今、なんでため息ついた」

ほむら「ちょっと疲れただけよ、さっさと終わらせましょう」

まどか「いちについてー!」

ほむら「どうぞ」

さやか「・・・」

まどか「さやかちゃん!応援!」

さやか「・・・あ、そっか、ほ、ほむら!がんばれ!負けるな!いけー!」

ほむら「・・・」

さやか「成功したらさやかちゃんがハグしてあげちゃうぞ!」

まどか「あ!歩きだしたよ!」

さやか「おお!やった!ってぇえ!?」

ほむら「・・・」トボトボ

さやか(なんで歩いてるのよ・・・)

さやか「こらー!走れー!」

まどか「さやかちゃん!応援はもう終わったよ!次はタイミングよく声をかけないと!」

さやか「う、うん・・・」

ほむら「・・・」トボトボ

さやか「今だ!飛べ!ほむら!」

まどか「あれ、棒の下をくぐって行っちゃった」

さやか「ちょっと!タイミング完璧だったでしょ!」

まどか「あれ、こっち見てるよ」

ほむら「・・・・」ギロ

さやか「なんで睨んでんの!?」

さやか「始める前からこんな感じになるのは予想してたけどそれでもひどくない!?」

まどか「さやかちゃん、まだスマほに慣れてないからハンデがあったかもね」

まどか「そうだ!さやかちゃんにスマほを一日貸してあげるよ!」

ほむら「!!!?」

さやか「え・・・いいの?」

まどか「うん!さやかちゃんは友達だし、さやかちゃんとスマほのことでお話しできたら嬉しいなって」

ほむら「まどか!ダメよ!スマほは貸し借りするようなものではないわ!」

まどか「そうなの・・・?」

ほむら「・・・・!」カキカキ

ほむら「この利用規約を見て。ここに他人への貸与、譲渡は認められないと書いてあるわ」

まどか「ほ、ほんとだ・・・」

さやか「今書いただけだろ!!」

ほむら「あなたは何もわかっていないのね美樹さやか。私はただデータとして読み込まれている規約をここに書き記しただけで誓って今思いついたわけではないわ」

さやか「絶対嘘だ!まどか!やっぱりあんた騙されてるよこいつに!さっきのゲームだってなんか違うし!」

ほむら「ゲームは常に進化しているのよ。リアリティを追及してあそこまでまるで一緒に遊んでいるように体感できるようになったのよ」

さやか「そもそもリアルだから当たり前でしょ!」

ほむら「まどか!美樹さやかの言うことに耳を貸してはだめ!」

さやか「そ、そうだ!まどか!こいつとはいつどうやって知り合ったの!?」

さやか「それで騙されてるかどうかがわかるよ!」

ほむら「美樹さやか!あなたは・・・!そうまでして私たちの仲を引き裂きたいの!?」

まどか「二人ともやめて!」

まどか「私・・・自分の友達とスマほがこんな風に喧嘩してるところなんて見たくないよ・・・」

ほむら「まどか・・・」

ほむら「美樹さやか、まどかをこれ以上悲しませるようなら私も容赦はしない。でも・・・」

ほむら「あなたが私を認めようが認めまいが私がスマほという事実が変わるわけではないわ」

まどか「ほむらちゃんもこう言っていることだしさやかちゃんも謝って・・・」

さやか「え、あ・・・え!?ごめんな・・・さい」

まどか「よかった!ウェヒヒ!」

さやか(なんか釈然としないな・・・)

まどか「そうだ!じゃあさやかちゃんも新しいスマほ買おうよ!」

さやか「え、でも持ってるし・・・」

まどか「もぉ、それは偽物だよー。まだ納得してないの?」

さやか「で、できるわけないでしょ・・・」

まどか「大丈夫だよ!ほむらちゃん知り合いのスマほ紹介して!」

さやか(そんな知り合いの女の子紹介してみたいな・・・)

ほむら「・・・」ファサ

まどか「ほら見てさやかちゃん!ほむらちゃんが髪を手で揺らしたよ。ネットで検索を始めた合図だね」

さやか「そうなんだ・・・」

ほむら(さて、困ったわね・・・仁美とは口裏を合わせておいて事なきを得たけど)

ほむら(まさか事情を説明して佐倉杏子や巴マミが納得するはずもない)

ほむら「終わったわ。ヒット件数0よ」

まどか「あちゃぁ・・・残念だったねさやかちゃん!」

さやか「ほんとになんなの・・・」

まどか「うーん、どうしようかなぁ・・・さやかちゃんにもっとスマほのこと知ってほしいんだけどな・・・」

さやか「あ、お気づかいなく・・・」

まどか「そういうわけにはいかないよ!・・・そうだ!さやかちゃん今日はうちに泊まらない?」

さやか「え、なんで・・・」

まどか「スマほと親睦を深めてもらいたいから!ね!決まり!」

ほむら「私はあまり気がすすまないわ」

まどか「お願い、ほむらちゃん」

ほむら「わかったわ・・・」

ほむら「・・・」ギリリ

さやか(また睨んでるよ・・・よっぽど嫌われてるんだな私・・・)

さやか「わかったよ、まどかの部屋がどれだけ散らかってるか見てみたかったんだー」

まどか「もぉ!さやかちゃん!」

ほむら「今すぐ息の根を止めてあげるわ」

さやか「寝てるまどかにあれこれ悪戯しちゃったりして~」

まどか「ウェヒヒ!さやかちゃんったら!」

ほむら「心配しないでまどか、その前に私が奴を仕留める」

まどか「ほむらちゃんも大げさだよぉ」

さやか「あ、そだ。まどか、CD屋さん寄って行ってもいいかな」

まどか「上条君の・・・?」

さやか「そうそう」

まどか「うん!分かった!」

ほむら「・・・・」

――――CD屋

さやか「じゃ、見てくるよ」

まどか「うん、ちょうど私もスマほに曲を入れたかったんだ」

さやか「あ、そうなんだ・・・でもどうやって」

ほむら「聴けば大抵覚えるわ」

まどか「さすがほむらちゃん!」

ほむら「ところでまどかさっきのご褒美がまだなのだけれど・・・」

まどか「家に着いたらしてあげるね!」

ほむら「・・・」ニンマリ

さやか「・・・(こいつめ・・・絶対正体を突き止めてやる)」

まどか「どの曲入れようかなー」

??「まどか!まどか!」

まどか「あれ・・・?この声・・・」

??「こっちだ・・・まどか・・・」

まどか「誰?誰なの?」

ほむら(・・・・)

さやか「あれ・・・まどか・・・?」

さやか「まどかとほむらが店の奥に・・・!やっぱりまどかに変なことするつもりじゃ・・・!」

マミ「杏ドロイド買ったわ!」

杏子「タダイマドンパノトド……」

QB「やぁ!鹿目まどか!」

まどか「私を呼んだのはあなた?どうして私の名前を・・・」

QB「ようやく会えたよ!それと君は見たところ魔法少女のようだけど」

ほむら「暁美ほむら、まどかのスマほよ」

QB「すま・・・なんだって?まぁ、いいやとにかくまどか!僕と契約して魔法少女になってよ!」

まどか「え?」

ほむら「それはできないわ」

QB「なんで君が答えるのさ、僕はまどかに聞いているんだけど・・・それに君とは契約した覚えはないんだが」

ほむら「まどかは既に私と契約しているわ、だからもう間に合っているの」

QB「・・・?何を言っているんだい?」

まどか「なんだぁスマほの紹介かぁ」

QB「え?」

まどか「ごめんね!私にはもうほむらちゃんがいるから!」

QB「ちょっと!何を言っているんだい!?」

ほむら「ああ、充電が切れそう、まどか・・・私を抱きしめて充電してもらえるとうれしいわ」

まどか「うん!こう・・・かな・・・」ギュッ

ほむら「完璧よ」

ほむら「そういうことだからあなたに用はないわ」

QB「どういうことだい!?」

QB「説明してくれ!君たちが何を言っているのかわけがわからないよ!」

さやか「ああ!やっぱり!まどかに近づくな!」消火器ブシュウウ

ほむら「くっ・・・!」

まどか「さやかちゃん!」

さやか「まどか!?大丈夫だった!?」

まどか「さやかちゃん・・・まだ誤解してるんだね・・・今のはスマほを充電してただけなのに」

ほむら「美樹さやか、あなたは本当に愚かね」

さやか「まどか!目を覚ましてよ!」

まどか「うーん・・・」

QB「君は美樹さやかだね。ようやくまともな人間に出会えたよ。僕と契約して魔法少女にならないかい?」

さやか「うわ!喋った!?こいつもお前の仲間か!」

ほむら「・・・そうよ」

QB「え!?」

さやか「この!これ以上私とまどかを変な世界に引き込むなー!」バコォォン

QB「ど、どうしてこうなるのかさっぱりわからないよ・・・」

まどか「あれ・・・景色が・・・」

さやか「え!?これどうなって・・・」

ほむら「・・・私の立体映像よ」

まどか「すごい!ほむらちゃんこんなこともできるんだ!」

さやか「嘘だ!スマフォでこんなことできるわけ・・・」

ほむら「化学は進歩し続けてるのよ。時代に取り残されないようにすることね美樹さやか」

さやか「だからってなんで今、この映像流すのよ!」

ほむら「さっきの消火器で誤作動を起こしたみたいね」

まどか「もぉ・・・さやかちゃん!壊れちゃったらどうするの!?」

さやか「ご、ごめん・・・」

ほむら「心配ないわ、私には自己修復機能も付いているもの」

QB「いや、これは魔女の結界だよ」

ほむら「勝手に私の立体映像に名前を付けないで」

QB「いやいや」

さやか「なんか変だよ!映像って言うけど・・・こいつら私たちを襲おうとしてるんじゃ」

まどか「またまた~」

ほむら「当然よ、そのように設定してあるもの。そして私が守るから心配いらないわ」

ズドーン ズドーン

ほむら「この攻撃は・・・」

さやか「あ・・・景色が戻ってく」

マミ「魔女は逃がしちゃったか・・・あなたたち危ないところだったわね」

まどか「誰ですか・・・?」

マミ「私は巴マミ、見滝原中の三年生よ」

ほむら「彼女もまた魔法少女でありスマほのようね」

マミ「えぇっと・・・あなたも魔法少女?」

ほむら「ええ、私もあなたと同じスマほよ」

マミ「?」

マミ「きゅうべぇ!こんなところにいたのね」

QB「やぁマミ!丁度よかった話が通じなくて困ってたところなんだ。君からも説明してあげてほしいんだ」

マミ「ということはあなたが見つけたっていう魔法少女の素質のある子たちってこの二人の事?」

QB「そうなんだ・・・だけど・・・」

さやか「付いていけないよ・・・でも見ちゃった以上信じなくちゃいけないみたいだね・・・」

さやか「ほむらがスマほだってこと・・・」

ほむら「分かってもらえて嬉しいわ」

まどか「あの・・・マミさんでいいですか?その・・・もしかしてもう誰かと契約されてるんですか?」

マミ「え?ええ・・・私はきゅうべぇと・・・」

まどか「そっかぁ・・・それじゃあさやかちゃんのスマほにはなってもらえないね」

マミ「た、立ち話もなんだし私のうちで話さないかしら、ちょうど買っておいたケーキがあるの」

さやか「あ、じゃあ行きます!」

まどか「もぉさやかちゃんったら」

――――マミの部屋

まどか「わぁ、素敵なお部屋・・・これもスマほの力なんですか?」

ほむら「そうよ」

まどか「そうなんだ、憧れちゃうなぁ」

マミ「ふふ、ありがとう。さっそくお茶とケーキの用意を」

まどか「あ、手伝います!」

さやか「ねぇ、ほむら。他にどんな機能があるの?」

ほむら「そうね・・・例えばあそこに白い生き物がいるわね」

QB「ん?僕の事かい?」

ほむら「あれを一瞬で消して見せるわ」

QB「ちょ」カチャン

さやか「・・・え?あ、あれ!?さっきまでいたのに!すごい!アタシもスマほ欲しいなぁ」

ほむら「そのうち見つかるわ」

マミ「それじゃ魔法少女の事を話しましょうか。巻き込まれてしまった以上あなたたちにとっても他人事じゃないものね」

まどか「ええと、何の話ですか?巻き込まれた・・・?」

マミ「え?」

さやか「これ美味しいですね!マミさん!」

マミ「ええ、喜んでもらえて嬉しいわ・・・きゅうべぇ説明してもらえる?あら?きゅうべぇは・・・」

ほむら「きゅうべぇなら用事があるからとどこかへ出かけたわ」

マミ「もう勝手なんだから・・・それで魔法少女の話なんだけど、暁美さんだったかしら・・・あなたが一緒にいるということは二人は魔法少女についてだいたいは知っているということかしら」

ほむら「ええ、スマほについてのことはだいたい教えてあるわ」

マミ「・・・その、出会ったときから疑問だったのだけれどそのすまほってどういう意味かしら・・・」

ほむら「・・・!?・・・まさか!」

マミ「え?な、なに!?」

まどか「どうしたの?ほむらちゃん!急に立ち上がって・・・」

ほむら「巴マミ、ちょっと失礼するわね」

マミ「や、ちょ・・・なにを・・・」

ほむら「やっぱり・・・」

さやか「マミさんの頭に埃でもついてたの?」

ほむら「それならまだよかったのだけれど・・・巴マミはスマほとしての記憶をいじられている」

まどか「え!?」

さやか「それって・・・」

マミ「・・・・・」

マミ「え?」

ほむら「あのきゅうべぇという生き物初めて会ったときから気に入らないと思っていたけど」

ほむら「まさかスマほにこんなことをしているなんて・・・許せない」

ほむら「巴マミ、あなたがきゅうべぇに言われたこと、今までの記憶は全て偽り・・・あなたも私と同じ工場で製造されたスマほなのよ」

ほむら「時々いるのよ、こうやって設定を押しつけてスマほの意思を無視する悪党が・・・」

まどか「ひどい・・・こんなことするなんて・・・」

さやか「あいつ・・・許せない!」

ほむら「何か思い出せない・・・?」

マミ「あなたたち何を言って」

ほむら「どうやら完全に上書きされているみたいね・・・これじゃあ元には・・・」

ほむら「美樹さやか!あなたが彼女の持ち主になってスマほとしての運命を思い出させてあげて・・・私にはもうまどかがいるから・・・」

さやか「・・・わかったよ、まかせて!ほむら」

マミ「え?え?」

マミ「・・・・」

ほむら「さ、この紅茶を飲んで・・・どう?落ち着いた?」

マミ「そんな・・・私、きゅうべぇに騙されてたなんて・・・」

ほむら「あなたがグリフーフシードと聞かされていたものはスマほのエネルギー供給装置なのよ」

ほむら「だから魔女退治はこれからも続けるべきよ」

さやか「大丈夫!マミさん!これからは私がついてるから!」

マミ「ほんとに?もう私・・・一人ぼっちじゃないのね!?」

ほむら(なんとかごまかすことに成功したわ、あとは佐倉杏子とワルプルギスね・・・)

まどか「それじゃ、さやかちゃんもスマほゲットしたしさっそく私の家いこっか」

ほむら「ええ」

――――別の場所

杏子「どうしたんだ?あんたがアタシのとこ来るなんて珍しいじゃん」

QB「行き場所がなくなっちゃったみたいでね・・・暫くはここに置いてほしいんだ」

杏子「ふーん、ま、いいけど」

杏子「ところですまほって知ってるかい?最近流行ってるらしいんだけど」

QB「やれやれもう勘弁してくれよ」

未完

途中だけど終わりですすみません
今週きついので需要あるなら来週に始めっから立て直すので落としてかまわないです
それまでに書き溜めときます
時期を考えずスレ立てしてしまってすみませんでした

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