モバP「彼は今頃ケムリになって きままに空をとんでいますよ」 (12)

無茶苦茶な内容ですが
モバマスとTHEE MICHELLE GUN ELEPHANTのssです。


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1381518073

普段は飲まない
缶のマティーニを空ける
普段は食べない
酒のつまみはオリーブ
一年に数回しか吸わない
タバコに火をつける



今は、15時
仕事は早く終わらした
ちひろさんはお休み
アイドルも今日はレッスンだけ
事務所には来ない


曲を選ぶ
アーティスト欄から
担当しているアイドルの下の下に
あるTの欄


THEE MICHELLE GUN ELEPHANT


中には沢山の曲がある
どの曲も耳が壊れるんじゃないか
ってぐらい聴いた

でも、あのバンドは帰ってこない

今までにも沢山のバンドが
結成して解散している
彼らも同じだ

曲が流れる

マティーニを飲んだ後は
コロナにライムを入れて
ひっくり返しながら
夕方になって行く空を見る

シャウト
リフ
リズム
ビート

相変わらずフリーデビルジャムは
テンションが上がる
自然と笑顔になる

だけど、涙がとまらない

http://m.youtube.com/watch?v

事務所にきたら
凄いロックが流れてた
初めて聴いた音
特にギターの
カッティングが強烈すぎる

耳に音が入りながらも
周りを見ると
プロデューサーが
窓辺にいる

右手に酒?
事務所で酒?
と思いながら近づく


夏樹「プロデューサー何してんの?
ロック片手に1人酒?」

振り向いたプロデューサーは
ロックには似合わない
涙が流れていた


モバP「忘れ物か?」

夏樹「まぁ、そんな所」

モバP「そうか、………涙みられたな」


夏樹「プロデューサーが泣くなんて、珍しいね」

モバP「今日は特別だよ…今日は」

夏樹「……このバンドは何て名前か教えてくれる?さっきからカッコイイ音かき鳴らしてるね」

モバP「……THEE MICHELLE GUN ELEPHANT……90年代に活躍した
ロックバンドだよ」

夏樹「THEE MICHELLE GUN ELEPHANT?初めて聴く名前だね
今は?活動してないの?」

モバP「今から10年前に解散した
2003年の事だから、夏樹はまだ
8歳ぐらいの時かな」

夏樹「そりゃ知らないね
でも、さっきも言ったけど
カッコイイ、バンドだね
特にギターの音が心臓に響くよ
曲の最初から最後までソロが続いててるようでリフもカッティングも
凄い攻撃的だよね」

モバP「夏樹は鋭いな」

夏樹「何が?」

モバP「THEE MICHELLE GUN ELEPHANTには鬼がいたんだよ
ロックって音楽に取り憑かれた鬼がいたんだ……名前はアベフトシ
クールで無口で優しい人だったよ」

夏樹「だったよって事は、その人」

モバP「あぁ、2009年に死んでしまった……まだ42歳だった、今日が
命日なんだよ7月22日が」

夏樹「………そう…なんだ」

モバP「夏樹にロックなバンドと、して教えようと思って
たんだが、こんな形で教える事に
なるなんてな」

夏樹「プロデューサーにとって
大切なバンドだったんだね」

モバP「あぁ、生活の一部
体の一部って言っても
おかしくない」

夏樹「今度でいいからCD貸してね
だから、今は一緒に聴かせてよ
プロデューサーの好きなロックを
聴かせてよ」


モバP「……ありがとう夏樹」

夏樹「感謝される事はしてないよ
ただ、今は一緒にTHEE MICHELLE GUN ELEPHANTを聴く親友だよ!」

モバP「そうだな、聴くか!」

http://m.youtube.com/watch?v

…………………
……………
………


夏樹「ふーーー」

モバP「疲れたかな?」

夏樹「いや、本当にカッコイイ、
バンドだね!」

モバP「ふふ、ありがとうな夏樹」

夏樹「だから、感謝される事して
ないって!」

モバP「いいんだよ、俺が感謝したかっただけの話だ、よかったら
この後も付き合ってくれ」

夏樹「……うん、いいよ」

小梅「……こん……ばんは」

モバP「あれ?小梅じゃないか
どうしたんだ?こんな時間に?」

夏樹「こんばんは小梅ちゃん
プロデューサー挨拶されてんだから、挨拶しなきゃ」

モバP「………そりゃ、そうだな
こんばんは小梅」

小梅「……夏樹さん…ありがとう
事務所に…DVD忘れちゃって
…よかったら…3人で見る?」

夏樹「…ホラー?」

小梅「……ホラー……アクション」

夏樹「いいよ!小梅のホラーにも
プロデューサーのロックにも付き合うよ!」

モバP「……本当に観る?」

夏樹「プロデューサー、差別は駄目だよ差別は」

モバP「……かしこまりました」

夏樹「よろしい!小梅ちゃん!
一緒に見よう!」

小梅「うっ、嬉しいです!
いっ、一緒に見ましょう!
準備しま

あっ………優しい笑顔」

モバP「???」
夏樹「???」

小梅「うん……うん……わかった
伝えるね……ううん、こちらこそ
……プロデューサーを支えてくれてありがとうございます

プロデューサーと夏樹さん
あの雲に一緒に拳を突き出して」

モバP「………小梅!もしかして!」

夏樹「えっ?何??」

モバP「夏樹!拳だ!」

夏樹「わかったよ??
拳を突き出せばいいんでしょ!


あれ?音が聴こえるよ?
プロデューサー?曲ながしてる?」

モバP「流してない!これは
武蔵野エレジーだ!


アベさんのギターの音だ!」

http://m.youtube.com/watch?v

モバP「……小梅…ありがとうな」

小梅「…ううん…アベさんが語り
かけてくれたの
アベさんは………ケムリになって
気ままに空をとんでるだけだから…何時でも一緒にいるから大丈夫って言ってるよ」

モバP「………」

夏樹「………よかったねプロデューサー、解散したり亡くなってしまっても大切な人は残るんだよ」

モバP「………あぁ、アベさんは
どこにいった訳じゃないんだよな

小梅、夏樹、本当にありがとう
大切な人が俺の中に帰ってきたよ
………さぁ!DVD観るか!」

小梅「う、うん!み、観よう!」

夏樹「さぁー!どんとこい!」

モバP「小梅!今日の作品の
タイトルは?」

小梅「ぶ、武器人間!です!」

モバP「そりゃ!ぶっとんでそーなタイトルだな!よし!再生!」



夏樹と小梅には
本当に感謝しないとな

チバさん
ウエノさん
クハラさん

アベさんは元気に
やってるみたいですよ

アベさん、俺も何時かはそっちに
行くんでチューニングして
待ってて下さいね。

武蔵野エレジー

パリに降るのはマティーニの雨
しけたタバコはオリーブの味
石畳にはマティスの顔
犬のクソごと流れてく

雨にうたれて考えてたのは
2年前に出てったあの娘のこと
うすれた頃に海の向こうから
元気ですかと一言のエアメール

あいつ今頃ケムリになって
気ままに空をとんでいるのだろう
武蔵野に降る雨にうたえば
さよなら告げる鐘が鳴る




色々とセリフが雑な所
無茶苦茶な所
あったと思いますが
ここまで読んで下さった方
本当にありがとうございました
もし、よかったら
THEE MICHELLE GUN ELEPHANT
聴いて下さい
忘れちゃいけないロックバンドです
そして、モバマスにも感謝
本当にありがとうございました。

YouTubeで観れるようにした
つもりでしたが
みれませんでした
皆様、申し訳ないです。
曲はフリーデビルジャム
ダニーゴー
武蔵野エレジーの順番です。

machine gun etiquette?(すっとぼけ)

大松『ロックスターを目指してギター弾いてるような子がミッシェル知らないとか有り得ないだろ』

ロシアン・ハスキーとかのカッティングはすげー好き。
ウィルコ呼んで一日だけの再結成とかしてくれんかな…

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