コナミ「WRGPね」幸子「せいぜい頑張りなさい庶民」【遊戯王5Dsタッグフォース】 (989)






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あらすじ


WRGP決勝トーナメント チーム太陽はズシンを召喚しようと頑張っていた、それが周りにばれたのであった




WRGP会場



状況


鬼柳 sc6 LP800 インフェルニティデーモン インフェルニティアーチャー インフェルニティドワーフ リバース2 手札0


太郎 sc4 LP4000 手をつなぐ魔人 コピックス シャドウファイター キーメイス(17ターン目) スクラム・フォース ディフェンダーズ・マインド リバース2 手札5



ワーーーーーー!ワーーーーーー!




クロウ「マジで……………眠れる巨人ズシンの召喚を狙ってるのかよ…」



龍亞「ズシン?ズシンってあれでしょ?えーと…………あった!」パッ 眠れる巨人ズシン



龍可「あたしも持ってるわ…」



遊星「あのカードは手に入れるのは容易だからな…」



ジャック「だが召喚するとなると……」



ブォオーーーーーーーーー!!!






MC「…………?」ウィーーン…




MC「…こ、ここで衝撃の情報が入って来ましたーーーーー!なんとチーム太陽の本当の狙いは眠れる巨人ズシンの召喚だあぁあーーーーーーー!!」



ザワザワザワザワ………



ヨシ「!?あれれ……ば、ばれてるよ!」



ジン「あと少しだっていうのに…!」



太郎「…………」ブォオーーーーーーーーー!



「ええ………ズシンだって?」


「マジかよ……?」「本気か……………」




ザワザワ………



岬「ず、ズシン………?おいおい………」



ゆま「えっと……これの事ですか?」眠れる巨人ズシン ガサッ



幸子「…………このモンスターを召喚する気………?」






某ホテル

tv「ワーーーーーーワーーーーーー」



ブレイブ「こりゃ驚いた!ズシンとは」



ドラガン「……………」



ハラルド「ほう……………」


……………………



「で、でもあれって出すのすごく難しいんじゃないのか……」



MC「眠れる巨人ズシンは、自分フィールドの☆1通常モンスターを自分のターンで10ターン保たせた場合のみ、そのモンスターをリリースすることで特殊召喚できるモンスター!」



「10ターン?」「何だそりゃ」



MC「今までズシンの召喚に成功したという公式記録は無い!このモンスターを召喚すること自体、デュエルモンスターズ界の快挙だーーーーー!」



龍亞「そうなんだ…」



MC「そしてチーム太陽はここまで、☆1のキーメイスを17ターン保たせている!」



「マジかよーーーー!」



「すげーーーーーーーー!頑張れ太陽ーーーーーーーー!」



ワーーーーーーワーーーーーー!





MC「まさか本当にあの三幻神に匹敵すると言われている眠れる巨人ズシンを召喚する気なのかぁーーーーーー!?」


オオオオーーーーーー!!


「見てみたいぜーーーーーー!」



「俺もだーーーーー!」



「歴史的瞬間に立ち会いたいぜーーーーー!」



「たーーーいーーーよう!たーーーーいーーーーよう!」


ワーーーーーーワーーーーーー!



……………………


ハラルド「見事だ………我々以上に観客を盛り上げるとは…」



ブレイブ「俺までワクワクしてきたぜ」


……………………



ジン「す、すげえ………ブーイングの嵐だったのに………」



ヨシ「みんなが俺たちを応援してくれてる!」



コナミ「……………何というアウェイ感…」



雪乃「肩身が狭いわ…」




ワアァアーーーーーーーーー!!!


「たーーーーいーーーーよう!」「たーーーーいーーーーーよう!!」



遊星「……コナミたちは厳しいだろうな…」



アキ「これだけ敵を応援されるとね…」



龍可「想像しただけで胃が………………」



ツァン「うううぅう…………!」



ツァン「とにかく!鬼柳が何としてもキーメイスを破壊しなきゃ!」



「たーーーいーーーよう!」「たーーーーいーーーよう!」



ゆま「……つ、ツァンさん!………が、頑張ってくださーーーい!」



岬「客に飲まれるなーーーー!」



弥生「おもしれーーーじゃねーーか!太郎!いけぇーーーーーー!」



岬「うくっ………姉御は太陽応援か…」



鬼柳「………………く」ブォオーーーーーーーーー!!!






鬼柳「太郎………これがお前らの狙いか!」



太郎「…………鬼柳…………ああ!そうさ、ズシンがあれば俺たちだって戦える…!」



鬼柳「なるほど……………だが、それをさせるわけにはいかねえ!」



鬼柳「いくぞデュエルだ!」LP800



太郎「俺のターン!」シュッ 手札6



鬼柳sc6→7
太郎sc4→5



太郎「スピードワールド2の効果発動、scを4取り除く!」バッ sc5→1



太郎「手札にスピードスペルは一枚、800Pのダメージをくらえ!」ザッ バリイイィィイーー!!



ツァン「!鬼柳がやられる!」



鬼柳「トラップ発動、ピケルの魔法陣!」カチッ




《ピケルの魔法陣/Pikeru's Circle of Enchantment》 †
通常罠
このターンのエンドフェイズまで、
このカードのコントローラーへのカードの効果によるダメージは0になる。



キィーーーーーン!


鬼柳「これで俺への効果ダメージは0!」



太郎「…く…………」




太郎「ターン終了!」 手札6



鬼柳「俺の…ターン!」シュ 手札1


鬼柳sc7→8
太郎sc1→2



MC「現在19ターン目!次の太郎のターン、ズシンが現れるかもしれないぞーーーーーーー!!」



オオォォーーーーーーーーー!!



鬼柳「そんな事させるか………止めてやる!」




コナミ「鬼柳、このターンでキーメイスを倒せーーー!」




ツァン「そのためにはスクラム・フォースを何としても破壊しないと!」



雪乃「大丈夫…………鬼柳のセットカードはインフェルニティデーモンでサーチしたカードのはず」



鬼柳「カードをセット!」バッ 手札0




鬼柳「そしてリバースカードを発動、インフェルニティ・ブレイク!」カチッ



《インフェルニティ・ブレイク/Infernity Break》 †
通常罠
自分の手札が0枚の場合に発動できる。
自分の墓地の「インフェルニティ」と名のついた
カード1枚を選択してゲームから除外し、
相手フィールド上のカード1枚を選択して破壊する。






鬼柳「墓地のインフェルニティ・ビーストを除外し、スクラム・フォースを破壊!」バッ



バリバリバリバリバリ!!!


バーーーーーン!!


スクラム・フォース



太郎「っく………!」



ヨシ「スクラム・フォースが割られちゃった…!」



ジン「うぐぐ………」



ツァン「これでキーメイスを効果破壊できる!」



遊星「やれ……!鬼柳…!」



鬼柳「さらにリバースカードを発動、sp-ヴィジョンウィンド!」カチッ



《sp-ヴィジョンウィンド》
通常魔法
自分用スピードカウンターが2つ以上ある場合に発動できる。
自分の墓地のレベル2以下のモンスター1体を選択してフィールド上に特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターは、このターンのエンドフェイズ時に破壊される。



鬼柳「蘇れインフェルニティ・ビートル!」バッ sc8



ビートル「ブーーン!」






《インフェルニティ・ビートル/Infernity Beetle》 †
チューナー(効果モンスター)
星2/闇属性/昆虫族/攻1200/守 0
自分の手札が0枚の場合、このカードをリリースする事で、
デッキから「インフェルニティ・ビートル」を2体まで特殊召喚する。



コナミ「チューナーモンスターだ!」



ツァン「シンクロ………」



鬼柳「☆4のインフェルニティ・デーモンと☆2のインフェルニティ・ドワーフに☆2のインフェルニティ・ビートルをチューニング!」バッ



鬼柳「死者と生者…ゼロにて交わりし時、永劫の檻より魔の龍は放たれる!」



☆4+☆2+☆2=☆8

カァアッ!



鬼柳「シンクロ召喚!いでよインフェルニティ・デス・ドラゴン!」バッ


ズキュゥーーーン!


《インフェルニティ・デス・ドラゴン/Infernity Doom Dragon》 †
シンクロ・効果モンスター
星8/闇属性/ドラゴン族/攻3000/守2400
闇属性チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
自分の手札が0枚の場合、1ターンに1度、相手フィールド上の
モンスター1体を選択して発動できる。
選択した相手モンスターを破壊し、
破壊したモンスターの攻撃力の半分のダメージを相手ライフに与える。
この効果を発動するターン、このカードは攻撃できない。



デスドラゴン「ガギャアアア!」



遊星「でた!鬼柳のエースモンスター!」






MC「これが鬼柳のエースかぁーーーーーー!?」



「そんなのどうでもいい!」「ズシンだズシンーーーーーー!」



ワアァアーーーーーーーーー!!!



ジン「…………れ、レアカード!……」



ツァン「あれが鬼柳の………」



太郎「くるか…………!」



鬼柳「インフェル二ティ・デス・ドラゴンは手札0の時、相手モンスターを一体破壊してその攻撃力の半分のダメージを与える!」



ヨシ「やばーい!キーメイスが狙われる!」



ジン「いや…おれが残したリバースカードがある!」



太郎「トラップ発動、はさみ撃ち!」カチッ



《はさみ撃ち/Two-Pronged Attack》 †
通常罠
自分フィールド上に存在するモンスター2体と
相手フィールド上に存在するモンスター1体を選択して破壊する。



鬼柳「!」





太郎「俺のコピックス、シャドウファイターと鬼柳のデスドラゴンを破壊する!」



ギュンッ! ドゴォーーーーーン!!



鬼柳「なんだとおぉ………!!」



ツァン「インフェルニティ・デス・ドラゴンがやられた!」



コナミ「ああーーーー!」



「あぶねぇーーー!」


「きたねえ事しようとするんじゃねえぞチーム満足!俺たちはズシンが見たいんだよ!」


「さっさとターンエンドしろぉーーーーーーーーー!!」



ワアァアーーーーーーーーー!!!



コナミ「くううう……………負の感情を向けられてる気がする…………!」



ツァン「…………ふん、こんな視線慣れっこだし!」



ヤリザ「ツァン殿……………哀れな…」



ツァン「うるっさい!」バンッ



ジン「よし!いいぞ太郎!」





ジャック「まずいぞ、鬼柳にはもうキーメイスを対処するカードは無い…」



クロウ「このままズシンがでてきちまうのか……!」



アキ「………く…」



鬼柳「くそおおお……………ならば、インフェルニティ・アーチャー!」バッ



鬼柳「バトルだ!アーチャーで太郎にダイレクトアタック!」バッ



アーチャー「シュッ!」バシュン!



ギュオォオオオオ!



ツァン「今度は直接攻撃で……!」



太郎「それも見抜いていた!リバースカード発動、レインボー・ライフ!」カチッ




《レインボー・ライフ/Rainbow Life》 †
通常罠
手札を1枚捨てて発動できる。
このターンのエンドフェイズ時まで、
自分は戦闘及びカードの効果によって
ダメージを受ける代わりに、
その数値分だけライフポイントを回復する。


ファアアアアアァアァア………!


鬼柳「!そんな馬鹿な!」



太郎「手札一枚をコストに、ダメージは回復になる!」シュッ 手札6→5




キュウウウウゥン!



太郎「……………よし!」LP4000→6000



コナミ「回復されたーーー!」





ジン「よーーし!太郎に託しておいて良かった!」



ヨシ「LP6000!すごいよ!」



雪乃「………土壇場で…あっちが一枚上手だった………」



ツァン「………っく!」



遊星「鬼柳最後の攻撃すら裏目に…」



龍亞「鬼柳…………」



牛尾「こりゃダメだ…」



鬼柳「…………太郎おお………」



太郎「鬼柳……総合的に見れば君たちの方が強い、それは確かだ」



太郎「でも、ズシンが出てくれば!俺たちが勝てる!」



ブオォォーーーーーーー!




鬼柳「た……………ターン終了!」手札0



太郎「!……………来た」





コナミ「鬼柳がターン終了した」



ツァン「あとは………手札にズシンが無い事を祈るしかない…」



雪乃「……………」



太郎「俺のターン!」シュッ 手札6



鬼柳sc8→9
太郎sc2→3



MC「ついにキーメイスを維持して20ターン目だーーーーー!」



MC「我々は伝説を目の当たりにするのかーーーーー!」



「たーーーいーーーよう!」「たーーーーいーーーよう!」



太郎「このモンスターは通常召喚できないが、自分のターンで10ターン、☆1通常モンスターを維持した時のみそのモンスターをリリースして特殊召喚ができる!」サッ



太郎「現れろ…………眠れる自分の巨人…………ズシン!!」バシッ



ズギュゥウーーーーーーーン!!!



ズゴゴゴゴ…………!!


ミス


眠れる自分の巨人……

眠れる巨人でした




鬼柳「く………っ!引いてたか!」



ジン「で、出るぞ!」



ヨシ「ついにズシンだ!」



ドゴーーーーーーーン!!


ズシン「ブオオオオオォオオォ!」



《眠れる巨人ズシン/Sleeping Giant Thud》 †
効果モンスター
星10/地属性/戦士族/攻 0/守 0
このカードは通常召喚できない。
自分のターンで数えて10ターン以上フィールド上に表側表示で存在している
レベル1の通常モンスター1体をリリースする事でのみ特殊召喚する事ができる。
このカードが戦闘を行う場合、バトルフェイズの間だけ
戦闘を行う相手モンスターの効果を無効化し、このカードの攻撃力・守備力は
ダメージ計算時のみ戦闘を行う相手モンスターの
攻撃力+1000ポイントの数値になる。
このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、
このカードはこのカード以外の魔法・罠・効果モンスターの効果を受けない。




鬼柳「くあああ………!!!?」



コナミ「で、出てきた………」



ツァン「あれがズシン…………」



雪乃「くう………本当に………!」



「うおおおーーーーーー!」


「あれがズシンかぁーーーーーーーーー!!」






遊星「……眠れる巨人ズシン…」



クロウ「なんて事だ……!」



アキ「あんなモンスターを……」




龍可「あ、あのモンスター……神と同等の力を持ってるんでしょ………」



龍亞「ひええ……」



「たーーーーーいよう!」「たーーーーーーーーいーーーーよう!」



MC「わ、我々は歴史的瞬間を目にしたぁぁーーーーーーーー!!」




MC「召喚不可能と言われた眠れる巨人ズシンを召喚したのは!何とダークホース、チーーーム太陽だぁーーーーー!!」




ワアァァアアァァーーーーーーー!!



弥生「よくやったおまえらーーーーー!」



ゆま「でてきちゃいましたぁ……」



岬「ちっ…」





ズシン「ぶおおおおおおおお!」



太郎「ズシン!ついに会えたな!」



ヨシ「やったーーーーー!」



ジン「太郎ーーーーーー!」



鬼柳「くああああ…………っ」



「たーーいーーーよう!」



「たーーーーーいーーよう!」



遊星「……コナミ達は……この伝説のモンスターを相手にしなければならない」



ジャック「どうしろというのだ…」



……………


ブレイブ「本当に出てきたぞおい」



ドラゴン「……こんな事があるとはな」



ハラルド「ふふ………」



…………





鬼柳「お………面白えぞ太郎!満足させてくれよ!」



太郎「よし…………いくぞ鬼柳!ズシンはカード効果を受けないため、ディフェンダーズ・マインドがあっても攻撃表示になれる!」



太郎「バトル!ズシンでインフェルニティ・アーチャーを攻撃!ズシンパンチ!」バッ



アーチャー「!?」攻撃2000



ズシン「ぬおおおおぉぉ!」ギュオ! 攻0→3000



太郎「ズシンの攻撃力は、戦う相手モンスターの攻撃力+1000の数値となる!」



鬼柳「おおおおーーーーー!? 」


ズガシャアアァアァァン!



鬼柳「くああぁぁ…………!!」LP800→0 ピーーー



ブシュウゥゥウゥーーー!



コナミ「鬼柳ーーーーーーー!!」



ツァン「なんて圧力…!」



MC「決まったーーーーー!鬼柳ついに敗れるーーーー!!」





「太陽ーーーーーーー!」


ワアァァアアァァーーーーーーー!!



遊星「鬼柳が一撃で!」



クロウ「並じゃねえ!」



ツァン「くうう………………!」



太郎「やった!」



ジン「一勝ーーーーーー!」



ヨシ「太郎ーーーー!」



……………



キキィイイ!



鬼柳「くそっ……!すまねえ…ズシンを止められなかった…!」



コナミ「…………仕方ねえよ」



鬼柳「あんなのどうやって倒せばいいんだよ……!満足できる答えがねえ……」



雪乃「ええ…………効果を一切受けない上、攻撃力+1000になる………恐ろしいわね」






ツァン「………」ブォオオオ…………



鬼柳「ツァン………こんな形でお前にバトンタッチするなんてな………許してくれ…!」



ツァン「……すーー………フウゥゥ…………」



ツァン「まだ決まったわけじゃないよ………ボク達にもチャンスはあるはず…」



コナミ「おお、その意気だツァン!」



雪乃「頑張ってツァンさん!」



ツァン「………よし!任せて!」クイッ



ブオォォオォォォーーーーーー!!



MC「チーム満足のセカンドホイーラーはアカデミア在籍のツァンディレだーーーーー!」



ゆま「ツァンさーーん!」



あげは「が、がんばれー!」



幸子「どうする気……?」






ブオォォオォォォーーーーーー!!



太郎「!きたなツァンディレ!」



ツァン「勝負だ!」



ワアァァアアァァーーーーーーー!!



MC「無敵のズシンとどう戦うつもりなのかーーーーーー!?」



ヨシ「だ、大丈夫……ズシンがいれば!」



遊星「コナミ達にも……勝機はあるはずだ」



龍亞「ううう………」



ジャック「あのズシンが相手では遊星のシューティングスター、俺のスカーレッドノヴァでも凌ぐのが精一杯だ」



アキ「でも………ツァンさんは普通じゃないわ」



龍可「そ、それはいい意味で……?」





ツァン「いくよ、デュエル!」LP4000



太郎「ああ!こい!」LP6000



ツァン「ドロー!」シュッ 手札6



状況


ツァン sc9→10 手札6 LP4000

太郎 sc3→4 手札5 眠れる巨人ズシン 手をつなぐ魔人 ディフェンダーズ・マインド



ツァン「ズシンは倒せない……なら手は一つじゃん、スピードワールド2の効果発動!scを4取り除く!」10→6



ツァン「手札にスピードスペルは二枚!1600をくらえーーー!」ビリリリリ!



太郎「っ!」LP6000→4400 ドオオーーーン!



ツァン「もういっぱああぁあーーーーーっつ!」sc6→2



バリバリバリバリバリ!



太郎「くううっ!」LP4400→2800



コナミ「おお…………き、決まった!」



鬼柳「一気に3200のダメージだぜ!」



雪乃「よし!」



MC「ツァンディレいきなりスピードワールド攻撃ーーーーー!」








遊星「よし、その方法で減らしていくしか無い!」



アキ「ズシンを倒すのは諦めたのね」




ジャック「それでいいぞ!」



太郎「く…………」



ツァン「どう?バーンで削る戦略、今度はこっちがやるばんだよ!」



ツァン「モンスターを守備表示でセット、さらにカードを一枚セットしてターン終了!」バッ 手札6→4



太郎「俺のターン!」シュッ 手札6



太郎「ツァンディレ!君たちがその戦術で来る事はお見通しだ!」



太郎「他に方法は無いからね!」




ツァン「!?」



太郎「当然対策は用意して来た、ヒール・ウェーバーを召喚!」バッ




《ヒール・ウェーバー/Healing Wave Generator》 †
効果モンスター
星4/光属性/機械族/攻 800/守1600
このカード以外の自分フィールド上に
表側表示で存在するモンスター1体を選択して発動する。
選択したモンスターのレベル×100ライフポイント回復する。
この効果は1ターンに1度しか使用できない。



ウェーバー「ウッス」守1600→3200



太郎「ディフェンダーズ・マインドで守備表示に、守備力は倍!」



太郎「さらに手をつなぐ魔人もアップ!」



手をつなぐ魔人 守1600→4800→9600


ツァン「守備力9600……!?」



ツァンsc2→3
太郎sc4→5



太郎「そしてヒールウェーバーの効果を発動、一ターンに一度自分フィールドのモンスター一体の☆×100P、LPを回復する!」



太郎「俺はズシンを選択!☆は10!」



太郎「よって1000P回復!」パァアアア! LP2800→3800



ツァン「1000も……!?」




鬼柳「太郎、バーンは見抜かれていたか!」



雪乃「このままじゃ毎ターン回復されるわ…」



ツァン「くそぉ…………」



太郎「そしてカードを二枚セット!」バッ 手札3



太郎「いけ!ズシン、セットモンスターを攻撃、ズシンパンチ!」バッ



コジャヤヤアァンン!!!


ツァン「かかった!守備モンスターは六武衆の影武者!」



《六武衆の影武者/Kagemusha of the Six Samurai》 †
チューナー(効果モンスター)
星2/地属性/戦士族/攻 400/守1800
自分フィールド上に表側表示で存在する「六武衆」と名のついたモンスター1体が
魔法・罠・効果モンスターの効果の対象になった時、
その効果の対象をフィールド上に表側表示で存在するこのカードに移し替える事ができる。



影武者「ぬん」守1800



ズシン「ぬう」攻0→1400


太郎「攻撃力より守備力が1000以上高いモンスターか!」LP3800→3400



コナミ「止めた!」





MC「ズシンの攻撃を止めたぁーーーーー!」



遊星「そうだ、あのタイプのモンスターならばズシンにやられる事は無い!」



クロウ「時間を稼いで手を考えろ!」



太郎「……そうくると思っていた……なら俺もスピードワールド2の効果だ!」手札3 sc5→1



太郎「手札には一枚!」バリリリリィ!



ツァン「うあああっ!」LP4000→3200



鬼柳「耐えろーーー!」



太郎「ターン終了!」



ツァン「っく………ボクのターン!」」シュッ 手札5



ツァンsc3→4
太郎sc1→2



ツァン「守備力9600の手をつなぐ魔人を倒さないとヒールウェーバーに攻撃ができない……!」



ツァン「くっ…………スピードワールド2発動!scを4取り除く!」sc4→0



ツァン「手札には二枚!」バリリリリリリ!!



太郎「くああ……!」LP3400→1800



コナミ「よし!また決まった!」



鬼柳「だがもうscが切れちまった……!」



ズシンは自分のカードの効果も受けないから対象には選べないんじゃないの?



アキ「ツァンさん……もう愚直にスピードワールド2の効果で戦うしか無いの?!」



遊星「それが………満足に残された手だ…」



龍可「………」




ツァン「…………何を召喚しても……ズシンにやられる…………ターン終了!」手札5



太郎「俺はこの瞬間リバースカード発動、神の恵み!」カチッ



《神の恵み/Solemn Wishes》 †
永続罠
自分がカードをドローする度に、自分は500ライフポイント回復する。



ツァン「!」



太郎「そして俺のターン!」シュッ 手札4



太郎「ドローにより500P回復!」LP1800→2300



太郎「そして再びヒールウェーバーの効果、ズシンを対象に1000P回復!」キラキラキラキラ LP2300→3300



ツァン「そんな……!」





>>91 そうでした


対象は手をつなぐ魔人だったということで!


太郎LP3300→ 10-4=6×2=1200ダウンで LP2100 ということで

これからもミスは教えてください すいません




太郎「ツァンディレ!君のscは1、次のターンはバーン効果を使えまい!」LP2100



ツァン「………そっちだって影武者がいる限りボクに戦闘ダメージは与えられない!」




太郎「それはどうかな!」



ツァン「!」



太郎「プレートクラッシャーを召喚!」バッ



プレートクラッシャー「ふっ!」



《プレートクラッシャー/Seismic Crasher》 †
効果モンスター
星3/地属性/岩石族/攻1400/守 300
自分フィールド上に存在する表側表示の永続魔法
または永続罠カード1枚を墓地に送る。
相手ライフに500ポイントダメージを与える。
この効果は1ターンに2度まで使用できる。



太郎「こいつは自分の永続魔法、トラップを墓地に送るたび、500のダメージを与える!」



太郎「ディフェンダーズ・マインドを墓地へ!」



ドキューーーーン!!



ツァン「あぐっ!?」LP3200→2700








遊星「どういうことだ、鉄壁のディフェンダーズ・マインドをみずから」



ジャック「何を考えている」



太郎「これで終わりじゃない、永続トラップ、最終突撃命令発動!」カチッ




《最終突撃命令/Final Attack Orders》 †
永続罠
このカードがフィールド上に存在する限り、
フィールド上に存在する表側表示モンスターは全て攻撃表示となり、
表示形式は変更できない。



ツァン「最終突撃命令……!?」



雪乃「まずいわ…守備を封じられた!」



太郎「すべてのモンスターは攻撃表示になり、守備にはできない!」



影武者「ふう」攻400



MC「ああーーーー!六武衆の影武者が攻撃表示になったー!」



鬼柳「やべえー!」




太郎「同時に俺のフィールドのモンスターも攻撃表示だ!」


ヒールウェーバー 攻800


手をつなぐ魔人攻1000


プレートクラッシャー 攻1400


ズシン 攻0




ゆま「総攻撃でツァンさんはおわりですよ!」


岬「くそ………」



ジン「よし!勝った!」



太郎「バトルだ!ズシンで影武者を攻撃!ズシンパンチ!」バッ



ズシン「ハアアアア!」攻0→1400



コナミ「ツァンがやられる!」



ツァン「トラップ発動!死力のタッグチェンジ!」カチッ




《死力のタッグ・チェンジ/Desperate Tag》 †
永続罠
自分フィールド上に表側攻撃表示で存在するモンスターが
戦闘によって破壊されるダメージ計算時、
その戦闘によって発生する自分への戦闘ダメージを0にし、
そのダメージステップ終了時に手札からレベル4以下の
戦士族モンスター1体を特殊召喚する事ができる。


バゴシャァアァーーー!!





ツァン「死力のタッグチェンジの効果でボクへの戦闘ダメージは0、さらに手札から六武衆ーザンジを特殊召喚!」バッ 手札4



《六武衆-ザンジ/The Six Samurai - Zanji》 †
効果モンスター
星4/光属性/戦士族/攻1800/守1300
自分フィールド上に「六武衆-ザンジ」以外の
「六武衆」と名のついたモンスターが存在する場合、
このカードが攻撃したモンスターをダメージステップ終了時に破壊する。
また、フィールド上に表側表示で存在するこのカードが破壊される場合、
代わりにこのカード以外の自分フィールド上に表側表示で存在する
「六武衆」と名のついたモンスター1体を破壊できる。


ザンジ「ふっ」



遊星「攻撃力1800!これならば追撃はない!」



鬼柳「よし………!」



太郎「く…………カードを二枚セットしてターン終了!」バッ 手札2



コナミ「ふ、防いだか………」



ツァン「ボクのターン!」シュッ 手札5


ツァンsc1→2
太郎sc3→4



雪乃「どうにかならないの………」


とりあえずダックチェンジでのダメージ無効狙いで魔人とヒールウェーバーを破壊するぐらいしかできることないよなぁ…



状況

ツァンsc2 手札5 六武衆ーザンジ LP2700


太郎 sc4 手札2 神の恵み 最終突撃命令 リバース2 ズシン 手をつなぐ魔人 ヒールウェーバー プレートクラッシャー LP2100




ツァン「………とにかく、攻めるんだ……!」



ツァン「ディフェンダーズ・マインドがなくなったのはある意味チャンス!」



ツァン「真六武衆ーキザンを特殊召喚!」バッ




《真六武衆-キザン/Legendary Six Samurai - Kizan》 †
効果モンスター
星4/地属性/戦士族/攻1800/守 500
自分フィールド上に「真六武衆-キザン」以外の
「六武衆」と名のついたモンスターが表側表示で存在する場合、
このカードは手札から特殊召喚する事ができる。
自分フィールド上にこのカード以外の「六武衆」と名のついた
モンスターが表側表示で2体以上存在する場合、
このカードの攻撃力・守備力は300ポイントアップする。


キザン「……ヤリザは………いねえ…へへへ、死んだか」攻1800



ツァン「さらに六武衆の師範を特殊召喚!」バッ



《六武衆の師範/Grandmaster of the Six Samurai》 †
効果モンスター
星5/地属性/戦士族/攻2100/守 800
自分フィールド上に「六武衆」と名のついたモンスターが存在する場合、
このカードは手札から特殊召喚できる。
このカードが相手のカードの効果によって破壊された時、
自分の墓地の「六武衆」と名のついたモンスター1体を選択して手札に加える。
「六武衆の師範」は自分フィールド上に1枚しか表側表示で存在できない。


師範「ハアアアア」




太郎「二体も特殊召喚…!?」





>>113


マジですか

太郎LPまた変更で LP2100→3300

流されてすいません


ここまででー

ズシン http://blog-imgs-38.fc2.com/c/y/b/cyber0419/k8.jpg



コナミ「よし、ツァンのフィールドにモンスターが三体」



雪乃「ズシン以外を殲滅するチャンスね」



鬼柳「ダメージも相当なもんになるだろ!」



MC「ツァンディレ六武衆得意の大量展開に成功ーーーーーーー!!」




ジン「あんなにモンスターが出て来るなんてな」



ヨシ「あれの攻撃受けたらLPがやばいんじゃ…」




6000-3200=2800



遊星「総攻撃が成功したら2800のダメージを与えることができる」



ジャック「太郎のLPは3300………追い込むことができる」



アキ「チャンス………!」



岬「ぶっ潰せぇーーーーーーー!!」



ゆま「ツァンさーーーん!」







ツァン「低攻撃力をさらしたのが仇となったね!」



太郎「流石だ……そんな強い攻撃力を並べるなんて」



ツァン「まず、効果によって手をつなぐ魔人を攻撃しなければならない」



手をつなぐ魔人 攻1000



ツァン「六武衆の師範!手をつなぐ魔人を攻撃!」バッ



師範「じゃあああーー!!」攻2100


ギュアァアァ!



コナミ「いったーーーー!」



太郎「トラップ発動、ハーフアン・ブレイク!」カチッ




《ハーフ・アンブレイク》 †
通常罠
フィールド上のモンスター1体を選択して発動できる。
このターン、選択したモンスターは戦闘では破壊されず、
そのモンスターの戦闘によって発生する自分への戦闘ダメージは半分になる。



ツァン「うっ…!?」





太郎「これで手をつなぐ魔人は戦闘で破壊されず、ダメージは半分になる!」



キュイイイーーーン!



コナミ「なにぃ!?」



雪乃「手をつなぐ魔人を破壊できない以上、このターンは手をつなぐ魔人を総攻撃するしかない…!」



鬼柳「ダメージが激減するか…」



ツァン「っく…………!かまうもんか!」シュバッ!


ギャリィイィィン!!



太郎「!……」LP3300→2750



MC「ああーっと!師範の攻撃で与えたダメージは通常1100の半分、わずか550ーーーー!」



クロウ「ちくしょおーーーー………」



あげは「まだ二体の六武衆がいるよ!」



太郎「この程度……なんちゃないさ…!」





ツァン「キザン!いけぇーーー!」バッ



キザン「かああああ!」シュバッ! 攻2100



太郎「トラップ発動、ホーリージャベリン!」カチッ



《ホーリージャベリン/Enchanted Javelin》 †
通常罠
相手モンスターの攻撃宣言時に発動する事ができる。
その攻撃モンスター1体の攻撃力分だけ自分のライフポイントを回復する。



太郎「キザンの攻撃力分俺のLPは回復する!」



ツァン「なんだって…?」


太郎LP2750→4850


ギャリィイィィン!



太郎「うっく…!」LP4850→4300



雪乃「また回復した!」



コナミ「ヤロオォーーーーー!」



ツァン「くそおおぉおおお…………ボクの攻撃は完全に読まれていた……!むしろ誘われていた……」




遊星「この状況を想定して来た太陽がやはり上手か」







ヨシ「やった!回復だー!」



ツァン「っ………………ザンジ!」



鬼柳「まずいな………ツァンは焦りでミスをした」



コナミ「んあ?」



雪乃「二番目にザンジで攻撃していれば手をつなぐ魔人は破壊できていたわ…」



シュバァ!!



太郎「くっ………」LP4300→3900



ツァン「………ザンジの効果、ダメージ計算後にバトルしたモンスターを破壊する!」バッ



手をつなぐ魔人「うぇっ!」ドゴォーーーーーン!!



太郎「っふふふ………ツァンディレ、焦ったな!その効果をキザンの前に使っていれば良かったんだ!」



ツァン「…………」






ツァン「…………ターン終了!」 手札3



太郎「俺のターン!」シュッ 手札3


太郎sc4→5
ツァンsc3→4


太郎「神の恵みによって500P回復!」LP3900→4400


太郎「そしてヒールウェーバーの効果、ズシンを対象に1000P回復!」LP4400→5400



ツァン「LP5400………!」


MC「脅威の回復力だ太郎ー!」



太郎「行くぞ!ズシンで六武衆の師範を攻撃!ズシンパンチ!」バッ


太郎「ぶああああ!」攻0→3100



ドギャアアアア!!



ツァン「くあああっ…………!」LP2700→1700 ズウウウウン…



コナミ「うおおおお!」



太郎の攻撃翌力が上がってるwwww



ツァン「くぅ…………」




太郎「カードを一枚セットしてターン終了!」バッ 手札2



ツァン「…………ドロー!」シュッ 手札4


ツァンsc4→5
太郎sc5→6



ツァン「……ズシンは倒せない………」



ツァン「ボクは……結局何もできない…………!」



ツァン「………こうなったら……玉砕覚悟…!」



ツァン「スピードワールド2の効果発動!scを4取り除く!」sc5→1



ツァン「 手札のスピードスペルは二枚!1600のダメージ!」バリリリリィ!



太郎「くううぅ……!」LP5400→3800



太郎「読んでいた………トラップ発動!」カチッ



《白兵戦/Attack and Receive》 †
通常罠
自分が戦闘またはカードの効果によってダメージを受けた時に発動する事ができる。
相手ライフに700ポイントダメージを与える。
自分の墓地に「白兵戦」が存在する場合、
さらにその枚数分だけ相手ライフに300ポイントダメージを与える。



シュバァン!


ツァン「くぁっ!」LP1700→1000



>>147

これもミスです 一瞬太郎がおかしくなったということで



ギャギャギャギャギャギャ!



ツァン「………そんなもの…!」



ツァン「紫炎の足軽を召喚!」バッ



《紫炎の足軽/Shien's Footsoldier》 †
効果モンスター
星2/地属性/戦士族/攻 700/守 300
このカードが戦闘によって破壊され墓地へ送られた時、
デッキからレベル3以下の「六武衆」と名のついたモンスター1体を
特殊召喚できる。


足軽「キキ」


ジン「あんな攻撃力が低いモンスターで何を…」



ツァン「バトルだ!紫炎の足軽でヒールウェーバーを攻撃!」バッ



ヒールウェーバー攻800



アキ「!?自滅を」


太郎が「?返り討ちだ!」



ズドーン!!


ツァン「っうう……!」LP1000→900


MC「血迷ったかツァンディレーーー!」




ツァン「この瞬間、足軽の効果が発動!デッキから☆3以下の六武衆を特殊召喚する!」シュバアッ!


コナミ「☆3以下の六武衆…?」





雪乃「自滅するなんてツァンさんらしくないわ…」



鬼柳「無力感からおかしくなっちまったか!」



コナミ「いや!」



ツァン「デッキから現れるのは六武衆ーヤリザ!」バッ



《六武衆-ヤリザ/The Six Samurai - Yariza》 †
効果モンスター
星3/地属性/戦士族/攻1000/守 500
自分フィールド上に「六武衆-ヤリザ」以外の
「六武衆」と名のついたモンスターが存在する場合、
このカードは相手プレイヤーに直接攻撃できる。
また、フィールド上に表側表示で存在するこのカードが破壊される場合、
代わりにこのカード以外の自分フィールド上に表側表示で存在する
「六武衆」と名のついたモンスター1体を破壊できる。


ヤリザ「はっはー!初陣でござるー!」



太郎「?そのモンスターは……」



コナミ「やっぱりか!」




ツァン「……………」



ヤリザ「ツァン殿、拙者が現れたからにはこの戦、もらったでござるな」



キザン「死ねヤリザ!」シュバ!



ヤリザ「あぶなっ?!キザン貴様!」



キザン「この前俺の勾玉盗みやがっただろ、許さねえぞ……!」



ヤリザ「ああー……あの勾玉貴殿のであったか、すまーぬ」



キザン「許さねえーーー!」シュバ!



ツァン「おーい!ケンカはデュエル後!」



キザン「……………ち」



ヤリザ「キザンのせいで怒られたでござる」



キザン「キサマァアアァ」



ツァン「やめなって!」






ツァン「まったく………よし、ヤリザ、攻撃!」



太郎「なに…!?」



ツァン「ヤリザはフィールドに六武衆がいる時、ダイレクトアタックができる!」



太郎「!」


ヤリザ「というわけで………」スタスタスタ…



ヤリザ「巨人をすり抜けてドーーーーーーン!!」ズバッ



太郎「くっ………!?」LP3800→2800



MC「ダイレクトアタッカーヤリザの攻撃が決まったーーーーーーーー!!」



鬼柳「よっし!」



雪乃「やった……」





ヤリザ「はははーーーーー!」



ツァン「続いてキザン!ヒールウェーバーに攻撃!」バッ



キザン「ふん、モンスターと戦う勇気もない愚図が、見ていろ!」ダンッ 攻撃2100




ザクゥッ!



太郎「く………!」LP2800→1500



鬼柳「残り1500ーーーーーーー!!」



コナミ「いけるんじゃねえか!」


太郎「ここまでの執念を………」



ツァン「そしてザンジ!」



ザンジ「おお、プレートクラッシャーを潰せばいいでござるな」ザッ…



ツァン「いや、ズシンを攻撃!」



ザンジ「!?」





MC「おおーーーーーー!?ここでツァン!ズシンを攻撃宣言だーーーー!」



太郎「なんだって!?」



アキ「どうしたというのツァンさん!」


クロウ「無敵のズシンに攻撃を仕掛けるなんて」



ジャック「気は確かかぁ!?」



龍亞「もう止まらないよー!」



鬼柳「おおぉおーーい!?」



ザンジ「…………主の命令…………従うでござる!」ダンッ



ヤリザ「ザンジ、やる気でござるな」



キザン「玉砕ってこの事か…」



太郎「………とにかく、返り討ちだズシン!」バッ



ズシン「ずああああああ!」攻0→2800



ザンジ「キエエエエエ!」攻1800





MC「おおーーーーっと!?ザンジに逆転はあるのかーーーー!?」



太郎「ズシンパンチ!」



ズシン「はああぁぁ!」ギュアアア!



ザンジ「ぶった切ってくれるぁーーーーーー!」シュバ!



コナミ「!」



ドグシャアアァアァア!



ザンジ「いや普通に無理…」ガキャアアァン!



ツァン「あぁあぁぁーーーーーーー!……」LP900→0 ピーーーー




ブシュウウゥウウーーーー


鬼柳「普通に負けてるし!」



コナミ「あれれー!?」



雪乃「…………あ!」




MC「き、決まったーーーーーーーー!最後はツァンディレ、自滅だあーーーーー!」



アキ「これって……………」



ブルーノ「どういう…?」



遊星「……そうか、ツァンディレの狙いは……コナミに回す事か…」



龍亞「?」



龍可「あ………WRGPのルールを利用したの…?」



遊星「そうだ」



ジャック「………そうか、WRGPルールでは負けたチームからターンを初める」



クロウ「!太郎のターンが来て対策を取られる前に、コナミにバトンタッチするって事か」



アキ「!そしてヤリザはダイレクトアタックの効果がある…」



岬「追撃のチャンスか……!」



ブォオオオーーーーー




キキィイィイイ!



ツァン「ああーーーー、怖かった…」カポッ



コナミ「ツァン、ご苦労!」



鬼柳「ツァン、最後なんであんな事をしたんだ」



ツァン「だってボクが負ければ次はコナミでしょ?」



コナミ「ああ」



ツァンの「コナミのターンから初まるんだよ」



雪乃「!ああ、やっぱりそういう事」



………………



ブオオオォオオォーーーーー!


太郎「!…………しまった……このLPで次はコナミのターンだ……!」LP1500



太郎「やられた………ヤリザがいるっていうのに…!」



……………


コナミ「…………よし!」



鬼柳「コナミ……お前に任せる!」



コナミ「任された!やれるだけやるわ!」



ブオオオォオオォーーーーー!



ブオオオォオオォーーーーー!


コナミ「よっしゃーーーーー!」



太郎「うく………コナミ…」



MC「ついに両チーム最終ホイーラーに回ったーーーー!これがラストデュエルだ!」



ワアァアアアァァァァーーーーーーー!



ゆま「コナミさーーーん!」



岬「おらーーーー!」


コナミ「太郎!最後の勝負だな!」



太郎「く…………負けないぞコナミ、デュエルだ!」



MC「デュエル開始ーーーーー!」



コナミ「俺のターン!」シュッ 手札6


コナミsc1→2
太郎sc6→7




ヤリザ「コナミ殿、おっす」



コナミ「ああ、ヤリザ……お前がこの勝負のキーカードだな」



ヤリザ「マジでござるか!」



キザン「ちっ」



太郎「…………くるのかぁ……………!」



コナミ「行くぜ太郎ーーーーーーー!」



ツァン「ぶちかませーーーーー!」



ジン「あ!やばい太郎!」



ヨシ「え?」



コナミ「バトル!ヤリザでダイレクトアタック!」バッ



ヤリザ「任せるでござる」スタスタスタ



ヤリザ「おらーーー!」ズバッ



太郎「くああああ…………!!」LP1500→500



雪乃「やった!ついにLPが三桁に」



鬼柳「しゃーーー!」





ワアァアアアァァァァ!!


岬「よおぉーーーーーし!」



弥生「っく……!太郎ーーーーーー!」



太郎「うああああぁ………!!」



ジン「太郎ーーーーーーーー!」



ヨシ「二ターン続けて相手ターンなんて…こんなのあり!?」



鬼柳「全然あり、ルールだから」



ツァン「うん、ルールだから」



ヨシ「うううううううーー………!」



コナミ「さらに!キザンでプレートクラッシャーを攻撃!」


キザン「ツァンの仇だ……はっ!」シュッ 攻1800



プレートクラッシャー「!」攻1400



ズバアァアーーーーーーーン!!


太郎「うああああああーーーーー!!」LP500→100



ギャギャギャギャギャギャ!






ワアァアアアァァァァーーーーーー!



ツァン「よっし!」


鬼柳「奴等のLPはついに100!」



雪乃「いける……!」



アキ「太陽がセーフティラインを超えた!」



龍亞「ついにあと100ーーーー!」



太郎「くっ………………」



コナミ「見たか太郎!これが………そう」



コナミ「………あれだ……………絆の力」キリッ



ヤリザ「臭い事言うでござるな……」



コナミ「こんなのいったもの勝ちだよ」



太郎「……絆………く……!俺たちだって…」



コナミ「カードを一枚セットしてターン終了!」バッ 手札5






ここまででー

状況

コナミ sc2 手札5 ヤリザ キザン 死力のタッグチェンジ LP4000


太郎 sc7 手札2 ズシン 神の恵み 最終突撃命令 LP100



ガトリングオーガ「……」チラッチラッ




太郎「………………俺のターンだね」



コナミ「残り100、どうする太郎!」



ヨシ「ヤバイよヤバイよ………」



ジン「コナミの手札にスピードスペルがあると次のターンで負ける……」



MC「一転してピンチのチーム太陽!巻き返せるかぁあぁーーーーーーーー!!」



弥生「なんとかしろやぁーーー!」



岬「姉御テンションたけぇ……」



太郎「ドロー!」シュッ 手札3


コナミsc2→3
太郎sc37→8


ツァン「何もするなー……………何もするなー……………」



鬼柳「くううう………」



太郎「………く……」




太郎「…………このカードじゃ…………ダメだ」



太郎「それならsp発動、エンジェルバトン!」バッ



《Sp-エンジェル・バトン/Sp - Angel Baton》 †
通常魔法
自分のスピードカウンターが2つ以上存在する場合に発動する事ができる。
自分のデッキからカードを2枚ドローし、その後手札を1枚墓地へ送る。


太郎「デッキから二枚引き、手札から一枚捨てる!」シュッ



コナミ「エンジェルバトンが……便利だよな…」



雪乃「手札交換……」



太郎「…………よし、これならいける」



太郎「手札を一枚捨てる!」シュッ




コナミ「いいカード引けたかーーーー!?引くなコラぁーーー!」



太郎「引いたぞコナミ!起死回生のカードを」




コナミ「ええーーーーー!?」



太郎「sp-ハーフ・シーズを発動!」バッ


《Sp-ハーフ・シーズ/Sp - Half Seeds》 †
通常魔法
自分のスピードカウンターが3つ以上存在する場合に発動する事ができる。
相手フィールド上に表側表示で存在するモンスター1体の攻撃力を半分にし、
自分はその数値分だけライフを回復する。






太郎「このカードは、相手モンスターの攻撃力を半分にし、その数値だけ自分LPを回復する!」



コナミ「マジで…?」



キザン「おおおおぉおおお……力が……!?攻1800→900



太郎「ふうう……………」LP600→1500



コナミ「神の恵みの効果も合わせて1400回復したか……」



ツァン「くそー………」



鬼柳「だがまだ安心できる数値じゃねえぞ…!」



太郎「そしてバトルフェイズ、ズシンでヤリザを攻撃だ!」



ズシン「ふおぉおおお」 攻0→2000



ヤリザ「!?」攻1000



太郎「ズシンパンチ!」



ギューーーーーーン!!

ニサシ「ヤリザマァwwwwwwwwwwww」




ドギャアアアア!!



ヤリザ「ごふああああ!」



キザン「ざまーみろ」



コナミ「くぁぁあ………!」LP4000→3000



MC「ヤリザがやられたーーーーーーー!!」



ワアァアアアァァァァ!



コナミ「キーカードがやられたか……まずいな」



太郎「カードを一枚セットしてターン終了!」バッ 手札1



コナミ「俺のターン!」シュッ 手札6



コナミsc4→5
太郎sc8→9



コナミ「LP1500か……………」



太郎「………………」



ブォオオォオォーーーーーーー





コナミ「はははははは!太郎、少しだけ足りなかったな!」



太郎「む!?」




コナミ「俺はスピードワールド2の効果を発動!scを4取り除く!」sc5→1



ジン「バーン効果がくるぞ!」



ヨシ「一枚なら耐えられる……!」



コナミ「残念ながら………俺の手札にspは2枚!」カサッ




コナミ「よって与えるダメージは……1600!」




ツァン「やった!」



雪乃「ついに決まるわ!」




コナミ「くらえ太郎ぉーーーー!」



ズビィィィィイィ!!






MC「ついに決まったーーーーーー!」



遊星「……やったか」



太郎「くるか……」



バリバリバリバリ!



ジン「太郎ーーー!」




鬼柳「勝っ……」



太郎「言ったはずだコナミ!起死回生のカードを引いたと!」



コナミ「なに…」



太郎「俺は墓地のダメージイーターの効果を発動!」バッ!



《ダメージ・イーター/Damage Eater》 †
効果モンスター
星2/闇属性/悪魔族/攻 100/守 800
相手がダメージを与える魔法・罠・効果モンスターの効果を発動した時、
墓地に存在するこのカードをゲームから除外して発動する事ができる。
その効果は、ライフポイントを回復する効果になる。
この効果は相手ターンにのみ発動する事ができる。




ツァン「墓地からモンスター効果を!?」



雪乃「エンジェルバトンの時に捨てたのね……!」




太郎「効果ダメージを無効にし、その数値分俺のLPを回復する!」LP1500→3100


キュウウウウウゥン……



コナミ「!な、なにぃ……………!?」




ヨシ「………やった!」



ジン「また回復したぁー!」



ジャック「なんだとぉおぉーーーーーーー!」



クロウ「LPが3100まで回復しちまったぞ!」



アキ「これでまた…………太陽は安全圏…」



幸子「くっ………………庶民……なにやってますの…!」



MC「なんとバーン効果を回復にしてしまったーーーー!!コナミの行動は完全に裏目だーーーー!」



コナミ「………………く……くそ」




太郎「危なかったよ、エンジェルバトンが無ければ負けてた…」



コナミ「………………ズシン相手にLP3100を削らないとならないのか…」



ツァン「厳しくなっちゃったね……」



鬼柳「い、いや………まだ勝ち目はある…!」





コナミ「………………カードを一枚セット………ターン終了」手札5



太郎「俺のターン!」シュッ 手札2


コナミsc1→2
太郎sc9→10


太郎「神の恵みの効果、500P回復!」LP3100→3600



太郎「コナミ、俺はもう油断しない……他のモンスターを召喚するとやられてダメージを受けてしまうからね」



コナミ「………………」



太郎「 このままズシンで押し切る!いけ!」



太郎「ズシンでキザンを攻撃!ズシンパンチ!」



キザン「!」攻900



ズシン「はあああああああああ!」攻0→1900



ドゴオォオオォォォンン!!!



コナミ「くあぁああぁ…………!!」LP3000→2000






MC「ズシンパンチ決まったーーーーー!」



ツァン「コナミー!」



コナミ「うっ………このやろ………」



遊星「……のこりLP、まずいな………」



龍亞「ズシンをなんとかならないのー!?」




龍可「無敵のモンスターじゃない………」



太郎「ターン終了!」 手札3



コナミ「俺のターンだ!」シュッ 手札6



コナミ「目にもの見せてやる………………トラップ発動、ボーン・テンプル・ブロック!」カチッ




《ボーン・テンプル・ブロック/Bone Temple Block》 †
通常罠
手札を1枚捨てる。
お互いに相手の墓地からレベル4以下のモンスター1体を選択し
自分フィールド上に特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターは次のターンのエンドフェイズ時に破壊される。




太郎「!なんだって」






コナミ「手札を一枚すて、お互い相手の墓地から☆4以下のモンスターを一体自分フィールドに特殊召喚する!」 手札6→5



太郎「む、無理やり俺のフィールドにモンスターを引っ張ってくる気か!」



コナミ「俺はお前の墓地から、プレートクラッシャーを特殊召喚!」バッ



プレートクラッシャー「ふっ」攻1400



太郎「うっ………」



コナミ「お前もだせやぁーーー!」



太郎「俺は………真六武衆ーキザンを……出す」バッ



キザン「………」攻1800




ツァンのキザンが…相手フィールドに?…」



コナミ「そしてプレートクラッシャーの効果、俺のフィールドの死力のタッグチェンジを墓地に送り、500Pのダメージを与える!」バッ


ズキュゥウゥン!!



《プレートクラッシャー/Seismic Crasher》 †
効果モンスター
星3/地属性/岩石族/攻1400/守 300
自分フィールド上に存在する表側表示の永続魔法
または永続罠カード1枚を墓地に送る。
相手ライフに500ポイントダメージを与える。
この効果は1ターンに2度まで使用できる。




太郎「っ!」LP3600→3100






コナミsc2→3
太郎sc10→11


コナミ「最終突撃命令によって、守備にはできない」



太郎「う………」



コナミ「プレートクラッシャーをリリース、ガーゼットをアドバンス召喚!」バッ




《偉大魔獣 ガーゼット/Great Maju Garzett》 †
効果モンスター
星6/闇属性/悪魔族/攻 0/守 0
このカードの攻撃力は、生け贄召喚時に生け贄に捧げた
モンスター1体の元々の攻撃力を倍にした数値になる。



ガーゼット「グアアアア!攻0→2800



ツァン「上級モンスターを召喚した!」



鬼柳「ガーゼっトの攻撃力はプレートクラッシャーの二倍、2800だ!」



ジャック「よし!キザンを攻撃するのだ!!」



コナミ「sp-オーバーブースト発動!」カチッ




《Sp-オーバー・ブースト/Sp - Over Boost》 †
通常魔法
自分用スピードカウンターを4つ増やす。
このターンのエンドフェイズに自分用スピードカウンターを1つにする。



コナミ「これによりscを4アップ」sc3→7



太郎「なにを……」



コナミ?さらにsp-ラピットショット・ウィングを発動!」バッ




《SP-ラピッド・ショットウィング/Speed Spell - Rapid Shotwing》 †
通常魔法
このターン、自分フィールド上のモンスター1体の攻撃力は
自分のスピードカウンター1つにつき100ポイントアップする。



コナミ「sc1につき、モンスターの攻撃力を100Pアップする!」



雪乃「scは7…!」



ツァン「ガーゼットの攻撃力が700Pアップ……」


ガーゼット「ハアアアア!」攻2800→3500



MC「攻撃力3500ーーーーーーー!!」



太郎「く………………」




コナミ「バトルだ!」



キザン「……」



コナミ「キザン…………」



キザン「……かまわんやれ」





コナミ「……よし、ガーゼットでキザンを攻撃!」バッ



ガーゼット「ジャルルルルァア!」攻3500




キザン「っくあああ!」攻1800ガシャァァン!!



太郎「ああぁぁっ!……」LP3100→1400


龍亞「よっし!」



MC「ガーゼットの攻撃が決まったー!」



太郎「つ……………トラップ発動、白衣の天使!」カチッ



《白衣の天使/Numinous Healer》 †
通常罠
自分が戦闘またはカードの効果によってダメージを受けた時に発動する事ができる。
自分は1000ライフポイント回復する。
自分の墓地に「白衣の天使」が存在する場合、
さらにその枚数分だけ500ライフポイント回復する。



太郎LP1400→2400



コナミ「まった回復しやがった………」







クロウ「しつこいな太陽ーー!」



アキ「く……」



太陽「まだまだ………!」



コナミ「……スピードワールド2の効果を発動、scを7取り除くことでカードを一枚ドロー!」シュッ 手札2→3 sc7→0



コナミ「カードを一枚セットしてターン終了…」手札2



太郎「ふう………ガーゼットの攻撃力は戻る!」


ガーゼット攻3500→2800



コナミ「オーバーブーストの効果、エンドフェイズにscは1になる!」sc0→1



太郎「俺のターン!」シュッ 手札3→4


コナミsc1→2
太郎sc11→12





ここまででー


コナミ sc2 手札2 ガーゼット リバース2 LP2000


太郎 sc12 手札4 ズシン LP2400


クロウ



太郎「……………」



太郎(スピードスペルを引けば、三連続バーン効果で2400ダメージ………勝ってたんだけど…)



太郎(引かないか……仕方ないな)



太郎「バトルフェイズだ!」



ツァン「ダメだー……ズシンは止められない」



太郎「ズシンの前では攻撃力がどんなに高くても関係ない!ガーゼットを攻撃!」



ガーゼット「ガアアアア」攻2800→0



ズシン「ふおおおお!」攻0→1000



コナミ「ズシンの効果でガーゼットの効果は無効になっちまった…」



太郎「ズシンパーーーーーンチ!!」



ドギャアアアアン!



コナミ「っおおおお……!」LP2000→1000



ギャギャギャギャギャギャ!



クロウ「やべえ、のこり1000!」



龍亞「次にズシンの攻撃を食らったら終わりだよ!」



鬼柳「くそ……」



MC「コナミ、ついにズシンのセーフティラインを越えたーーーー!!」



ジン「あと一発だ!」



ヨシ「勝てるよ俺たち…!」



太郎「どうだコナミ!ズシンの力!」



コナミ「く……………す、少しはやるな………」



太郎「ターン終了!」手札4



雪乃「ここまで追い込まれてしまった……スピードスペルを引かれてもコナミはおしまいよ」



コナミ「エンドフェイズにトラップ発動、荒野の大竜巻!」カチッ




《荒野の大竜巻/Wild Tornado》 †
通常罠
魔法&罠カードゾーンに表側表示で存在するカード1枚を選択して破壊する。
破壊されたカードのコントローラーは、
手札から魔法または罠カード1枚をセットする事ができる。
また、セットされたこのカードが破壊され墓地へ送られた時、
フィールド上に表側表示で存在するカード1枚を選択して破壊する。



コナミ「こいつで最終突撃命令を破壊する!」



ブォオオォォーーーーーー!!!!


バリーーーン!!


最終突撃命令



太郎「う………」






鬼柳「よし、これで守備表示でモンスターを出せる!」



遊星「だが時間を稼いでも……」



コナミ「そして俺のターン!」シュッ 手札3



コナミsc2→3
太郎sc12



コナミ「どうするかな………マジにヤバイぞズシン………」



コナミ「とにかく今は守るしかない……モンスターをセット!」バッ



ブルーノ「おそらくあれは、守備力が攻撃力より1000以上高いカード…」



アキ「ズシンを止められるのはそれだけだものね」



コナミ「ターン終了」



ツァン「うく………なんとかならないの…」



雪乃「コナミの寄せ集めじゃここまでが限界かもしれないわ………」




鬼柳「いや……サティスファクションがあれば……」



ツァン(………サティスファクション?)





太郎「俺のターンだ!」シュッ 手札5 LP2400→2900


コナミsc3→4
太郎sc12


MC「ここで太郎がスピードスペルを引いても勝負は終わってしまうぞーーーーーーー!」



龍可「しかも神の恵みによって毎ターン500PずつLPが回復してる…」



太郎「……………よし、引いたぞ!」



コナミ「む?!」



太郎「俺はスピードワールド2の効果発動!scを4取り除く!」sc12→8



遊星「この効果は!」



ジャック「奴めバーン効果で決める気だ!」



太郎「手札にスピードスペルは一枚、800をくらえ!」バッ



バリリリーーーーーーーーーーー!!!!




鬼柳「躱せコナミーーー!」



コナミ「了解、手札のハネワタを捨て、効果発動!」シュッ 手札1



ハネワタ「ふぃー」


《ハネワタ/Hanewata》 †
チューナー(効果モンスター)
星1/光属性/天使族/攻 200/守 300
このカードを手札から捨てて発動できる。
このターン自分が受ける効果ダメージを0にする。
この効果は相手ターンでも発動できる。



シュピーーーーン!!


太郎「!」



コナミ「このターン俺への効果ダメージは0!」






遊星「危ない……なんとかしのいだ」



ジン「惜しい!」


ゆま「はふー………」



MC「なんとか敗北をまぬがれたーーーーー!」



太郎「やるなコナミ…!」




太郎「でもこの勝負、やっぱり俺たちのものだ!」



コナミ「なに?」



太郎「俺はsp-ディフェンスバスターを発動!」バッ



《 Sp-ディフェンス・バスター》
通常魔法
自分用スピードカウンターが2つ以上ある場合、相手フィールド上に存在する
守備表示モンスター1体を選択して発動する事ができる。
選択したモンスターを表側攻撃表示に変更する。



牛尾「ディフェンスバスター!?」



クロウ「あれは守備モンスターを攻撃表示に変えるスピードスペルじゃねえか!」



龍亞「ええー!?」






太郎「コナミのフィールドのセットモンスターを攻撃表示に!」


ギュルルルン!!!



バニーラ「ばにー……」攻150




《バニーラ/Bunilla》 †
通常モンスター
星1/地属性/獣族/攻 150/守2050
甘いものがとっても大好きな甘党うさぎ。
世界一甘いと言われる甘糖人参を探し求め、
今日も明日もニンジンをかじりたい。




ツァン「まずいよ!」



コナミ「うそー…バニーラが攻撃表示に………」



太郎「バニーラ………なるほど、守備のままならズシンでは倒せない厄介なモンスターだ…」




太郎「でも攻撃表示にした今、ズシンの敵じゃない!」



あげは「ズシンの攻撃力は戦う相手の+1000………」




岬「コナミのLPも1000だぞ………やばいかなこりゃ」






バニーラ「バニ………」



コナミ「バニーラ……なんで出てきたんだ、守備でいてくれよ」



バニーラ「……………ばに…」シュン……



コナミ「いやいや、すまんな、お前を責めても仕方ない」



太郎「コナミ、これで今度こそ決まりだ!ズシンにはカード効果は通じない!」



ズシン「よって君にはこの攻撃を止める術はない!」



コナミ「おれのフィールドにはまだセットカードがあるんだぞ!」




太郎「恐るに足らず、ズシンはセットカードを踏み潰して進む、行くぞバトルだ!」



ズシン「ブォオオォォ!」攻0→1150



バニーラ「バニー……」攻150




《眠れる巨人ズシン/Sleeping Giant Thud》 †
効果モンスター
星10/地属性/戦士族/攻 0/守 0
このカードは通常召喚できない。
自分のターンで数えて10ターン以上フィールド上に表側表示で存在している
レベル1の通常モンスター1体をリリースする事でのみ特殊召喚する事ができる。
このカードが戦闘を行う場合、バトルフェイズの間だけ
戦闘を行う相手モンスターの効果を無効化し、このカードの攻撃力・守備力は
ダメージ計算時のみ戦闘を行う相手モンスターの
攻撃力+1000ポイントの数値になる。
このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、
このカードはこのカード以外の魔法・罠・効果モンスターの効果を受けない。





鬼柳「その攻撃喰らえば終わりだぞ!」



太郎「ズシンパーーーーーンチ!」バッ



ズシン「ブォオオォォ!」ギュアアアーーー!



遊星「……ダメだ、止まらない」



ヨシ「やった!勝ったよ俺たち!」



コナミ「気が早いわ、トラップ発動!」カチッ



太郎「ズシンにトラップは…」



《ジェネレーション・チェンジ/Generation Shift》 †
通常罠
自分フィールド上に表側表示で存在するモンスター1体を選択して破壊する。
その後、デッキから破壊したカードと同名のカード1枚を手札に加える。



コナミ「こいつはズシンには発動しないトラップだよ!」



太郎「なに…」



コナミ「ジェネレーション・チェンジによってバニーラを破壊する!」



ドゴーーーーン!!!





コナミ「ズシンは戦う相手を失い、攻撃力は0になる!」



ズシン「うくふうう…………」攻1150→0



太郎「まさか…自分のモンスターを破壊するトラップだったなんて」



コナミ「さらに破壊したのと同名モンスターをデッキから手札に加える!」カサッ バニーラ



MC「間一髪かわしたーーーーーーーー!!」



ツァン「はあぁ……………危な」



雪乃「もうダメだと思ったわ…」




ジン「くそーーー………惜しいな」



ヨシ「ううぅ…」



太郎「………ターン終了だ」



龍亞「危ない危ない……」



クロウ「 だが普通に考えて……コナミに勝ち目なんてあるのかよ…」



龍可「え?」



ジャック「ああ、奴は凌いではいるが、状況はターンを重ねるごとに悪くなっていく」



ブルーノ「いずれはズシンに…」







アキ「確かに………太郎のLPは2900もあるのよ……恐らくこれからも神の恵みで増えていく…」



アキ「ズシンの反撃にあわないためにはそのLPを一気に削らないとならない…」



アキ「はっきり言って不可能よ…」




龍可「そんな…」



遊星「……」



龍亞「………で、でもコナミなら………なんとかするはずだよ!」



クロウ「なんとかって…」



龍亞「チーム満足を応援しようよ、ここまで粘ってきたんだから!」



……………



コナミ「………俺のターン!」シュッ 手札4


コナミsc5→6
太郎 sc8→9



コナミ「……………くそ………ズシンの野郎………なんだあの無敵度……」



コナミ「倒せるのか俺は…………」



コナミ「………モンスターをセットしてターン終了」バッ 手札3








太郎「俺のターンだ!」シュッ 手札5



コナミsc6→7
太郎sc9→10



遊星「……あの守備モンスターはバニーラ……」



ジャック「まあそうだろうな」



クロウ「今度はセットカードも無しか」



ブルーノ「ターン毎に追い詰められていくのがわかるね…」



龍亞「ううう………チーム満足ーーーーーー!!!」




太郎「コナミ、そのセットモンスター、バニーラかい?」




コナミ「……さあな」



太郎「とぼけても無駄さ、それしかない」



コナミ「……」



太郎「厄介だけど…倒させてもらうよ!スピードワールド2の効果発動!scを10取り除く!」 sc10→0






ツァン「あ!」



太郎「セットモンスターを破壊!」バリリリリリリリ!!



バーーーーン!!


遊星「まずい、バニーラが……!」



炎の魔人「くああぁああ!」ドーーーーン!!




《炎の魔神/Fireyarou》 †
通常モンスター
星4/炎属性/炎族/攻1300/守1000
炎につつまれた魔人。
まわりの炎を自在に操り攻撃する。




太郎「!」



鬼柳「バニーラじゃないぞ!」



雪乃「炎の魔神……!」



MC「なんとセットモンスターは炎の魔神ーーー!!」



太郎「く…………コナミ」



コナミ「残念だがお前の作戦は読んでいたぜ、scが10になりゃバニーラを破壊しにくると思っていた!」




コナミ「バニーラは手札だ!」



太郎「う………………だがこれでフィールドはガラ空きだ!」






太郎「俺は恐竜人を召喚!」バッ



《恐竜人/Anthrosaurus》 †
通常モンスター
星3/地属性/恐竜族/攻1000/守 850
人型の恐竜。高い知能を持つが、あまり強くはない。





恐竜人「しゃは!!」



遊星「攻撃力1000!」



ツァン「まずい」




鬼柳「コナミのLPと同じだ!」




ジャック「リバースカードも無い………ここまでだな」



龍可「…………」




龍亞「そ、そんな事無い!」




太郎「行け恐竜人!ダイレクトアタック!」



ゴアァアァアァ!!





MC「あああーーーーーーー!これは避けられないー!」



太郎「勝った!」



コナミ「手札の急降下ボム!発射ーーーーー!!」シュッ 手札2




急降下ボム
効果モンスター
星1/闇属性/機械族/攻 0/守 0
このカードを手札から墓地に送って発動する。
エンドフェイズ時までフィールド上に表側表示で存在するモンスター全ての攻撃力・守備力を入れ替える。
この効果は相手ターンでも発動する事ができる。



ドゴーーーーーーン!!!



太郎「くぁあっ!?」



ジン「なんだ!」



恐竜人 攻1000→850



ドガアァアァッ!!



コナミ「っああああ……!」LP1000→150



ブオォオオーーーーーーーーーーー!!



龍亞「!見て、コナミは負けてない!」






太郎「な、なんだって…………」



アキ「まだ……デュエルを続けるの……?」



龍可「勝ち目がある………って、そう思ってるの………」




ジャック「く…………だがLPは150……」



クロウ「後がない通り越して崖っぷちだぜ…」



遊星「……まだ決着がついてない以上……デュエルはわからない」



龍亞「そうだそうだ!」



ツァン「い、生きてる生きてる………」



雪乃「流石のしぶとさね………」



ヨシ「まだ勝 決まらない……!?うううーーーー……」



鬼柳「サティスファクションだコナミ!」






太郎「コナミ……………」



太郎「カードを一枚セットしてターン終了!」バ 手札3



コナミ「ふう……………ふう…………………あ、っぶねえ…………」



雪乃「手札は2枚………絶望的……」



ゆま「コナミさーーーん!」




岬「勝てこらあーーーーー!!」



幸子「庶民!抗って見せなさい!」



コナミ「……うぐうう…………ズシン……」



ズシン「…………」




コナミ「……このやろ………か、勝てる………のか……」



遊星「……まずいな、コナミの勝負の心が消えかかっている」



龍亞「ええ……」





コナミ「俺の………ターン!」シュッ 手札3


コナミsc7→8
太郎sc0→1


太郎「君に負ける訳にはいかない、トラップ発動、生贄の祭壇!」カチッ




《生贄の祭壇/Altar for Tribute》 †
通常罠
自分フィールド上のモンスター1体を選択して墓地に送る。
このモンスターの元々の攻撃力分のライフポイントを回復する。



コナミ「!生贄の祭壇…………?」




太郎「恐竜人を墓地に送り攻撃力分LPを回復!」LP3400→4400



コナミ「LP4400だと…………!?………」




MC「ダメ押しだ太郎ーーー!ついに初期LPを超えたーーーーー!!」



ツァン「………っく………!」




鬼柳「嘘だろ…」






ワアァァアーーーーーーーーー!!



ブルーノ「ついにここまで回復された………」



クロウ「LP4400でフィールドにズシンだと!?インチキもいい加減にしろ!」



ジャック「…………」



アキ「…………く…」



龍亞「うう…………コナミーーーーーーー!」



遊星「……」



MC「流石に意気消沈かチーム満足ーーーーーー!!!」



雪乃「まだいけるわ………きっと」



ブォオオォォーーーーー



コナミ「…………………くぅ………無理だ…」



コナミ「………俺が勝つ可能性なんかもう…無い………」



コナミ「……………今更なにを引いても…」チラッ


《進入禁止!No Entry!!》


コナミ「……………………」



コナミ「………………………!」






ここまででー


コナミ LP150 手札3 sc8

太郎 LP4400 手札3 ズシン sc1




コナミ「そうだ…………これを使えば…」



コナミ「………………逆転いけるぞオイ………」



ブォオオォォーーーーーーーーー



コナミ「そのためには……こいつと………あれが必要だ」



コナミ「引くしかない……」



コナミ「…………カードを一枚セット、さらにモンスターをセット!」バッ



コナミ「ターン終了」手札1




太郎「俺のターン!」シュッ 手札4 LP4400→4900


コナミsc8→9
太郎sc1→2


太郎「今度こそバニーラを伏せたか…」



太郎「対策カードを引かないと突破できないな…」



太郎「俺のデッキには起爆化とディフェンスバスターが三枚入ってる………それを引ければ」チラッ



太郎「…………くそ、ターン終了」手札4





コナミ「なにもできまい、そのまま止まっててくれよ……」シュッ 手札2



コナミsc8→9
太郎sc2→3



コナミ「……………ぬうう……断頭台の惨劇………これじゃダメだ…」


コナミ「scを7取り除き、スピードワールド2の効果発動!」 sc9→2



太郎「!」




コナミ「一枚ドロー!」シュッ 手札3



コナミ「……………ち…カードを一枚セットしてターン終了」バッ 手札2



鬼柳「バニーラがいい感じで防壁になってるな」



ツァン「守備でいる限りズシンにはやられないね」



雪乃「でも次のターン太陽のscは4、スピードスペルがあれば終わりだわ」



太郎「俺のターン!」シュッ 手札5


コナミsc2→3
太郎sc3→4



太郎「よし、scが4…」 LP4900→5400





遊星「LP5400か」



アキ「一時期100まで減ったのにここまで…」



龍亞「5400くらいすぐさ!」



ジャック「5400程度スカーレッドノヴァで一発だ」



クロウ「ズシンはどうする?」



ジャック「…………」



ブオォオオーーーーーーーーーーー!!



太郎「残り150P……行くぞコナミ!」



コナミ「え?なんだって?」



太郎「スピードワールド2発動!手札にスピードスペルは一枚!」サッ sc4→0



バリリリリィーーー!



ツァン「やっぱり来た!」






コナミ「そんなのお見通しだ、トラップ発動!」カチッ



《リフレクト・ネイチャー/Nature's Reflection》 †
通常罠
このターン、相手が発動したライフポイントにダメージを与える効果は、
相手ライフにダメージを与える効果になる。



キュゥーーーーン!!


コナミ「効果ダメージはお前へと跳ね返る!」



太郎「げっ」



ドキューーン!


太郎「っくうう………」LP5400→4600



鬼柳「よし、跳ね返した上ダメージを与えたぞ!」



雪乃「のこり4600!」



ツァン「途方に暮れる数値だー…」



太郎「くそ……………やられた、ターン終了」手札5



コナミ「俺のターンか!」シュッ 手札3


コナミsc3→4
太郎sc0→1



コナミ「………….これでも無い……くそ、一刻の猶予もないぞコラ!」



コナミ「だが、sp-エンジェルバトンを発動だ!」バッ


《Sp-エンジェル・バトン/Sp - Angel Baton》 †
通常魔法
自分のスピードカウンターが2つ以上存在する場合に発動する事ができる。
自分のデッキからカードを2枚ドローし、その後手札を1枚墓地へ送る。



太郎「!君もか…」



コナミ「カードを二枚引き、一枚捨てるぞ!」



ジン「今更なにをする気なんだ…」



ヨシ「俺たちの勝ちでしょ、この勝負」



遊星「…………龍亞のいう通り、コナミはまだ諦めていないようだ」



龍亞「そうでしょそうでしょ!逆転するよきっと!」



ジャック「何かあるというのか…」



太郎「…………何か企んでるな」



コナミ「…………ふっ!」シュッ




コナミ「………………!ついに来たか」



太郎「?」



コナミ「一枚すてるぞ」シュッ 手札 3



MC「今更なにをしようというのかーーーーーー!」



コナミ「…………………………チャンスは一度か…一枚セーット!」バッ



ジン「二枚めのリバースカードか」


ヨシ「ズシンには効かないから大丈夫!」



太郎「…………なんか嫌な予感だ」



コナミ「ターン終了」手札2



太郎「俺のターン!」シュッ 手札6



コナミsc4→5
太郎sc1→2






鬼柳「二枚の伏せカード……どう思う?」



ツァン「苦し紛れだと思う……」



雪乃「何かあるかもしれないわ」



太郎「………よし、ついに来た!」LP4600→5100



コナミ「なに…………?」



太郎「俺はカードを一枚セット!」バッ



コナミ「なんだ……」



太郎「そしてsp-起爆化を発動!」バッ




《Sp-起爆化/Speed Spell - Explosion》 †
通常魔法
自分用スピードカウンターが2つ以上ある場合に発動する事ができる。
自分の魔法&罠カードゾーンにあるカード1枚を選択して破壊する。
相手フィールド上に存在する全てのモンスターの表示形式を変更する。



鬼柳「奴めついに引いたか!」



ツァン「表示形式変更カード…!」



太郎「自分の魔法トラップを一枚破壊し、コナミのセットモンスターを攻撃表示にする!」






ドゴーーーーーーン!!!



コナミ「うわっく………!」



バニーラ「バニ……」攻150




《バニーラ/Bunilla》 †
通常モンスター
星1/地属性/獣族/攻 150/守2050
甘いものがとっても大好きな甘党うさぎ。
世界一甘いと言われる甘糖人参を探し求め、
今日も明日もニンジンをかじりたい。



MC「ジェネレーション・チェンジによって手札に加えられた二体めのバニーラが攻撃表示になったぞーーーーーー!!」



クロウ「やっべぇぞこりゃー!」



太郎「よし、やはりバニーラ…今度こそ逃がさない!」



コナミ「くぅ………………」



ジン「やった…………やっと勝負が終わる…」



ヨシ「長かったねー………」






太郎「今度こそ俺たちの勝ちだコナミ!」



太郎「ジンとヨシが頑張って時間を稼ぎ召喚したこのズシンで、君に止めを刺す!」



コナミ「ずいぶん自信があるじゃねーか……」



太郎「俺たちのズシンは絶対に倒せないからね!」



コナミ「ふーん………」



太郎「…………?なんだい…」



コナミ「確かにズシンは無敵だよな………効果受けないし、戦闘で負けないし」




コナミ「でもあまり自信満々だとなぁー…………足元掬われるかもしれないぜ?」



太郎「………?…………」



コナミ「LP5100で、セーフティだと思ってるか?……」



コナミ「……実はお前も崖っぷちのところにいるかもしれない…」



太郎「…………バニーラを守るための虚勢か…………?」



コナミ「…………さあ…?」






ブオォオオーーーーーーーーーーー!!



太郎「……………」



コナミ「……」



太郎「………いや、ズシンは絶対に負けない!」



ズシン「ブォオォオオ!」



コナミ「ならば来てみろやああぁぁーーーーーーーー!!」



太郎「やってやるさ、ズシン、バニーラを攻撃!」




ズシン「ぶああああぁあぁぁあぁ!」攻1150



バニーラ「バニー……」攻150




太郎「ズシンパーーーーーンチ!!」



ギュオォオオオォォ!!



コナミ「トラップ発動!」カチッ




《進入禁止!No Entry!!/No Entry!!》 †
通常罠
フィールド上に攻撃表示で存在するモンスターを全て守備表示にする。


太郎「!」




コナミ「こいつの効果で、フィールドのモンスターはすべて守備表示になる!」



太郎「!すべての……」



バニーラ「バニー」守2050 カシャッ



ツァン「バニーラが守備になった!」



雪乃「しかしズシンは……」



太郎「しまった……ズシンは効果を受けない……!」



コナミ「カード効果を受け付けないのが仇になったな、バトルを中止する事はできない!」



ズシン「ブォオォオオ!」攻1150



コナミ「お得意のズシンパンチも通用しないぜ!」



太郎「くそっ………!だが……反射ダメージを受けても俺のLPはまだまだ残る!」



コナミ「何のために俺が時間を稼ぎまくったと思う?」




太郎「!」





太郎「まさか…」



コナミ「このチャンスを逃がさない、さらにトラップを発動してやるぁーーーー!」カチッ




《D2シールド/D2 Shield》 †
通常罠
自分フィールド上に表側守備表示で存在するモンスター1体を選択して発動する。
選択したモンスターの守備力は、元々の守備力を倍にした数値になる。


ギュイィィン!



太郎「し…しまった………!」



遊星「あれはD2シールド!」



アキ「モンスターの守備力を元々の二倍にするカードね……」



ツァン「これでバニーラの攻撃力は2050の二倍!」



鬼柳「4100P、ズシンをはるかに上回る満足度だ!」



雪乃「反射ダメージも計り知れないわ!」






太郎「………これを狙っていたのかコナミ!」



コナミ「ははははは!その通りだ、ズシン敗れたり」



太郎「だがそれでも俺のLPは5100!致命傷にはならないはずだ!」



太郎「ズシンがいる分俺に有利な勝負だ!」



コナミ「甘いわぁーーーー!!」



太郎「なにぃ!?」



コナミ「手札の最後の切り札をチェーン発動!」



太郎「手札からだって………」



《牙城のガーディアン/Stronghold Guardian》 †
効果モンスター
星4/地属性/戦士族/攻  0/守1500
自分フィールド上に守備表示で存在するモンスターが攻撃された場合、
そのダメージステップ時にこのカードを手札から墓地へ送る事で、
その戦闘を行う自分のモンスターの守備力は
エンドフェイズ時まで1500ポイントアップする。



コナミ「牙城のガーディアンの効果、バニーラの守備力を1500Pアップじゃぁーーーー!」



太郎「ば、馬鹿な……!」



バニーラ 攻2050→4100→5600



MC「何とここに来てバニーラの守備力5600ーーーーー!ズシンをはるかに超えたーーー!」



ジン「嘘だろ!?」



太郎「む、無敵のズシンが…………」



コナミ「よし来い、ズシンパンチをバニーラに向かって打ってこい!」







ズシン「ブオォオオォォ!!」攻1150



ギャギィイィイィーーーーンン!!!


太郎「うあぁああぁーーーー!?」LP5100→650



ジャック「何だとぉ!」



クロウ「一気に太郎に4450のダメージが入ったぞ!」



ヨシ「太郎ーーーーー!!」



太郎「うぐううぁ……………」



MC「何とここで太郎のLPがセーフティラインを超えたぞーーーーー!」



龍亞「やったーーーーー!」



ツァン「な、なんかいきなりすごいことになってきたよ…!」



雪乃「こんなことが起こるなんて…」



太郎「……………な……なんで……」



コナミ「どうだ太郎!」






太郎「くうううぅ…………まだだ………カードを1枚伏せてターン終了…!」 手札3



コナミ「俺のターン!」シュッ 手札2



コナミsc5→6
太郎sc2→3



ブオォオオォォーーーーーー!!



太郎「まだだ………これから巻き返せば……!」



遊星「決めるならいましか無い……!回復される前に」



龍亞「決めてコナミーーーーー!!」



ツァン「このターンで倒せーーーー!「



ジン「しのげ太郎ぉお!」



コナミ「………………太郎、俺の勝ちだ!」



太郎「!?」



コナミ「sp-スピードストーム発動ーーーー!」バッ


《 Sp-スピードストーム》
通常魔法
自分用スピードカウンターが3つ以上ある場合に発動する事ができる。
相手に1000ポイントのダメージを与える。
自分のスタンバイフェイズ時にこのカードが墓地に存在する場合、自分用スピードカウンターを3つ取り除く事で、
このカードを手札に戻す事ができる。


ギュオォオオオォォ!!



鬼柳「やったぞ!1000Pのダメージだ!」


雪乃「ついに!」



太郎「そうはさせない、トラップ発動!」カチッ




《マジック・ジャマー/Magic Jammer》 †
カウンター罠
手札を1枚捨てて発動する。
魔法カードの発動を無効にし破壊する。



太郎「手札をコストに、スピードストームを破壊!」 手札3→2


ピキィイィーーーーーーン!!!



鬼柳「なにぃ!?」



ツァン「しつっこいなもおおお………!」



遊星「ここも凌ぐか……太陽………!」



ジャック「ぬうっ……」



太郎「コナミ!負けないぞ!」



コナミ「……………行ったはずだぜ太郎、俺の勝ちだと!」



太郎「っ…………?」



コナミ「お前が無効にする事なんてお見通しだ」



太郎「ど、どういう事だ…!」




コナミ「手札からタタカワナイトの効果を発動って事だーーーー!」バッ




《タタカワナイト/Tatakawa Knight》 †
効果モンスター
星4/地属性/戦士族/攻1500/守 0
相手のカードの効果によって自分の魔法・罠カードの発動が無効になった場合、
このカードを手札から墓地へ送って発動できる。
相手ライフに1500ポイントダメージを与える。



太郎「タタカワナイトだって!?」




遊星「!」



ジン「タタカワナイト………?」



ツァン「あれは………」



雪乃「自分の魔法トラップが無効になった時、手札から捨てて相手に1500Pのダメージを与えるカード…」



鬼柳「て事は………」



太郎「嘘だろ…………?」


コナミ「ゲーム……セットーーー!」



ドギュウゥウゥーーーーーーーン!!



太郎「うあぁあぁ!!」LP650→0 ピーーーー



ギャギャギャギャギャギャ……!!



ブシュウゥウゥウゥーーーーーーーー!!



コナミ「っしゃーーーーー!」



鬼柳「勝ったーーーーー!」







MC「な……何とチーム満足の大逆転だぁーーーーー!!ニターンで5100のLPを削り切ったーーーーー!!」



「ず、ズシンが負けたーーー!?」



「ど、どうなってるんだ!」



ヨシ「そ、そんな…」



龍亞「やった!満足が勝ったよみんな!ズシンに勝ったんだ!」



ブルーノ「し、信じられない………」



アキ「5100を削り切るなんて……」



クロウ「とにかくやったぜーーーーーー!!」



龍可「な、何者なのコナミって……遊星…どうしてあんな事ができるの?」



遊星「わからない……」



ブルーノ「もしかして彼は………イリアステルとの戦いで重要な役割を……」


遊星「なに?ブルーノ」



ブルーノ「い、いや………なんでも無いよ」



キキイイィイィ………



コナミ「っふうー………あー、しんど………」カポッ



鬼柳「コナミ!よくやったぞーーーー!」タタッ



コナミ「ふはははは!」



ツァン「す……少しはやるじゃない!」



雪乃「信じていたわ、ふふっ」



コナミ「近くでみるとズシン怖いなー……びびった」



ツァン「でしょ!ボクも威圧されたよ!」



コナミ「しかし勝ったぜええええぃいいゃぁーーーーーー!!」



鬼柳「満足ーーーーーーー!!」



ツァン「えへへ…」



MC「皆様両チームに拍手をーーーーーー!」



ワァアァアァアァーーーーーー!!




太郎「………ジン、ヨシ………」



ジン「太郎ー!」



ヨシ「太郎ぉおお!」



太郎「ごめん……俺」



ジン「あやまるなよ!お前は良くやったさ!あのズシンを召喚できたんだぞ!!」



ヨシ「そうだよ!最高だったよ!」ボロボロ…



太郎「みんな……………!」



ジン「俺たちにとっては悔いのない大会だったぜ!」



ヨシ「太郎ぉーーーー!」ボロボロ…



太郎「ヨシィーーーーー!」ダキッ



ワァアァアァアァーーーーーー!!




コナミ「太陽ー!」



太郎「!コナミ、チーム満足…」



鬼柳「いい勝負だった、まさかズシンが出て来るなんて恐れ入ったぜ」



ヨシ「うぅ…………みんな」ボロボロ



ツァン「正直本当に驚かされたよ……すごいね」



ジン「お前ら……………」



太郎「ありがとう、悔いのない勝負だったよ……地元で自慢できそうだ」



コナミ「それなら良かった」



雪乃「ふふ………」



ヨシ「うぅ………」ボロボロ



太郎「よし………帰ろう、ジン、ヨシ」



ジン「ああ!………」



ヨシ「分かった!」




…………………………

30分後






コナミ「あ、遊星達だ」



遊星「チーム満足、おめでとう」



鬼柳「一回戦突破だ、また一つサティスファクションタウンの宣伝になったな!」



コナミ「このまま優勝する勢いだな」



ツァン「調子に乗らない方がいいと思う」



龍亞「コナミ!やったねーーー!俺いっぱい応援してたよ!」ダダッ



コナミ「ふはははは、崇めろ崇めろ」



龍亞「ズシンに勝っちゃうなんてすげー!かっこいいなー!」



コナミ「か、かっこいい………マジで?」(初めて言われたわ)



龍亞「うん!」




ここまででー


バニーラ
http://p.twpl.jp/show/orig/7T9Tk





数日後


ネオドミノシティ 14時



コナミ「バイト終了ー………」スタスタ



コナミ「……………」スタスタ



コナミ「何しようかな…」



コナミ「…………………とりあえずカフェ・ラジーンにでも」スタスタ



…………………………



コナミ「WRGPは一週間後だし…」スタスタ



龍亞「あ、コナミじゃん!」



コナミ「ん、おーう、龍亞」



龍亞「何してんの?」



コナミ「何もする事が無いんだよ、カフェ・ラジーンに行くつもりだったんだ…お前は?」



龍亞「龍可が家にいるっていうからさー……俺暇で、ウロウロしてたんだ」





コナミ「そうか」



龍亞「お互い暇ならさ、一緒にウロウロしようよ!」



コナミ「そうだなー………いいぞ別に」



龍亞「よーし!じゃあ噴水広場に行こう!」



タッタッタッタッ



コナミ「走るなよ!疲れるだろ!」



…………………………



噴水広場


龍亞「ついたー!」



コナミ「結構人いるな………みんな暇なんだな」



龍亞「そうだね、よし……誰かとデュエルしようかな……!」



コナミ「デュエルか…」



龍亞「えーーと………」キョロキョロ



あげは「……………」



龍亞「あ!」





コナミ「んあ、あげはじゃないか、何してるんだ?」



あげは「?え…………あ、コナミ」



龍亞「あげは姉ちゃんこんにちは!」




あげは「龍亞も、珍しいね休日に」



コナミ「カフェ・ラジーンでひとり……………休日に…」



あげは「!な、なに…?もしかして一人ぼっちだと思ってるの!?」



コナミ「うん…まあ…………他にもう一人そんな感じの奴知ってるし…」



あげは「誰のこと言ってるのかは知らないけど……ぼ、ボクは違うよ!ホラッ!」ピラッ



龍亞「?あ、アカデミアの課題だ」



コナミ「そんなの出てたのか」



あげは「そうだよ、カフェでやってたんだ」



コナミ「なるほどな…だから一人で……すまんな疑って」



あげは「分かればいいよ…」





龍亞「それもう終わったの?」



あげは「うん、今日の分はね」



龍亞「それなら俺とデュエルしようよ、久しぶりにさ!」



あげは「デュエル…うんいいよ」カタッ



コナミ「がんばるねぇー…見学させてもらうぜ」



あげは「そういえばコナミ、この前の大会…」



コナミ「ああ、見てたのか」



あげは「その………えーと…初戦突破…お、おめでとう……………////…ぅ」



コナミ「サンキュー」



龍亞「あげは姉ちゃーん?こっちだよー」



あげは「ああうん!今行くよ!」スタスタ



コナミ「ふうー……」



……………



龍亞「へへへ………強くなった事証明してやるぞ!」カシャッ



あげは「よーし………先輩だからね……いいところ見せないと」カシャッ



龍亞「デュエルだー!俺のターン!シャキィーン!」シュッ



わーーーー!わーーーー!



コナミ「賑やかだな龍亞、張り切ってるのか」



龍亞「D・ラジカッセン召喚!ドォォーーーーン!」バッ



あげは「ディフォーマーか…」



ワーーーワーーーー!



コナミ「…………」



幸子「……うるさいですわね…………折角の休日に…まったくこれだから下々の者は…」ズズ…



幸子「ブルーアイズマウンテン………ふぅ…やはり良い風味…」コトッ‥



コナミ「…あ、幸子」







幸子「ん?………あ、庶民、こんなところで会うとは」



コナミ「お前もカフェ・ラジーンの常客なのか…」



幸子「わたくしは庶民と違って忙しいのですが、たまに休日に来るのよ」



幸子「ブルーアイズマウンテンはこの店にしかないですから」




コナミ「ブルーアイズマウンテン………それって3000円の…」



幸子「ええ…これこそトップスの味ね」



コナミ「流石は令嬢だな……」



幸子「休みの日は執事もspも連れず一人でここでゆっくりするのよ」ズズッ



幸子「わたくしだってたまには一人になりたいですから」コトッ



コナミ「ふーん、最近お前忙しいのか」



幸子「……ええ……色々あってね…」



……………………




あげは「いっけー!ギガンテックファイター!」バッ



ファイター「クアァア!」ブンッ



龍亞「うああーーーー!」LP0 ピーーーー ドゴァアァ!



コナミ「あらら、龍亞まけちゃった…」



幸子「…あそこのうるさいのは庶民の知り合いだったのね、やめてほしいのだけど」



コナミ「いいじゃないか、楽しそうだろ」



幸子「……ふぅー……」



龍亞「ああー………くっそー!負けた!」




あげは「ふふふ…何度やっても同じ同じ」



龍亞「もう少しだったのになぁ……ぬうー…」



あげは「先輩としてまだまだ負けるわけにはいかないよ」



龍亞「ちぇっ…今度こそ勝つからね!」



あげは「いつでも相手してあげるよ!」






コナミ「終わったか」



龍亞「コナミー、負けちゃったよ!」



コナミ「精進が足りんな」



龍亞「もっと頑張らないとダメか…」



あげは「でもだんだん強くなって来たよ龍亞」



龍亞「本当!?よーし…!」



幸子「……………そこの少年、まだまだ爪が甘いですわね」



龍亞「えっ?」



コナミ「幸子……………突然どうした?」



あげは「あ、海野さん」



幸子「珍しく暇だからアドバイスをしてあげただけですわ」



コナミ「アドバイスて………野次だったぞ今の……」



…………………………




龍亞「さてと……次はどこに行く?」


コナミ「……どこ行っても…何も買ってやれないぞ、金ないから」



龍亞「そんなの期待してないよ!コナミが貧乏なの知ってるし」



コナミ「へ、……へへ…………」



あげは「卑屈だね………」



幸子「哀れな庶民ね………」



龍亞「中央広場にでも行ってみようよ、遊星とかいるかも!」



コナミ「ああ、それならいいぞ」



あげは「あの……ボクも行こうかな、課題終わったし」



龍亞「うん、行こう行こう!」



コナミ「幸子も行くか」



幸子「……わたくしはいいですわ、ゆっくりしたいので」



コナミ「ああ、そう……」



ガサガサガサガサガサガサガサガサ……!!



龍亞「!?な、なんだ!」



あげは「そこの茂みが突然動き出したよ…?」



幸子「……?」



コナミ「ん…?」


ガサッ!



メイ喜多嬉「……………ふぅ…」ボロボロ…





龍亞「……………!!?」



あげは「…!?」



コナミ「………!?………あ、お前………!」



幸子「…………………!」



メイ「……………?!」




メイ「なんですか!何を見ているの!」



龍亞「あ………その……ごめんなさい」



あげは「いきなり……同年代くらいの子が…ボロボロの含む着て茂みから出てきた……」




幸子「………………貴女………何をやっているの……」



コナミ「お前…………一年くらい前に会わなかったか……」



メイ「む?」





ここまででー


青葉あげは




メイ「……ああ、ID交換した庶民、久しぶりね」ボロ…



コナミ「お、おお…………あれから連絡全くないから忘れてたけど」



メイ「あれから色々大変だったのよ」 ボロ…



コナミ「………うん、見れば分かるわ……激動の人生だなお前…」



あげは「な、なんでそんなボロボロの服を…?」



龍亞「アカデミアの制服だよね………どうしたの」



幸子「……ふん、聞いてますわ…喜多嬉コーポレーションのトップが入れ替わった事、貴女の父親が蹴落とされたのね」



メイ「……貴女、腐れ海野財閥の娘……」



コナミ「腐れ………」



幸子「ほほほ、今の貴女になんて言われようが負け犬の遠吠えにしか聞こえませんわ」



メイ「……ふん」



あげは「海野さん…知り合いなの?」



幸子「……………ええ…昔パーティで度々ね…」




………………………………………



あげは「え、うっそ………この子あの喜多嬉コーポレーションの社長の娘なの……?」



龍亞「すげー…喜多嬉って言えば………世界的な会社だよ…」



メイ「……」ボロ…



コナミ「髪の毛に木の枝ついてるぞ…」パッパッ



メイ「ありがとう……お礼を言います」



コナミ「お、おお………礼を言うんだな…」



幸子「大方、トップが入れ替わった際に娘の貴女も追放されたのでしょう」



あげは「トップが入れ替わった……って、何があったの?」



龍亞「こんなになっちゃって…」



メイ「……入れ替わったんじゃないわ……叔父に乗っ取られたのよ」



コナミ(これ結構思い話だわ…)



幸子「……」


ミス 思い話→重い話



メイ「お父様の信頼を裏切った叔父が喜多嬉を乗っ取り、私達を追い出したのよ」



龍亞「の…乗っ取られたって……」



あげは「と、とんでもない事じゃん……」



メイ「まあそうね…」ボロ…



幸子「……落ちぶれたものね」



コナミ「………」



幸子「立場を追われ、宿も失い無様な姿をさらすなんてわたくしにはできないわ、庶民以下じゃない」



あげは「ちょ、い、言い過ぎだよ……大変なんだから…」



メイ「本当の事だし、構いませんわ」


幸子「………」



コナミ「宿も失い……って、今日まで何食って生きてきたんだ…?」


メイ「……残飯があるじゃない」



あげは「!?」






幸子「……残飯…………」



コナミ「……流石の俺もびっくり…」



龍亞「す……すごい………」



メイ「慣れればなんて事ないですわ」



幸子「貴女、庶民に堕ちてプライドさえ失ったの!?」



メイ「…………貴女には関係ないわ」



幸子「く…………イライラするわね……!」



あげは「ま…まあまあ………生きるためには仕方ないんだって……」



龍亞「そ、そうだよ……頑張ってるじゃん!」



幸子「……」



メイ「……新聞紙もなかなかの防寒具になるという事も学びましたわ」カサカサ



コナミ「す、すげえええぇぇえ…………!」



あげは「そこまで極められるの…!?」





龍亞「………な、なんか泣けてきたよ……」ボロボロ…



あげは「たくましいよ………メイさんたくましいよ………」ボロボロ



コナミ「新聞紙……………新聞紙か………」



幸子「……貴女…………」



メイ「……」カサカサ



コナミ「な、何か残ったものはないのか…?」



メイ「……残ったもの………このデッキだけね」スッ



あげは「デッキは持ってきたんだ」



龍亞「それはよかった…」



コナミ「流石はデュエリスト………デッキは死守か」



幸子「……それで、これからどうするつもり…?」




ノーマネーさんとこなら多分泊めてくれたんじゃないかとか、なんかあゆみちゃんとか一緒に暮らしてそうだなぁとか色々と聞きたい気がしないでもない



メイ「………」



幸子「……その屈辱的生活をいつまでも続けるつもり?」



メイ「……」



コナミ「幸子……そんな事言っても仕方ないだろ」



あげは「むしろ良くやってる方だよ…」



龍亞「あんまりだよ………これ以上は」



幸子「お黙り、さっきからブツブツブツブツ!落ちぶれた貴女を見てるとイライラが止まらないわ!」



幸子「貴女も上に立つ者なら誇りを捨てずに会社を奪い返すくらい考えられないの!?」



メイ「……………当然そのつもりよ」


幸子「……」



コナミ「え……」



あげは「そ、そのつもりって……?えーと……」



龍亞「会社を奪い返すつもり満々って事…?」



メイ「ええ………お父様の仇は必ず討つわ…」






コナミ「そんな事できるのか?」



あげは「一度追い出された会社を奪い返すなんて……できるの?」



メイ「……………着実に計画は進行中ですわ……」



龍亞「へ、へええ………」



幸子「……………ふ、ふふ………」



コナミ「ん?」



幸子「……………わたくしはそろそろ帰るわ……庶民が移るので」スタスタ



あげは「え、ちょ………」



メイ「…………」



幸子「……貴女の活躍期待してますわ」


スタスタスタスタ……



コナミ「………………行ってしまった」



龍亞「そうだね…」




………………………



コナミ「……」



メイ「……ふん……相変わらずの傲慢……腹立たしいわ」



あげは「………あ、こんな時間…ボクもそろそろ行こうかな……」



龍亞「………うわ、もう夕方じゃん……龍可も待ってるだろうし俺も行くね!」



コナミ「え、ああ…」



あげは「喜多嬉さん!頑張って!」



龍亞「困ったら俺たちも呼んでね!いつでも行くから!」



メイ「……ええ」



………………………………



コナミ「……」


メイ「…………貴方は」



コナミ「……お前さ、これからどうするの?」



メイ「……………まあ、野宿ですわね」



マーサのところに連れて行こうぜ
もしくはコナミ君の部屋でm(ry



コナミ「野宿…………きついだろ正直」



メイ「……いえ、この程度の苦難でへこたれたりはしないわ」



コナミ「ムチャすんなって……いいところ紹介してやるよ」



メイ「……?いいところ?」



コナミ「人情派姉御が経営してるホテルがあるんだよ」



メイ「……ホテル」



コナミ「このままじゃいずれ体調崩すぞ、お前が行動を移す前に」



メイ「……」



コナミ「ついて来いよ、きっと泊めてくれるだろ」



スタスタ……



メイ「……ふう…」スタスタ……



………………………………



………………………………


弥生「……」



コナミ「弥生、頼むわ、こいつしばらく泊めてあげて」



メイ「……」ボロボロ…



弥生「…………その娘、なんでボロボロなんだよ」



コナミ「聞いて驚け……ずっと野宿してたんだよ」



弥生「……なに?」



メイ「……どうも」



弥生「……ちっ………マジかよ」



コナミ「頼むよ、このままじゃのたれ死ぬかもしれない」



弥生「……ぁー………つってもなぁ………アタイのホテルは保護施設じゃねえんだ…」



弥生「金も払わねえ小娘をいつまでも泊めとくなんざ………」








コナミ「ダメか………」



メイ「……まあ、そうでしょうね、当然ですわ」



弥生「空き部屋も無いしよ…」



コナミ「く…………すまん」


メイ「いえ、いつも通り公園で寝泊まりします」



スタスタ……


弥生「……」


メイ「…………失礼しました」ガチャッ



コナミ「おお…」



弥生「……………………ちっ……!」



弥生「おい待て!ついて来い!」



メイ「……?」



コナミ「………………さ、流石は姉御だぜ!」





………………………………………………………


その日の夜


弥生のホテル



鬼柳「ああー………今日も疲れたぜ………」スタスタ



鬼柳「少しでも金貯めないといけないし……土方も楽じゃねえな…」スタスタ



鬼柳「さっさと寝ちまおう…」



弥生「ん?鬼柳か…」



鬼柳「おーっす、弥生」



弥生「……ああ」スタスタ



鬼柳「?…」スタスタ



ガチャッ


鬼柳「…………ふう」バタン



鬼柳「相変わらず質素な部屋だ………」スタスタ



メイ「……zz」スヤスヤ…



鬼柳「…………………」



鬼柳「…」


鬼柳「……弥生の野郎…」




次の展開は…


1 ラグナロク

2 ドラガン

>>525

え、一緒の部屋とかじゃないの?



やり直そう

>>531

1



…………………


次の日


コナミのアパート 11時30分




カタカタカタカタ………


コナミ「チームラグナロク………すげーな…」カチッ



ツァン「世界最強のライディングデュエルチーム……かぁ…」



雪乃「ハラルド、ブレイブ、ドラガンの三人の持つ神のカード…」



コナミ「星界の三極神か…………ヤバそうだな」



ツァン「神………イベントで見たトールのカード……すごい破壊力だったね」



コナミ「そんなのあったのか………トール……ドラガンの神か」カタカタ…


雪乃「恐ろしい圧力だったわ……デュエルが中断されるほど」



コナミ「おぉお………」



ツァン「…………………鬼柳、どう思う?」


鬼柳「………」




コナミ「……………?」


雪乃「………鬼柳?」



鬼柳「…コナミ、お前俺に言う事無いか?」



コナミ「?なに………」



ツァン「どうしたのよ」



鬼柳「……………わからないか?」



コナミ「えーと……すまんな、わかんねえ」



雪乃「何があったの?」



鬼柳「メイ喜多嬉って名前に心当たりがあるだろ!」



コナミ「!なんでお前がそれを…」



鬼柳「俺の部屋に住み着いてやがったんだぞ!」



鬼柳「聞けばお前が弥生に頼んだらしいじゃねえか!」



鬼柳「危うく俺は追い出されるところだったんだぜ……」



鬼柳「この裏切り者ォオオオォ!!」



今まで一度も(サティスファクション的な意味で)裏切って来なかったコナミからの裏切りだもんなぁ
そりゃあ再びダグナー堕ちもするわ



コナミ「落ち着け落ち着け!」



ツァン「どうどう」



鬼柳「………結局俺の隣の部屋に住む事になって……色々大変だったんだぞ」



コナミ「そうか………弥生…鬼柳の部屋にねじ込んだのか………」



鬼柳「あいつなんなんだ?やけにボロボロだったが…」



コナミ「えーと……」



……………


5分後



コナミ「というわけだ」



ツァン「す、すごい………野宿してたなんて…」


雪乃「メイ喜多嬉さん……そういえばいつの間にかアカデミアに来なくなっていたわね」



コナミ「かわいそうすぎるだろ…?鬼柳……悪いが頼めないか?」



鬼柳「………………」ポロ…ポロ…



ツァン「うあ…ガチ泣きしてる」



鬼柳「そ……そんな根性がある奴だったのか……!気に入った………!」ボロボロ…



鬼柳「あいつが……満足するまで泊めといてやる……!」ボロボロ…


コナミ「流石は鬼柳」




ここまででー



メイ喜多嬉



……………………


公園


ハラルド「……………あれが」



ブレイブ「あの浮いてる城を目視できるのは俺たちだけみたいだな…」



アーククレイドル ズズズズ………



ドラガン「あんなものが落下したらこの街はおしまいだぞ」



キィィイィィイィーーー………ン



ドラガン「……!………三極神が震えている…………」



ブレイブ「世界の終わりが迫っている…」



ハラルド「……」



………


ポッポタイム ガレージ


キイイイイィン……!


遊星「!痣が………」



ジャック「どうしたんだ……いきなり光り始めたぞ…」



クロウ「何かと共鳴してるんだ…」



遊星「………………行ってみるか」






………………


アパート


コナミ「結局神ってどういう能力なんだ?」



鬼柳「分からねえ……ジャックと戦った時もすぐ終わっちまったし」



雪乃「トールについて攻撃力3500って事だけね」



ツァン「世界に一枚のカードを持ってるってことがすでにズルいよね」



鬼柳「…………」オーガドラグーン スッ



ツァン「……………鬼柳も持ってたね」



雪乃「世界に一枚のカード………5Dsのドラゴンや…地縛神とかね…」



ツァン「地縛神?それってどんなやつ…?」



鬼柳「………Ccapac Apu」



雪乃「あっ……ごめんなさい鬼柳、無神経だったわ」



鬼柳「気にするな…………へ、へへ…」



コナミ「世界に一枚かー…すげえよなー………」



キイイィイィーーーーン……


コナミ「ん?」



ツァン「?コナミ、デッキホルダーが光ってるよ」



コナミ「なんだ?………爆弾でも入れられたか?」カタカタッ






鬼柳「爆弾か………」



雪乃「怖いこと言わないでちょうだい」



コナミ「流石にジョークだって……」カパッ


ツァン「何が光ってんのよ」



コナミ「んーと…」カサッ



蒼眼の銀龍 ピカアアアァアァァアーー………



コナミ「か、カードが光ってるぞ………これは…カイバーマンから貰った…」



鬼柳「なんだそれ、初めて見るカードだな」



雪乃「コナミ、そんなのどこで手にいれたの?」



コナミ「これは…異次元で貰ったんだよ、カイバーマンって奴から」



ツァン「蒼眼の銀龍………すごい…輝いて見えるよ」



キィィイィィイィーーーン


コナミ「いや、今は実際に輝いてるぞ」




コナミ「しかし突然なんで………」


ググ………



コナミ「む……?このカード………動いてる」クイ…クイ…



鬼柳「なんだと?」



コナミ「軽くホラーだぞ、勝手に動くカード……」



ツァン「うわぁ………本当だ、何これ」



雪乃「どこかに案内してるのかもしれないわよ」



コナミ「まじで?」



鬼柳「ん…………」チラッ



鬼柳「………!?」


アーククレイドル ゴゴゴゴ………



鬼柳「おいおいおいおい!お前ら外を見ろ!」



コナミ「ん?」


ツァン「なによ?」チラ



アーククレイドル ゴゴゴゴ………



ツァン「?………」


コナミ「うわ!なんだありゃ」








ツァン「なに?」



コナミ「あそこだよツァン!空中に変なのが…」



ツァン「………?はあ?」



雪乃「…………?」



鬼柳「お前ら、見えないのか………?」



コナミ「俺と鬼柳だけに見えるのか……?」



ツァン「何が見えてるのよ!?」



鬼柳「……そういえば…この前もあの城が出てきたことがあったな…」



コナミ「………………あ、シャトルにしがみついてこの世界に帰ってくる時…俺も見たかも」



ツァン「………それってあの…イリアステルが関係してるってことなの…?」



鬼柳「そうかもしれねえな…………」



コナミ「なんで見える奴と見えない奴がいるのかは分からんな」



雪乃「……………ちょっとコナミ、そのカードかしてくれる?」カサッ



アーククレイドル ゴゴゴゴゴゴゴゴ………



雪乃「っ!見えたわ………」



ツァン「ホント!ボクもかして」カサッ



アーククレイドル ゴゴゴゴ………



ツァン「…………………な、なにあれ…」




コナミ「なるほどな……銀龍を持ってると確認できるって事か」



ツァン「じゃあ………鬼柳は?」



鬼柳「………これか」オーガドラグーン ズズズズ………



コナミ「よく見るとオーラ出てるし…」



雪乃「しかしあの城……とても不吉な感じね」



ツァン「うん、見たときゾッとしたよ…」



コナミ「…………………銀龍はどこに連れて行く気なんだ……?」



鬼柳「ついて行ってみるか」



銀龍 ズズズズ………



コナミ「そうだな」



……………………………………




公園


ブウウゥーーーーーーン キキイイィ!



遊星「………」カタッ



ジャック「ここに俺たちを呼んだのか、赤き竜は」



クロウ「なんだ…?」


ハラルド「!…どうやらあれが見えるのは我々だけではないようだな」



ブレイブ「お、チーム5Ds」


ドラガン「…」



遊星「!………君たちはチームラグナロク」



キュイイィイイイン!



ジャック「なんだあの眼は!?」



クロウ「あの眼が痣と共鳴してるんだ!」









ブレイブ「赤き竜の痣を持つ者たちか、あんたらの証も大したもんだが」



ハラルド「我らの力には及ばん」



ハラルド「この瞳はルーンの瞳」キィィイィィイィン



遊星「ルーンの瞳?」



ハラルド「君たちはあの波動の影響を受けないようだな」


ジャック「波動?」



ハラルド「時空を改竄する波動だ」


遊星「!あの時のか…」



ハラルド「この世界に重大な危機が訪れようとしている…」



ハラルド「そしてあの物体こそその予兆、フィンブルの冬をもたらすもの」




遊星「フィンブルの冬?」



ハラルド「そう、北欧神話の最終戦争、ラグナロクの予兆だ」


遊星「君たちはあれが何か知っているのか?」






ハラルド「……いや、確かな事は分からない…だがあの物体は時空を狂わす波動の後に現れたチームニューワールドと関係があるものと考えている」



クロウ「ニューワールド!?」



ハラルド「奴らこそ、この世界に訪れようとしている破滅の黒幕」



遊星「…」



ハラルド「奴らを倒す事が、我らルーンの瞳を持つ者に与えられた使命」



遊星「なるほど…」



ブオオオーーーーン!!


キキィィィッ



ジャック「む?」



ハラルド「……?」



コナミ「ここか、銀龍が連れてきたかったのは」カタッ



鬼柳「普通の公園だな…」



ツァン「…………あ!あれ」



雪乃「チーム5Dsとラグナロクだわ」





鬼柳「次の相手のラグナロクがいるなんてな…」



遊星「コナミ、鬼柳…………お前たちもここに惹きつけられたのか」



コナミ「惹きつけられたっていうか……」



ブレイブ「なんだ?あいつら、チーム満足だ、次の相手」



ハラルド「この場に現れるとは………まさか彼らにも何かの証が?」



ドラガン「ありえん、奴らごときにそんなものあるはずがない、5Dsが連絡をとったんだろう」



ツァン「何してんのよ?」



クロウ「ラグナロクの神について話してるんだよ」



雪乃「それは……ぜひ私達も聞きたいわね」



ブレイブ「ハラルド……どうする?増えたぜ」


ハラルド「……ふ、構いはしないさ…ニューワールドを倒せるのは証を持つ者のみ、チーム満足は次の試合で消える」





ハラルド「遊星、君たちには三極神の伝説について教えておこう」



遊星「…」


キィィイィィイィン



コナミ「うわ!あいつら目が光ってるぞ!」



鬼柳「まさかビームか!?」



ツァン「でないよ!…たぶん」



ハラルド「……このルーンの瞳は、星界の三極神の継承者の証」



遊星「三極神……神の力が宿ると言われているカード…」



ハラルド「……三極神ははるか昔、神話の時代より受け継がれてきたカード」


ハラルド「そのカードは三枚あり、その中の一枚オーディンは代々私の家に伝わってきた」



ハラルド「世界の危機が近づく時、星界の三極神の真の力が目覚める……そう伝えられてきた」



…………………





…………………


ハラルド「……そして私は軍をやめ、ドラガン、ブレイブを仲間にし大会に出てきたのだ」



鬼柳「…………………こいつらもニューワールドを倒すために」



ツァン「悪い人たちじゃ無いようだね…」



雪乃「…………………」



コナミ「しかし世界を守るために軍をやめる…そんな事いきなり言われてもまるで意味が分からんぞ」



ハラルド「我々は世界を守るため、チームニューワールドを倒さなければならない」



遊星「世界を……目的は同じ…それなら俺たちは、協力できるんじゃないか?」



ハラルド「……ふ……もちろんさ、私達も、ブロックが違う君たちと争うつもりは無い」



ブレイブ「あんたらが準決勝でニューワールドを倒してくれりゃ、それが一番なんだよな」



クロウ「なるほどな…」



ドラガン「ジャック・アトラス、正直言うと俺は貴様を倒したい」



ジャック「なに?」



ドラガン「だが今は、世界の危機を救うのが先だ」



ジャック「………フン」





ハラルド「……準決勝、期待しているよ」


遊星「ああ…………任せてくれ!」



ブレイブ「もし無理でも俺たちが倒してやるから、安心しろよ」



クロウ「へっ、あんたらの出番はないぜ」



ドラガン「もしニューワールドを倒したのならば、決勝で決着をつけるぞ!ジャック・アトラス!」



ジャック「せいぜい粋がっていろ!俺のレッドデーモンズで叩き潰してやる!」



コナミ「………なに?この感じ」



ツァン「ボク達は負けるの確実みたいな……この空気」



雪乃「すでにラグナロク、決勝進出したかのような立ち振る舞い」



鬼柳「満足できねえな…………」



ハラルド「……」



遊星「……」



コナミ「やばい、宿命のライバル的な視線の交わしが行われてるぞ!」



コナミ「なんか悔しい!」


しかし少年漫画で、因縁の有るライバルチームがブラックホースにやられるのもよくある話なのである




ヒュウゥウウーーー……………


ハラルド「…………ふ、ドラガン、ブレイブ、帰るぞ」



ブレイブ「ああ」



遊星「よし……ジャック、クロウ、俺たちも帰ろう」



クロウ「わかった」


ジャック「ニューワールドには負けられんな」



スタスタ……



ドラガン「……ハラルド、少し待ってくれ」



ハラルド「……?どうしたドラガン」



スタスタ………



ハラルド「……チーム満足」



鬼柳「なんだよ?」


>>615

主役「いよいよ次の試合は○○との対戦か…」
主役の腰ぎんちゃくポジション「△△!大変だ!さっきの試合で○○が!」
主役「な、なんだって!?あの○○が負けた!?」
2,3話だけ出てくるゲストキャラ「ククク・・・」

こういうやつか



コナミ「?」



ドラガン「……はっきり言おう、お前達、棄権しろ」



鬼柳「!?なんだと」



コナミ「突然なんだお前!」



ツァン「そんな事そっちに言われる筋合いないよ!」



ドラガン「わからないか、ここから先は証を持つ…選ばれし者のみの戦いだ」



ドラガン「大怪我をする事になるぞ」



コナミ「なに……」



ドラガン「痣もない、ルーンの瞳も無いお前達は準決勝、俺たちには確実に勝てない」



鬼柳「言いたい放題言うじゃねえか……」



ツァン「そんなの分からないよ!」



ドラガン「神の恐怖を知らないからそんな事を言えるんだ」





コナミ「しらんわそんな事」



鬼柳「お前こそ満足の底力しらねえだろ!」



ツァン「ボク達だって優勝候補のチーム・ユニコーンを倒したりしてここまで来たんだよ」



雪乃「そんな事言われて簡単に引き下がる私達じゃないわよぼうや」



ドラガン「………ふう……やはり…言っても分からんか」



ドラガン「神の鱗片を味合わせて引き下がってもらうとする」



コナミ「なに?」



ドラガン「俺の優しさだ、大勢の前で恥をかく前にここで思い知っておけ」



鬼柳「なに言ってんだ?」



ドラガン「ここで俺とデュエルだ、代表者一人出て来い」



コナミ「!…………」





雪乃「ここでデュエル……?」



鬼柳「大会前だぜ本気か!?」



ドラガン「お前達にチャンスをくれてやる」



コナミ「ここまで舐められたらやってやるしかねえぞ!」



鬼柳「ああ………満足の力思い知らせてやる!神なんか底力どうっことねえぞ!」



ツァン「そうだね、返り討ちにしてやろう!」



ドラガン「ふん」



ブレイブ「あらら、ドラガンがなんかやり出したな」



ハラルド「………………」



遊星「………満足、戦う気だ」



クロウ「妙なことになって来たな」





ここまででー


対戦相手を決めよう!


>>654


1 コナミ
2鬼柳
3ツァン

3

乙です

「極神」のくせに「神の宣告(警告)」に防がれるってどういうことなの…
TFだとムービーないし…


チームラグナロク


OCG極神は幻神獣族じゃないんだよな
つまり神を自称するただのモンスターってわけだな
そしてタッグフォースに収録されているのはOCG版だけ…



コナミ「ジャンケン………」


鬼柳「ポンッ!」



ツァン「はっ」



ドラガン「………」



ツァン「……………………勝った!」



コナミ「くあああぁぁ!」



鬼柳「負けた……………っ……!」



雪乃「ツァンさんの一人勝ちね」



ハラルド「……本気でやるつもりか、ドラガン」



ブレイブ「あいつら可哀想にな」



ジャック「ん?どうした」



クロウ「チーム満足とラグナロクが前哨戦を始めるらしいぜ」



遊星「大丈夫なのか?」




…………………


スタスタ……



ドラガン「決まったか!」カシャッ



ツァン「ボクが相手だよ!」スタスタ……



ドラガン「なに、お前が…?」



クロウ「おいコナミ、あいつで大丈夫か?」



コナミ「大丈夫だ、あいつ強いから」



鬼柳「ああ、チーム満足の鉄砲玉だからな」



ツァン「鉄砲玉て……やめてくれないその異名」



クロウ「…………………嫌なのか?」



ドラガン「まあいい、始めるぞ!」



ツァン「よーし、準備OK!」カシャッ



雪乃「………」





ドラガン「行くぞ!神の力見せてやる!」LP4000



ツァン「ボク達をバカにした事を後悔させてやる!」LP4000



ドラガン「お前の先行だ!」



ツァン「調子に乗って……ドロー!」シュッ 手札6



ツァン「魔法カード、紫炎の狼煙を発動!」バッ




《紫炎の狼煙/Shien's Smoke Signal》 †
通常魔法
自分のデッキからレベル3以下の「六武衆」と名のついたモンスター1体を手札に加える。



ツァン「デッキから☆3、真六武衆ーカゲキを手札に加える」カサッ



ツァン「そして永続魔法、六武衆の結束を発動!」ガッ




《六武衆の結束/Six Samurai United》 †
永続魔法
「六武衆」と名のついたモンスターが召喚・特殊召喚される度に、
このカードに武士道カウンターを1つ置く(最大2つまで)。
また、武士道カウンターが乗っているこのカードを墓地へ送る事で、
このカードに乗っていた武士道カウンターの数だけデッキからカードをドローする。





ドラガン「なんだそれは」



ツァン「このカードは六武衆が召喚、特殊召喚される度に武士道カウンターを乗せる」



ハラルド「……武士道カウンターか」



ツァン「早速真六武衆ーカゲキを召喚!」バッ




《真六武衆-カゲキ/Legendary Six Samurai - Kageki》 †
効果モンスター
星3/風属性/戦士族/攻 200/守2000
このカードが召喚に成功した時、手札からレベル4以下の
「六武衆」と名のついたモンスター1体を特殊召喚する事ができる。
自分フィールド上に「真六武衆-カゲキ」以外の
「六武衆」と名のついたモンスターが表側表示で存在する限り、
このカードの攻撃力は1500ポイントアップする。



カゲキ「くあっ…」



ツァン「カゲキの効果発動!手札から☆4以下の六武衆を特殊召喚できる」



ツァン「チューナーモンスター、六武衆の影武者を出す!」バッ




《六武衆の影武者/Kagemusha of the Six Samurai》 †
チューナー(効果モンスター)
星2/地属性/戦士族/攻 400/守1800
自分フィールド上に表側表示で存在する「六武衆」と名のついたモンスター1体が
魔法・罠・効果モンスターの効果の対象になった時、
その効果の対象をフィールド上に表側表示で存在するこのカードに移し替える事ができる。


影武者「……」


鉄砲玉って文字通り「打ち出されたら戻ってこない」ってことだしな
クロウはなぜノリノリで鉄砲玉を自称していたのかwwww



コナミ「えー、ツァン選手のフィールドに☆3のモンスターと☆2のチューナーが揃いました、鬼柳さん」



鬼柳「満足侍が姿を現しますね」



雪乃「突然どうしたのよ」



ツァン「☆3のカゲキに☆2の影武者をチューニング!」バッ


☆3+☆2=☆5 カァッ



ドラガン「一ターン目からシンクロとはな…」



ツァン「シンクロ召喚、真六武衆ーシエン!」バッ


《真六武衆-シエン/Legendary Six Samurai - Shi En》 †
シンクロ・効果モンスター
星5/闇属性/戦士族/攻2500/守1400
戦士族チューナー+チューナー以外の「六武衆」と名のついたモンスター1体以上
1ターンに1度、相手が魔法・罠カードを発動した時に発動する事ができる。
その発動を無効にし破壊する。
また、フィールド上に表側表示で存在するこのカードが破壊される場合、
代わりにこのカード以外の自分フィールド上に表側表示で存在する
「六武衆」と名のついたモンスター1体を破壊する事ができる。



シエン「しぇりゃああ!」



コナミ「でたーーーーーー!」



雪乃「切り札召喚に成功!」



遊星「よし、攻撃力2500なら簡単には倒せない!」



ドラガン「そいつが切り札か」


ツァン「ふふん………これで終わりじゃないよ」





ツァン「ここで永続魔法、六武衆の結束の効果を発動!」バッ



ツァン「現在武士道カウンターが二つ乗っている六武衆の結束を墓地に送り、カードを二枚ドローする!」シュッ 手札5



鬼柳「シンクロしたのに手札5枚、こんな事あるのか!」



ブレイブ「結構やるなあいつ」



遊星「シエンは魔法トラップを一度無効にできる、しかも破壊を他の六武衆に移し替える効果を持つ」



クロウ「えげつねえインチキ効果だな!」



ツァン「さらに手札から六武衆の師範と真六武衆ーキザンを特殊召喚!」バッ




《六武衆の師範/Grandmaster of the Six Samurai》 †
効果モンスター
星5/地属性/戦士族/攻2100/守 800
自分フィールド上に「六武衆」と名のついたモンスターが存在する場合、
このカードは手札から特殊召喚できる。
このカードが相手のカードの効果によって破壊された時、
自分の墓地の「六武衆」と名のついたモンスター1体を選択して手札に加える。
「六武衆の師範」は自分フィールド上に1枚しか表側表示で存在できない。



《真六武衆-キザン/Legendary Six Samurai - Kizan》 †
効果モンスター
星4/地属性/戦士族/攻1800/守 500
自分フィールド上に「真六武衆-キザン」以外の
「六武衆」と名のついたモンスターが表側表示で存在する場合、
このカードは手札から特殊召喚する事ができる。
自分フィールド上にこのカード以外の「六武衆」と名のついた
モンスターが表側表示で2体以上存在する場合、
このカードの攻撃力・守備力は300ポイントアップする。




キザン攻1800→2100


キザン「フ…」



師範「……」



ツァン「このモンスター達はフィールドに六武衆がいる時、特殊召喚ができる!」



コナミ「攻撃力2000オーバーが三体」



鬼柳「ここまで展開するとはな」



クロウ「ほお…やるじゃねえか」



遊星「これでシエンの魔法トラップ封じがより堅固になったな」



雪乃「流石ね」



ツァン「カードを一枚セットして、ターン終了!」バッ 手札2



ドラガン「俺のターンだ!」シュッ 手札6



ハラルド「なるほど…チーム満足……確かに少しはやるらしい」



ツァン「このまま押し切ってやる」






ドラガン「そんなもの、神の前では無力だ!」



ツァン「!……なにをぉ……!」



ドラガン「極星獣グルファクシを特殊召喚!」バッ




《極星獣グルファクシ/Guldfaxe of the Nordic Beasts》 †
チューナー(効果モンスター)
星4/光属性/獣族/攻1600/守1000
相手フィールド上にシンクロモンスターが表側表示で存在し、
自分フィールド上にモンスターが存在しない場合、
このカードは手札から特殊召喚する事ができる。


グルファクシ「ンゴオォォオ」


ドラガン「このモンスターはお前のフィールドにのみシンクロモンスターが存在し、俺のフィールドにモンスターがいない時に特殊召喚できる」


遊星「☆4のチューナーか…」



ドラガン「さらに極星獣タングリスニを召喚!」ガッ




《極星獣タングリスニ/Tanngrisnir of the Nordic Beasts》 †
効果モンスター
星3/地属性/獣族/攻1200/守 800
このカードが戦闘によって破壊され墓地へ送られた時、
自分フィールド上に「極星獣トークン」(獣族・地・星3・攻/守0)2体を特殊召喚する。



タングリスニ「ンゴオォォオ…」





鬼柳「そんなモンスターを並べても、シエン軍団には勝てねえぜ!」



ツァン「………」



ドラガン「バトルだ!タングリスニでキザンを攻撃!」バッ



タングリスニ「グシュルルルルルル…」攻1200



キザン「む、なんだこの動物めが、やる気か」攻2100


雪乃「攻撃力で負けているのに…?」


ツァン「ぬ………返り討ちだ!キザン!」バッ



ズバァン!


ドラガン「っく………」LP4000→3100



コナミ「やっぱり返り討ちだ…」



ツァン「なんのつもり!」



ドラガン「タングリスニの効果を発動、こいつが戦闘で破壊された時極星獣トークンを二体特殊召喚する!」


トークン「グルルル」


トークン「グルルル」



ツァン「!……」





雪乃「☆3のトークンが二体も現れたわ!」



コナミ「なにぃ」



クロウ「ドラガンのフィールドの合計レベルは10、一体はチューナー!」



ジャック「来るか………」



ツァン「そうか………神を召喚するための自爆…」



ドラガン「見せてやるぞ、神の力を!」



ドラガン「メインフェイズ2、☆4のグルファクシに☆3の極星獣トークン二体をチューニング!」バッ


☆4+☆3+☆3=☆10 カァァァッ!



コナミ「なに!?シンクロ☆10、ディサイシブか……?……」



鬼柳「神だよ!」



ツァン「く…………」



ドラガン「星界の扉が開くとき、古の戦神がその魔鎚を振り上げん……大地を揺るがし轟く雷鳴とともに現れよ!」


ゴゴゴゴゴゴ…………!!


クロウ「か、神が………」



ドラガン「シンクロ召喚!光臨せよ、極神皇トール!」ガッ!



《極神皇トール/Thor, Lord of the Aesir》
シンクロ・効果モンスター
星10/神属性/幻神獣族/攻3500/守2800
チューナー+チューナー以外のモンスター2体以上
1ターンに1度、相手フィールド上に表側表示で存在するモンスター1体の効果を無効にし、その効果をこのカードの効果として使用する事ができる。
フィールド上に表側表示で存在するこのカードが破壊され墓地へ送られた場合、エンドフェイズ時に墓地から自分フィールド上に特殊召喚する事ができる。
この効果で特殊召喚に成功した時、相手ライフに800ポイントのダメージを与える。




ズギャルァアァァーーーーーーンン!!!


ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…………!!



トール「……………………」ゴゴゴ………



ツァン「で、てっかい…………」



コナミ「おおぉぉ…………あ、あれが神……!」



遊星「トール…」



ジャック「出おったか……!」



鬼柳「首が痛くなる……」



雪乃「すごい圧力………」



ハラルド「……現れたか…危険だぞ…」



ブレイブ「あいつ、無事でいられるかな」



ドラガン「どうだこの存在感!これが神だ!」



ツァン「く…………」



ドラガン「カードを一枚セットしてターン終了!」バッ 手札3




アニメ版の極神かwwww



ツァン「ぼ、ボクのターン!」シュッ 手札4



コナミ「攻撃力3500………シエンをはるかに上回っているぞ」



雪乃「まずいわね……六武衆の攻撃力の低さがネックになったわ…」



鬼柳「く…………」



クロウ「一転してまずいぜ…………」



ドラガン「どうした、神を目の当たりにして戦意喪失か!」



ツァン「っ………誰が!そんなモンスター倒してやる!」



ツァン「手札から魔法カード、ユニオン・アタックを発動!」バッ



《ユニオン・アタック/Union Attack》 †
通常魔法
自分フィールド上に表側表示で存在するモンスター1体を選択して発動する。
このターンのバトルフェイズ中、選択したモンスターの攻撃力は、
自分フィールド上に表側攻撃表示で存在する他のモンスターの攻撃力の合計分アップする。
このモンスターは相手プレイヤーに戦闘ダメージを与える事はできない。
また、他の表側攻撃表示モンスターはこのターン攻撃をする事ができない。



ドラガン「ユニオンアタックだと」



遊星「あれは自分フィールドの攻撃力の和で戦う事ができるカード……!」


ジャック「あれならばトールを破壊できる!」



鬼柳「攻撃力の低さをカバーするカードか……」



ツァン「ボクはキザンに攻撃力を集中させる!」





キザン攻2500→4600→6700


ハラルド「ほう……………」



ブレイブ「トールの攻撃力を超えたか」



ドラガン「なるほどな…」



ツァン「いくよ!シエンでトールを攻撃!」バッ



シエン「シェアアァーーー!」



トール「!」



ズバアァァアァッ!



ドーーーーーーーーン!!!


鬼柳「倒した!」



コナミ「神、撃破!」



ツァン「……………やった…」



ドラガン「だがブレイブアタックの効果により俺にダメージは無い」



ツァン「神を倒せればそれでいいよ、ターン終了!」手札3






雪乃「神は倒した………これでかなり有利ね」



鬼柳「次のターン…総攻撃で勝ちだな」



コナミ「………………む?あれは!」



クロウ「!?」



ジャック「!海を見ろ!割れている……」



遊星「な…………」



ツァン「!?……トールが海から出てきた!」



ドラガン「ははははは!神を倒しただと、自惚れるな!」



鬼柳「てめ、どういう事だ!」



ドラガン「神の効果、破壊された神はエンドフェイズに蘇生する!」



ツァン「なんだって!?」



トール「……………」ズズズ……





ブレイブ「あいつら、神の恐ろしさを思い知ったようだな」



ハラルド「……ふふ」



クロウ「破壊されても復活だと?!インチキ野郎!」



トール「…」ゴゴゴ…………



ツァン「そ、そんな…………」



遊星「何てモンスター…」



ドラガン「さらにトールが復活した時、相手に800Pのダメージを与える!」


トール「!」バリバリバリバリ!



ツァン「!っくああぁああっ!?」LP4000→3200 ビリリリィィイイィィッ!!



コナミ「!?こ…この衝撃は……」



ジャック「なんだ!ツァンディレの奴、まるで実際の雷に撃たれたような悲鳴を…」



鬼柳「く……ツァンの服が切れてるぞ……まさか…………?」



ドラガン「神の怒りは実際のダメージとなり敵を襲う!」



ツァン「っく…………うぅ……!」 フラッ




遊星「実際のダメージだと!」



ドラガン「それが神と戦うという事だ!」



雪乃「そんなの聞いてないわ!」



ドラガン「甘えた事をぬかすな!」



ツァン「っ……く……くそ………」フラ…



コナミ「やばいな…ツァンは躱せなかったからもろに喰らっちまった……肉体のダメージも強烈だぞ…」



遊星「…コナミ、もうやめさせた方がいい」



コナミ「ああ」



鬼柳「ツァン、もういい!下がれ!」



ツァン「……………ま、まだやれる」



コナミ「いや無理っぽいぞ!そのダメージじゃ!」



ドラガン「続けるのか…ならば俺のターン!」シュッ 手札4




ドラガン「…さて………」



ジャック「シエンを失うわけにはいかん…身代わり効果で凌ぐのだ」



ツァン「………く……」



ドラガン「トールの前では侍など無力、トールの効果発動!」



遊星「さらなる効果を!?」



ドラガン「相手モンスター一体の効果を奪い取る!」



ツァン「なっ!?」



コナミ「マジかぁー!?」



ドラガン「エフェクトアブソーバー!シエンの効果を奪い取る!」



ギュウゥウウウウン!


シエン「ぬぐあぁあっ…………」



トール「………」



鬼柳「シエンの身代わり効果と、魔法トラップ無効効果が奪われた…」





ツァン「な、何てモンスター………」



ハラルド「シエンはこれで身代わりにを使えない」



ブレイブ「逆にトールの効果でツァンディレの魔法トラップは封じられた」



鬼柳「ま、まずいぜ…………」



雪乃「神の攻撃を、ツァンさんは耐えられるの……?」



コナミ「厳しいだろ!助けにいかないと…!」



ドラガン「行くぞ!神の一撃!」



ツァン「っ!」



ジャック「!まずい、あの圧力!」



ドラガン「サンダーパイル!!」



トール「!!」ブオォオオオォーーーーン!!





ドギャシャアァアァァッッ!!!



シエン「ぐおおおぁっ!」ドオォォォーーーン!!



ツァン「!っああぁーーーーっ!!?」LP3200→2200 ドゴオーーーーーン!



ブオオォオオォオオォッッ!



鬼柳「!…モンスターを倒した余力でこの威力か…!」


雪乃「!いけない!ツァンさんが吹き飛ばされたわ!」



コナミ「ちっ!」ダンッ



ツァン「……」ヒュウウウ…



遊星「!まずい、頭から落ちる!」



ドラガン「……終わったか」



コナミ「っ!キャッチ!!」ガバッ!



ザザザアァアアアアーーーーー!



鬼柳「ナイスだコナミ!」





ツァン「……」


コナミ「く……ツァン、おい、おーい」ぺちぺち



ツァン「…………」



コナミ「……ダメージがやばい、気絶しちまった」



シュウゥウゥウゥーーーン………



ドラガン「………それならばデュエルは終わりだ」カシャッ



鬼柳「く……………ツァン」



ハラルド「……神相手によくやったと言ったところか」



ブレイブ「あいつ大丈夫かな?」



スタスタ……



コナミ「……よっと」ヒョイ



ドラガン「わかったか、力の差が」



コナミ「先に言っとけよ、そういう事は」



ドラガン「……………懲りたなら、棄権しろ」スタスタ……



コナミ「あ、おい!」





スタスタ……


ハラルド「……ドラガン、満足か?」



ドラガン「ああ……思い知っただろう」



ブレイブ「そうかな?」


スタスタスタ………



遊星「…………行ってしまった」



クロウ「く………!何てパワーだ……あの神は……」



コナミ「あいつら………」



ジャック「ふん………」



鬼柳「コナミ、とりあえずツァンを運ぼうぜ」



コナミ「ああ、そこのベンチに寝かせよう」スタスタ……



雪乃「ツァンさん…………」




………………………………………………


ツァン「……」クタ…


コナミ「…………」


鬼柳「…………遊星達は帰ったぜ、やる事があるらしい」



コナミ「そうか」



ヤリザ「ツァン殿ーーーーー!!うおおーーーーーー!!」


キザン「ツァンーーーーー!死ぬなぁあーーーー!」


ミズホ「ツァン殿!うあああああー!」


シナイ「くそおおおお……我々が居ながら!!」



コナミ「騒ぐなーお前ら」



ヤリザ「死なないでくれでござるーーーー!!」



コナミ「そろそろ起きるだろ」


タッタッタッ



雪乃「ふう…ふう…コナミ、消毒液と包帯とガーゼを買ってきたわ!」



コナミ「サンキュー!」





雪乃「傷があるから痕にならないように手当しないと」スタスタ



コナミ「頼めるか?怪我した事あまり無いからやり方わかんなくてな」



雪乃「言われなくても私がやるわよ、服をめくるんだから」クルクル…



コナミ「よし、やってくれ」



ツァン「……………」くた…



雪乃「ええ………」



コナミ「……」



雪乃「……………コナミ、あっち行ってなさい」


コナミ「なんでだ」



雪乃「言ったでしょう?ツァンさんの服をめくるのよ」



コナミ「……………!ああー……なるほど」


雪乃「まったく……」



コナミ「…うん…………別に、いいんじゃないか、心配だし」



雪乃「消毒液を眼にいれるわよ………!」



コナミ「くっ………」スタスタスタ…




…………………………



ツァン「……………ん…」ピクッ



コナミ「!起きた!」



雪乃「良かった…」



鬼柳「ツァン、大丈夫か……?」



ツァン「……く………いたた……えと、ボクは……」



ツァン「……あっ!神に」



鬼柳「デュエルは中断された、気絶したからな」



ツァン「……そ、そうだ………ボクはトールの攻撃で」ムクッ



コナミ「おい、いきなり動くな」


ピキッ


ツァン「!っくう…………肩が……」


コナミ「ほらー」



鬼柳「結構ダメージ大きいな……」







ツァン「……くぅ……………」



コナミ「もう少し横になってろ」



ツァン「……う、うん……」



雪乃「………まさかこんな事になるなんて…………」



鬼柳「奴らめ…………やってくれたぜ」



ツァン「……痛た…………っ」


ヤリザ「無事で良かったでござる!!」



ミズホ「ツァン殿!無理をなさらないでください!」



ツァン「……あー、うん………みんなゴメン」



コナミ「………?…」



ツァン「…ボクが意地張ったから…迷惑かけちゃった…」



鬼柳「気にするなよ」






ツァン「…うっっく………っ………」



雪乃「ツァンさん、痛むのかしら?」



ツァン「……うん………肩がかなり腫れてるみたい…」



雪乃「確かに大きいコブがあったわ…」



コナミ「おのれラグナロク、ダメージあるなら先に言えっての」



鬼柳「本当だぜまったく」



雪乃「もう少し休んだら帰りましょう」



コナミ「ああ…………」


ツァン「……………これじゃさ………WRGP、ボク出れないよ…」



雪乃「……………」



ツァン「……みんな気遣って言わないでくれてるけど……一週間は痛み…引かないと思う」



コナミ「……………まあな…」



ツァン「……迷惑かけてゴメン…………ボクがコナミのいう事無視したから…」



コナミ「まあまあまあ、気を病むな!」





ツァン「……よいしょっ……と」ぐぐ…



コナミ「……おお、立てるのか?」



ツァン「うん、肩が痛む以外は大丈夫」スタッ



鬼柳「どれくらい痛いんだよ」



ツァン「うーんと………ちょっと回そうとすると」クイッ



ズキィッ


ツァン「!っくうう………」



コナミ「やらなくていいから!」



雪乃「これじゃあDホイールの運転なんて無理ね…」



ツァン「くそう…………ラグナロクめ…………」



ツァン「………………コナミ、鬼柳…………棄権するの?」



鬼柳「しねえよ、むしろ余計ラグナロクを倒したくなったぜ」



コナミ「お前の仇は俺たちが討つから安心しろ!」



ツァン「へへ……………でもさ……」



ツァン「……実際問題どうすんの…………二人でやるの?」





コナミ「うっ…………」



鬼柳「二人で神三体………はきついぞ」



雪乃「…ツァンさんの代走………………頼まなければならないわね」



ツァン「誰かいたっけ…………」



コナミ「Dホイーラーなんて意外と見つからないぞ……」


コナミ「雪乃は?」


雪乃「ごめんなさい、ライセンス持ってないわ…」



コナミ「やっぱりか…………」


鬼柳「く…………」



ツァン「……………………あ、大庭さんがいるじゃん、カタストロフの時出てくれた!」



コナミ「ああ、そういえばあいつDホイーラーだな」



鬼柳「戦力的にも問題なしだぜ!」



雪乃「なるほど………連絡をとってみるわ」カチッ



………………



………………………………


雪乃「……」


コナミ「どうだった?」



雪乃「大庭さん………旅行に出かけたらしいわ」



ツァン「ええーー………なんて間の悪さ…」



鬼柳「マジかよ……!」



コナミ「ナオミが旅行…………家族とか?」


雪乃「いえ、下級生の女の子3人とらしいわ」



コナミ「あー、はいはいそういう事ね」



ツァン「……………最有力候補が消えちゃった」



鬼柳「くそ……満足に力をかしてくれるDホイーラーはいないのか!?」



コナミ「あげはとかゆまは?」



雪乃「彼女たちもライセンス無いわ…」



ツァン「……十六夜さんは5Dsだし…………」








コナミ「……」


雪乃「………」


鬼柳「………」


ツァン「……………だ、黙らないでよ」



コナミ「どうしよう………マジでどうしよう…」



雪乃「神のカードに対抗できるDホイーラー……なんて」



コナミ「……!ボマーはどうだ」カチッ



鬼柳「!ボマー……」



コナミ「連絡してみる……」


………………………………


コナミ「………」



鬼柳「ど、どうだ?」



コナミ「子守が忙しいってよ…………断られた」



鬼柳「くそっ……」




雪乃「ダメね……断られてしまっては……」



コナミ「くそおおおお………」



ツァン「………まあ、あと四日あるからね…とりあえず今日は帰ろうよ」



鬼柳「………そうだな」


雪乃「…………ええ……」



コナミ「…………………Dホイールか……」スタスタ……



コナミ「……あ、ツァンのDホイールは海野財閥のやつなんだな」



ツァン「え、ああ、そうだよ」



コナミ「こんなところにロゴマークが……俺のは手作りだからな…」



鬼柳「ツァンのDホイールは俺が届けてやるよ、乗れないだろ」カラカラ…



ツァン「うん、ありがとう鬼柳」



コナミ「………………海野財閥か………」



コナミ「……………………あ」




ここまででー


極神皇トール
http://livedoor.blogimg.jp/conbul/imgs/0/5/05547fcf.jpg



次の日 11時20分


ネオドミノシティ トップスエリア



コナミ「このエリアは久しぶりだな」スタスタ



雪乃「高層ビルだらけよね」



龍亞「コナミがこっちにくるなんて久しぶりだね、どうしたの?」



龍可「あたし達の家に用?」



コナミ「いや、海野財閥の本社に行きたいんだよ、案内頼む」



龍亞「海野財閥?へー珍しいね」



コナミ「まあ色々あるんだよ」



雪乃「……………勧誘うまく行くのかしら?」



コナミ「大丈夫だ、あいつ意外と頼りになるからな」



龍可「海野財閥本社ならこっちよ」スタスタ





……………………………………………


海野財閥本社 前



コナミ「ここか……………久しぶりだな」



龍可「前にも来た事あるの?」



コナミ「ああ、追い出されたけどな」



龍亞「ダークシグナーの時だよね」



雪乃「ふぅ…………」



コナミ「よし……突入するぞ」スタスタ



ウィーーーン

ウィーーーン



コナミ「えーと………何階だ?」



龍亞「広いなぁー」



龍可「予約も無しでいきなり来て良かったの?」






コナミ「あった、見取り図」



雪乃「……………どうやら……………最上階にいるらしいわね、出かけてなければ」




龍亞「幸子ねーちゃんいるかな?」



龍可「居たとしても…多分入れないと思うわ」



龍亞「なんでさ」



龍可「予定いれて無いからよ」



雪乃「そうよ…あなたダークシグナーの時も追い出されたじゃない」



コナミ「ああ、だが今回は失敗するわけにはいかねえ……なんとしてもたどり着かないとな」



龍可「それならば事前に予定を…」



コナミ「そんな事してたら間に合わないだろ、成功するとも限らないし」



龍亞「え、て事は?」



コナミ「忍び込む………!」



雪乃「ちょ………本気?軽く犯罪じゃない」






コナミ「だがこのままじゃチーム満足は終わりだ……危ない橋を渡らないとな」



龍可「やめた方がいいよコナミ」



コナミ「俺に任せろ………潜入は初めてじゃない………」



コナミ「久しぶりに煮えたぎってきたぜ」



龍亞「でもこの建物14階まであるって…エレベーターに乗って行くの?」



コナミ「そんな事したら速攻見つかる、身を隠しながら行くんだよ」




龍亞「ええ?!社員の人とか沢山いるんだよ!」



コナミ「大丈夫、昔はよくやったさ……得意なんだよ」




雪乃「ホントにあなたは何者なのかしら」ハァ…



龍可「うぅ……」



龍亞「コナミがやるっていうなら……俺たちもできる限りは手伝うよ!」



コナミ「サンキュー!」




……………………………………………………

海野財閥本社 裏側


コソコソコソコソ…



カパッ


コナミ「!よし、通気口があいた……この大きさなら侵入できるぞ」



雪乃「ふぅ…………行くの?」



コナミ「ああ」



雪乃「ここまできたら応援するわ、コナミ、捕まらないことを願うわ、ふふ」



龍亞「俺たちは周りを警戒してるから!」



龍可「う、うん」



コナミ「雪乃…これ、持っててくれ」カチャッ



雪乃「これは…トランシーバー?」



コナミ「何かあったら連絡する、電源いれておいてくれ」



雪乃「こんなものいつも持ち歩いているの?」



コナミ「便利だからな」






龍亞「なんかかっこいいなー!」



コナミ「よし………じゃあ行ってくるぜ!」サッ



カタカタンッ



雪乃「通気口に入って行っちゃったわ…」



龍亞「すごいな………潜入のスキル持ってるんだ」



龍可「普通に生きてれば必要ないスキルよ…」



雪乃「まあ…コナミから連絡が来るまで待ってましょう、ぼうや達」



龍亞「うん」



……………………………………………


海野財閥本社 通気口



ズリズリ………


コナミ「さて………上に向かっていかないとな……」



ズリズリ……………





コナミ「…………」ズリズリ………



コナミ「………む、はしごだ……かなり上まで続いてる」



コナミ「そうか………これで上まで登っていけるな」



コナミ「14階までは骨が折れるが……何とかなるだろっ」ガシッ



カンカンカンカン……



………………



海野財閥本社 副社長室



幸子「…………………」サラサラサラ……



幸子「…………………」カタカタカタカタ………


ブルルルルルルル………



幸子「……………電話……?」



幸子「はい?」



受付「あ、副社長、受付です」



幸子「どうしました?」





受付「あの………いつかの赤帽子の方が、先ほどまで一階に……」



幸子「赤帽子………」



受付「とりあえず報告をしておこうと思いまして…」



幸子「………わかりましたわ、はい、ええ」



ガチャッ ツーーツーー



幸子「…………庶民……やれやれだわ」



サラサラサラサラサラサラ……



…………………………


龍亞「大丈夫なのかな……」



雪乃「ふふ………」



龍可「コナミっていつも破天荒なことして…もう…」



龍亞「でも頼りになるじゃん、一緒に居て楽しいし!」



龍可「むう……龍亞は遊星よりコナミの方がいいの?」



龍亞「ええ?………うーん……どっちも好きだよ俺は、全然タイプ違うじゃん」



雪乃「……好き………いえ……男の子じゃない………問題は無いわ…」








…………………………


カンカンカンカン……



コナミ「ふぅむ………今は…何階だろうな…」



コナミ「…あ、隙間だ、外を見てみよう」



チラッ ヒュウゥウーーー…



コナミ「高ぇええ……………どうやら…7階くらいだな…」



コナミ「あと半分くらいだ」カンカンカンカン……



カンカンカンカン……


…………………………



コナミ「……ふう」



コナミ「む?」



コナミ「……!?…なんだとおおぉ………塞がれてやがる……!これ以上…上にいけない」



コナミ「壁が………嘘だろ………また降りないといけないのか……」





コナミ「冗談だろ……」



コナミ「くっそー!」バシッ!



ヴオォォォン!



コナミ「ん?」



パッ



コナミ「!映像が……」



ゥゥウゥイーーーン……



コナミ「モニターだったのか…………」



コナミ「しかし……なんだこりゃ」ジッ



コナミ「…………」



コナミ「………?デュエルモンスターの映像…だな」



コナミ「しかし突然………………」



コナミ「あ……これはまさか…詰めデュエル…?」




幸子マン

LP3100 手札1枚 冥府の使者ゴーズ デッキ26

墓地 スケープゴート カオス・ポッド マキシマムシックス

フィールド 創世神攻撃表示 羊トークン二体 守備表示

リバース1 聖なるバリアーミラーフォースー



幸子マン

LP400 手札5 大嵐 サイクロン 洗脳ーブレインコントロールー 強奪 巨大化 デッキ21


墓地 メタモルポット 人喰い虫 ムカムカ


フィールド ゴブリン突撃部隊 攻撃表示 薄幸の美少女 守備表示


リバース 無し






コナミ「なるほどなるほど………うん…………余裕」



コナミ「……………うん」




コナミ「俺は………LP400の幸子マンか……」



コナミ「ていうか幸子マンて……」



コナミ「えーと………」


《創世神/The Creator》 †
効果モンスター
星8/光属性/雷族/攻2300/守3000
自分の墓地からモンスターを1体選択する。
手札を1枚墓地に送り、選択したモンスター1体を特殊召喚する。
この効果は1ターンに1度しか使用できない。
このカードは墓地からの特殊召喚はできない。


《冥府の使者ゴーズ/Gorz the Emissary of Darkness》 †
効果モンスター
星7/闇属性/悪魔族/攻2700/守2500
自分フィールド上にカードが存在しない場合、
相手がコントロールするカードによってダメージを受けた時、
このカードを手札から特殊召喚する事ができる。
この方法で特殊召喚に成功した時、受けたダメージの種類により以下の効果を発動する。
●戦闘ダメージの場合、自分フィールド上に「冥府の使者カイエントークン」
(天使族・光・星7・攻/守?)を1体特殊召喚する。
このトークンの攻撃力・守備力は、この時受けた戦闘ダメージと同じ数値になる。
●カードの効果によるダメージの場合、
受けたダメージと同じダメージを相手ライフに与える。


《マキシマム・シックス/Maximum Six》 †
効果モンスター
星6/地属性/戦士族/攻1900/守1600
このカードが生け贄召喚に成功した時、サイコロを1回振る。
このカードの攻撃力は、フィールド上に表側表示で存在する限り、
出た目×200ポイントアップする。



コナミ「…………」





コナミ「……………」


《強奪/Snatch Steal》 †
装備魔法
このカードを装備した相手モンスター1体のコントロールを得る。
相手のスタンバイフェイズ毎に相手は1000ライフポイント回復する。


《洗脳-ブレインコントロール/Brain Control》 †
通常魔法
800ライフポイントを払い、相手フィールド上に表側表示で存在するモンスター1体を選択して発動できる。
このターンのエンドフェイズ時まで、選択したモンスターのコントロールを得る。


《ゴブリン突撃部隊/Goblin Attack Force》 †
効果モンスター
星4/地属性/戦士族/攻2300/守 0
このカードは攻撃した場合、バトルフェイズ終了時に守備表示になり、
次の自分のターンのエンドフェイズ時まで表示形式を変更できない。


《薄幸の美少女/The Unhappy Maiden》 †
効果モンスター
星1/光属性/魔法使い族/攻 0/守 100
このカードが戦闘によって破壊され墓地へ送られた時、
このターンのバトルフェイズを終了する。


《人喰い虫/Man-Eater Bug》 †
効果モンスター
星2/地属性/昆虫族/攻 450/守 600
リバース:フィールド上のモンスター1体を選択して破壊する。


《ムカムカ/Muka Muka》 †
効果モンスター
星2/地属性/岩石族/攻 600/守 300
このカードの攻撃力・守備力は、自分の手札の枚数×300ポイントアップする。


コナミ「ふうむ………こういう効果か……………」



コナミ「……………」





コナミ「えーと………余裕余裕………まず…」


コナミ「……………ゴブリン突撃部隊でスケープゴートを攻撃」カチッ



ドゴーーーーン!!



コナミ「………………ターン終了」


ミッション失敗、エラー!エラー!



コナミ「っくそ!」



コナミ「ちょっと調子こいたか………まあ、次こそ……」ピッ



制限時間発動 2分 ヴォオォン!



コナミ「!?」



時間切れで拘束が始まります、急いで解いてください


コナミ「なにぃーーーーーーー!?」


チッチッチッチッチッ……



コナミ「2分……!」





………………………………



ピーーーーー


雪乃「……ん?」



ピッ



雪乃「コナミ?どうしたの」



コナミ『ヘルプ!お前らの力が必要だ!』



雪乃「?…ずいぶん慌ててるわね……」



龍亞「なんかピンチなの!?」



コナミ「雪乃のデュエルディスクに画像を送った、それを見ろ!」



雪乃「えと………」カチカチッ



パッ



龍可「これは……デュエルの画像……?」



コナミ『詰めデュエルだ、頼んだ!』



龍亞「詰めデュエル……?」




コナミ『2分以内に頼む!』



龍可「タイムリミットあるの……!?」



龍亞「そ、そんなこと言われても……一ターンで勝たないとならないんでしょ?…!」



コナミ『あと一分45秒……』



龍亞「あうああああ………!」



雪乃「……………」



雪乃「………簡単すぎるんじゃないかしら」



コナミ『マジでか!』



龍亞「もう解けたの?」



雪乃「ええ、普通にやって行けばクリアできるわ」



龍可「………あたしもできた」



コナミ『よし……教えてくれ』



雪乃「ええ、言う通りに動いて』




……………


コナミ「よし……まずはサイクロンを発動」カチッ


ブオオオォオ!



コナミ「聖なるバリアを破壊成功……そして、強奪を発動」カチッ



コナミ「これを創世神に装備してコントロールを奪取!」



コナミ「ははははは!」



コナミ「そして……創世神の効果発動」カチッ



コナミ「手札の大嵐を捨て、墓地のムカムカを蘇生させる」


ムカムカ「ウジュルル」


コナミ「…ゴブリン突撃部隊に巨大化を発動して攻撃力を二倍にして…………あれ、終わりか」カチッ



コナミ「はははは!ムカムカと創世神で羊トークンを粉砕、そして……ゴブリン突撃部隊攻撃力4600でダイレクトアタック!」カチッ


ドゴーーーーン!!


クリアー!クリアー!



コナミ「はい楽勝ー!」





コナミ『やったぞ!』


雪乃「良かったわ」



龍可「しっかりしてよもう」



龍亞「詰めデュエルクリア!」



……………


コナミ「さて………クリアーしたし……タイムリミットも止まっただろ」



残り1分4秒 チッチッチッチッ…



コナミ「……………!?なに」



第二問です


ヴォオオン!!



コナミ「だ、第二問……!?ふざけんなよー!」



……………







エネミー

LP4200 手札1枚 冥府の使者ゴーズ デッキ26

墓地 スケープゴート カオス・ポッド マキシマムシックス

フィールド ギガンテック・ファイター 攻撃表示 羊トークン2体 守備表示

リバース 聖なるバリアーミラーフォースー



幸子マン

LP400 手札5 大嵐 サイクロン 洗脳ーブレインコントロールー 強奪 巨大化 デッキ21

墓地 ムカムカ 格闘戦士アルティメーター メタモルポット

フィールド ゴブリン突撃部隊 攻撃表示 薄幸の美少女 守備表示

リバース1 神の警告


一ターンで勝利せよ




《神の警告/Solemn Warning》 †
カウンター罠
2000ライフポイントを払って発動できる。
モンスターを特殊召喚する効果を含む効果モンスターの効果・魔法・罠カードの発動、
モンスターの召喚・反転召喚・特殊召喚のどれか1つを無効にし破壊する。



《格闘戦士アルティメーター/Battle Warrior》 †
通常モンスター
星3/地属性/戦士族/攻 700/守1000
武器をいっさい使わず、素手で戦いぬく格闘戦士。


コナミ「マジでもう一問………」






コナミ「勘弁してくれよ……くそー……」


残り57秒


コナミ「い、一分切った……!」



………………



ガーーーガーーー



雪乃「……?」



龍亞「またコナミから連絡だ…」



龍可「また?」



カチッ



雪乃「どうしたの?また問題発生かしら?」



コナミ『かなりヤバイ!第二問だ、詰めデュエル第二問!』



雪乃「ええ?」



コナミ『あと一分を切った、画像を送るから一緒に考えてくれ!』



ピピッ



龍亞「!来た」



雪乃「仕方ないわね、もう一度、解きましょう」



龍可「えーと…」



ここまででー


龍可

http://nagamochi.info/src/up138384.jpg
コソっと支援絵、精霊達とコナミ君のエースカード



ピッピッピッ………



コナミ「えーと………創世神がいなくなったから……もう蘇生はできないだろ………」



コナミ「となると………」



………………


龍亞「うーーーんうーーーん………ブレインコントロールと強奪で敵を奪えば…jj



龍可「ブレインコントロールのコストが払えないじゃない、LP400しかないのよ」



龍亞「ああっ、くっそー!」



雪乃「普通にやってはダメージは与えられないわね、強奪でギガンテック・ファイターを奪ったとしても攻撃できるのはギガンテック・ファイターとゴブリン突撃部隊の二体…」



龍亞「羊トークンも二体だから………ダイレクトアタックはできないじゃん!」



龍可「時間制限を設けられると焦っちゃうわ………」



………………


コナミ「…………あと、27秒」





雪乃「………………」


プツン!



コナミ『どうだ?』



龍亞「さっきより難しくなってるよコナミ!まずいよ!」



雪乃「ごめんなさい、必死に考えてるわ」



龍可「コナミはなんかわからないの?」



コナミ『さっぱりだ、考えてるけど!』



龍亞「むむむむ………」



コナミ『ヤバイ、あと19秒しかねえ!」



雪乃「19秒………っく……」



龍亞「うわー!焦らさないでよ!」



龍可「ま、間に合わない……」





………………


コナミ「くそったれめぇ………遊星がいれば……」



コナミ「こうなりゃ……出て来いセームベル!」バッ



ぽんっ


セームベル「えー?なによー、もう!」



コナミ「お前の知恵もかせ、この詰めデュエルを解くんだよ」




セームベル「詰めデュエル?あたしにまかせろー」フワフワ



セームベル「ふむふむー…………」



コナミ「………どうだ?」



セームベル「………………あはははは!むりっぽいー!」



コナミ「だとおもった………」



セームベル「羊トークン邪魔だよー、攻撃表示になっちゃえばいいのに」



コナミ「そりゃそうだな…………」



コナミ「…………」



コナミ「………セームベル、ナイスだ」





………………


龍亞「残り10秒、ダメだー……!」



雪乃「………………あ、解けたわ」



龍可「ホント?急いで連絡を!」



雪乃「ええ」ガーーーー



ガーーーーーー


雪乃「コナミ!コナミ!…………出ないわ」



龍亞「ええーー!?」



龍可「何してんのよもう!」



………………………………



コナミ「………残り7秒、ラストチャンスだな」



コナミ「まず、強奪を発動」カチッ



コナミ「羊トークンを奪う」



コナミ「羊トークンを攻撃表示に変える」カチッ



コナミ「よし、大嵐を使って聖なるバリアと強奪、ついでに神の警告を破壊」カチッ




コナミ「これで羊トークンが相手フィールドに戻る」



セームベル「攻撃表示になってるー」



コナミ「最後にゴブリン突撃部隊に巨大化を発動!」カチッ



コナミ「ゴブリン突撃部隊の攻撃力が4600になった!もらった!」



コナミ「ゴブリン突撃部隊で攻撃表示の羊トークンを攻撃!」カチッ



ドーーーーーン!!!



コナミ「やったか!?」



セームベル「それフラグー」



コナミ「…」


クリアー!クリアー!



コナミ「はははははは!やったぜ!」



…………………………





雪乃「…………………………」カチッ カチッ



龍亞「もう、コナミ捕まっちゃったのかな…」



龍可「もう一分はたっているわ……」



雪乃「いえ………警報は鳴っていないわ………もしかして…」



ガーーーー



龍可「あ!」



龍亞「コナミだ!」


雪乃「コナミ、あなた」



コナミ『なんとかクリアーしたぞ、制限時間も止まった!』



雪乃「やっぱり、自力でやったのね」



龍可「よ、良かったー………」



龍亞「詰めデュエル完全クリアってこと?」



コナミ『ああ』



龍亞「やったー!」



…………………………



…………………………


ウィィーーーーン ロック解除 ロック解除



コナミ「よし、上にいけるぞ!」



カンカンカンカン……



コナミ「待ってろや幸子おおーーーーーーー!!!」



カンカンカンカン……



…………………………



海野財閥 副社長室



幸子「…………………」サラサラサラ…



幸子「………ふぅ……………少し休憩しましょう…」カタン



幸子「…電話の赤帽子…間違いなく庶民だわ、何をしてるのでしょう…」



幸子「…………………」チラッ



幸子「それにしても明日からの4連休…やることが無いですわね…」







幸子「まあ、カフェラジーンでゆっくりしてるのもいいでしょう…」


幸子「……………喉が渇いたわ、コーヒーでも…」スタスタ



ガパァンッ!



幸子「っ!?」



カランカラン………



幸子「なっ………突然通気口の蓋が………」



幸子「なにが…」



シュタンッ



コナミ「ここが最上階か」タンッ



幸子「!?……庶民!」



コナミ「あ、幸子!……………お前に、会いたかった」



幸子「なにを言ってますの………?」





幸子「ていうか、普通に警備を呼ぶわ」スタスタ



コナミ「ちょっ!タイム!タンマ!話を聞いてくれ!」ガタッ



幸子「不法侵入者が何を言っていますか」



コナミ「俺とお前の仲じゃねーか!不法侵入は謝るけど、仕方なかったんだって」



幸子「仲って………腐れ縁ですわ」



コナミ「そう言うな、デュエルしたらそいつは仲間だ………って知り合いが言ってた」



幸子「デュエル………っく、腹立たしいことを思い出させてくれるわね…!」



コナミ「とにかく……そのボタンを置いて話し合おうじゃないか」



幸子「……ふぅ……ま、丁度休憩時間で暇してたから、いいでしょう」



コナミ「流石です!懐が深い」



幸子「そこの椅子に座りなさい」スタスタ




…………………………


幸子「で、わたくしに何の用なの?」



コナミ「えーと……そのボタンは置かないのか?」



幸子「不快な事をされたらすぐに警備を呼びます」



コナミ「ひええ………」



幸子「わざわざ侵入してきたという事はわたくし自身に用があるという事?」



コナミ「そうなんだ、お前にお願いがあるんだよ」



幸子「言ってごらんなさい…」



…………………………



10分後



コナミ「ということだ」



幸子「まったく、またわけのわからない事を……あのチームラグナロクとツァンディレさんが戦い怪我を負った……?」



コナミ「ああ、それでツァンが明後日の試合に出られなくなっちまったんだよ」



幸子「チームラグナロクといえば世界最強クラスと言われているライディングチームじゃない、戦う相手を間違えすぎですわ」



コナミ「次に戦うんだからしょうがないだろ」



幸子「………あなた達の次の相手、ラグナロクなの…………お気の毒ね」





幸子「大体……怪我とはどういう事?ライディングで転倒でもしたのかしら?」



コナミ「いや、あいつらの持ってる神のカードの力だ、ダメージが現実のものになっちまうという恐ろしいモンスターだ」



幸子「星界の三極神………というやつですわね…………噂は聞いているわ」



幸子「神のカードで……世界に一枚ずつしかなく、不思議な力を持っているという」



コナミ「ああ」



幸子「なるほど…………ラグナロクが使ったというのなら、信憑性が高いですわね」



コナミ「肩を痛めちまったんだよ、完治には二週間くらいかかるらしい」



幸子「………………ふむ、で?」



コナミ「え?」



幸子「その話をして、わたくしに何を求めているのかを聞いているのよ」



コナミ「ああ、そうだった」





コナミ「ズバリ言うけど、援軍を頼みたい!」



幸子「援軍…………」



コナミ「海野財閥が抱えてるプロのDホイーラーが何人かいるだろ?」



幸子「ええ、スポンサーとして何人かは」



コナミ「そいつらを貸して欲しいんだよ、その日だけでいいんだ」



幸子「なるほど援軍………………」



幸子「………………ふぅ……」



コナミ「?」



幸子「コナミ、何もわかってないですわね」



コナミ「やっと名前を呼んだか」



幸子「あなたには不本意ながら借りがありますわ…わたくしとしても借りを返したいところなのだけれど」



コナミ「借り…………?ああ……Dホイーラー細工された時の……」



幸子「試合はいつですの?」



コナミ「明後日だ」



幸子「彼らにだって予定があるのよ、しかも世界中にいる」



幸子「いくらWRGPが世界最大の大会だとしても、いまから召集しても4日はかかりますわ」





コナミ「うぐ………………マジか………」



幸子「残念ながら、遅すぎたって事ね」



コナミ「クソおぉ…………海野財閥の力でなんとかならない?」



幸子「そこまで行動を制限する権利はスポンサーには無くてよ」



コナミ「……………そうか……………」



幸子「……………………」



コナミ「………………」



コナミ「…あ」



幸子「……なにか?」



コナミ「…………目の前にやり手のDホイーラーを見つけた」



幸子「………………」



幸子「…………………まさか」





コナミ「幸子!こうなったらお前に頼む!」



幸子「なっ……!わたくしがあなた達のチームに!?」



コナミ「うん、お前強いしライセンスあるだろ?」



幸子「……確かに持ってはいるけれど」



コナミ「頼む!」



幸子「れ、令嬢であるわたくしに選手として出場しろというの?!」



コナミ「他に手はない………!」



幸子「借りを返すとは言っても………そこまでは」



コナミ「海野財閥の宣伝にもなるんじゃね!?お前の勇姿を世界に届ければ」



幸子「く……………お…お父様の許可がなくてはわたくしは動けませんわ」



幸子「残念だったわね、オ…オホホホホ」



コナミ「電話で聞いてみてくれないか?」



幸子「……まったく、無駄なあがきを…お父様がOKする訳が……」ピッピッピッ



幸子「………………………あっちで話して来るわ、そこで待っていなさい」スタスタ






コナミ「………」


スタスタスタスタ………




ピッ

幸子「……………あ、お父様?お聞きしたい事が」



幸子「え、あはい、実はわたくしにWRGPに出場して欲しいという要望が来まして…」



幸子「流石に無理ですわよね、え、ああ…明後日です……ええ、ええ…………」



幸子「対戦相手………チームラグナロクと聞いておりますが」



幸子「ええ…………はい、それはもちろん、ええ………」



幸子「……はい、明日から4日間は休みをいれておりますが……ええ…」



幸子「…………え?………ほ、本気ですか?!まさか、わたくしが……?」



幸子「社会勉強と言われましても……ええと……はい、ええ…………」



幸子「宣伝のチャンスですか……ええ………はい…………」



幸子「……………わかりました、はい、はい、ではそのように………」



幸子「失礼いたしました………」


ピッ





コナミ「………?」


幸子「……………」スタスタ



コナミ「どうだった?ずいぶん話し込んでたな」



コナミ「やっぱり無理かな……流石に」



幸子「………………感謝しなさい」



コナミ「え?」



幸子「…………出てあげるわ、このわたくしが直々に!」



コナミ「!マジですか」



幸子「こうなればもうヤケクソよ……!わたくしが海野の名を全世界に轟かせてやるわ!」



コナミ「お、おお……」



幸子「明後日………絶対勝つわよコナミ!敗北は絶対に許されませんわ!!」



コナミ「……………も、もちろんだ!」




ここまででー

ゴブリン突撃部隊



新スレに移動します

みてくれてありがとうございました


コナミ「WRGP準決勝か」 龍亞「勇気と力をドッキング!」【遊戯王5Dsタッグフォース】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1382721507/l50)


なるほど…これは素晴らしいですね上手です

本当にありがとうございました


>>935

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