男「僕はクズだから」(191)

――
男母「あなた!いい加減にしてください!うちにはギャンブルに使う金なんてないんですよ!」

男父「煩いな!お前たちがもっと倹約すればいい話だろ!大体誰のおかげで飯が食えてると思ってるんだ!」

男「おかーさん、あしたのえんそく……」

男父「ほら見ろ!遠足に行かせる金はあるくせに、俺に回す金はないのか!」

男母「男、あんたは黙ってなさい!」

男「……」

男父「パチンコ行って頭冷やしてくるわ」

男母「……」

男「あした、えんそくだから……」

男母「うるさいわね!大体誰のせいでこうなったと思ってるの!」

男「ぼくのせいじゃ……」

男母「黙れ!あんたがこの家にいて飯を食うだけで、金がかかるのよ!」

男母「あんたがいなきゃ、あんなクズと離婚できるのに!」

男「……」

男母「あぁぁーーっ!イライラする!あんたも明日遠足に行けなくしてやる!」ピッピッ

先生『もしもし』

男母「あ、先生。男が事情で遠足に行けなくなりました」

先生『わかりました』ピッ

男「……」

男「えんそく、いけないの?」

男母「黙れ!」パシン

男「ッ!」

男母「あんたさえ!居なければ!離婚できるのにって!言ってるでしょ!」パシン!パシン!

男「おかーさん、やめて……」

男母「黙れ!」

――
男「ねえ、修学旅行のことなんだけど」

男母「うるさいわね。こっちは今忙しいのよ」

男「そうじゃなくて……準備はもうやったんだけど、お土産は……」

男母「いらないわよ!ただでさえあいつが金使うんだから、お土産代なんて出さないよ」

男「わかった……」

男母「何だったら、修学旅行先で死んでもいいのよ?」

男「……」

男母「そうすれば、離婚できるんだけど」

男(ここから飛び降りれば、死ねるのかな……?)

男(僕はどうせ、家族の邪魔ものだから……)

男(…………)

先生「おい男!何をやってる!みんなに迷惑だと思わんのか!」

先生「お前がもしそれで落ちたら、お前はともかく、残り百何十という生徒や先生に迷惑がかかるんだぞ!」

男「……すみません」

先生「あぁ?なんだその態度は!もっとはっきり喋れないのか?ん?」

男「……」

――
男(英語の教科書、忘れた……)

先生「では男君、教科書14ページの五行目読んでください」

男「すみません、忘れました」

先生「では、隣の人に見せてもらってください」

男「ごめん、見せてくれる?」

*「えー、どーしよっかなーwwwwww」

男「…………」

先生「男君、もう座りなさい」

先生「後ろのイケ男君、読んでください」

イケ男「I eat an apple.」

先生「はい、その通りです」

先生「男君は、あとで職員室に来るように」

先生「あなたの授業態度は、とても悪いです」

男「……」

先生「なぜ、読まなかったのですか?」

男「教科書を……見せてもらえなかったから……です」

先生「そもそも、あなたが教科書を忘れるのがいけないのです」

先生「次からは持ってくるように」

男「……はい。失礼しました」ガラッ

男(本当は忘れたんじゃなくて、母さんと口論した次の日に、シュレッダーにかけられてたんだけどな……)

――
男「母さん、高校受験の書類……書いてもらえる……?」

男母「今週は忙しいから、来週にして頂戴」

男「でも、これは明日までで……」

男母「うっさいわね!あんたは邪魔をしないということをいつになったら覚えるの!」

男「ごめんなさい……」

男母「いいわ、貸しなさい!」ビリビリッ

男「あっ……」

男母「こうすれば、もう書くことはないでしょ!」

男「……」

先生「男だけ書類、出してないぞー」

男「母に、破かれました」

先生「男、嘘は良くないぞ、嘘は。忘れたんだろ?」

クラス「wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」

男「……」

先生「放課後書かせるから、男、お前は残れ」

男「……ハイ」



男「先生。書類の紙、もらいに来ました」

先生「これだ、丁寧に書けよ?」

男「……わかりました」

先生「男、先生は正直な、お前がいける高校なんてないと思ってるがな」

先生「授業態度は悪いわ、提出物は出さないわ、服装は汚いわでねぇ……」

先生「よく進学しようと思ったね」

先生「少しはお母さんを見習ったらどうだ?お母さんは服装はきちんとしてるし、言葉も丁寧だし……」クドクド

男(その『お母さん』に全部邪魔されてるんだよ)

――
*1「男、お前第一志望落ちたんだって?wwwwww」

*2「お前、クズだよなwwwwww」

*3「あそこすら受かんないとか、脳みそ腐ってんじゃね?」

先生「お前ら、やめなさい(wwwwwwwwwwww)」

*1「あ、はーい」

*2「すんませんっしたー」

ちょい落ちる
20分くらいで戻る

思いのほか早かった
再開

男母「あんたさあ、進学する気あんの?」

男母「ただでさえアイツにはお前を高校なんか行かせるなっつってるのを何とかなだめてるのに」

男母「私立行きますー、とか言ったらどうなるのか目に見えてんでしょ?」

男母「それとも何?あんたは私が板挟みになればいいとか思ってるクズなの?」

男「……」

男母「何とか言いなさいよ」パシッ

男「!……ごめんなさい」

男母「次受からなかったら中卒で働きなさい」

男「……」

男母「あんたなんか産まなきゃよかったわ」

――
男(何とかそこそこの公立高校受かったけど……)

男(…………)

男(……………………)

男(死にたい)

男(僕、なんか悪いことしたんかな)

男(…………痛っ!)

*1「へへへwwwwww頭ヒット!」

*2「よし、次俺なwwwwww」

男(……またか)

男(卒業式、サボろうかな)

――
先生「*くん」

*「はい」

先生「男君」

男「……はい」

男(結局、卒業式出てしまった……)



イケ男「みんなさあ、校門のところで写真撮ろうぜwww」

*「お、いいねいいね」

男(帰るか)

*「おい男、何帰ろうとしてんだよ」ドンッ

男「……」

*「えー、*くん。そいつ誘うのやめない?」

*「そうよそうよ、せっかくの記念写真が台無しよ」

*「そうだなwwwwwwwwやっぱお前帰って良しwwwwww」

クラス「かっえっれ!wwwwwwかっえっれ!」

男(帰るか)

男(……)

男「うっ……グスッ……グスッ……」



イケ男「さあ集合写真撮ろうぜ!」

先生「おっ、記念写真か」

イケ男「先生もどうです?」

先生「入らせてもらおうか」

別の先生「撮りますよー!」

別の先生「はい!チーズ!」

一同「イエーイwwwwwwwwwww」

――――
先生「では、自己紹介です」

*1「*です。趣味は読書と、ギターを弾くことです」

*2「*です。趣味は……

男(…………)



男「男です。…………終わります」

*「おい短くね?wwwwww」

*「もっとなんか喋れwwwwww」

女(あの人、なんか暗いなあ)

男「…………」

男(どうせ、高校もいいことないよね)

男(……だって僕、この世に必要ないクズ人間だものね)

男(……)

不良「ちょっと、そこの兄ちゃん、金貸してくんね?」

不良2「ちょっとでいいからさー」

男「……ごめんなさい、お金は、あんまり持ってないです」

不良3「ちょっとさあ、そういわずに……」

男「……困ります」

不良「いいからさっさと財布だせやコルァ!」

不良「それっ」ボカッ!

不良2「新技みぞおちキーックwwwwww」

男「うぁっ!」

不良3「あったぜあったぜ財布wwwwww」

不良「いくらだ?wwwwwwさっさと開けろwwwwww」

不良2「wwwwww……2000円?」

不良「ホントに金持ってねーのなwwwwwwwww」

不良3「うっわー、この無駄にした時間、返してくれんの?」

男「……ごめんなさい」

不良「謝ってすみゃあ、俺ら補導されてねーよなー」

不良3「まったくだwwwwwwww」

ごめん
2時間ほど落ちる
必ず戻るから待ってて

すまん

戻り増した
続き書きます

男(……)

不良「まあ、2000円ありゃコンビニで菓子くらい買えるだろ」

不良2「それもそーだなwwwwwwwww」

不良3「財布だけは返してやんよ、感謝しろwwwwwwwwww」

不良「財布にはカーチャンの愛が詰まってますってかwwwww」

男(……)

不良2「じゃーなーwwwwwwwww」

男(……今日の晩飯代、なくなっちまった)

男(……10時まで、帰ってくるな、か)

男(男母『もうさ、あんたも高校生だしさ、なんかバイトでも入れて10時まで帰ってこないでよ』)

『この家の中であいつの血を引いたやつの顔とか見たくないんだよね』

『週に1万円やるからさ、どっか外で飯食ってよ』

『あとさ、さっきも言ったけど、あんたみたいなクズの顔見たくないからさ、』

『私が寝る10時より後に帰ってきてさ、私が起きる5時より前に家出てってよ』

男(……あの2000円、今日の夜と明日の3食分の金だったのにな)

男(……まあ、仕方ないか。僕は、クズなんだもの)

男(…………)

男(今日はバイトもないし、コンビニで立ち読みでもして時間つぶすか)



男(……九時半か。そろそろ帰れば、ちょうど10時くらいだな)

男(……腹、減ったな……)

男(……仕方がない、さっさと寝よう)

男(……流石にもう、寝てるよな?)

男(……帰ってきたらドラマ見てて、またぶん殴られるとか、無いよな?)

男(…………)

男(……チェーン、掛かってやがる)

男(…………)

男(…………どうすっかな)

男(……寝るとこ、探さないと)

男(……高校生って、ホテル、使えるんだっけ?)

パトロールの人「おい君!こんな時間まで出歩いてるんじゃない!」

パトロールの人2「夜は危険だぞ、送って行こう」

パトロールの人「君の家はどこだ?」

男「…………いいです。一人で、帰れます」

パト「そういうわけにもいかないんだよね、おじさん達も仕事だから」

パト2「君みたいな子を、ちゃんと家まで送るのも仕事のうちなんだよ」

男「……言いたく、ありません」

パト「困ったね、このままだと、警察呼ぶしかなくなるよ?」

男「…………」



クラスメイト(あれは……男君?どうしたんだろう)



男「……家に、帰れないんです」

パト「じゃあ、おじさんたちも一緒に行って、君のお母さんを説得してあげよう」

男「……ホントに、一人で帰れますから」

パト2「だからさー、そういうわけにいかないの。わかる?」

男「……」

パト「全く。どういう教育してるんだ、この子の親は」

上の訂正
男「……言いたく、ありません」

パト「困ったね、このままだと、警察呼ぶしかなくなるよ?」

男「…………」



クラスメイト(あれは……男君?どうしたんだろう)



男「……家に、帰れないんです」

パト2「お母さんに、怒られたのか?」

男「…………」

パト「じゃあ、おじさんたちも一緒に行って、君のお母さんを説得してあげよう」

男「……ホントに、一人で帰れますから」

パト2「だからさー、そういうわけにいかないの。わかる?」

男「……」

パト「全く。どういう教育してるんだ、この子の親は」

クラスメイト(困ってるみたいだ、とりあえず声かけよう)

クラスメイト「やあ、男君……だよね?」

男「!」ビクッ

パト「なんだね君は」

クラスメイト「実は、彼は、今日僕の家に来てくれるって約束をしていたのに」

クラスメイト「僕が間違って、バイトのシフトを入れてしまったから、待ってくれていたんです」

クラスメイト「ごめんね、男君。行こう」

男「!……」

パト「あっ、ちょっと待て!」

男(…………なんで?僕に声かけてくれたの?)

パト2「全く。これだから近頃のガキは!」

パト「あのガキの態度見たか?『……』って感じで黙り込んでさ。感じ悪いったらありゃしない」

パト2「俺らがあんくらいの頃は、あんな態度とったら平手が飛んできたりしたもんだ」

パト「体罰とか、やっぱり必要だよな。今の教育は、ヌルすぎる」

パト2「そうそう。だからあーいうガキが付けあがるんだ」

パト「親もろくな奴じゃないんだろ」

パト2「だろうなwwwwwwwww」



クラスメイト「男……君、だよね?」

男「……うん」

クラスメイト「僕は友っていうんだ」

男「……友、君」

友「あ、君とか付けなくていいよ、普通に呼び捨てで」

男「……友」

友「うん、それでいいよ」

男「…………なんで、声、掛けてくれたの?」

友「なんでって、そりゃ……同じクラスの奴見かけて、困ってたら、声かけるでしょ?」

男「……今日、あったばかりなのに?」

友「関係ねぇよんなこと」

男「……そっか、ありがと」

友「あ、何だったら夕食、家で食ってかないか?まだだろ、たぶん」

男「……いいのか?」

友「大丈夫大丈夫。僕の母さんさ、いっつも飯、作りすぎなんだよ。」

友「僕はそんなに食べるほうじゃないしさ。新しい友達が家に来たら、たぶん母さん喜ぶだろうし」

男「…………」

友「さ、行こう!」

男「……うん」

友「ただいまー!」

友母「遅かったじゃない。……あら、お友達?」

友「ああ、新しいクラスのクラスメイトで、男君って言うんだ」

男「……男です」

友母「友の母です。友を、よろしくお願いしますね」

友「母さん、ご飯にしてくれよ、男も僕もまだ食べてないからさ、腹減ってるんだ」

友母「はいはい、すぐご飯にしますよ。男君も、上がって上がって」

男「……お邪魔します」



友母「男君、お魚とか好き?」

男「……はい」

友母「良かった!今日の夕食、アジフライ作ったのよ」

友「男ー、早く食おうぜ!」

男「……ありがとうございます」

友「いっただっきまーす!」

男「……いただきます」

友母「どんどん食べてね。味噌汁とご飯は、おかわりあるから」

男(……惣菜とか、弁当じゃない飯って、いつ以来だろう)

男(…………僕が中二の年の、夏くらいから、作らなくなったんだよな)

男(……それじゃ、一年半ぶりか。……温かい飯って、旨いんだな)

友母「どう?おいしい?」

男「…………はい。とても、おいしいです」

友(なんか男、目が潤んでないか?……気のせいか)

友「ごっそーさん!」

男「……ご馳走様でした」

友母「男君、今日は遅いから、泊って行ったら?寝間着なら、友の一個サイズが小っちゃい奴がピッタリじゃないかしら」

友母「ちょっと探してくるわね。連絡入れるなら、電話、使っていいわよ」

友母「友、電話とお風呂の場所、教えてあげなさいね」

友「はーい」

男「……電話は、大丈夫だ」

友「……どうして?」

男「……連絡、しなくていいんだ」

友「そっか」

友母「男君!寝間着、サイズ合わせてみて!」

男「……」

友母「あら、ちょうどピッタリだわ。お古で悪いけど、これで寝てね」

男「……ありがとうございます」

88の時点ではクラスメイトは女だと思ってたんだが

友「男、風呂行こうぜ」

男「……一人で、入るんじゃないの?」

友「家の風呂、無駄にでかいからさ、二人くらいなら入れるんだよ」

友「いろいろ話とかしたいし、ね」

男「……わかった」

友「じゃあ、風呂行くか」



友「なあ、男」

男「……何?」

友「その傷と痣、どうした?」

男「……今日の帰りに、不良に絡まれた時の奴」

友「手当てしなくて、いいのか?」

男「……このくらい、平気だから」

友「……?結構、酷いぞ?」

男「……大丈夫、なん、だよ……」

>>107
クラスメイトと女は別人です
あと*は間が空いているときは番号同じでもほとんど別人

友「うおっ、どうした?そんなに傷、痛ぇのか?」

男「……そうじゃ、無いんだ」グスッ

友「ともかく、風呂あがったら、手当て、しような?」

友「僕、元運動部だから、怪我の手当ては慣れてるんだ」

男「…………ありがと」

友「気にすんなって」

男(…………)

男(…………僕を殴ったり、罵ったりしない人も、いるんだな……)

友「母さん、救急箱借りるよ」

友母「どうしたの?」

友「男、擦り傷できてたから、ちょっと消毒とか」

友母「男の子にけがは付き物だものね」

友「……そうだね」



友「お待たせ、男」

男「……zzz」

友「ありゃ、寝ちゃってたか」

友「でも、あーいう傷はすぐ消毒しないと、酷くなるからな」

友「男、起きてくれ」

男「……!」ビクッ

友「やだな、起こしたくらいでびっくりしないでよ」

友「消毒するから、ちょっと上脱いで」

男「……」

男(……脱いで、どうするんだ?)

男(…………母さんみたいに、ピンセットで傷口を突くのか?)

友「大丈夫だって、この消毒は沁みないから。早く脱ぎなよ」

男「……うん」

友「じゃ、消毒するよ」



友「とりあえず、消毒して、深いとこにはガーゼ当てといたからね」

友「たぶん、1週間もあれば治るよ」

男「……ありがとう」

友「さて、明日から高校が本格的に始まるんだ、……ありゃ、もう『今日』だ」

友「早く寝よう。俺布団持ってくるから、男はそのベッドで先寝てていいよ」

男「……流石に、悪いよ」

友「いいっていいって。早く寝たほうが、傷の治りもよくなるよ」

友「じゃ、お休みー」

男(……友、優しいな)

男「zzz……」

友(男、よく寝てるな……)

友(さっき風呂に入った時から気になってたんだけど、あの傷はなんだ?)

友(ちょっとごめんな……やっぱり。こりゃ何か月とか、何年とか、そういう昔の傷だ)

友(お腹も背中も、傷だらけだ……何があったんだ?男?)

友(……とりあえず、しばらくは聞かないでおこうか……お休み、男)

友「zzz……」

男「zzz……」

男「zzz……」パチッ

男「……ッ!」

男(今、何時だ?……5時半?)

男(……早く家を出る準備をしないと)

友「男ぉ、お前意外と早起きなのな……まだねみぃよ」

男「……っ」ビクッ

男「……ゴメン」

友「……。zzz……」

男(……そうか、僕は、友の家に泊ったんだっけ)

男(……卒業してからの習慣だったからな……)

友母「友!6時だよ!起きなさい!」

友「ふぁーぁ。あー、おはよー男」

友母「おはよう男君。よく眠れた?」

男「……おはようございます」

男「……よく眠れました」

友母「さ、朝ご飯準備してあるのよ、食べましょう」

友「男、行こうぜ!」



友「そろそろ行こうぜ、学校に間に合わなくなっちまう」

男「……うん、行こうか」

友「行ってきます!」

友母「いってらっしゃい」

男「……お邪魔しました」

友母「また、いらっしゃいね。男君」

男「……はい」

   /.   ノ、i.|i     、、         ヽ
  i    | ミ.\ヾヽ、___ヾヽヾ        |
  |   i 、ヽ_ヽ、_i  , / `__,;―'彡-i     |
  i  ,'i/ `,ニ=ミ`-、ヾ三''―-―' /    .|

   iイ | |' ;'((   ,;/ '~ ゛   ̄`;)" c ミ     i.
   .i i.| ' ,||  i| ._ _-i    ||:i   | r-、  ヽ、   /    /   /  | _|_ ― // ̄7l l _|_
   丿 `| ((  _゛_i__`'    (( ;   ノ// i |ヽi. _/|  _/|    /   |  |  ― / \/    |  ―――
  /    i ||  i` - -、` i    ノノ  'i /ヽ | ヽ     |    |  /    |   丿 _/  /     丿
  'ノ  .. i ))  '--、_`7   ((   , 'i ノノ  ヽ
 ノ     Y  `--  "    ))  ノ ""i    ヽ
      ノヽ、       ノノ  _/   i     \
     /ヽ ヽヽ、___,;//--'";;"  ,/ヽ、    ヾヽ

保守

担任「今日はHRをやるぞ。まずはHR委員決めだ」

*「えー、俺は嫌だぜ」

*2「私そういうの苦手……」

男(……どうせ俺には、誰も声かけないだろう)

担任「誰もいないのか……そういうこともあるだろうと思って、クジを作ってきた」

担任「これで当たった人が、HR委員だ、異論はないな?」

一同「はーーいwwwwww」

担任「では!……まず男子、男!」

男(……えっ?僕が?)

担任「では次!女子……女!」

女「えっ?私ですか?」

担任「さ、男と女、前に出て軽く自己紹介してくれ」

男(…………)

女(昨日の人だ……大丈夫かな?)

担任「じゃあ、まず男から」

男「……男です。HR委員に選ばれたからには、一生懸命、やろうと思います」

担任「よろしくな」

女「女です!私は、人の前に出てしゃべるのはあまり得意じゃないんですけど、頑張ります」

担任「一年間よろしくな。じゃあ次は……」

男(……こういう風に目立っちゃって……出しゃばりとか、調子こいてるとか思われたら、嫌だな)

男(…………また、いないように扱われるんかな?)

女「男君!女です!同じHR委員だけど、よろしくね」

男「……僕は、男、です。よろしく」

担任「じゃあ、今日はこれで終わりだ」

担任「HR委員、号令を頼む」

女「起立!礼!」

担任「HR委員にさっそく頼みたい仕事があるから、HR委員の……男、女、ちょっと残ってくれ」

女(どうしよう……今日お母さんに、早く帰ってきてねって言われたのに……)

担任「クラス名簿と座席表を作ってくれ」

担任「今のクラス名簿、五十音順にまだなってないから、頼むぞ」

女(どうしよう)

男(……こういうこと、するのか)

男「……」

女「……あ、あの!」

男「ッ!」ビクッ

女「ごめんなさい!今日、お母さんに『早く帰ってきてね』って言われてて……」

男「……大丈夫、だよ。僕一人でも、終わるから」

女「ごめん!次の仕事は、手伝うから」

男「……」

女(悪いこと、しちゃったかな?)


男(……やっぱり、一人だと楽だな……)

男(……いちゃもんを付ける奴も、暴力を振るってくるやつもいないから)

男(…………きっと、そのうちクラスでも孤立するんだろうな)

男(……親にすらクズって言われるくらい、僕はクズなんだから)

男(……今日の昼食代と、夕食代はないんだっけ)

男(……さすがに、また友に世話になるわけにはいかないからな)

男(……友は、いいやつだから、僕みたいなのと一緒にいちゃダメなんだ)

男(僕は、クズだから)

担任「……お?男か」

男「……頼まれてた仕事、終わりました」

担任「おお、ご苦労さん!いきなりこんな仕事やらせちゃって、悪いね!」

男「……いえ、大丈夫です」

担任「そうだ、これ持って行け」つ一口チョコ

男「…………ありがとうございます」



男「……甘」

男(…………この高校、みんな優しいんだな)

男(……僕みたいな奴にも、普通に話しかけてくれるんだもの)

男(……今日はチェーン、掛かってないのか)

男(……良かった……)

男父「あぁ?男か!」

男「ヒッ!」

男父「おい男、ちょっとこっちこい」

男父「お前さー、誰のおかげで高校行けてると思ってんの?」

男父「パチンコ行く金も我慢して汗水たらして働いて」

男父「学費出してんのは俺だぞ?あぁ?」

男「……」

男父「それなのにお前はさー、夜に繁華街とかほっつき歩いて帰ってきたわけ?」

男父「お前さ、なんなの?学生なら、早く家に帰ってきて勉強すんだよ」

男父「お前は、学生じゃない。勉強しない、ただのクズだ。道路に張り付いてるガムと同格なんだよ、お前」

男「…………」

男父「何とか言ったらどーなの?ん?」

男「……ごめんなさい」

男父「へー、謝ったら許してもらえると思ってんだー……」

男(……)

男父「甘えてんじゃねーぞクズ!」バリン

男(……痛っ。父さんが投げた酒瓶か)

男父「お前みたいなクズ!この家から!出ていけ!」バシン!

男(……別に、殴られても痛くないや)

男(……威力、ずっと変わってないもの)

男母「ちょっとなんなの?」

男父「教育的指導だ」

男「……」

男母「うわっ。男居るじゃん」

男母「お前マジで帰ってきてたの?普通あそこまでクズ呼ばわりされて帰ってくるか?」

男母「さっさと死ねよ、顔も見たくない。クズが」

男「……」

男母「あとさー、あんたも音が漏れないようにしてよ、虐待だと思われるでしょ」

男父「うっせーなー、おめーに言われたくねーよ」

男母「……クソパチンコ狂が。あいつと一緒に死ね」

男「……」

男(……もう寝よう)

男(……やっぱり、僕はクズなのか)

男(……友や、担任の先生や、女さんとなんか並ぶことすらない、)

男(…………ただの、クズか)

男(……なんで僕、生まれてきたんだろうな)

男(…………死にたい)

男(……足痛い)

男(……さっき投げつけられたビンの破片が刺さってやがる)

男(……殴られるより、マシか)

男(寝なくちゃ)

男(zzz……)



男(……4時半か)

男(……手紙か)

手紙『男へ
これから一週間分の食費10000円です
別にどこで食べようと知ったことではないので
何でも好きなもの食べてください

P.S. あんたが早く死んでくれると、無駄なこういう出費がなくなるんだけどなー』

男(……食費もらえるだけ、感謝しなきゃ)

男(……足痛いなぁ)

男(……傷、結構深いなあ)

男「……」

友「おう男!おはよう!」

男「……おはよう」

友(また、元気なくなってる?僕ん家に来たときは、少し元気になったのに)

男「……グスッ」

友「お、おい男、どうした?」

男「……何でも、ない、大丈、夫」

友「おい、男。その足、どうした?」

男「……大丈夫だから。大したこと、無いから」

友「大したことないわけあるか!保健室行くぞ!」

男(…………)



女「あれ?あれは男君と?友君?」

女友「あの二人仲いいよねー」

女(どこ行くんだろう?もうすぐHR、始まるのに)

今日はここまでです
また、後日続きを書かせてください
スレタイは同じにして、トリップを1につけてすぐわかるようにします
おやすみなさい

このSSまとめへのコメント

1 :  たくおおおおおおお   2016年03月15日 (火) 02:49:42   ID: oECDGZ1z

おい胸糞じゃねーか

2 :  SS好きの774さん   2016年05月28日 (土) 10:00:29   ID: 5FzZt7Ee

ま、こういう周りに適応できない奴は死んだほうがいいな

3 :  SS好きの774さん   2016年06月21日 (火) 16:06:39   ID: uhLhu0wh

>>2
オマエモナー(笑)

4 :  SS好きの774さん   2016年10月02日 (日) 04:15:38   ID: yJPkvBdM

>>2
ss読んでる時点で終わってる

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