あかり「主役のヤク座あかりだ!よろしくぅ!」(149)

~1年教室~
ちなつ「はぁ~…体育は疲れるなぁ…」

向日葵「ですわねー…」

櫻子「向日葵は胸が大きいから余分につかれるんだよっ!」キシャー

向日葵「何ですって!?関係者ないですわよ!」キシャー

櫻子&向日葵「ぐぬぬぬぬ…」

ちなつ「いつも通り…って、あかりちゃんが居ない」

ガラッ

あかり「うーっす」

向日葵&櫻子&ちなつ「!?」

バタンッ!!!!

櫻子「ひっ」

あかり「あぁ午後の授業はしんどいなぁ~…チッ」

ちなつ「あ…あかりちゃん…?」

あかり「あ!ちなつちゃんよぉ!」バンッ

ちなつ「ひっ…!な…何ですか…?」ビクビク

あかり「あかりが影薄いからって置いていってんじゃねーぞ?あ?」

ちなつ「ご…ごめんなさぃぃ…」

あかり「分かりゃいいんだよ…チッ」

櫻子(な…なに…?何かイキナリ雰囲気が…変わったような…)ボソッ

向日葵(…というより、完全に別物ですわね…何でこんな…)ボソッ

ちなつ(可愛い声してすっごい怖いよ!何これ!)

あかり「おい、てめぇら!」

向日葵「はい、何でしょう!?」

あかり「いや、向日葵ちゃんクッキー持ってきてねぇ?腹へっててよぉ」

向日葵「す…すみません…!今日は持ってきてなくて…!!」ビクビク

あかり「あ?」

向日葵「すみませんっ!」

あかり「?…何で謝ってんだよ、きめぇな。こっちこそ無理言ってゴメンな」

向日葵「あ…はいぃ…」ビクビク

あかり「あかり腹へったなぁ~マジで」ダンダン

櫻子「ひぃぃ…!」

ちなつ「あ、あかりちゃん!私、パン持ってるよ!?」

           /,    ヽ \
             ,'.,       `、ヽ,
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     _,,,.-''"   ._      `ヽ!,,.-‐'''"      ,','
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   く   (::::::L,,/::;'::::;':::;:::::::;':::::::::::;':L,,,,_\     ,r'
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,..--─--、;::`i:::::;::!  `ヽ    ,.-==,く`ソ:::::;':::i`''"
       `|:::::;::|       !;;oソノ ./\:::/リ
        |::::::;::|   !ー、_,'  `''" /:';:::::`!     一人称があかりのままでワロタ
         |:::::::;::|.  'ー     ./:;;:-''"`\
       .|::::::;;:::|ヽ、,,,,...... -‐''i:::;r'" `'''`ヽ,ヽ
     ,.-┴''"ヽ``,`'、  !.,'  '/   /`ニ=_,ノ!
    .,r'   ヽ、`i !ノ  ','   i'    _,フ'-:'":、
   /  '" `i i .ノノ-' ', !  i    「  ';::::::::::::`、

あかり「おっマジ?くれんの??」

ちなつ「う、うん…!た、食べて落ち着いてっ…!!」ビクビク

あかり「んー…でも、悪ぃなー何となく。ちなつちゃん、食うつもりじゃなかったの?」

ちなつ「えっ…そりゃそうだけど…」ビクビク

あかり「それを先に言えよ!じゃあいいよ!ちっと早退して何か買ってくるっつーの!」

ちなつ「え???」

あかり「じゃ、また明日!」

バタンッ!!!!!!!

櫻子「ひっ」

ちなつ「な…何がなんだか…」

向日葵「じ、次期副会長の私が…足が震えて止められなかった…」

櫻子「こわい…ドア勢いよく閉めすぎでしょ…」

向日葵「そ、そういう問題ですの?」

ちなつ「とりあえず、授業うけよっか。あかりちゃん帰っちゃったし」

向日葵「…そうですわね…」

櫻子「…くそぅ…まだ怖いぃ…」ガクガク

~放課後~
ちなつ「…結局、帰って来なかったね」

向日葵「…不真面目になってしまったんですの…赤座さん…」

櫻子「へっへーん!次期副会長として、明日はビシッと注意してやる!」

向日葵「さっきまでビビってたのは誰でしたっけ…?」

櫻子「そんなことないもーんだ!!」

向日葵「はぁ…それより、次期副会長は私…」

ガヤガヤガヤガヤ

ちなつ「はぁ…部活行こうっと」

~ごらく部~
ガラッ

ちなつ「こんにちはー…って!!!」

あかり「お、遅かったな」

ちなつ「何してんの!?落書き!?」

あかり「おう、寂しかったからよぉ、ちょっとスプレーでな…へへへ」

ちなつ「いや、ダメでしょー!?いくらセンパイ達でも怒るよこれは…」

あかり「あ?」

ちなつ「っ!…ごめんなさいっ!」

あかり「おうよ。…んじゃ、続きを」プシュー

ちなつ(止められない…ムリ…)ビクビク

ガラッ

京子「おーっす………って!?なんじゃこりゃーーーっ!?」

結衣「ん?………うわぁ!」

あかり「おお、来たかぁ。部活、始め用ぜ」ニコッ

京子「いやコレ…えー!?」

結衣「あかりが…やったの?」

あかり「おう、ちょっとしたサプライズだ」ニコッ

結衣「あかり…何があったのかは知らないけど…」

結衣「ここは、大切な思い出の詰まった部室なんだ!元に戻せ!」

ちなつ(センパイ…かっこいい…!///)

あかり「あ?説教かよ!?いいだろ、こんぐらいよぉ!?」

結衣「ダメだ!!私と京子にとっては一年以上過ごした場所だ!戻せ!!」

あかり「あ…?」

結衣「あ…あかり…?」

あかり「んだよ…んな事わかってるっつーの…その上で明るくしようと…」ブツブツ

京子「きょ…今日のあかり…何か怖い…」

結衣「…だ、大丈夫。私が何とかするから…」

ちなつ「結衣センパイ…頑張って…///」

あかり「あーやってらんねぇ!もういいよ!あかりの気持ちも分からねーくせに!」バッ…

結衣「あ…あかり!!待て!!戻すのが先だ!!!」

あかり「うっせぇなぁ!!!」

結衣「」ビクッ

あかり「や…やればいいんだろ!?くそっ…何だよ皆してよぉ…」グスッ

結衣「あ…あれ…?」ビクビク

京子「何か洗い始めた…」

ちなつ(も…もう意味わかんない、このあかりちゃん…)

ちなつ(ただ…かなり怖い!)

あかり「はぁーっ……ゴメンな」ボソッ

京子「え…何か言った?」

あかり「ゴメンなっつってんだよ!やり過ぎたよゴメン!」

京子「あ…はい…」

~一時間後~

あかり「出来たぞ!これでいいか!?」

結衣「あ…ああ。うん。頑張ったな。」

あかり「…あ、ありがと」

・・・・・・・・・・・

あかり「んじゃ、あかりはもう帰る!また明日な!!」

ちなつ「あ、行っちゃった…」

京子「はぁ…気ぃ使ったーっ…」

~あかり宅~

ガチャ

あかね「あっ、あかりだわ~♪」

バタンッ!!!!!!!

あかね「えっ」

あかり「ただいま…チッ」

あかね「ど…どうしたの!そのケガ!!いじめられた!?」

あかり「いや…何かよぉ」

あかね(イジメだったらイジメた輩は皆殺しだわ~)

あかり「楓ちゃんが…」

「帽子が木の上に…お姉ちゃん、取って!」

あかり「って言うからよぉ…取ろうとしたら、木のぼるのムズくて」

あかり「何回も落下しちまった…でも、帽子は取ってやった…へへへ」

あかね「…」

あかね(口調おかしい…でも)

あかね(おっちょこちょいで優しいあかり、なのは変わらないみたいね~)

あかね(そんなあかりが大好きだわ~)

あかね「頑張ったわね~」

あかり「そうか?まぁ褒めてくれるなら嬉しいけどよぉ…」ニコッ

ピンポーン

あかね「誰かしら?…はーい」バタバタ

黒スーツの男「あ…ヤクザのモンですけど…赤座あかり、いるかね?」

あかね「えっ…い、いません!」

あかり「…呼んだか?」

あかね(あかり…!出てきちゃダメよ…!)

あかり「んだよ早くしやがれ」

黒スーツの男「ああ…その」

あかり「あ!?」

黒スーツの男「…ありがとうございました。助かりました」ペコリ

あかね(何事ーーーっ!?)

あかり「あ…?何かしたかぁ?」

黒スーツの男「さっきケース拾ってくれたでしょ。あれ、重要書類だったんですよ」

あかり「あ…あぁ、そういや届けたな」

黒スーツの男「なので…これ、受け取って下さい…200万です」

あかり「マジで!?!?!?」

あかね(…あかりの努力が実を結んだのね…良かった)

あかり「チッ…いらねーよ」

あかり「あかりにやるぐらいだったら、寄付でもしてろ。じゃあな。」

バタンッ!!!!!!!

あかね「あかり…良かったの?」

あかり「しょ、正直、欲しかったけど…いいんだ。これでいいんだよ」

あかね「…そんな物をもらうために拾ったんじゃない…って事かしら~?」ニコッ

あかり「ま、まぁ…そんなトコかな」

あかね(あかり、やっぱり可愛いわ~)

~翌日~
あかり「…あ?迎えに来ねーじゃねーかアイツら…んだよ…」

あかね「どうしたの?」

あかり「姉貴…皆が迎えに来てくれねぇ…」グスッ

あかね「…よしよし」

あかり「ご、ごめんな…とりあえず、行ってくるわ」

バタンッ!!!!!!!

あかね「ドア、壊れないかしら~」

~1年教室~
ガラッ

バタンッ!!!!!!!

櫻子「ひっ」

向日葵「あ…赤座さん…」

ちなつ「お…おはよぅ…」

あかり「ちなつちゃあん!!」

ちなつ「はい何ですかっ!?」

あかり「お…置いてくなんてヒデぇじゃねーか…寂しかったんだぞ…」

ちなつ「あ…すみません」

           /,    ヽ \
             ,'.,       `、ヽ,
         //-─'''''''─-、,!.  ', _,,,..-‐''''",二ニ‐-、
     _,,,.-''"   ._      `ヽ!,,.-‐'''"      ,','     やっぱりあかりは良い子だった
    |,.  _  i'"::::::L,,,!::`i__,,i''''ヽ, ヽ、      ,r'
   く   (::::::L,,/::;'::::;':::;:::::::;':::::::::::;':L,,,,_\     ,r'
     `y'`'"/::::/::;':::::;'::/::::::;':::::::::::;'::::::::::::;} .`、 /

あかり「素直に謝られるとよぉ…責めるに責めれなくて、逆に辛いって」グスッ

ちなつ「はい…すみません…」

あかり「だから謝んなっ!!」バン

ちなつ「うん!!明日は迎えに行くっ!!」ビクビク

クラスメイト(…なんか赤座さん、雰囲気変わったよねー…)ボソボソ

(うん…なんか、怖い…)ボソボソ

あかり「…!!!…んだよ…陰口かぁ…?」グスッ

(あ、泣いた)

ザワザワザワザワザワザワザワザワ

あかり「くっそ…んだよ…何か悪ぃことしたか…?あ?」グスッ

向日葵「あの…赤座さん!!」

あかり「な…なんだよ」フキフキ

向日葵「その…早退や、部室の無断装飾、回りを無駄に怖がらせる行為…」

向日葵「見逃せませんわ…」

あかり「あ…?え、怖がらせてねぇっつーの…」

櫻子「実際、私が怖いよ…ドア勢いよく閉めるのとか」ビクビク

あかり「え、マジで?ごめんな、んなつもりじゃなくてよぉ」

クラスメイト(え…わざとじゃないとか絶対ウソだよね)

(うん…調子に乗ってるよね)

あかり「え、ちょ…!待てコラぁ!」ポロポロ

向日葵「…それが、怖いんですのよ…コラぁ…だとか…あ?…だとか」

あかり「え…マジかよ…」

あかり「ご…ごめん。本当に違うんだ。その…クセでよぉ」

向日葵「…分かりましたわ。これかr…」

ザワザワ

クラスメイト(…クセって…そんなキャラじゃなかったじゃん)

(いまの言い訳はひどいね)

向日葵「…皆さん!?とりあえず、ここは…様子を見ましょう…!あの、聞いて下さいですの!」

あかり「な…なんだよ…なんだよ…」ポロポロ

ちなつ「あ…あかりちゃん?」

ザワザワ

あかり「も…もういいっつーの…くそっ…くそっ…!!」ダッ

ガラッ

バタンッ…

ちなつ「あっ待って!」

ちなつ(…ドア。やっぱり、あかりちゃんは…

櫻子「い…言い過ぎた…?」

向日葵「…ええ。後で謝らないと…」

クラスメイト(これぐらいでいいよねー)
(スッキリしたー焦るんだよねーあれさぁ…)

~放課後~

ちなつ「ど…どうしよう」

向日葵「そうですわね…」

櫻子「う~…」

ちなつ「あーでも、ひょっこり部室にいたりして…?………ないかぁ」

向日葵「とりあえず、様子を見ましょうか。では…」

櫻子「バイバーイちなつちゃん」

ちなつ「うん!バイバーイ」

ちなつ(…さて、行くか)

~ごらく部~
ガラッ

ちなつ「…いないや」

京子「あ、ちなっちゃーん!あかりはー?」

ちなつ「その…帰っちゃいました…てゆーか、どっか行っちゃって」

結衣「え…?」

ちなつ「かくかくしかじか」

結衣「…んー…迷惑かけたとはいえ…それはヒドイだろ」

京子「うっし!今からあかりん家に行こう!心配だし!」

ちなつ「…ですね」

結衣「うん。行こうか」

京子「よーし、そうと決まればレッツゴー!」

・・・・・・・・・・・

結衣「え?帰ってない…?」

あかね「え、ええ。まさか、あかりに何かあったの~?」

京子「…あかりぃ…」

ちなつ「その…かくかくしかじか」

あかね「そんな事があったのじゃあちょっと探してくるわね」キッ

京子「さすが…決断はやい!」

結衣「私達も行くんだよ!ほら!」

京子「えへへ…分かってるって…」

ちなつ「ふざけてる場合じゃありません!」

・・・・・・
・・・・
・・

あかり「んだよぉ…皆して…」

あかり「…なーんてね」

あかり「これで、良かったんだよね…」

あかり「あかりが犠牲になって…それで」

あかり「…良かったんだよね…」

あかり「ちょっと悲しいけど…皆とはお別れかな」

あかり(…私は…ヤク座あかり)

あかり(影の薄さを利用して、国家の機密問題を解決してきた)

あかり(そして…国家から、あかりと関係者を殺す、という通知が来た)

あかり(家族はお姉ちゃんがいるから大丈夫。けど…)

あかり(…ごらく部の皆やクラスメイトとは…もう、関わっちゃいけないよね)

あかり(…そのために、悪ぶってみたけど)

あかり「…上手く、いったのかなぁ?」

あかり(いずれ…あかりは殺される。でも)

あかり(…皆は助かるよね。皆、あかりの事なんて…嫌いになったもんね)

あかり「…うう…」グスッ

あかり「…泣いてる場合じゃないよ、ヤク座あかり。今するべきなのは、時間を稼ぐこと…」フキフキ

あかり「…そうすればするほど、皆の危険性は下がるはず」

あかり「…うん。大丈夫…行こう」

あかり「…」ポロポロ

~1週間後~

結衣「…見つからないな…」

あかね「わ、私が全力を出して見つけられないなんて…」

京子「…やっぱり…あかりは大事な部員だ」

ちなつ「…私も、そう思います。それに…怖いあかりちゃんも…悪くなかったような…」

楓「たりめーだろ。やさしいんだぞ」

向日葵「はぁ…変な口調を覚えてしまいましたわ…」

櫻子「…たりめーだろ」

向日葵「櫻子まで!?」

結衣(あかり…何があったのかは知らない。でも…)

結衣(私達は心配だからな。あかりがどうなっても、皆がどう思おうと…)

京子「も、もう一回さがそう!」

楓「たりめーだろーが」

向日葵「はぁ…」

櫻子「行くぞゴラァ」

ちなつ(…あかりちゃん。)

あかね」 (…良い友達を持ったのね~あかりは…)

~1時間後、分散して捜索中~

あかね「はぁ…はぁ…!なんで…!あかり…あかり…」ポロポロ

楓「おい、てめーらなんかしってんだろ?はいてみろや」

あかね(…楓ちゃん…?向日葵ちゃんも)

黒スーツの男「こ…困るなぁ…お嬢ちゃん。」

向日葵「ほら、楓…!やめなさい!」

楓「こいつらなにかしってんぞぉ。おら、はいてみろや」

黒スーツの男「だから、さっきから何の事!?」

あかね(あれは…この前の…)

向日葵「ごめんなさい…まだ小さくて…!!」

黒スーツの男「あ、ああ。別にいいですよ。何かお困りですかね?」

楓「おこまりだっつーの」

あかね「あなた…前の」ズイッ

黒スーツの男「ん…ああ。赤座あかりの姉貴ですか」

あかね「少し聞きたい事が…」

黒スーツの男「…赤座あかり…いや、ヤク座あかりの事ですか?」

あかね「…!!知ってるの!?ヤク座…!?」

黒スーツの男「ええ。そりゃもう。ヤクザの間では有名ですわ。」

黒スーツの男「まさか、あんな心の広いお方とは思いませんでした」

あかね「…何のこと?は、はやく教えて下さい!!」

黒スーツの男「ヤク座あかりの異名を持つ、No1国家機密保持者…赤座あかり。」

黒スーツの男「今はおそらく…亡き者になっているんでしょうな」

あかね「えっ…」

黒スーツの男「あの人は…狙われてたんですよ。国家に」

黒スーツの男「ま、ヤクザの間ではよくある事です。あなた達が死んでないのが不思議なくらいですな」

あかね「…」フラッ

楓「…なになめたこといってんだよ。たすけてもらっといて、それかよ」

向日葵「…」

楓「こっかとか、わからないけど…おねえちゃん、やさしかったんだぞごらぁ」

あかね「…そうね…まだ死んでないに決まってるわ。それに…」

あかね「あなた達の態度が気にくわないわね~」ギロ

黒スーツの男「あの書類がなけりゃ、首チョンでした。…でもね」

黒スーツの男「ただ、それだけなんですよ。ヤクザってモンは」

あかね「…そう…私には分からないけど…」

あかね「本物のヤクザって、きっと、これぐらいは強いわ」

黒スーツの男「え?」

あかね「ご協力ありがとう」

バキドガッバキバキ

男たち「あ…ああ…」

あかね「スッキリした所で、探しに行きましょうか」ニコッ

向日葵「はぃーーー!」

楓「たりめーだろーが」

あかね(国家…国家…ヤバイかもしれないわ~…)ダダッ

京子&結衣「あっ」ピタッ

櫻子&ちなつ「あっ」ピタッ

あかね「あ…良い所にきたわね~」

・・・・・・・・・・・・

あかね「という事で、急ぎましょう」

京子「ぜんっぜん分からないけど、ピンチなんだなーっ!」

櫻子「私もそんな感じですよセンパーイ!」

結衣「いや、私は分かったけど…まぁいいか」

ちなつ(倒れてる男たち…死んでるような気がするけど…ほっとこう)

風呂に入ってきます

30分もあれば帰ってこれるし書き貯めあるので、良ければ保守おねがいします

.         /           >‐-、 ムr_' ´   -―――- 、``丶、|  ___ ⊥ -―――
        |             __ >‐- ニ二__       ̄ ̄_ 二 -‐<: : ``丶、  
        l           > ァ/: : : :/:/: : |: : : 「 ̄: : T: :T:´: : ∨: : : :\: : : : : : :ミト、
        ∨           /:/: : //:/|イ:|: /|: : ユニ=¬ _|l: : : トゝ: : : : : :\: : : :\\ミ、
.         ∨          l/: /:/:l: :|_|ィ<|  ̄    チ=ミト、\」|: : : : : : : : : :∨: : : : い
         ヽ         /:|:/: :|::レ´ x=ミ      イ┘ハ lr _|: : : : : : : : : : : ∨: : : : い
.          \       /: :ト-ミ:ハ__l!イノヽ     辷_丿 イ/ |ヽ: l: : : : : : : :∨: : : : い/
            \    //: : :/: : : ::∧ !弋_丿 、    ⊂⊃/: /|:| ノ: l: : : : : : : : :∨: : : トゝ
              ` 、//l:/: :l: : イァ/ハ⊂⊃          く_/:/:「l: : |: : : : : : :l: : :∨/
.     ,、           ``'|イ: : |:|: : |/: ハ     r -┐     ク'´ ||: :|: : : : : : :|レ '´
   / \ __       |廴_ |:l: : :` ┴ \   `   ´     /彡¬|!: :レ-‐ ' ´
    l、, -‐ 、  /         ` lL: : : :||: |: :> 、       |フ!     ̄        華麗に保守
. / ,'    '. 〈              ̄ ^` ̄ ̄ ≧┬‐' _=≠く|_
.<―‐弋   丿 ',                  「 ̄`ミl「lラ´   } 〃 ̄ ̄ 丶
 ``ヽ ``フマニ¬ハ_               .斗   ノ` ァ    / ||        \
    '. イ弌ヘ-<ム / }_            /  〉  `レ‐ゝ  ∧ ||        \
  r‐┴-=.仆」へ\/ /              l   ∧   /||| トミ__ ム ∧       />
.  ゝ―- | |    彡'′            |   ///`ー' /||| ∨   〉 ∧        //   \
   ` tー 以.ィス´               /  ∨/ \__/-|||  \/  ∧/ .ィ 、 // 

保守ありがとう思ったより早く出れた

書き溜めあるので、まぁ生暖かく見守ってください

次から続きです

あかね「…と言っても…どうしようかしら~」

結衣「あの男たちから何か情報はあったんですか?」

あかね「いえ、絞ってみたのだけど…」

結衣「あ、ああ…そ、そうですか」

京子「なぁー?国家が関わってるなら国家に乗り込めばいいじゃーん!」

結衣「何バカな事を…犯罪者か」

あかね「あ~アリね~」

結衣「え!?」

向日葵(スケールデカ過ぎですわあかねさん)

楓「こっかだぞ、ごらぁ」

あかね「ん~…私だけで行くわ。あなた達は危ないし…」

結衣「そう、ですね…足を引っ張っても…」

ちなつ「待ってください!」

あかね「!」

ちなつ「わ、私は…あかりちゃんが…あかりちゃんが心配です!行きたいです!」

結衣「…ワガママ言っちゃ駄目だ…ちなつちゃん」

ちなつ「はい!私はワガママな女です…!底意地が悪いんです!」

あかね「…いいわよ~」

結衣「え!?」

結衣「で、でも!」

あかね「それだけの権利があると思うわ。あなた達には…」ニコッ

結衣「…あ、ありがとうございます…」

京子「じゃあ、さっそk…」





黒スーツの男「…おい、ちょっと待てやぁ…」

あかね「…!…生きてたなんて…」

向日葵(問題発言もらいましたわね)ボソッ

櫻子(さっきから私、ビビリまくりなんだけど)ボソッ

黒スーツの男「あ?なめられて黙ってられるかよボケ!」

あかね「じゃあ、もう一回…」

黒スーツの男「…本物のヤクザ見せてやる!俺達も連れて行けやゴラァ!」

あかね「え…」

なんと

あかね「…ダメよ。あなた達はあかりを見捨てた。権利なんてないわ~」キッ

黒スーツの男「じゃ、どうやって国家まで行くんだ?車は?武器は?そもそも、その人数で勝てるのか?」

あかね「…関係ないわ」

黒スーツの男「何がしたいんだアンタ?妹さんを助けんだろーがよぉボケ!」

あかね「…」

黒スーツの男「お前が気付かせてくれたんだよ!おら、乗れや!」

楓「いいこというじゃん」

黒スーツの男「うっせぇなガキ」

あかね「…感謝は助けた後でいいかしらね~?」

黒スーツの男「…ああ…早くしようぜ。もう死んでてもおかしくねぇ」

バンッ バンッ
ブルルルルルルルル……

ちなつ(…あかりちゃん。側にいるから気付かないけど…大切な友達…)

結衣(…あかり…絶対、助けるから…怒ってゴメンな…)

京子(あかりは…大切な部員だ!)

あかね(…死んででも助けるわ~)

~国家前~

黒スーツの男「あっちゃー…やっちまった」

あかね「…なに?」

黒スーツの男「俺達の組織の総力を上げて出動したからよぉ…」

黒スーツの男「ここに来るまでに、とっくに自衛隊やら何やらにマークされてる」

あかね「…」

黒スーツの男「マズイな…すっかりお固い警備が張られてる」

あかね「…関係ないわ~強行突破よ」

黒スーツの男「…了解、姉貴!」

ブルルルルルルルル…
「きたぞー!」「かためろ!暴力団なんかに遅れを取るな!」

黒スーツの男「全員、突撃だ!おらおらおらおらおらおら怖いいいいいいい」

バンバン ブルルルルルルルル…

あかね「…取り押さえられる前に…あかりを助けるわ。絶対ここに居るわ…あかりは!」

結衣「…運転、お願いします…!」

ブルルルルルルルル…

あかね「国会…つまり国家」

あかね「ここだけが国家じゃないわ。でも…」

あかね「きっと、ここにいるわ。わかるの
。」

京子「私もそんな感じします!」

結衣「ウソつけ」

ちなつ「はぁ…怖っ…」

ブルルルルルルルル…ガッシャン

あかね「突撃したわ…!皆、わたしの後ろに!」

「押さえろー!!」「うおーー!」

ピッ

バタバタ バタッ

「」 「」

櫻子「これ無敵じゃない?」

向日葵「ですわね」

あかね「はぁ…どこ…!?」

…なんか大きな音がする

あかり…まだ生きてたんだ

拷問されて…意識はハッキリしないけど

なぜか…希望を感じてしまう

そんなもの…ヤク座あかりになってから

捨てたはずなのに…

あかり「…みんなだ…っ」ポロポロ

~地下~
バンッ

あかね「…っ!あかり!!」

あかり「あ…皆…?……な」

あかり「何してんだ…ゴラァ」

結衣「…もう演技はいい。あかりを…皆で助けに来たんだ」

あかり「な、なんだよ…あ?」

あかね「あかり…ほら、逃げるわよ!!」

あかり「…なめたこと言ってんじゃねぇ!!!!!!」

あかり「帰れクソッタレ!!おら!!迷惑だカスどもが…お、おら…っ」グスッ

あかり「帰れよ…っ!おい…」ポロポロ

あかね「…あかり、もう良いのよ。私達の心配はいらないわ~」

あかり「…」

あかね「もう、演技しなくていいのよ」

あかり「…ほ」

あかり「ほんと…?」ポロポロ

あかね「ええ。大丈夫。大丈夫よ。」

あかり「…ありがとぅ…」ポロポロ

楓「いっけんらくちゃく、ってやつか?ゴラァ」

京子「…だな!」

結衣「い、いやいや!今からが大事だろ!脱出!!」

あかね「…その心配はいらないわ…っ」ユラァ…

櫻子「あ、倒れそう怖い」

向日葵「はぁ…よしよし」

あかね「…2時間かしらね」

ヒュッ

シュッ

京子「…愛の深さを感じる…」

ちなつ「黒い人達…ムダ足ですかね…」

結衣「ま、まぁ…移動が楽チンだったな」

あかり「…」ポロポロ

~2時間後~

あかね「終わったわ」

櫻子「」

あかり「ありがとぅ…お姉ちゃん」ポロポロ

あかね「あかり…っ!良かった…っ!」

黒スーツの男「…ヤク座あかね」ボソッ

あかり「皆…ありがとぅ…あかり…幸せだよぉ…」

・・・・・・・・
・・・・
・・・
・・

~数年後~

ヤク座姉妹として国家を影で動かす二人。

私は…あの、帽子を取ってくれたお姉ちゃんに負けないような

強い女の子になりたい

自分の利益を省みない人になりたい

~~

ーさらに数年ー

あかね「まさか…総理大臣になるなんて…」

楓「…頑張りましたから」

あかり「…厄介後は私達に言ってね」

・・・・

まずは、ごらく党設立。連絡したら、皆、一発で党に入る事を決めてくれた

吉川ちなつ
歳納京子
船見結衣
古谷向日葵
大室櫻子

…楽しい国家会議ができそうだ。


おわり!

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