鈴木沙彩「先輩!おはようございます!」ケツ毛バーガー「おう新人」 (12)

村岡「どう?もう流出の仕事は慣れた?」
鈴木「いや~なかなか大変ですね 思ってた以上に」
村岡「やっぱり周りの目とか、家族の心境とか色々考えちゃうよね」
鈴木「はい・・・」

村岡「ワタシもデビューしたての頃はさ、街ですれ違う人がみーんな敵に見えたもんだよ」
   「これは誰でもぶち当たる壁なんだよ いつの時代もね」
   「でも皆その壁を乗り越えて一回りも二回りも強くなったのさ 君にもきっとできるはずだよ」
   「なんせこのアタシのお墨付きなんだからねっ♪」
鈴木「先輩・・・・(グスッ」
   「・・・ありがとうございます!もっと前向きに、私なりにこの流出というお仕事に取り組んでいきます!」

タダシ 「父上、わんぱく紳士が目を覚ましたよ」
紳士 「うん・・わんぱく。わんぱくだねぇ、坊や」
父上 「やっと目を覚ましたのかい。どうだね?起き抜けに視力測定でも」
タダシ 「駄目だよ父上。紳士は昨日のことで目が疲れてるよ」
紳士 「いいんだよ、坊や。これは試練なのだよ。試練なのだよ、坊や」
父上 「右0・2 左0・1 近視だよ。ひどい近視だよ。紳士」
紳士 「えっ?嘘。そんなに悪くなってる?もう一度やらせて」
父上 「残念だが、わんぱく紳士には家を出て行ってもらう」
タダシ 「嘘だよ!わんぱく紳士は目が疲れてるだけだよ」
紳士 「いいんだよ、坊や。わんぱく紳士の負けだ」
タダシ 「ひどいよ父上。視力はそんなに大事なことなの!?」
父上 「もし、お母ちゃんの乳首が『干しブドウ』だったらどうする?」
タダシ 「えっ!それは困るよ」
父上 「それと同じことさ」
タダシ 「うわん。紳士、紳士。出て行かないでよ」
母上 「待って、お母ちゃんの乳首。紳士が生えてきたわ」

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