綾乃「私、歳納京子に好きだって言う」結衣「…好きにすれば」(109)

生徒会室

千歳「綾乃ちゃん」

綾乃「なに?」

千歳「そろそろ歳納さんに自分の気持ち伝えた方がええんちゃう?」

綾乃「なッ!?いいいいいきなり真顔で何言ってるのよ!?べ、べつに私は歳納京子のことが好きって訳じゃ…」

櫻子「そうですよ先輩、いい加減素直になった方が良いですよ」

向日葵「私たちみたいに」

櫻子&向日葵「ねー♪」

千歳「綾乃ちゃん、これは真面目な話や」

綾乃「………」



エログロなし
書き溜めあり
不自然なところは各自補完してください

櫻子「向日葵ー、そろそろ帰ろ!」

向日葵「あら、もうそんな時間でしたのね」

櫻子「そして早く私のためにご飯作れー」

向日葵「もう、しょうがないですわね」

櫻子「だって、向日葵の料理おいしいんだもん!」

向日葵「当然ですわ!最近料理の勉強もはじめたんですもの!」

櫻子「えっ、何!?ひょっとして私のため?」

向日葵「…当然ですわ」

櫻子「えへへー♪向日葵大好き♪」

向日葵「っもう///」

櫻子&向日葵「それじゃ、お先に失礼しまーす♪」


千歳「ラブラブやなー」

綾乃「…そうね」

千歳「綾乃ちゃんも歳納さんとああなりたいんちゃうの?」

綾乃「………いや、あそこまでは」

千歳「…船見さんって歳納さんと仲いいよね」

綾乃「…そうね」

千歳「…気付いてると思うけど」

千歳「船見さんも歳納さんのことが好きやで、友達としてじゃなく恋人として」

綾乃「………」

千歳「んで、これはウチの勘なんやけど歳納さんも」 

綾乃「や、やめて!」

千歳「………」

千歳「…歳納さんも船見さんのことを大切な人やと思ってる」

綾乃「………わ、わかってるわよそれくらい」

千歳「でも、それは親友として」

綾乃「ほ、本当!?」

千歳「少なくとも、今は、やけど」

綾乃「………」

千歳「きっと、船見さんに告白されたらアウトや」

千歳「だから、早く歳納さんに告白した方がええと思う」

綾乃(…千歳の言うとおりだわ)

綾乃「そうね」

綾乃「私、素直になるわ」

千歳「ほんま!?」

綾乃「私は歳納京子のことが好き!」

綾乃「船見さんは大切な友達だけど、歳納京子は渡さない!」

千歳「綾乃ちゃん!」

千歳(あかん!今は鼻血出したらあかん!こらえるんや!)

千歳「じゃあ、歳納さん呼んでくるけど生徒会室でええよな?」

綾乃「い、今からなの!?」

千歳「あ、大丈夫やで、うちと会長は出て行くし」

りせ「…」コクッ

綾乃「いやいやいやいや!」

千歳「それともうちは見守っとこか?じゃあ会長すみませんけど…」

りせ「…」ガタッ

綾乃「そういう問題じゃないわよ!会長も席を立たないでくださいよ!」

千歳「だって、早いほうがええやん、思い立ったが吉日ってゆーし」

綾乃「ままままままって!まだ心の準備が…」

千歳「じゃあ、ちょっとまっててな」タッタッタッ

綾乃「ま、まって、話をきいてーーー!」

綾乃「………いっちゃった」

りせ「…」テクテクテク

綾乃「………」

娯楽部

あかり「じゃあ、今度こそ紙芝居読むね、えへへー自分では結構うまく出来たと思うんだー♪」

京子「いえーい!」

あかり「じゃあ読むね、『あかりのお友d  

千歳「失礼しますー」

結衣「あ、千歳だ」

京子「おお、千歳やっほー!」

ちなつ「あれ?今日はお一人なんですか?なんか珍しいですね」

京子「ホントだ、珍しいね」

結衣「綾乃は?」

千歳「んんーちょっとなー」

あかり「」



投下間隔早い遅いあったら言ってね

ちなつ「それでどうしたんですか?」

千歳「歳納さんちょっとええかな?」

京子「ん?なになにー?」

千歳「ちょっと一緒に来てくれるとうれしいんやけど」

京子「もうなんだよー、なんかくれるのー?」ステテテテテ

千歳「そんじゃ、お邪魔しましたー、すぐ終わるしなー」バタンッ

ちなつ「…どうしたんでしょうね?」

結衣「………」

ちなつ「?結衣先輩?」

結衣「えっ?ああごめん!ど、どうせ京子のことだからなにかプリントでも提出してなかったんじゃないの?」

ちなつ(結衣先輩なんで焦ってるんだろう)

生徒会室

綾乃「す、すすす、好きです!」

綾乃「……」ソワソワ

綾乃「あああああもうどうしてこんなことに」

綾乃(でも、今日は、今日こそは素直になる!)

綾乃「落ち着くのよ私!」

千歳「ただいまー」

綾乃「おおおおおかえりっ!?」

京子「綾乃ー話って何ー?」

綾乃「ととととと歳納京子っ!」

京子「何慌ててるの?綾乃が呼んだんでしょ?へんな綾乃ー」ケラケラ

綾乃「あああ慌ててなんか無いわよ!」

京子「まぁいいや、それで話って?」

綾乃「えええっと、あの………その………」

千歳(勇気だすんや!綾乃ちゃん!)ダラダラ

京子「んー?」

綾乃「あの…私、歳納京子のことが…」

京子「京子!」

綾乃「え?」

京子「呼び方。ずっと京子で良いっていってるじゃん」

綾乃「え?あの…」

京子「京子。ほら呼んでみてよー」

綾乃「…きょ、京子……」

京子「そうそう」

京子「これからはそう呼んでね」

綾乃(ムリムリムリムリムリ!!!!!)

京子「ごめん、話折っちゃったね。何?」

綾乃「えっ?」カアアアアアッ

綾乃「…えっと…あの…その…私…」

綾乃「………」

綾乃「……べ」

京子「べ?」

綾乃「べつに、なんでもないわよ!」

京子「いや、呼び出したの綾乃d」

綾乃「や、やっぱりべつにいいの!」

綾乃「っそう!プリン!プリン好き!?」

京子「えっ!?くれるの!?なんでなんで!?」

綾乃「あ、余っただけなんだからっ!」

綾乃「別に深い意味はないんだからーー!!!!」

綾乃(やってしまった…これじゃいつもと同じじゃない…)

千歳(綾乃ちゃん…)ダラダラ

京子「んじゃ綾乃!ありがとねー!」タッタッタッ

綾乃「うん…」

千歳「………」

千歳(綾乃ちゃんよく頑張ったで…)

綾乃「………」グスッ

千歳「……綾n  

ガラッ 
京子「綾乃ー!」

京子「また今度結衣んちおいでよ!アイスあげる!」

綾乃「!」

京子「んじゃ、またねー!千歳もバイバイ!」

千歳「きぃつけて帰りやー」

千歳「…歳納さん、ええ子やな」

綾乃「そうね」

綾乃「千歳、ごめん」

千歳「うちこそごめん、いくら何でも急すぎたわ」

綾乃「違う、私がヘタレ過ぎただけ、千歳が謝ることなんて無い」

綾乃「私ったらいつも千歳に頼ってばっかで…なのにヘタレで…」

綾乃「でも、もうヘタレない」

綾乃「明日、絶対言う」

娯楽部室

京子「ただいまー」

あかり「あ、京子ちゃんおかえりー」

結衣「京子…あの…な、なんの用だったの?」

京子「なんかよくわかんないけどプリンくれたー」

ちなつ「それだけですか?」

京子「うん、それだけー」

結衣「あ、綾乃にさ…その…なんか言われなかった?」

京子「?なんかって何?」

結衣「何ってその…いや、なんでもない」

結衣(考えすぎかな?)

あかり「?」

あかり「じゃあ、今度こそあかり特製紙芝居はじまr

キーンコーンカーンコーン

翌日

あかり「今日も良い天気だね」

ちなつ「そうだね」

京子「今日こそはあかりの紙芝居みないとな!」

ちなつ「もうそれ半年ぐらい前からずっと言ってますよね」

あかり「はやく放課後にならないかなー」

………

京子「んじゃまた部室でねー」

京子「結衣、どしたの?」

結衣「へっ!?なにが?」

京子「今日はずいぶん静かじゃん」

結衣「そ、そんなことないよ」

京子「そうかなー」

結衣「うん」

結衣「…あのさ」

結衣「綾乃のこと、どう思ってる?」

京子「どうって?」

結衣「いやほら…その…好きとか嫌いとか」

京子「結衣は綾乃のこと好きじゃないの?」

結衣「え?いや!そんなことない!好きだよ!」

京子「?へんなのー?」

結衣(…何を言ってるんだ私は)

京子「おはよう綾乃ー、今日はプリンないの?」

綾乃「あ、あんたなんかにあげるプリンなんて無いわよ!」

綾乃(…って、違う違う)

綾乃(今日はもっと素直になって、告白するんだから!)

結衣「千歳もおはよう」

千歳「おはよう」

綾乃「歳納京子」

京子「あ、また戻ってるし、京子で良いって」

綾乃「きょ、京子」

京子「うんうん、なに?」

綾乃「今日の放課後、空いてるかしら」

京子「なに?またプリンくれるの!?」

綾乃「あげないってば!」

京子「えーけちー」

綾乃「とにかく!放課後生徒会室に来なさいよね!いや、来て!」

京子「はいはい」

千歳(ええ感じや!綾乃ちゃん!)ダラダラ


結衣「………」

昼休み

京子「結衣ーご飯食べようぜい」

結衣「あー…ごめん京子。ちょっと先に食べてて」

京子「何?なんか用事?」

結衣「うん、まあそんなとこ」テクテクテク

京子(綾乃を追っかけてった?)


結衣「綾乃!」

綾乃「あ、船見さん。トイレ?」

結衣「え?ああ、うんまあ」

綾乃「?」

結衣「…綾乃、変なこと聞いていい?」

綾乃「何かしら?」

結衣「京子のこと、好き?」

綾乃「なっ!なななななに言ってるのよ!べつに歳納京子のことなんk…」

綾乃(ううん、素直にならなきゃ)

綾乃「…好きよ」

結衣「それは…友達として?」

綾乃「違うわ」

綾乃「私は、歳納京子が………京子のことが、好き」

綾乃「恋人としての好き」

結衣「…や、やっぱりね」

綾乃「…」

綾乃(…この反応…千歳の読みは当たってるみたいね)

綾乃「あなたはどうなのかしら、船見さん」

結衣「え?」

綾乃「あなたも好きなんでしょ、京子のことが」

結衣「何言ってるんだよ!私はべつに…」

綾乃「…」

綾乃「私は素直になる」

綾乃「私、告白する」

綾乃「…あなた、泣きそうよ」

結衣「そ!そんなこと無い!」

綾乃「…私が言うのも変だけど」

綾乃「泣くほど好きなら、気持ちを伝えるべきではないかしら」

結衣「…」

綾乃「そう、ならいいわ」

綾乃「船見さんはライバルだと思ってたけど違うのね」

綾乃「私、歳納京子に好きだって言うわ」

結衣「…好きにすれば」テクテクテク

綾乃「…」

千歳「綾乃ちゃん…」

綾乃「千歳!見てたの?」

千歳「うん」

千歳「ええの?あんなけしかけるようなこと言って」

千歳「船見さんは恋敵やで」

綾乃「わかってるわよ、それくらい」

綾乃「でも、なんて言うか…」

綾乃「船見さんの気持ちは自分の気持ちのようにわかるのよね」

綾乃「だから、嘘ついてるところを見るのが辛くて…」

千歳「…綾乃ちゃんは」

綾乃「ん?」

千歳「綾乃ちゃんはええ娘やなぁ」

綾乃「もう、なによそれ」

放課後

京子「終わったーーーー!!」

結衣「…」

京子「んじゃ結衣、先に部室行ってて!」

結衣「…」

京子「結衣?」

結衣「え?ああ、うん、先行ってるよ」

京子「?まあいいや、また後でねー」

京子「綾乃ー生徒会室行くんでしょ?」

綾乃「ええ、ちょっとついてきてもらえる?」

千歳「綾乃ちゃん、うちもついていこか?」ボソッ

綾乃「…いや、私一人で大丈夫」

千歳(!綾乃ちゃん、たくましくなったなあ)

千歳「ほんなら、会長と一年生には言っておくわ」

綾乃「…そうね、ありがとう、私ったら最後まで千歳に頼っちゃって…」

千歳「そうやな、でも、今日でそれも最後、なんやろ?」

綾乃「!そうよ!」

綾乃(千歳、本当にありがとう)

京子「ねーねーさっきから二人で何こそこそしてるの?」

千歳「なんでもあらへんよー、ほなまたなー」

京子「んー?」

廊下

京子「千歳はいいの?」

綾乃「うん、千歳はいいの」

京子「ふーん…」

京子「どんな用事なの?」

綾乃「…とっても、大事な用」

京子「ここじゃダメなの?」

綾乃「うん、悪いけど生徒会室までついてきて」

京子「まあいいけどさー」

綾乃「着いたわ」

綾乃「どうぞ、中に入って」

京子「ほーい」

綾乃「…話があるの」

京子「なに?プリン?」

綾乃「プリンなんかよりずっとずっと、大切な話」

京子「お、おう」

京子(な、なんか綾乃がいつもと違う)

綾乃「…覚えてるかしら」

綾乃「私が風邪を引いたとき、お見舞いに来てくれたわよね」

京子「あーあったね、そんなこと」

綾乃「あの時は素直に言えなかったけど」

綾乃「本当はすっごくうれしかった」

京子「えへん!そうだろう!やっと京子様のありがたみに気付いたか!」

綾乃「ええ、本当に」

京子「あ、あれ?」

京子(なんか調子狂うなー)

綾乃「他にもね、たくさんたくさん言いたいことがあるの」

綾乃「私はいつもあなたに元気づけられて」

綾乃「でも、素直になれなくて」

綾乃「でも」

綾乃「…」

綾乃「京子」

京子「な、なに?」

綾乃「私は、あなたのことが好き」

綾乃「友達の好きじゃなくて、恋人の好きなの」

京子「お、おおう」

娯楽部

ちなつ「結衣せんぱーい!」

結衣「ああ、ちなつちゃん…」

ちなつ「あれ?結衣先輩元気ないですね」

結衣「え?そ、そんなことないよ」

ちなつ「なにか悩み事があるなら言ってください!」

結衣「ありがとう、でも大丈夫」

ちなつ「結衣先輩…」

あかり「…あかり、実は知ってるんだ」

結衣「え?」

あかり「今日の昼休み、たまたま結衣ちゃんと杉浦先輩が話してるところを見かけて」

あかり「話しかけようとしたんだけど、話の内容が聞こえちゃって」

あかり「あかり、どうしたらいいかわかんなくなっちゃって」

あかり「結局、話しかけずにもどっちゃった」

あかり「ごめんね、盗み聞きするつもりはなかったんだよ」

ちなつ「あかりちゃん、さっきから何言ってるの…?」

あかり「ごめんね、ちなつちゃん」

あかり「あかり、ちなつちゃんの気持ちも知ってる」

あかり「でも、結衣ちゃんにこれだけは言わせてほしいな」

あかり「結衣ちゃん」

結衣「な、なに?」

あかり「京子ちゃんとすごす毎日は楽しい?」

結衣「あかり………」


結衣「でも…いまさら綾乃に顔を合わせられないよ…」

結衣「だから…これでいいんだよ!」

ちなつ「…違う」

ちなつ「結衣先輩は納得してないですよね」

あかり「ちなつちゃん…」

ちなつ「ただ、あきらめてるだけ」

ちなつ「そんなのは、逃げてるだけです!」

ちなつ「そんなのは私の好きな結衣先輩じゃない!」

結衣「ちなつちゃん…」

ちなつ「私は…、私は結衣先輩が好きです」

ちなつ「結衣先輩は、誰が好きなんですか?」

結衣「私は…」

結衣「私は、京子のことが好き」

ちなつ「そうですか、ならなんでここに京子先輩がいないんですか?」

あかり「結衣ちゃん、ちなつちゃんにこれ以上言わせちゃダメ」

あかり「早く行かなきゃ」

結衣「…うん…ありがとう…!」ダッダッダッ

あかり「………」

あかり「…ちなつちゃん、泣いていいよ」

ちなつ「」グスッ

生徒会室

綾乃「お願い、あなたの素直な気持ちを聞かせて」

京子「私は…その…」

京子「………」

京子「その………わ、私はっ!」

結衣「京子ぉ!!!!」

京子&綾乃「!」

結衣「京子ぉ…」

結衣「たのむ…たのむから…」

結衣「私のそばにいてくれよぉ!」

綾乃「………」

結衣「…綾乃、本当にごめん」

結衣「私、本当はずっと前から綾乃の気持ちにも気付いてた」

結衣「でも、素直じゃない綾乃を見て、大丈夫だと安心してた」

結衣「心のどこかで、綾乃のことを見下してたんだ」

結衣「でも違った」

結衣「素直じゃないのは私の方だった」

結衣「私はどうしようもないバカだ…」

結衣「私のせいで………」

結衣「ちなつちゃんを、泣かせてしまった」

綾乃「…そう、もうそれ以上言わなくていいわ」

綾乃「もう、私とあなたは、対等よ」

綾乃「私はもう言ったわ」

綾乃「あなたの番よ、船見さん」

結衣「…うん…ごめn」

綾乃「謝らないでってば!」

結衣「…うん…ありがとう」

結衣「京子」

京子「な、なに?」

結衣「小さい頃からずっと一緒にいるけど」

結衣「いつからか、京子のことが好きになった」

結衣「本当は泣き虫なくせに、強がって、元気に振る舞うお前のことが」

結衣「大好きだ」

結衣「これからも私のそばにいてくれ、京子」

京子「…」

京子「綾乃」

京子「ありがとう」

京子「でも、私は…」

京子「結衣のそばにいたい」

綾乃「…そう」

綾乃「なら、仕方ないわね」

京子「ごめんね、綾乃」

綾乃「…一つだけ、お願いがあるの」

京子「なに?」

綾乃「これからも、京子って呼んでいいかしら」

…………………

<千歳>

あの日のことは船見さんから聞いた

綾乃ちゃんは本当にいい娘や

次の日から、またいつも通りに歳納さんとも船見さんとも話してた

船見さんはやっぱり気にしとったみたいやけど

そんな綾乃ちゃんを見たら、なにも言われへんよね

あんなことが起こったら

もう前みたいに戻れへんかもしれんと思っとったけど

うちも綾乃ちゃんをなめとったみたいやわ

そうそう、強いて言うなら

歳納さんの呼び方が変わったぐらいやな

<ちなつ>

京子先輩はずるいです

いままで結衣先輩を独り占めしてたくせに

これからも独り占めしようとするなんて

でも、あの時のような結衣先輩の顔を見たら

それも仕方ないのかな…

でも!

京子先輩が結衣先輩にあんな顔させるようなことがあれば

私が結衣先輩の隣にいてやります!

<あかり>

みんな、あかりのことを良い子って言ってくれるけど

みんなの方が良い子だよ

杉浦先輩も、池田先輩も、結衣ちゃんも、京子ちゃんも、

そして、ちなつちゃんも

あかりはまだそういうのよくわからないから

ちなつちゃんの辛さはわかってあげられないけど

きっと、ものすごく辛いよね

だから、あかりと二人でいるときだけでも

強がらずに泣いてくれたらうれしいな

<京子>

あの日、二人から好きだって言われて本当にうれしかった

でも、どちらかを選ばないといけなかったのは本当に辛かった

綾乃には悪いことをしたけど

きっと綾乃ならわかってくれる

だから

これからも今まで通りにおしゃべりすることが

きっと一番のお礼だと思う

<結衣>

綾乃とちなつちゃんには、申し訳ないことをしたと思う

私は本当にバカだから

周りのみんなの優しさに甘えてしまう

だから、みんなと話してるとき心の中で思うようにしてるんだ

ありがとうって

<綾乃>

あの日、私は千歳の家に泊まった

千歳は何も言わずにずっと私のそばにいてくれた

私の恋は終わったけど

私には大切な友達がいる

だから私は

彼女のそばにいたいと思う


~~~~~~~~~fin~~~~~~~~~

オナニー鑑賞ありがとうございました
久々にシャナ読んでてシャナ&吉田一美を結衣&綾乃にしたら面白いと思って書いた
なかなか全員が良い子のまま終わるSSが少なかったから悪い子にならないように気をつけた



だれか冒頭のさくひまに至るまでの経緯書いて!

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