京子「もしかして綾乃ってあたしの事好きなんじゃね?」(190)

―ごらく部―

結衣「唐突になんだ」

京子「いやー、千歳の反応といい、綾乃の反応といい、さすがの私も気づいちゃったんだよねー」

結衣「(まあ当然と言えば当然か・・・)んで、お前はどう思ってるんだ?」

京子「へ?好きだよ?」

結衣「マジでか」

京子「綾乃はプリンくれるしねー」

結衣「まあそんな事だろうとは思ったが・・・」

京子「ちなつちゃんたちはまだかな―?」

結衣「そういや私たちが通ったときはまだ授業してたな・・・」

―生徒会室―

向日葵・櫻子「ぐぬぬぬぬ・・・・!!!」

綾乃「また歳納京子がプリントを提出していないわ!ガタッ」

千歳「綾乃ちゃん、歳納さんのとこ行く口実ができてよかったなあ?」

綾乃「んななななな何言ってんのよ千歳!!私はあくまでプリントの提出を・・・」

千歳「はいはい、ほな行こか~、ふたりともちょっと留守頼むで?」

向日葵・櫻子「はい!次期副会長の・・・ぐぬぬぬ・・・!!!!」

りせ「・・・」

―ごらく部―

あかり「やっと授業終わったyちなつ「結衣せんぱぁーーーーいい!!!!」

結衣「ふたりとも遅かったね」

あかり「理科のせんsちなつ「そうなんですよ!!先生の話が長くって!!」

結衣「あはは・・・(あかりもいつも通りだな)」

京子「あ!ふたりとも!あたしすごいことに気づいたんだ!」カクカクシカジカ・・・

ちなつ「ま、まあ・・・知らなかったわけでもないですけど・・・」

あかり「あかりも京子ちゃんのこと好きだよ?」

ちなつ「そのあかりちゃんの純真なまなざしが痛い・・・」

京子「いや、きっと綾乃はもっと違う意味で好きな気がするんだ・・・」

ちなつ「といいますと・・・?」

京子「そこまでは分からなかったんだ!」

結衣「良かったのか良くなかったのか・・・」

ちなつ「いずれにせよ杉浦先輩はこれから先イバラの道ですね」

あかり「?」

―ごらく部道中―

千歳「でも綾乃ちゃん、なんや言うても歳納さんのこと気になるんやろ?」

綾乃「そぁ、そんなわけないじゃない!!」

千歳「もっと素直にならな仲良くなれんよ?」

綾乃「う・・・まあ・・・歳納京子はいいやつだし、仲良くゴニョゴニョ・・・」

千歳「ふふふ、そこでうちにええ案があるんやけど」

綾乃「どういうこと?」

千歳「綾乃ちゃんが一気に歳納さんと仲良おなれるよおに作戦があんねん!」バーン

綾乃「な、仲良く・・・なれるの?」カァァ///

千歳「そらもう!何でもありや!!」ボタボタ

綾乃「んな、んななな!!///そんなこと歳納京子なんかと!!・・・ぅぅ///」

千歳「まあうちにまかしとき!悪いようにはせんさかい!」

綾乃「ち、千歳がそこまで言うなら・・・副会長として生徒と良好な関係を保つのは大切なことよね!!」

千歳「まあこの話はまた今度・・・ふふ(と言っても綾乃ちゃんもさる事ながら歳納さんも鈍い・・・どうしたもんやろか・・・)」ブパァー

綾乃「ちょ!千歳、鼻血!鼻血!」フキフキ

千鶴「・・・」ダバー

―ごらく部―

京子「そこでだ諸君!私は綾乃に色仕掛けをしてみようと思う!!」

ちなつ「なんでですか?」

京子「おもしろそうだから!!」

結衣「そうだろうな」

ちなつ「あんまりそういうことでからかわれると可哀想ですよ?」

京子「まあいいって、でも徹底的にやってみようと思う!」

結衣「おまえは・・・」

ガラッ!

綾乃「歳納京子ーー!!」

結衣「お・・・噂をすればなんとやら」

綾乃「またプリント提出してないわね!!」ズカズカ

京子「あ、ごめんね綾乃」

千歳「!?(なんかいつもと違う!?)」ボタ・・・

綾乃「わかればいいのよ!新しい紙持ってきたから今書きなさい!」

京子「わかったよ、わざわざありがとう(ニコッ」

綾乃「や、やけに素直ね(笑顔かわいい・・・)」

[☆学年誌アンケート☆]

結衣「やけに丸々とした字の多いアンケートだな」

ちなつ「それって生徒たちで年に一回自由に作る、学年誌のアンケートですよ!」

結衣「あーそんなものあったな、やけにプライベートなことまで聞いてくるアンケートだった」

Q:大親友は居ますか?

京子「もちろん皆仲いいし、まる、と・・・」

Q:好きな人は居ますか?

結衣「どういう学年誌だよまったく・・・」

京子「まる」

綾乃・千歳「!!??」

綾乃「ととととと歳納京子!!好きな人の意味分かってるの!?」

京子「うん、もちろん」

綾乃「じゃ、じゃあ!嘘とか書いてもだめなのよ!?一応アンケートなんだから!ちゃんと書かなきゃ罰金バッキンガムよ!!」

京子「あたし好きな人居るもん」

綾乃・千歳「なんですとー!!?」

綾乃「へ、へーそうなんだ・・・と、歳納京子でも好きな人は居るのね・・・」ガクッ

千歳「好きな人って誰やの~?(あかん!まさか歳納さんに好きな人がおったとわ・・・船見さんじゃないやろうし・・・)」

あかり「それはもちろん結衣ちゃんだよね!」

綾乃「やっぱりか・・・仲いいもんね・・・幼なじみだもんね・・・仕方ないね・・・」

千歳「(いやちがう・・・赤座さんは分かってない・・・)」

京子「まあ結衣は仲いいし付き合いも長いけど、このアンケートの好きな人っていうのには当てはまらないかな」

綾乃「ホッ・・・ふ、ふーん!べ、べべつに気になることじゃないし、さっさと書いて出しなs・・・」

京子「綾乃」

千歳「!!!!!(これはアカンやつや!!!)」グッ!!鼻つまみ

京子「綾乃」

綾乃「な、なに・・?へ・・・?」

京子「だから、好きな人」

綾乃「ひょおうふううふ!!??」

京子「やっぱり、変かな・・・」

綾乃「べべべべべべつに変じゃないわよ///!!でも、ただ・・・そ、その・・・///」

京子「綾乃はあたしのコト好き?」

綾乃「す、好きなわけ///・・・ッ!!」

京子「?」ウルウル

綾乃「ある///・・・ゴニョゴニョ」

京子「へ?」

綾乃「私も歳納京子の事が好きよ・・・///」

ちなつ「え?これガチのやつ?ガチのやつ?」

京子「うん・・・嬉しい!」ダキッ

綾乃「ほあああああ!!///」

京子「ずっとこうやってしたかったんだ」

綾乃「そ、そうなの///」

京子「恋人として綾乃と一緒にいたいな」

綾乃「そ、そんな・・・///」

京子「いや?」ウルウル

綾乃「し、仕方ないわね///(顔が近い///)」

京子「急にごめんね?生徒会の仕事あるのに来てくれたんでしょ?」

綾乃「い、いいのよ!・・・歳納京子に会いたかったのもあるし・・・///」

京子「アンケート、もう書き終わってるから、また後で一緒に帰ろう?ね?」

綾乃「ひゃ、ひゃい・・・///」

綾乃「し、しつれいしました・・・」ピシャ

結衣「千歳?」

千歳「」

ちなつ「池田先輩?」

あかり「立ったまま気を失っている・・・・」


・・
・・・

結衣「演技・・・だよな?」

京子「当たり前じゃん!いやー見事にうまくいったねー!」

ちなつ「でもこんなことして取り返しが付かないんじゃ・・・」

京子「大丈夫だって―!綾乃も冗談だって言えば笑ってゆるしてくれるって!」

ちなつ「そうでしょうか・・・」

結衣「いやまあ・・・嫌な予感しかしないな」

あかり「(友達同士でも好きって声に出して言ったら、あんなに嬉しいのかな?今度お姉ちゃんにも言ってみよーっと)」

大丈夫、これは信じていい

―生徒会室―

綾乃「ボー・・・」

向日葵「杉浦先輩・・・一体何があったのでしょう・・・帰ってきてからずっとあの調子ですわ」

櫻子「元気が無いって言うより、すごい幸せそうな顔してるね・・・」

千歳「(よもやこんなことになろうとは・・・こらそろそろうちも人生に幕を引く事になりそうや・・・)」

綾乃「私―、歳納京子と恋人になったのよね・・・」ポケー

千歳「念願かなったりやんな!!」

綾乃「・・・うん///」

千歳「よかったよかった・・・(やっぱええんなあ///)」

大丈夫、これなら支援できる

向日葵「櫻子・・・聞きました?」

櫻子「う、うん・・・すごいことになってるね」

ガラッ 

京子「おーい、綾乃ー!」

結衣・ちなつ・あかり「失礼しまーす」

綾乃「き、きたわね歳納京子!」

京子「うん!綾乃と約束したからね!」ニパー

綾乃「そ、そう///(かわいい///)」

京子「生徒会の仕事はもう終わった?」

綾乃「え、ええ、じゃあ帰りましょうか?///」

結衣「千歳たちも一緒に帰ろう?」

待てよ、鬱展開なんてありきたりなもの>>1が書くわけないだろ

千歳「ええよー、あ、でもここはこの恋人さんたちを二人で帰らせるのはどう?」

綾乃「なななななな!!///」

千歳「歳納さんもそのほうがええやろー?」

京子「ポッ///」コク

綾乃「ゴクリ・・・///」

京子「いこう?」

綾乃「うん・・・///」

ガラガラ

千歳「・・・ほな追いかけよか?」

一同「(やっぱりか)」

―帰り道―

綾乃「ね、ねえ・・・どうして急に好きだなんて言ったの?」

京子「急にって言っても前から好きだったし」

綾乃「そ、そうなんだ・・・///」

テクテクテクテク・・・

京子「手・・・つなごっか?」

綾乃「ふぇ!?あ・・・うん///」ギュ

京子「綾乃の手、暖かい」

綾乃「歳納京子の手もひんやりして気持ちいいわ///」

京子「あ!!あそこの公園でアイスかってちょっと話そうよ!(ラムレーズンが売ってる!!)」

綾乃「そうね、私が買ってあげるわ」

京子「やったー!!!」

綾乃「ふふ、じゃあ2つ買っていきましょう」

テクテクテク

―公園―

綾乃「歳納京子は、船見さんとどうやって仲良くなったの?」

京子「あたしと結衣は物心付いた時から仲良しなんだ」

綾乃「へ、へーやっぱりそういうもんなのね」ジェラシー・・・

京子「ちょっと妬いてる?」ニヤニヤ

綾乃「べ、べつに!!」

京子「妬いてないんだ?」ニヤニヤ

綾乃「いや・・・ちょっと妬いてるかも・・・///」カァァ

京子「綾乃は素直じゃないなあ、最初からそう言えばいいのに」

綾乃「だ、だって・・・ほ、他の話にしましょう!」


・・
・・・

―びこう部―

あかり「すごくたのしそうに何話してるんだろう?」

ちなつ「きっとあられもない艶めかしい今夜の予定について・・・」

結衣「いや・・・それはどうだろう」

千歳「綾乃ちゃん・・・ほんまに幸せそうや」

向日葵「ちょっと・・・羨ましいですわね」

櫻子「えー?あたしはもっと遊具でガンガン遊びたいなー!」

向日葵「あなたはいつもそうですわね・・・(この子にもいつかわかる日が来るのでしょうか)」

ちなつ「結衣センパイ、いいんですか?これ」

結衣「いや・・・きっと本人も行き先が分かってないんだと思う・・・」

千歳「え?どういうこと?」

結衣「いや、京子が・・・カクカクシカジカ」

千歳「そんな!それじゃあ綾乃ちゃん可哀想や!」

結衣「いや本当に申し訳のないことになったと・・・」

千歳「綾乃ちゃんは、歳納さんに心から惚れてんねん、やからそれが嘘やったなんてなると・・・」

ちなつ「まずいですね・・・」

千歳「もともとこころの弱い子なんよ、だから今幸せな分・・・」

結衣「むむむ・・・」

千歳「こんなん知ったら綾乃ちゃんショックで立ち直れんで・・・」

結衣「何か解決策を考える必要があるな・・・」

千歳「綾乃ちゃん・・・」

一同「・・・」

頼む何とか解決してくれ

―公園―

京子「いやー、すっかり話し込んじゃったね!」

綾乃「ええ・・・いろいろなことが話せて楽しかったわ」

京子「そろそろ帰ろうか(アイスも食べれたしネタバラシは明日の朝でいっか)」

綾乃「ね、ねえ・・・」

京子「んー?」

綾乃「もう今日は帰っちゃう?」

京子「まあもう夕ごはんの時間だしねー」

綾乃「そ、その・・・」

京子「?」

綾乃「今日、家族は留守なの、そ、それでね?」

京子「うん?」

綾乃「~~!///今日、私の家に来ない?」

京子「えーどうしよっかなー」

綾乃「家ならラムレーズンもぷりんもあるわよ?」

京子「いく!!」


・・
・・・

京子「ふー食った食った!」

綾乃「意外とよく食べるのね・・・」

京子「食べても太らない体質なんだ―」

綾乃「全国の女子を敵にまわすわよ?」

京子「だってホントのことだし―」

綾乃「今日は汗をたくさんかいたわね、早めにお風呂にしましょう」

京子「あたしも汗だくだくー・・・あたしも入ってもいい?」

綾乃「なななななな!!?そ、そんないきなり一緒なんて・・その急だと・・ゴニョゴニョ」

京子「一緒がいいならそうしよう?」

綾乃「う、うん///」

京子「いいんだ・・・(あれ・・・素直な綾乃)」

―お風呂―

シャーーー

京子「ブクブクブク・・・」

綾乃「ちょっと歳納京子!!行儀が悪いわよ!!」

京子「プハー!いいじゃんよー、家までそんなに行儀よくしなくてもさー」

綾乃「そ、そういうわけにはいかないの!」

京子「ちぇー・・・」ジーッ

綾乃「な、なによ・・・」

京子「綾乃っておっぱい大きいよな」

綾乃「にゃにゃにゃにゃにゃにゃにを!!??」

京子「お願いしなくても十分大きいと思うんだよなあ」(修学旅行の話)

綾乃「そ、そうかしら・・・千歳もそういうのよね」

京子「ピクッ」

綾乃「スタイルいいって褒められても恥ずかしいだけだし辞めてほしいわ」

京子「ふーん・・・でもこうやってまじまじと見れるのはあたしだけだよね!」ビシッ

綾乃「と、歳納京子!!なんてことを言うの!///は、恥ずかしいじゃない・・・///」

京子「いやーごめんごめん」ニヤニヤ

京子「(あたしなんで今、千歳の名前が出てきただけでムキになっちゃったんだろう・・・?)」

綾乃「と、歳納京子?」

京子「あー、ぼーっとしてた」ニヘラー

綾乃「もう、仕方ないわね///」

京子「洗いっこ、しない?(・・・ほんとにどうしたんだろう)」

京子が妬いてる・・・だと・・・

             ′    八 { \トヘ   / r ´/   } ノ   Vハ  
             { ハノ  { /》==ミ \八{r≦==ミヘ     Y   この感じ・・・・
______∧,、_∨/  ,  Y { {トrヘハ      {トrヘハ } }      }_ ______
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄'`'` ̄ ̄ { ,ハ  { 弋辷ソ     弋辷ソ リ 、   人  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
               ヽ{八 乂_,    ;       / 丿}/  ヽ
                /{ 个ー┬'///  |    ////`T´ ノ   ト、 ',   信じててよかったわぁ
              ( ´ { }  人     r| 、        イ´    }ノ }ノ
                 乂{ 八 > .   |      イ  ノハ}ノ
                   乂  ヽ{ ハ ≧ ト- -=〔 ノ}八(
                     |    イj     ├ト、   |
                 ,ヘ-┼=≦//´      V//≧=ト、
                /⌒ヽ つ///∧⌒Y Y´ //////Y/〉


綾乃「ふ、不束者ですがよろしくお願いしまひゅ///」

京子「背中流し合うだけなんだからそんなにかしこまらくてもいいのに」ゴシゴシ

綾乃「で、でも!こんなの・・・すごく恥ずかしいわ///」ゴシゴシ

ゴシゴシ

京子「じゃあ次はあたしが綾乃の背中流すね?」

綾乃「お願いします・・・///」キチン

京子「正座しなくても・・・」ゴシゴシ

京子「(綾乃の背中、すごく綺麗・・・なんだろう・・・綾乃がすごく近い・・・)」

ザバー

京子「綾乃の家のお風呂、きれいで気持ちよかった!」

綾乃「それはよかったわ、歳納京子、何か飲む?」

京子「ラムレーズン!!」

綾乃「はいはい、ラムレーズンね」ヒョイ

京子「ありがたやーありがたやー」

綾乃「本当に美味しそうに食べるわね」

京子「これがあるから人生やめられないよねー!」

綾乃「おおげさよ!」

           |i     _ -‐   ̄ ̄   ‐-   |
         __ノ ヽ_ ´ ̄                __人__
        ⌒ヽ / ̄                     `Y´
        / |!                        |  \
       く   :/ /                          ヽ
        ヽイ : :/|斗┼ト  |//               |
          ー、/ '|_:ハ ! |  :|/ニニニコ  :           |     いいぞ
            l 'ニミリ ヽ、 |ニニニコ:  |    : l        |
           ノ /リ ,ゝ   !:       |:   : :|   l   |       もっとやれ!
         _,. '  {ソ    /:/       !:   : :|   |   !
         !    "´〟  /       /: :  : :|   /:   !
         |       /        /: : :  \j__ . : :    |i
         i --一  /  /     /: : :/:       `ヽ: : __ノ ヽ_
         ',     〈    l: : -‐: ´: : :/:          ̄ヽ /⌒
          |     ヽ、  `ヽ、: : : ://\           |!   )
          `ー_人_ __)   ,ゝ'´  ̄ ̄ ̄ ` 、: /         /
   / `ヽ __    `Y´: : :/  :/             レ    (:    /
 ,r ´ ,ィニュ_〉 !   /: : : :( . . : : /           (      ヽ、   ̄)
 |  ____)ノ   ` 、: : :\: : :|               ヽ、 :_:__:   ): . /
 |   ___〕     /: : : :∧ /          : : :,r': : _) ∧: : し' i
 |    __, )     (: : :/.ノ/         : :./: : : ヽ _ ノ  \: . ノ


・・
・・・

綾乃「あらもうこんな時間・・・流石に帰ったほうがいいわ、歳納京子、送っていく?」

京子「あ・・・」

綾乃「歳納京子?」

京子「いや、泊まってく!」

綾乃「へ?」

京子「・・・だめ?かな・・・」

綾乃「いやそんなこと無い!そんなことないないナイアガラよ!!!」

京子「良かった」

綾乃「でも・・・今日の歳納京子、なんか変よね?」

京子「そ、そう?そんなことないわよ?」

綾乃「やっぱり変・・・でも初日だし仕方ないわよね!」ニヘラー

京子「そうそう!(うーこれはいつネタバラシしたもんか・・・自信がなくなってきた・・・)」

          / /   ノ          、 \  \
        /  /    {            、 \  \

       /   /     i  |:.          ハ  `    ヽ
        /    /    |  .ハ   .:        i   、   \
       /    ノ    | / ヽ  {::ノ .    __i   \  ,\ )
     i    /    ハ_ . -ー ´::.. ::.  : ̄  `ー i  ヘ  ', \
     |   /     ハ/  _\(:::::::::.∨::} // ヽi   '., |ヽ ヽ
     |   /    /  z===ミx ヽ,  /}ノ´_,,..  リ丶   '., } \i
     |  /    / (ん' 入_ハ   ソノ   -=ミx  》    ',|   ` お、お布団は!?
     |/ 〈    〈   乂 `Y´ソ      ' ん'_人ハ i:|     }  
    /  i :.   ヽ_ ,,..  ̄       .  乂 Yソ ./    /   お布団は一枚やよね!?
    /   ::.:::.. ::...  、_/////    ┃      ̄ ∠ ..: .: /
  丿ノ   :::::::::::::::.  \_  ,     ┃  ///// ノ::::::: ノ
  ル {   ..::::::::::::::::::.......ー´   rー、_ .┃       /  ..\
  i   Y  .::::::::::::::::::::::::::::::ヽ       ーっ    /:::::. `  \
     |  .::::∧:::::::::::::::::::::::::i    ` ー, ´    <:∧:::::. i \〉
     \ ::/ |::::::::,、::::::::::,、:|`     ┃  ...::::::::::/ \ .ノ
      V  \〈 ヽ::::::| Y     ̄ ┃:::::::::::::∧::i   Y

           ` / `く       「  ̄`i   v
         _,.-'    \     丶 ∧l        〆\
      ,..:::::::::::::::::::\    ,-─ 二 ー、  i、ー-  、      \
    /::::::::::::::::::::::::::::\ / -´ __ ノ´:::::::::::::::::::::\       \( ̄` ー 、
   /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::'    ソ   (       )::::i  (      ソ ̄`

ゴロゴロ・・・

綾乃「そろそろ電気消すわよー?」

京子「ういー」

パチ

綾乃「ごめんね?私だけベッドで寝ちゃって」

京子「いいよいいよーあたしは床で布団のほうが寝れるしさー」

綾乃「そういえば船見さんの家にはよく泊まっていたのよね?」

京子「そうそう、そこでは二人で布団で寝てたんだ」

綾乃「え、ええ!?」

京子「だって一枚しか布団ないしさあ」

綾乃「そ、そう・・・///」モンモン

京子「だから布団は慣れっこさ!」

・・・

京子「あやのー?」

綾乃「なーに?」

京子「まだ起きてたんだ」

綾乃「ま、まあね・・・歳納京子が隣にいるってだけでどうも落ち着かないわ」

京子「へ、へー?」

綾乃「まだ一日目だけど、こうやってあなたと同じ屋根の下で寝れること、とっても幸せに思うわ」

京子「!」

綾乃「歳納京子?」

京子「・・・」モゾモゾ

綾乃「布団に潜っちゃって・・・寝ちゃったのかしら?」

京子「・・・///」ドキドキ

やばい俺が悶えてる

・・・・・・

京子「綾乃?」

綾乃「・・・スー・・・」

京子「寝ちゃった・・・か・・・」

京子「綾乃・・・ごめん・・・ごめんね?」

綾乃「・・・」

京子「寝よう・・・」

綾乃「・・・」グス・・・・

―朝―

チュンチュン・・・

京子「ふあ・・・綾乃?」

京子「いない・・・」

京子「メールが来てる」

送信者 杉浦綾乃

件名 大切な話

本文 おはよう歳納京子
   今日は学校は休みだけれど
   大切な話があるから
   昨日話した公園で先に待ってるわ
   朝ごはんは作ってあるから食べてね

京子「なんだろう急に・・・聞かれてた?訳ないよね・・・小声だったし」

―公園―

綾乃「きたわね歳納京子・・・」

京子「う、うん・・・(なんかいつもの綾乃と違う・・・)」

綾乃「私ね、あなたと恋人に慣れて本当に幸せだと思うわ」

京子「そ、それなんだけどね」

綾乃「・・・・」

京子「その・・・」

綾乃「嘘だった・・・っていうんでしょう?」

綾乃「なんとなく想像はついていたわ・・・」

綾乃「急に歳納京子があんな態度取るわけ無いもの!」

京子「・・・」

綾乃「気づいたときは、正直ショックだったわ」

綾乃「最初は疑っちゃいけないと思っていたけれど、あなたが昨日の夜私に謝っていたのを聞いて確信したわ」

綾乃「・・・私は嘘でも嬉しかったわ・・・でも恋人ごっこはここでおしまい」グス・・・

京子「綾乃・・・」

綾乃「あなたとこれからもお友達で居るために、昨日のことは忘れましょう・・・一緒に話したことも、遊んだことも、全部・・・っっ!!」ウルウル

綾乃「それで、また月曜から、普通にしていましょう?他の人達へはしっかり言っておくわ・・・!」グスグス

綾乃「これが一番なの、あなたのため」

京子「・・・」

綾乃ちゃんかわいいな
これは純情を踏み躙りたくなる

綾乃ちゃん・・・

綾乃「ど、どうしてあなたが泣くの?」

京子「・・・やだ」

綾乃「え?」

京子「いやだ!!!!」

綾乃「!」

京子「たしかに!!最初は綾乃をからかってやろうと思ってた!」

京子「でも!昨日は!そんなことを忘れてしまうくらい!綾乃が可愛いと思った!!!」

綾乃「それは嬉しいけれど、あなた謝っていたじゃない?」

京子「あれは・・・こんな形で、あやのが素直に喜んでいるのを見て辛かった、だから謝りたかった」

綾乃「・・・だから忘れましょう?」

京子「それは・・・できない」

綾乃「どうして・・・どうしてよ・・・」

京子「綾乃、聞いて?」

綾乃「?」

京子「あたしね、綾乃の行為に気づいててこんなことしたんだけどね」

京子「からかってやろうって思って恋人ごっこしてさ」

京子「そうしていつもの場所よりちょっとだけちかくで綾乃と一緒にいてみたんだ」

京子「恋人っていう関係のおかげか、すっごく綾乃が素直だったでしょ?」

綾乃「そうね・・・私はいつも素直じゃなかった」

京子「あたしは、そんな綾乃を見て思ったんだ」

京子「あたしは、綾乃のことが好きだって」

綾乃「・・・」

京子「お風呂に入っていた時、千歳の話をしたでしょ?」

綾乃「うん・・・」

京子「あのときね、がらにもなく嫉妬してた」

綾乃「うん・・・」

京子「寝る前にあたしと一緒に入れて幸せだって言ってくれたよね?あのときすっごくドキドキした」

綾乃「うん・・・」

京子「綾乃が怒るのも仕方ないと思う、いや怒ってない、呆れたかもしれない」

綾乃「うん・・・」

京子「すっごくワガママで、勝手なことだけどさ」

綾乃「・・・?」

京子「恋人体験は終わり!だから・・・本当の恋人にならない?」

綾乃「・・・へ?」

京子「もう嘘じゃない、本当に心から綾乃のことが好きだって思えた、だから・・・だめ・・・かな?」

綾乃「・・・」

京子「あは・・・勝手・・・だよね・・・」

綾乃「としのお・・・きょおこお・・・ウワーーーン」

京子「綾乃?うわ!」ダキッ

綾乃「絶対にそんな事言わないと思ってた」

綾乃「だから、すごく嬉しい」

京子「受け入れてくれるの?」

綾乃「こちらからよろしくお願いしたいくらいだわ」

京子「ありがと・・・こんな気持になったのは初めて」

綾乃「私もよ・・・こんなに嬉しいことはないわ・・・今は疑う気持ちなどひとつもないもの、こころから素直になれるわ」

京子「恋人の証に・・・キス・・・しようか?」

綾乃「・・・///」コク

京子「やっぱり綾乃は素直が可愛い」

綾乃「そ、そうかしら?でも素直になれるのは歳納京子だからよ」

京子「京子、でいいよ」

綾乃「え、ええ・・・」コホン・・・

綾乃「・・・京子」

京子「綾乃・・・」

チュ・・・

―週明け―

結衣「なんだかご機嫌だな」

京子「おう!!」

結衣「ま、誤解が綺麗に解けたみたいだし、良かったんだが」

あかり「一時はどうなることかと思ったよー」

ちなつ「(匂うな・・・甘酸っぱいゆりゆりとした香りが)」

ちなつ「京子先輩?他にもいいことありました?」

京子「それがねちなつちゃん!!」

てっきり、


綾乃「そんな都合のいい言葉、よく吐き出せたものね」
京子「……へ?」
綾乃「『都合がいい』って言ってるのよ」
京子「……」
綾乃「人の好意を弄んで、人の気持ちも考えずに『嘘でした』で済ませようとして……そして挙句の果てに『やっぱり好きだから付き合ってください』?」
京子「だから、ごめんって……」
綾乃「ごめんで済む話だと思ってるの!?」
京子「ひッ!」
綾乃「私は、本当にあなたのことが好きだった」
京子「綾乃……」
綾乃「好きだったのよ……」
京子「うぅ……ごめんね……綾乃……ごめんね……」
綾乃「だから私は、今のあなたが許せない!」
そういって綾乃は京子の顔面を親の敵でも打たんとばかりに殴打する。
血飛沫が飛び、京子の美しいブロンドヘアが毒々しい紅に染まった。


みたいな展開かと思ってたのにぃ!

綾乃・千歳「おはよう」

ちなつ「おはようございます先輩・・・ん?(やはりこの感じ・・・)」

綾乃「おはよう歳納京子!(さすがにまだ黙っていたほうがいいわよね)」

京子「綾乃ーー!!」ダキ!

綾乃「ちょ、ちょっと歳納京子!?///」

千歳「朝からはあかんてえええ!!」ブッパア

京子「京子って呼んでって言ったじゃんかよー」ブー

綾乃「お、おはよう・・・京子・・・///」

京子「うん///」ニパー

千歳「」ブッパア

あかり「ティッシュ!ティッシュ!」ササッ

結衣「・・・」

結衣「はあ・・・」

結衣「そんな風に見せつけられたんじゃ、応援するしか無いね」ヤレヤレ

京子「結衣・・・ありがとう」

結衣「友達だろ?当たり前じゃないか」

千歳「はよせな遅刻すんでー?」

京子「じゃ、いそごっか?」

綾乃「そうね、でもまだ時間には少し余裕があるわ」

京子「ん」

綾乃「?」

京子「ん!///」

綾乃「ふふ」にぎっ

千歳「手ぇまで繋いで・・・」ボタボタ

結衣「全く・・・妬けちゃうよ」

ちなつ「じゃ、じゃあ結衣先輩は私と!!」

結衣「仕方ないなあ」にぎっ

あかり「あーん、あかりもあかりもー!!」ズサァーー

京子「これからずっと」

綾乃「一緒に居よう?でしょ?」ニヤニヤ

京子「・・・当たりだけどなんか納得いかねー!!」

おわり


綾京としては楽しめたけど、導入の京子がガチクズだった分、もっと各キャラクターが卑屈でもよかったかもしれない

鬱でもよかったんだけど途中から綾乃がかわいすぎて心が折れた

乙ー
綾乃ちゃんかわえーわー

>>179
ふざけんな
鬱展開みたいならペット飼いたいとかいうスレにでも行ってろ

>>183
あのスレなんか「ゆるゆり読み込んでない」って宣言した人が書いてるのでどうにも……

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom