ショタ「お兄ちゃん、お兄ちゃん。」 (7)

兄「ん? どうした?」

ショタ「なでなで、なでなでしてー、えへへっ。」

兄「好きだな、頭撫でられるの。」

ショタ「うん、大好きっ。頭撫でられるとね、なんだかね。」

ショタ「おひさまみたいにぽかぽかするんだ、えへへ。」

兄「ぽかぽかか、まぁ、喜んでくれてるなら嬉しい。」

ショタ「えへへっ、あったかいや、お兄ちゃんのおてて。」

兄「お前の体も、なんだかあったかい。ふわふわしてて気持ち良いしさ。」

ショタ「そっか、お兄ちゃんもぽかぽかなんだ…えへへ。」

ショタ「お兄ちゃん、あのね。」

兄「うん?」

ショタ「いつもお兄ちゃんに会いにくる女の人、だあれ?」

兄「えっ?…と。……その、彼女っていって…お嫁さんみたいなもんかな…。」

ショタ「お兄ちゃん、かのじょさん、ぼくより好き?」

なんだか、弟の目があまりにも見たことない様な、蛇が蛙を睨む様な恐ろしい様な目に見えた。 なので、俺は思わず目をそらした。

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