響「伝説のドラマー黒木?」 (27)



~数々のミュージシャンが訪れる街、大阪。
  ここに数多のアーティストを影から支えてきた伝説のドラマーがいた~




響「いやぁ~、わざわざ大阪まで来てレコーディングするなんて
  プロデューサーも本格的だなぁ~」

響「大阪まで来たんだし、レコーディングもささっと終わらせて
  プロデューサーと遊びに行きたいな~」

響「あ、そういえば貴音にもらった欲しいものリストの
  書いてある紙、まだ見てなかったなぁ……」


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1381332275


響「どれどれ。たこ焼き、豚饅、お好み焼き、串かつ、餃子etc……」

響「食べ物ばっかりじゃん! これなら本人連れてきた方が早いぞ」

響「USJとかも行きたいし大阪城も見てみたいし、道頓堀も行ってみたいなぁ~~!」


響「えへへ、なんか楽しみになってきちゃったぞ!」

響「でもまあ、プロデューサー自体は別の営業でどっか行っちゃったみたいだし、
   今日は自分、しっかりしなくちゃダメだぞ。うん、よし!」

響「よーし、早くレコーディング終わらせて、
   プロデューサーとたくさん遊ぶぞーー!


スタッフ「我那覇さん、スタジオの方準備できたみたいなんで、
     よろしくお願いします!」

響「はーい!」




スタッフ「おはようございまーす。我那覇響さん、入りまーす」

響「おはようございます! 今日はよろしくお願いします!」

響「え? あ、あれ?  やよいたちは!?」


スタッフ「おかしいですね……前乗りしてるはずなんですが……」

響「前乗り? そんなはずは……」

黒木「ああ、なんや彼女ら来られんゆうて連絡ありましたで?」

響「……ごめんなさい、どちら様ですか?」

黒木「あ、すんまへん、あの、ワイこのアルマジロ言いますけど、
    それのバンマスやってます黒木言います」

黒木「ひとつ、よろしゅうお願いします」


響「……アルマジロ? でも今日はレコーディングも
  やよい達とやるって……」

黒木「彼女ら、あーなんや理由聞いたら
    たこ焼きプリッツたこ焼きプリッツ言うてはって
    それ、買いにいったんちゃいますかね?」

響「たこ焼きプリッツ? そんなのあとでみんなで行けばいいだろ……」

黒木「なんや、あれでしょうね、みんな食べ盛りやし食べたかったんとちゃいます?」

響「いや自分に聞かれても分かんないよ」


響「え、でもじゃあやよい達は」

スタッフ「ちょっとどれくらいに帰って来られるかは……分からないので……」

響「えぇ~。うーん……。本当はみんなで録りたかったけど、
   しょうがないよね。先に録っちゃうよ」

響「じゃあ、あの、アルマジロのみなさん、よろしくお願いします」


黒木「あ、行きましょか? えーっと、ほんなら、ブラのこれから……」

響「あの……」

黒木「ブラのこれ、頭からやね」

響「あの!」

黒木「 ? 」

響「……Brand New Day!って曲なんですけど、その略し方はちょっと……」


黒木「え?」

響「いやだからそんな下着みたいに言わないでってば」

黒木「いやいやいや! そんな意味で、ちゃいますやんそれは!」

黒木「そんな意味で言うてまへんて~」

響「……お願いしますよ?」

黒木「ブラジャーはブラジャー、Brand New Day!はBrand New Day!ですもん」


響「うん、じゃあもう早く録ろう」

黒木「ん、ほな、とりあえずブラの頭からお胸まで行こか」

響「ちょっと! ちょっと待って」

黒木「?」

響「今、完全にブラジャーのことになったよね?」

黒木「ふっ、あ~、もしかしてお宅、関西?」

響「違いますけど」


黒木「ほんまでっか? いや~、もれなくツッコミまんな~思て。わはは!」

黒木「きもちええわ~。なあ、みんな?」

響「いやみんな、じゃなくて! そりゃ言うよ! 自分の曲だぞ!」

響「それを下着みたいに、お胸までって言われたら誰だって言うぞ!」

黒木「それやん、今の言うぞ! っていう角度がねぇ~」

響「……なんなんだよもう」



響「もういいですよ。もう早く終わらせたいんでやりましょう」

黒木「ん、ほな、ブランニューの」

響「Day!くらい言ってもいいんじゃ……」

黒木「あい、きた! わははは! ツッコミほんま上手でんな~」

響「うぎゃあー! もう早く始めてよ!」

黒木「あい、ほな、行こかー」


曲:Brand New Day!



アルマジロ1「ワン、ツー、ワンツースリー」


黒木「ドゥッダン! ドゥンダッ! ダンッ!


黒木「ドムッ ムンッ ドムッ ッムンッ!」


響「いつだってー微笑んでー歩き出せる仲間とならー」

響「輝いてー見つめてー今、はじまる

黒木「ドゥッダン! ダン! ダン! ダン! ダン!! イェーイ!!」



響「ごめんなさい、ちょ、ちょっと待って……!」


黒木「フッフー!」

響「すいません、ちょっと一回止めてください!」


黒木「ドゥドゥプシー! ドゥドゥパン! ドンダンッ! 
   ドドバン! ズッダダダン! ズッダダダン!」


響「……」

響「ちょっと待って」


黒木「どないしたん?」

響「なんかちょっと音に違和感が……」

黒木「違和感? どんな?」

響「あのちょっと歌いづらいんだけど」

黒木「歌いづらい? あ~、ほな、じゃあみんなちょっと歌いやすいように」

響「もういいよ。ちょっと気分変えたいから別のやってもいいですか?」


黒木「あ、もう、全然ですわ。何にします? 大統領いきます?」

響「はい?」

黒木「いや、またまた~。大統領言うたら……ねえ?」

響「え? どういう」

黒木「オ・バ・マ?」

響「自分、突っ込まないからな……。んじゃあそれで」


曲:オーバーマスター

00:33~



黒木「ジャン! ジャン! ジャン! ドッパン!
   ドドバン! ドドバッ! ドッパン! ドダダダダ!」


響「ごめんなさい、ちょっ、ちょっとまって! 止めて止めて」


黒木「ドッパン! ドドバン! ドドバンッ! ドッパン! ドダダダダ!」

響「……」


黒木「あれ?どないしました?」

響「あの……こんなこと言ったら失礼なんですけど……
  口で言ってませんか?」


黒木「僕が? ……口で!?」


黒木「いやいや、それは~……おかしな話ですわなあ」

響「いや、うんでもなんか」

黒木「僕もうこれ、ドラム一本で30年でっせ?」

響「あ、うん……そっか。自分の勘違いかな」

黒木「いえいえ、まあまあ、もっかいいきまひょか?」

響「もう……ちゃんとしてよね」


曲:オーバーマスター


00:33~



黒木「ジャン! ジャン! ジャン! ドッパン!
   ドドバン! ドドバッ! ドッパン! ドダダダダ!」


響「ごめんなさいっ止めて! ストップ! ストーップ!」

黒木「ドッパン! ドドバン! ドドバンッ! ドッパン! ドダダダダ!」

響「……」

黒木「あれ? あの……どないしたんですか?」



響「てめ、口で言ってんだろ」

黒木「僕が? 口でッ!?」




黒木「それは……また可笑しな話でんな?」

響「いやいや、これ……ドラム叩いてないじゃん?
  何これ? これ本物なの? ちょっと見せてよ」


響「ん? なんか紙がついて……ドッキリ……大成功?」


伊織「イェーイ!!」

真美「おめでとうーーー!」


亜美「大成功ーー!」

響「げっ!? みんな!? なんでここに」

貴音「響を驚かせようと皆で計画したのです」

P「まあそういうことだ。とにかくお誕生日おめでとう響!!」

響「あ、ありがとう……? なんか素直に喜べないーーーー!」

黒木「いやあ~、ほんま目出度いですわ~」

響「お前は帰れよ!!」



おしまい!!!!

今気がついたけど全部あげてた!!ごめんなさい!!
何か描かなくちゃと勢いだけで仕上げたので雑ですみませんでした。

響お誕生日おめでとうございます。

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