京子「ドッキリやろうぜドッキリ!!」(164)

ちなつ「唐突ですね」

あかり「京子ちゃんらしくていいと思うよ」

京子「でしょー?私が階段から落ちて頭打って死亡、ってシチュエーションはどうよ!?」

ちなつ「二番煎じですね」

あかり「確か櫻子ちゃんと向日葵ちゃんで似たようなのがあった気がするなあ」

京子「ちょ、絶対あれより面白くするから!本当だから!!」アタフタ

ちなつ「あっちの存在は知ってるんですね…」

需要あるなら書こうかな

あかり「でも、どうやってあっちより面白くするの?」

京子「全く妥協しないで事を進めるぞ!全校生徒から教師、ご近所さんに至るまで協力体制を仕組むんだ!!」

ちなつ「大掛かり過ぎないですか…?」

京子「そこまでしないと絶対にバレる!最後までターゲットに感付かれる事なくドッキリを完遂してやるぞ!!」

あかり「…で、そのターゲットって誰なの?」

京子「うーん、どうしよう…」

ちなつ「決めてなかったんですか…」

あかり(…そうだ!)

あかり「結衣ちゃん、杉浦先輩、千歳先輩はどうかな?」

京子「じゃそのメンバーでいいか」

ちなつ「適当ですね…っていうか三人同時ってかなりレベル高いじゃないですか」

京子「そのために綿密な準備が大事なんだよ」

あかり(これは絶対に面白くなりそう!)

あかり「あかり、全力で協力するよっ!」

ちなつ「あかりちゃん!?」

京子「あ、因みに千歳と西垣ちゃんは了承済みだよ」

ちなつ「早っ!?」

京子「そんな訳で、ちなつちゃんもご協力よろしくお願いしまーす!」

ちなつ「うーん…仕方ないですねえ」

京子「よし!あかり、ちなつちゃん、ターゲット以外で思い付く人間に片っ端からコンタクトを取るんだ!!」

あかり「了解です、歳納隊長!」ビシッ

ちなつ「はぁ…大変そう…」

~決行当日~

京子「まさかここまで計画通りに事が進むとは…自分が怖いぜ」

あかり「生徒や先生は勿論、大阪に至るまで協力者が出るとは思わなかったよぉ」

千歳「まあ、これも綾乃ちゃんが素直になるためや」

向日葵「どっかの誰かさんももうちょっと素直になればいいのに…」

櫻子「な、何だよこっち見て」

向日葵「…ふんだ」

櫻子「何なんだよそっぽ向いて!メロンみたいな胸しやがって!!」

向日葵「何をー!!」

櫻子「こなくそー!!」

ちなつ「痴話喧嘩は放っておいて、作戦を教えてくれませんか?」

京子「うん、作戦の開始時刻は今日の三時間目の終わり、休み時間の移動教室の時だ」

京子「そのために私は西垣ちゃんから貰ったある薬を今朝飲んでおいた」

あかり「それってどんな効果が…?」

京子「遅効性で、一時的に仮死状態になれる薬だそうだ。作戦の開始時刻に効くようになってる」

千歳「西垣先生、ほんまは思った以上にすごい人かもしれへんな…」

京子「薬の効きはじめには目眩が来るからその時はすぐに分かる。あかりには、私を支えるふりをして欲しい」

あかり「ふり…?」

京子「具体的には、私がお前に倒れ込んでそれを支えようとするが、バランスを崩して階段の下へ落としてしまう、という役を頼みたい」

あかり「うぅ…出来るかなあ…」

京子「大丈夫だって!んで、階段に頭から落ちた私を守るのは、このカチューシャ」

ちなつ「それにも何か秘密が?」

京子「西垣ちゃんに改造してもらったから頭にどんな衝撃が来ても痛くも痒くもない」

千歳「ほんま、西垣先生はすごいわ…」

ちなつ「っていうか今回頼りっぱなしじゃないですか」

京子「そしてこのカチューシャ、衝撃を与えると血糊が出るように改造もしてあるんだ」

あかり「もうこの作戦西垣先生がいないと成り立たなかったんだね」

京子「いやー、西垣ちゃんには本当に感謝してるよ」

京子「その後は、私が病院に搬送されればOK!隙を見て自分の人形と入れ替わって、皆の様子を別室のモニターから見守るよ」

ちなつ「モニターなんてあるんですか!?」

京子「各所にこっそりカメラと盗聴器を仕掛けました」

ちなつ「また盗聴器か…」

千歳「それで、いつネタバレするん?」

京子「葬式の日に会場の後ろのドアから突然現れてカミングアウトだ」

あかり「うん、京子ちゃんらしいと思うよ」

ちなつ「京子先輩らしいです」

京子「よっしゃ、それじゃあ行動開始!!」

「「「「「「おー!!!!」」」」」」

間違えた、ターゲット千鶴だった許して

書きだめしてたのに恥ずかしすぎて死にてえw

~三時間目終了後~

京子「さて、四時間目は家庭科か…」

結衣「下の階に移動だから早めに行くか」

あかり「あ、京子ちゃん!」

京子「お、あかりー!(よし、計画通りだな)」

ちなつ「結衣先輩達も下の階で授業なんですか?」

結衣「うん、折角だから一緒に行こうか」

あかり「そうだねー」

あかり(さて、京子ちゃんの様子は…)

京子(ん、ヤバい目眩が…)フラッ

あかり(よし、作戦開始!)

京子「おっと、足がもつれて」ガクッ

あかり「京子ちゃん!?うわっ、間に合わ…」


ヒュー
ゴッ


結衣「京子!!」

ちなつ「き、京子先輩!?」

あかり「た、大変!頭から血が!!」

あかり(本物の血みたい…すごいなあ)

あかり(しかも京子ちゃん、本当に仮死状態になってるし…)

結衣「と、とにかく救急車を!!」

千歳がターゲットっていってるのになんで協力してんのよ

~家庭科室~

キーンコーンカーンコーン

綾乃「遅いわね…船見さんと歳納京子は!授業に遅れるなんて罰金バッキンガムよ!!」

千鶴「本当にな…1組と5組の合同授業だってのに…」

ガラッ

千歳「この授業は中止や!」ハアハア

綾乃「どうしたの千歳、息切らして」

千歳「綾乃ちゃんと千鶴、ちょっと来てもろてええ!?」ゼエゼエ

千鶴「その顔だと…何かあったの?」

千歳「歳納さんが階段から落ちて…病院に搬送されたんや」

ザワザワ

綾乃「なっ…!?」

千鶴「何だって!?」

千歳「とにかく二人とも来て!!」

>>26
ターゲットのところで千歳と千鶴間違えた許して

~病院~

医師「残念ながら、手の施し用が…」

あかり「そんな…京子ちゃん!!」

ちなつ「起きて下さいよ京子先輩!!」

千歳「歳納さん!嘘やろ!?」

結衣「」

綾乃「」

千鶴「」

(((ターゲット三人とも絶句してる…)))

結衣「…はは」

ちなつ「結衣先輩?」

結衣「何かの冗談だろ?」

あかり(バレた!?)ドキッ

結衣「お前が簡単に死ぬなんて…ありえないもんな」グスッ

あかり(び、びっくりした…)ドキドキ

結衣「なあ、目覚ませよ…京子…」

結衣「言ってたじゃないか、次の同人誌結構自信あるって…」

結衣「だからさ、な?起きろよ…京子…」

結衣「うっ…きょう…ご…」

結衣「うわああああああああ!!京子おおおおおおおおおおお!!!!」

ちなつ(マジ泣きだ…)

綾乃「」

綾乃「…顔洗ってくる」スタスタ

千歳「綾乃ちゃん…うちも一緒に行くで?」

綾乃「いいわ、一人で…」

千歳「綾乃ちゃん…無理せんでええよ?」

綾乃「大丈夫…だから…」グスッ

千歳(こっちもマジ泣きやなあ)

千鶴「…何だよ」

千鶴「折角知り合って、散々ウザい面見せといてこれかよ」

千歳「…千鶴?」

千鶴「冗談なんだろ?いつものさ」

千鶴「だから…さ…」ガシッ

千鶴「起きろよ!目開けてまたウザったい言葉吐いてこいよ!!」ユサユサ

千歳「ち、千鶴!」

千鶴「起きろって!おい!!」ユサユサ

千歳「千鶴…もう、起きないんや」

千鶴「嘘だ!こんなの、私の知ってるこいつじゃない!!」

千歳「これが…現実なんやで、千鶴」

千鶴「……」

千鶴「うっ…うっ…」グスッ

千歳(…ターゲット全員にばれていないようやな)

あかり(一安心ですね)

ちなつ(西垣先生の話だと、もうすぐ薬の効果は切れるみたいですが…)

あかり(分かった、二人を部屋の外に出しておくよ)

ちなつ(了解)

あかり「…二人とも、こっちに来て落ち着きましょう?」

結衣「……」コクン

千鶴「……」コクン

ガラガラ

ちなつ「…行ったみたいですね」

千歳「あとは歳納さんが目覚めるのを待つだけや」

京子「ん…ふあぁ…おはよう」

ちなつ「今は昼過ぎですよ」

千歳「良かった、ちゃんと薬は効いたみたいやな」ホッ

京子「鬱展開予想してた奴、ざまあないぜ」ケラケラ

ちなつ「ほら、あかりちゃんが戻ってくる前にこの人形と」スッ

京子「おお、なかなか上手く出来てるじゃん…流石西垣ちゃん」

千歳「また西垣先生なんやな…」

京子「それじゃあさっさと入れ替わろうか」

飯食ってくる
あとゆるゆり最終話見てくる

飯食って戻って来たらホモスレになってたでござる

~15分後~

ちなつ「入れ替わり完了しましたね」

千歳「これで大丈夫やな」

ガラッ

ちなつ「あっ、あかりちゃん、それと三人も」

あかり「ちなつちゃん、(入れ替わりは)大丈夫?」

ちなつ「うん、大丈夫」

綾乃「…強いわね、もう(精神的に)大丈夫なんて」

綾乃「私ももっと強くないとね…」

あかり「杉浦先輩…」

あかり(ちょっと罪悪感出てきたなあ)

結衣「……」

千鶴「……」

千歳「あの二人はまだ気持ちが落ち着かんみたいやな」

綾乃「そっとしておいてあげましょ」

ちなつ「そうですね…二人は病室に残して私達は行きましょう」

ガラガラ

千歳「…綾乃ちゃん、ああは言ったけど、本当は辛いんとちゃう?」

綾乃「…うん…」グスッ

綾乃「歳納…京子ぉ…」グスン

綾乃「えぐっ…うっ…」グズッ

千歳「…綾乃ちゃん…」ポンポン

綾乃「あり、がと…千歳え…んぐっ…」

ちなつ(今頃京子先輩何やってんだろうなあ)

~モニタールーム~

京子「あ、西垣ちゃん。それと生徒会長」

西垣「よう、歳納。上手く行ったか?」

京子「もう完璧!本当に助かったよー」

西垣「まっ、私の辞書に不可能の文字は無いからな」

りせ「……」

西垣「いや、私の辞書は十分使いやすいぞ」

京子(どんな会話してるんだろう…)

京子「とりあえず録画した内容を見てみよう」ピッ

京子「Oh…皆ガチで悲しんでるな」

西垣「お前の死を悼んでくれる仲間がいてくれて良かったじゃないか」

京子「そうだな…心から嬉しい」

京子「そしてネタバレの時が楽しみかつ怖い」ワクワク

西垣「最後までバレないといいな」

りせ「……」

西垣「ああ…そうだな、この部屋には他の人も入れるようにした方がいいな」

京子「それじゃあ仕掛け人に場所を教えといてくれる?」

西垣「分かった、伝えとく」

え、何、ホモスレの方がいいの?

~次の日、歳納家~

京子母「あら、結衣ちゃんじゃないの」

結衣「どうも…」

京子母「…ありがとうね、京子と仲良くしてくれて」

京子母「あなたには感謝しているわ、昔は弱かったあの子をあんなに強くしてくれたんだもの」

結衣「いえいえ、そんな…」

京子母「それで、今日はどんな用事?」

結衣「ちょっと京子に貸したままの物があって…」

京子母「あらそうだったの?ちょっと待って、今部屋に取りに…」

結衣「いや、場所は私が知ってるので」

京子母「それなら話が早いわね、ささ、上がって上がって」

結衣「お邪魔します…」

まあ書きだめは尽きたけどね

~モニタールーム~

あかり「お邪魔しまーす」

ちなつ「うわあ、結構快適ですね…流石西垣先生」

京子「いらっしゃーい、どうしたの?」

あかり「今、結衣ちゃんが京子ちゃんに貸したままの物があるって京子ちゃんの部屋に入ったから」

ちなつ「その様子を見てみようかと思って」

京子「んー、多分アレかな…」

あかり「アレって?」

京子「結衣に昔コンパス借りて、そのまま返し忘れてたんだよね」

ちなつ「覚えてたんならちゃんと返しましょうよ…」

京子「いや、言われるまで忘れてた」

ちなつ「本当にダメですね京子先輩」

あかり「あ、結衣ちゃん部屋に入って行くよ」

ちなつ「机の上にあるコンパスを見つけたみたいですね」

京子「ドッキリ終わったらちゃんと謝ろう」

あかり「…あれ?様子がおかしい」

ちなつ「匂いを…嗅いでる?」

あかり「あ、頬擦りした」

ちなつ「今度は舐めてますね…」

京子「」

~歳納家~

結衣「すみません、上がらせてもらって」

京子母「いいのよ、目的の物は見つかった?」

結衣「ええ、大丈夫です」

京子母「…お通夜は明日だから、その時にまた会いましょう」

結衣「はい、それじゃあお元気で」

~モニタールーム~

あかり「まさか結衣ちゃんが変態だったとは思わなかったね」

ちなつ「ちょっとショック…」

京子「正直ビビった」

あかり「あっ、杉浦先輩も来た」

ちなつ「杉浦先輩が?一体なんのために?」

京子「私なんかしたっけなあ」

あかり「同じ事言って部屋に入っていったよ」

京子「ちょっと待て、私あいつから何も借りてないぞ」

ちなつ「何の目的があるんですかね」

綾乃『ここが歳納京子の部屋ね…』

綾乃『生前に訪れる事が出来たら良かったんだけど…』

綾乃『今となってはかなわぬ夢ね』

綾乃『…ねえ、歳納京子、天国から聞いてる?』

京子「ああ、モニタールームから聞いてるよ」

綾乃『…私ね、あなたのこと好きだった』

綾乃『ごめんね、もっと早く伝えられなくて』

綾乃『私が弱くて…素直になれなかったから』

綾乃『もっともっと、あなたのそばにいたかった』

綾乃『もっともっと、あなたに触れていたかった』

綾乃『それももう叶わぬ夢になってしまったけど』

綾乃『あなたという人間がいたこと、あなたと一緒にいた思い出は、忘れないよ』

ちなつ「歳納さん、今の気持ちを三行で」

京子「恥ずかしい
罪悪感ヤバい
綾乃意外と可愛い」

>>100
歳納…さん?

あかり「これは後でちゃんと謝らないとね」

京子「うわああああああ聞いてたなんて言えない…あいつ多分ブチ切れる…」

ちなつ「自分でまいた種なんですから自分で刈り取って下さいね」

京子「うぅ…分かってるよ…」

あかり「ところで千鶴先輩は何やってるんだろうなあ」

京子「そういえば私の家に来てないのあいつだけだな」

>>104
>>101はノリで「歳納さん」にしたった

~池田家~

千歳「…歳納さんの家には行かなくてええの?」

千鶴「いい、あんな私達に何も言わないで死んだ奴なんて知らない」

千歳「…無理せんでええよ?」

千鶴「無理なんてしてない!」バンッ

千歳「!!」ビクッ

千鶴「…寝る」

千歳「…そか」

千鶴「…一緒に寝て」

千歳「ええよ」ニコッ

~夜、池田家~

千鶴「…姉さん」

千歳「なんや?」

千鶴「私、まだ自分の気持ちが分からない」

千歳「どういうことなん?」

千鶴「あいつのこと」

千歳「…歳納さんのこと?」

千鶴「うん…私、生前あいつのこと嫌いだった」

千歳「よく追っ払ったりしてたもんな」

千鶴「前はあいつのこと考えただけでイラっとしたけど」

千鶴「今は…会いたい。あいつに会いたい」

千鶴「あいつのこと考えると…胸が痛いんだ」

千歳「千鶴…」

千歳「明日は歳納さんのお通夜や」

千歳「自分の気持ちの整理はその時でええんやで」

千鶴「うん…分かった」

千鶴「ありがとう、姉さん」

千歳「ええて、だって世界で一人だけの血を分けた姉妹やもん」

千歳(ドッキリなんやけどな…いい話っぽいのに残念やな)

~モニタールーム~

あかり「千歳先輩優しいなあ」

ちなつ「よっぽど妹さんが大事なんですね」

京子「明日のお通夜はどうなるんだろうな…」

あかり「お通夜にはあかり達も参加するからここには来れないよ」

ちなつ「一人ですけどよろしくお願いしますね」

京子「ああ、皆といろんな話をしてきてくれ。ゆっくり聞かせてもらおう」

~お通夜会場~

結衣「あ、杉浦さん」

綾乃「船見さん。千歳も来てたのね」

千歳「千鶴も一緒やで」

千鶴「…どうも」

結衣「それじゃあ、そこで話そうか」

綾乃「…そうね」

千歳「私は席を外すな、赤座さんにちょっと用があってん」

綾乃「分かった、三人で話をしてるわね」

千歳(ドッキリの最終打合わせなんやけどな…)

結衣「…さて」

綾乃「私から話してもいい?」

千鶴「いや、私からお願い」

綾乃「?良いけど…」

千鶴「…私、あいつのこと好きだったかもしれない」

綾乃「…そう」

千鶴「驚かないんだ」

綾乃「だって…ねぇ?」

結衣「うん、照れ隠ししているようにしか見えなかったもんな」クスッ

結衣「私もそうだったし」

千鶴「あなたも?」

結衣「そう。ずっと友達として過ごしてきた…自分の気持ちを押し殺してたけど、やっぱり京子には友達とは違う感情を抱いていた」

結衣「あいつのいない今になってはっきりした。私はあいつのこと好きだ」

綾乃「船見さん…」

綾乃「この際だから私も言っちゃうわね」

結衣「綾乃は言わなくても分かるよ、態度でバレバレだった」

綾乃「あ、そうだった?」

千鶴「あんなに分かりやすい照れ隠しは無いよ」

千鶴(それをあまり良しとはしてなかったけど)

綾乃「それももう叶わぬ思いだけどね…」

結衣「仕方ないよ、起こってしまったことは…」

千鶴「……」

~モニタールーム~

京子「……」

京子「三人とも私のこと好きって…」

京子「誰の描いたシナリオだ?こりゃ…」

京子「そして何故気づかなかった、私は…」

京子「…本当に困ったな」ハハッ

~お通夜会場~

千歳(全部いい感じに進んどるな)

あかり(ええ、計画通りです)

ちなつ(それにしても、杉浦先輩が京子先輩に告白するとは思いませんでした)

千歳(あっ、そうだったん?)ボトボト

ちなつ(ええ、京子先輩の部屋で呟いてましたよ)

千歳(そうだったんや…)ブショアアアアアアア

あかり(千歳先輩、ティッシュです)スッ

千歳(すまへんな、あかりちゃん)キュッ

ちなつ(ネタばらしは計画通りにやりますか?)

千歳(当然やで、いやー、三人の反応が見ものやなあ)ドバー

あかり(千歳先輩、ティッシュです)サッ

千歳(すまへんな、あかりちゃん)キュッキュッ

ちなつ(でも本当に楽しみですね、ネタバレ)ニヤニヤ

~次の日、葬式会場前~

京子「うわ…緊張する…」ガクガク

西垣「今更そんなこと言ってられないぞ、私が何のために色々準備したと思ってるんだ」

京子「お願い、私が本当に死んだことにしてホノルルかそこらへんに」

西垣「飛ばすわけないだろ」

京子「ですよねー…」

西垣「大丈夫だ、いつものテンションで行って来い!」

京子「そうだ…もう引き返せないんだ…」

西垣「おう、それじゃあ火薬に点火するぞ!」

~葬式会場~

ドカアアアアアアアアン

「うお!?」

「何だ何だ?」

綾乃「え、何、爆発!?」

結衣「うしろのドアが吹っ飛んだ!」

千鶴「一体何が…?」

モクモク…

京子「ジャーン!歳納京子でーす!!実は全部ドッキリでしたー!!」

「「「」」」ポカーン

あかり「皆の様子は全部隠しカメラで見ていました」

綾乃「えっ、見られてたの!?全部!?」

千歳「ごめんな、そういう趣旨やったんや」

千鶴「全部って…」

ちなつ「まあ結構楽しかったですけどね、このイベント」

結衣「…なあ、京子」

京子「な、何?」ビクッ

結衣「全部、見てたんだよな?」

京子「あ、ああ…はい」

結衣「それじゃあ…」


結衣「私達三人が京子に対する思いを打ち明けたのも見てたんだよな?」


あかり(修羅場キタコレ)

綾乃「そ、そうよ!あなた、全部みてたのよね!?」

千鶴「…分かってるな?」

結衣「それじゃあ決めてもらおうか…」

京子「なな、何を…」

結衣「私達三人のうち、誰を選ぶのかってこと」

京子「」

千歳「修羅場やなあ…」ドバドバ

あかり「まあ私はこれを楽しみにしてましたけどね」

結衣「ふふっ、当然私だよな?」

綾乃「わ、私に決まってるでしょ!?」

千鶴「私…だろ?」

京子「え、えーと…」チラッ

あかり「京子ちゃん、自分に正直になって!」

ちなつ「結衣先輩はやめて下さいね!」

千歳「個人的には綾乃ちゃんがええと思うでー」ドボドボ

西垣「まっ、お前の好きにしろ」

りせ「……」

京子「……っ」

京子「わ、私は…」

京子「 」


おわり

いってえ足つったやぶええ

ネタバレ後のみんなの反応がないわ
もっと怒るとか「よかった、よかった……!」と抱きしめるとか、あるだろ
そこで一気に覚めたわ
俺今日8時起きなのにどうしてくれんの?
お前のせいで最悪だわ

その後の話は自分で想像して下さい、ってことで御容赦下さいな

結衣はちょっと病んでるくらいが丁度いいと思うんだけどどうなんだろう

>>145
すまん展開を急ぎすぎた

木間市建てたいから1√だけでも頼む!

>>150
鬱入っちゃうから無理

今度の被害者は千歳の予定

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