P「3日、目が見えない…ですか」 (94)

医者「ええ、安静にしていれば3日ほどで完治ですよ。後遺症などもありません」

P「そうですか…よかったー…」

医者「しかし、災難でしたね。アパートのベランダから液体が振って来るなんて」

P「あ、あはは…まったくです」

P「(実際は違うんですけどね)」


30分前

小鳥「デゥフフ…ついに届いたわ…ア○ゾン秘境原産効き目2000%といわれる惚れ薬…」

小鳥「これを使って…プロデューサーさんと…プロデューサーさんと…ドフフフフフ」

P「音無さん?なんの荷物が届いたんですか?」

小鳥「あ、備品ですよー!いろいろ切らしてたんでまとめて買っちゃいました☆」

P「あー、ガムテープとかそういえばなかったような…すみません」

小鳥「いえいえー、事務員として、当然のことです♪」

小鳥「あ、お茶入れてきますねー!」

小鳥「(あぶないあぶない…こんなもの見られたら人生が終わってしまうわ…さて、さっそくお茶に混ぜて…)」

小鳥「味が変わるとばれるわね…よし、ここは濃い目に入れた緑茶で…」

雪歩「~♪…!!だ、だめですよぉ!!それじゃ出すぎですぅ!!」ガッ

小鳥「ゆ、雪歩ちゃん!?」

雪歩「わ、私の目の前でそんなお茶を淹れる事はゆ、ゆるしませーん!!」

小鳥「わかったわ!わかったから雪歩ちゃん落ち着いて!」

P「なにをどんがらやって………雪歩と音無さんがキャットファイトしてる」

雪歩「あ、あとへんなものをお茶にまぜちゃだめですぅ!!」

小鳥「これは!ビタミンよビタミン!ってキャァ!!」ビターン

雪歩「はうっ!」ビターン

小鳥「あっ!私の薬が!」

P「へ?」

ビシャァ

P「…お、おおおおお!?目がぁああああ目があああああああ!!!!!」

小鳥「ああ…うん万円したお薬が…」

P「目に何か入ったぁあっぁぁあうおおおおおいてててててててて」

雪歩「ぷ、プロデューサー!?は、早く目を洗ってください!」

小鳥「打ちひしがれている場合じゃなかった!そうですよ早く早く!」

P「うおおおおおおおああああああいたたたたたたたた」

小鳥「の、のた打ち回ってて手がつけられないわね…」

雪歩「わ、私救急車よんできますぅ!!」ダッ

P「ぎゃあああああああああああ」

小鳥「ど、どうしよう…あ、そうだパッケージは…」

小鳥「…読めないわね、うーんと…あ、なにか紙切れが…」

※目に入ると大変危険です、しばらく目が見えなくなります、入ってしまった場合はあきらめてください

小鳥「…親切な注意書きが着いてるわね」

P「おろろろろろろ」

小鳥「……………………見なかったことにしましょう」

ピーポーピーポーピーポー

………

P「(なんだよなぁ…小鳥さんがなにかぶつぶつ言ってたのは痛みに耐えてて聞こえなかったけど)」

医者「目が見えませんから…入院をお勧めしますが、どうしますか?」

P「いえ…仕事もありますし、それに目が見えないだけだったらなんとかなりますから」

医者「そうですか…では処方箋を幾つか出しますね、あと、3日間は絶対に目を開けないでください」

P「わかりました、包帯でも巻いておとなしくしています」

医者「ええ、自然治癒で直りますが…直りかけのときに光を浴びると…最悪…失明ですので」

P「…絶対に目は開けません」

医者「はい、では…付き添いの方は?」

P「えっと、それなら外に…」

医者「ああ、私が戸をあけますよ」

ガラッ

雪歩「ひぐっ…私がぁ…馬鹿みたいに騒いでたからぁ…ぐすっ…プロデューサーがぁ…しつめっ失明しちゃっ…うううううっ」

ナース「だ、大丈夫だからね?ね?」

医者「…彼女で?」

P「…え、ええ」

雪歩「うわーん!!プロデューサーが死んじゃいますぅ!!!!!」

医者「じゃあ、タクシー呼びましたんで、お大事に、今日を入れて3日経ったらまたきてください」

P「はい、ありがとうございました、ほら雪歩、行くぞ」

雪歩「ぐすぅ…はいぃ…」

P「…とは言ったものの」

雪歩「…どうかしましたか?プロデューサー?」

P「目が見えないから、どっちに歩いたらいいかまったくわからん」

P「えっと、来た方向を思い出して…診察室から左にまっすぐ進めば玄関だったはず…よし、じゃあこっちか」

雪歩「あ、ぷ、プロデューサー!」

P「大丈夫大丈夫、これでもダンスレッスンとか見てるんだし、俺だってそんなに運動神経悪くはなっ」ガンッ

P「~~~~!!」

雪歩「ま、前に椅子がありますぅ…」

P「さ、先に言って欲しいかなっ!そういうことはっ!」

雪歩「…あ、あのプロデューサー?」

P「んーっ…な、なんだ雪歩?」

雪歩「えっと…その、み、見えないと危ないですから…その、あの………て、手をつないでいきませう!!!」

雪歩「いきましょうぅ…」

P「…んー、じゃあ頼むよ、正直見えなくてどうしようか困ってたからさ」

雪歩「で、ですよね!しょうがないですよね!目が見えないんですから!」

雪歩「しょうがないしょうがないこれは目が見えないプロデューサーのためなんだから抜け駆けとかじゃなくてそう介護介護なのだからこれはしょうがないこと………っ!」

雪歩「よ、よろしくおねがいしますぅ!!」バッ

P「………」

雪歩「………あ、あの…やっぱり私じゃ…いやですか?」

P「…目が見えないから手を出されても掴めないよ、雪歩」

雪歩「はぅ!!…そ、それもそうですね……じゃ、じゃあ…お手を失礼して…」

P「よろしくお願いします」

雪歩「…っ!」ギュ

P「じゃあ、先導よろしく頼むよ雪歩」

雪歩「は、はいぃ!!」

雪歩「(プロデューサーの手…大きくて…あったかいなぁ…)」

P「…はぁ、これ社長になんて報告しようかなぁ」

ガチャッ

雪歩「ただいまもどりましたぁ」

P「もどりましたー」

美希「ハニー!!」ダッ

P「オブフゥ」

雪歩「きゃ、きゃぁ!!」

律子「美希ー!!危ないでしょ突っ込んじゃ!!…あら?雪歩まで転んで…」

あずさ「あらあら~…雪歩ちゃん、プロデューサーさんと…恋人つなぎ?」

雪歩「はうぅ!!これはその!目が見えないプロデューサーのためにですね!」

律子「目が見えない!?ちょっと!どーゆうことなんですか!?」

P「いつつ…美希、ちょっとは加減してくれ…」

美希「だ、だって!雪歩が電話で『プロデューサーが死んじゃうよぉ!!』って電話かけてきたから…慌てて戻ってきたの…」

P「…し、仕事は?」

美希「そんなもの知らないの!」

律子「知らないのじゃないのっ!」パーン

律子「まぁ、私から謝罪はしておきましたから大丈夫です」

P「そ、それならいいんだけどさ…いや良くないけど」

律子「それより、目が見えないってどういうことですか?」

あずさ「そうですよ!みんな心配で事務所に集合してますから~…」

P「そ、そうですか…なんだか悪いことをしたなぁ…」

律子「しっかり、説明してもらいますよ?まったく…なんでこんなことに…」

ガチャッ

小鳥「も、燃えるごみが溜まってたので捨ててきちゃいましたー♪」

律子「あ、小鳥さん、お帰りなさい。…あれ?燃えるごみって今朝私が出したような…」

小鳥「ひ、一つ出し忘れがあったんですよぉ!あ、プロデューサーさん大丈夫ですか?」

P「ああ音無さん、それがですね」

あずさ「お話はあっちでしましょう、みんな心配してますから」

P「それもそうですね、じゃあ雪歩」

雪歩「あ、はい!じゃあ手を…」

小鳥「………ほう」

P「…てなことで、今日を入れて3日ほど俺は目が見えない状態です」

高木「なるほど…それは災難だったね、古い目薬を挿したら目が…」

P「ええ、すみません不注意で…音無さんも、雪歩もごめんな…いきなりのた打ち回って驚いたろ?」

雪歩「ち、ちがいますぅ!ほ、本当は」

小鳥「…ええ、びっくりしましたよ…ね、雪歩ちゃん?」

雪歩「え!?」

小鳥「っ!っ!」ウィンク!ウィンク!

雪歩「…は、はいぃ…」

P「ほっ…ってなわけで、俺…どうしましょう?」

高木「そうだねぇ…本来なら安静にさせてあげたいんだが…なにぶん人手不足で…」

P「わかってます、だから入院はせずに戻ってきましたし」

高木「すまないねぇ…君にしか答えられないことも多くて、すまない」

P「いえいえ」

高木「律子君、小鳥君、それにアイドル諸君、彼を精一杯サポートしてあげてくれ、私からも頼むよ」

小鳥「まかせてください!音無小鳥、誠心誠意朝から晩までサポートさせてもらいますっ!」

律子「まぁ、電話番くらいなら差しさわりないでしょうし、ほどほどでいいですから」

P「迷惑かけてすまんな」

律子「まったくです、この借りは倍返しでお願いしますよ?倍返しで」

春香「わ、私たちも!自分でできることはなるべく自分でやりますから!」

千早「そうね、なるべくプロデューサーの手を煩わせないようにしましょう」

響「自分、完璧だからな!一人でも大丈夫だぞ!」

伊織「へぇ…じゃあ3日間のスケジュールとかも全部大丈夫なのね?次の仕事は?」

響「うげぇ!そ、それは…その…レッスン?」

貴音「ばらえてぃの収録ですよ、響」

響「し、しってたぞ!ただ貴音は覚えてるかなーって試したんだからねっ!」

貴音「響のことは、私がしっかり見ておきますので」

響「たかねぇ!!」

高木「うんうん、これなら大丈夫だね。じゃあみんな、よろしく頼むよ」

P「迷惑をかけますが、よろしく!」

高木「じゃあ私はこれから黒井とバーでの…打ち合わせなのでね」

ガチャッ

伊織「しっかし、アンタも馬鹿ねー…なんて古い目薬なんていつまでも取っておくのよ」

P「あー、まぁ普段使わないからさ、なんとなく使いたくなって、引き出しにあったいつのかわからない奴を…」

伊織「買いなさいよまったく…んで、目は大丈夫なの?」

P「3日は絶対に明けられないけど、それいがいは大丈夫だそうだ」

伊織「ふーん、よかったじゃない、心配して損したわね」

P「すまんすまん」

亜美「…すぐによー今すぐに医者を用意しなさい」

伊織「!?」

真美「世界一の眼科医をよびなさいーやすみ?ばかいってんじゃないわよー」

伊織「あ、あああ」

亜美「ほら、やよいっちも!」

やよい「わ、わるいよぉ!………手遅れになったら絶対にゆるさないわよー?」

伊織「わぁ!!あんたたち何言ってるの!?そんなこと言ってないわよ!?」

真美「誰もいおりんが言ったとは言ってないんだけどなぁ」ニヤニヤ

亜美「以上、どこかの誰かが電話を受けたら直ぐにどこかにかけた電話の内容をお送りいたしました」

やよい「すっごい慌ててたんですよ!私もですけど…もうけっそー変えて?」

伊織「あ、あわわ…」

P「…なんだ、その…ありがとう」

伊織「ばっ!!ばっかじゃない!?私じゃないわよ!!ばかあああああ」ダッ

真「…い、今伊織が真っ赤な顔して走ってったけど…なにかしたの?」

亜美「んっふっふ~…ツンデレですなツンデレ」

あずさ「あんまりいじめたらダメよ?」

真美「はーい!…でも、兄ちゃん3日も目が見えないなんて…つまんなーい!」

P「つまんないって…こっちはろくに仕事も出来なくて困ってるんだぞ?」

亜美「ってことは亜美たちと一緒に遊べないってことじゃん!つまんなーい!つまんないつまんなーい!!」

あずさ「でも、3日も目が見えないと大変ですよね…お仕事だけじゃなくて私生活も」

P「そうですねぇ…ご飯とかどうしよう、風呂とか…ってか帰るのも一苦労かもなぁ…」

あずさ「………!」

真「(あ、あずささんのだめな方の笑顔だ)」

あずさ「だったら…私がいろいろとお世話しますよ~」

P「え?いや悪いですよ」

あずさ「こういうときはお互い様です、だって目が見えないなら助けが必要じゃないですか、いろいろと」

P「え、ええ」

あずさ「だったら、一人暮らしで、大人で、いろいろと融通の利く私が…プロデューサーさんをお助けしますよ~…いろいろと」

P「い、いやでもだったら社長とかべつのだれかに」

小鳥「社長ならどうせどこかでホモってますからほっときましょう」

あずさ「あら~、小鳥さん」

小鳥「ふふ、プロデューサーさん、私が誠心誠意サポートするとさっき言ったじゃないですかー!」

小鳥「だ・か・ら・ね?他の人に迷惑をかけなくても大丈夫ですよ~」

P「い、いや音無さんにも悪いですし」

小鳥「いえいえ~、こういうときはお互い様ですよ、ね?あずささん」

あずさ「そうですよ~、遠慮しちゃだめです」

小鳥「あはははは」

あずさ「うふふふふ」

小鳥「あずささんはお仕事とかもあってなかなか暇がないでしょうし、ここは私が」

あずさ「小鳥さんはプロデューサーさんの分も事務仕事が増えるから忙しいと思いますので、ここは私が~」

小鳥・あずさ「………うふふふふふふ、いえいえ私が~」

律子「あー、はいはいわかったわかった!とりあえず今は仕事仕事!」

律子「小鳥さんはそこの書類の山!あずささんは伊織と亜美連れて収録!場所は伊織が知ってます!」

律子「他のみんなも!虎視眈々と機会を探らないで今は仕事!はい!」パンパン

「「「!?行ってきまーす!!」」

律子「まったく…プロデューサーが動けなくても仕事は待ってくれないんだから」

P「…すまないな律子」

律子「…この借りは10倍返しですからね」

P「…焼肉でいい?」

律子「食べ放題じゃない店なら」

小鳥「(なんだかんだで一番美味しいポジションですね、律子さん)」

律子「なにかいいました?」

小鳥「なんでもないですピヨ」

P「じゃあ俺も仕事を…って何をすれば?」

律子「まぁ基本電話番で、メモは…私が取りますから」

P「まぁ、それくらいしかできないよな、うん」

pipipipipipipi

P「おっとさっそく、はい!765プロダクションでございます!」

律子「…私もメモメモっと」

小鳥「で、電話なら私が~」

律子「アマゾン、惚れ薬」

小鳥「!?」

律子「会社のPCで通販…ねぇ…」

小鳥「あ、あわわわわわわ」

律子「古い目薬…あの引き出しなんて付箋くらいしかなかったはずだけどなぁ…」

小鳥「書類仕事楽しいです!それしかしたくありません!!」

律子「あら、そうですか、頑張ってくださいね♪」

P「そうなんですよー、ちょっと目が…あはは」

P「ふぅ、律子ー、電話終わったよ」

律子「そうですか、じゃあ内容をお願いします」

P「えっと、○×TVのディレクターさんからなんだけど」

律子「はい」

P「今度の収録で集合場所が変更に…」

律子「それで、どこですか?」

P「あ、あの律子」

律子「なんです?」

P「…その、なんだか近くないか?」

律子「…そんなことないですけど?目が見えないのによく判断できますね」

P「け、気配というか…そんな感じがしただけで」

律子「ほら、早く内容!時間は有限なんですからね」

P「そ、そうだな、集合場所は当日現地で」

律子「…」スススッ

P「それから時間も朝の九時じゃなくて10時に」

律子「はいはい…なるほどなるほど」

P「(や、やっぱり近くないかな?)」

小鳥「(近いですよ!肩ぶつかりそうじゃないですか)」

律子「………」スンスン

P「!?律子?」

律子「なんですか?」

P「…な、なんでもないです」

pipipipipipi

P「あ、また電話」

小鳥「はい!765プロダクション美人事務員音無小鳥でございます!」

律子「…ふぅ、満足満足」

律子「(3日もあるんだもの、どうせ目は見えないんだから…確実にいきましょう)」

律子「じゃあ、私も自分の仕事をしますね」

P「お、おう………なんだろう、すごく疲れた…」

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