京子「ぶっちゃけ同棲愛って無いよねー」結衣「!」(224)

結衣「そ、そうだよな…あはは…」シュン

京子「だよねー!」

京子「……」

京子「(…そっかぁ、結衣は同性愛はダメな子かぁ…)」シュン…


そういうすれ違いを期待

結衣「で、でもほら、京子だって私と一緒に寝たりしてるじゃないか」アセアセ

京子「それは友達だからだろー?友達と寝るのは変じゃないでしょ」
京子「それともなんだ、結衣は私と寝る時変な事考えてたのかー?」ニヤニヤ

結衣「…っ!」ドキッ

京子「いやー結衣のへんたーい!けだものー!」ケラケラ
京子「もう一緒になんて寝られないわー」ヘラヘラ

結衣(……冗談…これは京子なりの冗談だ……)

京子「でも、結衣にだったら……いいよ……?」

結衣「…!」

京子「みたいな感じかなーユリの世界は!うわーこそばゆいっ!」ヘラヘラ

結衣「……そうだよ」

京子「?何か言ったー?結衣ー?」

結衣「変な事……考えてたよっ!」ガバッ

京子「わ……ちょ、結衣……!?」

京子「お、結衣が珍しく私のギャグに乗ってくれた」

結衣「……っ」

京子「うひゃー おーかーさーれーるー」キャッキャッ

結衣「……」

京子「あ、なんかあれ思い出すな。いつだったかちなつちゃんがあかりに覆いかぶさっててさー」
京子「結局キスの練習とか言ってたけど、女同士でやるかねフツー」ヘラヘラ

結衣「……私もだよ」

京子「…お?」

結衣「私も京子に、そういう事したいんだよっ!」ギリギリ

京子「そっか、そう言う設定だった。自分からフって忘れてた」
京子「折角乗ってくれたのにごめんごめ……結衣、ちょい、手が痛……」

結衣「小さい時から!京子の事が好きでっ!」
結衣「前は、幼馴染で親友だから好きなんだと思ってたけど…」

京子「お、おぉ……」

結衣「いつからか、キス、とか、そういう事もしたくなってて…」ワナワナ
結衣「自分の中で、ごまかしきれなくなって…!!」ハァハァ

京子「い、やぁ……なんか凝った設定だなー…」ハハハ
京子「ノリの悪い結衣にしちゃ、ナイス……」ハハ…

結衣「……」グイッ

京子「え、ちょっ…!……んむっ…!?」

確かに二次元の百合は好物でも京子自身は普通に男が好きそうなイメージはある
なぜだ

京子「~~!!」バタバタ

結衣「……っはぁ……」ハァハァ

京子「……っ…ぷは…っ…結、衣……」

結衣「…なぁ、いいだろ京子、好きなんだよ……」

京子「結衣、な、に…考えて……」ワナワナ

結衣「まだ分からないのかよ。本気なんだって。本当に京子の事が好きなんだ」

京子「…!」ゾワッ
京子「ちょ、離してよ結衣っ…!!」

結衣「幼馴染じゃないか…風呂まで一緒に入っただろ…」ハァハァ
結衣「京子の体の事は私が一番知ってるんだ…」ハァハァ

京子「……やめ、ろってぇ……」ポロポロ

なんか結衣がしょぼいレイプものの男優みたいになってしまう
誰かバトンタッチ頼む

>>39
京子ノンケじゃないか
>>7の雰囲気で軌道修正しよう
それはそれで良い感じだけど

>>43
俺の中では京子のノンケ指数が高いんだよね
>>30的な

結衣「なぁ、京子ぉ……」

京子「……」
京子「……ごめん」

結衣「…!!」
結衣「なんで……なんで謝るんだよ京子…」

京子「……」
京子「…結衣の気持ちに気づけなくて、ごめん。変な話題フって、ごめん」

京子「……気持ち、応えられなくて、ごめん」

結衣「……」ワナワナ

京子「……さっきのは、なかった事にするから…今日は……」

結衣「……いやだ」ワナワナ

京子「…?」

結衣「……私は京子が好きなんだ!好きなんだよっ!」

京子「そ、それは私も結衣好きだけどさ、こう言うのは、なんていうか無理なんだよっ!」

結衣「京子…っ!!」グイッ

京子「んっ!」
京子「~~!!」

~~~
あかり「ていう紙芝居を作ってみたよ!」

京子「ヒドすぎるだろっ!!」

ちなつ「私を出して!京子先輩じゃなくて私をっ!」

あかり「ちなつちゃん、目が怖い…」

結衣「…ていうか私、レイパー……」ドンヨリ

ちなつ「あ、結衣先輩になら私、されてもいいですっ!」

京子「そりゃちなつちゃん、するほうだもんね……」

ちなつ「そっ、それはぁ!」

結衣(私ってそういうイメージなのか……)
おしまい

【後日】

京子「いやー、あかりの紙芝居には参った……」

結衣「まーな…」ハハハ

京子(うぅ…なんであかりあんなものを……)
京子(いや、しかしこれで聞きやすくなったかもしれない…っ!)

京子「な、なぁ結衣っ!?」

結衣「ん?」

京子「あの、結衣的には、ああいうの (女同士の恋愛) って、ど、どう思う……?」

結衣「えっ?あ、ああいうの(レイパー)はいかんと思うぞっ!?絶対ダメだ!」

京子「そそそ、そう?だよねっ!?やっぱ」

結衣「あぁ、許されないことだ」

京子「だ、だよねー、気持ち悪いよねー」
京子(そうかぁ…結衣は同性愛ダメな人か…)

的な所から>>7へ向かってくれる人募集

―そして放課後

京子「とぅいなちゅぅー!」

ちなつ「ちょっとやめてください!」

京子「愛してるぞちなちゅー!」

ちなつ「今日はいつにも増してしつこいですね!」

結衣「京子、それぐらいにしとけよ」

京子「今日の私は高ぶっている」ドヤァッ

結衣「はいはい」

京子「あぁ私とちなつちゃんの愛が結衣によって引き裂かれるー!」

ちなつ「はぁぁん、結衣せんぱぁぁぁい!」

結衣「なんで二人ともそんなテンション高いんだよ……」

あかり(……)

あかり(ねぇ、結衣ちゃん、ちょっといい?)ボソボソ

結衣(あ、あかり居たんだ)

あかり(ふぇぇ……リミッターを外させてもらうよぉ……)

結衣(空気王……)

――

結衣「で、どうしたの?」

あかり「いやーその、前の紙芝居はごめんね!」

結衣「ん?」

あかり「気にしてるかなって」

結衣「あぁ、別に良いよ。 それにほら、私に押しが足りないのは事実だし」

あかり「ありがとー。 後、今日の京子ちゃんちょっと変じゃない?」

結衣「無駄にテンション高いように思うけど、台風来てるからじゃないかな」

あかり「あぁー。 京子ちゃんって台風だと気分乗りそうだもんね!」

結衣「うん。 今日は早い目に切り上げようか」

―帰り道

京子「うおー雲はええー! 風つえー!」

結衣「ちょっとは落ち着けよ」

京子「だってこう、台風って、こう! 台風じゃん!」

結衣「わからん」

京子「明日は休みになるかなー」

結衣「台風って期待通りにはいかないからなぁ」

京子「ちょっと川の様子見てくる!」

結衣「おい馬鹿やめろ」

京子「大丈夫だってー」

結衣「そういう慢心が命取りになるんだぞ」

京子「平気平気。 おぉー、思ったより水が増えうわっ」ズルッ

結衣「京子!」

結衣「だから言ったんだよ……」

京子「お、おぉ……」

結衣「はぁ、制服がどろどろだ」

京子「……」

結衣「京子? 大丈夫……?」

京子「だ、大丈夫! 台風めなかなかやりおるわ!」

結衣「はぁ。 ベタベタだしうちでシャワー浴びてきなよ」

京子「それはおおきに!」

結衣「なぜ関西弁……。 ほら、立って」

京子「お気遣い感謝します!」

結衣「はいはい」

京子「うわー、思ったよりドロが……」パタパタ

結衣(……)

――

あかり「結衣ちゃんは押しが弱いから!」

――

結衣「京子」

京子「ん?」

結衣「手。 その、さっきの結構怖かったんだろ?」

京子「結衣……」

――

結衣「同性愛とかないわー」

――

京子「だ、大丈夫だよ! それより結衣も酷い事なってるし早く行こう!」

結衣「……あ、あぁ。 うん、行こうか」

―結衣ハウス

京子「ここがあの女のハウスね!」

結衣「誰だよ」
 (それにしてもさっきの反応は……。 もしかして京子ってノーマルなのか?
  いや、私と京子が両想いなのは間違いないはず……)

京子「それじゃ、おじゃましまー」

結衣「ちょっとまって、このままだと泥が上がるから」
 (空気にまで心配されてるのはなんだか嫌だし、ここはもっと押してみるか)

京子「ふむ……なかなかの慧眼ですな結衣ロック・ホームズ君!
 君ならこの謎にどういう回答を」

結衣「脱いで」

京子「え?」

結衣「脱いで丸めたら大丈夫だと思うし」

京子「ゆ、結衣が壊れた……」

ちょっと遅くなる

結衣「わ、私も脱ぐから!」

京子「ゆ、結衣……」
 (みらくるんもびっくりな超展開じゃん!? どういうことなんだってばよ……。
  結衣が私の裸を見たがって……!?)

結衣「……」ゴソゴソ

京子「ちょ」
 (脱ぎ始めたぁ―z_! お、落ち着くのよ歳納京子。
  大丈夫、結衣は本当に泥を気にしてるだけ……)

結衣「……」チラッ

京子「ぬ、脱ぐよ……」

結衣「わ、悪いな……」

京子(あの時の否定はなんだったんだろ。 照れ隠しとか……?
 うーん、でも全力で否定してたようなきがするんだけど)ゴソゴソ

結衣「ちょ、京子」

京子「へ?」

結衣「う、上だけでいいよ……」

京子「Oh……」
 (そうかぁー! 普通に全部脱ごうとしてしまった。
  やっぱり泥気にしてるだけじゃん。 私って何なの……)

結衣「う、上だけでいいよ」
 (駄目だ。 やっぱりこんな、玄関で服を脱ぐなんてアブノーマル無茶だ!)

京子「Oh……」

結衣「ごめん説明不足で」

京子「いやー結衣が露出に目覚めたのかと思ってびっくりしたよー!」

結衣「ばっ、馬鹿!」

京子「その反応まさかぁー?」

結衣「んなわけあるか!」ボカッ

京子「ぐはぁー!」

結衣(しかし、これじゃまた   にヘタレって言われてしまう。
 それは私の沽券に関わる……。 女は度胸、浴室で仕掛ける!)

京子「脱げたー! 結衣ーラムレーズンあるー?」

結衣「こんな状態でラムレーズン食ったら風邪引くぞ。
 湯張って、ココア作って持ってくから、先に居間で着替えててくれ」

京子「おう!」

京子「着替え着替えーっと」
 (はっ、そういえば私の服やら下着やら一式結衣んちにあるじゃん。

  これって、ど、同棲……みたいな……。

  ぶっちゃけ同棲愛ってないよねー。

  それを言うなら同性愛だろってやかましいのは私だ!

  結衣本当は嫌なんじゃ……。 でもこれ、アイロンまでかけてあるし……。

  結衣の本心がわかんないよ……)

京子「ま、とりあえず着替えよう」ゴソゴソ

結衣「京子ーココア切れてたからホットミルクでも……」ガチャッ

京子「……」

結衣「あ、ごめ……」

京子「やーん、結衣ったら私の着替え覗くなんて破廉恥さん!」キャピッ

バタン

京子「ゆ、結衣ーっ!」

結衣「京子・・・あのさぁ…うちラムレーズンあるだけどよってく?」

結衣「ぁ、ココア無くなってる。 うーん」

ゴトゴト

結衣「ん、もう京子着替え終わったかな」

ガチャッ

結衣「京子ー」

京子「Oh」

結衣「あ、ごめ」

京子「やーん、結衣ったら」

バタン

結衣「……」
 (今更下着姿に緊張することないだろ……! 変に意識してるせいか凄く恥ずかしいな……。

  もうホットミルクでいいや。 ふ、深い意味はない。 ないよ!

  京子の調子も戻ってきたみたいだし、風呂場で決める……!)

京子「牛乳うめー!」

結衣「それはよかった」

京子「きっと愛情込めて育てられた牛から搾り取られて」

結衣「搾り取られて?」

京子「乳牛はまるでチュパカブラに生き血を吸われたかのように干からびたんだよ!」

結衣「牛乳の話じゃなかったのか」

京子「結衣の作るホットミルクってさー」

結衣「ん?」

京子「砂糖の量が私の好みぴったりなんだよねー。 褒めてつかわす!」

結衣「ははーありがたき御言葉ー」(棒読)

京子「一生私にホットミルクを作る事を許可しようはっはっはー」

結衣「はいはい」

京子(しまったー! 凄いいつも通りに言っちゃったけど、今のは大丈夫だったかな?)

結衣(遠回しなプロポーズだなんて。 もしかして私を試してるのか……!?)

京子「同性愛ってさ、ぶっちゃけ異性に相手されない女の逃げ道だよねwww」
京子「普通に考えて、女の子同士の恋愛とか気持ち悪いしwww」
京子「正直、友達にそんな趣味の奴がいたら、距離置くわwww」
京子「よく二次元では描写されてるけど、あれは二次元だからこそいいのであって」
京子「リアルでされるとマジドンビキだわ~」ケラケララケラ
京子「結衣もそう思うよねー?」

結衣「…」ワナワナ

ピピピピッ

結衣「お、お風呂沸いたね」

京子「お先に」

結衣「ほら、入るぞ」

京子「へぇっ!?」

結衣「お互いベタベタだったし、ま、まぁ、ちょっと狭いけど」
 (攻めろ船見結衣……! 今日から私が攻めに!)

京子「お、おぉ! 結衣がそう言うなら背中流してあげてもいいんだからねっ」
 (これはフラグにしか見えないけど結衣の優しさが滲み溢れた結果なんだ、それだけなんだ)

結衣「ツンデレか」

京子「結衣、絶対に離さないから……ふふふ」

結衣「ヤンデレか」

京子「Oh Yes!」

結衣「欧米か!」

京子「以上、キョッピー&ユッピーでしたー」

>>118
結衣「なぁ京子……」

京子「んー?」

結衣「私達って二次元なんだけど」

京子「へっ?」

結衣「だから…良いよな?」

京子(結局一緒に入ることになってしまったわけだが)

結衣「……」ゴソゴソ

京子「結衣って案外あなどれないよね」

結衣「京子もそのうち成長するよ」

京子「私が揉んであげたおかげかなー?」

結衣「そんな覚えはない」

京子「またまたー」

結衣「ほら、脱がないのなら脱がせるぞ」

京子「結衣ったら大胆」

結衣「……」ゴゴゴ

京子「……」ドドド

結衣「冗談だよ」

京子(ちょっと期待したのに)

結衣(やっぱり私ヘタレなのか……)

京子「大浴場ー!」

結衣「皮肉か?」

京子「皆で温泉行った時のこと思い出すねぇ」

結衣「あれは楽しかったなー。 また行きたいね」

京子「そだねー。 結衣さんや、今回こそ体をあらいっこしませんかね」

結衣「しょうがないな」

京子「ほい、キレイにしとくれよ」

結衣「私が先に洗うのか」

京子「こまけぇことは気にすんな!」

結衣「はぁ……」

>>126
みんな見た目が大人っぽいというか老けすぎというかブサイクというか

結衣(京子の背中……)

京子(結衣ってホント、どうなんだろ……)

結衣(京子は細いなぁ……)

京子(友達同士でお風呂はいるとか、普通?)

結衣(髪も綺麗だし、どのシャンプー使ってるんだろ)

京子(温泉も行ったし、アリなのかなぁ)

結衣(前は貧相だけど、古谷さんみたいな京子は、ないな……)

京子(そう、普通、普通だよ! 緊張する必要はない!)

結衣(京子ぺろぺろ……)

京子(いや、今はそれよりも)

結衣(はっ、私は何を……。 にしても)

二人(どうしようこの沈黙)

>>138
少年よ…これが三次元だ…ターンエンド

京子「ゆ、結衣!」

結衣「ど、どうした!」

京子「次は私があらってしんぜよう」

結衣「おぉ、頼む」

京子「結衣の背中ぺろぺろ」

結衣「おいこら」

京子「いいじゃん綺麗だしー」

結衣「きょ、京子のほうが綺麗だし……」

京子「へ? そんなことないと思うけどー」

結衣「それもそうかな」

京子「ちょ。 背中が綺麗な女の子っていいよね!」

結衣「おっさんかお前は」

京子「ぐぇっへっへ、結衣ちゃんいい体してるねぇ」

結衣「さっさと洗え」

京子「はーい」

京子「いい湯だったー!」

結衣(結局何もできず終わってしまった)

京子「ラムレーズン!」

結衣「冷凍庫」

京子「さすが結衣様!」

~~♪

結衣「おっと。 もしもし。 うん。 京子ならうちに居るよ。 うん、帰り道にこけちゃって。
 わかったー。 はい、はい、それじゃ」

京子「電話ー?」

結衣「もう風強いし雨も降ってきたから泊まらせろって」

京子「最初から帰るつもりはなかった」ドヤッ

結衣「そうか……」

京子「台風の夜に独りきりなんて結衣泣いちゃうもんね!」

結衣「それは京子だろ」

京子「昔のことは忘れました」

結衣「……」

結衣「電気消すぞー」プツン

京子「返事を待たずに消した!?」

結衣「あー停電だよこれ……」

京子「こんな状況になるなら、もっと早く学校終わってくれた良かったのにねぇー」

結衣「普段しょぼいから油断してたんじゃないかな」

京子「いや、きっと校長が悪の組織に捉えられて現場の判断が」

結衣「ねーよ」

京子「……」

結衣「……」

京子「ねぇ、結衣。 手繋いでいい?」

結衣「あ、あぁ」

京子「ぇへへ」

結衣「何だよ」

京子「デレ期?」

結衣「馬鹿……」

少しあく。 30分ぐらい

京子(やっぱり、結衣は……)

結衣(むしろ京子が尋常じゃないデレ期だよ。 萌え萌えだよ……)

京子「実は私ってさ、ラムレーズン食べ過ぎて常に酔ってるんだよね!」

結衣「は?」

京子「その酔ってる勢いで聞くけど」

結衣「うん」

京子「結衣って、女の子同士の恋とか、そういうのは、ダメなんだよね?」

結衣「え?」

京子「昼間言ってたけど、あり得ないんでしょ?」

結衣「昼間って、あれはレイパーがダメって話じゃなかったのか?」

京子「え?」

結衣「え?」

京子「あ、ありのまま今起こったことを」

結衣「やけにテンション高かったり、変にそわそわしてたのはそういうことか」

京子「で、その、どうなの?」

結衣(これはチャンス。 いや、ここで行かなきゃいつ行くんだ私!)

京子「女の子同士の、その……」

結衣「私は、京子が好きだよ」

京子「えっ、結衣」

結衣「性別とか、関係ないよ。 私は京子が好きだ」

京子「そうなんだ。 ぇへへ、良かった」

結衣「京子っ」ガバッ

京子「結衣、私も好きだよ……!」

グシャァ!

あかり「ちょ、ちなつちゃん」

ちなつ「はっ。 ついいたたまれなくなって……」

結衣「いいんだよ、ちなつちゃん……」

京子「というわけで、この紙芝居通り、私と結衣は付き合う事になった!
 つまり結衣はちなつちゃんの物にはならない!」

ちなつ「困ります!」

結衣「ちょ……」

京子「でも結衣の変わりにあかりをあげるから!」

あかり「えぇーっ」

ちなつ「いりません!」

あかり「えぇーっ」

結衣「お前ら落ち着け!」

ちなつ「うぅ、私の結衣先輩が……」

結衣「ちなつちゃん……」

ちなつ「京子先輩! 結衣先輩を泣かせたりなんかしたら、絶対に許しませんからねーっ!」ダッ

あかり「ち、ちなつちゃーん!?」

京子「人は失恋を経て成長するのだよ……」ドヤァッ

結衣「はぁ…‥」

あかり「あかり、ちなつちゃん追いかけてくるね」

京子「あかり、無茶しやがって……」

あかり「えぇー……」

結衣「あかり」

あかり「ふぇ?」

結衣「ありがとう」

あかり「ぇへへ、あかりはなんにもしてないよ! ちなつちゃんまってー!」

あかり(うん……。 やっぱり結衣ちゃんは、京子ちゃんと一緒になるべきだったんだよ。

 あかりの大好きな人。

 笑顔がすごく素敵で。 でも、その笑顔を向けるのはいつも京子ちゃんで。

 京子ちゃん以外には絶対に見せない、向けない。

 そう気づいた時凄く悲しかったけど、あかり中学に入って、娯楽部に入ってわかったんだ。

 あかりが好きな結衣ちゃんは、京子ちゃんと一緒にいる時の結衣ちゃんで

 あの笑顔をあかりだけの物にしたいわけじゃないって。

 だから……)

ちなつ「向日葵ちゃん! 藁人形持ってない!? 藁そのものでもいいから!」

向日葵「はぁ!?」

あかり「ち、ちなつちゃーん!」

ちなつ「ちょ、あかりちゃん。 まさか密室に先輩達をふたりきりに!? なんてことを!」

櫻子「わけがわからないよ」

あかり「色々あってねー、あはは……」

――娯楽部室

京子「二人とも行っちゃったねぇ」

結衣「あかりが無事だといいけど」

京子「ちなつちゃんもさすがにあかりにあたったりはしないよぉ」

結衣「京子の藁人形でも作ってそうだ」

京子「怖……」

結衣「……」

京子「……す、する……?」

結衣「お、おぉ……」

京子「じゃあ、目を閉じて……」

結衣「ん……」

綾乃「としのーきょーこー!!!」バーン!

京子「……」

結衣「……」

千歳「あらあらまぁまぁ」

――2週間後

赤座あかりです。 あれから2週間が経ちました。

生徒会副会長が登校拒否をしたりしましたが、概ねいつも通りの生活です。

ちなつちゃんは千鶴先輩を追い掛け回すようになりました。

クールな子に弱いみたいです。

結衣ちゃんと京子ちゃんはお花畑すぎて、

娯楽部が園芸部と呼ばれ始めました。

私は相変わらず空気です。

最近は茶道部室へいっても誰も来ない日が多いです。

誰もいないとやることも無いので部活日誌をつけ始めた次第です。

今日は誰か来るといいな。
                            XX年9月21日15時50分

誰も来なかった。
                               17時15分追記

おわり

やっぱあか結とかあか京は微妙だな

>>200
あか結いいと思うんだけどなぁ

あかり「どうして誰も来なくなったのかな…どうして…」
あかり「京子ちゃんがいれば…でもここには京子ちゃんはいない…」
あかり「そうか…それなら私自身が歳納京子になればいい!」

京子「ヨカッタ、ユイモワタシノコトスキナンダ
ダケドミンナニシラレタラキラワレチャウカナ?」
結衣「ほら、一緒にいってやるからその代わりちょっと貸してくれないか?必ず出る台があるんだよ」
京子「ゴメンナサイゴメンナサイモウモッテナイノチトセノオカネモゼンブツカッタジャナイカ」イエキ


こうならなくてよかった

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