櫻子「眠れない夜」(159)

櫻子『キミのせいだよーぉおー♪』

向日葵「濡れ衣ですわ」

櫻子『さっき別れーぇたーはずだあったのにー♪』

向日葵「櫻子の宿題に付き合わされたせいでね」

櫻子『みみたぶがーぁふぉうゆー♪ 燃えているーぅふぉうゆー♪』

向日葵「ごめんなさい、ちょっとなに言ってるのかわかりませんわ」

櫻子『やったー、やった、やったよー♪』

向日葵「……」

櫻子『おーぉおおー♪』

向日葵「……」

櫻子『向日葵んち行っていい?』

向日葵「死ね」ガチャッ

ツー ツー ツー

おそらく>>1の仕業だと思われるスレ

櫻子「向日葵! 勝負だ勝負ー!」2011/08/25(木) 22:25:39.14

櫻子「向日葵! いざ尋常に勝負ー!」2011/09/01(木) 22:08:30.28

向日葵「櫻子のバカ!」櫻子「なんだとー!?」2011/09/06(火) 00:42:10.21

櫻子「向日葵のアホー!」向日葵「なんですって!?」2011/09/07(水) 00:45:01.86

櫻子「あかりちゃん大好き!」あかり「えへへ///」2011/09/08(木) 00:44:41.38

櫻子「向日葵! 勝負だ勝負だ勝負しろー!」2011/09/08(木) 22:14:48.04
櫻子「向日葵! 勝負だ勝負だ勝負しろー!」 - SSまとめ速報
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向日葵「吉川さん、人生相談がありますの」ちなつ「人生相談?」2011/09/11(日) 00:48:58.72
向日葵「吉川さん、人生相談がありますの」ちなつ「人生相談?」 - SSまとめ速報
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櫻子「助けて船見先輩!」結衣「えっ?」2011/09/12(月) 00:42:54.77
櫻子「助けて船見先輩!」結衣「えっ?」 - SSまとめ速報
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向日葵「櫻子が浮気してますの……」京子「なんと」 2011/09/13(火) 00:40:46.30

prrrr prrrr prrガチャ

向日葵「もし――」

櫻子『死ねとはなんじゃー!!!』ガー

向日葵「」キーン

櫻子『いーじゃんか別に部屋に行くくらい!!』ガー

向日葵「ちょ、静かになさい! 今何時だと思ってますの?」

櫻子『12時……50分? だいじょぶだいじょぶ、うちの家族って寝たらめったなことじゃ起きやしないから』

向日葵「ええ……あなたも含めて、ね。それに巻き込まれて何度遅刻しかけたことか……」

櫻子『ねーいいでしょー? 暇なんだよー』

向日葵「知ったこっちゃないですわよ。ていうか、私これから寝るところですし」

櫻子『そんなつれないこと言うなよ暇わり!』

向日葵「暇わり言うな」

櫻子『もー、行くったら行くから! じゃあね、切るよ!』ガチャッ

向日葵「あ、ちょっ!?」ツー ツー ツー

向日葵「……はぁあ……」

向日葵「櫻子が浮気してますの……」京子「てやんでい」2011/09/14(水) 00:43:29.34
向日葵「櫻子が浮気してますの……」京子「てやんでい」 - SSまとめ速報
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櫻子「次期生徒会福会長、大室櫻子は改造人であーる!」2011/09/15(木) 00:40:58.72

櫻子「向日葵なに見てんの?」向日葵「アルバムですわ」2011/09/16(金) 00:40:51.66
櫻子「向日葵なに見てんの?」向日葵「アルバムですわ」 - SSまとめ速報
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櫻子「風邪ひいたー……」向日葵「!?」2011/09/17(土) 00:40:40.24
櫻子「風邪ひいたー……」向日葵「!?」 - SSまとめ速報
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向日葵「交換日記しましょう」櫻子「えー」2011/09/18(日) 00:40:21.30
向日葵「交換日記しましょう」櫻子「えー」 - SSまとめ速報
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綾乃「古谷さん、大室さん、そこに座りなさい」2011/09/19(月) 00:40:28.30
綾乃「古谷さん、大室さん、そこに座りなさい」 - SSまとめ速報
(http://logsoku.com/thread/hibari.2ch.net/news4vip/1316360428/)

櫻子「見て見て向日葵、すっごいの拾った!」2011/09/20(火) 00:40:17.63

prrrr prrrr prrrr...ガチャ

向日葵「……もしもし」

櫻子『あけれー』

向日葵「……」スクッ

スタスタスタスタ

ガチャッ ガラッ

櫻子『ロミオ参上」キリッ

向日葵「……ジュリエットの手引きで玄関から入るとか、ずいぶんと甲斐性なしなロミオですのね」

櫻子「うっさいなー。別に言ってみただけだし」ズカズカ

向日葵「ちょ……本当に遠慮とかないんですのねこの子」

櫻子「どこで遊ぶ? 向日葵の部屋?」

向日葵「とりあえずリビングに行きますわよ。そのテンションで楓も寝てる部屋には通せませんわ」

櫻子「おー」ズカズカ

向日葵「……はあ」

まだ疲れてねーよ

my first kiss歌っていたのかwww

日曜日、リストバンド交換まで並んでいる間に交換日記スレを見て時間を潰したけど、まさか櫻子が歌うとは

向日葵「ホットミルクでも飲みます?」

櫻子「飲む!」

向日葵「はいはい、じゃあ牛乳あたためますから」シュボッ

櫻子「ハチミツ入れるのを忘れんなよー」

向日葵「えらそうに……ていうか、本当なんで来たのよあなた」

櫻子「? だから眠れないんだってば」

向日葵「だったら自分の部屋でじっとしてなさいな……どうしてわざわざうちに来ましたの?」

櫻子「いや、私のカンなんだけどさ。今日は絶対なかなか眠くならないと思うんだよね。そういう時って向日葵にもない?」

向日葵「……まあ、言わんとすることぐらいは分かりますけど……」

櫻子「だから暇潰しに来てやったぞ、感謝しろ暇わり!」

向日葵「暇わり言うな」

櫻子「だって暇でしょ?」

向日葵「だから私は寝るって言ってるでしょうに……あなた本当に人の話を聞きませんのね……」ハァァァ

櫻子「ホットミルクまだー?」

向日葵「」イラッ

>>27
なんの曲かと思って検索してみたらカバーされてたのね
あんしんパパしか知らんかったから驚きだわ

ズズーッ

櫻子「ホットミルクうまい!」プハー

向日葵「ほっとしますわね……」ホッ

櫻子「お茶菓子ないの? クッキーとか」

向日葵「ないですし、あってもあげませんわ」

櫻子「なんでじゃ! イジメか!」

向日葵「夜中にお菓子たかりに来る方がよっぽどイジメですわよ!」

櫻子「ふしゅる~」ピューィ

向日葵「だから吹けてませんって」

向日葵「それに、こんな時間に甘いものなんて食べたらデブりますわよ」

櫻子「あっはっは、そんな向日葵じゃあるまいし大げさな」

向日葵「」

――しばらくお待ちください―― 

櫻子「ずびばぜん゛でじだ」ボロッ

向日葵「まったく……」プンスコ

櫻子「あーあったまったー」キュップイ

向日葵「飲み干しましたわね?」

櫻子「うん」

向日葵「よし、帰りなさい」クイッ

櫻子「いや帰らねーし!?」ガーン

向日葵「ゴーホームクイックリー」クイック

櫻子「カタカナ使えば頭いいと思ってんなよこのOPPAI!」キシャー

向日葵「勘弁してよ……もう1時半ですのよ……」ゲンナリ

櫻子「えー? まだまだ余裕だってー。私ぜんぜん眠くないもん」シュババババ

向日葵「私は結構眠いんですの! だいたい明日も学校がありますのよ!?」

櫻子「学校で寝ればよくね?」

向日葵「よくねえ!! 櫻子と違って私は優等生で通ってますの!」

櫻子「なにをぅ!? 私だって、ほらー、あのー、あれ、そう! 貧乏学生で通ってるっつの!」

向日葵「……品行方正?」

櫻子「そうそれ」

櫻子「とーにーかーくー。私は眠くないの。でもひとりじゃやっぱりつまんないの。だから向日葵を遊び相手に選んでやったの。おーけー?」

向日葵「殴ってもいいですか?」グッ

櫻子「なぜだ!?」

向日葵「本気でそう言ってるなら、ますます殴らざるをえませんわね」ググッ

櫻子「ちょ、振りかぶんな! タンマタンマ向日葵ー!」ワタタ

向日葵「……」スッ

櫻子「」ホッ

向日葵「で……こんな時間に遊ぶって、いったいなにをするつもりですの?」

櫻子「特に考えてない!」エヘン

向日葵「イバんなですわ!」クワッ

櫻子「まあ時間はたっぷりあるんだし、のんびり考えよよーよ」

向日葵「いや、ですから私はもう眠いって……」

櫻子「テレビでも見よっか」ピッ

向日葵「聞きなさい」

ザー

櫻子「砂嵐だ」ピッ

イマナラナント、コノミニゴリラヲ!

櫻子「通販だ」ピッ

ピローンピローンジャラジャラガヤガヤ

櫻子「パチンコ番組だ」ピッ

デモオタカインデショウ?

櫻子「別の通販だ」

ピッ ピッ ピッ ピッ ピッ

櫻子「……」

向日葵「……」

櫻子「うがーっ! なんにもやってなーい!?」

向日葵「田舎の深夜番組なんてこんなものですわ」

櫻子「むー。洋画でもやってればいい感じに時間潰せると思ったのになー」

向日葵「それは残念でしたわね……というか、洋画を途中から見たとして、話がわかりますの?」

櫻子「ぜんっぜん!」

向日葵「でしょうね……胸を張るのをやめなさい」

櫻子「なんか別の遊びを考えるしかないか……」ウムム

向日葵「騒がしすぎるのはダメですわよ」

櫻子「わーってるって。トランプとかどう?」

向日葵「ふたりでやって何か楽しいんですの?」

櫻子「ダメか。じゃあーえっとーうーーーんとー……」ウムムムムム

グゥ~キュルルルルル

櫻子「……」

向日葵「……」

櫻子「……お腹すいた!」

向日葵「自由人もたいがいになさいよあなた」

櫻子「あっ!」

向日葵「どうしたんですの?」

櫻子「カップめん! 今、すっごくカップめん食べたい!! 食べたーい!」

向日葵「はあ!?」

櫻子「ねえ、買い置きとかない?」

向日葵「ありますけど……正気ですの櫻子?」

櫻子「なにが?」

向日葵「今が何時だと思ってますの?」

櫻子「午前2時すぎ」

向日葵「一応分かってますのね……だったら、どうしてここでカップめんなんて選択肢が出てきますの? 本当にブタになりますわよ……!?」

櫻子「あっははは、だーからなんねーって。向日葵じゃあるま」

向日葵「」スッ

櫻子「」ビクッ

ガチャ

櫻子「うおー色々あるー♪ あっこれ新商品かな?」

向日葵「はあ……」

櫻子「ねー、向日葵はどれがいい?」

向日葵「ええ? どれでもいいですわよ……」

櫻子「よくねーし」

眠気のあまり途中送信しちまった

おお、みるみる眠気が引いていく!?

書き込み押そうとした瞬間、再起動を要求する窓が……飛び出してきて……

ガチャ

櫻子「うおー色々あるー♪ あっこれ新商品かな?」

向日葵「はあ……」

櫻子「ねー、向日葵はどれがいい?」

向日葵「ええ? どれでもいいですわよ……」

櫻子「よくねーし! 向日葵が嫌いなの選んだらダメじゃん」

向日葵「……どうしてですの?」

櫻子「え、向日葵も食べるでしょ? カップめん」

向日葵「食べませんわよ!?」

櫻子「食べないのかよ!? なんで!?」

向日葵「なんでもなにも、どうして私も食べる前提だったのかが不思議でたまりませんわ!」

櫻子「え~、じゃあどうすんのカップめん」

向日葵「ひとりで食べなさいよ……」

櫻子「全部はムリ」

向日葵「」イラッッッ

櫻子「ねー、食べよーよー。半分食べてよー」

向日葵「お・こ・と・わ・り・ですわっ! 食べ切れないなら諦めなさい!」

櫻子「やだ! おなか空いてるって言ってんじゃんかー!」ムキー

向日葵「だったらムリしてでも食べれば?」

櫻子「それもやだー……今そんなに食べたらぜったいおなか痛くするって」

向日葵「そうなって寝込んだらグッスリ眠れるかもしれませんわね(笑)」

櫻子「笑ってんじゃねー!」

向日葵「だいたい、どうしてカップめんにこだわるんですの? もっと量の少ないものくらい、探せばあると思いますけど」

櫻子「いや、もう完全に頭もおなかもカップめんモードだから。カップめん食べないと死ぬから」

向日葵「餓えて死ね!!!」

櫻子「ひでー!?」

向日葵「あああ……こんな口論をしてる内にもう2……3!? もうすぐ3時ですの!?」

櫻子「3時だよ」コポポポポ

向日葵「さりげにお湯注いでんじゃねーですわよ!?」

櫻子「え、塩ラーメン好きじゃなかった?」

向日葵「大好きですけど!!」

櫻子「だったら問題ないじゃん」コポポポ

向日葵「問題山積みですわよ……ああああ、太る、今食べたら、ぜっっっっっったい太る……!」ワナワナ

櫻子「……」

櫻子「向日葵よ」

向日葵「なんですの……?」

櫻子「さっきからやたらカロリー的なものを気にしてるようだけど……」

向日葵「?」

櫻子「半分こすれば、カロリーも半分だ!!!」

向日葵「」

向日葵「!!!」

マジレスすると
さっき別れたばかりなのに

櫻子「塩ラーメンうめー!」ズゾゾ

向日葵「スープが沁みますわぁ……」ホゥ

櫻子「あ、コショウいる?」

向日葵「お願いしますわ。ちょっとだけでいいから」スッ

櫻子「ほーい」パッパッ

向日葵「ありがとう。やっぱり塩ラーメンには黒胡椒ですわね」ズゾー

櫻子「私たまにラー油いれるよ」ズズー

向日葵「へー」ズルズル

櫻子「うまーい」モッキュモッキュ

向日葵「おいしいですわー」ゴクゴク

>>70
ホンマや
なぜ間違えた……

まあ櫻子だからいいか……

向日葵「食っちまいましたわ……」ズーン

櫻子「うまかったー♪」キュップィ

向日葵「どうしましょう……明日の朝と、お昼を抜けばなんとか……?」ブツブツ

櫻子「ねー、そろそろ向日葵の部屋いかない?」

向日葵「あなたまだ帰りませんの?」

櫻子「帰んねーし」

向日葵「そこは帰っときなさいよ……もう半ば諦めてますけど……」

櫻子「ほらブツブツ言ってないで、とっとと行こうよれっつごー」グイグイ

向日葵「はぁ……」

ガチャリ

向日葵「いい? 楓も寝てるから静かにするんですのよ」

櫻子「へいへいへーい」

向日葵「考えられる限り最高に最悪な投げやりさですわ……」

櫻子「さっ、何する? カラオケ? プロレス? ダンレボ?」

向日葵「静かにする気がマイナス方面に振りきれてません!?」

櫻子「向日葵、しーっ」シーッ

向日葵「ぐっ……!」モゴ

櫻子「自分で言っといて大声あげるとか、ダメダメだなー向日葵」ヤレヤレ

向日葵「く、屈辱ですわ……!」

あ、おっぱいルーム引き戸だ

心の目でガラッにしといてくれ

櫻子「で、なにすんのってば」

向日葵「ああもう、こんな時間に遊ぶことなんて思いつきませんわよ。もう3時過ぎてますのよ?」

櫻子「こんなに起きてたの久しぶりかも」

向日葵「私だって……いつもは規則正しい生活を心がけてますのに……」

櫻子「貧乏学生?」

向日葵「品行方正」

櫻子「そうそれ」

向日葵「とりあえず、適当に喋って時間を潰せばいいんでしょう? じゃあ……ほら、こっち」チョイチョイ

櫻子「へ?」

向日葵「な、なにマヌケな顔してますの」

櫻子「だ、だって、そこって向日葵の隣……」

向日葵「し、仕方ないでしょう? 楓を起こしたら悪いですし、話すにしても小声じゃないと……だから、近くにいた方が、その……」

櫻子「……」

櫻子「じゃあ……お、おじゃまします」ポスン

向日葵「え、ええ……」

櫻子「……」

向日葵「……」

櫻子「……せめー」

向日葵「せめー、ですわね」

櫻子「……あ、暑くない?」

向日葵「あいにく、今夜は肌寒いくらいですから……」

櫻子「そうだった……」

向日葵「櫻子は……むしろ寒くありませんの?」

櫻子「う、うん。なんか、えらいポカポカする」

向日葵「ああ、そう……」

櫻子「……」

向日葵「……」

櫻子「あ、ま、マンガでも読もっかなー……」

向日葵「電気は点けられませんから、目を悪くしますわよ」

櫻子「ぐぬぬ……」

向日葵「……」

櫻子「……」

向日葵「ね、ねえ」

櫻子「……なに?」

向日葵「なにか喋りませんの? 時間を潰すんでしょう?」

櫻子「あー……お、お前がしゃべれっ」

向日葵「なんでよ……」

櫻子「……」

向日葵「……い、」

向日葵「今何時?」

櫻子「おしゃべりヘタクソ野郎!」ヒソッ

向日葵「うるさいわね!?」ヒソッ

櫻子「……」

向日葵「……」

向日葵「櫻子」

櫻子「な、なにっ?」

向日葵「いい加減、理由を教えてくださらない?」

櫻子「え?」

向日葵「理由ですわよ、理由。今日、こうやって夜中までうちに居着く理由」

櫻子「理由って……べ、べつに、なんも」

向日葵「なんもねーとは言わせねーですわよ。あなたとは不本意ながら長い付き合いですからね」

櫻子「う゛……」

向日葵「眠くねー! とか言ってメールや電話で絡んでくることはありましたけど、直接乗り込んでくるのパターンははじめてですし」

櫻子「うぅ……」

向日葵「ここまで付き合わされたんですから、いい加減に白状なさい」

櫻子「ぅう゛う~……」

向日葵「ほら、櫻子」

櫻子「……」

向日葵「……」

櫻子「……ゆめ」

向日葵「夢……ですの?」

櫻子「……」コクッ

向日葵「……まさか、中学生にもなって怖い夢を見て眠れなくなったなんて言わな」

櫻子「……」コクン

向日葵「Oops」

櫻子「でも」

向日葵「え?」

櫻子「でも、怖いのじゃ、ない」

向日葵「怖くなかったんですの? じゃあなんで……」

櫻子「怖くなかったけど、変で。変なのが……怖かった」

向日葵「……?」

櫻子「……夢の中で、目が覚めて……」

櫻子「歯みがいて……朝ごはん食べて……」

櫻子「学校行って、勉強して、給食食べて」

櫻子「授業が終わったら生徒会に行って」

櫻子「家に帰って晩ごはん食べて、お風呂はいって、眠った」

櫻子「そんな夢」

向日葵「……? あの、それのどこが変――」



櫻子「どこにも、向日葵がいなかった」キュッ

向日葵「!」

櫻子「……っ」ギュッ

向日葵「櫻子……」

櫻子「普通の1日なのに、向日葵がいないだけでちっとも普通じゃなくて」

櫻子「でもなにもおかしくないみたいに過ごしてる夢の中の私が、すごく変で」

櫻子「それが……怖かった、から……」

櫻子「……」

向日葵「……」

向日葵「――」フッ

向日葵「ばか、ですわね」

櫻子「っ」

向日葵「ほら、よくご覧なさい」

向日葵「私はここにいますから。どこにも行ったりしませんから」

向日葵「やせ我慢なんてしないで、ゆっくりおやすみなさい?」

櫻子「――っ」パァッ

>>100を書き込んだ時点では、
「マイドク~いかにしてマイケルはドクター・ハウエルと改造人間軍団に頭蓋骨病院で戦いを挑んだか~」
を見て怖くなったから、という理由にしようと本気で思ってたんだけど、どうやらこっちで正解だったようだ……あぶないところだったぜ

櫻子「すー……すー……」

向日葵「やれやれ……やっと寝つきましたわね」

向日葵「まったく、櫻子ったらいつまで経ってもお子様なんですから……」

向日葵「私がどこにもいない夢、なんて」

向日葵「本当、夢ぐらいでしかありえませんのに」

向日葵「ねえ、安心でも落胆でも勝手になさい」

向日葵「私とあなたは、たぶんずっと、ずーっと一緒ですから」

向日葵「……ね、さーちゃん」

櫻子「ん……ひま、ちゃ……」ムニャムニャ

向日葵「――」フッ

向日葵「……」

向日葵「さて、と」スクッ

~SOTO~

向日葵「ふんぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎ」

櫻子「ひまちゃーん……」ムニャムニャ

向日葵「くっ……人の背中で何を暢気に……!」

向日葵「いくら櫻子が軽くても、私の力じゃ、キツっ……!」

向日葵「でも、どうにか家まで送り返さないと……」

向日葵「……ふんぎぎぎぎぎぎぎぎぎ」

~ちっぱいルーム~

向日葵「よい、しょおっ……!」トスン

櫻子「すぴー」zzZ

向日葵「はあ……はあ……やっと着キマシタワー……」

櫻子「すやすや」zzZ

向日葵「まったく……どんだけ安眠してますの……」

櫻子「ぐーすか」zzZ

向日葵「ふぁ……あ、ダメですわ……櫻子のアホ面を見てたら、私まで……」クラッ

向日葵「こ、ここで寝てしまったら……! でも、もう……」フラフラ

向日葵「――」フラッ

向日葵「」ポスッ

~実質3時間後~

ガチャッ

撫子「櫻子ー、あんたいつまで寝……て……」ピタッ

櫻子「むにゃむ……ひまちゃあん……」zzZ

向日葵「さーちゃん……ふふっ……」zzZ

撫子「(なんでひま子が櫻子と一緒に寝てるんだろう……)」

撫子「……」

撫子「(見なかったことに……いや)」

撫子「(この場合は……こっちだな)」

撫子「ひま子、ひま子」ユサユサ

向日葵「ん……んぅ……?」モゾッ

撫子「おはよ」

向日葵「ぁ……なでしこさん……? おふぁようござひまふ……」

向日葵「」

向日葵「∵」

なんの脈絡もなく暴露するけど昼間、

櫻子「なんだこれ」

を立て逃げしたのは何を隠そうこの俺。あんな良スレになるなんて思ってなくてお父さん正直ビビった

俺だって、立て逃げしたい時くらい……ある

撫子「目さめた?」

向日葵「な、ななにゃ、にゃでしこしゃんっ!?」

撫子「人違いだなあ」

向日葵「あ、ぅあ、そ、その、あの、この、どっ……こ、これはその!

また間違えたよ!!!!!!!!!

撫子「目さめた?」

向日葵「な、ななにゃ、にゃでしこしゃんっ!?」

撫子「人違いだなあ」

向日葵「あ、ぅあ、そ、その、あの、この、どっ……こ、これはその! あのですね!?」

撫子「大丈夫」

向日葵「へぇ?」

撫子「わかってるから」

向日葵「な、撫子さぁん……!」ウルウル

撫子「ひま子……」

向日葵「撫子さんっ……!」キラキラ

撫子「ひま子」ポム

向日葵「撫子さん!」パァッ



撫子「まだ叔母さんって呼ばれたくないから、子供はもうちょっと我慢してね」

向日葵「ちがー!!?」

櫻子「むがー……うっさいぞーぅ……」モゾッ

向日葵「!!」

櫻子「あれぇ……なんでひま、わりがここにいんのー……?」ボヘー

向日葵「あ、さー……く、らこ。それはですね、あのっ……」アタフタ

撫子「実はー」

向日葵「いっ、言わないでくださいぃ!」ヒー

撫子「もごもご」フガフガ

櫻子「??? なに、なんでねーちゃんと仲良さそうにしてんの?」キョトン

向日葵「ぅ、う、うぅううぅぅぅ~~~!!!」



向日葵「櫻子のバカぁ!!!」ドゴォ

櫻子「だぶち!!!」グハッ


終わっちまえ。誤送信とか多くて面目なかった

終わりだし

なにか質問があれば受け付けます><とか言ってみたいけどいつも明け方に終わるから人いねーしっつー

あ、さくひまじゃなくてひまさくだよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!ネルシ

リバ可だけど俺のは基本ひまさくだし
このスレはとりあえずひまさくだし
せめて5時間は寝させろし……保守すんなし……

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