男「寝取られるのは嫌だけど、寝取りは良いよな」(235)

女友「はぁ?何言ってんだよ、急に」

男「だから俺は今からお前を寝取る」ガバッ

女友「いや、ちょっ……!な、何だよ、寝取るって、誰から……」

男「お前、野球部の先輩の事好きなんだろ?分かってるって」

女友「はぁっ!?ち、ちがっ、あれは話が合ったってだけで、別に……んっ!」

男「良いって良いって、あんな奴の事、忘れさせてあげるからさ」

女友「あんっ……んっ!ち、違うんだってぇ……」

女友「はっ、はっ……」ドロ…

男「おいおい、処女なのに途中から完全に喘いでたぞ?そんなに気持ち良かったのか?」

女友「そ、それはぁ……」

男「あ、そういえばゴムして無かったな。中に出しちゃったけど、大丈夫だよな?」

女友「う、うん、多分……」

男「そこは『い、嫌ぁ!』とか言うもんだろ、何で嬉しそうなんだよ」

女友「だって……」サスサス

男「じゃあ、帰るか」

女友「う、うん……」

男「これからはお前は俺の物だからな?もう先輩に話し掛けるんじゃないぞ?」

女友「……うんっ!」キュン

男(だから、何でそんなに嬉しそうなんだよ……。寝取り甲斐が無いぞ……)

男「他に寝取れそうな奴は……」

女「やっ!今帰り?」

男「ん、そうだけど」

女「じゃあ途中まで一緒に帰ろうよ!」

男「ああ、良いよ」

男(こいつは、……確か同じクラスの眼鏡と良く話してるな)

男(……よし)

男「そういえば最近、眼鏡とはどうなんだよ?」

女「え?どうって?」

男「いや、二人って仲良いじゃん?付き合ってんのかなーって」

女「へっ?付き合っ……?」

男「うん。付き合ってんじゃないの?」

女「なっ……!そ、そんなわけないじゃん!わ、私なんかが眼鏡くんなんかと……!」

男(これはいい反応)

ちょっと待った
すぐに戻る

一応0時過ぎるから酉

待たせてすまん

男「あー、そうなんだ?付き合ってないんだ?」

女「そうだよ!男くんったら、もぉ……」

男「でも好きなんだろ?眼鏡の事」

女「うっ……!ま、まあ……ね」

男「なるほどなー……。あ、そうだ!俺で良かったら手伝ってあげようか?」

女「へっ?て、手伝うって?」

男「女さんが眼鏡と上手く行くようにさ」

女「なっ!?い、いいよ別に、そんな……」ソワソワ

男「遠慮すんなよ、ちゃんと上手く行くようにやってあげるからさ!」

女「う、うぅ……」モジモジ

男「それにほら、男子の仲間が居た方が心強いだろ?眼鏡の好きな物とか聞き出せるしさ!」

女「そ、それもそうだね……」ソワソワ

男「だから、遠慮せずに俺に任せとけって!」

女「……」

男「な?」

女「……じ、じゃあ……。お願い、していい?」

男「ああ、勿論!」

男(よし、まずは第一段階ってとこかな)

男「じゃあ、連絡取りやすいようにメアド交換しようか」

女「うんっ!」

男(こいつは女友より寝取り甲斐が有りそうだ)

次の日

男(さて、しばらくはあいつに協力的に動かないとな……)

男「なあ眼鏡、ちょっと話があるんだけど、いいか?」

眼鏡「ん?ああ、構わないが」

男「お前、どんなタイプが好きなんだ?」

眼鏡「タイプ?それは水タイプとか炎タイプとか」

男「女子のタイプだよ!」

眼鏡「……ああ、女子か」

男「そうそう!んで、どんなタイプが好みなんだ?」

眼鏡「そうだな、個人的にはAKBの前……」

男(わ、わかんねぇ……)

女「え、AKB?」

男「の、何か……前田なんちゃらが好きらしいぞ」

女「……あー、何となく分かった。眼鏡くん、ああいうのが好みなんだ……」

男「……クラスの女子で来ると思ってたから、役に立てなくてごめんな?」

女「う、ううん!そんなことない、感謝してるよ!ありがとね?」

男「ああ、そう言って貰えると嬉しいよ」

女「じゃあ、次は好きな食べ物とか聞いてもらえないかな?」

男「ああ、良いよ」

女「えへへっ、お願いね!」

男(お安い御用だ)

男(つーか、何であいつは眼鏡なんて好きになったんだ?)

男(どっからどう見てもオタクって感じの奴なのに……)

女友「お、男!」

男「ん?ああ、女友か」

女友「お、お前、女と二人で何こそこそしてんだよ!?」

男「お前には関係ないだろ」

女友「か、関係あるだろ……。だってオレ、お、お前の彼女だし……」

男「えっ?彼女?」

女友「そ、そうだよ、昨日お前が言ってただろ!?オレは男の物だって……」

男「あー、言ったっけ」

女友「言ったっけ、って……な、何だよそれ……」

男(めんどくせぇ……)

屋上

男(何とか黙らせられたな……)ズルッ

女友「あぅ……」ドロッ

男「無理矢理しちゃってごめんな?別に、女さんとはそんな関係じゃないからさ」

女友「ほ、ほんと……?」

男「うん、だからそんなに疑わないでくれよ、な?」

女友「うん、わかった……」

男(まあ、また突っ掛かってきたらこうすればいいか)

女友「……男ぉ、好きぃ……」

放課後

男「今日だけで色々聞き出せたな」

女「凄いね、流石男くん!心強いよ、ありがとー!」

男「どういたしまして」

女「よーし、明日からお弁当作ってきてガンガンアタックしちゃおう!」

男「そういえばさ、女さんは何で眼鏡を好きになったんだ?」

女「へっ!?な、何で?」カァ…

男「何となく知りたくなってさ」

女「べ、別に大した理由じゃないよ?」

男「それでも良いから知りたいな、俺」

女「え、えー?ど、どうしよう……」

男「頼むよ」

男「へぇー、つまり日直だった時に、黒板を消すときに自分が届かない所の文字を消してくれたのか」

女「う、うん!あとね?プリント配るのを手伝ってくれたりとか、消しゴムを拾ってくれたりとか……」

男(案外普通だな)

女「それで気が付いたら……。す、好きになってて……」

男「へぇー、優しいんだな、あいつ」

女「うんっ!」

男(ていうか、眼鏡ってあまり行動的じゃないよな?なのに、こいつの時は……)

男(……何か、燃えてきたぞ)

次の日

女「め、眼鏡くん!ちょっといいかな?」

眼鏡「ん、何だ?」

男(おー、行った行った。さて、そろそろ寝取る準備も……)

女友「男!」

男(……またお前か)

女友「女から聞いたよ、お前女を手伝ってるんだって?」

男「……ああ、そうだけど」

男(こいつ、余計な事を……)

女友「その……、昨日は疑って本当に悪かったよ……」

男「いいよ、気にしてないからさ」ナデナデ

女友「男……」キュン

男(どうする?いっそ、勝手な事が出来ないように調教とか……)

男(こいつは俺にメロメロみたいだから、出来なくもないが……)

男(……いや、待てよ?むしろこいつを利用すれば、寝取り計画が進む可能性もあるな)

男「……クク」

女友「男?」

男「ああいや、何でもない」ナデナデ

女友「んん……」スリスリ

男(その為にはもっと……)

男「渡せた?」

女「うん、バッチリ!……あ、そうだ」

男「ん?」

女「男くん、はいこれ!」

男「ん?」

女「お弁当!余っちゃったから、良かったら食べて?」

男「良いのか?」

女「うん、色々してくれたお礼!」

男「じゃあ頂くよ、ありがとう」

女「いえいえ、こちらこそ!」

放課後

女「……」ズーン

男「ど、どうしたんだ?元気ないな」

女「……眼鏡くん、お弁当美味しくなかったって」

男「はっ?ま、マジで!?」

男(少なくとも俺は美味しいと思ったけどな……)

女「それで、味付けがどうだって、いっぱいダメ出しされちゃった……」

男(あいつ、何様だよ……)

女「……男くんも、お弁当美味しくなかった?」

男「へっ?いや、俺は美味しいと思ったよ」

女「……うっそだぁ」

男「ほ、本当だって!」

女「私、料理向いてないんだ……。張り切って、無理に作ろうとしなきゃ良かったなぁ……」

男「そんなことないって!向いてるよ、向きまくってるよ!」

女「嘘ばっかし……どうせ男くんも、まずくて食べられなくて残したんでしょ?」

男「いや、ちゃんと食ったって!ほら!」カパッ

女「そんな冗だ……あ、あれ?本当だ……」

男「だから言っただろ?」

女「ほ、本当に美味しかったの?」

男「ああ、最高だったよ」

女「そ、そんな大袈裟な……」

男「本当本当!今までこんなに美味い弁当食った事ないって!」

男(素直にそう思ったし)

女「ほ、誉め過ぎだよ!」

男「だから、もっと自信持てよ!な?」

女「そ、そんな事言われても……」

男「そんな弱気じゃダメだって!もっとこう、眼鏡をぎゃふんと言わせるくらいの弁当を作ってやるって感じにさ!」

女「……えへへ、そうだね!せっかく眼鏡くんもダメ出ししてくれたんだし……」

男「女さんは本当に料理上手いからさ、女さんならいけるって!」

女「う、うん!男くんにそう言われたら、やれそうな気がしてきたよ!私、もっと頑張るね!」

男(ちょっと予想外だったけど、まあ順調か?)

次の日

男(自信満々にあいつが作ってきた弁当だけど……)

男(しょっぱ過ぎるだろこれ!こんなのを眼鏡は頼んだのか!?)

男(こんなもん、食えっ……!い、いや、いかん……。ちゃんと食べないと、あいつを……)

モグモグ

男(……絶対身体に悪いな、これ……)

放課後

女「眼鏡くん、今日はちゃんと綺麗に食べてくれたよ!」

男「そ、そうか、良かったな……」

女「男くんは美味しかった?」

男「あ、ああ、美味しかったけど……」

女「けど?」

男「い、いや……ちょっとしょっぱかったかなってさ……」

女「あー……やっぱり?」

男「へ?」

女「その、実は私も……しょっぱくて食べづらかったんだ、あれ」

男「そ、そうだったのか……」

女「でもね?眼鏡くんの為なら、しょっぱいのも好きになろうかなって思うんだ!」

男「……あっ、ああ!その意気だよ、頑張れ!」

女「うんっ!」

仕事あるからそのうち寝ると思う


次の日

男「さて、そろそろ次のステップに進んでもいいんじゃないか?」

女「次?」

男「ああ、デートだ!」

女「デッ……!?む、無理無理!まだそんな……」

男「大丈夫、いけるいける」

女「無理だよ、そんなの早すぎるよ!」

男「そんなことないって、それにそろそろしとかなきゃ、仲が進展しないぞ?」

女「うっ……」

男「な?デートしてみようぜ?」

女「……う、うん……」

女「ね、ねえ、眼鏡くん」

眼鏡「何だ?」

女「その、今日の放課後……空いてる?」

眼鏡「放課後?何でだ?」

女「え、ええと……、良かったら、一緒にお茶でもどうかなって思って……」

眼鏡「ああ、悪いが今日は無理だな」

女「あっ、……そ、そっか」

眼鏡「明日なら空いてるが」

女「!!」

男「へえ、良かったじゃないか」

女「うんっ!あぁ、明日が楽しみだなぁ……」

男「よし、じゃあ今日は明日の予行演習にでも行かないか?」

女「えっ?」

男「明日、行くとこ無くてキョドってたら格好悪いだろ?だから、予行演習に行こうぜ!」

女「……そ、それもそっか、じゃあお願いしていい?」

男「ああ、任せてくれよ!」

女「あ、ありがとう!」

男(……もうちょっと、だな)

既に起きてはいるけど仕事中なんだ
すまんな

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